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29回国会参議院1958/06/18

建設委員会 第2号

発言数
83
登壇者
12
会派数
3
開催日
1958/06/18

会議録

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) ただいまより建設委員会を開会いたします。  まず、委員の変更について御報告いたします。六月十二日、竹下豊次君が委員を辞任されまして、その補欠として森田義衛君が委員に選任されました。六月十三日、小林孝平君が委員を辞任され、補欠として戸叶武君が委員に選任されました。また六月十七日、吉田萬次君が委員を辞任され、その補欠として小山邦太郎君が委員に選任されました。     —————————————

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 次に、去る六月十二日の本委員会散会後において、本国会における委員会の日程等につきまして委員各位と協議いたしました結果、次の通り決定いたしました。  一つ、本委員会の定例日は毎週火、木曜の午前とする。  二つ、今後の日程としてはおおむね次の通りとするが、これはこの項目だけに限定したわけでなく、その他必要に応じて適宜これを取り上げることにいたしました。  日程について申し上げます。六月十九日、木曜日、高速道路について。六月二十四日、火曜日、河川の水質汚濁問題について。六月二十六日、木曜日、建築基準法における問題について。  なお昨十七日、火曜日は、首都圏整備について委員会を開会する予定でございましたが、開会式等のため昨日の委員会はこれを取りやめ、本日首都圏整備について委員会を開会いたしました次第です。  以上のごとく委員会を開会することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 御異議ないと一認めます。     —————————————

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) この際、お諮りいたします。  首都圏の整備について意見を聴取するため、日本住宅公団本所宅地部長竹重貞藏君、日本住宅公団東京支所宅地部長渡邊孝夫君を参考人に決定いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 御異議ないと認めます。     —————————————

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) それでは首都圏の整備に関する件を議題にいたします。  政府の方からただいま出席していただいておる方は、首都圏整備委員会事務局長吉岡惠一君、同じく委員会の計画第一部長水野岑君、建設省から計画局長美馬郁夫君、同じく住宅局長鬼丸勝之君であります。それから、先ほどの参考人といたしまして、日本住宅公団本所宅地部長竹重貞藏君、同じく東京支所宅地部長渡邊孝夫君、これだけを今御出席願っております。  それでは、質疑のおありの方は、順次御発言お願い申し上げます。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 首都圏問題に関しましては、非常に広範多岐な問題があると思うのですが、きょうは審議会の会長になるまず大臣がお見えになっておられませんから、首都圏の関係者にお聞きをしたいと思います。問題がたくさんございますので、きわめて簡単にお聞きをし、簡潔に御答弁をいただいて、一問一答の形でやりたいと思いますから、さようにお取り計らいを願いたいと思います。  第一番にお聞きしたいのですが、近郊地帯の取扱い問題及びこれが指定地域というようなものはどういうふうになっておるのか、その点一つ明確にしていただきたいと思うのですが。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 近郊地帯の取扱いの問題につきましては、近効地帯の大体の内側の線と外側の線につきましては、これは一昨年の審議会で御決定をいただいたのであります。しかしながら、その際、近郊地帯と申しましても、全部を近郊地帯として指定するということは実情にそぐわない、相当市街地的な発展をしておるところがあるので、それについていわゆる穴をあける、こういう問題がありました。その際、穴あけについては、あらためて審議会に諮って決定をする、こういうことを審議会にお約束をしたのであります。しかしながら、その後、近郊地帯自体について相当意見もございまして、その穴あけについての折衝も残っておりまして、目下関係の市町村と折衝をいたして、まだそれが決定をいたしておりませんので、まだ近郊地帯の指定はいたしておりませんが、これはなるべく早い機会に決定をいたしたいというつもりで事務を進めております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 これに関連して、住宅公団の方が来ておられるのですが、どなたでもいいんですが、いわゆるグリーン・ベルトの問題ですね。その後どういうふうに進んでおるのか。  それから工場誘致等をやる計画が何度も聞かされておったのだが、こういう工場誘致の敷地などはどういうふうに手を打っておるのか。どのくらいの価額で買い取っておるのか。だれがどういう形でこれを進めておるのか。  グリーン・ベルト問題について住宅公団の方と、それから首都圏の方と、両方からお聞かせを願いたいと思います。工場誘致をしようとか、それからグリーン・ベルト等に関連して、向うにそういうようなものを持って行こうということが今まで説明されておったのですね。そういうふうな関係どうなっておるのか。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 市街地開発区域は、御承知の通り、いわゆるグリーン・ベルトと申されました近郊地帯の外に設ける予定にいたしております。大体の方針といたしましては、場所によるのでありますが、ある程度土地の買収をあらかじめしてから工場を誘致をいたしませんと、土地の値上りのために工場が来ることが非常に困難を来たす、そういうことも考えられまして、予備的にあらかじめ準備して土地を買い上げる、それから正式の指定をしたいということで、目下相模原、八子、大宮、浦和について準備を進めております。そのほかは千葉を予定いたしておるのでありますが、これは埋立をいたすのであります。まだ指定の手続は審議会に諮る等のことはいたしておりませんが、土地を買収するのとはやや趣きを異にするわけでございます。そういうふうな準備を今のところは進めておる次第であります。     —————————————

