議院運営委員会 第4号
- 発言数
- 37 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1958/10/02
会議録
○委員長(安井謙君) これより議院運営委員会を開会いたします。 本日は、まず昨日に引き続いて、大蔵大臣の海外出張の件について御審議を願うことにしておるわけであります。昨日の官房長官の御答弁中、若干不明な点もありましたので、特に大蔵大臣の御出席を願っておるわけであります。順次御質疑を願います。
○小林孝平君 昨日大蔵大臣はおいでになりませんでしたが、今回の大蔵大臣の国際会議への出張に伴い、十日ほど国会の御出席がありませんので、今回の臨時国会の性格から見て、国会の審議に非常に支障を来たすのではないかとわれわれは考えておるわけであります。それで、何も会議に出席されることをわれわれは拒み、またいやがらせを言うわけではありませんが、なぜこういう重大な臨時国会に、会期が四十日しかないのに十日間も出張されなければならないのかという点を、納得のいくように御説明いただきたいと思うわけであります。昨日官房長官からお聞きいたしましたけれども、いまだ十分納得する段階には至りませんし、また官房長官も準備が不十分であったようで、十分御説明がなかった。でありますから、この際、会議の内容等はよろしいのでございますが、なぜ大蔵大臣が行かれなければならないかということについて一つ御説明をいただきたいと思います。
○国務大臣(佐藤榮作君) 臨時国会が開かれますし、この臨時国会の期間中に大蔵大臣が出張するということは、国会に対しても申しわけない次第であります。かように考えておりますが、同時にまた、今回のIMFの総会、これは初めて東南アジアで行われるのでありますし、大蔵大臣がその総務をしております関係上、やはりできることならば、今までも毎回大蔵大臣が参っておりますので出席したい。ことに、東南アジアでは初めての会議でありますだけに、日本として欠席することはあまり好ましくない。この二つを同時にその責任を果すということは、考えてみますと、まあぶつかる。そこで私も非常に苦心をいたしまして、できるだけ外国出張の期間を短縮したい。最初はまあ、四日には全部向うへ集合いたしますので、五日は日曜日でありますが、五日の日にプライベートの会議等が行われます。しかし、ただいま申すように、国会開会中でありますから、ほんとうに必要最小限度の日数にしぼってみたい、かように考えますと、六日から始まりまして、月曜日から土曜日まで会議が行われるのであります。その期間中はどうしても出たい。まあ前の方はこれはもうおくれても仕方がない。当方から出席いたします日銀その他の人は二日の日に、きょう出発することにしておりますが、私は大蔵大臣でありますし、国会開会中でもありますので、その点は一つおくれるということで、四日の晩に出発いたしますならば、今週中の審議には支障を来たさないで済むのじゃないか。そうして、本会議の行われます来週、それから、その後一、二特に予定されている東南アジア諸国との話し合い等もございますので、その日数だけを見まして、最小限度、往復の日数等を考えて、四日に出発して十四日に帰ってくる、こういうことで御了承を賜わりたい。国会の審議の大切なことはもう十分了承しております。ことに、二十二号台風等が出て参りまして、それの対策等について特に私ども腐心しなければなりません。また、かねてから指摘されております今日の経済情勢等に対して対処する対策等についても、国会で十分御審議をいただきたいと考えておりますので、こういうことに支障を来たさない最小限度の日数ということで、ただいま申し上げた十日ということを予定して、御了承を賜わるべくお願いをいたしておる次第であります。何とぞよろしく御審議をお願いいたします。
○小林孝平君 最初に申し上げておきたいのは、先ほども申し上げましたように、何も大蔵大臣の御出張に言いがかりをつけたり、反対しようと思っておるわけではないのであります。納得のいくような御説明をいただけばいいわけでありますから、その点をお尋ねします。 まず最初に、東南アジアで開かれる最初の会議だから行かれる、こうおっしゃいましたが、東南アジアでなければおいでにならなくてもよかったのですか。
