地方行政委員会 第1号
- 発言数
- 73 件
- 登壇者
- 11 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1959/07/02
会議録
○委員長(館哲二君) これから委員会を開きます。 まず、理事の辞任につきましてお諮り申し上げます。 理事の大沢雄一君、それから占部秀男君から、書面をもって、本日それぞれ理事を辞任したいとの申し出がありました。これを許可することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) 御異議はないと認めましてさよう決定いたします。 —————————————
○委員長(館哲二君) 次に、理事の互選につきましてお諮りを申し上げます。 通常選挙が行われました結果、本委員会の委員の各派の構成員の比率も、従来とは若干異なっておりますが、理事の数につきましては、昨日の議院運営委員会理事会の決定によりますと、今まで通りに四名ということになっております。本委員会の理事の現在員は、鈴木壽君一名のみでありますので、これより理事一名の互選を行いたいと思います。互選の方法につきましては、投票によらずに、便宜その指名を委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) 御異議はないと認めまして、委員長から御指名申し上げます。理事に小林武治君、鍋島直紹君、加瀬完君を指名申し上げます。 —————————————
○委員長(館哲二君) 次に、調査承認要求に関する件についてお諮り申し上げます。 ただいまお手元に配付いたしました承認要求書案の通り、地方行政の改革に関する調査について、本院規則第七十四条の二によって、議長に対して調査承認要求書を提出することに御異議はありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) 御異議がないと認めて、さよう決定いたします。
○占部秀男君 希望ですが、この問題は、これで異議がないのですが、その内容の中に、特にこの前の委員会のときにもその問題が出たのですけれども、新市町村の給与その他の問題、そういった問題にウエートを置いた調査の方法を一つ考えていただきたい、こういうことを希望したいと思います。
○委員長(館哲二君) その御趣旨は了承いたしました。
○松澤兼人君 同様なことですが、地方公務員制度並びに給与ということをこの中に入れたらいいと思います。と申しますことは、当然最近の機会に地方公務員の退職年金の問題など出てくるのですね。もちろん、それは財政の問題でもあるし、行政の問題でもありますけれども、しかし、公務員制度という一つのうたい文句をこの中に入れることによって非常にはっきりするのじゃないかと、こう思うのです。直していただけるならば、地方公務員制度並びに給与ということをどこかに入れていただきたいと思います。
○委員長(館哲二君) ただいま実は御承認をいただいたのでありますので、地方行政制度の改善という意味の中に入っているとお考えを願いたいのと、それに、まあ小委員会設置のことをお諮りを申し上げたい。それには、地方公務員の給与だけあげてありますけれども、地方公務員の問題もここでも検討ができるということで一応御了承をいただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。
○加瀬完君 地方行政制度の改善内容として、視察班は地方公務員制度あるいは給与そのものを目的にして十一分に調査をする、そのように了解してよろしいですか。
○委員長(館哲二君) さよう御了解願っていいのじゃないか。 松澤君いかがですか。
○松澤兼人君 了承しかねるようであるけれども、了承します。
○委員長(館哲二君) 御了承をいただいたものとして、さよう決定いたします。 ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕 —————————————
○委員長(館哲二君) 速記を始めて。 石原国務大臣。
○国務大臣(石原幹市郎君) ちょっとごあいさつを申し上げます。 先般の内閣改造に当りまして、私、はからずも自治庁長官と国家公安委員会委員長を拝命いたしました。まことに微力短才な者でございまして、果して重賞を果し得るやどうかと思っておるのでございますが、力の足らない才の足らざるところは、今後できるだけの努力をして参りたいと思っております。警察関係につきましても、あるいはまた地方自治関係につきましても、いろいろ問題がたくさんあると思います。今後皆様方によろしく御指導と御鞭撻をいただきまして、大過なきを期したいと思っております。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(館哲二君) 丹羽政務次官。
