議院運営委員会 第2号
- 発言数
- 40 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1959/10/28
会議録
○委員長(高橋進太郎君) これより議院運営委員会を開会いたします。 調査承認要求の取り扱いに関する件をまず議題といたします。委員部長の報告を求めます。
○参事(渡辺猛君) お手元の資料の通り、各委員会から調査承認要求書が提出されております。
○委員長(高橋進太郎君) ただいま報告がありました各要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(高橋進太郎君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
○委員長(高橋進太郎君) 次に、国務大臣の演説に対する質疑に関する件を議題といたします。 すでに御承知の通り、岸内閣総理大臣、村上国務大臣、佐藤大蔵大臣及び藤山外務大臣の演説が本日午後行われることになっておりますが、これに対する質疑につきましては、理事会において協議いたしました結果、次の通りとすることに意見の一致を見ました。 すなわち、時間は、自由民主党三十分、社会党六十分、無所属クラブ、社会クラブ、緑風会おのおの二十分。人数は、社会党三名、自由民主党、無所属クラブ、社会クラブ、緑風会おのおの一名。順序は、社会党、自由民主党、無所属クラブ、社会党、社会クラブ、緑風会、社会党の順。日取りは、演説の翌日から二日間。 以上でありますが、本件を右の通り決することに御異議ございませんか。
○米田勲君 その国務大臣の演説について、内容等については今お話がなかったのですが、わが党の方から、国民が非常に重大な問題として考えている安全保障条約の改定交渉の中間報告をぜひしてもらいたいということを強く要求をしておるのです。その点については考慮をされて行われるのかどうかという問題についてお尋ねをしたい。
○委員長(高橋進太郎君) これは私もその演説の内容を十分聞いておりませんから、御質問の通りの御要求に御満足いけるようなふうになっているかどうかまでは、私、承知しておりません。しかしながら、相当問題にもなっておりますから、これは触れられるだろうと思いますが、もしそれらにつきまして不十分であるならば、これは演説を聴取した後に相談することにしたらいかがかと思います。
○光村甚助君 いや、その問題に関しては衆議院でも問題になったらしい。それで幾らか開会がおくれたということを聞いておるのです。その両党の折衝間で大がいわかるのじゃないですか、大体その内容に触れているとかいないとか。両党間の何か話し合いがなければ、今の総理大臣の演説が始まるわけはない。何か了解があったればこそ始まったと思うのですが、その点、何か事務総長か自民党の方でおわかりじゃないか。妥協がついたのか、内容をある程度盛り込んでいるという報告がされたのか。
○事務総長(河野義克君) 私はちょっとその点は承知しておりません。
○光村甚助君 自民党のどなたかご存じないですか。官房長官は来ておられないのですか。話し合いがついて向こうはやっているんですから、何かのめどがついたんだろうと思う。そういうことをここで知らせてもらえば早いと思うのです。だれも政府の人はおいでになっていないのですか。
○米田勲君 それはしかし、どうなるのかわからぬというようなことではちょっと困るね。
○田中茂穂君 今の米田君の御意見ごもっともだと思いますが、一応衆議院の方では開会になったわけですから、おそらく両党の間で話し合いがついたと思います。そこで、大臣の演説を聞いた上で、もしそういう点を問題にされるのであれば、また理事会等で話し合いをするということでいいのじゃないかと思いますが。
○米田勲君 それでは今の話は、演説か終わったあとに、われわれが考えて、要求してあったことがさっぱり考慮されていないという結果が出たと仮定した場合に、議運の理事会でそのことを事後処置ができるような責任を持ってもらえますか。それはただ単なる話し合いだということではちょっと困るのですが。そういう予想されるような思わしくない事態が現実に発生した場合に、議運の理事会でわが党の方が了解できるような措置をやってもらえるような責任があなた方の方にあるのだと、そういうことは承知しておるということであれば問題はないわけです。しかし、そういうことが発生してしまってから、どうにもなりませんよというようなことでは、事後理事会で話し合うというだけの話で本議事を進めていくということはどうかと思う。
