議院運営委員会 第34号
- 発言数
- 57 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1959/05/02
会議録
○江崎委員長 これより会議を開きます。 まず、議員辻政信君辞職の件についてでありますが、一昨四月三十日議員辻政信君から辞表が提出されました。本件は、先ほどの理事会におけるお話し合いの通り、これを許可することとし、本日の本会議の劈頭においてこれを決定するに御異議ありませんか。
○山村委員 参議院に立つというようなことは別ですが、こういうような先例はございますか。
○鈴木事務総長 ないと思います。
○江崎委員長 これは自分の考え方に基いて行動することだから、その先例がある、ないということでなくても、認めていいんじゃないですか。自分はそう考えるという主観だから……。
○鈴木事務総長 これは先例によりまして、辞表が提出されますと同時に、議長さんはわざわざ御本人をお呼びになりまして、留任勧告をせられた。しかし、御本人から、それに応じないというかたい決意を議長に示されたようでございます。
○佐々木(良)委員 院議に諮り方は理由はなしですか。
○鈴木事務総長 これは規定によりまして、辞職願を参事が朗読いたします。規定上、読まなければならないことになっております。
○江崎委員長 要するに、党籍を変更したことは選挙民を欺くことになるから、この際辞任したいという、さらりとした文句です。
○鈴木事務総長 読みましようか。
○江崎委員長 それでは辻君の辞任届の朗読を願います。
○鈴木事務総長 それでは読みます。 辞任の件願自由民主党公認候補として当選した私が今般自由民主党を除名されました以上衆議院の議席に留ることは選挙民を欺くものと考へますので衆議院議員を辞任致し所要の手続をもって許可せられ度御願致します 昭和三十四年四月三十日 辻 政信 衆議院議長加藤鐐五郎殿
○山村委員 いろいろ政界分野の変更によって、あるいは社会党さんで当選された方が自民党にこられることもあると思いますし、また、自民党に所属している人でも、当時われわれのように自由党だった人もある。これはどうでしょうか、これが正当な理由として認められた場合に、政界分野の変更によってあとに何か残るようなことはありませんか。
○江崎委員長 それは一つの議論ですね。
○山村委員 個人的な都合によるというなら別です。
○江崎委員長 本人の主観はともかくとして、そういう理由で決することのいかんというこは、やはり検討の余地があるね。
○山村委員 政界分野に必ず変更がありますよ。
○鈴木事務総長 その点でつけ加えますが、辞表が提出された際に、議長さんから、政党の所属が変つても、無所属においておとどまりいただくことはできないかということを申し上げておられます。しかし、それにも応じられないということでございました。
○松澤委員 この理由ではおかしいな。
○江崎委員長 速記をとめて懇擬しましょうか。 〔速記中止〕
○江崎委員長 速記を戻して下さい。 それでは、本日の本会義の劈頭においてこれを決定する御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 なお、議員辞職の件は、先例によりまして、議事日程変更の手続をとることなく、会議の初めに、まず辞表を参事をして朗読させ、議長からお諮りすることとなります。 —————————————
○江崎委員長 次に、北海道開発審議会委員の選挙についてでありますが、五君の後任として薄田美朝君を推薦して参っております。その取扱いをいかがいたしますか、御協議を願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議がなければ、本件は本日の本会議においてその選挙行うことといたします。 なお、この選挙は、先例によりまして、その手続を省略して、議長において指名することと相なりますから、御了承を願います。 —————————————
○江崎委員長 次に、皇居造営審議会委員任命につき国会法第三十九条但書の規定により議決を求めるの件についてでありますが、本件は、本院議員の大野伴睦君、杉山元治郎君、林讓治君、原彪君、益谷秀次君、松永東君、参議院議員の大野木秀次朗君、草葉隆圓君、佐多忠隆君、村上義一君を同審議会委員に任命するにつき、内閣から本院の議決を求めて参つたものであります。その取扱いをいかがいたしますか、御協議を願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 それでは、本件は、本日の本会議において議決するに御異議ありませんか。
