運輸委員会 第1号
- 発言数
- 43 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1959/07/02
会議録
○委員長(平島敏夫君) ただいまから運輸委員会を開催いたします。 私ちょっとごあいさつ申し上げます。 昨日、当委員会の委員長に選任されまして、きわめて不敏な、ことになれませんので、何かと手落ちが多かろうと存じまするが、どうか皆様方の御同情ある御援助と御協力によりまして、この重責を果さしていただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 (拍手) —————————————
○委員長(平島敏夫君) まず、委員の異動について御報告いたします。 本日、中尾辰義君が辞任、その補欠として白木義一郎君が選任されました。また、泉山三六君、植竹春彦君、西田隆男君、成田一郎君及び片岡文重君が辞任、その補欠として谷口慶吉君、鳥畠徳次郎君、石原幹市郎君、重宗雄三君及び松浦清一君が選任されました。 —————————————
○委員長(平島敏夫君) 次に理事の互選を行いたいと存じます。 本委員会の理事の数は四名でございます。従いまして、現在欠員中の理事三名の互選は、成規の手続を省略して、便宜その指名を委員長に御一任願うことにして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認めます。それでは、理事に江藤智君、天埜良吉君、村上春藏君を指名いたします。 なお、従来からの理事として、相澤重明君が残っておられます。念のため申しておきます。 —————————————
○委員長(平島敏夫君) この際、栖橋運輸大臣及び前田運輸政務次官から発言を求めておられます、これを許します。
○国務大臣(楢橋渡君) 私、このたび運輸大臣に就任をいたしました。先般、衆議院において私予算委員長をやっておりましたが、全く運輸行政にはしろうとでありまして、皆様方の御支援によって職責を果したいと実は思うのであります。 申し上ぐるまでもなく、運輸行政が現在の日本の経済的な発展の上に重大なる役割を持っておることは申し上ぐるまでもありませんので、ことに岸内閣が、国民所得倍増という目標を掲げております。その経済的発展の原動力をなし、動脈をなすものは、運輸行政であると私は信じておるのでありまして、むしろ、運輸行政が先駆して、そういうことが実現できるというような信念を持っておるものでありますので、何かと皆様方の御支援のもとに自分の職責を果したいと思うのでありまして、どうぞ今後とも委員の皆様の御指導、御鞭撻をお願い申し上げます。よろしくお願い申し上げます。(拍手)
○政府委員(前田郁君) 私は、今回運輸政務次官に就任いたしましたので、今後とも皆さんにお引き立てをお願いしたいと存ずる次第であります。 私は、第一国会から十六国会まで運輸委員をやりまして、その間、六国会の間委員長といたしまして、参議院の植竹委員長とともに手を携えて委員会の機能を発揮すべく努力をいたしたような次第でございます。 今回、運輸政務次官をやれということでございまして、いろいろ委員として今日まで考えました陸運、海運はもちろんのこと、航空であるとか観光であるとか、いろんな問題があるわけでございまして、これらの問題につきまして、楢橋新大臣のもとに大いに働いてみたいと存ずる次第でございますが、委員各位の絶大なる御支援をお願い申し上げたいと存ずる次第でございます。簡単でございますが、これをもちましてごあいさつにかえさしていただきます。(拍手)
○委員長(平島敏夫君) 十河国鉄総裁から発言を求めておりますので、これを許します。
○説明員(十河信二君) 私、国鉄総裁の十河信二であります。老骨不敏な者でありますが、今後皆さんの絶大なる御指導、御援助をお願い申し上げたいと存じます。簡単でございますが、ごあいさつを申し上げます。(拍手)
○委員長(平島敏夫君) 速記とめて。 ━━━━━━━━━━━━━ 〔速記中止〕
○委員長(平島敏夫君) 速記をつけて。
○委員長(平島敏夫君) 次に、調査案件についてお諮りいたします。 運輸事情等に関する調査承認要求書を本院規則第七十四条の三により議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認めます。さよう決定いたします。 なお、要求書の作成及び手続等は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認めます。よってさよう決定いたしました。 ━━━━━━━━━━━━━
○委員長(平島敏夫君) 次に、去る六月三十日本委員会に付託されました第十号、信越本線横川、軽井沢両駅間鉄道改良工事施行に関する請願、第二十五号及び第三十六号、国鉄自動車高遠、諏訪両線の所管変更反対に関する請願を議題といたします。 ちょっと速記をとめて。 午前十一時二分速記中止 —————・————— 午前十一時二十七分速記開始
