本会議 第24号
- 発言数
- 19 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1959/04/07
会議録
○議長(松野鶴平君) 諸般の報告は、朗読を省略いたします。 ─────・─────
○議長(松野鶴平君) これより本日の会議を開きます。 議員本多市郎君は、一昨五日逝去せられました。まことに痛惜哀悼の至りにたえません。 館哲二君から発言を求められました。この際、発言を許します。館哲二君。 〔館哲二君登壇、拍手〕
○館哲二君 ただいま議長から御報告のありました通り、議員本多市郎君は、一昨日病気のために急に亡くなられました。同僚議員としてまことに痛惜にたえないところであります。ここに同君の御生前をしのび、つつしんで哀悼の意を表したいと存じます。 本多君は、明治二十八年長崎県に生まれ、学窓を出られましてから、当初一時官途につかれましたが、幾ばくもなく身を政界に投ぜられまして、昭和四年には早くも東京市会議員に当選せられ、引き続いて当選四回、東京市政界に重きをなされたことは御承知の通りであります。昭和十七年には衆議院議員に選挙せられまして、自来、当選六回、その間、昭和二十四年には国務大臣に任命せられまして、行政管理庁長官、地方自治庁長官を命ぜられました。昭和二十七年には再び国務大臣に任ぜられまして、行政管理庁長官、自治庁長官を命ぜられました。その後、昭和三十一年には参議院全国区議員に当選せられ、地方行政委員長となり、最近には、昭和三十三年以来自由民主党総務の地位にあられたのであります。 以上の御経歴の一端からもうかがわれますように、本多君は若くして政治に志し、自来三十年、一貫して民主政治確立のために挺身せられた、きっすいの議会政治家であります。仄聞いたしますところによりますと、本多君は、青年時代、尾崎咢堂先生に深く私淑しておられたというのでありますが、私は、これこそ本多君の政治的信条を物語る最もふさわしい話であると存じます。本多君は再度にわたって国務大臣に就任せられまして、戦後地方制度の改革と新しい地方自治推進の先頭に立ち、あるいは幾多の困難を排して行政改革断行の衝に当られました。また、さらに本院におきましては地方行政委員長として、多岐複雑な地方行財政問題解決へのまとめ役を勤められるなど、数々の輝やかしい業績は、いずれも民主政治の確立という理想に一身をささげて惜しまなかった本多君の政治的情熱と信念に基くものと信ずるのであります。 かくのごとく、本多君は、かたい信念に立ち、また強い実行力の持ち主であると同時に、資性至って温良、絶えず温顔に微笑をたたえて人に接し、同僚友人には一見百年の知己の感を与え、後輩青年には慈父の愛情を示し、君の在るところ常に春風おもむろに吹き来たるの趣きがありました。今年初め以来健康のすぐれないものがありましたので、われわれは入院して静養せられますことをお勧めしておったのでありますが、責任感の強い本多君は、努めてしばしば委員会その他に出席せられておったのでありますが、最近、入院静養せらるることとなりましたので、近く本多君の御回春になることを期待しておったのでありますが、今にわかに幽明境を異にして、再び温容に接する日の永久に帰らないことを思いますと、われわれ長い間にわたって席を同じうしておりました同僚議員として、悲痛の情まことに胸に迫るものを覚えるのであります。ことに、今や内外の情勢ようやく多事であります。また地方行政財政制度の改革の必要に迫られているときに、君のごとき有為の人材、また練達の知能を失いますことは、まことに国家のために痛恨のきわみであります。 ここに本多市郎君の御逝去に対し、つつしんで哀悼の誠をささげ、心から御冥福を祈る次第であります。(拍手)
○議長(松野鶴平君) お諮りいたします。本多市郎君に対し、院議をもって弔詞を贈呈することとし、その弔詞は議長に一任せられたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。 議長において起草いたしました弔詞を朗読いたします。 〔総員起立〕 参議院は議員正三位勲二等本多市郎 君の長逝に対しましてつつしんで哀 悼の意を表しうやうやしく弔詞をさ さげます ————————————— 弔詞の贈呈方は、議長において取り計らいます。 ─────・─────
○議長(松野鶴平君) この際、日程に追加して、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(米価審議会委員)を議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。 内閣から、衆議院議員赤路友藏君、内田常雄君、笹山茂太郎君、八木一郎君、本院議員堀本宜実君、森八三一君を米価審議会委員に任命することについて、本院の議決を求めて参りました。 これらの諸君が同委員につくことに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって本件は、全会一致をもって、これらの諸君が米価審議会委員につくことができると議決されました。 ─────・─────
○議長(松野鶴平君) 日程第一より第三までの請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず、委員長の報告を求めます。外務委員長杉原荒太君。 〔杉原荒太君登壇、拍手〕
○杉原荒太君 ただいま議題となりました請願六件につきまして、外務委員会における審議の結果を御報告申し上げます。 まず日程第一と第二の五件は、帰国を希望する在日朝鮮人について、人道上の見地からすみやかにその帰国が実現するよう措置せられたいとの趣旨であり、日程第三は、日韓漁業問題に関し、安全操業の確保、抑留漁船員の釈放等について解決促進方を要望するものであります。 委員会は、以上各件を審査の結果、いずれも願意をおおむね妥当と認め、これを議院の会議に付し、内閣に送付するを要するものと決定いたしました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの請願は、委員長報告の通り採択し、内閣に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって、これらの請願は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決定いたしました。 —————・—————
○議長(松野鶴平君) 日程第四より第二十九までの請願を一括して議題とすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。まず、委員長の報告を求めます。建設委員長早川愼一君。 〔早川愼一君登壇、拍手〕
○早川愼一君 ただいま議題となりました請願三十九件につきまして、建設委員会における審議の経過並びに結果について御報告申し上げます。 河川、砂防に関するもの十一件、道路の整備に関するもの十八件、住宅等に関するもの十件であります。これらの請願は、いずれも国土の開発、保全、民生の安定上願意妥当と認め、これを議院の会議に付し、内閣に送付すべきものと決定いたしました。 以上御報告申し上げます。(拍手)
○議長(松野鶴平君) 別に御発言もなければ、これより採決をいたします。 これらの請願は、委員長報告の通り採択し、内閣に送付することに賛成の諸君の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(松野鶴平君) 総員起立と認めます。よって、これらの請願は、全会一致をもって採択し、内閣に送付することに決定いたしました。 本日はこれにて延会いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(松野鶴平君) 御異議ないと認めます。 次会の議事日程は、決定次第、公報をもって御通知いたします。 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時四十九分散会 ─────・───── ○本日の会議に付した案件 一、故議員本多市郎君に対する追悼の辞 一、故議員本多市郎君に対し弔詞贈呈の件 一、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(米価審議会委員) 一、日程第一乃至第三の請願 一、日程第四乃至第二十九の請願