議院運営委員会 第3号
- 発言数
- 22 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1958/10/01
会議録
○江崎委員長 これより会議を開きます。 まず、本日の議事についてでありますが、本日は、国務大臣の演説に対する質疑の前会の続きでありまして、日本社会党の勝間田清一君、松本七郎君、滝井義高君の三君が行うことになっております。なお、昨日の淺沼稻次郎君の使用時間は四十分でありまして、日本社会党の残り時間は一時間二十分ということになるわけでありますから、その範囲で御協力をお願いいたしたいと思います。
○池田(禎)委員 これは時間は……。
○江崎委員長 大体という話し合いですね。三十分程度ということですから……。だから今やわらかく表現したつもりでありますが、そういうことで御協力をお願いいたします。なお、勝間田君の要求大臣は、総理大臣、外務大臣、大蔵大臣、経済企画庁長官、通商産業大臣、農林大臣、労働大臣、建設大臣及び厚生大臣であります。松本君の要求大臣は、総理大臣及び外務大臣であります。滝井君の要求大臣は、総理大臣、大蔵大臣、経済企画庁長官、文部大臣、労働大臣及び厚生大臣であります。 —————————————
○江崎委員長 この際、内閣官房長官から発言を求められておりますので、これを許します。赤城官房長官。
○赤城政府委員 第三十回国会に提出いたしました法律案、及び提出予定の法律案、条約等につきまして申し上げたいと思います。お手元に御配付いたしておりますのは、二十六日現在のものでありますが、今日現在のところを申し上げたいと思います。 すでに御配付の中の、憲法調査会法の一部改正案、これは提出済みであります。それから、一般職の職員の給与に関する法律等の一部改正案、これも提出済みであります。私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部改正案、これも提出済みであります。下請代金支払遅延等防止法の一部改正案、これも提出済みであります。その次の、風俗営業取締法の一部改正案、これはすでに閣議の決定を経まして、目下印刷中でありますので、ごく近いうちに提出いたすことにいたします。それから、地方財政法及び地方財政再建促進特別措置法の一部改正案、これは近く閣議決定の予定であります。その次の、地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案、これは提出済みであります。その次の、新市町村建設促進法の一部改正案、これも提出済みであります。次の、科学技術会議設置法案、これも提出済みであります。接収貴金属等の処理に関する法律案、これも提出済みであります。これは参議院の方に先議で提出いたしてあります。その次の国家公務員のための国設宿舎に関する法律の一部改正案、これは提出済みであります。その次の、国家公務員等退職手当暫定措置法の一部改正案、これは提出を見合せました。次の、学校教育法等の一部改正案、これは提出済みであります。その次の、学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案、これも提出済みであります。それから、社会教育法等の一部改正案、これも提出済みであります。参議院の方の先議に回してあります。なお、その次の、国民健康保険法案、これは提出済みであります。国民健康保険法施行法案、これも提出済みであります。次の、臨時生鮮食糧品卸売市場対策調査会設置法案、これも提出済みでありますが、これは参議院の先議に付してあります。次の、軽機械の輸出の振興に関する法律案、これは閣議決定を経まして、今印刷中でありますので、できるだけ早く提出いたします。それから次の、輸出入取引法の一部改正案、これは近く閣議決定の予定であります。鉱山保安法の一部改正案、これは提出済みであります。次の、鉱業法の一部改正案、これは提出済みであります。次の、小売商業の振興に関する法律案、これは近く閣議決定の予定であります。次の、水質汚濁規制法案、これも同様近く閣議決定の予定であります。それから次の、工業汚水等の処理に関する法律案、河川法の一部改正案、これは水質汚濁規制法案に関連の法律案でありますが、近く閣議決定の予定であります。次の、海上運送法の一部改正案、これは提出済みであります。公共企業体職員等共済組合法の一部改正案、これは近く閣議決定の予定であります。次は、小型船海運組合等の助成のための関係法律の整備に関する法律案、これは提出済みであります。参議院先議にいたしてあります。次の、郵政省設置法の一部改正案、これも提出済みであります。放送法の一部改正案、これも提出済みであります。次の、最低賃金法案、これも提出済みであります。 条約といたしましては、日・波通商条約、これは提出済みであります。その次の、日・米原子力一般協定、これは近く閣議決定を得るはずであります。それから、日・英原子力一般協定、これも同様近く閣議で決定する予定であります。日・ニュージーランド通商協定、これは提出済みであります。 それから、臨時国会に提出する方向で検討中のものが、十件あります。その中で新たに加えていただきたいと思いますのが、司法試験法の一部を改正する法律案でありますが、提出する方向で検討中であります。