議院運営委員会 第2号
- 発言数
- 96 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1960/07/22
会議録
○荒舩委員長 これより会議を開きます。 まず、文教委員長辞任の件についてでありますが、去る十九日、大平正芳君から文教委員長辞任願が提出されました。 御承知の通り、役員の辞任は、会期中は議院の許可を得ることとなっておりますが、今回は当日本会議が開かれませんので、事情やむを得ないものとして、同日、理事会の了承を得て、議長においてその辞任を許可された次第でありますから、御了承願います。 —————————————
○荒舩委員長 次に、常任委員長辞任の件についてでありますが、本日、議院運営委員長ほか十四の各常任委員長から辞任願が提出されております。 本件につきましては、先ほどの理事会における話し合いの通り、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、常任委員長の選挙についてでありますが、ただいま御協議願いました各常任委員長の辞任願が本会議において許可されましたならば、先ほどの理事会における話し合いの通り、引き続き本日の本会議において、文教委員長を含めた全常任委員長の選挙を行なうこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 つきましては、その選挙をどういうふうに取り運びますか、御協議を願います。
○柳田委員 別に差しつかえなければ、先例に従って議長において指名されたらいいと思います。
○荒舩委員長 この選挙は、先ほどの理事会における話し合いの通り、先例によりまして、その手続を省略して、議長において指名することとするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、自由民主党から推薦して参っております新委員長の候補者は、お手元に配付の印刷物の通りであります。 —————————————
○荒舩委員長 次に、議員大西正道君逝去につき、院議をもって弔詞贈呈の件についてでありますが、先般の委員会において、先例により作成し、贈呈することとなっておりますが、先ほどの理事会における話し合いの通り、本日の本会議において、お手元に配付の印刷物にあります通りの弔詞を贈呈することを決定いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 なお、同君に対する追悼演説は、先ほどの理事会における話し合いの通り、本日の本会議において行なうこととし、自由民主党の堀川恭平君にお願いすることにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、元参議院議長河井彌八君逝去につき、院議をもって弔詞贈呈の件についてでありますが、元参議院議長河井彌八君が昨二十一日逝去されました。ここにつつしんで哀悼の意を表します。 つきましては、同君に対する弔詞贈呈の件について御協議を願います。事務当局において作成いたしました案文をお手元に配付してありますので、事務総長から朗読を願います。
○山崎事務総長 朗読いたします。 衆議院は多年憲政のため尽力しさきに参議院議長の重職にあたられた従二位勲一等河井彌八君の長逝を哀悼しつつしんで弔詞をささげます。
○荒舩委員長 何か御発言はございませんか。——それでは、弔詞文は、お手元に配付の案文の通りとし、本日の本会議においてその贈呈を決定することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、国会図書館小委員長から報告のため発言を求められております。これを許可いたします。長谷川峻君。
○長谷川(峻)委員 昨日の図書館運営小委員会におきまして審議いたしました案件について御報告申し上げます。 まず、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部改正の件について御報告申し上げます。 国立国会図書館支部、行政管理庁図書館の設置につきましては、かねて行政管理庁長官から同館に申請がございましたが、今般同庁の昭和三十五年度予算に、これに要する経費二十四万円が計上されまして、新年度から国立国会図書館の支部図書館を設置する体制が整いましたので、小委員会といたしましては、お手元に配付の印刷物の通り、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部を改正すべきものと決定いたした次第であります。何とぞ御審議の上、委員会提出の法律案として御決定願いたいと存ずる次第であります。 次に、国立国会図書館法第二十六条の規定に基き金銭の寄贈を受けるについて承認を求めるの件についてでありますが、今般、アメリカ科学財団から、図書館において発刊いたしております季刊「雑誌記事索引・自然科学編」の英訳及びこの印刷に必要な経費一カ年分として、図書館に対し約五百七十五万円、一万六千ドルの援助を行なうこととしたい旨の申し出がありました。図書館といたしましては、これを機会に、この援助を受けて月刊の英文版一千部を発刊し、そのうち五百部はアメリカ科学財団用とし、その他は図書館の国際交換用として、世界各国約五十カ国に頒布する計画を立てております。国立国会図書館がこの種の金銭の寄贈を受ける場合には、国立国会図書館法の規定により、当委員会の承認を得なければならないことになっておりますが、小委員会といたしましては、慎重に審議いたしました結果、本件はこれを承認すべきものと決定いたした次第であります。 次に、国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件についてでありますが、昭和三十五年度の図書館予算において認められた科学技術関係業務の拡充強化のため、職員の定員を十人増加し、現在の定員六百二十七人を六百三十七人にいたそうとするものであります。本件につきましては、小委員会においては、これを承認すべきものと決定いたした次第であります。 次に、国立国会図書館組織規程制定につき事後承認を求めるの件についてでありますが、本件は、昨年六月一日、国立国会図書館が、国会奉仕の機能と、中央図書館としての機能を調和発展させるため、全面的な機構改革を行なうにあたり、従来のものを廃止して新たな組織規程を制定いたしたものでありますが、諸般の事情によりその承認がおくれていたものであります。 改正されたおもな点を申し上げますと、 第一は、国会に対する調査並びに立法レファレンスの奉仕の能率を向上させ、真に国会議員の手足となることができるよう、調査及び立法考査局の機構を整備充実しております。 