文教委員会 第2号
- 発言数
- 15 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1960/03/03
会議録
○理事(吉江勝保君) これから委員会を開会いたします。 本日は、委員長が風邪のため出席できませんので、私かわりまして委員会を主宰いたします。 まず、委員の異動について御報告いたします。 去る十二月二十九日、荒木正三郎君及び松永忠二君が委員を辞任ぜられ、その補欠として岡三郎君及び加瀬完君が選任されました。 また、一月三十日、東隆君が辞任され、その補欠として椿繁夫君が選任されました。 二月二日、井野碩哉君が辞任され、安部清美君が選任されました。 二月二十六日、椿繁夫君が委員を辞任され、その補欠として清澤俊英君が選任されました。 以上であります。
○理事(吉江勝保君) 次に、理事の補欠互選についてお諮りいたします。 現在、当委員会に理事が一名欠員となっております。互選は慣例により、成規の手続を省略いたしまして、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(吉江勝保君) 御異議ないと認め、委員長より加瀬完君を理事に指名いたします。
○理事(吉江勝保君) 次に、定例日の件についてお諮りいたします。 本委員会は、従来、毎週火、木の二日を定例日として審議を続けて参りましたが、今国会も、別に御異議がなければ、そのように決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○理事(吉江勝保君) それでは、さように決定いたします。
○理事(吉江勝保君) 次に、今後の文教委員会の日程等につきまして、各会派から一つ自由に御意見を拝聴いたしたいと思います。どうぞ御意見のある方は御発言願います。
○相馬助治君 先ほど委員長・理事打合会の席上でちょっと申し上げておいたのですが、私は二つの点をこの際文部省に向かって質問をしたいと思うのです。文部省が自発的に当委員会を通じて具体的なことを御発言になるならば、委員長においてお取り計らい下さってもけっこうです。 一点は、御承知のように、本年度、中学に入る子供、それから現在の五年生、四年生、この三カ年間は異常な人数が多い、いわゆるベビー・ブームと言われる年で、この子供たちの教育の問題は非常に大きな問題であろうと思うのです。文部省は依然としてすし詰め学級その他も完全に解決をしていない際に、こういう特異な姿に出会うのであるから、すでに何らかの具体案等もあろうと私は思うわけです。先般、読売新聞に出たところを見ると、なかなかけっこうずくめの案が発表されておりますが、しかし、一般のすし詰め学級の解消の問題、それから小中学校における教職員の定員の問題、こういうものと関連して見ると、新聞に報ぜられたような気楽なことにはなかなかいくまいと思うので、この際、私はこの問題について積極的に文部省の構想を承りたいと思うのです。私自身が緊急質問の形で扱わさしていただいてもけっこうですし、先ほど申しましたように、委員長の方から文部省に発言を要求されて、積極的に向こうから御発言されてもけっこうですから、これらの点について、ぜひ文部省の意見を承りたいというのが一点です。 第二点は、芸術院というのは御承知のように、日本の芸術の総本山であり、元締めでありますが、この会員の選挙にからんで若干奇怪なうわさも私は承わっております。なお、日展の運営、その他についても必ずしも理想の姿にいっていないのではないかと、こういうふうに思うのです。私はこの際、高橋誠一郎芸術院院長を本委員会にお呼びして、それぞれ事実をただして、事態を明瞭にする必要があると思うのですが、最初からそういうことを要求しても、文教委員会の当初で、他の議案との関係もあると思いますので、この問題についても第一点に申し上げたような、同じ形でけっこうですから、もし文部省から積極的に意見の開陳あらば承って、納得できればよし、納得できない場合には、いずれこれを別途な方法で追及したいと、こう考えております。 以上二点、特に委員長にその処置方をお願いしておきます。
○理事(吉江勝保君) 今の相馬君の御意見につきましては、委員長の方で御要望のような措置が講じられるように一つ努力してみたいと思います。
○岩間正男君 私は、先ほど相馬君の御意見もありましたが、すし詰め学級の問題は、日本の文教政策の一つの大きな根幹で、宿題になっておる問題だと思います。これは最近いろいろ五カ年計画というようなことで施策もやられておりますけれども、この実態をもう少しはっきりつかむということですね。当委員会としても、これを直接つかむという努力が、今後の文教政策推進に必要じゃないかと考えておるわけです。そういう点では、東京あたりにもだいぶこういうところがある。私たち聞いたところでも、大田区あたりではことにひどい。何でも全都の中の半分以上が六十人以上の学級があるそうです、全都の過半数。そういう実情を聞いておりますので、こういうものをはっきりつかんで、これに対する対策を立てるということは、当委員会の当然の任務としてやられるべきだと思う。 それと、もう一つ関連して、大衆負担の問題ですが、PTAの会費その他の負担、この問題も文部省の、先ほど資料をもらったのです。これは予算委員会ですが、予算委員会に出されたのを見ますというと、これは非常に少なきに過ぎるのじゃないか、四・二%というのですよ。当然、公費として出しているのに対して父兄負担が四・二%、どうも私たちの聞いたり見たりしている現状にはむろん合ってないと思うのです。