議院運営委員会 第3号
- 発言数
- 23 件
- 登壇者
- 6 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1960/10/24
会議録
○委員長(斎藤昇君) これより議院運営委員会を開会いたします。 まず、決議案の委員会審査省略要求の取り扱いに関する件を議題といたします。 事務総長の報告を求めます。
○事務総長(河野義克君) 斎藤昇君外七名から、お手元にお配りしたような暴力排除に関する決議案が発議されておりますが、発議者一同から、本案に対して委員会の審査を省略されたいという要求が出ております。
○委員長(斎藤昇君) ただいま報告の通りでありますが、本決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(斎藤昇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(斎藤昇君) 次に、調査承認要求の取り扱いに関する件を議題といたします。 委員部長の報告を求めます。
○参事(岸田實君) 社会労働委員会から、社会保障制度に関する調査及び労働事情に関する調査、逓信委員会から、郵政事業及び電気通信事業の運営並びに電波に関する調査につきまして、それぞれ調査承認要求書が提出されております。
○委員長(斎藤昇君) ただいま報告の各要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(斎藤昇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(斎藤昇君) 次に、去る八月及び九月の両月にわたりまして、諸外国における議院運営の実情及び政治経済の事情等調査のため、欧南米、欧米及び東南アジアにそれぞれ議員五名が派遣されたのでございますが、前例によりまして、この際、各議員団の代表者の方々から御報告を願うことにいたしたいと存じます。なお理事会におきましては、本席においては、簡単な御報告をお願いするにとどめ、詳細につきましては、各議員団提出の報告書を会議録に掲載することとし、これにより御承知願うことに申し合わせがございましたので、さよう御了承を願いたいと存じます。 まず、それでは欧南米派遣議員団の佐野廣君にお願いいたします。
○佐野廣君 簡単に御報告申し上げます。 日程は八月三日から九月十七日まで四十六日間でございまして、一行は自民党から中野文門君、佐野廣、社会党から光村甚助君、岡三郎君、民社党から片岡文重君、及び警務部長の渡辺君でございます。 行先は中南米、欧米等十四ヵ国でございまして、主要なるところは中南米でございました。欧米はほかの方もいらっしゃったので、私から中南米のことを御報告申し上げたいと思います。 中南米では、パナマ、ペルー、チリ、アルゼンチン、ブラジルでございますが、パナマには邦人はごく少数で、十名くらいの人があるのでございますが、ペルーは約四万、チリは七百人、アルゼンチンは一万六千人、ブラジルは四十二万程度でございまして、うちサンパウロに三十万の邦人が在留しておられるのでございます。職業は、農業移民が大部分でございまして、そのほか洗たく業でありますとか、理髪業等の職業に従事しておられるのでございます。特に私が御報告いたしたいのは、従来はとかく出かせぎ根性と申しますか、出かせぎ精神で、いわゆるもうけ主義というふうな考え方であったと言われておったのでありまするが、今回私どもが行ってみますと、この第二次大戦を契機といたしまして、非常に在留邦人の方々が落ちついておられます。ということは、その国の繁営と自己の幸福、また生活の安定、こういうふうなものを一体化するという考え方に立って、それぞれの職業にいそしんでおられるという姿を見受けまして、私どもは非常に感を深くしたのでございます。これらの国々は、ちょうど日本と対照的なところにある国でありますが、気候、風土あるいは人情、こういうふうなものも非常によろしいのでございまして、ペルー、チリ、アルゼンチン、ブラジル、それぞれの政府、国会議員、あるいは議長、こういう方々にお会いいたしたのでございますが、いずれも非常に日本人に対し、また日本国に対して深き好意を持っておられるのでございまして、言いかえますれば、人種的偏見というものがきわめて少ないのでございまして、こういうところは日本人が生活いたします上において、非常に適地であるという感を深くしたのでございます。従いまして、今後は農業従事者だけでなくて、その農業の技術指導者、あるいはまた工業技術の導入、こういうふうな点も要望されておりますし、私どももそういう進出の仕方ということが必要じゃないかと感じたのであります。