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 審議の途中でありますが、建設大臣及び政務次官から発言を求められております。これを許可いたします。遠藤建設大臣お願いします。

遠藤三郎自由民主党建設大臣・首都圏整備委員会委員長

○国務大臣(遠藤三郎君) 一言ごあいさつ申し上げます。今回建設大臣に任命されたのでございますが、よろしくお願いいたしたいと思います。  建設行政がきわめて重要な仕事であることは申し上げるまでもないのでありますが、私は建設関係はまことにしろうとでございまして、初めてこの仕事を担当することになったのでありますが、私の全力を尽して一つやって参りたいと存じます。特に委員会の皆さんの御意見を十分尊重いたしたいと——まあ委員会と一体になって一つ建設行政を推進して参りたいと思います。どうぞ何分の御援助、御助力をお願い申し上げます。簡単でございますけれども一言ごあいさついたします。

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) ありがとうございました。  次に、次官からごあいさつお願いいたします。

徳安實藏自由民主党建設政務次官

○政府委員(徳安實藏君) 今回はからずも建設政務次官に就任することになりました。昨日発令になりましたので、まだ皆様にごあいさつもいたしておりませんが、どうぞ微力でございますけれども、皆様の御支持をいただきまして、大過なくその任を果したいと考えておりますので、ぜひとも力強き御支持を賜わりますようにお願いいたしたいと思います。簡単でございますがごあいさつ申し上げます。

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) ありがとうございました。     —————————————

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 今の吉岡さんの答弁だと、私の質問が悪かったかもしれませんけれども、いわゆるグリーン・ベルトに関して、北多摩を中心としたグリーン・ベルトの問題で、いろいろ陳情をやったり、また話し合いをやったりしたようなんですね。その後その問題がどういうふうに進んでおるのか。それから、そういう事態に対する土地の買収とか何とかというようなことはやっておるのか、やっておらぬのか、そういう点をちょっとお聞きしたがったのです。今まで相模原をどうしたとか、千葉をどうしたとか、これは何度も聞いて承知しております。そのほかの問題であります。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 問題を取り違えて申しわけないのでありますが、近郊地帯の問題につきましては、北多摩から相当意見があります。これは北多摩の御意見の点をよくそれぞれの町村につきまして、目下どういう程度に穴をあけるかということを検討をいたしております。まだ全部について結論が出ておりません。結論が出たところで、個々の市町村と折衝をいたしたいと、こういうふうに考えております。意見は十分尊重をいたすつもりでおります。  それから、近郊地帯の中で、遮断緑地でありますとか、その他緑地的な施設をするところを考えておるわけであります。ものによりましては多少具体的に買収をしたところもある。遮断緑地についてはまだ予算が通りませんために買収ができないでおるのであります。まあ個々の問題として、あるいは近郊地帯の中へ施設をしたいという民間の話も一、二聞いておるのであります。その地元の意見を尊重しながら、近郊地帯としての目的を達するように持っていきたいと、こう考えております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 首都圏全体の問題として交通施設の整備改善の問題もあろうと存じますが、特に東京都における交通施設の整備改善は、非常な窮屈な実情に迫られておることは御承知の通りであります。従って、この根本的な、東京都における根本的な交通施設の整備改善というようなものに対しましては、どんなふうに考えておるのか、その点を一つこの際明確にしていただきたい。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 交通施設の問題は、首都圏の整備として最も重要な問題でございます。交通が非常に逼迫をしておりますことは、混雑しておりますことは申し上げるまでもないところでございまして、これはまあ二つの面が考えられるのであります。一つは人を運ぶという面、それから荷物その他を、人も……、運ぶための自動車等の対策、この二つの面が考えられまして人を運びます交通機関につきましては、首都圏の整備計画として国鉄に対しましていろいろな措置も考える。それから地下鉄というような問題も考えまして、地下鉄につきましては数本の都内へ入ります地下鉄を考える。これは営団だけでなく、東京都においても施設をするということで、御承知のような東京都が一線についてやることはもうすでに具体化しておるのであります。それから道路につきましては、一般の街路につきまして、これは具体的にどこということはまだ申し上げられませんが、全般的に険路となっておるところが相当あるのでありまして、放射線について整備をするとか、それから環状線についてもまだ整備が足りないところがあります。これを約九百億を十年間に支出をするということで整備の計画を立てております。  それからもう一つは、高速道路ということが考えられるのであります。これにつきましては、首都圏整備計画として八本の線を考えたのであります。その具体的な実行方法についてそれぞれ各方面の意見がありまして、東京都については、特別な組織を作って、道路公団だけにまかせないでやったらいいじゃないかというような御意見もありました。前国会の終りごろに特別な組織を作る法律案を関係者で検討いたしたこともあるような状況でございます。それらの点を、いずれも重要なことでありますので、強力に推し進める必要が私はあると考えておりまして、今後それらについて十分強力に推進をいたしたいと考えております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 今ちょうどお話の出た、私もお伺いしょうと思っておったが、東京都内の交通問題、といってもその中で特にひどいのが自動車交通の円滑化をはかっていかなければならぬ、この問題が一番大きな問題だろうと思います。そこで、高速道路の話が出たのだが、これは私どもも先の首都圏審議会の方で決定を見て、大臣の方に答申をし、七本か八本か知りませんが、高速道路の設置を進言しておったのでありますが、その後これについてどういうふうに進んでおるか、それからその現状、さらに今若干触れたのだが、この事業をどこで担任してどんなふうにやろうとしておるか、これを今ちょっと詳しく……。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 高速道路につきましては、さしあたりは道路公団でやっていただくことになっておりまして、ある程度の金もついておるのであります。これを道路公団からはずして特別な組織で作るという論が出ております。これはまあ関係方面と折衝中でありまして、いろいろの問題があるのでありまして、資金の問題、人数の問題、いろいろな点について目下関係省で折衝中でございます。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 道路公団の方は来ていませんね。

