議院運営委員会 第8号
- 発言数
- 29 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1960/02/12
会議録
○委員長(高橋進太郎君) これより議院運営委員会を開会いたします。 緊急質問の取り扱いに関する件を議題といたします。 事務総長の報告を求めます。
○事務総長(河野義克君) 阿部竹松君から、夕張炭鉱爆発事故に関する緊急質問が提出されております。所要時間は十五分、要求大臣は総理大臣、通商産業大臣及び労働大臣であります。
○委員長(高橋進太郎君) ただいま報告がありました緊急質問を行なうことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(高橋進太郎君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 本会議の都合もございますので、これにて暫時休憩とし、残余の案件もございますので、本会議散会後再開いたすことにいたしたいと思います。 午前十一時四十四分休憩 —————・————— 午後二時四分開会
○委員長(高橋進太郎君) これより議院運営委員会を再開いたします。 今期国会における内閣の議案提出予定に関する件を議題といたします。 まず、官房長官から御説明を願います。
○政府委員(椎名悦三郎君) 今国会に内閣から提出いたします法律案、条約について、御説明を申し上げます。 お手元に資料として配付いたしました第三十四回国会政府提出法律案条約調をごらんいただきたいと思います。 ただいまのところ法律案百五十二件、条約十一件の提出を一応予定しておりますが、このうち法律案四十一件、条約三件が提出済みであります。件名の上のところに「済」と書いてありますが、それがその四十一件及び三件に相当いたします。備考にも書いておきました通り、今後提出するものにつきましては、件名の追加または削除、あるいは件名の変更等があると思われますので、この点については、あらかじめ御了承をお願いいたします。いわゆる予算関係の法律案、条約には件名の上に「※」印を付してありますが、その件数は法律案七十九件、条約一件でございまして、そのうち法律案三十二件が提出済みであります。なお、このほか閣議決定済みのもので目下印刷中のものが十三件ございます。先議別につきましては、件名の上に「〇」印をつけたものが参議院に提出したもの及び参議院先議を予定しているものでございます。また「未」印をつけたものは衆参いずれを先議とするか現在未定のものでございます。その他は衆議院に提出したもの及び今後策議院に提出を予定しているものであります。なお、表中、外務省の部に、日本国とアメリカ合衆国との問の相互協力及び安全保障条約等の締結に伴う関係法令の整備に関する法律案が掲げてありますが、これは新安保条約及び同条約第六条に基く施設及び区域並びに日本における合衆国軍隊の地位に関する協定の締結に伴いまして、改正必要個所のある法律約三十二件を一本の法律案にまとめて、所要の改正手続を行なおうとするものであります。その法律案は、現在関係省庁等の間で調整中でありますので、結論を得次第、国会に提出いたしまして、御審議をお願いするつもりでおります。以上であります。
○委員長(高橋進太郎君) それでは、ただいま官房長官から御説明をいただいたのですが、この際、何か本件に関しまして御質問ございましたらお願いいたします。
○阿部竹松君 今急に委員長からそういうお話があっても、ただいま説明書をいただいたばかりで、質問するわけにはいかぬのですが、たとえば警職法などのときは、当時私も議運におったのですが、議運に全然話をしないという中でいきなり出してきたのですね、従いまして、ああいうようなことが、今あなたが四種類に分けて説明されたのだが、その中にないですね。
○政府委員(椎名悦三郎君) そういうものはございません。特にこれにあげないで、今提出の準備をしているというような法律案件はございません。
○大竹平八郎君 今の御説明の最後の安保条約に関連しての関係法令の整備ですね、これは今検討中だとお話になりましたが、大体提出の見込みはいつですか。
○政府委員(椎名悦三郎君) すでにILO条約の批准の方針は昨年の二月の閣議においてきまっているのであって、その既定方針に基づいて、この際、諸準備を急ぐということをきょうの閣議においても特に総理から発言がありまして、みな了承しているようなわけでありまして、できるだけ急いで準備を進める。ただ、その時期等につきましては、今、私が申し上げる段階には至っておらないわけであります。
○塩見俊二君 ただいまこの安保関係の三十二の法律をこれは一括して一つの法律でくくって御提案になるようなことらしいのですが、これはもうそういうふうに政府では決定されておるわけでございますか。
○政府委員(椎名悦三郎君) ただいまそういう方針で研究中でございまして、大体十六日の閣議までには成案を得て閣議にかけるつもりでおります。
○光村甚助君 ILOの八十七号の話か今ちょっと出たのですが、これは全然ここには出ていないし、検討中のものの中にもILO八十七号条約を批准するという問題は出ていないのですか、関係法律の整備に関する法律が出ない限りは批准はしないのですか。
