運輸委員会 第4号
- 発言数
- 69 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1959/11/17
会議録
○委員長(平島敏夫君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。小委員会の構成についてお諮りいたします。去る十二日の委員会におきまして、従来のタクシーを主としたものばかりでなく、トラック、バス等も含めた最近の一般交通運輸に関する問題を調査するため、小委員会を設置することが決定され、構成等は理事会において協議することに決定されましたが、理事会において協議の結果、次の通り意見の一致を見ました。すなわち、小委員会の名称は、交通の秩序と安全に関する小委員会とする。構成は八人とし、各会派に対する割当は、従来のように自民党三人、社会党二人、無所属クラブ、社会クラブ及び緑風会各一人とする。 以上、理事会で一致しました通り決定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認めます。よってさよう決定いたしました。ついては、小委員会並びに小委員長の選定は、便宜委員長から指名することにしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認めます。よって小委員に、天埜良吉君、谷口慶吉君、鳥畠徳次郎君、大倉精一君、小酒井義男君、白木義一郎君、松浦清一君及び加賀山之雄君を、また、小委員長には天埜良吉君を指名いたします。
○委員長(平島敏夫君) 昭和三十五年度運輸省関係主要施策に関する件を議題といたします。 まず、防潮堤について御説明を願います。
○政府委員(中道峰夫君) 今回の伊勢湾台風によりまする災害にかんがみまして運輸省といたしまして、高潮対策事業を決定いたしましたので、御説明を申し上げます。 今回の伊勢湾台風によりまする被害は、単に伊勢湾だけでなく、今後台風時の異常高潮によりまして、今回と同様、またはそれ以上の災害の発生が予想されますような地区につきましては、この際、抜本的な対策を樹立いたしまして国土保全安定に資したいと考えております。さしあたりまして、今回対象といたします地区は、東京湾、伊勢湾、大阪湾、周防灘及び有明湾としまして、海岸地区、港湾地区及び臨海工場地区につきまして、総合的に防潮対策を計画し、早急にその実施をはかることといたしたわけでありますが、計画樹立にあたりましては、まず計画の構想を決定いたしまして、三十五年度予算におきましてその応急処置を講ずるとともに、これに必要な調査及び実験等の技術的検討を加えまして、すみやかに恒久対策の樹立をはかりたいと思っております。基本方針でございますが、ただいま申し上げました考え方に基づきまして、具体的に以下申し上げようと思います。 最初に、堤防等の天端高の深さでございます。一番上部の高さの問題でありますが、海面下にあります地区の前側の防潮堤の天端の高さは、高潮並びに波浪によります海水を堤内に流入せしめないものとして、満潮時の水位に予想されます最大の偏差及び波の高さを加えました合計額以上をとるものとするということにいたしたのであります。なお、背後の土地が高く、比較的人家等の少ない個所につきましては、その実情によりまして、一部の越波は許すこともあるが、高潮の堤内流入及び波浪の勢力はこれを阻止するということにいたします。港湾の埠頭地区及び臨海工場地区におきましては、港湾賦役機能及び工場生産機能を阻害しない最大限度の高さとして、高潮時の一時的な冠水はやむを得ないものとすると考えております。 第二といたしましては、埠頭地区にあっては、貨物の損傷を防護するたり、上屋、倉庫はこれを多階建とするか、一階の場合には側壁に防水施設を整備するものとする。 第三といたしましては、臨海工場地区におきましては、高潮の一時冠水を許す計画の場合には、工場の責任において防潮壁の設置または工場敷地の一部の地盤をかさ上げすることによって重要機械の冠水防止等の対策を講ずるものとしております。 第四は、木材の流出防止対策を講ずるものとするわけであります。 第五番目は、その地方の湾形、地形等の実情によりましては、防波堤を湾口あるいは港口付近に築造いたしまして、海岸における波の力を極力減殺するとともに、異常な高潮を極力減少せしめるものとします。なお、港湾埠頭地区前面等の波浪の減少をはかるため、防波堤の新設あるいはかさ上げを計画する。この際の防波堤の天端の高さは、満潮時の水位に予想される最大偏差及び波高の六割を加えたものとします。 六番目といたしましては、干拓防波等の前面に埋立地造成の計画がある場合には、この埋立事業を促進いたしまして埋め立てによって背後の土地の高潮を防止することとしたい。 第七番目といたしまして、防潮堤の構造につきましては、できるだけ強固なものにする。特に波が越えまする越波に対する法面の保護、これは防潮堤の本体の頂面及び背面は必ずコンクリート等の履工を施す。コンクリートで巻きたいわけでございます。及びこの防潮堤の法尻の洗堀を防止するということに留意しなければならぬ。 第八番目といたしましては、ただい一申しました天端高の決定にあたりまして、地盤沈下が予想されるような地区につきましては、その沈下量を見込んだものを計画の提防の高さとするというふうに考えておるわけでございます。 以上が基本的な方針でございます。 この高潮対策の全体計画事業といたしましては、伊勢湾高潮対策事業計画及び他の四地区の高潮対策事業計画を二期に分かちまして、第一期を昭和三十五年度から三十七年度まで、第二期を昭和三十八年度から四十年度までとする。伊勢湾の高潮対策事業に対しましては、災害復旧事業及び河川、干拓事業との関連におきまして、これは第一期に完成する。他の地区につきましては二期に分けて実施するというふうな方針をとろうと思ったわけでございます。以下、主要な地区につきまして要点だけ申し上げたいと思いますが、最初に、伊勢湾につきまして名古屋港でございますが、構想といたしまして埠頭の地区、つまり、岸壁等の埠頭地区、それから干拓となります干拓地区、それから河の河口地区等を遮蔽いたします防波堤、約九キロを築造いたしまして、港内の波浪、高潮を減少せしめる。この防波堤によりまして、推算いたしますと、波浪は約一メートル、高潮は約五十センチ、合計いたしまして一メーター五十に減少せしめる効果が期待できる。なお、このほか波の勢力は、この防波堤によりまして相当減少せしめることができる。従いまして、海岸堤防あるいは干拓堤防等に相当効果を発揮できるわけでございます。 港内の埠頭前面及び運河岸に約三十八キロにわたりまして防潮堤及び防潮壁を作りまして波浪及び高潮の侵入を防ぐ。 それから鍋田干拓、それから海部郡南部の前面及び上野横須賀海岸の前面には埋立地を作りたい、約八百八十万坪計画をいたしておるわけでございます。 最後に、木材の流出を防止いたしまするために囲堤を補強いたしましてさらに木材の整理場を計画するというふうに考えておるわけであります。以上に要しまする事業費といたしましては約百三十九億を一応予定をいたしたわけであります。 次に、東京湾について申し上げたいと思いますが、その中で、東京湾は横須賀、横浜から川崎、東京、千葉等を包含するするわけでございますが、うち東京港につきまして申し上げますと、構想といたしましては、江東地区から羽田に至ります海岸線埠頭地区は堤防約二十二キロの間に防潮堤と水門、それから閘門及び排水施設を行ないまして、それらのかさ上げ補強及び新設を行ないます。そうして高潮及び波浪を防ぐ、そのうちで江東地区につきましては、現在東京湾の基準水面以上五メートルの天端高で現在工事を施工中でございます。