議院運営委員会 第18号
- 発言数
- 56 件
- 登壇者
- 10 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1960/03/29
会議録
○荒舩委員長 これより会議を開きます。 まず、決議案の取り扱いについて広ありますが、去る十六日、遠藤三郎丑外五十名から、自由民主党、日本社会党及び民主社会党三派共同提案による、中国地方開発促進に関する決議案が提出されました。また、本日、田中角榮君外二十名から、自由民主党、日本社会党及び民主社会党共同提出による、北陸地方開発促進に関する決議案が提出されました。 両決議案は、先ほどの理事会での任し合いの通り、本日の本会議に上程することに御異議ありませんか。
○池田(禎)委員 北陸地方開発促進に関する決議案につきましては、まだ私は承っておりません。初めてです。
○荒舩委員長 ちょっと速記をとめて、 〔速記中止〕
○荒舩委員長 速記を始めて下さい。 それでは、中国地方開発促進に関する決議案だけを本日上程することにいたしまして、田中角榮君外二十名から提出されております北陸地方開発促准に関する決議案は、その取り扱いを明日御協議するごとにいたします。 それでは、中国地方開発促進に関する決議案の上程に対しては御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。 なお、中国地方開発促進に関する決議案の趣旨弁明は、自由民主党の遠藤三郎君が行なうことになっております。 討論につきましては、日本社会党の中村英男君、民主社会党の内海清君九ら、それぞれ賛成討論の通告がありますが、先ほどの理事会での話し合いの通り、おのおの十分程度とすることに御異議ありませんか。
○下平委員 この中国地方開発促進に関する決議案、あるいは、今留保になった北陸地方開発促進に関する決議案、こういう問題がしばしば出てくると、日本じゅう、開発促進決議案というような形になって、そう大した意味も持たないように私ども考えますので、先ほど実は理事会で、討論時間を五分にしろというような意見も出たのでおりますが、私は、この際、この種の決議案については各党で自粛して、あまりこういうものを出さないようにという方向へ各党が自粛していただく、こういうことをお願いしたいと思います。
○荒舩委員長 ただいまの下平君の御発言、まことにごもっともだと思いますので、次回はさような取り扱いにお互いが考えたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○荒舩委員長 次に、緊急質問の取り扱いについてでありますが、民主社会党の菊川君子君から、国鉄貨物運賃公共政策割引に関する緊急質問が提出されております。 本緊急質問は、先ほどの理事会での話し合いの通り、本日の本会議において行なうこととし、その発言時間は十五分程度とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、菊川君の要求大臣は、運輸大臣及び農林大臣であります。なお、先ほどの理事会での話し合いの通り、本日は参議院の予算の総括質問になっておるようでございますので、運輸大臣及び農林大臣は出席ができかねると思います。従って、政務次官でこれを代行することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○池田(禎)委員 どうしても席をはずされない場合はやむを得ませんけれども、できるならば、おいでになる時間を見て、来られるならば、御努力を願いたい。
○荒舩委員長 でき得る限り御趣旨に沿うようにいたします。 —————————————
○荒舩委員長 次に、緊急上程予定議案についてでありますが、内閣委員会の、運輸省設置法の一部を改正する法律案、外務委員会の、関税及び貿易に関する一般協定へのスイス連邦の暫定的加入に関する宣言の締結について承認を求めるの件、所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とインドとの間の協定の締結について承認を求めるの件が、委員会の審査を終了しております。また、大蔵委員会の、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案、治水特別会計法案、社会労働委員会の、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案、じん肺法案、農林水産委員会の、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案が、本日委員会の審査を終了する予定になっております。 つきましては、右各案件は、先ほどの理事会での話し合いの通り、本日の本会議に緊急上程することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、ただいま緊急上程にきまりました労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案、じん肺法案に対して、日本社会党の伊藤よし子君、民主社会党の本島百合子君から反対討論の通告がありますが、討論時間は、先ほどの理事会での話し合いの通り、おのおの十分程度とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、両案の採決は、一括して起立をもって行なうことといたします。 —————————————