○政府委員(椎名悦三郎君) 検討中のものとして、おしまいの方から四枚目にあります。
○光村甚助君 この中にも条約批准というのは単独で出ていない。
○政府委員(椎名悦三郎君) 条約批准の前提となる関係法律の整備に関する法律案として、検討中のものというものの中に入っております。これが整えば当然追加されるわけです。
○光村甚助君 整わなければ出さないのですか。
○政府委員(椎名悦三郎君) そうであります。
○光村甚助君 近い機会に批准すると言っているのに、もう一年になるのです。実際あなたの方は準備ができないから出さないとおっしゃるのですが、法案を出したものはどんどんそれは審議をしようとおっしゃる。あなた方に対して法案を早く出せと言えば一年もかかる。ちょっと矛盾しているのではないですか。
○政府委員(椎名悦三郎君) 全逓の関係も大体解決されましたし、あとは公労法、地公労法、鉄道関係等もこの際整備をいたすということになると思います。御指摘の通りもう一年にもなっておりますが、実はまだ諸準備が完備しておりませんので、この際急いでやるという申し合わせをしておったのであります。
○光村甚助君 重ねてお聞きしますが、全逓の問題はまあ話がついたとおっしゃったのですが、たとえば全逓以外の公企労の組合で、また三月闘争でもやって首切りがある。そうするとお前の方がまだ正常化しない限りは批准しないということになると、何年でも批准しないでやっていけることになるのです。あなたの方が批准しまいと思えば、ストを電電公社でもまた国鉄でもやる、今年電電公社のストがあった。そうすると、お前の方が正常化しないから批准しない。今度来年の春ころには国鉄の首切りをすると、またお前の方が正常化しないから批准しない。そんなことは政府の考え次第で、いつでもそんなことができるのです。そんな悪い考えはないかも知れません。私らは人が悪いからあなた方を信用しないのだが、そういうことで、いつまで経ってもこの条約批准という問題はやらないと思えばできるのです。だから、関係法規を出すなら出すで早く批准しないと、労働組合としても非常にこれは迷惑だと思うのですね。せっかく全逓側とも話し合いがついたから出そうと思っても、また春期闘争あたりでどういう事態が起こらないとも限らないのですよ。そういうことでやはり引っぱる腹があるのでしょうか。
○政府委員(椎名悦三郎君) 直接の担当ではございませんが、私の見るところでは、決して政府にそういうような腹黒い意図はないと思います。
○阿部竹松君 官房長官の最後に説明があった、新安保によっていろいろ関連して整備しなければならぬ法律案がたくさんありますが、衆議院の方では特別委員会を設けたやに承っておるのですが、その特別委員会で全部やるものか、どの範囲までやるのかお尋ねするのと、もう一つこれは要望ですが、衆議院においてそれぞれの委員会で政府の答弁が一致を欠いていて、ときどき見解統一をしなければならぬとか何とかいって審議が延びて、最終的にもう会期末になって参議院に回ってくる。そうすると、私などは某委員会において、これは衆議院で論議したからいいじゃないか、きょうあげてくれなどという状態もたびたび遭遇したことがあるわけです。ですから、そういうようなことは絶対にないようにしてもらいたい。これは要請ですが、最初の方の御答弁を願いたい。
○政府委員(椎名悦三郎君) 三十二の法律を一本にまとめたものは、これはもちろん特別委員会でやります。しかも重複しないで、ほかの常設委員会にはかけない。それから本体の問題等につきましても、たとえば現行の行政協定にかわる新しい協定がございますが、それは司法、税制、労働いろいろな方面に関係しておりますが、これらの問題も、そっちの委員会でも審議をやればこっちでもやるというようなことのないように、一本で特別委員会においてやるということになっております。
○阿部竹松君 そうすると、今いただいた資料は、各それぞれの所管省に分けておるようですが、それは全部今申し上げた特別委員会で一切やって、ほかの委員会は本件に関しては開かない、そういうことですね。
○政府委員(椎名悦三郎君) そうです。
○阿部竹松君 ほかに質問がなければ、僕はこの際、官房長官に要望があるのですがね。実は本会議での総理並びに各大臣の答弁時間です。私どもが緊急質問あるいはその他法案に対する質問をしたいときも、なかなかあなたの方の与党の理事さん方が十分なり五分なり必ず値切るわけです。われわれも仕方がないから、値切られたままに演壇に立つ。しかし、あなた方の総理並びに大臣は、テープレコーダーのように同じようなことを答弁になっておられる。そういうことについて、あなたは大番頭だから、特にあなたから総理に厳重に申し入れをしてもらいたいわけです。同じことをテープレコーダーを聞くと一緒で、検討中だ、善処しますというようなああいうことでは、質問しても何にもならないと思う。従って、社会党が質問はいやだということをねらっているかもしらぬけれども、あれは実に意味のない本会議ですから、官房長官からとくと総理に伝えてもらいたい。あなたのように特に口数の少ないのも困るかも知らぬけれども、困りますよ。その点を厳重に要望申し上げておきます。
○委員長(高橋進太郎君) ほかに発言もなければ、本件につきましてはこの程度にとどめ、本日はこれにて散会いたします。 午後二時十九分散会