○田中茂穂君 それは聞いてみなければわからない。あした、あさっての二日間質問の予定になっておりますから、質問戦を通じて社会党のそういった点をお話になることは一向かまわないと思います。そういうことでいいんじゃないですか。
○米田勲君 それでは僕の聞いていることとちょっと違うんです。社会党のわれわれが思っていることを何でも言ったらいいじゃないかという話では困るんです。ところが今、そういう大臣の話を聞いて、その問題がほとんど触れられておらないといったようなことがかりに起こった場合、議運の理事会で話し合えばいいではないかというお話だったから、その理事会で話し合ってお互いの了解のいくようにできる見通しがあなた方の方にもあるというのであればいいんですよ。そういう事態が起こらなければいいんですけれどもね。ほとんどもうわれわれの希望し、要求していることが取り上げられておらないというような事態が発生した場合のことを考慮して今お聞きしておるわけです。あとは終わったんだから知りませんよと、こういう議運の話では、ちょっとわれわれ困るんですが。
○委員長(高橋進太郎君) 米田君に私からちょっとお答えします。実はこの直前に理事会を開いたんですが、社会党の理事の方からその話も出て、われわれも非常に注意が不十分だったのですが、今まで開会の問題をすぐどうということはあまりなかったんです。ちょっと時間的にきわめて短いあれだったもんですから、そういう点についてのあなた方の御質問についての裁量は理事会としてはしなかったんですがね。まあ定刻から向こうも三十分以内で大体片づいたようなものですから、そういう話は大体両党の間に話がついたんじゃないか、こういうので、われわれもそれを党を通じて十分確かめるひまがなかったんですがね。
○米田勲君 僕らも向こうで話がまとまったかわからぬので、あとで混乱が起きては困ると思うので、念のためにお聞きをしたので、委員長の方でそういう問題を善処して下さい。
○阿部竹松君 そこで問題が出されたので、はっきり官房長官でも呼んで、そうしてここへ来てわれわれにも理解さしてもらわぬと、これから行って議員総会を開くのに、これはおかしいではないかということになれば困る。一つ官房長官を呼んで下さい。私どもの方はきのう議運の理事会で参議院があとになることについて総長から前例を説明してもらって、そうして結局、委員長、あるいは総裁、あるいは幹事長、あるいは書記長、こういう人がやる場合に限って衆議院の方が先になる、そういうことで理解しているのに、前例がそういうことでわれわれも理解して、きのうの理事会の結論は、参議院のあれに基いて何名とか、あるいはだれがやるとかいうことは言うまい。また衆議院の良心に基づいてやるんだけれども、しかし慣行的にこういうことだということで、きのう理解して決定したところが、きょうとにかく淺沼書記長と社会党の下平という人が質問するのですが、そういうことになると、今までの前例が全く破られたことになる。そこで開会の初日の総理の演説もあるのでスムーズにやりたいけれども、やはり明確にやっておかぬと、将来に摩擦を起こす。
○委員長(高橋進太郎君) 承知しました。阿部さんの今の御質問もあり、いろいろ話もございますから、この提案はこのままにして、そうして一つ一ぺん連絡するということで、どういう模様であるかどうか、一つ向こうの方の会派と連絡してもらって、場合によっては衆議院の人に聞いて、説明の要があればまた党同士が話し合いになって、こういうところは妥結したということであれば、党と党との話し合いをここで御披露願う、こういうことにいたしておきます。従って、この案件はその報告を聞いたあとでもう一ぺんお諮りいたします。 —————————————
○委員長(高橋進太郎君) それでは次に人事案件六件を議題といたします。すなわち検査官の任命承認に関する件、商品取引所審議会会長及び同審議会委員の任命承認に関する件、運輸審議会委員の任命承認に関する件、電波監理審議会委員の任命同意に関する件、日本放送協会経営委員会委員の任命同意に関する件、労働保険審査会委員の任命承認に関する件を便宜一括して議題とし、順次説明を聴取いたします。 まず検査官について説明を願います。
○政府委員(小笠公韶君) 八月二十四日任期満了となりました検査官加藤進君の後任として、九月二十三日付で小峰保栄君を任命いたしましたので、会計検査院法第四条第四項の規定により両議院の事後の承認を求めるため本件を提出いたしました。 同君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知のように、終始会計検査院の事務に従事し、豊富な知識と経験を有しますので、検査官として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上すみやかに承認されるようお願いいたします。