○政府委員(丹羽喬四郎君) ただいま御紹介いただきました、私、丹羽喬四郎でございます。今回の異動で、はからず毛自治政務次官に就任いたしました。至って短才微力の者でございますが、またふなれでございますけれども、皆様方の格別の御指導をいただきまして、大過なきを期したいと思っておる次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○委員長(館哲二君) 松澤君より質疑があるようでありますから、この際許可いたします。
○松澤兼人君 自治庁長官にお伺いしたいと思っておりましたことは、国の臨時職員が今度定員化されるということでございまして、これは、御承知のように、前通常国会の末期におきましては、自社両党で、政府提案の五千四百人というものが、参議院におきまして修正されまして、八千人という数字が出て参っておるのでございます。ところが、会期末の混乱の影響を受けまして、遂にこれが本会議で成立を見なかったということになっておるのであります。政府の方におきましても、事務的に五千四百人というワクの中で臨時職員を定員化されると、う指令をすでに出したというような事実もございまして、政府自身としましても、この定員化の問題には非常に苦労されているようであります。そこで、問題は、自社両党の中におきまして、もう一ぺんこの臨時職員の定員化の問題について、この臨時国会において提案をしなければならないというような話し合いになっているようでございまして、社会党は、参議院において最終的に決定いたしました数字八千人という数字をもし持ってくるならば、今回はあまり波乱を起さないでこれを承認し、成立せしめようというようなところまで来ているようであります。会期は明日一日だけでございまして、明日の午前中向うの衆議院で議決されるということになれば、参議院としましても、同日午後議決されるという見通しはないでもないわけです。こういうふうに私は了解しているのでありますが、もしそうであるといたしますと、前回の国の臨時職員の定員化の問題につきましては、二七%と記憶しておりますが、二七%の分については、臨時職員を定員化するその割り振りは、三十三年度において二〇%、それから三十四年度におきまして七%、それぞれ地方財政計画の中におきまして、それだけの原資を認めておったと思うのです。そういたしますと、国がもし八千名の臨時職員を定員化するといたしますと、その比例に応じて、地方公務員の場合におきましても、これを定員化することが当然であると思いますし、かつまた、それにつきましては、地方財政計画の補正といたしまして、政府がその定員化の分については当然財政的な裏づけをするということが三十四年度起らなければならないと思います。しかし、地方財政計画がすでに三十四年度分は決定しておりますので、補正をするか、あるいはまたは、補正が困難であるということであれば、三十五年度当初においてこれを見ていくという方法をとらなければならない、こう考えるわけなんです。これにつきまして、自治庁長官どういうお考えを持っていらっしゃいますか、この点をお伺いしたい。こういうことであります。
○国務大臣(石原幹市郎君) この臨時職員の定員化の問題は、ただいま松澤委員からもお話があったのでありますが、政府と両党の間で最終的の相談をいたしている最中と思うのであります。もしもこれが、ただいまお話になりましたように、この国会で成立するということになりましたならば、それに関連いたしまして、地方公務員についての問題が起ってくることと思うのであります。ただこの場合、今もお話のありましたように、地方財政計画も一応きまっておりまするので、これを補正していくというようなことも、あるいはなかなか困難かと思うのでありまして、その場合には、三十五年度の当初計画において、これに関連した趣旨を十分盛り込んでいくように最善の努力をしなければならないと、ただいまの段階におきましては、私はさように考えている次第であります。
○松澤兼人君 今の御答弁では、ほんとうに満足はできないのであります。就任早々のことでもありますし、私、これ以上の答弁を求めることも困難かと思いますが、政治的には私はそれでいいと思うのです。しかし、場合によりましては、地方財政計画の三十三年度における補正ということも考えていただかなければならないことでありまして、その可能性の問題につきましては、長官としましても、今の段階ではお答えがむずかしいかもしれないと思います。しかし、これは早急に一つ事務当局ともお打ち合せの上、どういう方針で臨むかということは明らかにしていただきたいと思います。もしこの席に行政局長なりあるいは公務員課長なりお見えになるようでしたら、またその際に御質問申し上げようと思います。
○国務大臣(石原幹市郎君) この定員法が成立しましたならば、十分事務当局とも打ち合わせまして、検討しておきたいと思います。