それから、栄典法案、国家行政組織法の一部改正案、これは近く閣議決定が得られると思います。それから、既成市街地における工業等の制限に関する法律案、奄美群島復興特別措置法の一部改正案、この二つは参議院に先に出したい、こう思っております。それから、公職選挙法の一部改正案、これはすでに提出済みになっております。酪農振興法の一部改正案、繭糸価格の安定に関する臨時措置法の一部改正案、それから、船舶職員法の一部改正案、電波法の一部改正案、これは、閣議決定を得ますならば、参議院に先に出したいこういう予定をいたしております。なお、臨時国会に提出するかどうか検討中のものは、ここに書いてあるようなものでありますが、条約等はきまり次第提出する予定であります。 以上で、法律案件が四十二件、条約案件が十件あります。すでに提出済みの法律案は、二十三件であります。それから条約案が二件であります。それから、閣議決定して印刷中のものが二件、近く閣議決定予定のものが八件、条約が二件、提出する方向で検討中のものが六件、提出するかいなか検討中のものが三件、条約では、これはきまり次第出したいと思いますが、六件あります。以上の予定で進めております。 —————————————
○江崎委員長 ただいまの報告は、一応承わりおくことにいたしまして、この際、内閣官房長官が出席しておりますので、質疑のある方は、どうぞお願いいたします。
○池田(禎)委員 官房長官にお尋ねしておきますが、ただいま政府の提出案件並びに提出を予定される案件の御報告を承わりました。この国会は、御承知のように四十日間ということで、これは、両党の国会対策委員長会談において決定して、会期の延長はやらない、こういう申し合せのもとに行われた国会でございます。従って、政府がどうしても提出をなさるというお考えである法案につきましては、会期が終りごろになって、ないし半ば以後になってお出しになっても、かりに十分の審議を尽されないということでもって、それがために会期を延長するとか、あるいはそういう事態が起きますることは、国会としてははなはだ迷惑千万なことでありますから、政府は提出されるところの法案については、最もスピーディに提出されて、会期の中盤以後になってお出しになるというようなことは厳に避けていただきたい、その責任は国会の負うべきものではない、私どもはかように思っております。従って、政府のお考えというものを、この際、一つお伺いしたいと思います。
○赤城政府委員 三十回国会の会期の決定等についてのいきさつ等は、われわれも承知いたしております。従いまして、法律案あるいは条約等の提出につきましては、開会劈頭に大部分を出すべく、政府各省を督励いたしておったのでありますが、今申し上げたように、少し残っておる点もあります。しかし、お話のように、会期半ばになるようなものは、各省から私の方に持ってきましても、これは拒否して、お話のように会期延長に追い込むような態度にはいたしたくない、ごく最近のうちに準備ができないものは、私の方でも提出しない、こういうような方針で進めたいと思いますので、御了承願います。
○池田(禎)委員 なお、これは本委員会としては必ずしも適当でないかと思いますが、きのうの施政方針の演説において、あるいはわが党の淺沼書記長の質問に対する政府の御答弁を伺っておると、今次の台風二十二号によるところの被害等について、必要があれば補正予算を提出する、よく調査の結果を見て考えたいというお話でした。私どもは、元来ならば、今回の台風の被害によるところの補正予算というものでなくて、一般不況対策についても、当然補正予算を提出すべきことを政府に要望して参ったのですが、これは、政府のいれるところとならなかった。しかし、このこととあわせて、こういう災害の発生を見たのでありますから、わが党としては、当然補正予算を組んで、この国会に審議を求むべきである、こういう見解をさらに強くしておるわけです。従って、政府においても、この点は十分御検討をしておることと思いますが、官房長官の今日におけるところの状態というものは、どういうふうなお考えでしょうか。たとえば両党の対策委員長会議において、われわれは大蔵大臣の財政演説というものを強く要望したのです。しかし、それは補正を今度出さないのだから——しかし補正を出すように与党としても尽力しよう、努力しよう、補正を出す場合においては、当然大蔵大臣の財政演説をやらせる、こういう方向に努力をいたすということは、首脳会談においてかわされた、いわば条件のようなものでございますが、そういうものを含めて、官房長官は今日申しにくいと申すかどうか知りませんが、見通しとかそういうものについて伺いたい、こう思っております。
○赤城政府委員 せっかくのお尋ねでありますが、あまり見通しを申し上げるのはどうかと思いますが、昨日の総理の答弁にもありますように、一般的な経済問題に対する補正予算は、今のところ提出するということにはしない。しかし、災害の問題につきましては、緊急、重大でもありますので、予備費の額等も勘案し、また現地から災害復旧に対するいろいろな調査報告がまとまりまして、それを積算した上において、出す必要があるということであるならば、これは出す方向に進めたい、こういうような方針で、見通しということについて申し上げることは困難でありますが、お話のある点は私もよくお聞きいたしておきまして、いろいろな機会に相談いたしたいと思います。
