P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
31回国会衆議院1959/01/23

議院運営委員会図書館運営小委員会 第2号

発言数
25
登壇者
4
会派数
2
開催日
1959/01/23

会議録

松澤雄藏自由民主党

○松澤小委員長 これより図書館運営小委員会を開会いたします。  本日は、昭和三十四年度国立国会図書館予算要求の件について、御協議を願いたいと存じます。まず、図書館側から、予定経費要求書について説明を願います。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 その前に、一言おわび申し上げておきたいことは、本来金森館長が出席いたしまして御説明申し上げますのが筋だと思いますが、ちょうど十六日以降健康をややそこねておりまして、今自宅で療養中でございますので、かわりまして私が御説明申し上げることをお許しいただきたいと思います。  昭和三十四年度国立国会図書館の予定経費要求につきまして、御説明申し上げます。昭和三十四年度国立国会図書館の予定経費要求総額は、八億四千六百七十万円でありまして、これを前年度予算額七億七千九十五万四千円に比較いたしますと、七千五百七十四万六千円の増加となっております。  この要求額の内容を事項別に区分して御説明申し上げますと、図書館の管理運営に必要な経費、四億二千六百八十六万三千円を計上いたしております。この経費は、国立国会図書館の管理運営のため必要な人件費、事務費、図書及び科学技術関係資料費、国際図書交換通信運搬費等でありまして、これを前年度予算に比べますと、二千五百九十万九千円の増加となっております。増加のおもなものは、人件費関係が八百七十三万五千円、常勤職員の給与が百二十一万円、図書購入費が五十五万円、科学技術資料の整備関係費が九百九十九万二千円、その他五百四十二万二千円となっております。  次は、国立国会図書館庁舎新営に必要な経費、四億一千九百八十三万七千円が計上いたしてあります。これを前年度予算額に比べますと、四千九百八十三万七千円の増加となっております。  この経費は、現在工事中の国立国会図書館の庁舎の新営を、昭和三十四、三十五の両年度で完成するための、昭和三十四年度に必要な経費でありまして、工事費が四億一千五百六十八万円、事務費一%と見まして四百十五万七千円となっております。この経費でもって昭和三十四年度に大体完了いたしますのは、建築の主体工事完了のために約六千万円、これは今の建物の外側に小さな車庫もつきます。それから、道路から建物に入ります橋が含まれております。建築の仕上げ工事といたしましては、約一億二千万円が計上いたしてございます。これは、屋根とか窓、建具等のほか、床の軽量コンクリート打ち、それから間仕切り壁の一部仕上げというようなものが含まれております。書架工事といたしましては、一階分——一階は三つの層に分れておりまするので、一階三層分として約一億円を計上いたしてあります。その他の機械関係等設備工事といたしましては、約一億三千五百六十八万円を計上いたしてございますが、これのこまかい計画については、建設省と打ち合せ中でございます。以上、庁舎新営関係の経費の内訳でございますが、実施計画につきましては、建設省とも十分連絡をとりまして、実行上遺憾なきを期する考えでおります。  以上、まことに簡単な説明でございますが、よろしく御審議のほどをお願い申し上げます。

松澤雄藏自由民主党

○松澤小委員長 何か御質疑はございませんか。

下平正一日本社会党

○下平小委員 この前か、その前の委員会で、国会図書館の予算について御希望を申し上げておきましたが、その希望がどの程度この予算の要求の中に繰り込まれてあるか、要求しました項目別にちょっと御説明をいただきたいと思います。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 一番われわれといたしましても重視いたしましたのは、常勤職員の給与待遇を改善したいという点でございまして、予算要求といたしましては、そのために二百八十万円ほど計上いたしました。これは実は、大蔵省と三十一日の明け方までねばり合ったわけであります。その結果といたしまして、非常にわれわれの努力が足りなかったといえば足りなかったと思われますが、百二十一万円はつけてくれましたけれども、われわれの予期しておりました二百八十万円から比べますと、非常に少い額になっております。しかし、現在よりもやや待遇はよくできるということになります。それからなお今後の運営によりまして、この方面の経費をもう少し考えて、待遇改善に回したい、と申しますのは、たとえば予算定員全額今使い切っておりますので、一人当りの単価の低いために、動きがつかないという事情になっておりますが、予算定員と実施定員との間に若干の差ができますれば、その点、現在おります人たちの待遇改善にも回し得る余力が出てくるというふうに考えておりまして、運営によってこの予算面以外に、なお待遇がよくなるように努力したい、かように考えております。

下平正一日本社会党

○下平小委員 あのときにはもっとこまかく六項目くらいお願いしておきましたが、今御説明があったのは、常勤職員の給与改善だけです。せっかくこの委員会できめて御要求申し上げたので、できれば要求の線に沿って御答弁をいただきたいと思います。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 大へん申しわけございませんけれども、項目をおっしゃっていただきたいと思います。