○占部秀男君 ちょっと関連して。当面の定員法の改正に伴う問題はそれでいいんですけれども、ただ二つだけ、この際、大臣がかわられたので、確認しておきたいと思うのですが、それは、この前の通常国会のときに、ああした臨時職員の本職員への切りかえのパーセンテージと地方財政計画の、何といいますか、財政措置、こういう問題が起ったときに、臨時職員は本職員として、これはなくなすのだということをお互いに指向してやろうということをはっきりきめた。きめたというか、確認し合ったわけでありますが、この点は、方針としてはもちろん変りないと思うのでありますけれども、お聞きしておきたいと思うのであります。 それから第二番目には、パーセンテージの問題なんですが、あのときにも、国家公務員のパーセンテージがきまれば、それ以下ではないと、あるいは地方の実情によって、それ以上の切りかえが行われ得るところは、これはもちろん行なってもいいし、それ以下ではない形で切りかえをされるのだという点が明確になっておるわけであります。そこで、以上二つの点から、各県市では、たとえば三カ年計画というような計画を立てて、最初の三十三年度は三、三十四年度は四、三十五年度は三と、こういうように順次計画を立てて今春地方ではやっておるわけです。従って、との以上の二点をやはり確認をしておいていただかぬと、そういうように現実に行われているところに、やはり地方自治庁の動きというものは非常に響いてきますので、この二つの点だけは一つ、まあ引き継ぎのような形になりますけれども、確認をしておいていただきたい、こういうように考えます。
○国務大臣(石原幹市郎君) 私も、財政の許す限りこの臨時職員というものはだんだん本職員直していく、直していかにゃならぬことは私も同感でございまして、従いまして、第二の問題も、それぞれの県なり市町村で計画していることを、今さら私がそれを逆にどうするというような考えは全然ありません。財政の許す限り臨時職員を本職員に直していかにゃならぬ、こう私は考えております。
○加瀬完君 善業じりをとらえるようで恐縮でございますが、財政の許す限りというお言葉は、当然なお話でございますが、財政計画では、もう臨時職員を定員の中に繰り入れられないような財政計画が作られているわけですから、財政を許せるように計画を変えて参りませんと、これは問題の解決ができないと思います。特に再建団体などでは、必要定員そのものも削られておるわけでございますから、このワクをある程度ゆるめてもらいませんと、国家公務員とある程度バランスのとれたような臨時職員の定員化ということは非常に困難でございますので、その点も新大臣に御考慮をいただきたい。希望を申し上げておきます。
○委員長(館哲二君) 速記をちょっととめて。 〔速記中止〕
○委員長(館哲二君) 速記をつけて。
○国務大臣(石原幹市郎君) 重ねていま一言補足してお答えしておきたいと思うのであります。 地方財政計画というものも、これはやはり一応の目安でありますので、もしも今国会におきまして臨時職員の定員化の法制が通過するというようなことになりましたならば、現在の地方財政計画のもとにおきましても、できるだけの措置をとりまして、なるべく地方の臨時職員につきましても定員化できるように、最善の努力をしたいと思います。それから、将来財政計画を補正あるいは修正するような機会がございましたら、その機会をつかまえまして、できるだけ趣旨に沿うように努力したい。そういう機会がなければ、先ほどお答え申し上げましたように、三十五年度の当初計画を作る際に、これを織り込むように最善の努力をする、こういう今考えを持っておるわけであります。重ねてお答えをしておきたいと思います。
○藤田進君 国務大臣になられて初の国会だと私も承知いたすのでありますが、岸総理の所信表明には、石原国務大臣所管の事項については、きわめて空疎であったと思う。若干の質疑が代表として行われて、選挙法その他についての御答弁がありましたが、本会議場という事情もあって、十分私ども承わるわけに参りませんで、現在新大臣としての所信は、新聞等で散発的所見を見るだけであります。私は、この際、新所管大臣とされて、その所信をお伺いいたしたいと思うのであります。しかし、今はその用意がないということであれば、あらためてお伺いをしてよろしいのですが、まずその一点をお伺いしたい。
○委員長(館哲二君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(館哲二君) 速記を始めて。
○国務大臣(石原幹市郎君) 私の所管いたしまする自治庁といたしましては、地方行財政の問題あるいは選挙制度の問題等、いろいろかかえてみるわけでございますが、これらの問題につきまして、さらにいずれ機会をあらためまして、従来の懸案なりまた今後私の考えておりまする方向等をいろいろ申し上げてみたいと思います。 それから、国家公安委員会の方といたしましては、警察制度の問題あるいは治安対策の問題、これもいろいろあると思いますが、これも別の機会に、その問題を検討する機会に、これは私の所信を詳細申し上げて、御批判をいただきたいと思います。かように思っておる次第であります。
