議院運営委員会 第1号
- 発言数
- 63 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1958/12/10
会議録
○委員長(安井謙君) それでは委員会を開会いたします。 本委員会の委員に異動がありましたので、報告をいたします。委員部長の報告を求めます。
○参事(渡辺猛君) 木島虎藏君が辞任されまして、その補欠として大竹平八郎君が選任せられました。
○委員長(安井謙君) 以上の通りでございます。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に理事の補欠互選に関する件を議題といたします。 去る十一月七日島村軍次君の委員辞任に伴い、理事が一名欠員になっておりますので、この際その補欠を互選いたしたいと思います。先例により割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
○参事(渡辺猛君) 理事の補欠といたしまして、緑風会から杉山昌作君が推薦されております。
○委員長(安井謙君) ただいまの報告の通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、議事協議員の選任に関する件を議題といたします。 議事協議会要綱によりまして、議事協議会の委員の数は、九人とし、毎会期の始めに議院運営委員中から選任することになっておりますが、理事会におきまして、その構成につきましては、本委員会を構成する会派に対し、その委員数により按分して割り当てる。すなわち自由民主党五、日本社会党三、緑風会一とすることに、意見が一致いたしました。右申し合せの通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 それでは、先例により、割当会派推薦者の氏名を御報告いたします。
○参事(渡辺猛君) 議事協議員といたしまして、自由民主党から斎藤昇君、田中茂穂君、中野文門君、江藤智君、柴田栄君。社会党から小酒井義男君、小林孝平君、阿部竹松君。緑風会から杉山昌作君が推薦されております。
○委員長(安井謙君) ただいま報告の通り選任することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、小委員今設置に関する件を議題といたします。 理事会におきまして協議いたしましたところ、今期国会も、従来通り委員十名よりなる庶務関係小委員会を設置することとし、その構成を、自由民主党五、日本社会党三、緑風会一、無所属クラブ一とすることに意見が一致いたしました。右申し合せ通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。 それでは引き続き、小委員の選定を行いたいと存じますが、これも先例により、割当会派推薦者の氏名を報告いたします。
○参事(渡辺猛君) 庶務関係小委員といたしまして、自由民主党から斎藤昇君、田中茂穂君、前田佳都男君、後藤義隆君、松野孝一君。社会党から小酒井義男君、小林孝平君、柴谷要君。緑風会から杉山昌作君。無所属クラブから大竹平八郎君が推薦されております。
○委員長(安井謙君) ただいま報告の通り選定することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、今期国会における内閣の提出予定案件につきまして、ただいま赤城内閣官房長官の御出席を願っておりますので、御説明を願うことにいたします。
○政府委員(赤城宗徳君) 今通常国会に提出する法律案につきまして、御説明申し上げます。 お手元に通常国会冒頭に提出する予定の法律案というものがお配りしてあります。この法律案三十三件を本日提出いたしました。これらの法律案は第三十回臨時国会で審議未了となった法律案でありますが、このうち、国民健康保険関係二法案は、衆議院で修正された線と、参議院における修正要望を取り入れて、修正してあります。その他のものは、施行期日を変えるなど、きわめて軽微な整理をいたしておるものであります。なお私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律案の一部改正案、警察官職務執行法の一部改正案及び郵政省設置法の一部改正案につきましては、さらに検討を加えることとしております。また新たに災害関係法律案一件、すなわち「昭和三十三年七月、八月及び九月の風水害により被害を受けた地方公共団体の起債の特例に関する法律案」を含めておるわけであります。 第二に、右のほか新規に通常国会に提出する法律案につきましては、一応各省庁の希望を聞き、検討を加えておりますが、その大部分が予算関係法案でありますため、予算の確定を待ってさらに検討を加え、できるだけ早い機会に提出いたしたいと考えております。 第三に、条約につきましては、今国会で数件承認をお願いいたすことになると思いますが、その件数、時期等は、まだ確定しておりません。 第四に、人事案件につきましては、資料をお手元にお配りしてあります。以上御報告いたします。