第二は、収書部を独立させております。 第三は、一般考査部の名称を閲覧部と改め、一般公衆に対するサービス内容を整備いたしております。 第四は、国の中央図書館として、海外図書館との提携の強化、または国内図書館等に対する連携、援助業務の積極化のため、新たに連絡部を設けております。 第五は、図書館職員の教養、技術等の向上のため必要な改正を行なっております。 以上がおもな内容でありますが、小委員会といたしましては、慎重に検討いたしました結果、これを事後承認すべきものと決定いたした次第であります。 次に、国立国会図書館組織規程の一部改正の件についてでありますが、大倉山文化科学図書館は、現在国立国会図書館の支部図書館となっておりますが、前身は財団法人大倉山文化科学研究所の付属図書館であり、これを支部図書館とするにあたって、必要がある場合には、協議の上契約を解除することができることとなっております。今般、財団法人大倉精神文化研究所理事長大倉邦彦君から、契約解除の申し入れがありましたので、図書館側としては、これを受諾することとし、組織規程に必要な改正を加えようとするものであります。小委員会といたしましては、検討の結果、これを承認すべきものと決定いたした次第であります。 以上でございますが、右各件を審査するにあたり、常に小委員会において問題となっておりましたのは、皆様御承知の通り、去る昭和三十三年十月二十九日の小委員会における国立国会図書館運営に関する決議の趣旨の誠実なる実施でございます。組織規程の全面的改正により、機構改革の面で一部実行されたものもありますが、決議されたその他の事項の実施がおくれておりましたため、諸案件はこれを承認するに至らなかったものでございますが、国会の決議を尊重して、人事刷新等の面においても漸次実現の方向に向い、また、特に昨日の小委員会において、岡部副館長と原田総務部長から、さらにその趣旨に沿うよう努力する旨の確答がございましたので、小委員会といたしましては、その発言を了承し、これに協力援助を与えることといたしまして、右各案件をそれぞれ議了いたした次第であります。 以上、御報告申し上げます。 —————————————
○荒舩委員長 ただいまの図書館運営小委員長の報告に対し、何か発言がございますか。
○砂原委員 今の発言に対しては異議はないのですが、国会図書館の館長が長期にわたって欠員になっておるのであります。こういうことは、国会の図書館である以上、まことにみっともない話だと思うのです。すみやかに館長の選任をし、任命されることを要望いたしまして、今の委員長の発言に賛成いたします。
○荒舩委員長 議長、副議長さんがお聞き及びでございまして、私はこれで関係がなくなりますので、どうぞ一つ適当に取り計らってもらうようにいたします。
○砂原委員 きょうの委員会で一応そういうことを皆さんから御同意を賜われば、強く正副議長に要望してもらうということでけっこうです。
○荒舩委員長 ただいまの砂原君の御発言ごもっともでございますので、議長、副議長に強く要請をいたすことにいたします。 それでは、ただいま図書館小委員長から報告がありました、国立国会図書館法の規定により行政各部門に置かれる支部図書館及びその職員に関する法律の一部改正の件につきましては、お手元に配付の案を委員会の成案として決定し、これを委員会提出の法律案とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、本法律案につきましては、委員長から内閣の意見を聴取することに御一任を額いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、本法律案は本日の本会議に緊急上程することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、ただいま小委員長から報告のありました、国立国会図書館法第二十六条の規定に基き金銭の寄贈を受けるについて承認を求めるの件、国立国会図書館職員定員規程の一部改正の件、国立国会図書館組織規程の制定につき事後承認を求めるの件、国立国会図書館組織規程の一部改正の件、以上四件は、いずれもこれを承認することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、緊急上程予定議案についてでありますが、国土総合開発特別委員会の、九州地方開発促進法の一部を改正する法律案が、委員会の審査を終了いたしております。つきましては、右案は、先ほどの理事会における話上合いの通り、本日の本会議に緊急上程することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、各種委員の選挙についてでありますが、お手元に配付の印刷物にあります通り、本院議員のうちから選任されることになっております各種委員について、各党からその候補者を届け出て参っております。
○荒舩委員長 右各委員の選挙は、先ほどの理事会における話し合いの通り、本日の本会議においてこれを行なうこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、この選挙は、先例によりまして、その手続を省略して、議長において指名することと相なっております。 —————————————
○荒舩委員長 次に、憲法調査会委員、社会保障制度審議会委員、地方制度調査会委員推薦の件についてでありますが、お手元に配付の印刷物にあります通り、各党からその候補者を推薦いたして参っております。 —————————————
○荒舩委員長 本件は、先ほどの理事会における話し合いの通り、それぞれのお方をその後任として議長から内閣に推薦願うこととするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、各種委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、原子力委員会委員に有澤廣已君及び木原均君を再任し、国家公安委員会委員に永野重雄君を再任し、運輸審議会委員に片岡義信君及び谷村唯一郎君を任命し、日本放送協会経営委員会委員に今井道雄君を任命し、靱勉君を再任し、七里義雄君を任命し、八木宗十郎君を再任し、中央更生保護審査会委員に大塚今比古君を任命するについて、それぞれ内閣から本院の同意を求めて参っております。 —————————————
○荒舩委員長 次に、各種委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、原子力委員会委員に有澤廣已君及び木原均君を再任し、国家公安委員会委員に永野重雄君を再任し、運輸審議会委員に片岡義信君及び谷村唯一郎君を任命し、日本放送協会経営委員会委員に今井道雄君を任命し、靱勉君を再任し、七里義雄君を任命し、八木宗十郎君を再任し、中央更生保護審査会委員に大塚今比古君を任命するについて、それぞれ内閣から本院の同意を求めて参っております。
