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32回国会衆議院1959/07/02

建設委員会 第1号

発言数
27
登壇者
6
会派数
2
開催日
1959/07/02

会議録

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 これより会議を開きます。  議事に入るに先だちまして、一言ごあいさつを申し上げます。  私、今回はからずも建設委員長に就任いたしたのでございますが、責任の重大なるにかんがみまして、微力ではありますが、誠心誠意努力をいたす所存でございます。幸い練達たんのうの委員各位がおられますので、何とぞ御援助、御鞭撻のほどを切にお願いを申し上げます。  簡単ではありまするが、ごあいさつといたします。(拍手)     —————————————

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 まず理事の補欠選任についてお諮りをいたします。理事佐藤虎次郎君及び瀬戸山三男君の両君が委員を辞任されましたので、理事が二名欠員になっております。この際理事の補欠選任をいたす必要があります。理事の互選は、先例によりまして委員長において指名するに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 御異議なしと認め、井原岸高君、堀川恭平君の両君を理事に指名をいたします。     —————————————

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 次に、国政調査承認要求に関する件につきましてお諮りをいたします。今国会におきましても、前国会と同様、国土計画、地方計画、都市計画、住宅建築、道路、河川及び災害対策に関する事項につきまして、衆議院規則第九十四条によりまして、国政調査の承認を得ておきたいと存じますが、これに御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 御異議なしと認め、さように決定いたします。  なお議長に提出すべき国政調査承認要求書の作成及び提出手続等につきましては、委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 御異議なしと認め、さように取り計らいます。     —————————————

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 この際、建設大臣及び建設政務次官より発言を求められております。これを許します。村上建設大臣。

村上勇自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長・北海道開発庁長官

○村上国務大臣 私、このたびはからずも建設業務の担当を命ぜられたのであります。もとより浅学非才でありまして、この責任の重大さを、非常に私は憂慮いたしておるのでありますが、私自身も、一生懸命に全力をあげてこの国土の建設のために努力をいたしたいと思いますが、練達たんのうな皆様方の御指導と御鞭撻によりまして、何とかその責任を果させていただきますように切にお願い申し上げまして、ごあいさつにかえる次第であります。(拍手)

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 大沢政務次官。

大沢雄一自由民主党建設政務次官

○大沢政府委員 私、このたび徳安先輩のあとを受けまして、全く思いがけなくも建設政務次官の重責を命ぜられました大沢でございます。ずぶのしろうとでございまして、皆様に御迷惑をかけることが多いということを心配もしておるのでございまするが、練達たんのうの御専門家ぞろいの、羽田委員長様を初め皆様方のお教えをいただきまして、私も、及ばずながら一生懸命勉強させていただきまして、職責を果させていただくように、何とぞ御指導、御援助のほどを賜わりたく、ひとえにお願い申し上げる次第でございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 ちょっと速記をとめて下さい。     〔速記中止〕

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 速記を始めて下さい。  なお關盛計画局長からごあいさつをいたしたいということでございます。關盛計画局長。

關盛吉雄建設事務官(計画局長)

○關盛説明員 私は、先月十七日に計画局長を拝命いたしました關盛でございます。いろいろまだふなれでございますが、何とぞよろしくお願いいたします。(拍手)     —————————————

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 ただいま国政調査について議長の承認を得ましたので、御了承をいただきます。     —————————————

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 次に、道路に関する件について調査を進めます。質疑の通告がありますので、これを許します。中島巖君。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 大臣にお尋ねいたしたいと思うのでありますが、実は世紀の大事業といたしまして国土開発縦貫自動車道の建設を現在やっておりますが、この建設は、吹田—小牧区間が法律によりまして路線の指定ができておってやっております。それから小牧—東京聞につきましては、まだそのままになっておるわけでありますが、これは国土開発縦貫自動車道建設法の第三条二項によりまして「政府は、すみやかに、前項の法律で定めるべき国土開発縦貫自動車道の予定路線に関する法律案を別表に定める路線を基準として作成し、これを国会に提出しなければならない。」こういう規定があるわけでありますが、すでに満三ヵ年近く調査をいたしておりましても、この予定路線の法律が出ませんので、縦貫自動車道の審議会におきまして政府に意見をただしましたところ、次の通常国会、すなわち本年十二月から始まる通常国会に法案を提出する、こういうことを言われており、その後の委員会におきましても、しばしば前の建設大臣より言明があったわけでありますが、新大臣は、これらの事項について引き継ぎをなされておるかどうか、この点をお尋ねいたしたいと思います。

村上勇自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長・北海道開発庁長官

○村上国務大臣 お答えいたします。東京—小牧間の自動車道路につきましては、すでに前大臣におきまして、この予定線に対する立法措置は、必ず来たる通常国会までには提出すると、いうことを、委員会その他の席で言明されておるようであります。前大臣からの事務引き継ぎに当りましても、そのことを非常に強く私に要望され、引き継ぎを受けておりますし、ただいま建設省におきましては、この立法措置のために十分用意をいたしておりますので、必ず通常国会にはこの法案を提案いたしたい、かように思っております。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 ちょっとくどいようでありますが、重ねてお伺いいたします。ただいま新大臣より、小牧—東京間の予定路線の法案提出を、次の通常国会にするということについて引き継いでおるので、そのようにする、こういう御答弁をいただいたわけでありますが、そこで、ちょうど道路局長もそばにお見えになっておるようでありますので、通常国会の劈頭に提出ができるだろうか、あるいはできないとすれば、いつごろ提出できる見込みであるか、この点、概要の見込みでよろしいので、お伺いいたしたいと思うわけであります。

佐藤寛政建設技官(道路局長)