月島の地区につきましては、木材の流出防止ということを行ないたい。それからさらに埋立地造成計画がございますので、それを促進することによって、先ほど申しましたように、海岸の保全をさらに強化したいと考えるわけでございます。これに要しまする事業費は約二百十億を予定いたしておるわけでございます。 次に、大阪湾について申し上げたいと思います。 これは大阪港、和歌山港、尼崎港、西宮港、神戸港等を包含いたすわけでございます。そのうちで大阪港につきましてその構想を申し上げますが、既設の防波堤、大阪港は現在防波堤がすでに築造されておりますが、相当年月を経まして、かなり沈下をしておるところもございますし、今次の台風にかんがみましても、その程度の高さではささえ切れないと考えますので、延長約九キロ七百をかさ上げすると同時に、堤体自体を強固にする、そして波浪及び高潮を防止する。これによりまして、港内におきましては約二メートル程度の波が減少するであろうということを推算いたしておるわけでございます。 陸の部分につきましては、計画がございます通りに、大阪湾の基準水面からプラス五メートルの防潮堤、延長にいたしまして約五十二キロを作りまして高潮を防ぐ。また、現在すでに海面下、海面より低い土地でございますが、それらの地域に対しましては、排水施設を増強いたしまして、水がそこにたまりました場合には、その施設によって急速に排水を行ない、なお将来につきましてはさらに一メートル上げましてプラス六メートルに計画変更することも一応研究をしよう。なお、埠頭地区の一部はかさ上げを行なう。また、木材の貯留施設に対しましては、防波護岸と同時に波を防ぐ施設を築造いたしまして、木材の流出を防ぐ。これに要しまする事業費といたしましては、約二百七十億を推定いたしておるわけでございます。 以上要点だけでございますが、御説明申し上げましたような次第でございます。
○委員長(平島敏夫君) ただいまの御説明に対し御質疑のおありの方は順次御発言を願います。
○小酒井義男君 運輸省で今度計画されたこの防潮堤については、特に災害を受けました伊勢湾、あるいはその危険性のあるといわれておる各地では、これの実現に私は非常に大きな期待を持っていると思うのです。こういう計画は、運輸省としても従来からあったんじゃないかと思うのですが、従来それが実現をしなかった。まあ予算等の関係で日の目を見ることができなかったというのが、今回の災害でこういう工事が必要になったというので、新しくこういう計画を立てられたのか、その点を一つ承っておきたいと思います。
○政府委員(中道峰夫君) お話のように、運輸省といたしましては、東京湾、大阪湾等につきましては計画を持っておったのでありまして、今回の計画につきましても、大体その線に沿って、ただそれをさらにもっと繰り上げて施行したいということを考えるわけであります。ただ、今回の伊勢湾の台風が従来に見なかった程度の規模であり、またその災害が、かつてそういうことを予想しなかった災害でございますので、そういった点を十分に調査、さらに検討いたしまして、将来に備えるということで計画の追加あるいは修正というふうなものを加えまして、工事計画を作成しておるわけでございます。
○小酒井義男君 まあ、やはりこれは運輸大臣にお尋ねをした方がいいと思うのですが、運輸省で、いろいろ仕事を、まあ予算の必要な仕事がいろいろあるわけなんですが、その中で、この防潮堤の工事というようなことは最も重点を置いて、優先的な予算の獲得をせられる目標に私はなるべきであろうと思うのです。そういう点について運輸大臣、まず、さしあたって計画を見ますと、名古屋港の防潮堤から工事に着手をしていこうという計画のようでありますが、来年度の予算獲得に相当の決意を持って臨んでいただく必要があると思うのです。そういう点について一つ大臣の決意を承っておきたいと思います。
○国務大臣(楢橋渡君) 小酒井委員のお説ごもっともでありまして、今回の高潮による未曽有の被害を受けましたにつきまして、運輸省といたしましても、あらゆる観点から一つ深く反省をし、かつまた掘り下げて将来災いを防ぐ方策を講じなければならぬということで、一方には気象庁の強化問題と、今御質問になりました、また局長が説明いたしました高潮に対する考え方が、今度のような予想しない高潮が起こった。ことに、ああいうような、名古屋港のような袋のような、奥深い袋のようになっておるところは、波のエネルギーが奥に行くに従って非常に倍加されてくるという危険率が非常に多いということがわかりましたので、従ってただいま説明申し上げましたように九キロの、湾の入口に向って波のエネルギーを減殺するという防潮堤を作ろうということを考えまして、先般衆議院の予算委員会におきましてもこの点をよく説明し、また大蔵省当局に向いましても、端的に言って、一文惜しみの百知らずみたいに金を出し惜しみするために、受けた被害がその要求した金の何倍、何十倍というような被害を受けるものだから、従って、やはり災害というものは事前に防止するというためには、相当思い切って一つ予算をかけてもらいたいということを、大蔵大臣にも予算委員会においてそういうことを要求したような次第でございます。 極力、なるべく、御存じのように大蔵省に対しては強くそのことを要求しておかなければならぬので、きのうも参議院の予算委員会へ行っても、大蔵大臣苦笑していましたけれども、私が防潮対策に対して予算を強く主張しております。今立てました計画の線に基づきまして、あらゆる努力を払って災害の防除に努めたい。名古屋はもちろんですが、大阪湾並びに東京湾、いろいろ波の高さ等をもって推定いたしますと、りつ然とするものがあるのであります。そういう点を、この受けました大きな災害を契機といたしまして一つ将来の防災に対して全力を尽くしたいと考えております。
○小酒井義男君 これはただ運輸省、運輸大臣という立場でなしに、私は政府として、今後の防災対策をどのくらい重要に考えておるかという、政策のきわめて重要な課題になると思うのです。そういう点では、やはり政府がそういう考え方に切りかえていけば、これらの問題は、その中で私は消化されていくべき性質のものであろうと思っておりますが、今後も一ついろいろ御努力いただきたいと思うのです。従来も何カ年計画というのがいろいろ各省で立てられておって、なかなかそれが、計画が完成するまで工事が進んでいかないで、途中で変更をされる、あるいは予算の関係などで工事が縮小される。場合によっては、工事が各省で分散せられるために、集中的な成果を上げるというところまで進まないというようなうらみがいろいろあったと思うのです。今回の場合は、これは一つずつ作り上げていく、一個所ずつ完成をさせていくと、こういう方針でやはり進んでいかれると思うのですが、そういう点についても一つ構想があれば承っておきたいと思います。
