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31回国会衆議院1958/12/19

農林水産委員会 第4号

発言数
56
登壇者
6
会派数
2
開催日
1958/12/19

会議録

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 これより会議を開きます。  本日、委員長は所用のため、理事の私が委員長の職務を行います。  繭糸価格の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案を議題とし、審査を進めます。  昨日に引き続き質疑を続行いたします。高田富之君。

高田富之日本社会党

○高田委員 昨日大蔵大臣に質問をいたしたのでありますが、この問題につきましては農林大臣も非常に努力をなされたと聞いておりますので、その内容をできるだけ詳細にお聞かせ願いたいのですが、われわれは、もとより繭糸価格安定法の精神というものをそう簡単にちょいちょい変えられたのでは業界が混乱しますので、一たび一カ年という年度を区切りまして政府がそれを守ることを確約した以上は、どこまでもこれを守っていくということが少くとも当面の対策としての基本でなければならぬということで今日まで主張を続けて参りました。その間、政府におきましては、生糸はともかくとして、繭については、やはり生産費補償の支持価格の制度でありますので、これはいいかげんにはいじくれないということを農林大臣の立場からある程度納得されたと思うのでございます。そこで、承わりますと、いろいろ苦心の結果、価格としてはとにかく一応千二百円程度、しかしながら、実際の農民の手取りというものは、やはり生産費の八五%、千四百円というものを何とか維持したいという、非常な苦心の結果お考えになりました大臣の案として、ある程度の価格差補給金にも類するような性質の補助金のようなものを出すように相当努力を傾注されたというふうに承わっておるわけであります。しかるに、大蔵大臣は、きのう、まあ税金の使い方としてはあまりよくないからそういうことはしなかったというようなことをちょっと言われたので、はなはだ了解に苦しむのでありますが、大臣は大蔵大臣と折衝の過程においてそういうことはいかぬということにお考えが変られたと思うのですが、農林大臣がそういうことをしないという考えに変った根拠を一つ御説明願いたい、こう思うのです。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 高田委員のお尋ねでございますが、春以来ありましたものをそのままいわば継続し得るならば、これはもう大体千四百円の繭価が繭価協定によってだんだん下へおりていく、こういうふうなことは予想されるわけでございましたが、この制度は、前からいろいろ申し上げましたような事情で、これを存続するわけに参らぬ、こういうことになりまして、そうして、秋繭に対しまする対策を立てます過程におきましても種々折衝はいたしました。そうして、この際に、今御指摘になりました通り、あとで補償的なものを金で出すということについてはどうも納得がいかない、こういう財政当局等の話もありまして、いつまでこれをやりましても平行的にまとまらぬものでございますので、われわれとしましては、この点は、今現にお願いしております法案に書いて参る、すなわち、最低の千二百円程度の繭価を維持するために三百万貫の——これは養蚕団体等も要望しておりましたし実行中でございましたので、それに着眼してこの方を措置する。それから、この過程におきまして、どうしてもわれわれの痛感しますることは、養蚕団体のいわば組織の力が弱いということ、同時に経済力を持っておらぬ、組織がなく同時にまた経済力がありませんから、非常的な事態に際して臨機応変その事情に応じて対処する力がないのでございます。どうしても将来この方面につきましてはある程度の組織を持ちまして、対応してとにかくにこれを助けて参るというふうなことに着眼しまして、そうしてこの方面にだんだんお話を進めて、幸いにこの線ならば協調し得るということになりましたものでございますから、やがて準備ができますと皆様の御審議をいただくのでございますが、さような過程に進んだことを御了承得たいと存じます。  なお、この間にありまして、あるいは問屋関係、製糸関係その他の関係におきましては、もはや今日の段階では全く自由に放任してほしいというふうなかなり深刻な要望、陳情、あるいは相当な強い要望もあったのでございますけれども、われわれとしましては、今申し上げたことで、養蚕家の方面につきましてもある程度の弾力ある措置ができるようにして参りたい、こういうふうに措置したことを御了承得たいと存じます。

高田富之日本社会党

○高田委員 大臣が、養蚕家の立場というものが弱いので、特にその点に留意するというその気持は、その通りで、非常にけっこうだと思うのです。ただ、問題は、生産費を大きく割るような価格になれば、当然これは政府が奨励するまでもなく桑を抜かざるを得ないので、最近におきましても養蚕地帯は非常に農民が動揺しております。それで、ちょっとした話を聞きますとすぐそれに飛びついて、桑を抜いて何かにかわろうという動きがありますので、また、それに便乗してちょっと軽率な指導者、新しがりの指導者が指導しますと、えらい失敗を起すと思うのです。ですから、目先をそうちょいちょいかわらないでも大丈夫だということで安心をしてやらしていく、また、転換可能な地帯については特別に政府が指定をして、また必要な経費も見て、技術指導もして、転換するとかなんとかしませんと、今のような空気をただびまんさしておきますとえらいことになると思うのです。ですから、やはりこの際は、われわれは、千四百円で繭を買い上げろ、どうしてもそれで高かったならば製糸には千二百円で払い下げたらいいじゃないかというようなことまで申し上げたわけですけれども、そういうことが早急にとり得ないということであれば、やはり何らかの形で、価格差補給金のような形ででも千四百円を守っていくという努力は、私は次善の策としては認めざるを得ないと思うのです。できるならばそれもやむを得ない方法だと思うのです。そういうことが実を結ぶことを実は期待しつつ千四百円繭価を主張したわけです。ところがそれはとうとうだめになったのですが、そのかわりにといいますけれども、かわりにはならないと思うのです。特殊機関のようなものを作って二十億の金を出しましても、それはそれにかわるべきものにはならない。最低繭価というものが、事実上現在すでにもう無視されておるのでありますから、ないのと同じ状態にあるので、中間機関を作りましてかりに若干それで繭の売手の立場が有利になったとしましても、そういう干渉をすることによって今度は流通段階等に混乱が起りあるいは消費の減退を招くことになれば、これはまたはね返りまして価格の下落となる。価格の下落したところへまた幾らか五十円くらい貫当り高くなるような機関を作ってもらいましても、また回り回って繭価が下るということでは何もならないと思う。ですから、今度の特殊機関構想ははなはだ評判が悪くて四面楚歌のような状態になっているのは、私は当然だと思うのです。首尾一貫していないのです。農民を守るなら守るで、やはり生産費を基準にした支持価格制度を打ち出して、——現在の段階では打ち出しておるわけですが、これを補給金の方法でも何でもいいから守っていく。しかもその方法が金額も少くて済む。かりに千五百円として、三百円ずつにしましても千万貫で三十億でしょう。三十億あれば足りるわけです。ですから、そういう理論的に明快な、だれが見てもはっきりしたものでなければ、この不安動揺はおさまらない。そういう協会制度を作りますということを流されましても、それで農民が安心することは絶対にあり得ない。これは業界全体を混乱に陥れる以上に大した効果はないと私は思うのです。ですから、その案が近いうちに出るとかなんとかいう話でありますが、これは慎重に再検討していただかないと、かえって撹乱するのではないか。  それから、先ほども大臣がおっしゃるように、製糸とか輸出業者、商人は、機屋さんもですが、この際自由にしちゃってくれということを強く主張しているというのですが、もともと、糸の価格安定制度というものが確固として守られていて、そして政府に信頼があって、それが守り通されることによって需要も安心してついていくという状態を実証すれば、この制度がいいということになると思うのです。ところが、政府がいいかげんな、ちょっと手を出してみたりほうり出してみたりされるなら、いっそのことこれは自然にしてもらいたいという声が反発的に出るのは当然だと思うのです。ですから、そういう声が出たのも、実際は政府の責任だと思う。いつまでもこういう状態で放置しておいて、今度のような場当りの三百万貫千二百円というようなことでもって当面を糊塗することは、まことにこれは無策中の無策、お話にも何もならぬと思うのです。この点についてわれわれはどうしても承服できないので、何とかして——現在も掛目協定は最悪の条件で進められているわけです、農民は金が必要ですから。しかし、これは手取千二百円になるかならぬかということで、どうにもなりません。これに対して、政府としては、やはりその差額について、——これは単なる補助金とかなんとかいうものではないと思うのです。法律で定められた最低繭価であって、政府はこれを守ると公約をしたものでありますから、政府の責任において補償すべきは当然のことだと私は思うのであります。今後掛目協定が進みますが、あれで放置しておけば大へんなことになると思うのでありまして、これで事は済んだのではない。私は、この差額については、何らかの方法で、さらにもう一ぺん大蔵大臣に対してねじ込んでも、これは何とかしていただかなければならない。これが現在掛目協定の進行中における養蚕農家の一致した強い要望でございます。ですから、政府は、これで夏秋蚕問題は済んだのだ、三百万貫千二百円、これでおしまいというのではなく、この掛目協定の現状を見て、さらに何らかの農民に対する援護の措置をとる、こういうお考えで努力をされる意思があるかないか、念のためもう一ぺんお伺いしておきたい。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 先ほど来申し上げました経過によりまして、今回はただいま提案しております措置でもってこの時局を切り開いていきたい、こういう考えでございまして、差額補償金等ということはただいまのところ考えておりません。