下平正一日本社会党

○下平小委員 今地元からかけつけたところで、項目は持っておりませんが、たとえば定員化の問題もありましたね。それから期末手当ですか、国会手当ですか、この問題もありました。その他数項目あったはずですが、もしおわかりにならなければ、あとで私の方へその経過をお知らせ願ってもいいです。公式の席上でなくてもけっこうです。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 なおただいま御指摘になりましたような点を補足させていただきます。  定員化の問題につきましては、実はこれも最後まで食いついておりましたが、本年は行政官庁、各省並びに国会職員についても、常勤職員の定員化というのは取り扱わない方針だということで、とうとう押し切られてしまいまして、この定員化は実現できませんでした。  それから国会手当につきましては、これは実は正式に国会手当という格好で予算に計上されませんので、超過勤務手当の格好で入っております。しかし率といたしましては、特別に従来よりもよくなったということは申し上げられません。従来の通りに入れられております。  期末手当その他につきましては、常勤職員の方も、一般職員の方につきましても、人事院勧告のものは予算に計上されております。

下平正一日本社会党

○下平小委員 それでは、あとでこまかいことをお聞きいたします。この予算定員の五百九十五名は、実定員は今幾らですか。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 現在三、四名の欠員で、この四月から二名新しく出たりいたします。それを欠員の中に勘定しますと、四、五名の欠員だと思います。

下平正一日本社会党

○下平小委員 予算単価は幾らですか。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 予算単価と申しますと、常勤職員のあれでございますか、それとも一般職員の、……。

下平正一日本社会党

○下平小委員 職員です。五百九十五名を今お伺いしているわけです。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 いろいろございまして、級別のそれぞれの単価になっております。たとえば、専門調査員は一等級の五号で入っております。それから二等級の職員は、二等級の四号で入っております。三等級の職員も、三等級の四号が平均単価として入っております。そういうふうに級別によって単価が違っております。なお、こまかい資料を手元には持っておりませんので、必要に応じて御提出申し上げます。

下平正一日本社会党

○下平小委員 それで、実行単価との開きはどのくらいになっておりますか。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 これも、実はこまかい資料を今手元に持っておりませんが、職員については若干の余裕はございます。

下平正一日本社会党

○下平小委員 もっと詳しい説明があると思って来たのですが、その説明ではちょっと私もどうにもなりませんので、あらためて要求をいたしますから、資料を整備して説明できるようにしていただきたいと思います。きょうは、何か時間の都合で早く終りたい、これ以上どうしても許されないということですから、質問はやめておきます。もう少し詳しいデータを知らせていただきたいと思います。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 データは経理にも人事課にも作ってございますから、後ほどお届けするようにいたします。

佐々木良作日本社会党

○佐々木良作君 私今ここに来たばかりで、話を聞いていないのでよくわかりませんけれども、科学技術関係資料の整備に要する経費というのが上っておりますね。去年だったかおととしだったか忘れましたが、この問題が起りましたときに、特許庁関係のいろいろなデータ、科学技術庁の何とかいう調査局の資料、国会図書館と三本立みたいなことになっておって非常に不経済だから、総合的にうまくやれという話をしてあったわけですけれども、具体的なこまかいことはいいですが、そういう一本化するような形で今前進しつつありますか。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 科学技術庁関係の情報センターというのが、今活躍しております。情報センターとわれわれの方とは暮れにも懇談会を開きまして、お互いに仕事がダブらぬようにしよう。情報センターの方は、主として雑誌を中心といたしまして、これの中から摘録し、要約し、外部の方にいわゆる科学情報としてどんどん会員に配付するというような動きをとっておられます。私の方は、いわゆる図書館的にこれを閲覧させる。情報センターの方は、資料を自分たちの材料としてどんどん使われますので、閲覧というようなことは考えておられませんが、私の方は一応資料を閲覧させる。情報センターのやっておられるような文献の摘録その他は私の方ではしないというように、仕事のダブらぬ措置をとっております。それから、科学技術関係で私の方で買っております、たとえば原子力関係の資料あるいは原子力関係の設計図、それから航空関係の資料、PBレポート、そういったものは、情報センターではまだ扱っておられません。現在におきましては、お互いに少い予算でやっていかなければなりませんので、仕事のダブリのないように、相補うような形でいきたいということは、向うの当事者とも申し合せしております。

佐々木良作日本社会党

○佐々木良作君 時間がなさそうですからやめておきますけれども、これは懸案の問題であって、特許庁関係の資料はまだほとんど使えるような状態になっていないというような話も聞いておりますし、少い予算をこっちにもあっちにもつけて、どこに重点があるか分らぬというのが、懸案の問題であったと思います。従って、一気にはできぬかもしれぬけれども、徐々にでも総合的にうまく使えるように、どうせみな国のお金で、同じ目的でやっておるんだから、能率が上るように十分気をつけてやっていただきたいと思います。

枝吉勇国立国会図書館参事(管理部長)

○枝吉国会図書館参事 承知いたしました。

松澤雄藏自由民主党

○松澤小委員長 それでは、昭和三十四年度国立国会図書館予定経費要求書につきましては、お手元に配付の印刷物の通り決定し、また、国立国会図書館法第二十八条の規定によりますと、本予定経費要求書は、議院運営委員会において審査するに際しては、勧告を付しまたは付さないで議長に送付することになっておりますが、今回は勧告を付さないで議長に送付すべきものとし、本日の議院運営委員会において、以上の審議の経過及び結果を私から報告いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     〔「異議なし上と呼ぶ者あり〕

松澤雄藏自由民主党

○松澤小委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。  本日は、これにて散会いたします。     午前十一時二十一分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