○国務大臣(佐藤榮作君) その東南アジアというのは、特に重点を置いた今回特別の重大な会議でありますので、さらに会議の内容等については、すでに官房長官が話したかと思いますが、総務であるからという形式だけの議論をしておるわけでもございません。今回は実は理事の改選がございます。日本グループ、四ヵ国ばかりですが、その中から一人の理事を出すわけです。まあ今回はそれらの国のうちにも自分のところから理事を出したいという関係もあるようであります。こういう点をよく話し合ってまとめる、こういう特別な問題もあるのであります。なおまた、世銀総裁に事前に会えるかと思いましたが、事前には、先ほど来申しますように、ちょうど国会開会早々でありますので、ほとんど会えない。ただいままで若干計画が未決定になってございますので、そういうものも審議をしたい。これなどは来年度予算編成上にも関係を持つわけでございますから、なかなか重要な問題でございます。問題は幾つもありまして、ただ単に国際親善、東南アジアの外交推進というものだけではなしは、経済的な任務があることも御了承願いたいと思います。
○小林孝平君 この会議が非常に重要であり、今回特に出資額の増加というようなことで問題になるということは十分承知いたしておりますが、まあ、たとえば昨日の官房長官からのお答えと、本日のお答えとでも違っているわけです。それにこだわるわけではありませんが、昨日は総務国であるから出なければならぬということだった。本日はそれはあまりこだわらない。むしろ理事国の選挙に関係して非常に重要である。こういうふうにおっしゃいました。これは今後のこともありますし、これはしばしばこういうことはあると思いますので、この次に同じことを繰り返さないでいいようにお尋ねしたい。そうすると、最初は東南アジアで開かれるからということを強調されましたけれども、それもあまり重要な要素ではない。これはむしろ逆に、今の御答弁では、欧州で開かれても行かなければならぬような御答弁である。そうすると最も重要なのは、理事国に日本が出るということが、一番重要な問題のようにも考えられるわけなんですが、その前に、大臣は、この国会の重要性、国会の審議に支障を及ぼすかどうかということを非常に御心配になっているのですが、そういう点から考えまして、もう一ぺん考え直すことはできないか。これは何も大蔵大臣がおいでにならなくても、これは日本の政府としてやっておられるのですから、無任所大臣というお方もおられますし、しかも閣内には無任所大臣として、大蔵大臣の経験もあり、この国際会議にも御出席になったかと思いますが、そういう経験もお持ちになっている方もおられますが、そういう方ではこの代理が勤まらぬのか。これは党内のいろいろ複雑な御事情がありまして、そう簡単にいかないかと思いますけれども、そうでなければ虚心担懐に考えれば、そういう経歴その他から考えて、何もこの重大な時期に大蔵大臣がおいでにならぬでも、そういう他の無任所大臣等をもって充てられたらどうか。しかしそれは非常に党内のいろいろな御事情でだめなのか、そういう点をお伺いしたい。
○国務大臣(佐藤榮作君) 官房長官と私の説明が食い違っているというお話ですが、官房長官からお話した点は御了承いただけるだろうと思って、私、申し上げなかったのであります。あるいは官房長官からも理事の話が出ておるかもしれません。会議の重要性から大蔵大臣が出席することの良否という問題になりますと、幾つも問題があるわけであります。この一点でどうしてもこうだというわけではない、全体の事情等を御勘案願って、総合的に御判断を賜わりたいと思うのであります。取りまとめて、一応官房長官のお話と重複するところがあるかもわかりませんが申し上げてみますと、今回のような総会、これは年一回の総会でありますし、これは総務であるものは、大体出る。各国とも大蔵大臣そのものが責任者であるということで、各国とも大蔵大臣が出席する、こういう先例になっております。アメリカだけは御承知のように財務長官が出ております。ドイツなどは大蔵大臣、さらに経済大臣と二人が出ている。そういうようなわけで、責任の衝にある人たちが集まって、そうして会議を開くのが今までの慣例でございまして、その慣例を、特に何と言いますか、今回に限り日本だけがこわすというのもどうか。さらにまた、もう一つ考えてみますと、東南アジアで初めて開かれる、そういう場合に、日本の国際的地位、特に地理的環境等から、これはやはり日本が出て行くことが望ましいだろう。あるいはまた、先ほど申しましたように、理事の改選の上から、新しく理事を選出するグループを構成するというようなこと、さらにまたIMFの増資の問題、あるいは第二世銀の話がある。あるいはまた先ほど申しましたような、日本と世銀との借款の問題、そういうような問題もこの機会に話し合いたい。こういうような幾つもの問題があるのでありまして、外国に対して代りを出すことがいいのか、あるいは国会の審議中にはこちらの方で皆様の御審議のあれをするのがいいのか、そういう点も実はあわせて考えて参りまして、この際は皆様のお許しを得て、先例をあまりこわさない方が望ましいのじゃないか、こういうようなわけで、ただいま申し上げたような考え方に立っているわけであります。
