議院運営委員会 第7号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1961/02/21
会議録
○小平委員長 これより会議を開きます。 まず、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案につきましては、前回の委員会において、本日の本会議で趣旨の説明を聴取することに決定いたしておりますので、本日の議事日程に記載してございます。 次に、日本社会党及び民主社会党から、内閣提出にかかる農業基本法案について、また、日本社会党から、北山愛郎君外十一名提出にかかる農業基本法案について、本会議において趣旨の説明を聴取いたしたいとの申し出があります。 右両案につきましては、次回の本会議において、趣旨説明を聴取した後、質疑を行なうことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。 —————————————
○小平委員長 次に、緊急質問の取り扱いに関する件についてでありますが、日本社会党の細迫兼光君から、日韓会談における財産請求権に関する緊急質問が提出されております。右緊急質問は、本日の本会議において行なうこととし、その発言時間は十五分程度とするに御異議ありませんか。
○小平委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、細迫君の要求大臣は、お手元に配付の印刷物にあります通りでございます。 ————————————— ○日韓会談における財産請求権に関する緊急質問 総、外 細迫 兼光君(社) —————————————
○小平委員長 次に、人事官任命につき同意を求めるの件についてでありますが、人事官に中御門経民君を任命し、神田五雄君を再任するについて、内閣から本院の同意を求めて参っております。本件はこれに同意を与えることとし、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。
○柳田委員 議題とするに異議はありませんが、承認するについては条件がございます。ただいまの神田五雄君の再任と中御門君の新任の件でございますが、神田君の新任のときに、衆議院と参議院の議院運営委員会で、当時の各党各派が——当時は民主党もあり、さらに社会党が両派に分かれておりまして、四派ありましたが、また、参議院では緑風会も入れて、各党各派の一致した意見は、神田君の人物については異論はないが、人事官の役柄上、当然、一人は技術畑から人事官を選任すべきである、文官畑ばかりで人事官を構成することは当を得ていない、こういう趣旨の発言がありまして、神田君の新任については、次回の人事官については必ず技術畑から採るという前提条件で、各党各派は神田君を一致して推した、そういう事情があるわけであります。今回の人事宮は新任ですから、当然、技術畑から採用されてしかるべきでありますが、またぞろ役人の古手を持ってきたということは、先般もこの委員会でわが党から指摘した通りであります。従いまして、わが党は、今回の中御門人事官の新任については、淺井人事官の残任期間である一年何がしというものにおいてのみ同意を与える、従いまして、この残任期間が過ぎましたときには、われわれが与えました同意は無効になるということを申し上げておく。同時に、そのときには、当然、数回にわたってこの議院運営委員会で論議されておりますように、技術畑から採用するという前提で承認を与えますから、かつて昭和二十八年そういう前提で承認を与えたのを内閣がまたまた無視して出してきたが、こういうことのないように、特に委員長からもこの旨内閣にお伝えを願いたいと思います。この議院運営委員会で、しかも各党各派が一致してその条件できめたことは、内閣においても守らすようにしていただきたいと思います。 なお、この機会でありますから、ついでに発言さしていただきますが、先般この委員会で、各省のいわゆる審議会とか、そういうものの人事の問題を扱ったときに、一週間以内の期限で私から内閣に資料を出すように言っておきましたが、本日、内閣の方で主としてその衝に当たっておる行政管理庁の方から、いろいろと項目を分けて各省にそれぞれ調べさせておるので、なお時日がかかるから、もうしばらく待ってくれという申し出がありましたから、その点私は了承しておきました。 そこで、さらにつけ加えておきますが、われわれは、先般、各省のやっておる審議会あるいは委員会等に対して注文をつけた。国会として内閣に注文をつけたわけでありますが、振り返りまするに、国会から内閣に注文をつけるならば、国会みずからも自粛するところがあってしかるべきだと思う。そういうふうに見てくると、国会の人事も、今のままでいいとは決して言えない。最も悪いのは、各常任委員会の専門員です。率直に言うならば、この専門員がどれだけの働きを国会のためにやっておるか、私は非常に疑問があると思う。しかも、いつまでたっても同じ人間で、一向にかわりばえもしない。これまた、ほとんど役人の古手の救済人事です。真にそれが必要なのか、常任委員長が本会議で審議経過を報告するときの作文をするだけの役目かどうか、それくらい以外にあまり働いておるようにはわれわれどうも了承できない。あのような専門員をあのままに置いておいていいのかどうか、こういう点は、国会自体として考えるべき問題じゃないか。同時に、内閣に審議会とか委員会のむやみやたらな設置を制限するように要望するならば、われわれ国会議員が、えてして、いわゆる国会法三十九条但書とかなんとかいって、内閣が作る各種委員会の中に入っていくことも、私はこれまた一つの問題があると思う。われわれ立法府として、内閣から独立した三権分立の精神を貫くならば、行政府の委員会に立法府の者が国会法但書の規定によって入っていくことも、やむを得ざる場合にはやむを得ぬかもしれませんが、原則としては、むやみやたらに入っていくべきではないと思う。これはむしろほんとうにやむを得ざる場合のみにとどめるべきである。ところが、現状においては、率直に言って、むしろそれを希望するような国会議員がないとは言えない。これは国会みずからの自殺行為です。だから、いたずらに国会議員が内閣ばかり責めるに急であって、みずからの方は全然顧みないというのでは、これは私は顧みて恥ずかしいと思う。そういう意味において、行政府にわれわれが要請すると同時に、立法府である衆議院なら衆議院のわれわれ自体も、改むべきことは改めていくということをあわせて私はここで提言しておいて、この問題の取り扱い等は委員長においてしかるべく善処されて、この議院運営委員会の場を活用されて何らかもう少し前向きに、今までの実績、過去の経験等から、改善すべきものはどしどし改善していくことが必要ではないかと思います。
○佐々木(良)委員 人事官の任命につき同意を求める件でありますが、従来からお話がありました経緯にかんがみまして、私どもは一応これに賛同いたします。しかし、今柳田君からもお話がありましたわけですが、特に人事官の任命につきましては、人事院の独立性というものが一番尊重されなければならぬわけでありますけれども、今回の人選並びに任命の経過は、必ずしも人事官を置く本来の目的を達成するための人事院の独立性を尊重するというような経過ではなかったように考えますので、今後そのようなことのないように、委員長から特に内閣側に要望されますようにお願いいたします。
○小平委員長 柳田、佐々木両委員の御発言につきましては、委員長において内閣の方によく連絡をいたしておきます。なお、院内の問題につきましても、理事諸君と協議の上に善処いたして参りたいと思います。 それでは、本件は御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○小平委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。
○山崎事務総長 まず、ただいま御決定願いました人事官の任命同意につきましてお諮りいたしまして、次に、日韓会談における財産請求権に関する緊急質問を許可いたしまして。細迫さんの御質問がございます。要求大臣は、総理大臣及び外務大臣でございます。次に、日程にございます道路整備緊急措置法等の一部を改正する法律案の趣旨の説明がございます。その趣旨説明は建設大臣がなさいます。それについて社会党から中島巖さんが御質疑になりまして、要求大臣は、総理、大蔵、通産、運輸、建設、経済企画、自治の各大臣でございます。先ほどの理事会のお話し合いによりまして、質疑時間は約十五分程度となっております。 以上でございます。
○小平委員長 それでは、本会議は、二時五十分予鈴、三時から開会することといたします。 —————————————
○小平委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、来たる二月二十三日木曜日定刻より開会することといたします。従いまして、次回の委員会は、同日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することといたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後零時九分散会