議院運営委員会 第16号
- 発言数
- 26 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 4
- 開催日
- 1959/12/21
会議録
○荒舩委員長 これより会議を開きます。 この際、加藤議長から発言を求められております。加藤議長。
○加藤議長 去る十七日の議事の運び方につきましては、十分でない点がありましたので、今後は注意いたします。 —————————————
○荒舩委員長 次に、本日の本会議の議事についてでありますが、議事日程第一は、衆議院議長加藤鐐五郎君不信任決議案であります。 ————————————— 衆議院議長加藤鐐五郎君不信任決議案 衆議院は、議長加藤鐐五郎君を信任せず。 右決議する。 —————————————
○荒舩委員長 本決議案の趣旨弁明は、日本社会党の山花秀雄君が行なうことになっております。 また、討論につきましては、自由民主党の菅家喜六君から反対討論の通告があり、日本社会党の島上善五郎君、社会クラブの池田禎治君から賛成討論の通告がありますが、討論の時間は、先ほどの理事会での話し合いの通り、おのおの十五分程度とすることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました なお、本決議案の採決は、記名投票によって行ないます。 —————————————
○荒舩委員長 次に、議事日程第二は、日米安全保障条約改定交渉の即時打切りを要求する決議案でありますが、これは先日の当委員会における決定の通り行なうこととし、本決議案の趣旨弁明は、日本社会党の原彪君が行なうことになっております。 また、討論につきましては、自由民主党の小泉純也君から反対討論の通告があり、日本社会党の柳田秀一君、社会クラブの廣瀬勝邦君、民社クラブの菊川君子君から賛成討論の通告があります。討論の時間は、おのおの十五分程度にお願いいたします。 なお、本決議案の採決は、記名投票をもって行なうことといたします。 —————————————
○荒舩委員長 それでは、本日の本会議は、二時五十分予鈴、四時から開会することといたします。 —————————————
○荒舩委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、次回の本会議は、明二十二日定刻から開会することといたします。 なお、本日の本会議散会後、理事会及び委員会を開会することとし、この際、暫時休憩いたします。 午後三時三十三分休憩 ————◇————— 午後七時十五分開議
○荒舩委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。 本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、日本社会党から、本日佐々木盛雄君外四名から提出された国会の審議権の確保のための秩序保持に関する法律案について、本会議において趣旨説明を聴取したい旨の申し出があります。 本件につきましては、先ほどの理事会における話し合いの通り、明日の本会議において趣旨説明を聴取することといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、本法律案の趣旨説明は、佐々木盛雄君が行なうことになっております。 右の趣旨説明に対し、ただいまのところでは、日本社会党の中村高一君から質疑の通告がありますが、先ほどの理事会で話し合いの通り、これを許可することとし、その質疑時間は、十五分程度とすることに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定をいたしました。 なお、続いて他の会派から御質問があると思いますので、これは順次、通告によりまして明日これを許すことにいたしたいと思いますが、これまた御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○池田(禎)委員 私の方でも質疑を許可せられるように、この際要望しておきます。人選につきましては、今確定しておりませんが、大体武藤武雄君が質疑に立つのではなかろうかと考えておりますので、その場合はさようお取り上げを願いたいと思います。 —————————————
○山村委員 この国会周辺の、いわゆる強制請願規制の問題は、すでに議長さんの試案としてわれわれ各国会議員に示されたものでございますし、同時に、今までもたびたび理事会あるいは当委員会等におきまして、この点は議論されておるところでございます。おそらく、内容につきましては、関係の議員はみなつまびらかにいたしておるところと思うのでございます。従いまして、会期ももう幾日もない現在でございますから、なるべくいろいろな煩瑣な手続を省略いたしてこれを取り運びたいと私どもは考えるのでございますが、明日の本会議で御質問があるといたしますと、それが議題になったのを機会にして、一つ十分御質問をお願いして、それにお答えいたしまして、なるべく早めにこれを採決に持っていくというような方針に御協力を願えませんか。