高田富之日本社会党

○高田委員 この機会にもう一つお伺いしておきますが、いずれ近いうちに——近いうちか遠い将来かわりませんが、きのうの中澤委員の質問では、支持価格、それから糸の価格の決定時期等もはっきりしませんし、どの辺ということもはっきり言明はなかったわけですが、しかしながら、この価格を決定するに当って、生糸の実勢相場というものを見きわめて、それに基いてやる、こういうことでありますが、こういうときですから、やはり価格決定のときには恒久的な安定策というものを念頭に置いて決定してもらわなければならぬと思うのです。事態がこうなって初めて繭糸価格安定法の中にある矛盾がはっきり出たのでありますから、やはり基本的に根本的な点に思いをいたされまして、——生糸の価格と繭の価格をいつでも実勢とか生産費の積み上げ方式とかによって連関さして一本のものとしてやってきた制度が実は破綻したのだと私は思うのです。ですから、この機会に、原料繭についての支持価格の問題と、それから需要を喚起するための適正な生糸の安定帯価格の決定の方式とは、考え方の建前を別箇にいたしまして、一応これを切り離して検討する必要があるのではないか、こう私は思うのですが、その点はいかがですか。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 今の高田委員の御意見でございますが、そういうお考えもあろうかと思いますが、当局といたしましては、繭と糸の関連性は無視できないと思いまして、御意見のことは十分に検討究明する上におきましては尊重いたしたいと思いますけれども、やはり糸と繭の関連において見まして、従来とり来たった制度等をも検討しまして、これを改善し合理的なものにいたしたい、こう考えております。

高田富之日本社会党

○高田委員 今までのように大体価格が一定の水準以上のところにあったときは矛盾がなかったと思うのですけれども、こういうふうになって参りますと、そこに矛盾が出てきていると思う。それで、いやしくも蚕糸業を一定の範囲において今日維持していこう、あるいは振興していこうという基本的考えがあるならば、原料生産は、工業ではありませんから、かつてに生産制限をし、ことしの夏みたいなことをやられたのでは困るのであって、一定限度の生産数量の原料を確保することを大前提にした上で、貿易の振興なり製糸企業の合理化なり、あるいは養蚕等の合理化なりを考えていかなければならないので、原料生産が減ったりふえたりというようなことは考えられないと思うのです。ところが、もし糸の価格と関連さして考えるということになりますと、今日のような世界不況の中で非常に不遇な逆境にあるときに、糸の値段と関連した繭の値段ということになりますれば、原料生産は崩壊してしまうと思うのです。ですから、どうしてもこの際は、そういう点を十分一つ考えて、私をして言わしむれば、年々七十何万俵もできたのが三十万俵になっているのですから、そしてことしは中共は倍ぐらい増産するという状況になっている、そういう海外の状況もありますので、ここでああいう方式で桑を引き抜かせるという空気に持っていくことは、長期的な対策として私は非常にまずいと思うのです。これ以上の増産計画はおやめになってもいいが、現状程度を確保するという前提で、原料生産に対して当分の間これを保護していく、その間、生産の合理化によって、繭の生産費を下げるとか、生糸の生産費を下げるということのためにも、政府は力を入れる必要があると思う。今の段階に財政負担を伴う保護を加えなければ、養蚕は大へんなことになりまして、せっかくこれから需要がふえてくるとしましても、そのときにはまた繭が足らないということになる。おそらくそういうときがこのまま放置すれば来るのではないかと思う。ですから、そういうことがないように、不安動揺を排除するためにも、計画性を持ってもらいたい。これからどんどん桑が——政府の方では自主性にまかせると言っておりますが、こういう空気ですと、不安のためによけい桑を抜かれる形勢があると思うのです。そういうことのないように、計画性を持って桑園なり繭の生産量というものについて保護をしてやっていく、一つこういう考え方をはっきりさしていただきたい。  そこで、お伺いしたいことは、今度の改植とか転作についての政府の方針は、今どういう方針ですか。

大澤融農林事務官(蚕糸局長)

○大澤政府委員 改植、転作につきましては、ことしと明年度におきまして二万九千町歩、この程度のものが減反されるだろうという予想のもとに、抜き取りの補助金を出すということで計画を進めております。

高田富之日本社会党

○高田委員 それで、その補助金は一律一体ですか。それとも転換作物によってはいろいろ特殊な方法を講ずるのですか。

大澤融農林事務官(蚕糸局長)