○小林孝平君 私は今おあげになりました幾多の理由について、一々ごもっともだと思います。しかし問題は、先ほどから申し上げておるように、この重要な臨時国会の開会中である、こういうようなことであって、今各国は大蔵大臣、西独は大蔵大臣のほかに経済大臣も出ると、こうおっしゃいましたが、各国は全部いずれも国会は休会中なんです。おそらくこの重要な会議のメンバーのうち、重要な国で国会を開いているのは日本だけじゃないかと思うのです。だから問題は取捨選択しなければならぬ。こういうことになっておるので、私は大臣から一々技術的のことをお尋ねしようとは思いませんが、どうも今お尋ねした程度では、要するに私が行かなければうまくいかないのだ、ともかく私の顔を出さなければいかぬのだ、こういうような程度でありましては、どうも納得する段階にならないのではないか。今お話を承わっていれば、結局要するにあなたの顔を出さなければうまくいかないのだという程度でありまして、また、あなたの団十郎ばりの、ごりっぱなよい顔を出せば、話がまとまるというようなことなのかもしれませんが、外国でそういうことが通用するかどうか別といたしまして、私はそういうことは納得できないと思う。そこでもう少し、特にあなたが今おっしゃったようなことは、われわれもある程度は納得がいきますが、国民が納得いくには、もっとあらかじめ準備をして、昨日も官房長官にお尋ねしたら、まあお答えが失礼でございますがあまりできない。あなたがこれほど重大な会議であると主張されるなら、進んで、もっと国会にもあらかじめ説明をされるべきじゃないか。それから、しばしばあなたは御了承願いますと、こうおっしゃいましたが、これは当然だと思うのです。従って今回は了承を求める時期が非常におくれておりますが、今後は、念のためお尋ねいたしますが、この国会に了承を求めるとあなたがおっしゃいましたのが真意でございますれば、今後はこういう問題が問題にならない前に、あらかじめ政府から、議運なり、あるいは各党の国会対策委員長なりに了承を求めるという形をおとりになる方が正しいのではないかと思いますが、念のため、どういうふうにされますか。
○国務大臣(佐藤榮作君) 私個人の考え方で申しますと、もちろんこれは、国会の重要性にかんがみまして、事前に十分連絡をとり、そうして両立ができるような方法を講じていきたいと思います。私、非常に今回の総会の出席について心配をいたしておりますことは、過日も参議院の大蔵委員会で御質問がございましたが、非常に時期が悪いので、二つの目的を達するには、どちらかに支障を来たして、そういう場合の選択に非常に悩んでおったわけであります。事柄の重要性につきまして、ぜひ御了承をお願いしたい、こういう非常に抽象的のお話をしました。国会を通じて、結局議運を通じて、議運の方から関係の方に話し合いを願う、こういうことが望ましいことだと思います。衆参両院を通じて、今後におきましては議運等に話して、特に落度のないように気をつけるべきだと思います。なおこの点につきましては、官房長官もおられますが、私個人の考えはただいま申した通りであります。
○委員長(安井謙君) 官房長官、今の点につきまして……。
○政府委員(赤城宗徳君) 今後閣僚の出張については、あらかじめ国会対策とか、議運に話しておくべきじゃないか、これはごもっともだと思います。ただ閣僚の出張が、正式にはただいまのところ議会の同意等を得ることになっていないけれども、しかしお話をすることの必要がある、こう思いまして、私も衆議院の方の議運にもお話申し上げたのですが、参議院の方の議運にも、この間理事会がありまして、その際、大蔵大臣に本会議で財政演説をさせるか、させないか、こういうことに関連いたしましたときに、その他の問題もありますけれども、大蔵大臣が今度のIMF等に出張するということもあり、その日取りも本会議の都合があるので、二日というものを四日まで延ばしたいということを非公式にはお話申し上げたつもりでございますけれども、決定的にお話しなかったことは行き届かなかったと思います。こういう場合には前もって非公式の打ち合せをいたしたい。こう考えております。
○委員長(安井謙君) 本会議の予定もございますので、簡単に願います。