○江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○江崎委員長 次に、国立国会図書館長辞任の件についてでありますが、加藤議長から、かねて金森国立国会図書館長より辞任いたしたいとの申し出がありましたが、一昨四月三十日その辞表が提出され、金森館長の辞意がかたいので、この際これを受理すべきものと考えるが、議院運営委員会の御意見を承わりたいとの申し出がありましたので、本件について御協議を願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 それでは、金森国立国会図書館長の辞任願は、議長においてこれを受理すべきものと答申するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議がないようですから、さように決定いたします。 なお、この辞任の許可の日付につきましては、両院議長の御協議に一任いたしたいと思いますので、さよう御了承願います。 —————————————
○江崎委員長 次に、緊急上程の請願についてでありますが、大蔵委員会、国土総合開発特別委員会の請願六十件が、本日委員会において採択すべきものと決しております。 つきましては、右各請願は、本日の本会議に緊急上程するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○江崎委員長 次に、各委員会の閉会中審査申し出の件についてでありますが、お手元に配付の印刷物にあります通り、各委員会から閉会中審査の申し出をいたして参っております。何か御発言はありませんか。 〔「なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御意見もないようでありますから、本件につきましては、本日の本会議において閉会中審査の議決をするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○江崎委員長 次に、閉会中の委員派遣の件についてでありますが、閉会中の委員派遣の基準につきましては、先ほどの理事会でのお話合いの通り、今回は来たる六月二日に参議院の通常選挙が行われますので、その選挙の日までの間は原則として派遣しないこととし、それ以後につきましては、特に必要ある場合に限り、かつ派遣委員は各委員会一班とし、その員数は五名程度とし、日数は五日以内、随行は一名とし、派遣先が自己の選出都道府県にならないようにすることといたしまして、各委員会から委員派遣の承認申請が提出されて参りました場合には、右の基準の範囲内において、議長において議院運営委員長と協議の上決定することに御一任願いたいと思いますが、御異議ありませんか。
○池田(禎)委員 異論はありませんけれども、前に公聴会等の前例がありました。私は、自己の選出都道府県に行かないということは厳格におきめを願つておかないと、よくそういうことで混淆して、自分の選挙区ではないから、同じ府県でもいいじゃないかという非常識な意見が出てくるので、この点は厳重に各委員長に念を押して、そういう組み合せをしない、出身都道府県には行かないということを守つていただきたい。
○江崎委員長 先ほども申し上げました通りでございまして、池田さんの御意見ごもっともでありますから、特に念を押しておきたいと思います。 それでは、ただいまの池田さんの御意見は十分念を押すことにいたしまして、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。
○江崎委員長 次に、国会議員互助年金法の一部改正に関する請願が、松村謙三君の紹介でありますが、当委員会に付託になっております。本請願は、一応事務総長から朗読を願うことといたします。
○鈴木事務総長 請願の趣旨について朗読いたします。 請願の趣旨 戦前の永年(十年以上)勤続、国会議員の処遇に関する請願 請願の理由 昭和三十三年四月一日より「国会議員年金法」が実施されて居るが、本制度は米、英、仏、オーストラリア、など欧米諸国では、既に広く採用されて居り、多年国政に参画し殊に公選による幾多の苦闘を重ねて来た人達の老後の安定を期する点において洵に機宜の制度と存じられます。しかるに、現行のわが「年金法」は戦前の議員なるが故に、長きは二十有八年間の長期在職者すら本法の適用を受けておりません。 これは、戦後たとえ一ヶ月でも国会に席を持つた者には、戦前の在職年数を全部加算して「年金」が支給されて居り、また永年勤続議員の表彰に関する在職期間の計算にも、同様戦前の分が通算されて居ることを思えば、如何にも不合理の様に考えられます。 他面、軍人恩給の復活に伴い、文官武官共にその処遇について戦前戦後の区別は無く、また中央、地方の公務員にもかような差別待遇はされていない。 固より政治の要諦は万民をしてその処を得せしむるにあつて、法の適用もまた公平でなければなりません。 況んや民主政治を完成する最大の課題は人権を尊重する福祉社会建設の成否である。 しかも本件該当者は人員も極めて小数且老齢者のみであつて、早急に之が実現を見なければその恩典に浴し得ない実情にある。 重ねて議員各位の良識に訴え、速かに戦前の永年勤続議員の処遇に関する方策を講ぜられんことを請願する。 以上であります。
