P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
33回国会衆議院1959/11/10

議院運営委員会 第5号

発言数
33
登壇者
6
会派数
3
開催日
1959/11/10

会議録

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 これより会議を開きます。  まず、日米安全保障条約改定に関する交渉の経緯についての藤山外務大臣の演説についてでありますが、本件につきましては、理事会での話し合いの通り、本日の本会議において行なうこととするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、昨日、藤山外務大臣から成規の発言通告がありましたから、御報告いたします。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 なお、右の演説に対し、日本社会党の戸叶里子君、社会クラブの竹谷源太郎君から質疑の通告がありますが、先ほどの理事会での話し合いの通り、右の順序によってそれぞれこれを許可することとし、その発言時間は、おのおの十五分程度とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、戸叶君及び竹谷君の要求大臣は、いずれも、総理大臣及び外務大臣であります。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、議員請暇の件についてでありますが、吉田茂君、北澤直吉君、小坂善太郎君及び愛知揆一君から、豪州との友好親善の増進及び視察のため、十一月二十五日から本会期中請暇の申し出があります。また、灘尾弘吉君から、中華民国政府の招請により、同国訪問のため、十一月十四日から十一月二十五日までの十二日間請暇の申し出があります。また、橋本龍伍君から、米国、欧州及びアフリカにおける政治経済事情調査のため、十一月十五日から本会期中請暇の申し出があります。また、本名武君から、スイス、ドイツ、フランス、イタリアにおける農業関係現地調査のため、十一月十三日から十二月五日までの二十三日間請暇の申し出があります。  右各件は、理事会での話し合いの通り、いずれもこれを許可することとし、本日の本会議においてこれを決定するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、お手元に配付の印刷物にあります通りの各種委員の選挙並びに任命につき同意を求めるの件についてでありますが、畑地農業改良促進対策審議会委員南条徳男君の後任として、自由民主党から松浦周太郎君を推薦して参っております。また、中央更生保護審査会委員、及び社会保険審査会委員長の任命につき同意を求めるの両件につきましては、先日の委員会において留保となっておりましたが、右各件につきましては、先日来の理事会における話し合いの通り、本日の本会議の劈頭において、畑地農業改良促進対策審議会委員についてはその選挙を行ない、他の二件につきましては、順次これを議題とするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  なお、畑地農業改良促進対策審議会委員の選挙につきましては、先例によりまして、その手続を省略して、議長において指名することと相なります。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、緊急質問の取り扱いについてでありますが、お手元に配付の印刷物にあります通り、日本社会党の神近市子君から、コールダーホール改良型動力炉の安全性に関する緊急質問、日本社会党の淡谷悠藏君から、次期戦闘機決定に関する緊急質問、日本社会党の石橋政嗣君から、サイドワインダー受入れに関する緊急質問がそれぞれ提出されております。そりの取り扱いをいかがいたしますか、御協議願います。

山村新治郎自由民主党

○山村委員 先ほどの理事会でもその点はいろいろ論議されましたので、きょうのところは留保いたすことにしていただきたいと思います。

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 それでは、各緊急質問の取り扱いにつきましては、本日のところ留保することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、本会議において趣旨説明を聴取する議案についてでありますが、日本社会党から、農地被買収者問題調査会設置法案について、本会議において趣旨説明を聴取いたしたいとの申し出があります。いかがいたしますか、御協議を願います。