○委員長(平島敏夫君) 速記を始めて下さい。 請願第十号は、議院の会議に付し、内閣に送付することを要するものと決定して御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。 なお、報告書については、これを委員長に御一任願いたいと存じます。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認め、さよう取り計らいます。 速記とめて。 〔速記中止〕
○委員長(平島敏夫君) 速記をつけて下さい。 ━━━━━━━━━━━━━
○委員長(平島敏夫君) 次に、継続調査要求に関する件をお諮りいたします。 運輸事情等に関する調査は、会期が短かくて完了することが困難でありますので、本院規則第五十三条によりまして、継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 なお、要求書の作成及び手続等は委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認めます。よってさよう決定いたしました。 ━━━━━━━━━━━━━
○委員長(平島敏夫君) 次に、閉会中における運輸事情等に関する調査のための委員派遣でございますが、委員派遣要求書を提出することとし、その内容及び手続等は、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(平島敏夫君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。 ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(平島敏夫君) 速記をつけて下さい。 ただいま相澤君から発言の御要求がありますので、これをお許しいたします。
○相澤重明君 最近町に走っておるハイタクですね、これの経営の問題についていろいろな新聞報道が出ているわけですが、特に、白ナンバーで営業をしておるというような問題と、いま一つは、営業用のナンバーを暴力団に持っていかれて営業ができないとかいうような問題と、二つの話題がよく新聞等に流されるわけなんです。これらについて、運輸当局としてどういう対策を持っておるか、わかる限り一つ事情を詳しく説明を私はしていただきたいと、こう思うのです。
○説明員(国友弘康君) 第一の白ナンバーの問題でございますが、これにつきましては、最近共済組合の形をとりまして、神戸でこの計画をいたしまして、運送行為をやり始めた事態が起りました。この白ナンバーの問題につきましては、従来からハンカチ・タクシーとか、あるいは古本タクシーとかいうものがございましたが、最近の傾向といたしましては、共済組合の形をとりまして運送行為をするというものが出て参りまして、大阪、京都あるいは横浜の方面にまで、そういう組織ができつつあるという状態でありまして、現在調べましたところによりますと、神戸では約三十両の—これは軽自動車でありますが、スバルとかスズライトとかいう四輪の軽自動車でございますが、これを使って運送行為をしておるものがございまして、これらにつきましては、無免許によりまする営業行為をしておると認められますので、運輸省といたしましては、警察当局とも打ち合せを十分にいたしまして、現在道路運送法違反として、無免許営業の違反行為であるということで取締りに乗り出しておるのでございます。 それから、次の労働争議に関連いたしましてナンバー・プレートを暴力で取りはずしたという事案が数件起ったのでございますが、これは横浜、東京等にも例がございましたのでございますが、これにつきましては、争議に関連いたしまして、その間の取扱いにつきましては道路運送法の関係と労働問題の関係と両々考慮しなければならない状態でございましたが、ナンバー・プレートを取りはずしますことは、道路運送車両法違反でありますので、横浜等の場合におきましては、これを陸運事務所から告発いたしたのでございます。 これはこういう事態、ことに争議の間に暴力行為が介在するということにつきましては、私どもとしても遺憾だと考えておりますが、暴力行為に及びますと、これはむしろ警察の方の問題にもなって参りますので、警察の方と十分に連絡をとって措置をしておるわけでありまして、私どもとしては告発した事例がございまして、あとは警察の方に措置を願っておるという状態でございます。