○佐藤説明員 ただいま私どもの準備といたしましては、通常国会のできるだけ早い機会に提出できるようなつもりで準備いたしております。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 早い時期というと、大体十二月中に提出できる見込みでしょうか、大体の提出の時期を……。もちろんそのときになって、いろいろ事情があっておくれることもあるでしょうけれども、大体の予定はあるだろうと思いますので、お伺いいたしたいと思います。

佐藤寛政建設技官(道路局長)

○佐藤説明員 法律案を国会にお出しするとなると、いろいろ手続もございますから、その辺ははっきり申し上げられませんが、道路局といたしましては、それまでに間に合うように準備をいたすつもりでございます。(中島(巖)委員「それまでというと……」と呼ぶ)十二月中に間に合うように……。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 それから、こういうことはないだろうと思いますけれども、これは六月十六日の朝日新聞の記事なんですが、こういう記事が出ておるわけです。「東京と名古屋を結ぶ国土縦貫高速自動車道路は、順調に行けば来年度から建設の計画で、今年の通常国会には路線指定の法案が提出される運びとなっている。建設省はこれに備えて、三年がかりの調査を秋までに終る予定だが、同省が最近着手した東海道の交通対策調査が、はしなくも本州中央部を縦走する中央道の建設を主張する人たちの神経をとがらせている。これらの人たちは、建設省の調査には、東海道の混雑緩和対策と称して、実は「中央道案」をつぶして、東海道に高速自動車専用道路を作るねらいがかくされている、といきり立っているわけだ。  二年前に中央道の建設に関する法律が成立した時に、これに強い抵抗を示したのは建設官僚だし、未だに高速自動車道路は東海道に限る、という考えが同省内に根深く残っている、というのだ。だから中央道の建設を主張する人たちは、建設省の調査では、中央道の建設見積り費が、当初案の二倍、三千億円以上に水増しされるだろうという観測さえしており、そんなに高くつくものならいっそ東海道に切替えては……との議論が出はしないかと恐れている。」こういうようにこの記事に書いてあるわけなんです。これに対して、新任の大臣にお尋ねするのはどうかと思いますけれども、一つ大臣から御答弁をお願いしたいと思うわけであります。

村上勇自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長・北海道開発庁長官

○村上国務大臣 建設省が、中央道には大した力を入れないで、東海道の方を中央道よりも重点的に取り上げたいというので、東海道に高速度自動車道路を作るのじゃないかという御質疑のようですが、建設省としてはやはり東海道の現在の非常に混雑している状態から考えまして、これらに対しても、道幅を広げるとか、あるいはまた待避所を作るとか、いろいろな措置をしなければならないと思います。従って、やはりまだ建設にかかってもいないところだけができるからといって、それだけで、東海道はもうこのままでほうっておこうというようなことはあり得ないのでありまして、あくまでも交通量の調査をするとか、あるいはどういうような並行線なり、あるいは待避線を作るというようなことについても、研究を今やっているだろうと私ほ思います。従いまして、そのために中央道について建設省の熱意が失われて、しかも今の御質疑のように、水増し設計をして、これを不可能に陥れるのではないかというようなことは、建設当局としては絶対に考えられないことでありまして、私は、まだ詳細の報告は受けておりませんけれども、そういう点は絶対に御心配ありませんから、どうぞ一つ、建設省が何か一つの設計に対する水増しをやるとかいうようなことについては、絶対にないというように御承知おき願いたいと思います。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 大臣の答弁は、十分了承することができるのであります。  そこで道路局長にお尋ねしますが、大体調査のまとめがそろそろできつつあると思うのですが、小牧—東京間の建設省の工事費の概算のトータルは、どんな見積りか、できておればお聞かせ願いたいと思う。

佐藤寛政建設技官(道路局長)

○佐藤説明員 この工事費の概算につきましては、ただいま大臣から御答弁がありました通り、私どもといたしましては、誠心誠意技術的に調査して積算するつもりでございますし、ただいまそういう態度で実施いたしております。その総額につきましては、まだまとめるに至っておりませんので、ただいまの段階では、ここで申し上げるようなところまでまだまとまっておりません。これは大事な問題でございます。最後の数字でございますから、十分調査して出すつもりでいるわけであります。ただいま申し上げかねます。

中島巖日本社会党

○中島(巖)委員 本日は、大臣の御就任のごあいさつなどがあり、それから地理調査所の視察だとかいうような関係で、だいぶ時間も窮屈に切り詰めてあるわけでありますので、いずれただいま質問いたしました関連について、相当お聞きいたしたいのでありますが、本日は、これで省略いたすことにいたします。しかし、一言政府側に対して希望することは、建設省の早くから主張するように、あるいは東海道案の方が安くできるとか、いろいろな関係もあると思いますけれども、これは、国会のほとんど全員が提出者になってこしらえた法律でありまして、国全体の上から見てどういう政策をとるべきか、こういうような観点から立ちまして、たとえば東京都に八百万、一千万というような人口が片寄っているというようなことについては、これはいろいろの国土の計画の上におきましても、非常にちんばな格好である、それからさらに、全国普遍的に国民の生活領域を拡大するのにはどうしたらいいかというような、いわゆる国の政治百般の大勢から見て、政治家の感覚として成立せしめた法案であるのです。また、役人の方々は、それぞれ法的根拠に立って初めて局長とか課長とかという地位があるわけである。従いまして、国会できめた法律に対しましては、あくまでこれを順法ぜねばならぬ。こういうような原則の上に立って、忠実にこの仕事をしていただきたい、こういうような希望を述べまして、私の本日の質問は、あとの関係もありますので、いずれあらためてすることにいたして終ることといたします。

羽田武嗣郎自由民主党

○羽田委員長 次会は、明三日午前十時三十分より開会することとし、本日はこれにて散会をいたします。     午前十一時二分散会

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