池田禎治社会クラブ

○池田(禎)委員 この問題については、先般わが社会クラブから自由民主党並びに政府に対して申し入れをいたしております。この法案は、言うまでもなく、前国会におきまして審議未了、廃案となったものであります。その法案を、この短期の臨時国会に、しかも、災害、ベトナム賠償、石炭の危機突破、こういうような限定された短期の国会において提出されるということは、どう考えても、政治徳義上から申しましても許されない、こういう観点に立ちまして、私どもは、与党と政府に重大な反省を求める立場から、撤回の申し入れをいたしております。そこで私どもといたしましは、当然、政府、与党としても、この法案は深甚な考慮を払うというふうに考えております。なぜかというならば、私どもが申し入れをいたしました趣旨としては、前国会で廃案になったばかりのこういう法案を立て続けに臨時国会に出すということの不当、同時に、こういうことは議会政治の運営からいっても妥当でない。どうしても出すというなら、提案権は政府にあるのですから、これを阻止する理由はないのでありますけれども、こういう名分の立たないものを臨時国会に出すということは、どうにも承服できない。私どもは、少数派が少数の力をもってしても横を押すというような行き方に対しては同意いたしません。同時に、多数派であれば何でもできるのだという考え方で、政治的に考えてみても、こういう前国会に廃案となったものをこの臨時国会に出すということの不当性を、大会派であればあるほど与党としては重大な反省をすべきである。その上に立って、私ども少数派といえども、また多数派といえども、常に国会というものを正常な運営にする。多数の威力をもってものを通すという考え方でなく、また少数派は少数の名のもとに力をもってこれを阻止するというやり方もためていかなければならない。こういう見地に立つならば、むしろ三百名の多数を持つ自由民主党が、重大な反省をして、この際この法案を撤回されることが、日本の議会政治運営の上におきまして、最も妥当性のあることである、こういう見地に立って、申し入れをいたしました。与党の方におきましては、すでに決定したことであるからという、いろいろな議論もありました。しかし、総理大臣兼総裁である岸さんに私どもが申し入れをいたしましたときには、その席には、自由民主党の川島幹事長、福永国会対策委員長もおられて私どもの言に大いに耳を傾けていただいて、岸総理のごときは、十分趣旨はわかりましたから、多数派が横暴でないようなことも一つ考えよう、すなわち、この際深甚な考慮を払おう、こういう、実にみごとな御答弁をいただいているのでありますから、私は、趣旨としては、あくまでも本会議においてその説明をするということの煩を避けて、この際は撤回をしていただく、このことが、国会運営の上からいっても、また議会政治を守る上からいっても、最も至当なことと考えるので、政府、与党において深甚なる考慮をしていただくために、何とか御協議の上に、撤回に踏み切っていただくようにこの際お願いをいたしまして、従って、本日のところはこれが説明を聴取する、せぬということの決定の前に、これを保留していただいて、すみやかに政府、与党の中におけるお考えをまとめていただきたい、すなわち深甚なる考慮を払っていただきたい、こういうことを切に要望申し上げます。

柳田秀一日本社会党

○柳田委員 ただいま池田君から御発言がありましたが、この法案のごとき前国会で審議未了になった法案を、しかもこの短期の臨時国会に、災害あるいはベトナム賠償等、なお審議すべき幾多の案件のある国会に出してこなければならない理由というものが、私はこれを発見するのに苦しむのであります。その意味において、池田君のただいまの議論はまことに筋が通っていると存じます。なお、わが党といたしましては、それにもかかわらず多数をもってこういう法案を出してこられるという限りにおいては、当然これは本会議において趣旨説明を聴取する、こういう考えでありますが、ただいま池田君の言うように、これをまず撤回されるように政府、与党がお取り計らい下さるなら、その方がさらにけっこうであります。従って、この問題は、本日は留保されることに私どもは賛成いたします。

山村新治郎自由民主党

○山村委員 ただいま、社会クラブの池田さん並びに社会党の柳田さんから、この法案について、特に池田さんの御発言がきっかけとなって、撤回せよという御要求がありました。この法案を出しました政府の根本の理由は、何といいましても、予算案は通過いたしましております。その予算の裏づけとしての法案でございますので、当然この前の国会におきましても、この通過を見るべきであったと信じておったのでございます。ところが、残念ながら、いろいろな関係でもってこの法案は審議未了になったのでありますが、予算も通っているし、同時にまた、この法案の通過を一日千秋の思いで待っている国民も多数あることは事実でございますから、何とかいたしましてこの予算の裏づけの法案を通したいという念願以外の何ものでもないのであります。なお、この国会は、ベトナム、あるいは災害、あるいは石炭等の重要問題が山積いたしております。しかし、この法案をかけます委員会は、それぞれの関係の委員会とは別個の委員会でありますから、実際にはその審議に支障を来たさないことも現実の事実でございます。こういう問題は、いやしくも予算が通っている以上におきましては、その裏づけをなるべく早くいたしたいと私どもは念願いたしております。しかし、あるいはまたまたここでもって審議未了になるという遠きおもんばかりをなされての御発言かと思いますが、そういう意味を含まれて、特に議会政治を尊重されるところの社会クラブさんからのお申し入れが、しかも、われわれの知らないうちにわが党の総裁にまでそういうお申し入れがあったということを承りましたときに、これは議会政治尊重という意味から、少数派の社会クラブさんの御意見ではございますが、その御意見を十分尊重したいという見地から、きょうのところは、私ども党に帰りまして十分相談いたしまして、この次の委員会におきまして御返事をいたしたいと思います。

柳田秀一日本社会党

○柳田委員 ただいま山村さんから、これは予算が通過した、予算の裏づけのある法案だ、こう言われたわけですが、これは大事な問題ですから、一言私も発言しておきますが、日本の予算制度というものは一括予算です。イギリスの国会のように、予算及びその予算の裏づけのある法案を各ヴォート別にそれぞれ採決していくやり方とは違う。日本の予算というものは一括予算であって、その予算の範囲内において、単年度において理事者である内閣にこれを執行せしめる、こういう建前になっておりますから、一括予算が通ったから、そこで、その予算の裏づけのある法案だから、しゃにむにこれを出さなければならぬという理由はどこにも出てこない。予算の立て方が違う。法案と予算とをつけて、そうしてこれだけを個別審議をしているような形をとっているイギリスの国会とは違う。従って、予算が通った、予算の裏づけのある法案だからということは、すぐにはそういう結論は出てこない。同時に、予算というものは、その範囲を越えることは許されないが、予算の範囲内において、単年度において執行する、こういう建前になっておりますから、山村さんの言われるのは、日本の予算制度から見て、必ずしもそのもの全部がすぐに私は賛成いたしかねるということをあわせて申し上げておきます。

