本会議 第6号
- 発言数
- 26 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1960/10/24
会議録
○議長(松野鶴平君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。 —————・—————
○議長(松野鶴平君) これより本日の会議を開きます。 この際、お諮りいたします。 暴力排除に関する決議案(斎藤昇君外七名発議)(委員会審査省略要求事件) 本案は、発議者要求の通り委員会審査を省略し、日程に追加して、これを議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。よって本案を議題といたします。 まず、発議者の趣旨説明を求めます。加賀山之雄君。 〔加賀山之雄君登壇、拍手〕
○加賀山之雄君 ただいま上程されました暴力排除に関する決議案を朗読いたします。 暴力排除に関する決議案 最近、法秩序を無視して直接行動に訴えるがごとき危険な傾向がいちじるしく台頭してきたことは、深憂にたえないところである。ことに日本社会党中央執行委員長淺沼稻次郎君に対するテロ行為は、国の内外に対し深刻な衝撃を与えた不祥事件であって、誠に遺憾のきわみである。この際、右翼テロの実態とそのよってきたる背景を厳重に調査し、その根源を一掃することは、喫緊の要務というべきであ。 かかる事態にかんがみ、本院は、ますます公正な審議を尽して国会の権威を高めることに努めるとともに、政府に対しては、あらゆる暴力の根絶を期し、遵法精神の高揚に努め、もって社会秩序の維持に最善の努力を尽すよう強く要請する。 右決議する。 趣旨の説明を申し上げます。 先般突発いたしました日本社会党中央執行委員長淺沼稻次郎君の不慮の御逝去に対しましては、まことに申し述べる言葉もなく、痛恨の限りでございます。ここに同君の御冥福をお祈り申し上げるとともに、わが国民主政治の確立に一生をささげられた同君の死を断じて徒死に終わらしめぬように、われわれ一同深く心に期せねばならぬと存ずる次第でございます。ついてはこの際、政府当局に対し、かくのごとき不祥事件の根源をなした右翼テロの実態を深く調査し、その背景にメスを入れてその根源を一掃するため、急速かつ具体的なる措置を講ずるよう強く要請するものであります。(拍手) 翻って、最近の社会情勢を見ますると、あるいは内外に強い反響を呼び、あるいは善良な国民を悩ます等、法秩序を乱し、直接行動によって自己の主張や利益を実現しようとする、いわゆる暴力行為があまりにも多いことは、われわれの最も遺憾とするところであります。今にして徹底的な措置を講じ、これを根絶する措置をとらなければ、再びかような不祥事件を惹起しないとは何人も断言し得ないのが現状でございます。かくのごとき、目的のためには手段を選ばず、悪法は法にあらずとなすような行動は、われわれは断じて看過することができないのであります。これらの反社会的傾向がわが国民主主義の体内を虫ばみ、せっかく成長しかけた民主政治の尊ぶべき萌芽に傷を負わすことは、われわれのとうてい忍び得ざるところでございます。これらの行動のすべてが、あるいは道義の頽廃に根ざし、あるいは順法精神の欠除に基づくものであることは申すまでもありません。政府は深くこれに思いをいたし、かたい決意をもってこれに対処されんことを強く求むるものであります。すべての暴力行為には、思想のいかんを問わず、また、集団たると個人たるとを問わず、いやしくも法秩序を無視するがごとき行動に対しては、公正にして峻厳なる態度をもって臨み、適切なる措置を講ずるよう強く要請いたすものであります。 最後に、本院といたしましても、その職責の重大なるに深く思いをいたし、特にこの際、ますます公正な審議に最善を尽くし、もって国民の負託にこたえなければならぬと信ずるものでございます。 これが本決議案を提案いたしました理由でございます。何とぞ趣旨御了承の上、御賛成を賜わるようお願いいたすものでございます。(拍手)
○議長(松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより本案の採決をいたします。 本案に賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(松野鶴平君) 過半数と認めます。よって本案は可決せられました。 ただいまの決議に対し、法務大臣から発言を求められました。小島法務大臣。 〔国務大臣小島徹三君登壇、拍手〕
○国務大臣(小島徹三君) 御決議の御趣旨はまことにごもっともでございまして、政府といたしましては、御趣旨に基づきまして善処したいと存ずる次第でございます。(拍手) —————・—————
○議長(松野鶴平君) 日程第一より第三までの請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず委員長の報告を求めます。農林水産委員長藤野繁雄君。 ━━━━━━━━━━━━━ 〔藤野繁雄君登壇、拍手〕
