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34回国会衆議院1960/02/25

議院運営委員会 第10号

発言数
15
登壇者
5
会派数
3
開催日
1960/02/25

会議録

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 これより会議を開きます。  まず、議員請暇の件についてでありますが、増田甲子七君から、欧米各国の政治経済事情視察のため、三月五日から四月十日までの三十七日間、請暇の申し出がありますが、いかがいたしましょうか、御協議願います。

柳田秀一日本社会党

○柳田委員 これは、結論から言うと、反対賛成ということです。結局、今国会は、従来からのいきさつもありまして、賛成せざるを得ぬと思います。しかし、事情やむを得ざるというような例外を認めたがために、この通り、何らの考慮なしに次々と、国会開会中、議員に課せられた最も重大な国政審議の権利をみずから放棄して、のこのこ海外に行くということは、これは許すべからざることであると思うのです。そこで、前にこういう特例を設けたとき、議運ではっきりとワクをきめなかったことに問題があったと思うので、今国会は、これは反対ではありますが、やむを得ざるものとして賛成、こういうことにせざるを得ぬと思いますが、このままではどうにもならぬ。そこで私は、来国会からは原則として一切認めないということを、きょうの議運で、各党もし御異存ないようならば、きめておきたいと思う。そういうような意味で、やむを得ざるものとして今国会のものはこれを認めざるを得まい、かように思います。と同時に、何も海外に行くだけにこういうワクを締めるのではなしに、公報を見ると、特定の人を指すわけではありませんが、七日間々々々で、次から次に議長は請暇を許しておられる。これもほとんど事務的に取り扱われておるので、ただ国会が始まったときに登院して一応権利をとられたあとは、七日間七日間というような慣例になって、ずるずるべったりに登院を全然しておらぬ人もある。これに対しても、議長がそういう請暇を許されるときには、その事情を聴取して、そうして請暇を許すべきものは、例外的にやむを得ざるものとして認めるが、引き続き七日間々々々で一カ月も二カ月も休むような人に対しては、議長はこれを許さぬ、これも一つこの委員会ではっきりきめて、来国会からはそういうふうにするということを私は提案して、各党の御了承を得たい。これはわが党自身においても自粛しなければならぬ。また、各党においても、これは当然自粛さるべきものと思いますが、私はそういうふうにしたいと思います。

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 他に……。

松澤雄藏自由民主党

○松澤委員 今回の増田君の問題は、わが党の党員という立場でありますが、ただいまの社会党の柳田君のお話に対しましては、わが党としても全面的に賛成であります。ただ、一応わが党としては、絶対に認めないということではなくして、ある程度議運においてルールを御研究願って、その上に立って今のような基本的な線でいきたい、こういう立場です。従って、増田君の請暇につきましては御了承を願いたい、かように考えております。

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 他に御意見ございますか。——民社党、御意見ございますか。

池田禎治民主社会党

○池田(禎)委員 別にありませんが、国会議員が開会中に旅行するということは、私は、原則として、許すことは間違いだと思う。私はかつて社会党にあって、淺沼君の訪中請暇に対してまっこうから反対した。政党の首脳部ともあるべき人々が、国会開会中に、国民の代表であり、国権の最高機関だといって、いばるときだけいばって、国民の負託にこたえることをしないのは、国民に対して申しわけない、こういうことは、いかなる政党といえども慎しむべきことである。そこで私は、この重要な国会開会中に、何十日間も旅行するなどということは、国民に対してまことに申しわけないことを平然としているものだと思う。私は絶対に反対します。

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 そうすると、増田甲子七君の議員請暇の件は、三月五日から四月十日までの三十七日間請暇の件と加味して、各党とも、今度の通常国会においては、前例等もありますので、やむを得ず承認を与えるが、しかしながら、次回の国会等においては、原則として国会開会中は外遊は認めない、ただし、公務を帯びてということであれば別でございましょうが、そうでない限りは認めない、なおまた、一週間ごとに、切りかえ請暇といいましょうか、そういうものも一つ自粛を願いたい、こういうことでございますね。さよう取り扱いをいたしまして、この増田君の件は承認を与えることでよろしゅうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり]

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 では、本日の本会議においてこれを決定することに御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたします。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、委員任命につき同意を求めるの件についてでありますが、土地調整委員会委員に伊藤俊夫君を任命することにつき、内閣から本院の同意を求められて参っております。  本件は、昨日の理事会で話し合いの通り、本日の本会議において議題とすることに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について事務総長から説明を願います。

鈴木隆夫事務総長

○鈴木事務総長 御説明申し上げます。  普通でございますれば、請暇、人事の件を男頭にやるのでございますが、本日は、日程第一に掲げてございます、皇孫殿下御誕生につき天皇陛下並びに皇太子殿下に賀詞を差し上げるの件を、昨日おきめいただきました文案によって、議長発議によりお諮りいたすことに相なっております。それが終わりまして、ただいまおきめいただきました増田さんの請暇の件と、伊藤さんの土地調整委員会委員任命につき同意を求めるの件をお諮りいたしまして、それから日程に入りまして、日程第二と第三は、建設委員会の所管でございますので、一括いたしまして、これは委員長の羽田さんが御報告になりますが、両案とも全会一致でございます。次に、日程第四と第五は、これは商工委員会の所管でございますので、これまた一括いたしまして、商工委員長の中村さんが御報告になりますが、これまた両案とも全会一致でございます。それから日程第六は、運輸委員長の平井さんが御報告に相なりまして、これまた全会一致でございます。日程第七は、大蔵委員長の植木さんが御報告になりまして、これまた全会一致でございます。  以上でございます。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 それでは、本日の本会議は、零時五十分予鈴、一時から開会することといたします。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、次回の本会議は、追って公報をもってお知らせすることといたします。  なお、本会議散会後、議長主催のもとに、このたびの皇孫殿下の御誕生をお祝いするために、議員一同で乾杯いたすことになっておりますので、議員食堂にお集まりを願いたいと思います。  それでは、本会議後また委員会を開きたいと思いますので、休憩いたします。     午後零時十八分休憩      ————◇—————     〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕

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