○小林孝平君 毎国会の初め、官房長官から提出法律案の御説明があるのですけれども、この御説明の意味と言いますか、そういうものについて、ちょっとお尋ねいたしたいのです。官房長官が御説明になるのは、ただいま承わりましたが、これは、この国会に提案する法律案ということで御説明になったのですから、今のお話以外のものは御提出にならぬわけですか。
○政府委員(赤城宗徳君) ただいま申し上げましたように、現在のところは、前国会で審議未了になりました法律案のうち三件を除いて御審議を願いたいということですが、その次に申し上げましたように、そのほか新規に通常国会に提出する法律案につきましては、今検討中でありますが、予算に関係ある法律案が大部分でありますので、予算の確定を待って、さらに検討を加えた上で、この議院運営委員会に御報告いたします。
○小林孝平君 そうしますと、前国会で審議未了になりました警職法案は御提出にならない見込みでございますか。
○政府委員(赤城宗徳君) この点につきましては、提出をするかしないかということをまだ決定しておりません。また提出するといたしますとしても、その内容をどういうふうなものにして提出するか、こういうこともまだ決定しておりません。そういうことでありますので、この点につきましては、後日いずれかに決定した場合に申し上げたいと、こう思っております。
○小林孝平君 それでは提出するかしないか、研究中なのですか、提出する意思もおありなのですか。
○政府委員(赤城宗徳君) 私どもとしては提出したいと、こう考えておりすすけれども、いろいろな機関の審議も進んでおりませんし、また機関においても提出するかしないかということについて可否の両論もあるようでありすす。でありますので、その決定を待もませんと、いずれにするか、私の方から申し上げることはまだできない段階でございます。
○小林孝平君 私どもとしては提出いたしたいという、「私ども」というのは政府ということですか。
○政府委員(赤城宗徳君) 政府と言いますか、全体の意向というものは、閣議を経ておるわけではありませんから、そういうことにはなっておりませんけれども、警職法の審議未了になったいきさつから考えまして、私が判断するところにおいては、出したい、こういう判断を持っておるのであります。政府の意思決定ではございません。
○小林孝平君 官房長官がここで御説明になるのは、一体どういう資格で御説明になっているのですか。今お伺いしますと、「私ども」とあなたが従来おっしゃるのは、政府というつもりでおっしゃったと思うのです。今回は、私が念のためにお尋ねしたら、何だかだんだん個人的な意見でもあるようなんですが、そうしますと、官房長官はここでお話になるのは、あるときは政府、あるときは赤城個人、あるときはただ官房長官、こういうふうに使い分けをして説明をされているのですか、どうですか。そういうことになると、今後一々、ただいまのは政府、ただいまのは赤城個人というように御説明を願わぬと、わからないことになって、非常に困りますからね。
○政府委員(赤城宗徳君) 先ほど申し上げましたように、政府としては意中決定をしておりませんから、提出するかしないかということを申し上げる段階ではない、こう申し上げたのであります。ただ官房長官としてでは、いきさつもありますから、官房長官としては、出す意思は持っておりますけれども、これはそれぞれの機関、いろいろ閣議とか審議会、そういう機関に諮ってありませんから、官房長官としては希望を持っておりますが、政府といたしましては決定をしておりませんから、提出の可否をまだ申し上げる段階ではありません。
○小林孝平君 ただいま申し上げましたように、これは大へん重要なことになってきたですね。赤城さんがここで説明をされるのは、われわれは、政府の意思なり方針なりということを聞きたいと思ってお呼びしたのに、官房長官個人の意見であるというようなことでありますれば、今たまたまお伺いしたからわかりましたけれども、今後は、先ほども言ったように一々聞かなければならぬ。また、われわれは赤城個人の意見なんか聞いたって仕方がないのです。政府の意見を聞くためにあなたをお呼びしているのに、官房長官としてとおっしゃったけれども、官房長官としてというのはどういう意味なんですか。この政府の提出法律案の説明を聞いているのに、これは政府の意思ではなくて、官房長官としてであるというのは、どういう違いがあるのですか。
○政府委員(赤城宗徳君) 重ねてのお尋ねでありますから申し上げますが、政府としては、最初に申し上げましたように、さらに検討を加えることとしているということでありますので、提出するかしないかということは全然決定しておりません。