○荒舩委員長 次に、本日の議事日程第一、地方税法の一部を改正する法律案に対し、日本社会党の加賀田進君から反対討論の通告があります。自由民主党の田中榮一君から賛成討論の通告があります。なお、民主社会党の門司亮君から反対討論の通告があります。これを許すことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。 なお、討論時間は、先ほどの理事会での話し合いの通り、おのおの十分程度とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、本法律案の採決は、起立をもって行なうことといたします。 —————————————
○荒舩委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。
○鈴木事務総長 最初に日程からお願いいたしたいと存じます。日程第一は、ただいま委員長からお話がございましたように、反対討論の通告が加賀田さんと門司さんからございます。それから賛成討論の通告が田中さんからございます。従いまして、日程第一の採決は、起立をもってお願いいたします。それから日程第二と第三は、一括して大蔵委員長の植木さんが御報告に一相なりまして、全会一致でございます。それから緊急上程をお願いいたしまして、外務委員会から、所得に対する租税に関する二重課税の回避のための日本国とインドとの間の協定の締結について承認を求めるの件、及び、関税及び貿易に関する一般協定へのスイス連邦の暫定的加入に関する宣言の締結について承認を求めるの件、この二件が全会一致をもって上がって参っております。それから次に、内閣委員会から、運輸省設置法の一部を改正する法律案が全会一致で上がって参っておりますので、これをお願いいたします。これらはみなそれぞれ委員長が御報告に相なる予定になっております。それから農林水産委員会から、農林漁業金融公庫法の一部を改正する法律案が上がって参ります。これも全会一致の予定に相なっております。それから大蔵委員会から、交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案が上がって参る予定でございますが、これは全会一致の予定でございます。それから治水特別会計法案については、民社党が反対のように承っております。それから社会労働委員会から、労働者災害補償保険法の一部を改正する法律案、及び、じん肺法案が上がって参る予定に相なっており、両案とも社会党と民社党が反対でございまして、社会党は伊藤よし子さん、それから民社党は本島百合子さんが反対討論をされる予定でございます。従いまして、これは起立採決をお願いいたします。 それが終わりまして、緊急質問をお願いして、国鉄貨物運賃公共政策割引に関する緊急質問を菊川君子さんがおやりになりまして、その後に、中国地方開発促進に関する決議案をお願いする、こういう順序であります。
○池田(禎)委員 事情があったかと思いますが、緊急質問というものは、慣例で……。
○荒舩委員長 速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○荒舩委員長 速記を始めて下さい。 ただいま池田君からの御発言でございまして、きょうは前例としないことで法案の取り扱いをしたい、こう考えております。
○池田(禎)委員 了承いたします。
○佐々木盛委員 いわゆるデモ規制法案、正しくは、国会の審議権の確保のための秩序保持に関する法律案というのでありますが、すでに参議院を通過いたしまして、衆議院の方に送付されて参っておるわけであります。あれは一、十一日だと思いますが、衆議院に送付されておる。すでに一週間以上、きょうで九日目くらいになっております。一刻もすみやかにこれを上程して、当委員会において、とりあえず、提案理由の説明だけはわれわれも早く聞く必要があると思います。委員長においては、そのように早くできるようにお取り計らいを願いたいと思います。
○荒舩委員長 ただいま、いわゆるデモ規制法の趣旨の説明を聴取するという問題ですが、先ほどの理事会での話し合いで、明日、取り扱いを御相談しよう、こういうことになっておりますが、御異議ございませんか。
○八木(昇)委員 ちょっとその問題に関連して。これは理事会でどの程度の議論になっておるか、私もまだ承っておりませんが、ただ、これは議会の中の警察秩序というよりは、議会のまわりのものですね。ですから、議運の委員会でやることについて若干の疑義を持っておるのですが、そういう点は理事会でもう少し論議をしてもらいたいと思います。