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) まだです。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 それじゃ後にまたお伺いしますが、先ほど若干触れてもらったのだが、市街地開発区域の整備の現在までの進み状態、これは一体どういうふうになっておるのか、これをお伺いしたいと思います。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 市街地開発区域は、先ほどもちょっと申し上げましたが、ただいままでに予定をしておりますのは大体四カ所でございます。それぞれ土地の買収の交渉をいたしておるのでありますが、相模原については大よそ妥結を得る見通しがついております。従って、今後土地を取得した以後の整備計画を立て、具体的にそれぞれ施設をしていかなければならぬ状況になっております。それから八王子につきましては、まだ土地の買収が十分了解がついておりません。しかし、これは審議会においてすでに八王子市を市街地開発区域として指定する御答申はいただいておるのであります。それから大宮、浦和につきましては、まだ土地の見通しはっきませんので、審議会において御答申をいただくまでに参っておりません。千葉につきましては、まだ多少関係省の折衝が済んでおりませんので、これも審議会において御答申をいただくまでに参っておらぬのであります。それから、三十三年度の予算として一カ所の買収の費用、それから一、二カ所調査の費用が住宅公団の方についておるのでありまして、これはまだどこをやるかということを決定をいたしておりませんので、調査したところを今取りまとめておるところであります。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 そうすると、まだ相模原はやや見通しはついたが、八王子は手をつけたということで、その他はできておらぬ。その中で、相模原の鶴川村を一緒にしてもらいたいという希望があったと思うのですが、そういう問題はどうなっておるのか。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 鶴川は私どもの考えでは、やはり一緒にしてよろしい問題だと考えております。ただ多少調査がありますので、まだ一緒にするという手続はとっておりませんが、将来は相模原の一地区として編入してよろしいと考えております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 それでは問題がちょっと別な問題になりますが、江東地区においての高潮の問題ですね。この高潮対策事業の推進が緊急を要する。ことしは、まだ東京は雨が非常に少いが、国会でさえ長雨対策というものをやっているようなわけで、もし長雨が降ってくるということになると、危険な状態になると思うのですが、それの進み工合、あるいは現在までにどれだけやっているか、完成の時期はいつになるのか。やるということは決定され、予算はじりじりとっているが、実際にもう大丈夫だというところまで積み上げていくのは一体いつになるのか。これらの点をちょっと明瞭にしてもらいたい。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 高潮対策につきましては、全体の事業費が七十五億という膨大な金額でありまして、それから御承知のように防潮対策でありますので、大きな潮になりますと、全体が完成しないとなかなか効果が上げにくいのであります。最初に水門に手をかけておるのでありますが、まだいわゆる起工式というところまでいっていないような状況であります。これはぜひ督促をして早く手をつける。今までの予算のつき方と全体の金額を見まして、計画は十カ年計画になっておるのでありますが、なかなか予算で全体の事業量を割りますと、十カ年で終るというような数字になりませんので、今後うんと馬力をかけてやらなければならぬ。一生懸命に今後の予算の獲得について努力をし、また事業の実施についても促進をしたいと考えております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 これに関係している建設省の人は来ておりませんね。