○国務大臣(楢橋渡君) 災害の防除につきまして、私も数年前から衆議院におきまして、私が実は発案者になりまして台風常襲地帯の法律というものを衆議院において、特に九州地区は非常に台風が多かったものですから、その案を作ることにいろいろ苦労して参ったような次第でありまして、そのころから私は、災害というものは人力のある限り事前に防止することがかえって経済であると、こういう観点から、台風常襲地帯の災害防除に関する法律というものを、私が提案を実はいたして、九州地区その他につきましてあれは法律が通りましたら九州地区に台風がこなくて、今度は多くないところに台風がくるような次第になったのです。 これは余談ですが、今申し上げました点、これはやはり今重要な、危険にさらされておる地点というものは、これはどうしても今回の予算において工事に着手したい。今御指摘のように、どうも日本のすべての公共事業というものが、さいの河原に石を積むようなことで、やってはこわされやってはこわされて、一挙にやはり集中的にやらない。また総合的にやっておらない。たとえば名古屋に行って参りましても、割合に港湾局がやりました埋め立ての点はすぐに水が引いたのです。干拓地及び建設関係の方のものは非常な大きな痛手を受けておる。従ってその一角から破れてくれば、せっかく港湾局で港を中心に防除しておっても、背後から大洪水に襲われてくるということがはっきりしておるのですから、従って各省の関係、農林省及び建設省、運輸省と、各省関係がやはり総合的に態勢を整えて、どの一角からも破られないように、技術の面からもやはりお互いに考慮し合ってやる必要があるということを私は強く主張いたしておるのでありまして、従って、各港湾は御存じのように運輸省、港にきておるところの河川は建設省、干拓地は農林省と、それはばらばらにやっておって、その一角が破れることによって全体がすべて水泡に帰するというような愚かさを繰り返しているから、そういうことを総合的に一つ強力に態勢を整えてやらなければ、どこか一個所が弱くてもだめだ。こういうことで、私は閣議でもしばしば主張して、そういう総合的な対策を今回は立てたいと、実は考えておる次第でございます。
○相澤重明君 ちょっと港湾局長、実は僕もうっかりしておったのですが、資料の説明の二枚目に書いてある、たとえば伊勢湾のところの各地区別説明の四—一、あるいはその四—一—一名古屋港、これはどういう説明だったかな。それから、たとえば横浜の場合は四—二—三と、これはどういう区分ですか。
○政府委員(中道峰夫君) 私、基本方針を御説明いたしまして、地区につきましては、この資料にございます全部を申し上げなくて、まあ比較的重要だと考えられまする地点を、伊勢湾、名古屋、それから東京、大阪ということで御説明をいたしたわけでございます。その他の点は実は省略さしていただいたわけでございます。
○相澤重明君 だから説明してくれというのです。どういう説明なんですか、四—二—三とか、四—一とか、四—一—一とか。
○政府委員(中道峰夫君) これは説明の番号でございまして、四が各地区説明、そうしてその四—一が伊勢湾関係、四—一—、その中の一が名古屋港、二が衣浦港、そういう順序に並べてあるわけであります。
○相澤重明君 それから、この総額は幾ら、この予算、高潮対策のだいぶこまかく出ておったようだが、運輸省全体の総額は幾らですか。
○政府委員(中道峰夫君) 全体の総額は、千六百七十六億でございます。
○相澤重明君 このうち第一期を三十五年から三十七年まで、第二期を三十八年から四十年まで、こうなっておるが、その第一期は幾ら、第二期は幾ら。
○政府委員(中道峰夫君) 一期計画、三十五年から三十七年までが八百四十四億でございます。それから二期計画、三十八年から四十年までが六百九十億、それからあと、その他地区がございまして、これは百四十七億
○相澤重明君 その他というのは、具体的にちょっと説明して下さい。
○政府委員(中道峰夫君) それは今の一期、二期の以後になるわけでございます。
○委員長(平島敏夫君) ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(平島敏夫君) それじゃ速記をつけて。
○相澤重明君 それではこの第一期、第二期、第三期というのかね。その第一期のうち、三十五年から三十七年までですから、八百四十四億のうち、三十五年度はどのくらい要求をしておるか。
○説明員(比田正君) 三十五年度におきましては、二百八十二億を要求いたしております。それでもう一つつけ加えますが、この問題ができない前に、先ほど御説明いたしましたように、東京、大阪につきましては予算要求をしておりますので、その分がその中に三十九億含まれております、二百八十二億で全体要求をしております。しかし追加要求いたします前にすでに三十九億は要求しております。従いまして差額だけが今回追加いたしたことになるわけでございます。
○相澤重明君 そうすると運輸大臣ちょっと、先ほど小酒井委員の説明に言われたことと少し、運輸大臣の考えとちょっと違うのじゃないかな。つまり高潮対策というのは、伊勢湾台風を契機として、当然早くこれらの問題を解決しなければならぬということと、それから恒久対策を樹立するというのが、この高潮対策の計画の説明だったと思う。そうすると、少なくとも三十五年から四十年というと、これは六カ年になるわけだね。満五カ年幾ら、その上に三期計画としてその他がある。しかも当面の東京なり大阪なり名古屋なりを含む、三十九億を含めて二百八十二億が三十五年度の予算要求額、第一期計画の三分の一やっとが三十五年度になる。そうすると、運輸省の重点政策として、この高潮対策というものをしなければならぬ、運輸大臣も、早くこの法律を通して計画が遂行できれば、国民の被害は少なくて済む、こういったこととの関連は一体どうなるのか。
○説明員(比田正君) 御説明申し上げます。伊勢湾につきましては、先ほど大臣から御答弁がありましたように、特に重点を置きまして全般的の千六百七十億に対しましては、一期、二期、それからさらに第三期分というのがございますけれども、伊勢湾につきましては、第一期の三年間で完全に遂行する計画になっております。
○相澤重明君 そうすると、伊勢湾関係については、第一期のうち、三十五年から三十七年までに完成する。そうして、以降、恒久対策と思われるものを全国的に政府としては第二期計画に入れて、その他のものは百四十二億で第三期以降になる、こう理解をしていいんですか。
○説明員(比田正君) ただいまの通りでございます。
○相澤重明君 そこで、私は地元のこともあるから具体的にお尋ねをしておきたいと思うのですが、この中に、たとえば4—2—3というやつですね。横浜港の中に、「鶴見防波堤の延長及び前面防波堤の蒿上げ補強約五千三百メートル」というのがあって、鶴見川、帷子地区、こうなっております。この鶴見川、帷子川というものがこの中に全部含まれておる。それから高島埠頭、貯木場、これはいわゆる外防波堤に対するかさ上げ、こういうことを運輸省としては考えておるということで理解をしていいのかどうか。
○説明員(比田正君) ただいまの鶴見川につきましては、河川の上流の方は建設省でやる予定になっておりますので、海からいきまして一番目の橋までが港湾の方で担当いたしまして高くいたします。帷子川につきましては、非常に小さい川であります。はしけ等が中に入りますので、その入る区域は港湾関係に入っておりますので、港湾関係で担当いたしまして、両方とも港湾関係になっております。
○相澤重明君 まだ足りない。横浜港の「高島埠頭を蒿上げし、上屋等に防水工を行う」、こうなっておるが、外防波堤のかさ上げを行うつもりなのかどうか。