○柳田委員 われわれは、この法案は、まず第一には、目的は院内の静穏というか、秩序維持でありますが、対象になるものは院外の大衆行動である。しかも、この案文を見ましても、国家公安委員会だとかあるいは警察関係というようなところに関連がきわめて深い。そうなってくると、これは実質的には地方行政委員会の対象です。さらに憲法九十五条によって、一の地方公共団体のみに適用する法律は住民投票によらなければならないとなっている。この点にも疑義がある。その点はどうなっておるか。こういうふうにいろいろな点があり、しかも、この前の警職法のときの申し合わせにも、参議院の自主性を尊重するも云々と書いてあって、参議院も大体縛れることになっているのに、いまだに参議院の松野議長はてんとして自由民主党の党籍を持っている。これは、衆議院、参議院両方を拘束することになっておって、参議院も拘束するといいながら、何ら拘束されておらぬ。そうすると、この法案も、何ら参議院を拘束することができないということになってくる。そういうような疑義がたくさんありますから、こういう疑義があるものを、会期が切迫しているからといって、それを前提条件としてすべてものを考えるところに、国会の混乱の大きな要素がある。百歩譲り、二百歩譲って自民党側に立っても、これを法制化したいならば、なお通常国会の日にちも迫ってきているのですから、あるいは継続審議ということもある。そういうのを、会期をちゃんときめておいて、すぐにこれに従えといって右へならえをやるために、われわれが幾ら国会正常化に努力しても、すぐにあなた方が破られる。そういうようなことは、われわれは断固として反対をします。
○池田(禎)委員 明日、本会議で趣旨説明を聞いて質疑した後に、いずれの委員会に付託するかということは、あらために協議したい。きょうは、おそいですから、この辺で散会せられんことを望みます。
○山村委員 この法案をどの委員会に付託するかという社会党さんの御疑問があるようであります。同時に、私どもの方は、実際にいろいろ御疑問があれば、本会議場で十分お答えするつもりでおります。これにつきましては、議長の諮問案であるのでございますから、はっきり申しますならば、内容についてはみなつまびらかにいたしておるのでございます。そういう点等からいって、場合によりましては、委員会の審査省略のお願いもしたいと思っておりますが、いずれにしても、きょうはおそいことでございますから、明日の議運におきまして、この問題を御相談したいと思います。明日に延期せられるようにお願いをいたします。
○池田(禎)委員 今、山村君の委員会審査省略ということは、われわれはとうてい同意いたしません。事実上それはできません。たとえば、少なくとも、この法案において、憲法上に保障された国民の自由の請願、陳情権というものを制圧するということに対しては、私は反対する。しかし、われわれもああいう事件が起きておるのであるから、何もかにもいけないと言っているのではない。政治的責任を明らかにするとか、あるいは立法上についても、道路について制限を加えるというようなことは、国民の自由権、行動権の制約で、そこまでは賛成しておりませんが、私どもは、ただ単に何でも反対するというのではなくして、建設的な意見を持ちながら、私は協力し得るものはしようと思います。従って、委員会の審査を省略する、こういうようなことは無謀です。これこそ、あなた方が多数で通したとしても、社会党初めから、多数でやっちゃったというそしりを受けることは必至ですから、私は、こういうことについては、十分意見を尽くさしたらいいじゃないかと思います。
○山村委員 決して委員会の審査をおっくうがる意味ではありません。ただ、今までもみんな論じ合った問題でありますし、本会議で十分お答えしょうと申し上げておるわけでありますから、会期末でもございますし、その点で御納得がいただければという気持で申し上げたのであります。いずれにいたしましても、党へ帰りましてから、どういう方針にするか、党としてきめて参りますから、明日でけっこうですが、ただ、ここでいかがでしょうか、またこの法案をどの委員会にかけるかというような問題を議論し合うと、非常に時間も不経済でございますから、これを議院運営委員会で取り扱うべきものだというように、私どもは考えておるわけでございますが、きょうそういう点についてもう少し……。
○柳田委員 自民党さんの御意向だけは承っておきます。しかしながら、明日本会議において趣旨説明を聞いて質問を終了するまでは、これはまだ委員会付託になっておらないのでありますから、その後に付託になるのでありますから、明日それもあわせて論じましょう。