○菅家委員 この際、そんなことは議論の余地はない。
○荒舩委員長 付託はすでに決定をしておりまして、この審議の方法については、あなたのおっしゃるようないろいろの問題等は、審一議の過程ですから、審議をすることについては、十分御審議を願いたいと思います。
○八木(昇)委員 そうすると、わが党の理事からは、苦干そういった疑義についての発言はあったのではありませんか。
○荒舩委員長 ございました。
○八木(昇)委員 どういう議論ですか。
○菅家委員 そういう強い主張はありましたけれども、そういうことは内輪でやってもらいたい。
○柳田委員 それは非常におかしいと思うのだ。先ほどの理事会で、すでに付託になったことは知っておるが、今わが党の八木委員から言われたような疑義もあるので、一応われわれとしては国会対策でこの問題をさらに明日も検討をして、議運には一応付託になっておるが、さらに自民党並びに民主社会党の方にも御折衝することがあるから、この問題は明日にしてくれ、こういうように先ほどの理事会で言った。わが党としては、付託になっておることはなっておるが、しかし、今八木君の言ったように疑義があって、国対でも今問題にしておるのだから、自民党さんにも民主社会党さんにも御相談をしたいと思う、だから、その問題に対しては明日、こういうことに先ほどの理事会で御了承願った、こういうことです。
○松澤委員 先ほどのお話は、付託はすでに決定した、しかしながら、趣旨説明はきょうやるか、あすやるか、あるいは今後の議事進行に対する方法はどうするかというようなことに対して、いろいろな問題もあるから、明日あらためて相談したい、こういうような御意見と了承した。従って、付託した当該委員会が妥当であるかないかというまでは、われわれは先ほどは聞いていない。
○柳田委員 これはお聞きになった通り、われわれは、一応この議運に付託になったことは知っておる。知っておるが、今、八木君の言ったような疑義があるし、その疑義は目下社会党の国会対策で問題になっておるのだから、一応付託にはなっておるが、さらに明日も国対でこれを問題にして、自由民主党さん、さらに民主社会党さんの方にもお願いにいくか、折衝にいくことになっておるので、従って、自由民主党さんから、きょう提案理由の説明だけくらいは済ましてもいいじゃないかと言われたけれども、そういう問題になっておるから、提案理由の説明も、明日われわれ御相談するから、待ってほしい、こういうふうに申し上げた、そういうことで間違いないと思います。
○佐々木(盛)委員 私たち自民党側の理事会における了解と、今柳田君の表現されたこととはだいぶ違うのです。きょうは、すでにこのデモ規制法が衆議院の議院運営委員会に付託されておるという事・実は知っておる、そこまでは同じ見解です。しかしながら、われわれは、すでにこれは前国会においても衆議院の議院運営委員会に付託され、そごの審査を経て通過して、衆議院を通過して、参議院へ送った。参議院で会期切れになったわけですが、今回の国会におきましても、やはり参議院において議院運営委員会に付託されて、そこの委員会を通過して参議院を通過した。そこで衆議院に送付されてきたという段階なんです。従って、われわれの立場から申しますと、この経過から見ても、また、この法案の内容から見ても、当然これは議院運営委員会に付託さるべき法案であるという方針を今日まで堅持してきておる。すでにそういう方針のもとに付託されてしまっておる。今のあなたのお話によると、付託されたという事実は知っておるけれども、そこに付託することがいいか悪いかということは、この際社会党の国会対策委員会において相談した上できめるのだ、場合によっては民社党さんにも申し入れをしてきめるのだという話でありますが、そうではない。私たちが了解しておるのは、もう議院運営委員会に付託されたという現実の上に立って、すみやかに提案趣旨の説明を聞く、その説明をするのは、私たちはきょうやってほしいということを要求するが、あなたの方は、きょうはよして、あしたでもやろうじゃないかというお話であったから、そういうふうに了解していただきたいと思います。
○柳田委員 先ほど佐々木さんがるる言われましたが、それだけのことを理事会でお話になっておりません。われわれは、これが前に衆議院で、今、佐々木さんの言われたように、議院運営委員会に付託になって、そうしてそちらが一方的単独審議でやって、参議院にいって時間切れになって、今度また参議院を通過して戻ってきたということは知っておる。今、そのことを佐々木さんは言われたが、佐々木さんは理事会でそういうことをお言いになっておりませんが、そういうことは知った前提の上でものを申しておる。そこで、議長職種でこれが議院運営委員会に付託になったことは知っておる。知っておるが、先ほど言ったように、これに対しては疑義がある。一ぺん付託されたものは絶対に取り消されぬのだというものではありません。議長職権でおやりになって、そうしてわれわれも、われわれとして疑義があるから、他党にも御相談して、これが付託は他の委員会に議長職種なら議長職権でやっていただくということもあり得るとして、そういうことを国会対策委員会で今論議しておるから、明日まで待ってほしい、こういう意味のことを申し上げたので、これは一つも間違いない。あなた方は自分の希望でそういうように了解したと言っても、われわれは、われわれの今言ったような言い方で、きょうの提案理由の説明はそういう音心味において明日に延ばしてほしい。