特に、ペルーの議長、また議員の方に会いました際には、資本の導入、経済援助の点、こういうふうな点を非常に力説されまして、この点は後に列国議会同盟会議に向こうから代表の方が参られまして、その方にも向こうでお約束いたしました点について御返事をしたこともございましたが、こういうふうな点はあらためて書面等によって御報告さしていただきたいと思います。 そこで、これらの国々が、今申し上げましたように、非常に日本人に土地が適している点、また状況がいいようでございまして、今後他の先進国の進歩におくれないように留意するということが必要であると思ったのでございまして、こういう点は今後日本の海外進出についての施策の上に十分考慮したい、こういうふうに感じた次第でございます。簡単でございますが、以上御報告を申し上げる次第でございます。
○委員長(斎藤昇君) 次に、欧米派遣議員団の下條康麿君から御報告を願います。
○委員外議員(下條康麿君) 私どもは欧米各国の議院運営の実情等につきまして調査をいたしました。自民党から重政庸徳君、近藤鶴代君並びに私、社会党から松澤兼人君、無所属クラブから天坊裕彦君、さらに事務局から法制次長の今枝君が一緒に参ったのであります。 八月三日出発、九月十五日まで、ちょうど四十四日間参りまして、その間十二ヵ国に参りました。くわしいことはすべて書面で提出したいと思います。 なお、一点だけ申し上げます。これは、私がスエーデンの国会でもらってきたのですが、電気集計機で、二分で賛成、反対、棄権、欠席全部現われます。きわめて簡単にできるということで、多分御承知と思いますが、念のために持って参りましたから、あとでごらんを願いたいと思います。 これで御報告を終わります。
○委員長(斎藤昇君) 東南アジア派遣議員団の木暮武太夫君から御報告願います。
○委員外議員(木暮武太夫君) 時間の関係があるようでございますから、簡単に申し上げまして、別途報告書を提出してございますから、本委員会の議事録に御掲載いただきまして、皆様方の御一読をお願いしたいと思うのです。 私どもは八月の二十日に出まして、九月の七日に帰って参りました。一行は私のほか、加藤武徳君、堀本宜実君、森元治郎君及び常岡一郎君の五氏が派遣された次第でございます。参りました地方は、フィリピン、シンガポール、マラヤ連邦、タイ、ビルマ、インド、香港、中華民国を視察して帰って参りました。なお、一行のうち、加藤武徳君は琉球をお回りになって九月の九日にお帰りになり、また森元治郎君はインドからわれわれと別れまして、パキスタンを経て中近東の各地を視察せられまして、九月の二十日にそれぞれ無事に帰国いたしましたような次第でございます。 詳細のことは、別途提出いたしました報告書によってごらんを願いたいと存じます。
○委員長(斎藤昇君) それでは本件につきましては、この程度にとどめます。 —————————————
○委員長(斎藤昇君) 次に、継続審査要求の件についてお諮りいたします。 本委員会といたしましては、従来の例により、議院及び国立国会図書館の運営に関する件について、継続審査要求書を議長に提出することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(斎藤昇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(斎藤昇君) 次に、各委員会提出の継続調査要求及び継続審査要求の取り扱いに関する件を議題といたします。 委員部長の報告を求めます。
○参事(岸田實君) 内閣委員会ほか十四委員会から、お手元の資料の通り、調査事件十七件、審査事件一件につきまして、それぞれ継続調査及び継続審査の要求書が提出されております。
○委員長(斎藤昇君) 本件につきましては、各委員会要求の通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(斎藤昇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(斎藤昇君) 次に、閉会中における本委員会所管事項の取り扱いの件について御諮りいたします。 本件は、先例によりまして、特に重要なものを除き、その処理を委員長または庶務関係小委員長に御一任願うことにいたしたいと存じます。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(斎藤昇君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 本会議の都合により、これにて暫時休憩いたします。 午後六時十四分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