山村新治郎自由民主党

○山村委員 該博な国会関係の御知識のある柳田さんから、ただいま御説明がございましたが、私どもの言わんとするところはこの法案はやはり重要な法案であって、その通過を一日千秋の思いで待っている国民がたくさんあるということが、むしろ私の言わんとするところであります。従って、そういう技術的な問題は別でございますが、いやしくも予算の裏づけがあって、国民多数が待っている以上は、なるべくこれを通過せしめることが、国会議員としての責任であると私は考えております。しかし、いろいろ国会を正常化したいという社会クラブさん並びに社会党さんからのお申し入れでありますから、党に帰って十分相談の上、善処したいということを申し上げている次第でありますから、誤解のないように願います。

池田禎治社会クラブ

○池田(禎)委員 従来の議会政治というものは、ともすると、自分の方が、時には言い過ぎだ、時にはやり過ぎだと思うことがあっても、やはり党派の関係上、一たん言い出したことはなかなか引かれぬ、こういうことが過去にはたくさんあったと私は思う。今後もまたそういうことはあり得ると思う。しかし、今ここに問題になっている農地被買収者の問題をめぐって、これを通す気なら、これは社会党も認めているごとく、自民党が提出してくれば通るのです。しかし、こういう経過があったことにかんがみて、この際は一つ十分考えてもらいたいという申し入れに対して、力をもって何でもできる大多数の自由民主党が、衆議院において少数派であるわれわれの提案といえども、正論の前には一つ十分な考え方をしてくれる姿を見せるなら、これは日本の議会政治の上に大きな光明を見出すものと思う。多数派が、通す気なら何でもできるけれども、なるほど真理の前にはもう一ペン考えてやろう、こういうことなら、自由民主党の上に光彩陸離たるものを放つであろう。あえて面子にとらわれず、国家全局の上から、議会政治の上から、十分御審議を願って、われわれ少数派の願いであったとしても、なるほどお前の言うことは一理ある、これを何とか聞こう、こういう気持になっていただくなら、私は日本の議会政治の上において大へんありがたいと思って、くどいようですが、あえてこのことを要望し、お願い申し上げておきます。

長谷川峻自由民主党

○長谷川(峻)委員 そういう意味で、取り扱いだけ慎重にしましょう。

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 他に御意見ありませんか。——それでは本件は、本日のところ留保することにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、故野澤清人君に対する追悼演説についての件でありますが、本件は、御遺族との関係で延期されておりましたが、先ほどの理事会での話し合いの通り、右の追悼演説は、本日の本会議において日本社会党の大貫大八君が行なうこととするに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、羽衣の間使用の件についてでありますが、事務総長から説明を願います。

鈴木隆夫事務総長

○鈴木事務総長 御説明申し上げます。去る五日、岡部国立国会図書館副館長から、議長あてに、今回、国立国会図書館において、全国公共図書館長会議を開催するために、その会場として羽衣の間を十一月十八日の一日間使用いたしたいので、承認願いたいという旨の申し出がございました。御協議の上、お許しいただきたいと思います。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 それでは、本件は、ただいまの事務総長の説明の通り、これを承認すべきものと答申するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、本日の本会議の議事の順序について、事務総長から説明を願います。

鈴木隆夫事務総長

○鈴木事務総長 御説明申し上げます。日程に入るに先だちまして、ただいまおきめいただきました吉田さん外六名の議員請暇の件をお諮りいたしまして、それから日程に入りまして、日程第一、畑地農業改良促進対策審議会委員の選挙を行ないまして、次に、日程第二の中央更生保護審査会委員任命につき同意を求めるの件、次に、日程第三の社会保険審査会委員長任命につき同意を求めるの件をお諮りいたしまして、その次に、日米安全保障条約改定に関する藤山外務大臣からの報告がございまして、それに対する質疑を行ないまして、最後に、野澤清人さんに対する追悼演説がございます。  以上でございます。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 それでは本日の本会議は、一時五十分予鈴、二時から開会することでよろしゅうございますか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 それではさようにいたします。     —————————————

荒舩清十郎自由民主党

○荒舩委員長 次に、次回の本会議及び委員会は、公報をもってお知らせすることといたします。  本日は、これにて散会いたします。     午後一時三十五分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