○荒舩委員長 つきましては、右各件は、先ほどの理事会における話し合いの通り、本日の本会議において議題とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、各委員会からの閉会中審査申し出の件についてでありますが、お手元に配付の印刷物にあります通り、各委員会から閉会中審査の申し出をいたして参っております。
○荒舩委員長 本件につきましては、先ほどの理事会における話し合いの通り、本日の本会議において、閉会中審査の議決をするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、閉会中の委員派遣に関する件についてでありますが、先ほどの理事会における話し合いの通り、閉会中の各委員会の委員派遣の基準につきましては、お手元に配付の印刷物の通りといたしまして、各委員会から委員派遣の承認申請が提出されて参りました場合には、右の基準の範囲内において、議長におきまして議院運営委員長と協議の上、これを決定することに御一任を願いたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 池田禎治君から発言を求められております。これを許します。
○池田(禎)委員 わが党は、先般臨時国会の召集前にいわゆる三党首会談を行ない、さらに三党の国会対策委員長会談におきましても、大体各党の了承を得たそのもとにおきまして、国会正常化に関する決議案を本委員会に提出をいたしております。その趣旨は、決議案の案文だけ申し上げます。 国会正常化に関する決議案 第三十四回国会が未曽有の混乱におち入ったことに対し、各党はともにその責任を痛感し、ここに決意を新たにして、今後国権の最高機関たる国会の威信の保持と、国民の信頼と期待にこたえるため、次のことを確認する。 一、今後単独議決は行なわない。 二、院内の実力行使は行なわない。 三、五月十九日以降七月十五日までの議事運営は前例としない。 右決議する。 この趣旨のもとに、三党の共同提案によるところの決議案を提唱いたして参りました。自由民主党からは、昨日までのところ、この中に、自由民主党としては、審議放棄はいたさない、こういうことを入れるならば賛成をする、こういう申し出がございました。私どもは、わが党の提出した案文のみをもって最高なりとは思っておりませんから、各党におきましてそれぞれ案文を提出して御協議を願った上で、前国会の混乱というものを今後は再び繰り返さない、こういう一つの趣旨をお互いが議決する、そうしない限り、国会は常に乱闘の府となり、お互い意見の相違があるならば、こういうことは再び繰り返さないと保証はできないのでありますから、ぜひともこれは全国民に対して深き誓いのもとに国会としての自粛の決議というものを行なうことを、われわれは党としてやると同時に、また政治家として、議員としての深き反省の上に立ってこういうことを行ないたい、こういうことを申し上げたのでありますが、社会党は、昨日までのところにおきまして、この趣旨には賛成であるけれども、この案文そのものについて同意ができないというようなお話があったようでありますので、私は、本日は最終日でもありますので、本委員会におきまして成規に提出をいたしまして御協議を願いたい、かように思うのであります。もとより私は、国会の院議をもって決定されるものは、多数決をもって行なわれないことは、先例、慣例等に徴しましてよく存じております。しかし、でき得るならば、私は、これはいずれの党をさすものでなく、国民に対する衆議院としての、国会としてのいわば自粛の決議であり、あの混乱の事態というものに対して一人も責任を負う人がなくして、国民の前にお互いに他を非難し、誹議し、その責任が何党にある、何党にあるということをもってお互いが責任の転嫁をいたしまして、社会国家に対し何らの意思表示を示さないということは、私どもは政治家としてまことに遺憾にたえない、こういう考え方を持っております。従いまして、案文につきましては各党の意見を十分これに盛られてけっこうでございますが、最後の提案といたしましてこの委員会におきまして御協議願えますならば、ぜひとも本日の本会議に上程できるような最後の努力を私はいたしてみたい、こう思って提案したわけでございます。
○柳田委員 ただいま民主社会党の方から御提案がありました。われわれ社会党として、国会正常化に関しては、もとより他党に比べて決して人後に落ちるものではなく、むしろ率先してさらにその熱意を強くするのであります。ただ、民主社会党から出されましたこの決議案の項目を見ますと、率直に言わしていただくならば、あまりにも結果的な——末梢と言うと多少言い過ぎになりますが、現象的な事例にのみ力点を置いておられるのではなかろうか。われわれとしては、国会正常化ということは、根本的に議会運営全体を通じて考えなければならぬ。議会運営というものは多数党が責任を持つのだ、だから、一切がっさい、常任委員長もみな多数党で占めるのだというところにもなお問題があろうかと思います。この点は、わが党から今回自民党の新しい三役にも申し出をして御善処を要請しておるわけであります。参議院においてもそういうような含みで話を進められておるようです。そういうところにも問題がある。また、事実、民主主義というものは、多数決を原則にしておりますが、多数決だから民主主義だという理論は、すぐには当たらない。やはり立場の違う者あるいは反対の者の意見も十分に取り入れるという努力、忍耐、寛容も民主主義の一つの要素であるということになってくると、単に院内の形式的な多数決をもって足れりとするような、従来往々にしてとられたやり方に対しても、なおメスを加える必要があろうかと存じます。さらに、三十四国会の問題になるならば、総理は人心を一新するといってやめられましたが、やはりそれに全然無関係であったとは言えない。この問題に関しては、先般この委員会で池田委員からも指摘されました通り、私は、議長、副議長の責任問題というものも、これまた等閑に付せらるべきものじゃなかろうと思います。しかし、幸いにして、今回は三党首が会談をいたしまして、今後院内のことは一つ話し合いでやっていこうという申し合わせができた。これこそ、私は国会正常化の第一歩であろうと思う。いかに自粛決議をしても、また同じことを繰り返したという従来の事例を考えるときに、私たちは、決議するそのことは決して反対でありません。