○大澤政府委員 一律に反当二千五百八十円、こういう計算をしております。

高田富之日本社会党

○高田委員 これは、今果樹園なんかに転換しようとしておるところがかなり方々に見受けられるのですが、相当経費もかかりますし、その間収穫があがらないというようなことで、転換には、かなり犠牲を伴うと思うのです。また、技術指導等も相当力を入れなければならぬ。そういう点についての特別な配慮はないのですか。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 これは、今果樹園のことを御指摘になりましたが、農林省の諸施設を併用し得るものはこれを最大限に併用していくという考え方でいきませんと、私は実情に合わぬと思っております。従いまして、今の改植の標準は今申し上げた通りの金でございますが、なお、この前も申し上げたのですが、米産地等にも、小規模の用排水等をやりまして、その方面に転換したというものもありますし、御指摘のようなあるいは果樹等のものにやるようなこともあろうと思いますが、そういう場合には、土地改良の方の助成を考えるなり、さらにまた投融資等につきましても併用して、そうして立ち直るようなことにしていきたい、こういう考え方で運用して参りたい、こう考えております。

足鹿覺日本社会党

○足鹿委員 関連して……。  今大臣から御答弁がありましたが、桑園を整理する、そのあとの代作に果樹を持っていくとかいろいろなことをお考えになるようですが、代作そのものが、いわゆる畑作全体から見た場合に適当なものがない。たとえば、麦について見ましても、菜種について見ましても、すでに時価・労賃の相場から言って米よりもずっと落ちておるわけです。従って、いわゆる養蚕がうまくなくなったからこれを整理して果樹に持っていくのだ、またほかのものに持っていくのだというようなことを幾ら繰り返しておっても、それでは問題は解決しない。そういう観点から、畑作の一環としての桑園、その桑園を土台とした繭、こういう形になっておるわけでして、繭というと何か農産物のような感覚がちょっと薄れるようですが、事実は、桑園を土台とし、桑園は、一時は水田をつぶして作ったこともありますが、大体畑作物が中心になっておる。そういう点で、全くそういうことを繰り返し繰り返し、どの分野においても、麦の分野においてもいきなり冷たい風を当てて逆ざやを解消するというようなことから事実上無理やりに整理をしようという形になっておる。園芸にしてみましても、過剰傾向はもうすでに顕著に現われている。どの面を見ても、水稲の面と比べてみましても、畑作の技術なり経営なり、そのまた基礎をなす各種の問題に対するところの施策というものが、一貫性もなければ、またその検討もなされておらぬ、こういうことになっておると思うのです。ただその一つの矛盾が繭価をめぐって桑園の問題に現われてきている、こういうふうに理解しなければ、局長の御答弁ならばいざ知らず、大臣のそういう御答弁ではわれわれは満足ができないと思うのです。少くとも、そういう広い大きな見地から、どういうふうに取り上げ、どういうふうに処置するかという御見解は、われわれとしても一応承わりたいと思っておったわけです。これは、寒冷地畑作農業振興臨時措置法案がわが党から提案されておりますから、その際でもよかろうと思いますけれども、特にこの関係が深いので、大臣のその辺に対する構想を——来年度の予算をただいまわが党では予算課長を呼んで聞きましたが、しかし、われわれの期待したものが何ら盛られておらない。当然考えられなければならぬ畑作対策にしてみても、わずかにネマトーダの対策費や試験研究費、そのような対策費を若干組んだのが新味程度であって、畑作振興に対する基本的な施策というものは全く見受けることはできません。こういう状態を続けておれば、いつまでたっても同じことを繰り返すにすぎないのではないかと思うのです。そういう点についてこの際大臣の御所信のほどを承わりたい。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 今の足鹿君のお尋ねでございますが、畑作に転換する場合のことでございますが、養蚕から転換してかえって非常な不利な条件になるというようなことをわれわれは強制するわけではございません。従いまして、われわれとしましては、養蚕がその場合に最も経済的に適するということであれば、それはもうむしろ養蚕を持続してもらう。そうして、強制的に他の劣位にある穀菽類に転換させるという考えはございません。従いまして、その地帯におきまして優位なものであればそっちの方に転換するということで、それを養蚕農民が期待する場合において助成してやりたい、こういうことでありますから、その点は御了承を得たいと思うのであります。  その場合に、今の畑作が総合的に打ち立てられておらなければ、転換することは、過去において繰り返したのと同じじゃないかということ、これはごもっともでございます。畑作の問題につきましてもそう簡単ではないことは申すまでもないのでございまして、われわれとしましては、とりあえず、土壌の改良であるとか基礎的な方面にまず手をつけていき、そうして一面においては品種の改良等も別途に取り進めて参りますから、両々相待って逐次この方針を拡大したい考えであります。  養蚕との関連におきましては、養蚕が優位であります場合はむしろそれを保存さしていき、そうして劣位なものに対しまして指導を加えて他の方に転換させるということは、むしろこれはすなおなやり方であろうと思いますから、さような考え方で進めたいと考えております。

足鹿覺日本社会党

○足鹿委員 それは、基本的なお考えはもっと強力に進めていただければけっこうでありますが、養蚕農家の希望によって自然減反を希望する者に対して二千五百八十円の助成措置を講ずる、こいうお考えのようでありますが、私は、そのこと自体をとやかく言うわけではありませんが、非常な砂丘地であるとかあるいは開墾地であるとかいうようなところにおいては、ほかに作るものがないから、一尺や一尺五寸の桑でも作って養蚕をやらなければ成り立たないという地帯もあります。そういう地域性が各作物ごとにあることは御存じの通りであります。従って、いわゆる能率的な、生産力が向上する余地のある地帯と、また、そうでない、今私が指摘したような地帯というものに対して、どちらに国がそれを淘汰していくかという責任のある淘汰方針を立てられて、それに基いて代作の奨励とかそれに必要な研究をさるべきものであって、農家が希望するから自然減反の希望の者に助成措置を講ずるというような形は、ちょうど、タバコの問題に、専売公社が、八%の減反を強制しておきながら、事実は、自然減反があるから大したことはない、こういうような態度でもってこれを糊塗しておるのと同じことであって、非常に計画性のない、行き当りばったりじゃないか。そうではなくして、少くとも蚕糸業が今日のような段階になったというこの現実に即して考えられる場合には、当然その地域性をよく勘案して、たといいかように生産力の低い地帯にあっても、それでなければならない地帯もあるでしょうし、また、現在は相当引き合っておっても、これはいろいろな点から転換をせしめなければならぬと考えられる地帯もあるでしょう。それは地域性が非常に複雑多岐でありまして、われわれがここで一律一体に議論することはできませんが、少くともそういう基礎的な地域的ないろいろな点を勘案して、国が少くとも国費を出すからには、われわれは二千や三千の金ではとうていその目的は達成できないと思いますが、少くとももう少し権威のある、責任のある、計画的な、減反というものに対する方針が貫かれなければならぬと思う。自然減反を待つ、これはちょうど、麦の逆ざやを解消するそのために事実上値段を下げる、こういうやり方。養蚕の場合は、千四百円を春繭においては保証したが、夏秋蚕以降は千二百円だ、引き合わなければやめろ、こういう結果的に減反を余儀なくせしめる。一体、だれが希望する者があるでしょうか。それがある程度採算が可能であり何とか希望が持ち得るならば、少くとも現在まで淘汰されてきた桑園地帯というものはだれも好きこのんでやめたいと言う者はない。だがしかし、政策が不徹底であって、漸次値段が下り、成り立たないと思うから、いやおうなしに整理を余儀なくされるのであって、自然減反というような性質のものではないと思います。これは非常に過剰傾向を生じておるいろいろな畑作物を中心に大きな課題だと思うのです。その点について少し大臣の御見解は違っておりはしないかと私は思いますが、いかがでしょうか。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 足鹿さんのお尋ねでございますが、私は、簡単に、経済的な条件からと、こう申しましたのですが、経済的な条件と申しましても、今の土地の立地条件もありましょうし、同時にまた、桑園自体におきましても、その当該の地方におきまして養蚕が最も好ましい産業であるならば、それをまた改善し、サポートしていくことも必要であろうと思うのです。従いまして、土地改良その他の操作によりまして他に転換し得て、その方が経済的に有利な場合におきましては、その方に進めていくという考えでございまして、その地域性もしくはその土地の条件等を無視したものにするという意味ではございません。その地域々々に応じて、同時にまた、その地域にあります養蚕農家の経済実態等も見て、そうしてその転換等についても即応した施策を考えて参りたい。初めからこれはどこでも減反さすということでやるわけではございませんので、その点を御了承願いたいと思います。