○藤田進君 今直ちにお答えいただくまとまったものがないということでありますか。
○国務大臣(石原幹市郎君) いろいろ当面の問題については私も一応の考えは持っておりまするけれども、やはりこの正式の委員会に対しまして、責任のある立場から申し上げるにつきましては、やはり若干の用意を持っておいた方がいいと考えますので、別の機会にお譲りを願いたい。こう申し上げる次第でございます。
○藤田進君 新聞等には、抱負を語るというので、私もこれを見たのでありますが、その真偽のほどは、確かめておりませんから、よくわかりませんが、しかし、こうして国会が開かれ、半数改選直後の賦質な国会でありますので、私は当然、本日ごあいさつを受けると同時に、それが文審であるか口頭であるかは別として、この参議院の委員会を通して所信が表明されると期待いたしておりました。しかし、その御用意がないということはまことに遺憾でございますが、あらためて継続してこのことをお尋ね申し上げたいと思っておりますので、すみやかなる御準備をいただきたいと思います。
○委員長(館哲二君) 質疑はこの程度で打ち切ります。 —————————————
○委員長(館哲二君) 次に、小委員会の設置についてお諮りをいたします。 今期国会におきましても、前国会と同様に、地方行政の改革に関する調査の一環として、新市町村建設の現況並びに強化の諸方策及び地方公務員の給与の実態並びにこれが適正化につきまして調査研究するために、新市町村建設及び地方公務員給与に関する小委員会を設けることに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) 御異議ないと認めまして、さよう決定いたします。 なお、本小委員会の小委員の数は十名といたしまして、これが各会派の割当は、自由民三党が五、社会党が三、無所属クラブ並びに緑風会がおのおの一とすること、それから小委員長及び小委員の選定につきましては、これを便宜委員長に御一任願うことといたしまして御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) 御異議ないと認めます。後刻委員長から、小委員長並びに小委員を指名申し上げることにいたします。 ちょっと速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○委員長(館哲二君) 速記をつけて。
○委員長(館哲二君) この際、請願の審査についてお諮りいたします。 本日までに当委員会に請願が三件付託に相なっておりますので、これから請願の審査を行いたいと思いますが、御異議ありませんでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) 御異議はないと認めまして、請願の審査に入ります。 請願第十九号、秋田県横手市分市境界線是正に関する請願外二件を一括して議題に供します。 まず専門員から説明を聴取いたします。
○専門員(福永与一郎君) お手元に簡単な内容を響いて差し上げてございますが、それによりまして簡単に御説明申し上げます。 まず、請願第十九号は、秋田県の旧金沢町が三十一年に横手市に合併されたのでございますが、その後分村問題が起りまして、三十三年四月五日住民投票の結果、隣接町村の仙北郡仙南村に合併されて現在に至っております。ところが、その分市の境界線がいろいろ、一例を申し上げますと、不安定なあぜ道によっているというような例もあるとのことでございまして、請願者に言わせますと、非常に不合理かつ不当なものであるから、県当局においてもその是正の必要を認めておる。ぜひこの際本境界線が是正されます、仇うに、特段の措置を望むという趣旨のものでございます。 それからその次は、第三十三号、義務教育学校の新、改築に伴う起債は、他の事業に優先して行なってきたものであるから、かような起債の利子に対しては、特別の取扱いをして利子軽減の措置を講ぜられたいというものでございます。 最後の一十四号は、町村財政確立と行政水準の向上確保のために、町村の自主財源強化を目的とする税法の改正、地方交付税の計算方法の改正、後進町村に対し優先的に財源を与える措置等、すみやかに根本的に税財政制度の改革を推進されると同時に、さしあたり今回の国の施策によって地方税の減収が起っておるが、これが完全補てんの措置を講ぜられたいという趣旨のものでございます。
○委員長(館哲二君) ただいま説明申し上げました件につきまして、政府側の方から御意見がありましたらお願いいたします。