○大倉精一君 今の質問に関連してお尋ねするのですけれども、その前に、この前局長もトラックに乗ってもらってその実態を見てもらったのですけれども、これに関連する事故防止等については次の機会にまたいろいろお尋ねするとして、きょうは時間もありませんから、今相澤君の言った問題に焦点をしぼってお尋ねしたいと思うのです。 最近中小企業の争議行為に暴力団が介入するという傾向が非常に顕著になってきておりますけれども、なかんずく、ハイヤー、タクシーと暴力とはつきものになっておる。たとえば福岡における白ナンバーのやみ行為、これは完全に暴力団が組織的に違法行為を行なったという事例も現地で私は見聞して参りました。あるいはまた尼崎においてもそういうような事例があるということを聞いております。が、足元においてメトロ交通の現場を見て参りましたけれども、これはもう労働争議というよりも、むしろ暴力団によるところの不法行為という状態を呈しておりまして、特に相澤君が言ったように、ナンバー・プレートをいろいろな道具を持ってきて暴力団がはずしていってそれなりになっている。営業行為がさっぱり行われていない。こういうような状態になっておるのですけれども、こういうナンバー・プレートをはずすという問題について、当局としてどういうような見解を持っておられるか、まずそれを一つお伺いしたいと思います。
○説明員(国友弘康君) ナンバープレートを取りはずしますことにつきましては、道路運送車両法の第十一条の第三項に「何人も、陸運局長又は前項の規定による委託を受けた者が封印の取りつけをした自動車登録番号標は、これを取りはずしてはならない。但し、整備のため特に必要がある場合その他やむを得ない場合において、陸運局長の許可を受けたときは、この限りでない。」という規定をいたしておりまして、登録番号標を許可を受けずして取りはずします場合は、これは違法でございます。
○大倉精一君 それが計画的に相当大きな規模でもって剥奪、強奪されていっているという事実がメトロにはあるのですけれども、しかも、それ以来相当に日時がたっているのですけれども、それに対して監督官庁としてどういうような措置をとっておられるか、お伺いしたいと思ます。
○説明員(国友弘康君) お答え申し上げます。メトロ交通につきましては、組合の方から、及び、経営者といたしましてはやはり協会がございますが、その協会等の方から私ども話を聞きましたのでございますが、メトロ交通につきましては、昭和三十三年の十月ごろから賃金改訂をめぐりまして労使間の交渉を持って参りましたが、実は大倉先生のおっしゃいますように、まだ円満妥結を見るに至っておりませんで、現在は会社の所属団体である都自協と申しておりますが、東京都乗用自動車協会と、労働組合の上部団体である関東同盟との間で団体交渉中でありまして、この間に、会社の労使間におきまして交渉いたしておりましたが、その間に不幸にいたしまして、ストの決行とか、大阪でデモ行進を労組の側でするというような問題あるいはナンバー・プレートの取りはずしの行為というものがあったのでございまして、これにつきまして当省といたしましては、事情も聴取いたしましたが、警察当局とも緊密な連絡をとっておりまして、この労使間の交渉が正常、円満に進捗することを期待いたしまして、ただいまのところは静観をするのが妥当であるという判断を下しまして、その方向で東京陸運局から指導をいたしておるわけでございますが、先ほど読み上げました車両法の第十一条第一項の違反は、刑事責任の問題等につきましては、捜査当局におきましてすでに取り調べを行なっておりますので、あらためて告発する必要もないと実は思っておるのでございますが、捜査当局の方から告発書の提出等につきまして要望がありますれば、告発書を提出する等の措置をとりたいものと考えておるのでございます。
○大倉精一君 これは何か傍観しておるというような感じを受けるのですけれども、こういうような業者が、たとえば暴力団をみずから雇い入れて、そうして現場においては会社の係長かなんかそういうのが来て、暴力団を指揮して、あれも組合員だ、やっつけろというような陣頭指揮をとっておったようでありますけれども、そういうような経営者は一体公益事業として免許するに価する経営者であるかどうか、これがまず私は問題だと思うのですが、その点はどうですか。
○説明員(国友弘康君) その点につきましては、いろいろと事情があると思いますのでありますが、警察の方が今取り調べをいたしておりますので、その警察の方の判断を待ちまして、そういうことについての措置をとりたいと実は考えておるのでございます。
○大倉精一君 これはまあそういう一つの逃げ口上かもしれませんけれども、現在の事態というものは、そういう工合に静観をし、あるいは遷延することを許さぬような緊迫した事態になっておるんですね。それを監督の主務官庁である運輸省が、警察の成り行きにまかせる、それを静観してからというようなことでは、ほんとに親切な運輸行政とは言えないと思う。ですから、まずもってこのナンバー・プレートをどうするか、その前に車を早く動かすためにはどうするか、こういうようなことを考えなければならぬと思うんですね。たださえ東京の中では車が足らぬといって問題になっておるのですから、この免許した自動車が長期にわたって事業活動を停止しておるという、こういう事態そのものが問題であると同時に、加えてナンバー・プレートが強奪されておるというようなこと、しかも、そのナンバー・プレートがどこにあるかわからない、こういうような点については、何か仮ナンバーとか何とかという便法を講じて車を動かすというような、そういう方法はないものかどうか、あるいはそういう考え方は成り立たぬものかどうか、そういう点についてお考えはどうですか。