高田富之日本社会党

○高田委員 今の足鹿委員の質問は非常に重要な問題だと思うのです。実際問題としてはどうなんですか。今政府の方で、局長の答弁されたように補助金まできめられたようですが、そうすると、これを補助金出すからやめろというような指導方針が流れて来る、一方には価格の見通しがどうも悪い、こういうことになりますと、さっき申しましたように、不安動揺の心理ですね。桑を抜いたらちゃんととっとけ、これを届け出れば補助金がもらえるぞという宣伝が今どんどん徹底されているのですが、そうすれば、残って桑をやっておる者はばかを見たことになる。そういうようなことですでに地方庁にどんな指示を出されたのか、あるいはお前の県はおおむね何町歩くらい減らせというような工合に画一的に何かパーセンテージでも示して全国に指示でも出されたのですか。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 今三十四年度の予算に大体その計画をしておるのでございますが、予算もまだきまっておりませんから、具体的にはさようなことはいたしておりません。ただし、今の繭糸の需給の事情にかんがみて、そうして、転換もあり得ると考えて、今の施策をしておるのでございますから、今後のいき方については、細目にわたる点もございますので、蚕糸局長から一応答弁させます。

大澤融農林事務官(蚕糸局長)

○大澤政府委員 ただいま、全養連等が中心になりまして、すでに終ったと思いますが、ブロック別にどのくらい桑を抜かれる方があるだろうかという数字をとりまとめております。確定数字ではございませんけれども、大体一万五千町歩くらいが本年度中に抜かれることになるような数字を示しております。これは、大臣から申し上げましたように、割当をいたしましたとか、そういうことではございません。

高田富之日本社会党

○高田委員 その点については、足鹿委員の適切な話がありましたので、ぜひそういう点を十分考慮していただきたいと思うのです。計画性を持って、指導性を持ってやる。いたずらに、ただ抜きさえすればよいという宣伝をされては困るということを一つよく腹に入れていただきたいと思います。  それから、ちょっと話が変りますが、きのう大蔵大臣が途中で帰られたものでありますからよくお聞きできなかったのですけれども、この前、春繭のときには、与党の附帯決議等もありまして、そうして一応百五十億というものがきまりましたけれども、その後、必要があればこれは必ずしも出さないわけではない、必要に応じては出すのだ、こういうような理解をわれわれ委員全部がしておったのです。与党の諸君もそうですが。ところが、その後、農民が例の二割減産に協力しなかったということをたてにとって、農民側の約束違反なんだから、そういうことであれば、あれは二割減産を条件として出す金である、二割減産ができなかった以上は約束違いであるから、一文も出す必要はない、こういうかなり強い大蔵省の反発があった、こういうことでありますが、その間の事情を一つ御説明いただきたいと思います。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 大蔵省の事情は、私から説明申し上げるというのも的確には申し上げられぬと思いますが、大蔵大臣のお考えは、必ずしも新聞に出た通りのことを言うておるものであるとは思いません。ただ、大蔵当局は、基本的には、やはり従来の十九万円という糸価を維持するということは国際的にも国内的にも事情に合わぬ事態になってきたのではないか、ですから、これは経済的に事態に合うように馴致してほしい、それから、そのべースに立って恒久的な制度は残して参りたい、こういうふうな考え方で一貫しておったと思うのでありますが、佐藤大蔵大臣といえども、決して養蚕業をアプセットするようなお考えではないと思います。同時にまた、新聞紙上で現われましたような、非常に刺激的な感情的な御意見で終始したとは考えないわけでありますが、この点は一つごしんしゃくを得たいのであります。

足鹿覺日本社会党

○足鹿委員 大蔵大臣はきょう来ぬのですか。——それはおかしいじゃないですか。きのう高田君の質問中に本会議になって、そうして高田君は大蔵大臣に対する質問を留保して、一番肝心なところはこれからというところですよ。それを大蔵大臣が来ない。今の問題は、私も大蔵大臣がお見えになっておれば聞いてみようと思っておったところなのです。どうもおかしいと思うのですよ。その点をやはり問題にして、大蔵大臣から、そういうことはなかった、今後もやらぬという御言明をやはりはっきりいただかなければ困りますよ。今までの経過は、農林省が何か一つの施策を打ち出そうというときには、常に、それじゃこれでおしまいだとか、これは手切金であるとか、必ず一本とられておるというふうに、世間はあらゆる報道機関を通じて見ておる。今農林大臣はそうでなかったとおっしゃる。ごしんしゃく願いたいというきわめてわかったようなわからぬようなお話でありますけれども、どういうふうにしんしゃくしていいのか私はわかりませんが、それは当の大蔵大臣が昨日来出るということになっておるのです。それは予算査定その他で忙しいことはわれわれも存じておりますが、少くともきのうの経過から見て、委員長におかせられても、当然きょうは少しでも顔を出されて——大蔵大臣としても、昨日御出席を願った問題に結末をつけて、そうしてこの法案を最終的に処理すべきではないかと思うのです。きょう大蔵大臣がお出にならぬということは、昨日来の委員会が何のために大蔵大臣の出席を要求したか、意味をなさぬと思います。さらに御善処を願いたいと思います。

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 足鹿君の御意見、ごもっともでございますが、昨日中澤委員から基本的な点については御質疑をいただいたようにわれわれは考えましたので、大蔵大臣がきょう予算閣議それから参議院の関係でどうしても出られないという申し出もございましたので、今朝の理事会において理事各位の御了解もいただきまして、農林大臣に一つ国務大臣として、政府の立場としてはっきり一つ皆さんの御納得のいくような御答弁をいただくように要請をしまして、きょうのところは御了解を願いたい、こういうことで取り進めておりますので、特に御了解を願いたいと思います。