○菅家委員 これは諸君から述べられたけれども、柳田君の言う通りなんで、それでよいのであります。送付になってきた案件を、所属の委員会もきまらず、趣旨説明をいつまでも聞かぬということは、無責任なことになるから、きょうは趣旨の説明だけ聞こうじゃないかと言ったところが、それは実は自分の方で国会対策委員会でやっておる。疑義がある。どんな疑義があるか、疑義があるはずはないじゃないかと言ったら、それはわれわれの考えだから、そのとき述べる、いずれ民社の方にも、あなたの方にも交渉するが、きょうの趣旨説明だけは延ばしてくれないか、そのことをやるかやらないかということは明日やれるから……。それは了承した。だから、この案件は この委員会にかかっておる。かかっておるから、趣旨説明の問題が起こってきた。それでなお交渉するというなら、交渉を受けないと、そう開き直る必上要もないから、民社の方もどういう疑義があるかお聞きしよう、それでは、きょうはやらなくてもよいから、明日また相談をしよう、こういうことで、食い違いはないのですよ。
○阪上委員 ですから、あす趣旨説明が行なわれる以前に、付託がえについて、われわれの方から、一つ御相談してほしいというのです。
○菅家委員 それは、そのときになってからわれわれの党で考えますから……。
○阪上委員 趣旨説明の先に、付託がえの問題を論議していただきたい。
○荒舩委員長 ただいまの御発言ですが、少し皆さんに食い違いがあったのですが、付託がえの問題というようなことは、今ここで論議する問題じゃございませんので、あしたどうぞ適当に機関を通じて御相談を願う、ただし、この議院運営委員会に付託されておるということは厳然たる事実でございまして、この付託がえをするとか、しないとかいうことは議題外でございます。
○池田(禎)委員 ちょっと伺います。本委員会の付託は議長職権でやったということは私は知りませんが、議長職権でやったということはありますか。
○荒舩委員長 議長職権ではありません。事務総長から説明を……。
○鈴木事務総長 この法案は、この前の国会のときに、どこに付託すべきかということを当委員会で御論議になりまして、そうしてこの委員会としては、本法案の取り扱い、あるいは付託さるべき委員会は稻委員会が妥当であ留と言うことに採決をもって決定されまして、当委員会に付託になりましたことは、皆さん御承知の通りでございます。そうしてここで審議されまして、参議院にいったわけでございます。参議院にいきまして、参議院ではまた議運にかかりまして、さっき佐々木さんからお話のありました通り、二十一日に可決されて送付になったものでございます。そこで、その付託委員会は、今までの慣例に従いますと、一ぺんここでおきめになった内容の同一法案につきましては、やはり同一委員会に付託されるのが扱いでございますので、そのまま付託されたのでございます。
○池田(禎)委員 明日あらためて論議するということでありますから、私もあえて申しませんが、社会党の考えは、今片言隻句の中から見ると、委員会の付託の変更を求めるかもしれない。私はそういう趣旨には賛成をいたしません。私個人の見解を披瀝いたしますると、私ども、できるならば、本法案の撤回を提案者に求めたいと思います。もちろん、無条件で撤回を求めようとは思っておりません。かかる法案の提出に至るところの経過というものを顧みて、そしてその前提となるべきものは相殺さるべき問題です。しかる後において、自由民主党もまげて撤回をしていただきたいという考えです。それは今日の段階においては無条件ではできない。少なくとも社会党が、あの十一月二十七日の国会乱入事件というものに対して、われわれは何ら非の打ちどころがないというような見解を持っておる限りは、多数をもって自民党が押すことは必至であると思う。私は現実にものを見ておる。学者の議論をしようとは思っておりません。しかし、社会党があの事態というものを今なお反省しないということは、議会政治の上におけるところの汚点であると思っております。従って、天下の公党であっても、時に誤りがあれば、誤りを誤りとすべきである。しこうして、法律をもってすべてのものを規制するという官僚的なやり方というものに対しましては、今日なお私は大きな反対を持っております。従って、社会党の責任者たる者も――懲罰委員会に議長の職権をもって付託されました淺沼君以下の懲罰事犯というものもある。