もとより、ある一定の基準と、さらに具体的なそういう折衝が行なわれるならば、決議をしてわれわれみずから自粛自戒の一つの基準にするということは、非常にけっこうなことでありますが、その前に、今後話し合いによってやっていくということであるならば、先ほどあげましたいろいろな点をもっと各党において練って、そうしてお互いに譲るべきは譲って、もっとそれを各党で一致し得るところにまで持っていく努力をすべきであって、今ここでこの案のままでやるということにはわれわれは賛成できない。しかしながら、事実、会期もきょう一日でありますし、この問題をさらに練っていこうといたしますならば、かすになお時日もあろうかと思いますから——決して私はこの趣旨に反対というわけではありませんので、今後も当議院運営委員会において、あるいは国会対策委員長なら委員長の立場においても、あるいはまた、さらに幹事長、書記長の立場においても、要するならば、さらに最終的には党首会談の立場においても、もう少し練って、お互いに単なる決議倒れでなしに、ほんとうにわれわれが自粛自戒する、いわば各党間がこれをもって今後国会の民主化と正常な運営をやっていくというような努力を——私は、決してこの問題はきょう一日でこの会期中にどうしてもやらなければならぬ問題ではない、むしろわれわれ国会に課せられた大きな義務でもありますから、十分議を尽くして練り上げていくという立場をとられた方が、より一そういいのじゃなかろうか、こういう考えで、決して民主社会党さんの御趣旨に反対じゃありませんが、今すぐここでこの決議案に御同調申し上げるというよりも、さらにもっと練り直すということの方がよりよいのではなかろうか、かように考えております。
○長谷川(峻)委員 民社党から提出されたこの決議案については、理事会において再三にわたって意見の交換が行なわれたのですが、何としても私は、五月十九日の夜から二十日にかけて以来の国会不正常というものが国民の注目を沿びて、これをいかなる形においてか自粛して、国会の権威を高めよう、こういう意味からは、各党がみな共通の態度だと思います。ことに出された決議案の前文を見ますと、これはほとんど異議がありません。しかしながら、それを今度具体的に三項目にした場合に、私たちが多数党でありながら、議会政治のルールからすると、寛容とか話し合いとかいうことは、原則論的には持っているのですが、さて、そうした過程においていつでも最後に問題になるのは、審議権の放棄なんです。これじゃ議会政治の運用というものは、幾ら多数党が寛容な態度を持っておってもできなくなる。そこで一、二、三の、今後単独議決は行なわないとか、院内において実力行使は行なわないとか、あるいはまた、五月十九日以降七月十五日までの議事運営は前例としないというような三項目が具体的にあげられた中に、やはりこの際に、少数党といえども議会政治のルールに従って、審議権は放棄しないというような、明確なものを入れられる必要があるんじゃないか、そこに私はお互いの反省というものが必要なんじゃないか、こういう態度をとって協議を進めてきたのですが、今柳田君の社会党を代表するお立場からしますと、さてこの期に及んで、正副議長の責任問題、常任委員長の分配の問題というふうに、民社党の議論全体は技術的にこまかいと言いながらも、さらにさらにこまかい技術論に入って議論が細分化される、これではとても、きょうの本会議が最終日のときに、三党でまとめた話し合い、文章を作って国民全体に訴えるという段階には至らぬのではないか、非常に私は遺憾なことである、こういうふうに思っている次第であります。そこで、前段の、こういう自粛の決議をして、今からの国会において、われわれが国権の最高機関として二度と再び五月の事態が起こらないようにやろうという気構えははっきりしておりますが、さて具体的な問題になると非常に問題が大きくなり、また問題が多いということからいたしまして、民社党から出したこの決議案が本日直ちに実現しないことは、はなはだ遺憾なことでありますが、時間的な問題と、練り直すような条項の問題において、私は本日の本会議に上程するまでには間に合わないのではないかということを考える次第であります。
○池田(禎)委員 私はここで採決をしてもらいたいと思う。しかし、それを採決しても、これを院議をもってきめることは、多数決ではできない先例です。これが上程されないことは知っておるが、いろいろと難くせをつける者があるでしょう。あの三十四国会に行なわれた姿というものは、だれ一人責任を負わない。政党は、みんな相手が悪い、おれはりっぱであった、こういうようなことで、国民の前にほんとうに選ばれた選良として合わす顔があるであろうか、こういうことを私どもは深く責任を痛感しておるものであります。従って私どもは、われわれだけの主張ではなくして、各党の主張を入れて行なおうとしたのでありますけれども、これができない。自民党は、この三項目の中に、審議放棄をしないということを入れるならば、賛成すると言っておる。社会党だけなんです。私どもに言わせると——あなた方は末梢的だと言うけれども、末梢的とけちをつけられるなら、いたし方ありません。よりよきものを求めてやれぬなら、次善の策でやるより仕方がない。今日の姿において国会が何らの意思表示も行なわないということは、政治家として私ども自身も責任を感じて、再びこういうことのなからんようにするための努力というものが何らなされておらないということにつきまして、国会自体が国民から大きな不信のそしりを免れない、私は、こういう点から、ぜひとも一つ今日本会議でもって議決をしてもらいたい、こう思いましたけれども、社会党があくまで反対されるなら、これはいたし方ございません。私は撤回いたしませんけれども、これは要するに上程に至らなかったということだけは、この委員会において確認し、それを記録にとどめていただきたい、こう思っております。
○柳田委員 私たちは、この国会の正常化に対して反対だということを申し上げたわけでもなし、また、国会が決議をするということも、今まで衆議院においても、二回も決議して、二回とも決議倒れになっておる。衆議院を構成しておるのは各党なんです。各党の党首会談において、今後話し合いでやっていこうということをきめた以上は、それを受けて、さらにより具体的に各党が歩み寄るようにして、きょう一日できめなくてもいい。決議案は、従来の慣例に従って、意見一致に至らなかったら上程するに至らないことは、先例に詳しい池田君も先刻御承知のことです。この速記録を見て、意見一致するに至らず、上程するに至らなかったということはわかり切っておることですから、なおさらに練り直す努力を今後続けるということをお互いに確認をしておくという、やはり一歩前進の姿をここでとっておく。話し合いによって議会運営をやっていくのだということのためには、三党首会談の精神を受けて話し合いをやっていくということは、具体的には一体どういうことになるのだ、こういうようなことを、私は、さらに議運なり、あるいはそれぞれの機関なり、党と党との機関においてもやっていこうという、前向きのことだけはここでお互いに確認しておいて、民主社会党さんの御要望も早い機会にわれわれが一緒になって実現できるように持っていこう、こういうことでいいじゃないかと思います。