○説明員(比田正君) 念のために、よくわかりますように横浜港の(a)(b)(c)(d)と書いてある所を読みながら御説明いたします。 横浜港につきましての考え方は、第一に(a)と書きましたところの「鶴見防波堤」というのは、鶴見川沖にあるところの防波堤でございます。これが「延長」と書いてあるのは、現在長さが短うございますので、これを長くして安全にしたい。それから「前面防波堤の蒿上げ」というのは、横浜港の前面にありますところの防波堤全般に対しまして、現在は伊勢湾台風等の高さを考えておりませんので、これを全部高くしたい。長さを、高くて丈夫にしたいというのが五千三百メートル。 それから(b)と書きましたところは、ただいま申し上げました鶴見川、帷子川でございます。それからそれに続いて防潮堤、これが危険区域を全部いたします。 それから(c)といたしまして「高島埠頭を蒿上げし、上屋等に防水工を行なう。」と申しますのは、高島の地区は地盤が非常に低くて建設以来地盤が非常に沈下しております。横浜で一番低いものでございますので、それを地上げをいたしまして上屋等に防水をいたします。 それから(d)とありますのは、横浜港の一部に貯木場がございます。これは今まで名古屋のような災害を起こしたことがございませんけれども、今回のことにかんがみまして名古屋のようなことになっても、なおかつ材木が暴れ出、流れ出ないように高くいたしたいということでこの四つの計画を横浜港としてはあげてございます。それに要します金がここに書いてある六十七億でございます。
○相澤重明君 そうすると、たとえば横浜港を例にとるというと、四つの項目になっておるが、これは第一期工事の中に含まれる、第二期工事ではないということですか。
○説明員(比田正君) 横浜につきましては、ただいま申し上げた六十七億のうち、第一期分では十八億、緊急の分だけ十八億いたします。第二期で四十九億いたします。第三期というのは考えておりません。
○相澤重明君 それから、その他の各港についてというのがあって、その下の、横須賀、船橋、千葉、木更津等のことがあるが、この中に「波浪、高潮を防ぐ。」ということがあるので、一つ伺っておきたいのは、新潟港の場合はどうなっておったか。
○説明員(比田正君) 新潟につきましては、従来から地盤沈下対策といたしまして、大阪、尼崎、東京を含めまして新潟をやって参ったのでありますけれども、新潟につきましては非常に大きな問題でございますので、一つの新しい項目として取り上げまして、別途に処置したいと考えております。新潟につきましては、地盤沈下対策という方で処置いたすことになっております。
○相澤重明君 そうすると、この計画の中には入っていないで、特別に新潟のは取り上げるということですか。具体的に三十五年度ならば、三十五年度の計画の中には新潟港について地盤沈下対策を含んで幾らぐらい運輸省としては考えておるのか。
○説明員(比田正君) 明年度の予算といたしまして二十三億七千万円を目下要求中でございます。これは要求額でございます。
○相澤重明君 それから、これは運輸大臣に一つ一緒にお答え願いたいのですが、今の、明年度の要求が二十三億七千万円というのは、例の天然ガスをくみ上げることについて地盤が非常に沈下をする。これはもう運輸省の重要な政策の問題に関係してくるのですが、これの吸水作業というものについてのいろいろな答申が出たと思うのですが、それらも含んでこの三十三億七千万円ですか。これは波浪、高潮等の対策のためだけなのか、その点はっきりしなかったけれども……。
○説明員(比田正君) 新潟につきましては、今おっしゃいます通りに、ガスをとるために地盤が沈下するのであろうということはほぼ推定されておるのでありますけれども、いまだ最終的決定ではございません。従いまして、運輸省といたしましては、最終的決定が出次第に全面的な恒久対策を立てる準備はしております。現在のところは、暫定的に、緊急措置といたしまして、昨年から三年計画で、昨年、本年、来年と、三年間で、毎年一番条件の悪い所で五十センチ、つまり三年間には、一番悪いのは一メートル五十センチをこしても大丈夫なような高さまで防護する対策をやっております。先ほど申し上げました費用はその残りの部分でございます。
○国務大臣(楢橋渡君) 私、まだ新潟へ行っておらぬものですから、土曜日の晩、夜行でたちまして、日曜と祭日の連休を、現地の人にはちょっと迷惑ですけれども、現地に参りまして、なお沈下の状態その他をよく調べて参りたいと思うのでありまして、運輸省としても緊急なすべきものを今申し上げたような予算措置をしておりますが、私、現地に参って——きのう知事も見えましたし、市長も見えましたので、それからまた、次の委員会にでもいろいろ御報告申し上げたいと思います。
○相澤重明君 この高潮対策と同じように、新潟の問題は、もう前国会から非常に重要な問題を提起されておるわけですから、今担当者、課長が言うように、昨年からごく少ない金額であるけれども対策費を使っておるわけです。そこでやはり抜本的な対策というものは必要なわけです。今年、来年で果たして完成するかどうかということは、非常に重要な問題だと思いますから、運輸大臣がせっかくおいでになるなら、十分調査をして、できればやはり新潟の地盤沈下対策というものは、ここらで一つピリオドを打てるように、予算の内容からも一つ検討を願ってそれで次の委員会あたりにそういう問題も御報告をいただきたい、こう思うわけです。
○国務大臣(楢橋渡君) 地盤沈下の問題の原因が、多量にガスをくみ出すからなったのではないかというようなことが、御存じのように資源調査会の報告等がありましてこれもはっきり断定的には実は回答していないけれども、それらしい回答をしておって、御存じのようにこれはなかなか損害賠償問題、いろいろな問題に波及するところが甚大でありますし、一方、運輸省としましては、港湾に関することは運輸省の管轄でありますが、全体の地盤沈下に対する対策としましては、御存じのように通産省及び企画庁から建設省、その他関係者が多数ありまして、こういうところとも総合的に一つこの問題と取り組まなければならない。先般、逆にガス工業の労働組合その他の人が多数見えまして、それは決してガスのくみ上げではないからそれは反対だということで、私のところへ多数陳情に見えたこともありますし、一方には、取ったからだといって、両派に分かれて紛争をしているようなことがあります。実はきのう知事も市長も見えまして——私が行きます日はちょうど日曜日ですけれども、全部関係者を動員をしておくということでありますから、よく事情等も調査して参りまして、御報告申し上げます。
○天埜良吉君 この高潮対策事業の計画を拝見いたしまして、非常にこれは整っておる案だと思いますが、その中で名古屋港だとか、あるいは衣浦港が計画されております防波堤という湾港に設けるものがあります。これは誇張して言えば、今度の伊勢湾台風の被害が大きかったのは、非常な高潮によるものであって、その高潮も、これは湾形が非常に都合の悪いものであるということが考えられるのでありまして、この防波堤と書いてありますのは、これは湾形を変える一つの手段だと思われます。そうしますと、これは防波堤という名前では的確にその機能を表わさないのじゃないかという気がするのでございます。むしろ高潮対策堤とか、あるいはそういうような性質のものになるのじゃないかというふうに考えます。この点についてあるいは防波堤でもいいかもしれませんが、そのほかの、この中に計画されております防波堤とはちょっと意味が違いますので、いろいろ世間に発表され、あるいは予算折衝をなさる場合には、よほど説明が要るのじゃないかというふうに考えます。 それからもう一つ、二ページの所に(7)という所がありますが、ここに、「防潮堤の構造は、出来るだけ強固なものとし、特に越波に対する法面保護及び法尻の洗堀防止に留意する。」、こうなっております。この点に非常に重要なことだとは思いますが、さらに法先というものに相当意を用いる必要があるのではないかというふうに考えます。これは運輸省においては常に波を扱っておりますので、波に対しては法先の根入れを十分にするということは、ほとんど常識になっておるから入れていないのではないかというふうに考えますけれども、しかし防潮堤で今回こわれている実際をよく見ますと、運輸省でやったものについては、これは非常に強固で、きぜんとして立っておりますが、そうでない場所で施工されたものについては、この法先が洗われて、つまり波の力によって上下運動になりますので、そこで洗われてこわれておるという例が非常に多いようであります。