○説明員(岸昌君) 第十九号の請願でございますが、実はこの件につきまして、ただいま行政局長の外国旅行中、私その代理をいたしております行政課長でございますが、この横手市の問題につきましては、具体的な問題を承知いたしておりませんので、具体的な問題としてお答えいたしかねるので、ただいま担当の振興課の方から資料を取り寄せておるわけでございますが、一般論として申しますと、この分村をいたします場合の投票をいたします際に、市町村の建設促進審議会の意見を聞いて、住民投票いたします区域を決定いたしておりますので、実情に沿わないことはまずないとは存じておるのでございますが、もしそれが実情に沿わないというようなことでございますれば、今後は、一般の方法によりますところの境界の変更ということによって是正して参るということができるのではないかと考えるわけでございますが、その具体的な現地の模様につきましては、最初にお答え申しましたような事情で、私よく実情を承知していないのでございます。
○加瀬完君 県で境界線の是正をやらないで、ほかの方法で境界線の是正をする特別の措置というのがございますか。
○説明員(岸昌君) ございませんけれども、ただいまの方法によりますと、関係の市町村が議会の議決を経まして県に申請をいたしまして、知事が県の議会の議決を経て修正をする、この方法以外には認められていないわけであります。
○加瀬完君 これは最後の手段で投票によってきめたわけですね。ですから、作民の最後決定というようなのはこれで生きているわけですね。それがどんな形であろうとも、そうしてきまったものを、住民が両市町村の話し合いで境界線を訂正するというのは別ですがね。そのほかいろいろの方法というのは、これはかりにあり得ないはずだと思うけれども、いろいろの行政指導でやるということ自体がおかしいじゃないですか。自治庁あたりが動くとすれば……。
○説明員(岸昌君) そうでございます。仰せの通りでございまして、最初に申し上げましたのも、そういう趣旨でございます。この住民投票いたします区域を定めますにつきましては、新市町村の建設促進審議会の意見を聞きまして、この区域で投票するのが公正であろうということで区域をきめまして、その区域の住民の意思によってきまったことでございます。従いまして、今後変更いたします方法といたしましては、関係市町村の両方の意思の合致に基きまして、知事が県議会の同意を得て処分をする、こういう方法しかないわけであります。
○大森創造君 ちょっとお伺いしますが、こういう請願が出てくる内情は、住民投票の結果こちらに合併するということなんで、境界線を含めて、もうきまったものだろうと思います。こういう請願が出てくるということは、合併のときの現地の反対派が請願したものだと思う。そうするならば県段階でこれをするべきです。だから、これは県へ持っていっても、それから県段階の町村合併審議会の方に出しても受けつけられないから、こっちへ持ってきたのだという内容ではないでしょうか。
○委員長(館哲二君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(館哲二君) 速記を始めて下さい。
○説明員(岸昌君) ただいま御指摘のような事情だと存じます。県の段階で決定すべきものでございまして、こういう請願が出て参りましたのは、それに多少不満をお持ちの方から出たことであろうとは存じますが、ただいま調べましたところによりますと、自治庁の方には正式にまだこの問題が上ってきておらないわけであります。県当局におきまして、県内部の問題といたしまして妥当な解決をはかるような措置をしたい、こういうふうに思っております。
○委員長(館哲二君) 引き続いて三十三号、三十四号について財政課長から。
○説明員(細郷道一君) 三十三号は、義務教育の起債利子軽減の問題でございます。一口に起債といいましても、公営企業のような建設資金の起債と、一般会計のこういった公共施設を起すための起債とあるわけでありまして、一概にすべての利子軽減という問題には相ならぬと思いますが、こういった義務教育のようなものについて、年度間調整のための資金を借りた場合の利子をなるべく軽減したいという方向自体については、私どもも賛成でございます。また、そういう意味合いから、政府資金の利子引き下げについても、従来もいろいろと努力をして参ったわけであります。ただ、資金の事情等から見まして、なかなか思うように一気に実現ができない、こういう段階でございます。 三十四号の方につきましては、後進町村に財源を与えるような措置を税制あるいは交付税の上でとれ、こういう御趣旨のようでございますが、その考え方自体についても、私どもは方法として賛成でございます。事実そういう意味で、市町村税の改正に当りましても、税源のなくならないようにいろいろ骨も折りましたし、また交付税につきましても、昨年においてかなり弱小町村の方の引き上げということに改正をいたしましたし、今後も努めて参りたいと考えております。
○委員長(館哲二君) 何か御質疑は……。