○池田(禎)委員 私がきょうきめてくれと言ったことは訂正します。きょうきめてくれと言ってきょう出したのではない。早くから、臨時国会前に、三党国会対策委員長会談にその文案を出せというので出した、各党持ち帰って成案を出したいということで出したのですから、このことは訂正を願いたい。臨時国会前に、わが党の正常化に関する決議案というものを各党の国会対策委員長に配付し、各党の協力を求めて文案の作成を依頼したのですから、もちろん今日唐突として出したものではないということを銘記していただきたい。それだから、今後前向きの議論をしたいということですが、理論的にはその通りかもしれないが、実際問題としてはできない。国会は本日をもって終了いたします。この次は臨時国会を開いて解散をする、これは明らかなコースなんです。そうすると、この三十四国会における空前の大混乱というものは、何ら国民には国会としての意思表示も行なわずして、国会が解散に至るということは、必至の情勢だ。私はそれを思うときに、百万の言葉を費やそうとも、各党がやはりあの事態をほおかぶりしていくということは、これは国民の前にまことに申しわけないことであろう、こういうことを痛感しておるがゆえに、私は重ねて申しました。しかし、これは何と申しましても、一つの党といえども反対があれば決議案が上程されないことは明らかでありますから、そのことは差しつかえございません。けれども、このことは、国会が進んで国民の前にあの混乱の姿というものをわびるという姿があっても、私は、ちっとも政党の恥にもならなければ、政治家自身の醜態にもならない、やはり間違ったことは間違ったのだと国民の前に示すことが、当然であろうと思う。私はこう思うがゆえに、わが党の立場を主張すると同時に、この趣旨において、上程されざる姿というものにつきまして、まことに遺憾の姿であるということを申し上げまして、終わります。
○荒舩委員長 ただいま各党から御発言がございましたが、決議案は、御承知の通り三党一致でなければ上程しないということが話し合いでございますので、きょうは遺憾ながら上程できないと思いますが、この点御異議ございませんか。
○長谷川(峻)委員 国会の正常化に関するお互いの気持は共通だろうと思う。ただ、この委員会において、この具体的な問題について、各党の態度、覚悟というものが出てきたと思うのです。それをここで了承しながら、将来これをどういうふうに持っていくかということについて御研究願うということでどうですか。
○荒舩委員長 では、さよう決定いたしますが、私からもこの際一言発言したいと思います。 この文面を見ますと、第三十四回国会というようなことが書いてございますが、実は第三十三回におきましても、忘れることのできないあの十月二十七日の国会に、一万人に近い、あるいは一万人以上の人が門を破って入ってきたような事態、及び三十四回国会におきましては、五月に入りましてあるいは五月十九日、二十日というような問題、まことに遺憾千万でございまして、一体これで国権の最高機関としての威信がありやいなやということを、つくづく私ども悲しむものでございます。今回提出されました決議案は、遺憾ながら三党が一致いたしませんから、これは上程いたしかねますが、どうか一つ閉会中におきましても、あるいは引き続きまして議長さんのお手元におきまして、国会正常化の問題につきましては、会議の方法あるいは議事規則、いろいろな面におきましても再検討を願いまして、ほんとうにすみやかに民主的の議会が打ち立てられると同時に、国民に対して国権の最高機関としての責任を果たし得るような方策を立ててもらいたい。これを私は議長さんに希望を申し上げ、お願いをする次第であります。 —————————————
○荒舩委員長 次に、この際、清瀬議長から発言を求められております。清瀬議長。
○清瀬議長 本日、多年衆議院の運営に功労のありました事務総長鈴木隆夫君より辞職願が提出されました。簡単でありまするから、全文を朗読してみます。 辞職願 私儀、かねてより一身上の都合により辞職したい念願でございましたので、何とぞ特別の御詮議をもって御許可下さるようお願い申します。 昭和三十五年七月二十二日 衆議院事務総長 鈴木隆夫 これをいかに取り計らうべきか、御協議をお願いいたします。
○荒舩委員長 ただいま清瀬議長から御報告のありました鈴木事務総長辞任の件の取り扱いについて御協議を願います。
○柳田委員 事務総長鈴木隆夫君が、長年国会の事務職員として議会運営のために尽瘁されたことは、われわれ野党もこれを多とするものであります。しかし、今回一身上の御都合でおやめになる。実は昨年そういうようなお申し出がありましたときには、健康上の御理由もありましたので、われわれ御慰留申し上げたわけでありますが、今回承りますと、議長、副議長の方でも再三慰留されたそうでありますが、非常に辞意もかたいようでありますし、まことに情においても忍びないものがありますが、この際、人間の出処進退というものは、やはり御本人が一番深く期し、深く考えておられることと思いますので、しいてわれわれが御意思に逆らうこともどうかと思いますから、まことに鈴木君に対してはわれわれも惜しむものでありますけれども、やむを得ざるものとして認めたいと思います。
○菅家委員 ただいま議長からの御報告の鈴木事務総長の辞任の件でありますが、同君は、御承知の通り、多年この国会において事務総長として、あるいは国会の役員として非常に功労の多かった人でございます。はっきり言えば、国会運営の生き字引のような、得がたき存在でありまして、でき得べくんば長くとどまってもらって——国会正常化の問題、その他議事規則、国会法、それらについてこれから検討が行なわれるという時期でありますから、とどまってもらいたいということは、おそらく全議員の一致した考え方だろうと思う。しかし、同君はしばしば一身上の都合により辞意を漏らされておる。この上これを引きとめるということは、同君の功労に対して報いる道でないと考えますので、まことに惜しい一人でありますが、やはり同君の辞意を認めてやることが、この段階において適当だと思いますので、これを承認することにいたしたいと思います。