足鹿覺日本社会党

○足鹿委員 それでは、三浦農林大臣にその点でお尋ねしますが、あげ足をとったり言葉じりをとらえるわけではありませんが、もう少しはっきりしてもらいたいと思います。常に何か密約のようなものがあって、国会においてすらも知らぬことが新聞に次々と出ていく。いわゆる二割制限を条件として百億の買い上げ資金を当初臨時立法した。しかも、基本的な繭糸価格安定法というれっきとした法律があるのだから、あの法案の改正でいけるのに、特別に臨時立法として出されたということは、何かこれでもう縁切りだというふうな印象を与えるような法案の出し方であった。大蔵当局は、これは縁切りだ、縁切りのために百億出すのだということで、わが党が二百億主張して、結局五十億ふえて百五十億になった。この経緯にかんがみてもおわかりだと思います。そういう疑惑を世間は持っておるのです。いかに不見識きわまることか。報道機関が、全然大蔵大臣ともあろう者が言わなかったことをことさらにこの蚕糸界の混乱の期に報道するはずはないのです。何かそこに大蔵大臣がそういうことをにおわせたり、あるいは露骨に言ったか知りませんが、一般にいろいろな大きな波紋を及ぼすということは、何かそこにあるのじゃないか、こう考えるのが当りまえでしょう。そういうことで、今度五十億ふやすのも、また何かそこにあるのではないか。また、二千五百円の桑園整理の補助金の問題についても、今大澤局長から、一万五千町歩程度養連からの申し出があるとおっしゃるが、それはあるという形にして事実上の整理であるのか。そういう点については、大蔵省と話し合いをされて、来年度においてはこの蚕糸問題についてまたまたというようなことがあってはならぬというような言質を一本とられているのではないかというふうにも疑われます。ごしんしゃく願いたいというふうなことでなくして、そういうことはなかったならなかった、今後もやらぬならやらぬということをこの際はっきり御言明になるべき筋合いだと思う。大蔵大臣がそういう事情で御出席になれないなら、私もあえてこれ以上は固執はいたしませんが、国務大臣として、政府の責任として、その点をはっきりしておいていただきたい。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 百五十億の予算を計上するにつきまして、もちろん、これを縁切り金だとか、これはこれっきりだとかいうような密約等は何もございません。同時にまた、ただいま折衝しております予算の過程におきましても、さような疑惑を生ずるようなことはございませんことをはっきり申し上げます。

高田富之日本社会党

○高田委員 その二割調整の条件がついたというふうな話も今あったわけですが、今後もまた特殊機関のようなものを作ってその機関の責任においてあの種の繭の生産調整をやるようなお考えがあるのですか。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 あのようなということじゃ、私もちょっと理解しかねますが、あの機関によりまして、たとえば予定以上に繭の増産ができてきた、その際、共同保管なり種繭等の設備ができる際に——最終的には政府の繭糸価の支持制度によってしますけれども、それまでの間にはどうしてもひまがかかるし、いろいろな経緯がございますから、その間において調整させたいというのがねらいでございまして、あの機関でもって全部操作するというふうな考えはございません。

高田富之日本社会党

○高田委員 そうすると、この前やりました種の方から押えてそうして桑園を余らせてやるあの繭の生産調整、ああいうことは、ことしやった結果にかんがみまして政府は失敗だったとお考えですか。今後はああいうことはやるべきでないとお考えですか、それとも来年状況によっては特殊機関なり養連なりをしてああいうことをやらせるというお考えがあるかということなんです。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 この春の対策でございますが、種を焼棄させて減産を期待したということでございますが、業界の方では政府でもって強制したようなことを申しますけれども、この秋以来の繭糸価の対策上の一環としましてだんだん話が積み重なってきて、そこで業界の方でも養蚕家の方でもやるということに政府も対応してやったことでございます。しかしながら、原始産業の養蚕のことでございますから、的確に計画通りいかないということにつきましては、これは遺憾だと思うのでございます。しかし、かようなことを繰り返すということは、今のところは考えておりません。むしろ、今後のあり方としましては、やはり適地には養蚕を安定したものにしていきたいというのがねらいどころでございますから、今後ああいうふうな措置をとるかどうか、今ここでは考えておりません。

高田富之日本社会党

○高田委員 ことしのあれは私は明らかに失敗だと思う。やはり大臣もそういうふうに認めたんだろうと思いますが、言葉ははっきりしませんけれども、ああいうことはやるべきではないと思います。ああいう無理なことを——あなたはいろいろおっしゃいますけれども、あれは決して養蚕家が自主的にやったものではないのであります。自主的にやりっこはないんです。自主的という名において強制してやらしたんです。しかもその結果はああいうものでございます。あれは非常に養蚕家の憤激を買っておるのです。これについての補償をしろという要求が県知事からも相当出ておると思うのですが、ああいうことは今後は二度と再び絶対にやらないということを一つはっきりお約束願いたいと思います。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 先ほど申し上げた通りでございます。

高田富之日本社会党

○高田委員 実は、今度の三百万貫の法案ですが、あれは三百万貫買うための予算措置をとるわけでしょうが、事実において三百万貫出るのですか。そこのところを、局長さんからでもけっこうですが、一つ……。

大澤融農林事務官(蚕糸局長)

○大澤政府委員 昨日も中澤委員からの御質問にお答えいたしましたように、確定数字がわかるのが十二月二十五日でございますので、今のところ、どの程度のものになりますか、的確な予想をまだ私ども持っておりません。

高田富之日本社会党

○高田委員 あの三百万貫という数字はどこから出たかということはこの前いつだか御質問したのですが、実際に名実ともに共同乾繭されたものの数量が把握されて、それに基いてそういう三百万貫というような数字が出たものとは思われないのです。何とはなしにその程度の数字だということだろうと思う。やってみたところが事実においては意外にこれは少いんじゃないか、こう私は考えるのです。それで、厳密に製糸家とひものついていないものであれば、これは簡単に数字も出るでしょうけれども、事実はそういうものはごく少数であって、ほとんど全部がひもつきなんです。そういう意味における自主乾繭というものは、千五百万貫全部、自主乾繭であるということは言えない状況にあるわけです。だから、もし、政府の方で五百万貫買い上げるぞ、こういうことになれば、五百万貫に合せるようにも出せますし、出した方が有利ならばそういうふうにも合せられる。これは自由自在になる数字じゃないかと思うのです。  それで、今度三百万貫といいましても、現実にはどういうことになったかというと、掛目協定が大体七千掛、いいところでそのちょっと上にいくというようなことになりまして、年内に清算がつくということになりますと、政府の方へ千二百円で持っていかれても、今度は目減りでありますとかいろいろなあれがありまして、支払いがいつになるのだか、それもお聞きしたいのですが、相当先に行くんじゃないか。それならば、そんな政府の方へめんどくさいことをするよりは、全部みんなひものついているものなのですから、あっさりと掛目協定で金をもらっちゃった方がいい、こういうことになれば、予算措置を講じたところで繭が出てこない、こういうことになるのじゃないかと思うのですが、この点はいかがですか。

大澤融農林事務官(蚕糸局長)