○藤野繁雄君 ただいま議題となりました農林関係の請願三件について、農林水産委員会における審査の経過と結果を報告いたします。 今国会中、農林水産委員会に付託されました請願は五件でありまして、その要旨は請願文書表第一回報告によって御了承いただきたいと存じます。 委員会におきましては、これらの請願について、政府当局の意見をも徴し、審議の結果、願意のすでに達成されたもの及びその結論を留保したもの各一件を除き、ただいま議題となりました硫安価格決定促進等に関する請願外二件は、いずれも全会一致をもって、議院の会議に付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。 右報告いたします。(拍手)
○議長(松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの請願は、委員長の報告の通り採択し、内閣に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(松野鶴平君) 総員起立と認めます。よってこれらの請願は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決しました。 —————・—————
○議長(松野鶴平君) 日程第四より第十一までの請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず委員長の報告を求めます。社会労働委員長吉武恵市君。 〔吉武恵市君登壇、拍手〕
○吉武恵市君 ただいま議題となりました請願につきまして、社会労働委員会における審査の経過と結果を報告申し上げます。 今国会中、社会労働委員会に付託されました請願は十五件でありまして、その要旨は請願文書表第一回報告によって御了承いただきたいと存じます。 委員会におきましては、これらの請願について審査の結果、さらに検討のためその結論を留保いたしましたものを除き、ただいま議題となりました日程第四障害年金制度改善に関する請願外八件の請願は、おおむね妥当なものと認めまして、いずれも全会一致をもって、議院の会議に付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。 右報告いたします。(拍手)
○議長(松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの請願は、委団長の報告の通り採択し、内閣に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(松野鶴平君) 総員起立と認めます。よってこれらの請願は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決しました。 —————・—————
○議長(松野鶴平君) この際、日程に追加して、商工委員長報告にかかる水道事業及び下水道事業用電気料金に関する請願を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず委員長の報告を求めます。商工委員長劔太亨弘君。 ━━━━━━━━━━━━━ 〔剱木亨弘君登壇、拍手〕
○剱木亨弘君 ただいま議題となりました一件の請願について、商工委員会における審査の経過と結果を御報告申し上げます。 商工委員会におきましては、付託された請願二件について慎重に審査した結果、第十六号、水道事業及び下水道事業用電気料金に関する請願は、願意を妥当なものと認め、採択し、これを議院の会議に付し、内閣に送付することを要するものと決定いたしました。 右御報告申し上げます。(拍手)
○議長(松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 本請願は、委員長報告の通り採択し、内閣に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって本請願は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決しました。 —————・—————
○議長(松野鶴平君) 参事に報告させます。 —————・—————
○議長(松野鶴平君) この際、日程に追加して、委員会の審査及び調査を閉会中も継続するの件を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。 本件は、ただいま報告いたしました各委員長要求の通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。よって本件は、各委員長要求の通り決しました。 次会の議事日程は、決定次第、公報をもって御通知いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午後六時五十五分散会 —————・————— ○本日の会議に付した案件 一、暴力排除に関する決議案 一、日程第一乃至第三の請願 一、日程第四乃至第十一の請願 一、水道事業及び下水道事業用電気料金に関する請願 一、委員会の審査及び調査を閉会中も継続するの件