○小林孝平君 その警職法の問題につきましてはわかりました。しかし、今おっしゃったように、これは政府ではなくて赤城官房長官としての意見である、こういうふうにおっしゃったのですが、警職法の問題を離れて、そういうことはどういう違いがあるのですか。われわれがあなたをここにお呼びしてお話を聞いているのは、政府の意思を聞こう、あるいは意見、あるいは方針を聞こうと思ってお呼びしているのに、政府の意思とは違う、赤城官房長官としてはこうだというのは、どういう使い分けをされるのですか。また、この議院運営委員会で、政府の意思でない官房長官の意思というものはどういうものであるか、そういうものは聞いたって意味がない。その点をどういうふうに考えますか。
○政府委員(赤城宗徳君) 官房長官としての考え方を別に申し上げる必要はなかったと思います。でありますから、政府として申し上げるならば、以上のようなことであります。
○小林孝平君 警職法のことはわかります。あなたがそういうふうな使い分けをされるのはどういう意味なのかということをお尋ねしたのです。警職法の態度についてはわかります。(「親切過ぎたのじゃないか」と呼ぶ者あり)親切過ぎたといっても、これは大へんな問題です。大体われわれは、赤城個人あるいは赤城官房長官としての意見というのは、どういうものかわかりませんけれども、そういうものを聞くために、あなたをお呼びしているのではないのです。そういう態度だから、いろいろ紛淆を来たすのです。まだ警職法の問題についてもお尋ねしなければならぬことがあるのだけれども、その点を明らかにしなければ、議院運営委員会で今後赤城さんをお呼びしてお話を承わる際に、あれは赤城個人の意見だったなんということをあとから言われたら困ってしまうんですね。
○政府委員(赤城宗徳君) 少しよけいなことを申し上げたかもしれませんが、閣議で決定したものでなければ私は政府の代表として申し上げられないことになるので、非常に窮屈と思いましたので、少し私の説明じみたことを加えたのでありますが、それが悪いということでありますならば、取り消しをいたします。
○小林孝平君 そこで、今、政府はこういうものをお出しになりましたけれども、この前の臨時国会には、政府は提出法案はこれこれだ、こういうことで二回も御説明になっておったのを、警職法案が出された。これは、政府は出す意思がなかったのだけれども、党の要求によって出された、こういう御説明があったのです。今後もそういう党の強力なる圧力によって何か出てくるものと予想されるものがあるのですか。
○政府委員(赤城宗徳君) 別に閣議の方へは回っておりませんし、また話も聞いておりません。そういうことは、党の何か強力な要請というようなことに対して、今は別に考えておることも問題になっていることもありません。
○小林孝平君 この問題は他の委員からまたお話があるかもしれませんが、私、一つこの際に赤城官房長官にお尋ねしますが、今回、国民健康保険法案並びに施行法案、この二つが出てきております。これは前国会において提案されたものなんですが、この法案に関しましてちょっとお尋ねしたいのは、この法案が前国会に出されましたときに、橋本厚生大臣は、この法案が国会で通過しなければ私は辞職すると、こういうことを方々でおっしゃっておる。これは、おっしゃることは勝手でありますけれども、その法案を通過させるかさせないかは国会がきめることであって、橋本厚生大臣が、国会で通過しなければおれはやめるなどと言うことは、国会の審議を牽制するつもりで言っているのではないかと思いますが、そういうことは官房長官としてはどういうふうにお考えになっておりますか。
○政府委員(赤城宗徳君) 橋本厚生大臣が、国民健康保険法案が通らなかったら辞職すると言ったことは、私は全然聞いておりません。
○小林孝平君 官房長官が御存じなければ、次回に厚生大臣を呼んでいただいて、この点を明らかにしたいと思います。というのは、前国会の末に、自民党の方からこの法案を継続審議にしてくれということを要求をされました。これに関連いたしまして、橋本国務大臣としても強くこれを要望されたのでありますけれども、われわれは、この法案がすみやかに通ることは必要であるけれども、諸般の情勢から、変則国会のもとにおいてこれを継続審議にするのがいいのか、この新しい国会に再提出をして審議をする方がいいのか、ということをいろいろ研究いたしました結果、継続審議でない方がいいだろうという結論になったのであります。その際にも、社会党は、この法案が再提出されましたならば、十二月中にすみやかに審議をして実際運営に支障のないようにするということを、四者会談、あるいは参議院の四派会談においてしばしば発言をしているにもかかわらず、橋本厚生大臣あるいは厚生省は、この法案が継続審議にならなければ、この法案は十二月中に成立は困難である、また実際運営に支障を来たす、ということを強く宣伝をされ、またしばしば橋本厚生大臣は、この法案が継続審議になることは確定したというようなことを新聞に発表され、それはあたかも、社会党がこの継続審議に同意しないことは、この法案の成立を妨げるがごとき発言をしばしばされているのです。また、そういうことを行われた結果、結果的にはかえってこの法案の通過にやや暗い影を及ぼしたようなことも考えられるのです。