○小林孝平君 今の大蔵大臣のお話は非常によくわかりました。官房長官はもう少し御明確にこの話をしていただかないと、また同じことが起きるのです。たとえば昨日、党の国会対策の方にも了解を得たようなお話がありましたけれども、私は本日確かめてみました。今こういうことをやっているので、そういうことなら非常に困るが、どうなっているのかと聞くと、国会対策委員長は、そういうことは正式には交渉は受けたことはありませんと言われているのです。従って、今の参議院の議運の話も、きのうも申し上げたように、何らかそういう話があったのか、ないのか、だれかにちょっとされたのかという程度であって、ぼんやりしておるのです。そういうものがすべて話をしたのだ、了解を求めたのだということであっては今後も困ります。それで、この問題については、はっきりと大蔵大臣もおっしゃっているように、政府として、私どもは、法律にも規則にも、国会の承認を求めなければならぬという規定がないことは承知しておりますが、政治的には、法律になくても、それ以上に政治的に考えて国会に十分了解を求める必要がある。国会はそれを拒否する権限はないかもしれないけれども、了解を求めるため十分説明をする必要があるという立場から、もう一度官房長官から、今後はそういうことは、はっきりおやりになるかどうかということを御答弁いただきたい。
○小酒井義男君 関連して。どうもそういう話し合いが、従来も衆議院がどうも重点的といいますか、衆議院の方だけそういう話があって、こちらには十分そういう工作が手薄というような場合があるのではないかと思います。国会対策同士で話をするにしましても、参議院には緑風会もあります。その他の会派もあるのですから、そういう点に少し問題が従来あったのではないかという気もしますので、そういう点を今後の扱いとしてどういうふうにするかということを、やはり一緒に答弁していただいたらどうかと思います。
○政府委員(赤城宗徳君) 話がはっきりしなかったことは、私の不行き届きのためであります。国会対策の方は、私の方の国会対策の方の委員長に話しましたので、それも私の行き届かなかったためと思います。その他の党にも私の方の国会対策委員長を通じて話があったというふうに、私、考えておったことは、落度であります。今御注意もありましたので、こういうことにつきましては、あらかじめ非公式に御了解を得るというようなことにいたしたいと、こう考えております。
○委員長(安井謙君) ほかに格別御質疑はございませんか。——それではこの問題はこの程度にいたしまして、御了承いただくことにしておきます。 それでは自余の案件につきましては、本会議の都合もありますので、本会議の散会後に再開いたしたいと思います。 議運委員会は暫時休憩いたします。 午前十時三十七分休憩 —————・————— 午後零時三十九分開会
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を再会いたします。 派遣議員の報告に関する件を議題といたします。 先般の台風第二十二号による各地の被害状況調査のため、去る三十日、関根久藏君ほか三名の議員が本院から派遣されたことは、すでに御承知の通りでございますが、この際、調査の結果につきまして、本委員会において御報告をお願いいたすことにいたしたいと思います。なお関根君は委員外議員でありますが、特にこの席で御発言をいただくことを、委員各位の御了承を願います。
○委員長(安井謙君) それでは御報告を願います。
○委員外議員(関根久藏君) それでは、伊豆の災害地にお見舞いに行って参りました御報告をいたしたいと思います。自民党の小林武治君、社会党の久保等君、緑風会の杉山昌作君と私の四名は、台風第二十二号による伊豆地方の被害状況の実地調査のため、本院を代表いたしまして、九月三十日に現地の視察をして参りました。以下ごく簡単に視察の概況を御報告申し上げます。 私ども一行は、まず三島市に設置されました静岡県の災害応急対策本部に参りまして、陸上自衛隊富士学校副校長から、救援作業中の自衛隊の活動状況につきまして概略の説明を受けました。ついで時間の関係から、私どもは三島小学校のグラウンドから自衛隊のヘリコプターに搭乗いたしまして、約五十分間にわたり、韮山、長岡、大仁、修善寺、湯ケ島、大見と空から災害の実態を目のあたり見たわけでございます。くずれ落ちた山肌、泥土、岩石に埋まった川原、田畑、流失しました橋、倒壊あるいは浸水した建物、部落、困惑せる住民の悲惨な姿を見て、今さらながら被害の甚大なことに驚歎するとともに、心からの同情の念を禁じ得なかったのであります。その後、三島に引き返しまして、災害対策本部で斉藤知事に会いまして、罹災県民に対するお見舞いの言葉を述べるとともに、皆様全体から醵出になりました見舞金を知事に手交いたしまして、罹災者に伝達方を依頼いたしましたところ、知事は非常に感激されまして、この旨、議員諸君にお伝え願いたいということでありました。続いて知事から、被害の概略を聴取いたしましたが、そのときまでに判明しておる被害状況はおおむね次の通りであります。 