○池田(禎)委員 まあ代表質問も残されておるときに、官房長官が進んで申されないこと、その心中は私はお察しいたします。けれども、言葉のやりとりというものは、ただ形式論でなく、実質的に、政府も進んで胸襟を開いて、語るべきものは語る、こういうことでないと——きのうの本会議における施政方針の演説にしても、外交演説にしても、やはり国会を通じて国民の前に政府の考え方をほんとうに吐露するという考え方でないのですね。これは、議会政治そのものに対する、ひいては不信の声になる。そのことは、私は必ずしも政府のみに責任があるとは思わない。これは、すべての議会人が負わなければならぬと思います。率直にただし、率直に意見を述べて、そうして意見の相違はあるといえども、政党政治、責任政治のもとにおいて、その責任をどういう形において果すかということになれば、国会においてはほんとうに腹の底から打ち割って相談する、意見を戦わせる、こういうものでなければ——これはすでに多くの新聞の論調を見ても、世間の声を聞いても、なんだか議会というものは、形式に流れてきて、その場のがれの答弁をしておるというようなことでは、私は、ほんとうの民主政治の真髄を議会を通じて行うということは不可能だと思う。従って、私はこの場で答弁ができなければ、補正予算については、ほんとうに政府として必要なものならば、進んででもこれは出すというだけの決意をもって、十分お考えをいただきたい。これは、あえて私は要望として申しておきます。 —————————————
○江崎委員長 ちょうど官房長官もおられますから、ちょっと申し上げますが、参議院の現在の議事進行状況は、大体一時二十分ころまでかかるらしいのでございます。そこで、本院としましては、一時五十分に予鈴を鳴らして、二時開会ということでいかがでございましょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議がないようでありますから、さように決定いたします。 —————————————
○江崎委員長 ちょっとここで御了解を得たいと思いますが、政府側から議長に対して、佐藤大蔵大臣が海外出張をする。これはインドのニューデリーにおいて開催の、国際通貨基金及び国際復興開発銀行第十三次年次総務会、並びに国際金融公社第二次年次総務会、会期は十月六日から十日までの予定でございます。それに出席するために、国際通貨基金総務会総務である日本政府の代表、それから国際復興開発銀行総務会総務である日本政府の代表、及び国際金融公社総務会総務として、出張をいたしたい、こういう申し出がありましたが、よろしく一つ御協議をお願いいたします。
○山本(幸)委員 これは、おそらく与党の諸君も如才なくそれぞれの関係について準備をされたことと思いますけれども、きのうの淺沼書記長の演説にもあったように、特に今度の国会は、外交と国内の経済復興についての問題が中心になっておる国会であるときに、一番重要な大蔵大臣が、かりに重要な会議であったとしても、国会を抜けて行くということは、好ましくないと思います。これはいい例ではありません。従って、私どもは、どうしても行くというものを強引にとめるわけにはいきませんが、今後はこういうことのないように、そういう場合には、事前に必要な処置をちゃんと考えて、手続をとられぬといかぬと思います。これは、私だけでなく、各方面ともいろいろ意見があることだろうと思います。
○江崎委員長 よく承わりました。官房長官もお聞きおき願います。それで、出張期間は、十月四日の夜東京を立ちまして、十月十四日の夜東京に帰る、こういう予定だそうです。御了承を願います。 —————————————
○江崎委員長 次に、次回の本会議の件についてでありますが、これについて御協議願いたいと思います。
○山村(新)委員 次回の本会議は、あしたは一応休みまして、あさって開きまして、問題は、人事問題もありますし、場合によりましたら、独禁法の問題について、社会党からの要望もございますから、政府関係その他と連絡をとった上で、これを上程してもよろしいんじゃないかと思いますので、一応お諮り願います。
○江崎委員長 次回の本会議は、十月三日、金曜日、定刻から開会することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○池田(禎)委員 けっこうですが、私は三日に開くというなら、要望もあったのでということでなく、独禁法について政府提案を行いまして、本会議において趣旨説明を行なって、そうしてわが党の質問を許すことをこの席において要請しておきます。
○山村(新)委員 それでは、社会党さんの御要望もございますから、独禁法の問題を三日の本会議に上程するということにして、開会いたしたいと思います。
○江崎委員長 それでは、ただいま池田君御提議の要望を体しまして、十月三日、金曜日、定刻から開会することにいたします。従って、次回の委員会は、同日午前十一時から議事協議会を開き、議事協議会散会後に委員会を開会することにいたします。 本日は、これにて散会いたします。 午後一時三十二分散会