○大森創造君 財政需要額の単位費用という問題について、今までどういう具体的な努力をされましたか。一般的に財政需要額、地方交付税の増額云々と、努力されたのはわかりますが、単位費用の増額ということにどういう努力をされましたか。
○説明員(細郷道一君) たとえば、本年で申しますと、市町村の後進地帯の投資的な経費を余計に見られるようにという考え方から、従来の土木費の中にありました面積、それをその他諸費の中に移しまして、同時に単位費用をおおむね二、三割引き上げをいたしました。なお、この請願にかかっております問題については、後進地域に優先的にということでございますので、単に単位費用だけの問題でなく、補正等においても優先的な考慮をしろという御趣旨かと思います。そういう点については、なお今後とも検討して参りたいと考えております。
○委員長(館哲二君) 他に何か御質疑もありませんならば、採決に入りたいと思います。 まず十九号に対しまして、いかがいたしましょうか。 〔「留保」と呼ぶ者あり]
○委員長(館哲二君) じゃ、第十九号は留保ということに決定いたします。 三十三号は……。 〔「採択」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) 第三十三号は採択することにいたします。 第三十四号。 [「採択」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) それじゃ、採択の御意見が多数のようでありますから、さよう決定いたします。 これにつきましては、採択をいたしまして内閣へ送付することに決定いたします。 —————————————
○委員長(館哲二君) 先ほど委員長に指名の御一任をいただきました新市町村建設及び地方公務員給与に関する小委員会の小委員長並びに小委員を指名いたします。 小委員には、小林武治君、鍋島直紹君、西郷吉之助君、西田信一君、成田一郎君、占部秀男君、大森創造君、松澤兼人君、中尾辰義君、杉山昌作君を指名申し上げます。 また小委員長には、小林武治君を指名いたします。
○委員長(館哲二君) ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(館哲二君) 速記を始めて下さい。 ただいま小委員長並びに小委員を御指名申し上げましたが、今後とも異動がひんぱんにあり得ると考えますので、小委員長並びに小委員の異動につきましては、あらかじめ委員長に御一任を願っておきたいと思いますが、いかがでございましょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) 御異議がないようでありますから、さよう決定いたしておきます。 —————————————
○委員長(館哲二君) 次に、継続調査要求並びに閉会中の委員派遣要求についてお諮りをいたします。 両件につきましては、いずれも委員会において決定の上議長に要求書を提出することになっておるのでありますが、まず、この地方行政の改革に関する調査につきましては、今期国会閉会中も引き続いて調査を行うこととして議長に提出すべき要求書の内容、提出時期などにつきましては、便宜委員長に御一任願うこととして御異議がありませんでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) それでは御異議がないと認めて、さよう取り計らいます。 また、閉会中の委員派遣につきましては、派遣を行うかどうかということ、また実施する場合のその細目などにつきましては、あらかじめ委員長に御一任を願うておきたいと存じますが、御異議ございませんでしょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(館哲二君) それじゃ御異議がないと認めて、さよう取り計らいます。
○加瀬完君 財政課長にお願いするのは筋でございませんが、お伝えをいただきたいのでありますが、問題になっております予約減税の農家の経済に対する影響の資料が、自治庁から出ておりますものと、農業中央会から出ておりますものがまるで逆でございまして、一例を申し上げますならば、予約減税があった方が有利とするものが、農業中央会では七八%、自治庁、大蔵省の調査では、これを不利とするものが七八%、私どもは、二つのまるで逆な統計を示されましては、その内容の説明を十二分に伺いませんでは、どちらをとっていいか、とほうにくれておるという現状であります。そこで、自治庁は、農業中央会の調査のどこが間違っているのか、自治庁の調査のどこが正しいのか、こういう説明を加えて、明日の委員会でなければ、四日の委員会に資料として御提出いただくし、また若干の御説明もしていただきたい。この点を関係の方にお伝えいただきたいとお願いをいたしておきます。
○委員長(館哲二君) 速記をとめて。 〔速記中正〕
○委員長(館哲二君) 速記をつけて。 本日はこれで散会いたします。 午後零時十一分散会