○委員長(高橋進太郎君) 次に、商品取引所審議会会長及び同委員について説明を願います。
○政府委員(内田常雄君) 商品取引所審議会の会長並びに審議会の委員の任命につきまして、事後の承諾を求める件でございます。 会長向井鹿松君、委員石黒武重君、島剛君、藤田国之助君、この四人の方方は去る八月十七日に任期が満了いたしましたので、翌八月十八日に再任をいたし、また従来委員でありました柿沼谷蔵君は昨年二月に委員を辞任いたしまして後任がありませんでしたが、その後任として日比谷平左衛門君を八月十八日付で新しく任命せられました。いずれも国会閉会中の任命でありますので、商品取引所法第百三十九条第四項の規定によりまして、国会の事後の承認を求めたいと存じます。 この五人の方々の経歴につきましては、お手元に履歴書をお出しをいたしておりますが、これらの方々もその経歴から見まして、商品取引所に関する豊富な知識経験を有する方々で、適任であるものとして任命をいたしました。どうぞよろしく御承認をいただきとうございます。
○委員長(高橋進太郎君) 次に、運輸審議会委員について説明を求めます。
○政府委員(前田郁君) 運輸審議会委員の青柳一郎君及び武田元君の両君は、八月三日任期満了となりましたが八月の十一日付をもって再任し、また九月二十二日辞任いたしました同審議会の委員青盛忠雄君の後任として波多敏夫君を同日付で任命をいたしましたので、運輸省設置法第九条第三項の規定により両議院の事後の承諾を求めるため本件を提出いたしました。 同君らの経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知を願いたいと存じますが、同君らは広い経験と高い識見を有する者でありまして、運輸審議会の委員として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上すみやかに承認されるようお願いいたします。
○委員長(高橋進太郎君) 次に、電波監理審議会委員及び日本放送協会経営委員会委員について説明を求めます。
○政府委員(佐藤虎次郎君) ただいま御審議を願っております電波監理審議会委員松方三郎君は、七月二十四日任期満了となりましたが、八月十一日付で再任いたしましたので、電波法第九十九条の三第二項の規定により両議院の事後の同意を求めるため本件を提出いたしました。 同君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、同君は公共の福祉に関し公正な判断をすることができ、広い経験と豊富な知識を有する者でありますので、電波監理審議会委員として適任であると存じます。何とぞ慎重審議の上、すみやかに御同意願いたいと思います。 日本放送協会経営委員会委員阿部真之助君及び村上巧児君の両君は六月四日任期満了となりましたので、九月二十二日付をもって再任し、また放送法の一部を改正する法律(昭和三十四年法律第三十号)の施行により、新たに同経営委員会委員が四名増員となりましたので、靱勉君、楠山義太郎君、千葉雄次郎君、浜田成徳君の四名を同日付であわせて任命いたしましたので、放送法第十六条第三項及び放送法の一部を改正する法律(昭和三十四年法律第三十号)附則第二項の規定により、両議院の事後の同意を求めるため本件を提出いたしました。 六君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、いずれも豊富な経験と広い学識を有する者でありますので、日本放送協会経営委員会委員として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上すみやかに御同意願いたいと思います。
○委員長(高橋進太郎君) 次に労働保険審査会委員について説明を求めます。
○政府委員(赤澤正道君) 労働保険審査会委員上山顕君は本年七月三十一日任期満了となりましたが、同年八月十一日付再任いたしましたので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第三項の規定により、両議院の事後の承認を求めるため本件を提出いたしました。 同君の経歴につきましては、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、同君は人格高潔であって、労働問題に関する識見を有し、かつ労働保険に関し豊富な学識経験を有する者でありますので、同会審査会委員として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上すみやかに御承認されるようお願いいたします。