すなわち、死者、行方不明者合せて千二百七十六人、重軽傷者百六十九人、家屋の流失六百九十八戸、全半壊九百五十七戸、田畑の埋没、流失八百十五町歩、道路の損壊二百八十七ヵ所、橋梁百六ヵ所に及び、その他、水産、林産関係の被害は合せて百三十億円余りに達しているそうであります。通信、道路の復旧が進むに従い、被害の額はさらに増大するものと思われます。知事の言によりますと、農地復旧だけでも約二十億円は要するだろうとのことであります。実際に復旧に要します全復旧額は、まことに莫大な額に上るものと思われるのであります。 今回の中伊豆の大水害の原因は、二十二号台風による未曾有の大豪雨によることはもちろんでありますが、狩野川放水路建設の計画がもっとすみやかに実現していたならば、被害をもう少し少くとどめることができたであろうと、まことに残念に思います。国、地方を通じます治山治水事業に根本的検討を加え、工事の進捗をはかり、毎年のように繰り返されます風水害を未然に防止していく必要のあることを痛感した次第であります。当面の復旧対策といたしましては、とりあえず道路、通信施設のすみやかなる修復、奥地への食糧、日用品等の供給、さらに早くも疑似赤痢が発生した模様でありまして、防疫対策もきわめて緊急を要することと考えられるのであります。前に申し上げましたように、今次伊豆地方の水害の被害額は莫大な額に上り、その災害復旧には多額の経費を要するものと思われるのであります。私どもといたしましては、これが財源的裏づけについて格段の努力を払うべきであると同時に、国土保全のため、全国を通じて治山治水工事の促進をはかり、政府当局を大いに鞭撻しなければならないと考える次第であります。 最後に、今回の災害で被災されました方々に深甚なる御同情を申し上げ、復旧の一日も早からんことをお祈りしますとともに、皆様におかれましても、絶大なる御協力を賜わらんことを切にお願いいたしまして、御報告を終ります。
○委員長(安井謙君) ただいまの御発言に対して何か御質疑でもあればお願いいたします。 それでは本件はこの程度にいたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に人事案件五件を議題として順次説明を聴取いたします。 まず公正取引委員会委員の任命承認及び同意に関する件を議題にいたします。
○政府委員(佐藤朝生君) 公正取引委員会委員塚越虎男君が八月十一日に辞任したのに伴い、その後任として鈴木憲三君を九月五日付で任命いたしましたので、私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律第三十条第四項後段の規定によって、両議院の事後の承認を求めるため、また同委員会委員高坂正雄君が十月二十五日任期満了となるに伴い、同君を再任いたしたいので、同法第二十九条第二項の規定によって、両議院の同意を求めるため、本件を提出いたしました。 公正取引委員会委員は、年令が三十五年以上で、法律または経済に関する学識経験のある者のうちから、内閣総理大臣が両議院の同意を得てこれを任命することになっております。両君の履歴につきましてはお手元の履歴書でごらんの通り、その経歴から見まして、法律または経済に関する学識経験を有しますので、同委員会委員として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに承認及び同意をされるようお願いいたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、地方財政審議会委員の任命同意に関する件を議題といたします。
○政府委員(松村清之君) 地方財政審議会委員児玉政介、木村清司、上原六郎、荻田保、遠山信一郎の五君は、九月十九日任期満了となりましたが、翌日付で再任いたしましたので、自治庁設置法第十五条第六項後段の規定により、両議院の事後の同意を求めるため、本件を提出いたしました。 地方財政審議会は、自治庁設置法に基き自治庁に設置され、地方財政に関する重要事項を審議し、自治庁長官に対して必要な事項を勧告し、または意見を述べる機関であります。地方財政審議会委員は、地方自治に関しすぐれた識見を有する者のうちから、両議院の同意を得て内閣総理大臣が任命する五人をもって組織され、そのうち三人は全国の都道府県知事及び都道府県議会議長の各連合組織、全国の市長及び市議会の議長の各連合組織、並びに全国の町村長及び町村議会議長の各連合組織が共同推薦した者でなければならないことになっております。お手元の履歴書で御承知のように、右五君はいずれも地方自治行政に長年携わり、地方自治に関し豊富な経験を有しておる者でありまして、児玉君は全国知事会及び全国都道府県議会議長会から、木村君は全国市長会及び全国市議会議長会から、上原君は全国町村長会及び全国町村議会議長会から、それぞれ共同推薦されたものであります。 以上申し述べましたように、右五君はいずれも地方自治に関し、すぐれた識見を有している者でありますので、地方財政審議会委員として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御同意下さるようお願いいたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、公安審査委員会委員の任命承認に関する件を議題にいたします。