○大澤政府委員 これは、前国会で私申し上げましたように、正常な価格を維持するためには、限度としまして三百万貫程度のものをたな上げすれば目的が達せられるのではないか、こういう見解のもとに、全養連がこれを一応の目標にしてたな上げをやっておられたわけです。ですから、現実的にその数量が幾らになるかということは、やってみなければわからないことでありまして、政府としては三百万貫を限度として買い上げる、こういう措置をして参っておるわけでございます。

高田富之日本社会党

○高田委員 そうしますと、買い上げできたものについては、それが厳密な意味におけるほんとうのひものついていない乾繭であるか、ひものついているものであるかということを調査して、もしひもがついているものならば、これははねる、こういうことをやるわけですか。

大澤融農林事務官(蚕糸局長)

○大澤政府委員 現実にたな上げをして政府の手に入れるという意味のものをたな上げと申し上げておるのであります。

高田富之日本社会党

○高田委員 そこで、問題になるのは、そのたな上げしたものの委託操糸をやらせるというときに、入札でやるか任意契約でやるかというふうなことがやはりそこにありますと、相当これは論議の的になるのではないか。政府はそれをどういう方法でやるつもりですか。

大澤融農林事務官(蚕糸局長)

○大澤政府委員 私どもは、春繭といたしましては御承知のように約五十万貫近いものを持っておりますし、それから今後三百万貫目標で何がしか相当な数量が繭として保管されるわけであります。そこで、これをどういうふうにして糸に変えていくかということは、これはもうこういうことをやります場合に最後には財政負担にもなることですから、原則としては入札ということになろうと思いますけれども、入札をやった場合に、これだけ大きな数量を消費するのにいろいろ問題が出ても参ります。そういう問題を解決するには入札よりは随意契約の方がいいんだということになれば、随意契約ということも考えなければいかぬと思いますが、この点については、私ども、どういうことをしたらどういう問題が起きるかということをいろいろ検討しておりまして、今まだ結論が出ておりませんけれども、そういう立場から、入札にすべきか、あるいは随意契約にして処理すべきかということを検討しております。

高田富之日本社会党

○高田委員 ですから、その問題は、結局、ひもつきになっている部分が今度政府の買い上げの中に入って参りますと、どうしても随意契約でなければならぬという主張が当然強く出てくる。いずれにしましても、政府はこういう数量を限って予算措置をつけて買い上げをするときに、その実態も何にもつかまずにただ出すということは実に乱暴なやり方だと思うのです。どういうものをどういうふうにして買うかということが明確でない。おそらくそのために養連あたりは相当困ったことじゃないかと思うんです。そういうふうな点についても、私は今度の法案というものが非常にずさんなものでやっておるとしか考えざるを得ないのです。厳密にこれをやってくれということになれば、相当買い上げたものの中からはねのけなければならないものがたくさん出てくる、こんなようなことも出てくるのじゃないか。いずれにしましても、今度出されました案というものは、非常に私はずさんなものだと言わざるを得ない。  そこで、最後にもう一つ大臣に伺っておきたいのですが、酪農につきましては、この間酪農の総合的な対策要綱みたいなものを農林省でお出しになった。いずれにしましても、その内容についてはいろいろ議論のあるところと思いますが、蚕糸につきましては、これだけもみにもめ、中澤委員もしょっちゅう言われますように、後手々々と手を打って、相当金を使っても焼石に水みたいに、どぶへ捨てるようなもので、大きく混乱させるというような結果になって、非常に不手ぎわの連続をやってきたわけなんですが、それにもかかわらず、今日の段階でなおかつこの三百万貫をどうするとか、特殊機関をやるとかやらないとかいう段階に低迷している。私は、これだけの重大問題にぶつかったときに、今足鹿委員の言われたように、畑作全体の振興計画という点から、桑の方はどうするか、養蚕経営についてはどの程度にどうするか、合理化のためにはどうするか、さらに、流通段階においてはどうとか、製糸業についてはどうとか、輸出についてはどうとか、価格についてはどうとかいうことと根本的に真剣に取り組んで検討されて、今ごろはとっくにそういうものは出されていなければならぬときだと思う。ところが、今もってそういう一貫性のある総合的な蚕糸業についての政府の見解というものが全然わからない。全く不安動揺の中へ突き落されているだけの状態が非常に長く続いているわけです。政府は、蚕糸業につきましては、従来は五カ年計画で振興をやるとかなんとか太鼓をたたいてきまして、今になって凋落する産業だというようなことで、ほとんどめんどうを見る意思がないもの、こういうふうに受け取らざるを得ない、こう思うわけですが、そういう点について政府は作業を進めておるのか、いつごろまでにそういうものをはっきりと出して、そうして総合的な計画に基いてこの蚕糸業をどういう方向へ持っていこうとするのか、そういうことについて一体研究しておるのですか。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 蚕糸業の問題につきましては、実は当面の問題に忙殺されまして、御趣旨に沿い得なかったことは率直に認めざるを得ないと思います。しかしながら、これは農業経営の一環としましても重要なことでありますし、国内並びに国際的な産業としましても重要でございますので、ここに一貫した施策を整備統合しまして、そうして打ち出したいと思って、ただいま当局を懸命に鞭撻しておるようなことでございまして、近いうちに総合的なものを打ち出して、そうして蚕糸業振興審議会等にも諮って、一つの方策を確定的なものにして打ち出したい、こう考えております。

高田富之日本社会党

○高田委員 その御決意はけっこうなんです。ただ、問題は、今までこれだけ混乱しましても蚕糸業振興審議会なんかは全然開いておらない。この間になってから、非難ごうごうたる中に例の特殊法人なるものをぽんと出されたという程度にすぎないのです。私どもはこういう重大なときこそああいう機関をフルに活用して、連日でも開いて、何ならばこれを改組拡充して、もっとあらゆる国民の衆知を集めて徹底的に討議をする、そうしてやるのでなければいかぬと思う。それが非常に官僚的で、一部の方から騒がれると、それに対して場当りの手を考えるというようなことに追い回されておって、農林省と大蔵省の間で陰の方でいろいろな話があるという程度のことでは、この大問題に取り組む姿勢になっておらないと思う。そういう点で、農林大臣は一つ大きな構想を持って、そうして衆知を集めるためにはそのための機関を新たに作ってもいいですから、早急に一つ本腰を入れた態勢を、姿勢だけでもとにかく早くとらないことには困るわけであります。それを一つ早急にやってもらいたい、こう考えます。