○池田(禎)委員 きょうは議論しても仕方がない。なぜかというと、衆議院規則に基づいて、この法案というものが国会の中のことだけなら、私は議院運営委員会ずばりでいいと思う。その点については、公安委員会の所管に関するような、国会の構外に関する問題も立法的に含まれておりますから、私は、地方行政委員会という社会党の言い分が、必ずしも取り柄がないとは思わない。しかし、大体常識でいいますなら、議院運営委員会であるということは否定できない。しかし、与党の自民党の法案についても、あなた方がどこまでどうする考えであるかということをたださなければなりませんから、それはそう高飛車にやらなくても、明日あらためて議論をしてもらえばいい。いずれの委員会に付託するかということで三日も四日もかかるということはありませんから、私は議論を尽くさせる方が至当だと思います。
○荒舩委員長 他に御意見ございませんか。 —————————————
○池田(禎)委員 これは情報ですから確認しておりませんが、聞くところによると、自民党の有志議員から、副議長正木清君に対する不信任の決議が提出されるやの署名があることを私は聞いております。この問題はどういうふうになっているのですか。まだ提出されておらないなら、されていない、されておるなら、当然議題とすべきでしょう。こういうことは、党内の問題だけでなくして、私どもは、やはり議員として、国会の議長、副議長の身分に関する問題は、いつまでもペンディングなままにされておっては困る。情報でもこの際お漏らしを願って、どうするかということをきょう表明することができなければ。自民党はすみやかに態度を表明されるように願いたい。議長の不信任、副議長の不信任というものをおもちゃにされるようなことは、絶対避けてもらいたい。こういうことは、議会政治の上からいって決していいことではありません。
○荒舩委員長 では、私から情報をお答えいたします。実は、そういう副議長の不信任の決議があるいは出るやのようにも聞いております。しかしながら、まだ出ておりません。そういう程度でございます。
○池田(禎)委員 それは、そういう程度ということでは困るのです。いやしくも議長、副議長というのは、国会における最高の責任者である。そういう人たちの問題を、うわさだとか——しかも五十何名署名しているということを聞いてみると、そういうことを等閑に付することは許されない。この議会をおもちゃにしないようにしていただきたい。議長であれ、副議長であれ、責任の所在を明らかにせよという方針は変えませんけれども、議長の問題は、きょう表決による限りにおいては信任されたと思います。しかし、それをもって議長は責任がすべて解消されたとは、私は思っておりません。私の言っているのは、議長が悪いということよりも、その地位にありし者の在任中における不祥事として、政治的な、道義的なものをわれわれは主張している。従って、副議長に対しても、議長にこうしたものを出したから、今度は副議長にも対抗して出すのだ、そういうことをするなら、大政党たる自民党の態度は、世論から軽べつを受けるだろう。そういうおもちゃにするということはやめていただきたい。しかし、五十人であれ三十人であれ、署名されているというなら、そういうことは明確にしてもらって、そういうことは、自民党として、党議として採用しないのだということをすみやかにおきめいただかなければ、私は、将来といえども誤解を招くゆえんだと思いますから、これを要望いたしておきます。
○山村委員 ただいま、池田君から、副議長さんに対する不信任の運動が自民党内に巻き起こったということについての御指摘がございましたが、その通りの問題が起こっております。ということは、ありていに申しますならば、社会党さんが今回議長さんに対する不信任案を提出したということは、先ほどの菅家君の討論にはっきりいたしておりますように、あまりにもみずからの非をおおうところの理不尽な行為である。従って、もし議長に対するところの不信任案を提出するのであるならば、おそらく副議長も、先般の乱入事件の際については議長と行動をともにせられておったであろうから、これに対するところの不信任案をこちらでも出すべきだという議論が起こっているのは、事実でございます。ところが、御存じのように、わが党がもしこれを出してしまいますと、これは通ってしまうのですから、池田さんがおっしゃるように、全く国会の神聖なる機関でございます議長、副議長の職を何かおもちゃのようなもてあそび方をするということは、絶対にわれわれ政党人として気をつけなければならないと考えます。従って、わが党の中におきましても、幹部の諸君は、これは一つ慎重に扱わなくちゃならないといたしまして、それらのぜひ副議長の不信任案を出せといわれて署名をとられている方々に対しまして、慎重にということについての話し合いをつけておるわけでございますから、党議としてはきまっておらないのは事実でございます。従いまして、明日のあるいは七役会議、あるいは総務会等におきまして、いずれこの問題は相談がありまして、党議が決定することと思いますが、私も、この問題につきましては、同僚諸君と相談をいたしまして、慎重に取り扱いたいつもりでございます。 以上、情報だけを申し上げます。
○荒舩委員長 ほかに御議論がなければ、次回の本会議は、明日定刻から開くこととし、同日午前十一時から理事会を開き、理事会散会後に委員会を開会することにいたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後七時三十一分散会