議院運営委員会 第3号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1960/02/02
会議録
○委員長(高橋進太郎君) これより議院運営委員会を開会いたします。 まず、院内交渉団体の名称変更に関する件について事務総長から報告がございます。
○事務総長(河野義克君) 去る一月三十日、石黒忠篤君ほか十名計十一名から名称を参議院同志会と改称したいという旨のお届けがございました。 以上御報告申し上げます。
○委員長(高橋進太郎君) 次に、立法事務費の交付を受ける会派の認定に関する件を議題といたします。 事務総長の説明を求めます。
○事務総長(河野義克君) ただいま御報告いたしました参議院同志会に対する立法事務費の交付につきましては、新しく会派が結成された場合に準じまして、国会における各会派に対する立法事務費の交付に関する法律第五条により本委員会の認定をお願いいたしたいと存じます。
○委員長(高橋進太郎君) ただいま説明の通りでございますが、参議院同志会を立法事務費の交付を受ける会派と認定することに御異議ございませんか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり]
○委員長(高橋進太郎君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
○委員長(高橋進太郎君) 本日御審議を願う案件は以上でございますが、ほかに御発言ございませんか。
○永末英一君 第三十四回国会も、参議院といたしましては、本日からは正式の日程に入るわけでございますが、その冒頭にあたって、特に松野議長に対してその所信をお伺いしておきたいと思います。 われわれ民主社会党といたしましては、旧臘十一月二十七日に起こりました事件についていろいろな考え方をその都度それぞれ表明して参りました。日本の国の国会が二院制をとっておるということで、参議院と衆議院とのそれぞれの役割については、院の構成にあずかるその象徴としての議長が最も深く思いをいたしてこれをやらなければならぬということを、われわれは考えて参ったのでございます。われわれは、二院制というものをとっている以上は、技術的に、予算案や法律案の取り扱いあるいは議事の取り運びというものについては、物理的にいずれかが先になるということは、これはしようがないことでございます。そういうような取り扱いによって参議院の権威が一ぺんに消し飛んでみたり、あるいは上がって見たりする問題ではなく、もちろん技術的にはその第一、第二ということはあり得ると思います。しかし、日本の国の議会制民主主義を守るという点について、参議院も衆議院もいささかの径庭もないとわれわれは考えております。従ってその議会制民主主義に対して非常に大きな疑惑を与えたと思われるような、十一月二十七日の事件に対する参議院側の考え方については、参議院議長は、民主主義を守るという点について、はっきりとしたやはり意見を表明せられ、その態度をとられるのが至当と考えて参りました。この国会の冒頭にあたりまして、衆議院議長は辞任をいたしました。衆議院議長の辞任の声明によりますと、おれのやったことは正しいことである、しかしながら、辞任はほかの理由によって行なわれたというがごとき声明をいたしましたが、衆議院議長の辞任は、その事の起こりが十一月二十七日の事件にその端を発したということは、皆が承知していることである。しかし、参議院議長は、その後二回の議院運営委員会において、自分は適当な処置を考えておるけれども、一番初めには、いまだそれを表明する段階ではないと言い、第二のときにあたりましては、そういうことは自分が一人で、考えがたとえあっても、それを申し述べる事態ではないということを申されて参った。しかし、事態ははっきりと衆議院の議長の交代が行なわれた現在、参議院が新しく出発するにあたって、一体、松野議長はどういうような決意を持って、この議会制民主主義を守ろうとしているか、さらにはまた、衆議院議長が、主観的な表明はいかんともあれ、あの事件に対して一応の責任をとり、衆議院の議長、副議長の構成が改められたという時点に立って、参議院の議長はどういうような考えを持っておられるのか、この考えをはっきりとお伺いしておきたい。
○議長(松野鶴平君) お答えいたします。議長は国会法上の権限を持っております。また反面、その責任を負うておることはこれは当然であります。昨年のデモ隊乱入事件について、私の責任についてお尋ねでありますが、この事件は議長の処置よろしきを得なかったために起こった事件ではなく、従って議長に実体的な責任はないものと存じております。私といたしましては、今後議長の職務にますます精励することによって、その責任を果たしたいと存じております。辞任をいたす考えは持っておりません。
○永末英一君 ただいまの松野議長のお言葉は、国会法並びに諸法規、諸規程に現われておる議長の職務権限というものの観点から見た場合には、別段その責任を感ずる必要はない、こういうお考えのようでございますが、われわれが作っておる法規とか規程というものは、その底に、大きな国民の世論の上に立っておるということを考えていただきたい。それを考えるならば、私は、参議院の構成あるいは運営について作られておる諸規程には、何ら議長として欠けたることはないと思うから、責任は感じないというようなことでは、世間は通らない。この世論にこたえるということを忘れた場合には、議会制民主主義の根本はこわれてくるということをわれわれは心配しておるのであります。その点についての御所信を伺いたい。
○議長(松野鶴平君) 私はこの責任をますます果たす、そうして再びそういうことの起こらないように全力を尽くしたい。それに対しては皆さんの御協力、御後援を願いたいと考えております。
○委員長(高橋進太郎君) 本会議の都合もございますので、暫時休憩いたし、本会議散会後、格別の問題もなければ、そのまま散会いたします。 午前十時四十七分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