ところが、その際にまた、この法案は、われわれは、新しい通常国会の劈頭に出せば、すみやかに審議を了するということを言っておるにもかかわらず、厚生省並びに厚生大臣は、この法案は審議未了になれば通常国会の劈頭に提案することは困難である、いろいろの事情があってほとんど不可能であるということを言われた。ところが、今回こういうふうにすらっと出されておるのです。こういう点から見ても、その橋本厚生大臣並びに厚生省の態度というものは、実に国会の審議を牽制し、そうして社会党を誹謗し、あたかも社会党がこの法案の審議に協力をしないためにこの事業がうまくいかなくなるのだと、それをあげて社会党の責任であるかのごとき宣伝をしたことについて、われわれは、国会運営の見地から、国会の法案審議の立場から考えて、厚生大臣の御意見を承わらなければならぬと思います。従って、次回に厚生大臣を当委員会に呼んでいただいて、そのことについて御説明を願いたいと思いますから、委員長においてよろしくお取り計らいを願いたいと思います。
○委員長(安井謙君) 小林委員の御提案につきましては、理事会でもよく相談して、善処いたしたいと思います。 ほかに御質問はありませんか。
○阿部竹松君 官房長官に一、二点お伺いしたいのですが、第三十回臨時国会の召集される二、三日前に、この席に官房長官のおいでを願って、通常国会とのにらみ合せのお話をしたことがあるわけなんですが、そのとき官房長官は、臨時国会は四十日、従って通常国会との間に二十日間の間を置かなければならぬ、来年は選挙があるから、予算書は今年中に出します、こういうお話を記憶しておるのですが、近ごろ新聞を見ると、どうも今年中に予算がきまらないというような記事も出ておりますし、官房長官が前回おっしゃった通り、来年選挙があるので、会期も例年と違って早くやらなければならぬと思うのですが、予算はどういうことになるのですか。前回お話の通り、本年中にできるわけですか。
○政府委員(赤城宗徳君) 本年中に決定するように急いでおるような事情であります。
○阿部竹松君 急いでおるでしょうけれども、大体もうあと二十日間しかございません。従って、そうあいまいもこなことでなしに、わが党はわが党なりに、やはり政調会を通じていろいろと予算の問題を論議しておるのですから、政府の予算と全然関係ないということは言えないのですが、急いでおるというばく然としたことでなしに、もう少し身のある御答弁はお願いできぬですか。
○政府委員(赤城宗徳君) 予算要求をしまして、大蔵省と折衝中でありますが、まだ予算の大綱も決定しておりませんので、いつ予算ができ上っていくかということは、まだ申し上げられる段階ではないのであります。しかしお話のある通り、来年の参議院選挙もありますので、できるだけ早く予算を決定したい、こういうことで進みたいと思います。
○阿部竹松君 その次に、官房長官が提出される法律案の御説明をなされたわけですが、この前の臨時国会には、独占禁止法の一部改正法律案というのがあって、今回目下考慮中だというようなお話なのです。これは官房長官もどういう感覚で御判断なさっているかしらぬけれども、私どもは、独占禁止法案というのは、日本国の経済憲法だ。これを改正されるということについては、いろいろと意見があるわけなのです。法案に甲乙丙丁をつけたり、比重をつけたりするわけではないけれども、この法案をずっと見ますと、この中で、独占禁止法などを持ってくると、これは相当ウエートのある法案だと思っている。これをやるということであれば、劈頭からやってもらわなければならぬし、これをあいまいもこにしておいて、三月、四月ごろ出されれば、警職法のようになるぞということは、僕は申し上げませんけれども、しかしそういう点をもう少し明確にお聞かせを願わぬと、これは私は了解できかねるのです。
○政府委員(赤城宗徳君) 関係各省で検討を加えたい、こういうことになっておりますので、劈頭に提案することは差し控えたいと思います。
○阿部竹松君 検討を加えるということは、たとえば一つの法案が国会に出されて、法律化されぬでも、論議していくまでが法律を検討するということに思われるのです。一つも論議せぬ法律を検討を加えるということはどういうことなのですか。中身の検討ですか。そうすると、この前、参議院の本会議で、松野議長さんの息子さんが提案説明をされたのですが、自信のない法案ということが言えるわけですか。検討は中身の検討ですか、どういうことですか。
○政府委員(赤城宗徳君) 臨時国会で審議未了になりました法案につきましては、今国会において、なるべく早い機会、すなわち本年中にも御審議を進めていただきたいということで、本日劈頭に提出いたしておるわけであります。ただ独禁法の改正法案等につきましては、今お話のように、いろいろ問題がありますので、今年中の国会等において御審議を願っても、相当審議が進められるという見通しがどうだろうかというような意見があり、なお内容等につきましては、私はまだ何も聞いておりませんが、それについても幾分あるのじゃないかと思います。政府の代表というと、私はしゃべることがなくなってしまうのですが、私が聞いておるのではそういうことになっておりますので、劈頭に出す、こういう扱いをいたしたのです。