それで河川あるいは湖水というようなところの高潮を防ぐというような場合と、こういう海における高潮を防ぐという場合には非常に差異があってどうしてもそこに伴う波浪というものが問題になりまして、これが堤防に当たった場合には、波浪が上下運動をする水のエネルギーとなって法先を非常に洗う。この点については、運輸省としてはこれは十分注意をされておることでございますけれども、いわゆる防潮堤構造を作る場合、この点に特に留意が必要だというふうに考えます。 そこで、先ほど大臣がお話しになりましたように、今後は防潮堤の築造に関して、各省の所管に応じてやるのではあるが、そこで十分なる技術的な連係あるいは構造の打ち合わせというようなものをなさるということで、非常にけっこうだと思いますが、その点特に留意をしていただきたい。私の考えでは、この高潮を防ぐというようなことについて最も知識を持ち、最も経験を持っているのは、これは運輸省をおいてほかにないと思いますので、よくその点リードされて、完全な計画を立てられるように希望するわけでございます。 それからもう一つ、防潮堤を作りましても、中の土地が平均水面より低いような所は非常に水引きが悪くて困るのでありますが、これに対して今度の伊勢湾台風で苦い経験がたくさんあります。こういうような点については、私はやはり防潮堤の内側は、少なくとも平均水面ぐらいまでには上げなくてはならないのではないかというふうに考えますが、これは港湾区域内にもたくさんあることだと思います。ことに干拓堤の中が多いのではありますけれども、そういうような点について、あるいは都市計画事業だとか、別の事業でできることもありましょうけれども、今度の災害を契機に、防潮堤の一環として、災害関連とかいうようなことでやるようにしていただけないものかどうかという点が考えられるわけであります。 それからもう一つ、木材の流出防止についてでありますが、これについては、従来は木材の貯留というようなことについては、これは公共事業でなしに、公共事業であっても政府の補助対象外にしてやっておるわけでありますが、荷さばき場ばかりでなしに、貯留施設についてもこういうふうな面でやはり政府の補助事業、指定の公共事業として推進されるように希望するのでありますが、これらのことについて御見解を承りたいのであります。
○国務大臣(楢橋渡君) 天埜委員のおっしゃいました防潮堤、つまり湾の入口に防波堤を作るということ、この言葉が、私も実はしろうとでありますけれども、どうも疑問に思っておりまして、非常に的確な御指摘でありましたので、ぜひ混同しないように、表現の方法を変えたらよろしいと思うのでありまして、これは一つ当局で研究いたしまして、そういうふうに取り計らいたいと思うのであります。 また御指摘のありました通り、今度の災害において一番顕著なことは、三つのつまり工事責任者といいますか、運輸省の港湾局と建設省、農林省と、この三つのやった工事が、いかに運輸省の港湾局が波に対する長い、内務省時代からずっと経験によって積み上げられた技術というものがすぐれておるかということが遺憾なく証明された形でありまして、私も閣議において農林大臣及び建設大臣にも申し上げたのですが、どうしても波に対する一つの長い間の経験に基づく技術というものを中心に、やはり干拓、その他海岸に対する建設省の仕事というものをやらないと、大体水、河、その他に対する考え方であったところに大きな手違いが違いが起こったということが明確になりましたので、その点、もう技術はやはり波に対する経験のあるものをもって中心として海岸線に対する一つの指導といいますか、そういうことをチーム・ワークする、こういう線に持っていきたいと思うのであります。御存じのように水防法を見ましても、水防法は河川に対する一つの法律で、しかも直轄河川に対する法律でありまして、その水防法は、一番大事な高波に対する水防ということには適用されておらないような状態で、気象通報等においても非常なその点に手抜かりがあったので、そういうものもあわせてこの機会にやり直したいと、こういうふうに考えるのであります。今おっしゃったことは、私しろうとだからわかりませんが、これは港湾局長から一つお答え願いたいと思います。 それから、今貯木場の問題ですが、これは貯木場のあばれたことがあれだけ大きな災害をより多く起こしたので、これは非常に深刻な問題でありますので、貯木場に対しては相当に国家がやはり力を入れて考える必要があるということで、貯木場のあばれないような方策を講ずる方法等については万全を期しておりますけれども、やはり今おっしゃいましたように、国が相当めんどうを見る必要があるのではないか、今後研究いたしてみるつもりであります。
○委員長(平島敏夫君) ちょっと速記とめて。 〔速記中止〕
○委員長(平島敏夫君) 速記つけて。 ほかに御発言もなければ、防潮堤についてはこの程度にとどめます。 —————————————
○委員長(平島敏夫君) 次は、自動車行政に関する件を議題といたします。 御質疑のおありの方は順次御発言願います。
○相澤重明君 運輸大臣並びに自動車局長に緊急質問的に私は一つお尋ねをしたいと思うのですが、実は昨日横須賀におきましてデモ隊が、タクシーの運転手の総決起大会というのがありまして、その際、白タク運転をしておる車を見つけてその車を襲って、三台ばかり自動車を倒してしまったと、こういう新聞記事の大きいのが出ておるわけですが、これについて当局は、一体白タクについてどういう見解を持っておるのか。これはすでに本年の九月に、たとえば東京、神奈川の場合には陸運局として取り締まりを抜き打ち的に行なったのでありますが、その後、政府においては何らその後の処置については明らかにしておらない。こういうところに問題がこじれにこじれて、ついに実力行使というような問題が、しかも自動車の運転手同士が行なうような、まことに遺憾な事態を惹起しておるわけです。 そのことをちょっと読んでみますと、全国ハイヤー、タクシー運転手白タク撲滅総決起大会というのが十六日の昼ごろ横須賀市汐入町の臨海公園で行なわれた。これにハイヤー、タクシーの運転手が約五百人集まって、その後デモに移った際に、白タクの車がデモ隊に突っ込んできた。こういうのでその車をひっくり返した。その後また他の場所においても車を二台ばかりひっくり返した。こういうので今警察がその事態を取り調べておるということをいっておるのでありますが、この現象面としては、二つの組合が衝突をしたとか、あるいはデモ隊に違法の車が突っ込んできたので怒ってひっくり返した、こういうことで、何か新聞の見出しでは、おもしろがってやっているように思えるけれども、これは根本的な私はここに問題が含んでおるのではないか。そこで、大臣がいわゆる自動車業界に対するところの新風を吹き込むということで、大臣に就任以来、強いお考えを持って、現在の業界の刷新をはかると同時に、長い間運転手として苦労しておった人にも個人免許もやろう、こういうようなことで、自動車行政に対する非常な大臣の強い政治力というものが見られたように思うのでありますが、どうもこの点がいまだにすっきりしておらない。こういうところに問題が私は現象として現われたのじゃないかということなんであります。そこで、私ども社会党は、今までも常に要望しておりましたのは、現在の業界の、少なくともストライキをやるとか、あるいはみずから事業場閉鎖、ロック・アウトをやるような不徳業者に対しては、これは増車もまかりならぬし、長い間事業場閉鎖しておるものには、いわゆる許可、認可についてもこれは再考慮しなければならぬ。これまで強い意思を表明し、特に駐留軍の離職者の問題については、閣議了解事項でもあるし、すみやかにこれが審査を終了をして、事業が行なえるようにするべきである。こういう点を私ども社会党は常に主張し、また政府の努力を要望しておったわけでありますが、不幸にしてそれが遅々として作業が進まない。そういうところに一つの問題が私はやっぱりあるのではないか、こう思うのでありますから、この際一つ大臣の所信を——そういうような事故が起きたことはまことに遺憾であるし、そういうことをなくする。しかも抜本的にこの自動車行政についての政府の所信というものを明らかにしなければならぬだろう。こう思うのでありますが、大臣の一つお考えをこの際お聞かせいただきたい、こう思うわけであります。