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 石田君。

石田宥全日本社会党

○石田(宥)委員 ちょっと一点だけ伺っておきたいと思うのですが、きのうの大蔵大臣の答弁でも、十九万円、二十三万円の安定帯価格について再検討の時期が迫っておるということを言っておりますし、それから、今の農林大臣の答弁の中でも、必ずしも不利益な作付転換というようなものを強制する意思はないということで、また、強制する権限もないわけだから、それはおやりにならないと思う。ところが、一面において、多少の補助金を出して、作付転換をし、桑園の整備をするという準備段階に入って、すでに一万五千町歩ほどの見通しがついている、こういうようなことなのですね。そこで、養蚕農家が桑園を整備するというときに、やはり採算で転換なり整備なりを考えなければならぬのでありますが、そうなりますと、この安定帯価格の十九万円、二十三万円というものを一体どの程度に切りかえるのか、いつごろ切りかえるのか、そういうことによって、桑園を整備するかしないかということの計画が立つわけです。明年度の作付の計画が今立てられなければならない。ところが、すでに繭糸価格安定法の基本はくずれ去っておる。この次の手を一体どの程度に打つのか、いつごろそれが明らかになるのかということが、今養蚕農家にとって一番大きな問題だと思うのです。実勢価格実勢価格というけれども、繭糸価格安定法の基本がくずれてこういうふうになったのは、一つは政府の行政措置の不手ぎわから起っておる。国際的に見て必ずしもそんなに暴落しなければならないような事情ではないのです。イタリアあたりでは、二十三万円でけっこうだ、これをくずさないでくれと言っておる。アメリカだって、価格の高い安いじゃない、安定さえしておれば、十分向うで加工をして相当な需要の伸びが見込まれるということをはっきり言っておる。これは政府の行政措置よろしきを得ないためにこういう暴落を演じておる。これは明瞭なのです。そういうときに、今申し上げたように、いつごろまでにそのめどをつけるのか。今高田委員からも希望意見が出されておりましたが、私は、もっと具体的に、今養蚕農家が迷っておるところのこの問題について明瞭な態度を示す責任があると思うのです。そこで、大よそいつごろまでに大体その法案についての改正をするなら改正のめどをつけるのか。これは、大よそ何月ごろというめどがつかないとするならば、どういう手続を経てこれをやるか、あるいはまた、繭糸関係の法案の提案が予定されておるようでありますから、その法案提出の時期までに政府の態度を明らかにするとか、そういう点をここに明らかにすることが非常に重大な問題だと思うのです。まあこまかないろいろの点はありますけれども、そういう点はいたしませんが、その点だけは政府の責任において明らかにしてもらいたい。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 この後の法案の提案でございますが、休会明けと申しては語弊がありますけれども、予算は一月の中旬までに出したいと言っておるのですから、それまでに法案は整えたいと考えます。そうしますと、その間までにただいま検討中のものを整理いたしまして、そうして同時に関係の機関にも諮って、終局的にきめる段どりをいたしたい、こう考えております。ただ、いかようきめるかということは、昨日も中澤さんからいろいろ御論議がございましたけれども、ただいま慎重に検討しておりますから、この際としましてはわれわれの最終的な意見もまだ発表しかねますから、御了承を得たいと思います。

石田宥全日本社会党

○石田(宥)委員 これは局長に聞きますが、もう大体材料は出そろっておると思います。国際的な関係、国内的な関係、出そろっておると思います。材料は出そろっておって、資料がずっと整えば、あとは政治的な判断によって政治的な処置をすればいいのだと思いますが、そういう資料は十分整った段階にあるのかないのか。場合によっては、私どもは、本委員会においてもまた特別な委員会等の設置をして、そうして委員会は委員会としての意向を取りまとめてやるということも考えなければならない。私どもは、必ずしも十九万円、二十三万円の安定帯価格そのものを維持しなければならないと考えておらない。ただ、しかし、ことしのように、本年度産の春繭の段階においては増産奨励をやっておいて、夏秋蚕の段階にはにわかに二割減産の処置をとらなければならないというような不見識のことを再び繰り返してはならないのであって、それがためにはやはり相当な決意をもって臨まなければならないと思うので、局長のところのそういう判断の資料についてどの程度に準備が整っておるか、それを一点承わっておきたい。

大澤融農林事務官(蚕糸局長)

○大澤政府委員 昨日大蔵大臣、農林大臣からお話がございましたように、いろいろの資料からの判断からでは、そう遠くなくて今のようなことがとるべき段階に立ち至っておるのではないか、こういうお話でございましたが、私どももいろいろの資料をまとめておりまして、最初のときにこれでどうという判断は、私ではなくて両大臣のおやりになることでありまして、この間の大臣のお話で一つ御了解を願いたいと思います。

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 他に質疑はありませんか。——なければ、これにて質疑は終了いたしました。  本案に対し、高田富之君より、日本社会党提案にかかる修正案が提出されております。修正案はお手元に配付してある通りであります。  まず修正案の趣旨について提出者の説明を求めます。高田富之君。