ですから、できましたら、これもずいぶん教育の機会均等と深い関係があるところで、経済的な原因で教育をやりたくてもやれなくなっているところが相当できているのじゃないか、一面に。そういう点で実際の様子をつかむために、できたらそういう地域なんかに、文教委員会が直接出て行って、そこで懇談会をして、父兄の切実な要求を聞く、それから現状もつかむ、こういう努力の上に立って、文部省のいろいろな施策に対して積極的に推し進める一つの要因にしたい。そういうふうに考えますので、できるだけ実態調査の面で努力していただきたいというふうに考えます。 そういうものと関連しまして、教員の問題なんかでは、産前産後の休暇にからんでの補助教員の問題とか、養護教員の問題とか、事務職員の非常に不足しているこの問題は、ずっと当委員会で今まで継続的にやられてきたと思いますが、こういう実態をもう少しつかむ、こういう努力もお願いしたい、こう思います。
○野本品吉君 私はおくれて来まして、今までのことをよく承っておらぬのですが、いずれこの委員会のこれからの運営に関連しておることと思いますので、私も一つ問題を提起しておきたいと思うのです。 それは教科書を中心とするいろいろな問題が考えられるんです。第一に考えることは、昭和二十三年にきまった教科書の発行に関する臨時措置法というので今まだ扱われているんで、当時の状態と今の状態でずいぶん違っておりますから、そういう角度からの教科書発行に関する法律なり規則なりを検討したい。それからもう一つは、教科書の正誤に関する問題なんです。教科書の誤りが指摘される場合に、その正誤が迅速に行なわれておらぬという事実をいろいろ調べておったんですが、それらのことについて一つ。それからもう一つは、国際理解と教科書の問題ですが、これはすでに前に私がこの委員会でその問題を取り上げてちまっと触れておったわけです。その後の状況を見ましても、まだ遺憾の点がありますので、その点が一つ。それともう一つの問題は、最近各地に起こっております建設事業と文化財保護の問題、まあそういうようなことで、大体教科書の問題を中心として検討の機会を与えていただきたい。これをお願いしたい。
○加瀬完君 清澤さんから皆さんに御依頼をしていただきたいという点でございますが、御承知のように、ILOの問題にからみまして、現職専従がいろいろ新聞にも出ておるわけでございますが、特に最近は岐阜の問題等がたくさん報道されておりますが、このILOにからむところの現職専従の問題でぜひ至急に質問したいという要求がございますので、お取り計らいを願いたいと思います。
○岡三郎君 ほかに一ぱい問題があるんですがね。しかし、ここであらかじめ申し出たものだけが優先して、あとから出てくる問題はあと回しだということの運営だと、これはやはり一方に片寄ると思う。わが党からもそういう問題について言われたと思うんですが、しかし、そのつど、やはり委員長理事打合会等を持って、あらかじめ事前に運営等について協議されてきたということが常例だと思う。そういうふうなことで、今申し出た点についても十分検討せられることはけっこうですが、そうでなく内輪に秘めて、ここでは言わぬけれども、いろいろと問題があるわけですが、そういう問題についても差別することなく、順次取り上げていってもらいたいと思う。この点だけ概括的にお願いしておきたいわけです。
○理事(吉江勝保君) 理事がきょう互選になりましたから、委員長・理事打合会もやりますが、そういう機会に取り上げる材料として各会派から言うておいていただくと、その時に相談するのに非常に参考になるんじゃないかという意味でお聞きしております。 ほかの方はいかがでしょうか。——それじゃ大体、委員長理事の打合会を開きました機会に、今お話ありましたような点を十分考慮いたしまして、適当な機会を作るように努力をいたしたいと思います。 なお、きょうは三十五年度の女教関係の予算と、予備付記になっております法案三件の提案理由の説明を聞こう、こういう予定でもおりましたが、一応今のような今後の日程につきましての御相談で、きょうは散会したらどうかと存じますが、ただいま御意見の出ておりましたものにつきましても、文部省の方からこの予算説明でも一応させまして、そのときに関連をして、そこでぐんぐんいろいろと取り上げていってみたらどうでしょうか、一応、予算説明をざっとやらしてみたらどうでしょうか。そうしてその機会に、十分今御発言のありましたような点を考慮して、そこで御質問をしていただく、こういう運びで、次回は委員長・理事打合会で相談いたしますが、三十五年度の予算の説明を一つ聞いてみる、大臣の出席が幾らかむずかしいようなことがあるかもわかりませんが、そのときには、必要に応じましてどうしても大臣を呼ばなければいかぬというときには、大臣にはぜひ出ていただきますし、一応の説明を聞いてみょうということでありましたら、適任者から一つ予算の説明だけをさす、こういう運びで、あとで委員長・理事で打ち合わせをいたしたいと思いますが、よろしゅうございますか。
○千葉千代世君 その点につきまして、説明いただくときに明細な資料をつけていただきたいのです。あと具体的に言えば、たとえば婦人学級費にしても、項目に載っておりますのは七、八項目ですが、その内容の中に、婦人団体の補助なら補助についてはどんなあんばいにするかという、この予算要求をなさったときの明細書がございますと思いますが、そういうものを各項目にわたってつけていただきますれば、予算の審議のときに大へん早いのじゃないかと思いますが、よろしくお願いいたします。
○理事(吉江勝保君) それじゃ、本日はこの程度で散会いたします。 午前十時五十二分散会