○江崎委員長 何か本件について御意見はありませんか。
○荒舩委員 本請願は、いろいろ貴族院の問題等もありますしいたしますので、もう少し庶務小委員会で研究いたしまして、結論を出したい、従って、本日は留保ということにお願いしたいと思います。
○江崎委員長 それでは、本請願は、国会議員の互助年金制度に関する重要問題であり、かつ法律改正を要する事柄でありますので、慎重に検討を加える必要があると思われますから、庶務小委員会において慎重審議を願うことといたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さよう決定いたしました。 —————————————
○江崎委員長 次に、本日の本会議の議事についてでありますが、事務総長から説明を願います。
○鈴木事務総長 ただいまここで御協議いただきました辻さんの辞職願の件が、もし本日の本会議に諮られるということになれば、劈頭に議長よりお諮りすることになります。それから日程第一は、選挙の手続を省きまして、議長の指名でございます。それから第二は、両党が同意のようでございますので、異議なしでお諮りいたします。それから日程第三は、全会一致でございます。これは、内閣委員会の理事の平井さんから御報告になることになっております。それから、日程の請願の件数が千八百六十七件上程になっておりますけれども、そのほかに、ただいま緊急上程を願うという請願が六十件ございますので、合せて千九百二十七件の請願をお諮りいたします。それから、今ここで御協議いただきました閉会中審査の議決をお諮りすることになります。そうして、もし参議院から回付案が参るといたしますれば、その時間の関係上、一応ここで休憩をお願いすることになると考えております。そうして回付案が参りましたら、再開いたしまして、回付案をお諮りいたしまして、それに関連いたしまして、事務局職員定員規程の一部改正の規程案をお願いいたしまして、最後に、会期の終了日でございますから、議長さんからごあいさつがあつて、終ることになります。
○江崎委員長 ただいまの事務総長の説明は御了承いただけますね。
○佐々木(良)委員 今のお話では、第三をやつて休むということですか。
○鈴木事務総長 これは今のお話で御説明申し上げませんでしたけれども、回付案との関連がございますので、第三だけは、これは私の方で申し上げることではないのでございますけれども、国家公務員に対する寒冷地手当と石炭の手当は、次の回付案との関連もございますので、これがどうなるかは御協議いただいて……。
○江崎委員長 そういうことで御了承願います。
○荒舩委員 ただいま佐々木君からお話がありました国家公務員に対する寒冷地手当、この問題は、休憩後に再開のときにお願いしたいと思います。
○山村委員 これは議運をもう一ぺん開かなくてもやつていいのですね。
○松澤委員 それは最終日だから、休憩しておいたらいいでしよう。
○江崎委員長 ちょっと速記をやめて。 〔速記中止〕
○江崎委員長 速記をもとへ戻して下さい。 —————————————
○江崎委員長 それでは、本日の本会議はどういうことにいたしましょう。——本日はクワドロスというブラジル下院議員が国会を訪問されます。何でもこの人は大統領候補に立とうとしておる、非常に日本の政治にも関心の深い方だそうでございまして、ぜひ見学したい、こういう御希望があるようでございますので、多少これとも見合いまして、他に差しつかえの事情もないようでございますから、大体到着の時間は二時ごろということで、開会も二時ごろで御了承願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 それでは、大体そういうことにしまして、二時ごろを目途にして、その十分前に予鈴、そうして開会、こういう順序でお願いします。 それでは暫時休憩をいたします。 午後一時十七分休憩 ————◇————— 〔休憩後は会議を開くに至らなかった〕