○池田(禎)委員 昨年の国会の混乱のときに、事務総長が辞表を提出されたときには、三党の全会一致の決定として慰留をし、本人も非常に感激をいたしまして辞表を撤回いたしました。今回の辞表については、牢固たる決意であるし、委員長初め、正副議長初め皆さんの、翻意を促された誠意もついにいれられず、どうしてもこの際辞任をいたしたいという決意につきまして、私どもはもはや言うべき言葉がありません。先ほどの理事会において、自由民主党の長谷川峻君から、日本では初めての列国議会同盟会議が本年の九月に行なわれるのであるから、せめてそれまで職にとどまって、この国際的な行事というものに最後を飾ってもらいたいという、情理かね備わる発言がありましたけれども、やはりそれをも事務総長は、それは新しい後任者が行なうことであって、私のすべき任務でないという、非常にかたい決意でありました。私もこの決意を伺って、もはや申すべき言葉がありません。国会の役員であることは事実でありますが、鈴木君そのものは事務職員であることは、ごうまつも変わりありません。ただ、その出処進退がまことにあっぱれなことは、私は人間として高くその人を評価し、かつ、三十年国会に籍を置き、その人が去っていくときの感慨というものはひとしおなものがあろう、私はこういうことを感じ、この際は、いたずらに彼の功績に執着して引きとめるのみが最善の策ではなかろう、やはりそのりっぱな態度を生かして、進んで辞表を受理すべきである、こういうことを私は理事会において申し上げました。さらに、理事会における各党の要請であった、列国議会同盟会議において、鈴木君の長い間の経験をどういうふうに生かすか、あるいは本年秋に行なわれる議会制度七十周年記念式典の行事とか、そういうものについて、多年の功労者に対して何らかの形をもって報いるためにも、その力をかりるということにしたらどうか、こういう理事会の申し合わせにつきまして、一言この際これを私は申し述べて、これはいかなる形において行なわれるか、正副議長から出されるか、あるいは議院運営委員長からそういうことをお諮りになるか、その順序、方法等につきましてはよくわきまえておりませんけれども、こういう方法をもってその人の力をぜひとも将来の国会運営においてもおかりする、こういうことを一つこの際私は申し上げて、皆さんの御同意を得たいと思うのであります。
○荒舩委員長 各党からそれぞれ御意見がございましたが、ただいま池田君から御発言のあった通り、私も議院運営委員長といたしまして、辞意を漏らされた点につきまして、翻意するようにということをしばしば鈴木事務総長に申し上げましたが、その御意思がかたいようでございます。同時に、それなれば、日本で初めての列国議会同盟会議及び今秋における議会制度七十周年記念、この二つの行事だけでも済まして辞任されることにしたらどうかという気持も私から申し上げましたところが、御本人は、そういう行事こそ新しい事務総長に譲るべきだというようなりっぱな御精神でありまして、私どもほんとうに感激したような次第でございます。従いまして、各党の御意見にありました通り、この際鈴木事務総長の辞任を許可することとして、本日の本会議においてこれを決定することにしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、事務総長の後任について清瀬議長から発言を求められております。清瀬議長。
○清瀬議長 かくのごとくして本会議で鈴木君辞任の許可を得ますると、事務総長空席に相なります。事務総長は、国会議員以外の者からこれを選挙するというので、本日を逸しては次の通常国会まで選挙の機会がありませんから、倉卒ではありますけれども、本日選挙したいと思います。委員長、もし私が後任を推挙することを許されるならば、私は事務次長で練達の山崎高君を推挙いたしたいと思うのでございますが、よろしくお願いいたします。
○池田(禎)委員 私は、今そういう打ち合わせのないことを議長が言われるということは、不本意であります。私どもは理事会におきまして、各党で山崎君を推薦いたしております。議長の推薦という突然の発議については、私はいささか同意いたしかねるものでありますから、あらためてこの委員会を休憩して理事会に戻してもらいたい。あなたの提議する前に、各党は山崎君を推薦せんとしておる。何ら打ち合わせなくして、唐突にそういうことを議長が発言するということは、不届き千万であると思います。あなた、唐突なことはやめてもらいたい。理事会で態度をきめておる。あなた、なんですか、法規典礼も知らずして、無礼千万である。
○菅家委員 ただいまの後任者推薦の件でありますが、先ほどの理事会において各党の意見が——これを本会議において選挙を用いずして議長指名の形をとられるということは別の問題でありますが、各党が推薦して初めて満場一致でこれは本会議できまるのでありまして、選挙の煩を省くというようなこともできるわけで、今ここでそういう発言のないうちに議長が推薦するというような形は、ちょっと運営上思わしくないと思うのであるが、これは何か手違いが議長さんの方におありになったのだと思うので、この点は深くとがめないで、休憩せずして、議長さんの方から今の推薦のことはお取り消しになりまして、そうして各党の話し合いのもとに行なわれたものをあらためて運営委員長からお諮りになりまして、各党一致の形で推薦されたらどうか。それを選挙にするか、あるいは選挙の煩を省いて議長指名にするかは別個の問題です。こういう段取りにしないとまずいのでありますから、議長さんも前言を一応お取り消しになって、委員会を休憩せずして進めたいと思うのであります。
○荒舩委員長 ただいまの菅家君の御発言、まことに当を得たごもっともな御意見だと思います。
○池田(禎)委員 菅家君のような提案の仕方なら、私は休憩を要求いたしません。ここで話し合いでけっこうです。あらかじめ理事会において各党が満場一致できめられた話がありますから、それを披露する、その方法でやるなら、私は休憩をしてもう一ぺん懇談する必要はないと思う。あなたの提案がいれられるなら、私の提案は撤回いたします。
○荒舩委員長 ただいま議長さんから発言を求められております。
○清瀬議長 理事会等の御審議について私が承ったことが少し食い違っておりました。そのゆえに、先刻の後任者推挙に関する私の提案は、全部撤回いたします。しかるべくお願いいたします。
○荒舩委員長 それでは、ただいま議長さんの御発言がございましたが、これは私の手違いでございましたので、御了承を願います。 そこで、あらためて本委員会といたしまして、先ほど理事会での話し合いの通り、各党一致で山崎高君を後任として選任するように御協議願いたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○菅家委員 何ら異議は、ございません。まことに、三党一致の御推薦なのでありまして、後任として非常に適任者だろうと思います。ただ、重ねて委員長にお願いしておきたいのは、先ほど理事会には私ちょっと欠席いたしましたが、本会議の取り扱い方も、三党一致したというならば、選挙の煩を省いて議長指名にお願いできないか、その点をお諮り願いたいと思います。