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 来ておりません。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 それではもう一つ、これは、首都圏が全部やる仕事かどうか知らぬが、しかし実際は、首都圏に考えてもらわなければならぬ問題だと思うのですが、御承知のように、先日来首都における上水道についても、天候の関係等もあったが、非常に不足をしている。現在でも節約をしろというような形なんですが、節約をするのは当然ですが、いわゆる非常な不足を来たしている。しかし一方では、ますます人口増加の現況にかんがみて水源確保というものを早急にはかる必要がある問題だが、この問題に対して首都圏の方ではどのような構想を持っておるのか、一つお聞かせを願いたい。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 上水道につきましては、現在の東京都が確保をしておりまする水道では、渇水のとき、あるいは非常に需要の多いときには不足をいたすような状況で、高台あるいは特別な地域につきましては、十分な水の供給ができておりませんことは、はなはだ遺憾であります。ただいまのところ考えられておりますのは、小河内ダムでためました水を完全に末端まで配給するという浄水場の設備がまだできておりません。これも二、三年うちにできる予定になっております。これを促進をいたしまして、これで約四十二万立方メートルくらいの水が供給できるような勘定になると思います。それからもう一つは、相模湖の水を東京都がもらう計画になっておりまして、長沢の浄水場も、これも三十四年度までに完成を計画しておるのであります。これも完成しますと、約二十万立方メートルの水が供給できる。それから、これは着工もややあとになりますが、江戸川の水が約十万トンくらいの計画があるわけであります。この水を供給をして現在の不足を補うということでありますが、なお百万トン以上の水が東京には不足するのでありまして、これについては首都圏の整備計画においてもまだ十分水源の措置ができておりません。約束ができておりませんので、計画として立てていないような状況であります。この点だけは首都圏整備計画でも事実上穴があいている。これについては、利根の奥の水でありますとか、あるいは霞ケ浦の水でありますとか、いろいろ、あるいはさらに江戸川の水を工夫をしてしぼり出すというような問題もあります。目下利根の水については、関係の群馬県等と折衝中でありまして、江戸川、霞ケ浦についても十分な水を取得すべく、これまた研究調査中であります。それらの問題を強力に推進いたしませんと、東京都の水というものは上水において非常に困る状況であります。それらの点を促進をして、早く決定をして、明るい見通しに持っていきたいと考えております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 この江戸川の水が十万トンというやつは、今どういうふうに進んでおるのですか。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 江戸川の増量のやりはすでに工事着手をいたしております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 それはそうだろうけれども、どの辺を着手して、どこでどういうふうな方法でやっておるかということを聞くのです。どうぞ知っておる人から。