○国務大臣(楢橋渡君) 私もけさ新聞を見て、実は驚いたのでありますが、白タクは御存じのように免許制度があるのに、これは全くもぐりでありまして、これは一つの違法行為であるから厳重にこれは取り締まれ、おそらくタクシーの免許を持って営業をやっているところに働いておるタクシーの運転手の人たちは、自分たちの生活を違法行為によって脅かされる。従って一向警察が取り締まらないから、みずから実力を発動したということに、これは率直に見た方がいいと思うのでありまして、これはまことに遺憾なことでありまして、私はしばしば白タクの撲滅、これを絶対に運行させてはならないという言明を陸運局長その他にもして、あらゆる行政手段を講じて防止しろ、一方に、タクシーの需要供給の関係からくる、アンバランスからくるいろいろな運輸行政のまずい点は、逐次増車その他によって是正し、一方に、今お話しのありましたような、まじめな運転手にはやはり個人営業を認めてやって、その線を通じて運転手諸君も個人タクシーの希望を達したらいい。こういうはっきりした区別をしているのですが、しかし、横須賀は非常に白タクが横行している。熊本も、この間行きましたら白タクが横行して、既存業者が営業をやめる、こういう状態ですから、どうしてもこういう免許を受けずして勝手な行動をやっておるものは厳重に取り締まれということをやっておるのでありますが、こういう事態が起こったということはまことに申しわけなく思っておる次第でありまして、従って、一そう厳重に警察当局とも打ち合わせまして、今申しましたような、免許のあらざる者が勝手な行動をとって、法律違反をやって、しかも、正当な生活権を持っておる者を脅かすということは、断固として取り締まりたいと実は思うわけであります。今、御指摘のありました個人タクシーの問題についても、これが遅々として進まないということでありますが、まさにその通りであります。私も、実はそれで、先般、自動車局長おりますけれども、やかましく言って怒ったような次第でありますが、今、一日五十台ずつ審査をやっておりまして今月末、来月というふうな工合に、逐次町を走るような段階になっておると思うのであります。 詳しいことは自動車局長から説明を申し上げますが、私は個人タクシーという問題を一方に許すと同時に、一方に、既存業者に対しても非常な警告を発しているのであります。労働条件、その他近代的な合理性を持つ経営に切りかえなさいということを、個人タクシーに反対して既存業者の人たちが私のところに見えますが、私、先般も、君たちの頭を洗脳しろ、今の中共の言葉でいえば頭を洗脳しなければならないということを、そういう古い頭ではだめだと、やかましく言ったのでありますが、逐次そういう点も改善させたい、こういうふうに思っておるわけであります。何とか、私の悲願でありますから、個人タクシーをいい意味において育てて、既存業者もりっぱな合理的な近代的な一つ行き方をするというふうに持っていかしたいと思うのであります。また、進駐軍の離職者の問題は、これはやはり優先的にできるだけ早く処置をして、これらの人に対して営業を許可するように、内容はもちろん調べなければならぬのですが、聞くところによれば、横浜地区では……。詳しいことは一つ局長から答えさせます。
○説明員(国友弘康君) まず横須賀市のこの暴力行為の問題から申し上げますと、今、先生が新聞をお読みになったような実情でございまして、横須賀市の汐入町の臨海公園で、全国ハイタク運転手白タク撲滅期成同盟が結成されておりますが、その総決起大会が昨日十二時半から行なわれまして、そこで決議等をいたしまして、そのあと一時三十分からデモに移りまして、これは警察への届けよりは三十分早かったそうでありますが、一時三十分からデモ行進に移りまして共済組合所属の自動車がおりますところで、一カ所は若松町の三丁目で一台、一カ所は米ヶ浜の二丁目の一番地で一台、さらに同町二丁目の四番地で一台、横倒しに自動車をし、窓ガラス等も破損があったという事件が起こったわけでありますが、これにつきまして、こういう暴力行為が発生することは遺憾でありまして、私どももこういうことが起こらないようにすべく取り締まりも厳重にし、横須賀地区では四人を一班で編成しまして四班を出して、取り締まりもいたしておって、摘発二十六人、自動車の使用停止四両、告発五名というような措置もいたしておりましたのですが、こういう大会の流れといたしまして、こういう事件が起きまして、警察としましても、六人ほどこのデモの警戒に当たっておったそうでありますが、その警察官がとめるのが間に合わなかったという状態であったそうで、本署では一個分隊ほどが予備として待機しておったそうでありますが、間に合わずしてこういう事故が起こりましたのですが、これに対しましては、今後も取り締まりの励行を進めますと同時に、関係官庁の方へ十分連絡をとりまして、こういうことがさらに起こることのないようにいたしたいと考えております。 七月の十日に、運輸省といたしましては、各陸運局長あてに、白ナンバー・タクシーの道路運送法上の違法性を明らかにいたしましてその通達を出しましたわけでありますが、その前後、関係官庁とも何回も連絡をとりまして、警察当局、その他からもその取り締まりの方針等については通達があったことと思っておるのでありますが、末端の陸運局及び陸運事務所におきましても、警察本部、警察署当局等と連絡をとって取り締まりを進めておるようにしておりますが、われわれといたしましても、人員、予算の不足で、現在横須賀の取り締まりにつきましても、東京で免許申請を審査しております班の中から幾分さきまして、横須賀の取り締まりをやったような状態でありまして、それをやりますと、また免許申請の方の審査がおくれますので、それをまた最近引き揚げて、免許申請の審査の方に使っておるというような状態でありまして、これにつきましてはできるだけの能力をあげて促進するように今はかっておりまして、今大臣が申されましたように、一日五十件ほど個人営業につきましては審査を促進しておりますが、これは審査といたしましては、一名につき一時間ちょっとかかるのであります。班を六班作りまして、一時間の余かけまして審査を現在連日促進しておるような状況でございまして、一日も早く営業用の個人タクシーが東京都内に走るようにいたしたいと、東京陸運局を督励しておる状況でございます。既存業者に対しまする監督も、今大臣がおっしゃいましたが、これらの既存業者に対しましては、監査をいたしておりますので、その監査の結果を十分に反映いたしまして増車等その他の措置の場合に十分考慮していきたい、こう考えておる次第でございます。
