内閣委員会 第33号
- 発言数
- 17 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1960/07/15
会議録
○委員長(中野文門君) これより内閣委員会を開会いたします。 最初に、委員の異動について御報告いたします。六月二十日伊能繁次郎君、木暮武太夫君、徳永正利君、鹿島俊雄君及び井川伊平君が辞任され、最上英子君、増原恵吉君、下村定君、木村篤太郎君、松村秀逸君が選任され、同月二十一日最上英子君が辞任され、斎藤昇君が選任され、さらに七月九日斎藤昇君が辞任され、伊能繁次郎君が選任されました。 —————————————
○委員長(中野文門君) 次に、委員の異動に伴い理事が一名欠員となっておりますので、その補欠互選を行ないます。互選の方法は、成規の手続を省略して、便宜その指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野文門君) 御異議ないと認めます。 それでは私から増原恵吉君を理事に指名いたします。 —————————————
○委員長(中野文門君) 次に、継続審査要求に関する件についてお諮りいたします。公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案につきましては、会期中に審査を完了することは困難でありますので、本院規則第五十三条によりまして継続審査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野文門君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお要求書の作成等は委員長に御一任願いたいと存じますが御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野文門君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(中野文門君) 次に、同和対策審議会設置法案を議題といたします。 本案につきましてはすでに提案理由の説明を聴取いたしておりますので、これより質疑に入ります。 発議者及び政府側出席の方々は、衆議院議員中井一夫君、佐藤総理府総務副長官、飯田内閣審議室長等の方々でございます。御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
○村山道雄君 提案者と政府当局に対しまして、一、二点質疑をいたしたいのでございますが、第一に提案者にお伺いいたしたいと存じます。 その第一点は、御説明の中にも、旧来の差別問題も必ずしも払拭されていないというまことに放置することのできない状況にあるというふうに言っておられるのでございまするが、この現存しておる差別問題というのは、どういう方面に著しく現われておるのでございましょうか。就職問題というようなことも一応考えられるのでございますが、それらの面につきましてどのような差別が現存しておるかという点につきまして、簡単に御説明をいただきたいと存じます。
○衆議院議員(中井一夫君) お答えをいたします。この問題は申し上げるまでもなく、徳川封建政治、それによって生じます封建社会制度、ことに階級制度の余弊の結果でございまして、当時士農工商その他、国民階層はそれぞれ不平等でありましたことは、御承知の通りでございます。 徳川幕府の制度が明治維新によって革新をされ、明治天皇の五カ条の御誓文、これに基づく万民平等の御宣言、それらによって人の上に人なく人の下に人なき明治陛下の御心が徹底いたすべきはずでございましたが、何といたしましても、永年の間の歴史的な経過は容易にその不平等の状態を払拭することができないままに今日にまで至っておる次第でございます。ことに、大東亜戦争後において発布せられました現行憲法におきましては、いわゆる民主政治、民主制度を徹底いたしたのでございますから、こういうような同じ日本国民の間における差別問題などはあるべきものではないはずでございます。しかし、ただいまも申しましたように、永年の歴史的な現実問題でありまして、その事実をいなむことはできないのでございます。 ただいまお尋ねの要点についてこれを列挙いたしますならば、第一にその部落その環境が他の国民一般の状態よりも低劣であるということでございます。従って住宅、衛生その他の設備、また場合によりましてはきわめて残念なことでございますけれども、あるいは職業の選択、婚姻等の問題にまで許すべからざる差別の弊風が存在しておりますことは、われわれ同胞の問題としてお互いが断じて黙過することのできないことでございます、今や日本再建の大切な時期にあたりまして、われわれ同志が立ち上がってこの問題を解決いたしますことは、平等なるべき人間としてはもちろん、日本国民、日本国家百年の大計のためにも心要なことであると考える次第でございます。
○村山道雄君 御説明よく了承いたしました。 それでは政府当局にお伺いいたしたいのでありまするが、昭和三十五年度の予算におきまして、この同和問題のためにどれほどの予算を計上しておられるか、また、その予算はどういう使途に使われることが予定されておるか、この点をお伺いいたしたいと思います。
○政府委員(佐藤朝生君) 政府におきまして三十五年度におきまして同和問題のために計上しております予算につきましてお尋ねがございましたが、同和対策といたしましては、教育あるいは環境整備、経済的地位の安定向上等、諸種の施策を講ずる心要がございまして、一般の事業費の一環といたしまして実施されるものも多いのでございますが、本年度予算におきまして主として同和対策に充てられるものだけについて申し上げますと、約六億三千六百万円が計上されております。その内訳を簡単に申し上げますと、文部省におきましては同和教育関係経費といたしまして五百万円余、厚生省所管におきまして地方改善施設整備補助金等といたしまして一億三千三百万円、農林省所管におきまして農山漁村振興特別対策補助金といたしまして二千二百万円、それから建設省所管におきまして不良住宅地区改良費等といたしまして、四億七千四百万円を計上いたしておる次第でございます。
○委員長(中野文門君) 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野文門君) 御異議ないと認めます。 それではこれより討論に入ります。御意見のおありの方は、賛否を明らかにしてお述べを願います。 別に御意見もないようでございますが、討論は終局したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野文門君) 御異議ないと認めます。 それではこれより採決に入ります。 同和対策審議会設置法案を問題に供します。 本案を原案通り可決することに賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(中野文門君) 全会一致でございます。よって、本案は全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。 なお、本院規則第七十二条により、議長に提出すべき報告書の作成につきましては、慣例により、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(中野文門君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(中野文門君) 速記を始めて。 本日はこれにて散会いたします。 午後九時三十一分散会