○委員長(高橋進太郎君) ただいま説明を聴取いたしました六件の人事案件につきましては、いずれも会派にお持ち帰り願い、御検討を願った上で、次回以降に審議決定することにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○米田勲君 念のためにお聞きしておきますが、これらの各委員はただいま提案されたのですが、人物を選考する各規定には抵触をしていない、その規定にきちっと沿ったものであるかどうかということを念のためにお聞きしておきます。それが一つ。第二は、相当の年令の方がだいぶおられますが、現在の健康状態はどういうものであるか。相当業務を持っておられますから、この大事な仕事に携わってもらうのに、その業務等の関連において出席が十分できて、任務を果たしてもらうことができるかどうか、その点、私たち一々調べることができませんが、この場合承認するとすれば、一応責任のあるお答えをいただきたい。
○委員長(高橋進太郎君) 一つ関係の政務次官から……。
○政府委員(佐藤虎次郎君) ただいま御審議にあづかっております電波監理審議会委員、日本放送協会経営委員の各位の方々は非常に御健康であられると同時に、過去におきましても非常に出席率がよく、非常に適任者とかように強く信じましてお願いいたしております。その出席率に至りましては、松方さんにいたしましても三十一回出席なされております。ほかの方々もやはり二十九日、二十七日、三十日という工合に非常に出席率もよろしゅうございますから、何とぞ御同意を願いたいとお願いいたします。
○政府委員(内田常雄君) 通産省関係の商品取引所審議会会長並びに委員でございますが、通産省で内閣と打ち合わせまして、十分法律の規定に適合するかどうか選考いたしておりまして、その任に十分耐えるものであると確信を持っております。なお、御参考までに皆様方のお手元の最後のページに出席状況の表がつけてあったと思いますが、最近における審議会の開催日数に対する従来の各委員、これは重任の方が多いわけですから、従来の出席状況を見ても非常に出席状況もよろしくて適任者と脅えております。
○政府委員(前田郁君) 運輸審議会委員青柳一郎君、武田元君並びに波多敏夫君でございますが、いずれも規定に合っておりまして、健康状態も非常によろしいのでございます。どうか御承認を願いたいと存じます。
○政府委員(赤澤正道君) 上山顕君は、年も本年五十五才であって、向う三カ年の任期ですが、一番働き盛りでありますし、健康はきわめて良好、従って出席率は百パーセントでございます。法律に定める要件にはもちろん適合しております。これは多年労働行政に参加しておる人でありますので、私はその人をよく実は知らないのですけれども、あちこち聞いてみましたところ、この人をおいてほかに適任はなかろうという推薦もありましたので、どうかぜひ御承認をお願いいたします。
○委員長(高橋進太郎君) それでは、本件はお持ち帰りをいただきまして、次回以降の審議の際に決定することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(高橋進太郎君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
○委員長(高橋進太郎君) 先ほど米田君並びに阿部君から御質問のあった点につきましてお答えいたします。 先ほどの安保条約の問題が総理の演説の中にあるかどうかという問題でございますが、それは両党間で話した結果、中間報告をあらためて行なうかどうかにつきましては、演説を聞いた後に議運において決定する、そしてその決定に従うと、こういうことで話がついているそうですから、御了承いただきたいと思います。 それでは、先ほど申し上げました通り、総理以下に対する質問につきましては、その日取りは、演説の翌日から二日間といたしまして、先ほど申し上げました通り決定したいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(高橋進太郎君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 この際特に御発言もなければ暫時休憩して、本会議散会後格別の問題もなければ、そのまま散会いたしたいと存じます。 午後一時十九分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