それを含めて、私は、社会党としてもこの際何らかのとるべき道をとって、国民の前にその意向を明らかにする道があるならば、そのときには、自由民主党もまた、あらためて本法案のごときものは、院議をもって撤回することもできるのですから、何事も法律をもって規制するというようなやり方ではなくして、事前においてこういうことのなからんようにすることが、議会政治を守るゆえんであり、政党政治家としての本務である。自分の誤った行為を誤りにあらず正しいことであると言うような、そういう牽強付会の言は——幸い委員長も更迭になって、当事者である淺沼君も、社会党の輝ける委員長に就任したのでありますから、そういう人が国会において懲罰事犯に付されるということは、私は衆議院議員の一人として、まことに国家のために、社会のために嘆かわしいと思っておる。従って、こういうことはお互いが謙虚に譲り合えるならば、本法案の撤回を願いたいということを、私は今日非公式ながら申し上げておきます。従って、自由民主党は、参議院を通過して衆議院に送付されたから、じんぜん日をむなしくするなという議論はわかりますけれども、できるならば、本法案が撤回できるように、両党において十分政治的に勘案され考慮されてしかるべきである。私はこの際一言私見を申し上げておきまして、その他のことは、それぞれ天下の公党でありますから、われわれのもとより干渉するところにあらず、その党の自主的な判断と出処進退を明らかにされるよう、私は要望をしておきます。
○菅家委員 これは時間の関係もあることだから、あえて今の池田君に反駁する意味でもないのですが、いわゆるデモ規制法、これは事務総長から説明があったように、付託委員会をよその委員会に変えるというようなことは、今日までの国会の取り扱い上、そういうことは不可能なことであって、私どもはこれには何ら疑問がない。また、ここで取り扱うことにどういう疑問があるのかわからなかったけれども、そこまではせんさくしないで、明日交渉があるというなら、交渉があった上でよく疑問の点を聞いて話を進めようと思っておった。これは懲罰委員会でないから、淺沼君の懲罰の問題とは関係がない。ああいうことに端を発したことは事実でありますけれども、これは法律をもってこの周辺を全部やるという考え方ではない。どこの国でも、各国でみなやっておることでありまして、われわれの立法府は、静かな場所において審議をしていくという建前に立つ以上、そういう取り締りの法律があってよろしいという考え方に立っておるのでありますから、撤回する考えもなければ、また、懲罰委員会の関係は、別個の問題でありますから、この問題は、これ以上論議してもむだなことであって、明日あらためて正式に社会党の方から、どういう疑義があり、どういう御交渉があるのか、われわれ党の代表者としてよく聞いた上に、明日結論を出すことにしたいと思います。それであるから、趣旨説明をいつ聞くかという問題は明日さらに相談をすることには何ら異議ないのであって、一日延ばすことが不可能だというのではありません。明日いけないというならば、また話し合いの上で趣旨説明を延ばすことはよいのであって、そういうことでいつまでもこれを延ばしておくということは、これは取り扱い上許されないことであるから、委員長、こういうことの申し入れがあった以上は、明日社会党の話を聞きまして、そのときに即刻われわれは態度を明らかにしてお答えする準備がすでにできておりますから、きょうはこの程度で、そのことをいつまでも論議しても尽きないと思います。
○荒舩委員長 以上、お聞きの通りですから、この問題は明日に譲り、明日この問題を御相談いただくごとにいたします。
○荒舩委員長 それでは、先ほど社会党の国会対策副委員長が来ましたが、三池炭鉱の緊急質問は、本日やらないということに理事会で了承いたしましたので、その通り、きょうは取り扱わないことにいたしたいと思います。
○下平委員 今、おたくの方の国会対策と議運の関係がどうなっておるかわかりませんけれども、せっかく国会対策が向うで委員長も入って話をしておるということもありますので、もしそこで了解がついて、きょうやるごとになったら、きょうやらしていただく。話し合いがっかなければ、決定通りでよいが、少し余裕を残しておいていただきたいと思います。
○菅家委員 それには異議はありませんが、われわれも党を代表して来ておるのだから……。
○下平委員 経過は言いませんけれども、もし向うの話がつけば上程するという、その余裕だけ[残しておいて下さい。
○荒舩委員長 ただいまの御発言を含みといたします。
○荒舩委員長 それでは、本日の本会議は、三時を目途といたしまして、一応、二時五十分予鈴、三時から開会することといたします。
○荒舩委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明三十日水曜日、定刻から開会することといたします。従いまして、次回の委員会は、同日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することといたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後一時二十八分散会