○説明員(国友弘康君) ナンバー・プレートにつきましては、ナンバー・プレートが滅損いたしました場合に、その所有者がナンバー・プレートの交付の請求をいたします場合には、これにつきまして交付することになるのでございますが、これが労働争議に関連いたしまして行われますような場合には、争議に対しまする判断、あるいは争議に対しまする介入というようなことにつきましても、われわれとしては慎重は考慮しなければならない問題だと思いますが、これらのことにつきまして、目下実は検討中でございまして、大へんおそいと言われるかと存じますが、慎重に現在考慮を要する問題として考慮しておりますのでございます。
○大倉精一君 これは、争議に介入とか何とか言われますけれども、それじゃあ、たとえば日教組の連中が何か要求して文部省ですわり込みをやるというと、すぐ警官隊が出てきて検束しちまう。こういうように労働者側の争議行為が少しすわり込みをやったり何かすれば、すぐ違法行為だとか何とか言うけれども、この場合、違法行為どころか、刑事問題なんです、ナンバー・プレートを取っちまって。これは争議行為に介入とか、そういうものを乗り越えてこのナンバー・プレート剥奪の行為そのものに対して措置をしなければならぬと私は思うんですが、これは今の考慮中、考慮中でもって、いつまでも考慮中ではこの問題の解決にはならぬと思うんですが、これは一つ局長、積極的に主務官庁としての態度を打ち出して、もう少し能動的にやってもらいたいと思うんですが、どうですか。
○説明員(国友弘康君) まあ私どもとしましては、ナンバー・プレートが取りはずされました場合に、ナンバー・プレートを原状に回復するというようなことについての指導は、まあ原状に復帰するように行政的の指導をするのが適当であると考えておりますが、これに関連しまして諸般の問題もございますので、極力早急に検討いたしたいと考えます。
○大倉精一君 諸般の問題、どんな案件かわかりませんけれども、これ以上申し上げても同じような回答だろうと思うので、私はこの問題については一つ能動的に、積極的に対処してもらうように強く要望するとともに、今後必要に応じて私はさらにお尋ねしたいと思うのです。 もう一点、もう一つのケースについてお尋ねするのですが、今度は横浜の場合、これは少し変ったケースで、やはり滝野川というタクシー会社があるそうでありますけれども、ここの組合の人が夏季手当の要求をした。ところが三役がすぐ首になったと同時に、暴力団が会社へ入り込んできて、毎日会社に泊り込んでいる。顔に傷があって、まだばんそうこうを張っているような連中が泊り込んでいる。そのため運転手は会社に帰れない。きのうでしたか、一昨日でしたか、陳情を受けましたけれども、ふとんを車の中に積み込んで、今日は一つ山の方へ行って寝る、きょうは一つ横浜の町の中の人通りの多い所へ車をとめて寝るんだ、こういうことをやって逃げ回っているというような状態があるのです。これは私は現地へ行って調査をしてこようと思っているのですが、こういう点について、局長は情報をつかんでおられるかどうか。あるいはつかんでいるとするならば、これに対してどういう措置をとられているか。
○説明員(国友弘康君) 実は、まだその点については報告を受けておりませんので、私どもの方としても至急調査をいたしたいと思います。
○大倉精一君 私は近々に調査に行きたいと思います。また社会党としても、こういうような暴力行為は、これはハイヤー、タクシーばかりじゃなく、社会秩序の上からいっても、人道上からいっても許しがたい暴力行為であると思っております。ですから、私どもの方としても調査しますから、当局としてもさっそく至急現地について調査をして不都合のあるところに対してはこれまた積極的に、能動的に働きかけてもらいたいと思います。そうでないとこの問題はハイヤー、タクシーから、トラックから、さらにまたその他の中小企業にまで蔓延してくるというと、社会的にゆゆしい問題になってくると思う。これはもう監督官庁の怠慢からくると言っても過言でないと思います。まだ横浜の問題については情報を聞いておらぬようでありますけれども、さっそく現地へ行って聞いて、適当な措置を積極的におやり願いたいと思います。
○説明員(国友弘康君) かしこまりました。調査を至急いたすつもりでおります。
○委員長(平島敏夫君) ほかに御発言ございませんか。 ちょっと速記をとめて。 午前十一時五十七分速記中止 —————・————— 午後零時十二分速記開始
○委員長(平島敏夫君) 速記をつけて。 それでは、本日はこれをもって散会いたします。 午後零時十三分散会