○政府委員(木島虎藏君) 公安審査委員会委員阿部真之助、同挾間茂及び同矢部貞治の三君は、いずれも去る八月三十一日任期満了となりましたが、翌日付で再任いたしましたので、公安審査委員会設置法第五条第三項の規定により、両議院の事後の承認を求めるため本件を提出いたしました次第であります。 三君の経歴はお手元に資料でお出ししてあります通りでございまして、この三君はいずれも人格が高潔であり、その閲歴、識見から見まして、団体の規制に関し公正な判断をすることができ、かつ法律または社会に関する学識、経験を有する者でありまして、同審査委員会の委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御承認されるようお願いいたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、社会保険審査会委員の任命承認に関する件を議題にいたします。
○政府委員(池田清志君) 社会保険審査会委員藤田宗一君は八月三十一日任期満了となり、その後任として赤松金雄君を九月一日付をもって任命いたしましたので、社会保険審査官及び社会保険審査会法第二十二条第三項の規定により、両議院の事後の承認を求めるため本件を提出いたしました。 同君は、お手元の資料で御承知のように、永年社会保険医療に従事し、加えて社会保険審査会委員としての経験もあり、人格高潔にして社会保障に関する識見を有し、かつ社会保険に関する学識経験を有する者でありますので、社会保険審査会委員として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御承認あるようお願い申し上げます。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、労働保険審査会委員の任命承認に関する件を議題にいたします。
○政府委員(生田宏一君) 労働保険審査会委員花沢武夫君は、本年七月三十一日任期満了となりましたが、翌日付再任いたしましたので、労働保険審査官及び労働保険審査会法第二十七条第三項の規定により、両議院の事後の承認を求めるために本件を提出いたしました。 同君はお手元の資料で御承知のように、その経歴から見まして、人格高潔であって、労働問題に関する見識を有し、かつ労働保険に関し豊富な学識経験を持っておりますので、同審査会委員として適任であると存じます。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御承認されるようにお願いをいたします。
○委員長(安井謙君) 以上の五件でございますが、ただいま説明を聴取いたしました人事案件の取扱いにつきましては、従来の例にならい、いずれも一応会派にお持ち帰りを願い、御検討の上、次会以降において決定することにいたしたいと思います。御異議ありませんか。
○委員長(安井謙君) 御異議ないと認め、さよう決定をいたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 調査承認要求の取扱いに関する件を議題といたします。
○参事(渡辺猛君) お手元の資料の通り外務、社会労働、予算委員会から調査承認要求書が出ております。
○委員長(安井謙君) ただいま報告がありました各要求書に対し、承認を与えることに御異議ありませんか。
○委員長(安井謙君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) なお、この際御報告しておきたいと存じますが、建設委員長提出の建設事業並びに建設諸計画に関する調査承認要求につきましては、同委員会が水害対策等緊急案件審議のために本日開かれることになった関係上、議運が休憩後でもありましたので、昨日理事会におきまして、特別の措置として各派一致の意見で承認を与えることに異議がないと決定し、手続をとりましたので、この点御報告をいたし、委員各位の御了承を願いたいと存じます。 本日の議題は以上の通りでありますが、特に御発言がなければ、これをもって散会いたします。 午後零時五十五分散会