○阿部竹松君 劈頭に出すということは、何を劈頭に出すのですか。それはこの今御提案になっているのが劈頭に出す、こういうことですね。独禁法はあとで出すと、こういうことですか。
○政府委員(赤城宗徳君) ただいま検討を加えておりますので、後ほど出すことに相なる予定であります。
○阿部竹松君 最後に、お尋ねというよりも御要望申し上げるということになるかもしれませんけれども、とにかく毎通常国会の例を見ても、衆議院の方で相当時間をかけて、最後に参議院に会期末に法案が山積して押し寄せて来るのです。そうして与党の議員の方全部とは言いませんが、衆議院の方で相当論議をしたのだから、即刻採決してくれということをしばしば言われるのです。これは官房長官の責任でないとしても、法案を提出される方々ですから、議事進行あるいは運営、こういうことについて十分責任があると思いますので、こういう膨大な法案を出してきて、来年の三月末で一応打ち切りになるか、五月の二日までびっしりやるかは別として、そういう点を考えると、法案がちょっと多過ぎるような気がするのですが、これはどうですか。
○政府委員(赤城宗徳君) ただいまのお話ごもっともであります。でありますので、先ほど申し上げました臨時国会で審議未了になったのでない、新たに通常国会に提出する法律案等につきましては、各省庁から相当法律案を出したいという意向があるのでありますけれども、緊急、重要と、こういうものを勘案してなるべくしぼって法律案を出したい、こういうことで進めていきたいと思います。
○小林孝平君 ちょっとお尋ねいたしますが、ここで今提案されたものは、大部分、前の国会で審議未了になったもので、新規のものはほとんどない。しかもこの前の国会で独禁法その他重要な法案は審議未了になった、それは提出することはできない。こういうようなことを見ますと、こういう例は日本の議会政治史上いまだかつて例がなかったのじゃないかと思うのです。そこで赤城さんにお尋ねしますのは、こういう情勢では、常識上これは内閣が責任を痛感して総辞職をするというのが常識じゃないかと思うのですが、これはあなた、どういうふうにお考えですか。このあなたというのは、政府のお考えでもいいですし、官房長官個人でもいいのですが、はっきりしていただきたい。この責任を痛感しないでもいいのかどうか。こういうことは、お話を承わるのは承わりましたけれども、承わっているうちにあまりに妙なことではないかと思うのですが、赤城さんどういうふうにお考えですか。
○政府委員(赤城宗徳君) 臨時国会におきまして提案した法律案のうちでは、御承知のように通過したものは六件であります。条約も六件であります。まことにわれわれも遺憾だと思っております。しかし内閣総辞職をするという考えは持っておりません。
○小林孝平君 内閣総辞職をされるつもりはないから、やっておいでになるのだろうけれども、こういうことは、こういうことでいいのかどうか。一つ先輩として赤城さんにこの機会にお伺いいたしたいと思います。遺憾だとおっしゃったのは、相当あなたもこれでは困ると思っておられるのでしょう。
○政府委員(赤城宗徳君) 政府として、まことに残念であります。(笑声)でありますので、本国会におきましては、ぜひ成立をさしていただくように御協力をお願いいたしたいと思います。
○委員長(安井謙君) 法律案件のほかに、人事案件が数件出ておりますが、これは次回の委員会において、御説明を聞きたいと思います。ほかに御質疑がなければ、本件はこの程度にとどめます。
○委員長(安井謙君) 次に、調査承認要求の取扱いに関する件を議題といたします。
○参事(渡辺猛君) お手元の資料の通り、農林水産、逓信の両委員から、調査承認要求書が提出されております。
○委員長(安井謙君) ただいま御説明のありました農林水産委員会及び逓信委員会提出の各要求に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。
○委員長(安井謙君) 本日御審議を願う案件は以上の通りでありますが、この際、年末年始等の虚礼廃止に関する申し合せについて御報告をいたしておきます。 本件は、例年本委員会の決定を経て各議員に御通知いたしているのでありますが、本年は御承知の通り、去る十一月二十四日の議運を最後として、ついに会期の終了日まで本委員会を開くに至りませんでしたために、時期を失するおそれもある等のため、異例の措置でありますが、去る十二月一日の理事会におきまして、すでに御承知の通りの申し合せを行うことを決定し、この旨を各議員に御通知いたしましたので、御報告をいたすとともに、各位の御了承をお願いする次第であります。 特に御発言もなければ、本日はこの程度にて散会いたします。 午後三時二十三分散会 —————・—————