○荒舩委員長 ただいまの菅家君の御発言の通りでございますが、これについて各党の御意見をお願いいたします。
○柳田委員 菅家君の発言の通りでけっこうです。
○池田(禎)委員 異議ございません。
○荒舩委員長 それでは、この取り扱いは、まず事務総長辞任の件を本会議で御承認を願い、続いて各党の御提案でございます、御意見一致いたしました山崎高君を本会議場で議長が御推薦を願うということでこれを決定したいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 それでは、ただいま御協議願いましたように、鈴木事務総長の辞任を認め、なお山崎高君を後任といたしまして事務総長に推薦することに決定をし、本日の本会議でこれを取り扱うこととし、議長発議によってこれを決定することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、きょうの議事の順序で事務次長から説明を願いますが、鈴木事務総長の辞任及び山崎高君の後任という問題は、本日の一番最後に取り扱うことにいたします。 —————————————
○荒舩委員長 それでは、本日の本会議の議事の順序について事務次長から説明を願います。
○山崎事務総長 御説明申し上げます。 まず最初に、常任委員長の辞任をお諮りいたします。次に、その選挙を行ないます。これは先ほどの御決定の通り、議長の指名になります。それから次に、各種委員の選挙を行ないます。これはやはり議長の指名になります。それから各種の人事の任命の同意を議長がお諮りいたします。次に、故大西正道君に対する弔詞の贈呈及び堀川さんの追悼演説がございます。その次に、故河井彌八君に対する弔詞の贈呈がございます。それから日程に入りまして、日程第一のモーターボート競走法の一部を改正する法律の一部を改正する法律案、これは天野公義さんの御報告でございます。これは反対は社会党と民社党でございます。それから、日程の第二と第三は一括いたしまして、商工委員会理事の長谷川四郎さんが御報告になります。これも反対は社会党と民社でございます。その次に、参議院から参っております、九州地方開発促進法の一部を改正する法律案、これを日程追加で上げまして、その次に、国立国会図書館の支部図書館を設ける法律案を緊急上程いたします。法律案は五本でございます。それから、閉会中審査をお諮りいたします。次に、事務総長の辞職の件をお諮りいたしまして、後任事務総長の選挙、それが終わりまして、議長のごあいさつ、こういう順序でございます。
○荒舩委員長 それでは、ただいまの順序でよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 それでは、さよう決定いたします。 —————————————
○荒舩委員長 本日の本会議は、一応、二時半に予鈴、二時四十分本鈴ということにいたしたいと思います。 この際、暫時休憩いたします。 午後一時四十五分休憩 ————◇————— 午後四時八分開議
○周東委員長 それでは、休憩前に引き続きまして会議を再開いたします。 ちょっとごあいさつを申し上げます。 本日本会議におきまして、はからずも議院運営委員長に選任されました。まことに光栄に感じておる次第であります。練達堪能の荒船前委員長のあとを受けましてこの重責についたわけでありまするが、今日の事態まことに議会政治、民主政治の確立にとっては非常に問題の多きを残しておる際でございます。私は、議会政治の確立のためには、最も重大な一点でありまする国会の運営を正常にいたしまして、その正しい運営に持っていくことに努力をささげたいと思います。幸いに議長並びに副議長の御鞭撻と皆様方の御協力によりまして、この責務を果たし得るよう念願いたす次第でございます。 一言あいさつを申し上げます。(拍手) —————————————
○周東委員長 この際、荒舩前委員長より発言を求められております。これを許します。荒舩清十郎君。
○荒舩前議院運営委員長 一言ごあいさつを申し上げます。 去る第三十二回臨時国会におきまして議院運営委員長に選任されて以来、一年有余にわたりまして、議長さん並びに副議長さんの御懇篤なる御指導と、委員皆様方の、党派をこえまして御指導をいただきました御厚情とによりまして、とにもかくにも大過なくその職責を果たさせていただきました。この間、例のベトナム賠償条約をめぐる国会乱入の事件、また、安保条約の改定をめぐる国会内外の混乱というような、かつてない異常の事態に際しまして、私といたしましては、誠心誠意、事態の収拾、国会の円滑なる運営に努力を尽くして参りましたが、何といたしましても力足らざるものでございまして、皆様の御期待に沿うことができなかった点が非常に多かったと思います。また、皆様方にこの間におきまして特段の御苦労をおかけいたしました。この点、まことに足らざるものでございまして、深くおわびを申し上げる次第でございます。申し上げたいこと、お礼を申し上げたいこと、まことにたくさんあるのでございますが、在職中の皆様方から寄せられました心からなる御懇情と御協力に対しまして、簡単ではございまするが、心から感謝の意をささげましてお礼といたす次第でございます。今後とも何かとあらゆる点でお世話にならなければなりません。どうぞ相変わらざる御指導、御鞭撻、御厚情の点をひたすらお願いを申し上げる次第でございます。 なお、議長さん、また副議長さんの諮問機関でございました私といたしまして、ほんとうにこの一年間、混乱しております議会におきまして、気のつかない点、あるいはまた、ほんとうに足りなかった点を、これまた心の底からおわびを申し上げる次第でございます。一年間、短いようでございまするが、非常な変化のございました議会でございまして、この間にほんとうに党派をこえて社会党さん、民社党さんの方々に御指導をいただき、一生の感激でございます。まことに言葉は足りませんが、心から御礼を申し上げまして、ごあいさつにかえる次第でございます。(拍手) なお、後任の周東委員長さんは、長い政治経歴、またりっぱな人格者でございます。わが党満場一致で推薦いたしたわけでございます。どうか私より以上、各党の皆様方にこれまた特段の御指導、御後援をいただきますことを、私退職いたすにあたりましてお願いを申し上げる次第でございます。(拍手)
○周東委員長 この際、柳田秀一君より発言を求められております。これを許します。柳田秀一君。