高田富之日本社会党

○高田委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、繭糸価格の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案に対する修正案の趣旨を申し述べたいと思います。  まず案文を朗読いたします。   繭糸価格の安定に関する臨時措置法の一部を改正する法律案の一部を次のように修  正する。   第三条第二号の改正規定を削る。   第五条第三項の改正規定中「二百億円」を「二百五十億円」に改める。  以上であります。私どもは、すでに、この夏秋蚕の問題につきましては、本年七月末、八月初めごろから、何回も何回も本委員会におきまして、すみやかに政府が、この臨時措置法の精神に従い、また与党提出の例の附帯決議等のこともありますので、早く手を打って、そうしてこの臨時措置法の第一条に定められました本生糸年度を通じての繭糸価格の安定、この目的を達成するようにということで主張を続けて参りました。その間におきましては、全国の養蚕団体が、豪雨をついて、九月の下旬、例の二十二号台風の日に、養蚕農民としては開闢以来初めての大規模な、また真剣な大会をやり、示威運動をやり、また農林省に対しましても連日にわたる陳情等もあったわけであります。本委員会といたしましても、何とかしてこの農民の要望にこたえ、また政府の公約であり法律の規定するところに従ってすみやかに措置をとるように要求をいたしましたが、ついに今日まで政府はこれにこたえることなくじんぜん日を過ごして参りました。ついに年末も迫りまして、農民といたしましては、その他の農産物価格等も軒並みに下落し、近来にない農業不況の中にあえいでおりまして、金はたといわずかであっても、年の瀬を越すためには一文でも早くもらいたい、こういうことで、やむなく最悪条件のもとに価格の協定を始めておる実情であります。今日の段階におきましては、おおむね七千掛前後でありまして、農民の手取りは千百円というようなことであります。およそ法治国家でありながら——千四百円の繭の最低価格は農林大臣が本年三月決定されたところであり、その基礎になっておるのは、農林省の調査による繭の生産費の八割五分を補償しておるということである。法治国でありながら、法に定められたものを、政府が一、二カ月もたたないうちにほごにするというようなことがあってはならない。私どもは、今回のこの春雨から夏秋蚕に至る政府当局のとって参りました態度というものはまことに遺憾しごくと考えております。農政全体の中にもあらゆる面で破綻が現われておりますが、なかんずく、蚕糸業に対する政府の施策というものは、その無責任さにおいて、無為無策さにおいて、まずさにおいて、まことにその代表的なものであり、典型的なものであると言わざるを得ません。  その結果、今日におきましては、全国七十数万の養蚕農民は、ほんとうに安んじて養蚕に従事することもできず、日夜不安におののいており、政府に対する怨嗟の声はほんとうに全国に満ち満ちておると言わざるを得ません。ひとり養蚕農民ばかりでなく、最近におきましては、政府のこれらの場あたりな無責任な施策の結果ほしいままに混乱をさせられました業界のために、製糸業界におきましても、すでに他の産業に資本を転換しようという動きが相当現われて参りました。各所において工場の閉鎖・転換等も行われ、蚕糸業に従事する労働者、これは日本の産業労働者の中では最も生活水準の低い、例の女工哀史にありますような、今もって労働基準法すら守られていない低賃金労働者でありますが、これらの諸君が、さらに賃金の引き下げ、あるいは工場閉鎖に伴う首切りというものに今迫られておる。これまた非常な不安な状況に落ち込んでおります。また貿易業者にしましても、機屋にしましても、製糸関係の商業者にいたしましても、この政府の動揺常ないやり方に対しましては心からの怒りを持っておると思うのであります。  その証拠には、先般政府が出しました閣議決定の案、その案の第一がここに出されました法案の形で出ておりますし、第二のものは特殊法人というような形で先般蚕糸業振興審議会に出されましたが、これまたかって見ないほど業界関係のあらゆる団体から猛烈な反対の火の手が上っており、また、肝心かなめの養蚕家のためという看板でやったのでありましょうが、養蚕家の間におきましても、全国の農民の間には、政府がこの繭糸価格安定法をこれにすりかえるのだ、繭糸価格安定法は今や有名無実のものになった、廃棄させられてしまった、政府は法律を守ってくれない、公約を守ってくれない、そのかわりこんなものを出してわれわれをごまかしておるのではないかという不信の声が非常に燃え上っております。また、養蚕団体の中央部において、この趣旨に賛成はしておるようでありますが、しかし、その内容においてはなお大きな不満を持っておることは御承知の通りであります。  こういうようなことで、今日政府の蚕糸行政は四面楚歌の中にある。しかるにもかかわらず、これに対しまして、何ら政府を信頼せしめようとする抜本的な施策の基本、あるいは今後の蚕糸業の方向等についても政府において確信を持って明示するところなく、まことに今日の政府の蚕糸行政というものはあらゆる点で支離滅裂、こう断ぜざるを得ないのであります。  ここに出されました案は、結局、数カ月にわたりまして要望され、またいろいろと思い悩んだあげく出されました夏秋蚕に対する処理の最終案であろうと思うのでありますが、最終案というべくあまりにも内容が無責任なものであり、また、ほとんど成案と称するに足る性質のものでない。のみならず、この中にあります精神は、まっこうから繭糸価格安定法を破壊するものでありますから、われわれはこういうものには断じて賛成するわけには参りません。特に、私どもは、こうしてここにもみにもんだ夏秋蚕の最終案なるものが出されましたことにつきまして、過去一年間といいますか、春繭以後の政府の施策のあとを考えまして、その一つ、どれを取りましても、全く失敗の連続と言わざるを得ないのでありまして、最初の春繭のときにおきましては、百億を出して、その百億でもって製糸家に対して割り当てをやるというようなことから、下落傾向にさらに拍車をかけて、そして三百億出せという声が猛然として上るやいなや、また中間を取って百五十億、しかもあとは出さぬということで、手切れ金法案というような形で出され、これに対してわが党があれほど警告を出したにもかかわらず、顧みない。ああいうもので本生糸年度全体を通じて安定するかのごとく当時は公言しておりましたが、一、二カ月後には完全にこれはわれわれの主張が正しかったことが事実によって立証された。しかも、それ以後においては、われわれがやるなと言ってあれほど警告したのに、二割調整なるもので、自主統制の名のもとに官僚統制をやって、そして、今まで増産して残りました桑は昨年の三割も成育がよろしいにもかかわらず、昨年度よりさらに減らせというような暴挙をあえてした。このようなことは、法律に基かざる、農民の生活権に対する侵害ともいうべきもので、人権問題ともいうべきものでありまして、これに対する損害補償の要求が主要府県の県知事からまでも出されるというような状態にあるにかかわらず、これに対しても一顧も顧みることを政府はしなかった。のみならず、二割調整ができなかったからということを口実に開き直って、夏秋蚕対策を何ら講じようとしないということまで特に大蔵大臣が言明したということが報道されるに及んで、農民の憤激は非常に高まったわけであります。こういうふうにいたしまして最終的に決定されたものがこういうものであるということに至りましては、本年の春行われました総選挙の際、政府、自由民主党は、わが党が天下を取っている限り養蚕家は安心して繭の増産をはかれ、断じて千四百円以下にはどんなことがあってもしない、こういうことを至るところで公言したこの公約にまっこうから違反するものであって、羊頭を掲げて狗肉を売る以上のひどい暴政であると言わざるを得ません。要するに、この蚕糸業問題を通じまして、春、夏秋蚕を通じまして、政府のやってきましたことは、これはほんとうに国民に対する不信行為であり、これだけでも私は大臣が責任をとってしかるべきほどの重大なものであろうと思う。  とにかく、わが国の最も伝統のある、そして世界に誇るべきこの蚕糸業というものが、ちょっと半年か一年の不況にあうやいなや、政府がこれをけ飛ばして顧みないという、そういう無責任なことであっては、国政を担当する資格はないと思う。いやしくも、今日この段階において、蚕糸業をこの逆境の中で保存し、さらに次の飛躍に備えるべき英知もあらゆる民間から集めて、そして政府の責任においてこの難局を切り抜けるということでなければならぬ。こういう点から言いましても、私は政府の蚕糸行政に対する無責任な態度に対して強く心から警告を発しまして、この政府の案に対しまして反対をし、わが党の修正案を皆さんにぜひ御賛同いただきたい、こう思う次第であります。(拍手)

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 修正案について質疑はありませんか。——なければ、本修正案は予算を伴う修正案でありますので、国会法第五十七条の三の規定により、この際内閣の意見を求めます。三浦農林大臣。

三浦一雄自由民主党農林大臣

○三浦国務大臣 本年度の繭糸価格の安定につきましては、現在政府において提案いたしておるのでございますが、これをもって適当なりと考えておりまして、修正案によりまする諸案は、政府におきましては適当ではないと考えておりまして、修正案には反対であります。

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 これより修正案及び原案を一括して討論に付しますが、討論の通告もないようでありますので、直ちに採決いたします。  まず、修正案について採決いたします。本修正案に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 起立少数。よって、高田君提出の修正案は否決いたしました。  次に、原案について採決いたします。原案に賛成の諸君の起立を求めます。     〔賛成者起立〕

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 起立多数。よって、本案は原案の通り可決すべきものと決しました。  なお、ただいま可決いたしました法律案の委員会報告書の作成につきましては委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

吉川久衛自由民主党

○吉川(久)委員長代理 御異議なきものと認め、さよう決定いたしました。  午前中はこの程度で休憩することにいたします。     午後一時二十二分休憩      ————◇—————     〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕

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