○相澤重明君 昨日の事件については、今局長も御説明になりましたが、私はここでやはり大臣にこういう点を明らかにしてもらわなければならぬだろうと思うのです。それはまず第一に、この東京の増車というものが、いわゆる答申で二千八百両を三十五年の五月末ですか、までに段階的にでもとにかく一応認めたらどうか、こういうことで陸運局としては鋭意審査に努力をしておるというのでありますが、結局はいつどういうふうになるのかということがかいもく見当つかぬ。特に東京のような場合には、私ども社会党が主張しておった、駐留軍の離職者というものは緊急を要する問題であるにもかかわらず、かいもく見当がつかない。その上に業者の増車の問題、新免が出ている。さらに大臣の政治的な新風を吹き込むということで個人営業の問題が出てきたということで、実際、行政そのものが非常な停滞をしておるのではないか。こういう面が一般的には強い印象を受ける。 今説明を聞くというと、なるほど一日六班からで一日五十台からの審査を行なっておる。こう言っておるけれども、一体年内にどのくらいのものがこの審査を終わって免許になるのか。それから特に、駐留軍の離職者のような緊急性を要するものについては、一体年内に事業免許をさせる方針であるのかどうか。ことに、東京のような場合は、今まで一件も駐留軍の離職者の問題については認可しておらない。実に五年かかっている。しかも政府が閣議において決定をされてからももう一年有半かかっている。こういうふうな事態で、一体どうしてこの行政がスムーズに行なわれておると一般の人が考えられるかという点を見ると、やはり、いかに国会でうまい答弁をしても、答弁だけに終わってしまうという、こういう疑問がやっぱりあると思う。そこで、今の自動車局長の言う説明はよくわかります。私は、努力していることはわかる。わかるけれども、そういう国民の疑問、疑惑というものを、一体どういうふうに理解をさせるか、ここが私は行政だと思う。また大臣の手腕でなければならぬと思う。大臣は、年内にそういう、今まで政府もきめたのであるし、私ども社会党も常に要望してきた第一の駐留軍の離職者のこの新規免許に対しては、年内にそれを発足させる考えでおるのかおらないのか、まずそういう点から一つ一つお尋ねをしていきたいと思います。大臣の御答弁をお願いします。
○国務大臣(楢橋渡君) いつか委員会でも説明しましたように、自動車が急激にふえておるのに、実は人員は逆に減らされておる。十倍もふえているのに人員は減っている。大蔵省が許さないという格好でもって、自動車行政というものは自動車の洪水の中に溺死しておるといっているのですが、そういう状態ですが、それは御指摘のように、運輸大臣の政治的手腕がないということになるから、そういうことはあまり言わない。 そこで、私が、根本的な取り締まりの問題ですけれども、これは第一に、自動車は需要と供給というものがあまりにも不均衡である。たとえば二千八百台ふやしたといいますけれども、これは二十七年からふやしておらない。年々増加していく人口及び自動車、タクシーが大衆化されて大衆の足になっておるのに、これを運ぶべきものを供給しないということは、明らかにこれは自動車行政に対する一つのうまくいっておらぬということでありますから、この増車の問題については根本的に考えなければならぬと実は思っているのですが、なお、取り締まりにつきましては、地方等におきましても、第一、陸運事務所というものが府県知事の管轄下にあって、運輸省は人と予算とを取りながらも、実際は末端は全部府県がこれを握ってしまっておる。従って、命令系統もうまくいかなければ、府県知事等の考えによって、こういう違反行為に対する行政的な措置もとらないと、こういう状態でありますから、私は運輸大臣になりましてから、陸運事務所というものを自動車局に返せ、運輸省に返せということを、石原自治庁長官と談判をやっておりまして、これは内閣で権限の紛争の問題になるから、総務長官及び官房長、それから行政管理庁、こういうものを入れまして今折衝をやっておるのです。これは地方に私が参りますと、陸運事務所の労働組合は、あげて運輸省に早く帰れるようにしてくれ、何もかにもできないのだと嘆いているような状態でありますから、この点も順次直さなければならぬ。同時に予算があまりにも貧弱であるから、どうしても自動車行政をなし得るような予算体系に持っていかなければならぬということで、この辺も大蔵省に今折衝をやっておるような次第であります。 なお、年内にどういうような具体的なものが実際現われるかという問題は、私からもきつく自動車局長にも申しておりますから、あとで自動車局長から答弁すると思うのですが、私がはっきり申しますのは、今の社会党が要望されております駐留軍の離職者のタクシーは、これはもう年内に一つ許可を出すという、皆出すかどうかわかりませんが、出さなければならぬ。許可を出すことをやらすことは、これは受け合っておきます。
○説明員(国友弘康君) 東京都内におきます審査の問題についてお答え申し上げますが、個人の方につきましては、六千三百六十名の申請がございますが、そのうち最も効率が高いであろうと私どもが考えました優マーク四十才以上の九百十四名の者につきまして第一次的に審査をするという計画を立てまして、現在その方針で進めておりましてこれらほぼ千名の人員につきまして十一月中には審査が終わりますので、これらに関しましてまず第一次的に措置をする所存でおります。そしてその後は、引き続き出願によりまして審査を進めて自動車運送協議会の答申には来年の六月末までに完了することとございますが、これについては六月末までは待っておられませんので、私どもとしては、間に合うだけ、できるだけ早く措置を全体についていたしたいと思っております。 さらに、駐留軍につきましては、これは今大臣がおっしゃいましたように、合格を全部についてできるかどうかわかりませんが、少なくとも最終的に、並べてみまして、確実に合格をする者につきましては、駐留軍三十一ほどございますが、これについても審査を終了しておりますので、個人タクシーの措置のときには、これらにつきましても同時に最終的な段階において必ず合格するであろうと、われわれが判定されるところの申請については措置をするようにしたいと考えております。
○相澤重明君 そうしますと、今の大臣及び局長の答弁で、まず第一は個人営業については約千人足らずの優マークの者については十一月中に審査が終わるというのですから、十二月中にはこれは大体見通しがある。それから駐留軍離職者の、われわれ社会党が常に要望しておったものについては、これは年内に大体事業免許ができる見通しがある。全般についてはわかりませんが、大体できる。こういう御答弁をいただいたので、私どもはその点を十分今後監視をしていきたいと思う。 そこで、大臣に、あなた今だいぶいいことを言ってくれたのだが、陸運事務所を運輸省に返すということと、定員をふやすということ、予算をふやすということ、その中でわれわれがいつも言っておった、たとえばナンバー・プレートの取り扱い等については、現実に運輸省の現金歳入になるわけです。ところが、これは一般会計に戻入される。こういうところで実際は運輸省で仕事をしておりながら、これを運輸省が使えない。こういうものについては、これは当然大蔵省と折衝して、運輸省が定員増なり予算増に使うべきじゃないか。こういうことをもう何回も本委員会で言っておったわけですが、この点についてはその後どう折衝されて、どういうふうに解決する見通しなのか。この点一つ大臣から責任ある答弁を願いたいと思います。
○国務大臣(楢橋渡君) 車検場は御存じのように、相当車検場も利益をあげておるし、大蔵省にはプラスになっておるけれども、人は許さないというような……。それとこれとは別だというようなことを大蔵省言っておりますが、それは陸運事務所が非常に人が足らず、ほとんど過労のために人権問題というような問題が起こってきておるのですから、この点は私からも大蔵当局に向かって今度は厳重に一つ交渉を、今私自身が乗り出して交渉をやっておりますから、御了承願います。