○柳田委員 自由民主党並びに民主社会党の同僚諸君の御同意を得まして、一言ごあいさつを申し上げます。 まず、荒船前委員長に感謝の言葉を申し上げます。 荒船前委員長は、第三十二回臨時国会の昨年六月三十日に当議院運営委員長に御就任されまして以来、その明朗闊達なる御人格と、国会運営のベテランとして、終始誠心誠意、委員会の円滑なる運営に力を尽くして参られましたが、御在職中、必ずしも平坦とは申し得ない国会の幾多の事態に対処して、円満なる解決とその正常なる運営のため全力を傾けて参られましたことにつきましては、当委員会のわれわれといたしましては深く敬意を表するとともに、そのなみなみならぬ御心労に対しましては深甚の謝意を表わすものでございます。今般委員長を辞任されましたが、さらに党の要職につかれることに御内定の由と承っております。従いまして、今後とも当委員会のことにつきましては御理解ある御協力のほどをお願いいたしまして、一言御礼のごあいさつといたします。(拍手) 次に、新しく委員長になられました周東委員長にお祝いの言葉を申し述べたいと思います。 周東委員長は、今回新たに当議院運営委員長に御就任されたのでありますが、周東委員長は、かつて農林大臣、経済審議庁長官等、政府の要職につかれ、また自由党の政務調査会長、国会対策委員長等を歴任されて、国会運営については経験の豊かな方でございます。今回、衆望をにない国会運営の中心たる当議院運営委員長に御就任されましたことは、われわれ一同まことに御同慶にたえぬ次第でございます。今後、議会政治の確立と国会の正常なる運営のために、当委員会の責務はきわめて重かつ大なるものがありますがゆえに、新委員長のような練達堪能な方を委員長にお迎えすることができましたことは、われわれ当委員会のものといたしまして、まことに喜びにたえない次第であります。 以上、簡単ではございますが、一言お祝の言葉を申し上げまして、ごあいさつといたします。(拍手)
○周東委員長 この際、議長さんから御発言を求められております。清瀬議長。
○清瀬議長 国会の運営につき非常に堪能で、物事を処するに機敏であられた荒舩委員長が今回御退職になりまして、はなはだ残念とは思いまするが、国会の人事の都合で余儀なきことかと思っております。今春以来のお助けに対しましては、ほんとうに心から御礼を申し上げます。 周東委員長は、政界における大先輩であられますが、この委員会の委員長に迎えることができたのは非常に幸いでございます。私も相当長く国会におりまするけれども、戦後の国会の運営はまことにうといのでございまするから、万事お引き回しを願いたいと存じます。 ここに荒舩委員長を送るの言葉、周東委員長を迎えるの言葉を述べて、ごあいさつといたします。(拍手) —————————————
○周東委員長 次に、鈴木前事務総長からごあいさつをいたしたいとのことであります。これを許します。鈴木前事務総長。
○鈴木前事務総長 一言ごあいさつ申し上げます。 このたび一身上の都合によりまして辞職いたしたい旨願い出ましたとろ、皆様方のお許しを得まして、ここに退任いたすことに相なりました。思えば、約二十九年余にわたりまして私はこの国会にはぐくまれたわけでございます。いわば人生上におけるわが生家でもあり、また、人間完成への神聖なる修練場とも考えております。 今その住みなれた生家を去るにあたりまして、万感こもごも起こりまして、とうてい言葉には言い尽くせないのでございますが、ただ浮かんで参りますことは、歴代の正副議長並びに歴代の委員長様方はもちろんでございますけれども、特に当委員会の皆様方にあたたかい御指導と御厚情をいただきましたその温情が、どうしても忘れられないのであります。 私は不徳浅才の者でありますが、今日まで事務総長の職責を果たし得たのは、皆様方のあたたかい心の底からの御支援があったからと考えおります。ほんとうに御無理を申し上げたり、御迷惑をおかけしたり、全く御期待に反することのみでございまして、皆様方のあたたかい御厚情の万一にも報いることなく退職いたしますことは、私としてもまことに残念に考えております。しかし、今回の私の辞任につきましては、最後の最後まで皆様にわがままを申し上げ、それにもかかわらず、あたたかい御温情によりまして、どうやら円満裏に退任することができましたことを深く感謝いたすとともに、日ごろの私の在職中のふなれないろいろの点について深くおわびを申し上げる次第でございます。今後ともどうぞよろしく御指導をお願いいたします。(拍手)
○周東委員長 この際、皆様のお許しを得まして、本委員会を代表して、鈴木前事務総長に一言ごあいさつを申し上げたいと思います。お許しを願います。 鈴木さんは、このたび事務総長の職をお去りになることになりました。顧みますると、お話がございましたように、約三十年の長きにわたりまして本院に奉職せられておりました。ただいまお話のように、これが人生生活の大部分であったと申されまする考えは、私ども深く同感をいたす次第で、そのお心をくむ次第でございます。 鈴木さんが、事務総長として、その豊かな学識と円満なる人格、加うるに強い信念をもって国会運営の事務的責任者として軟掌せられまして、国会運営につきましてよりよき慣行の樹立に挺身せられました御苦心につきましては、心から敬意を表し、功績をたたえるものでございます。ことに最近における国会の運営状況、そのまっただ中におきましていろいろと苦心のあったことをお察しいたしまして、今去られるについての御心情は、拝察するに余りあることと思います。近く行なわれる列国議会同盟会議あるいは議会制度七十周年記念を目の前にして今去られることは、まことに惜しいのでありまして、いましばらくと考えるのでありますが、あなたの決心の容易ならざることを知りまして、ただ惜しんでお送りする次第であります。 どうか今後とも自重加餐の上、御健康に留意せられまして、ますます御発展あらんことを念願いたしまして、一同を代表して、重ねて長年にわたるあなたの功績に対しまして深甚なる敬意を表する次第でございます。(拍手) —————————————
○周東委員長 次に、山崎新事務総長からごあいさつをいたしたいとのことであります。山崎事務総長。
○山崎事務総長 このたび鈴木事務総長御退任のあとを受けまして、皆様方の御推挙によりまして私が事務総長の重責を汚すことになったのでございますが、まことに身に余ることでございまして、責任の重大さを痛感いたしております。何分にも非常に至らぬ者でございますし、力が足りない者でございますので、どうかその点は今後とも皆様の御指導、御鞭撻をお願いしたいと存じます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○周東委員長 本日は、これにて散会いたします。 午後四時二十六分散会