○相澤重明君 大臣、もう時間がないから、一つ一つきちっときめていこうと思う。今言った現金歳入につきましては、とにかく大蔵省と折衝して、運輸省が使えるように一つ今後努力をしていただきたい。 それからいま一つは、前回の委員会でガソリン税の値上げについては、大臣は反対を表明されたのでありますが、その後政府の中では、たばこの値上げ等の問題が一部すでに炎が上がっているやに思うのでありますが、それと関連して、また自動車のガソリン税の問題等についてもやはりちらほら聞くようなことがありますが、大臣は前回御答弁されたように、ガソリン税等の値上げについては絶対に阻止をするお考えであるのかどうか、この点も承っておきたい。
○国務大臣(楢橋渡君) たばこの値上げは、私は反対ですし、ガソリンの値上げも反対です。
○相澤重明君 その次に共済タクシー、白タクシー、白ナンバーですね。先ほどの大きな事件が起きたことでありますが、政府としては取り締まりをやる、こういうことでありますが、先ほど局長のお話もありましたように、本年の九月二十日に神奈川の横浜、横須賀等で一斉取り締まりをやった。ところがその後全然取り締まりをやれない。それは人員の不足や予算の不足等でできない。ところが九月に一回やっただけで、あとやらぬものだから、もう政府はこれで了解をしたのだ、こういう考え方で、むしろ公然と許可になったものという考え方を持っておる。これについて一体政府はどう処置されるおつもりか。つまり具体的に言うならば、町を走っておる車が共済タクシー、何々タクシーというマークをつけて公然と走っておるのを、一体それを税金の対象にする考えでおるのかないのか。それから税金の対象として考えないとすれば、違法性のものとして政府は処置するのであるから、そうすると、このままただ放置しておっては、違法性のものだというだけで、いわゆるそのまま終わってしまう。町はよけい混乱する。先ほど大臣の言う通り、需要供給のバランスが取れないところに問題がある。政府も一生懸命になって増車新免等についてやるといっておるが、他面においてそういう違法性のものについてどうするのか、これからも定期的にやろうとするのか、抜き打ち的にやろうとするのか、そういう点もあわせて、局長も含めて答弁を願いたい。
○国務大臣(楢橋渡君) 税金というようなそんなばかなことは……。税金を取ったら認めることになるから、そんなことはできませんよ。おっしゃるように厳重に違法行為を取り締まり、法の秩序を保つことは、法治国家の当然のことでありますから、これをあくまでも続行する。従って定期的に取り締まらせ、告発し、また検察当局並びに警察に向かっても、協力といいますか、法の執行についてやってもらうように、私からも厳重に申し入れをしてやります。
○説明員(国友弘康君) 先ほど申しましたように、九月に一斉取り締まりをいたしましたあと、手がいささか抜けたのでありますが、それは決して取り締まりをやらないというわけではありませんで、そのために免許になったとか、認可になったとか思われるのはもってのほかでありまして、これについては違法行為であるということを厳重に申しておりますし、取り締まりは今後励行し、続行していく覚悟でおります。
○相澤重明君 それからあと一つで大臣の質問は終わっておきますが、これは公正取引委員会との関係が出てくるわけでありますから、政府の御検討を願っておきたい問題でありますが、ガソリンの小売りの問題であります。これは大手商社が全国的にガソリン・スタンドというものを大へん方々に作っておるし、各官庁にも協定をしてガソリンを入れておると思うのです。これは公正取引委員会の対象としては非常に私は問題だと思うのでありますが、少なくともガソリンを一番多く使う自動車行政を担当しておる運輸省としては、これらの問題について他の省と打ち合わせをして、ガソリン業者がガソリンを販売するための協定価格というものは公正取引違反のおそれなしかどうか、こういう問題について一つ政府の所信を承っておきたい。私いずれこれは決算委員会等でも十分やるつもりでおりますけれども、大臣、今一番問題になっているのは、白タクや共済タクがはんらんしておって、既存の業者の水揚げが三千円なり、五千円なり減るという一つの問題点もあります。しかし、それは他面において今までの既存業界にもやはり悪いところがあるから、こういう問題を提起しているわけなのです。それで大臣が新風を吹き込むと言っているわけで、われわれもそれを支持している。ところがそれと同時に、逆にガソリンをさらに引き上げようとする動きがある。しかも、お互いに各社が協定してしまって、安く売らせないようにして、もしそういう取引があると、その会社に抗議を申し入れる、こういうふうなことがガソリン業界の中に私はあるように思う。それは明らかに公正取引委員会の重要な問題に私はなってくると思う。いずれ決算委員会でこれらの問題をやろうと思います。政府として、一番大きな関係のある運輸省としてどういうふうにお考えになっているか、おわかりになっていたら一つ御説明いただきたいと思います。
○国務大臣(楢橋渡君) ガソリンの問題は通産省の関係であると思うのでありますが、今おっしゃいますように運輸省も自動車の所管省であって関係がありますから、この点十分一つ研究をいたしたいと思います。
○委員長(平島敏夫君) ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(平島敏夫君) 速記を始めて。
○相澤重明君 実は、十一月八日に京浜急行が生麦と花月園の間の踏切で大きな事故を起こしました。死者五名、重軽傷者三十余人ということで、こういう大きな事故が起こっている。それに続いて国鉄の踏切事故の問題あるいは相模鉄道などと、いろいろの事故が引き続いて起こり、連日新聞紙上をにぎわしている。しかも、私どもが常に言っておりましたのは、平面交差を立体交差にしろと、現地調査まで運輸委員会は行なって政府に対策を要求しておったのでありますが、どうもこの点が比較的やはり国会答弁に終わる傾向が多い。こういう事故が起きてくるということはまことに遺憾であると思いますから、早急にこれらの対策を出してもらいたいと思います。前に私は運輸省の重点政策についての質問の中で、私鉄と道路の立体交差についての補助の問題を申し上げたところ、名古屋の市電の起債のワクをふやす、これに税について法人税の延納等も考慮している、こういう大臣から答弁があったのでありますが、私鉄の無人踏切の改善について、具体的の要求数及び個所、こういうものについて資料を若干いただいたのでありますが、まだ不十分だと私は思う。そこでこれらの全国的に見られるたくさんの事故の激増について早急にやはり措置しないというと、年末年始にかけて全く思わざるやはり大きな死傷事故というものが起こるということを心配しております。そこで委員長から、この次の木曜日の委員会までに、これら私鉄あるいは国鉄関係の当面する非常にたくさんの事故について一体どうするのか、そういうことをこの前の資料にさらに追加して説明をしてもらいたい。それからできれば、年末年始対策というものを特にどういうふうにやるのか、その所信も閥かせてもらいたい。こういうことを要望して委員長に一つお願いしておきたいと思います。
○委員長(平島敏夫君) 承知いたしました。さよう手続きいたします。 別に御発言もなければ、本件についてはこの程度にとどめます。 本日はこれをもって散会いたします。 午前十一時五十九分散会 —————・—————