石塚久司首都圏整備委員会事務局計画第二部長

○説明員(石塚久司君) これは金町の浄水場の増加で補っていく、こういう計画でやっております。そうすると、江戸川の水につきましては金町に浄水場がございます。あれの増設計画として実施していると、こういうことであります。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 これは非常に大きな問題で、首都圏だけの問題ではないと思うのだが、もう一つ、逆に下水道の方の整備状況は一体どういうふうになっておるのか、ついでにちょっと聞かしていただきたい。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 下水につきましては、非常に東京は不備でありまして、現在の普及率が約一七%というような状況であります。これは財源の関係もあるのでありまして、起債がなかなかつきにくかったというような状況でありますが、全体の意気込みがやはり従来やや不足をしておったのではないかと考えられるのであります。これは最近に至りまして、首都圏も起債の獲得等に大分努力をいたしまして、東京都の方も非常に認識をして、事業量をうんと増すというような措置をとり、施行の部局等につきましても相当整備をいたしまして大分やってきておるのでありますが、十年計画で一応目ざしておるところがようやく三三%ぐらいになるという数字でありまして、全体の事業費が八百億というような状況でありますが、さらに財源等についてよほどふんばった措置をとらないと、なかなか下水については充実をしないというふうに考えられております。また管渠のみならず、浄化装置につきましても、土地の穫得について、地元との折衝が非常に困難を来たしておりまして三カ所程度の予定をしておるのでありますが、これの土地の取得もなかなか困難であります。従って、下水を整備して、汚物あるいは雨水の処理をやるのが本筋であるのでありますが、それを汚水屎尿等は船で捨てるというような状況で、こういう状況は一日も早くやめたいということでやっておるのでありますが、緊急措置として、その方面へある程度金を食われるということで、なかなか進みにくいのでありますが、これは大都市としての面目を保つ上において、ぜひ必要なことでありますので、大幅に今後この方面は伸ばしていきたいと考えております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 これは、二十四日に「河川の水質汚濁問題について」というのがあるから、ここでやるべきだろうと思いますが、たまたまこの間浦安の人たちが、何か製紙会社とかになぐり込みをかけて大分問題を起したという問題があるのだから、都市河川の浄化方策についてどういうふうに考えておるか、それからこれが首都圏等の関連性はどういうふうになっておるのか、それを答弁というよりか、教えてもらうことになるかも知れぬが一つ。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 隅田川その他の水が非常に濁っているということは御承知の通りでありましてことに最近年々激しくなっております。これは終戦直後は相当きれいだったそうでありまして結局工場汚水ということがきわめて大きな問題だと思います。それからもう一つは、やはり隅田川の底に泥がたくさんだまっておる。これも一つの原因であろうと思います。その工場汚水につきましては、フラッシュを入れてきれいにするというような方法も考えられますし、志村方面の工場の汚水をある程度浄化するということも考えて予算要求したのでありますが、その点は通りませんで、ただ隅田川の一部を浚渫をする費用が、ある程度、三千万円でありますが、認められましたので、それから手をつけて参りたい。それから、今お話の製紙会社の水の問題等は、これは今後研究を要する問題かと思いますが、場合によっては法律的な措置が要るのではないかということも考えられます。これはなおよく話を聞いて進めたいと思っております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 これは都の建設局であるのか、あるいは国家の管掌になるのか、首都圏の関係になるのか、そういう関係をもしあれだったらちょっと答弁をしておいてもらいたいと思う。この間起きたような問題の処理は一体どこが責任を持ってやるのか。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) これは、私もよく具体的に調査をいたしておりませんので、どこの所管かということもわかりにくいと思いますが、さしあたりの問題としては、おそらく都が責任を負うのではないかと思いますが、事柄の性質をよく承知をいたしておりませんので的確なお答えにはなりません。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 おわかりにならなければ仕方がありません。  次に一つ、二つお伺いしたいのですが、御承知のように、最近都内の至るところで地下鉄工事を初めとしてガス工事、あるいは水道工事、下水工事というのが掘り返しをしておるのだが、いろいろな工事が行われてどこへ行っても、そうでなくても自動車が多くて困っているのに、あっちを掘り返し、こっちを掘り返しという状態が常に繰り返されておるのだが、こういうことで、一方がせっかく直った、直ったかと思うとまた別のものが同じ所を掘り返す。これは私どもが東京を知って以来の一つの東京の名物かもしらぬが、ずいぶんむだなことばかりやるものだということを常に考えさせられるのだが、こういうことなんかは、先ほど言われたいわゆる交通網の完備をしなければならぬ、特に地下鉄をかなり力を入れているということ、そうすると地下鉄の工事というものが相当に大量に行われるのだが、こういうときを契機として先ほど言われた下水の問題、あるいはガス、電話そういったようなものを一緒にして共同溝というのを、そういうようなものを作らなければならぬ。これは理想ではあるが、もう時期がおそいというようなことを言われるかもわからぬが、これを思い切って、今度の地下鉄の拡大のようなときにそういうことをやらなければ、全く国家的な不経済でもあるし、なお非常に非能率的だと思うのだが、これらをどういうふうに考えておられますか、一つ御答弁を願います。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 道路を再々掘り返して非常に不便をかけておることは申すまでもないところでありまして、これは私どもは直接入っておりませんが、建設省等において道路の掘り返しについて対策の協議会を持たれております。これはその方面で非常にけっこうなことと思うのです。共同溝の問題につきましては、地下鉄を掘ります際に、ぜひ考えたらいいじゃないかということでいろいろ調査をやりました。まだ十分調査はできておりませんが、非常にこの問題は複雑でありまして、東京都においても相当熱心にいろいろ研究をされておるのであります。まだ結論が出ておりません。われわれはぜひそういうものが実現をして、簡単になればいいと考えておるのでございます。ただ、調査をいたしました中途において一つ出てきたのであります。あれは大震災のあとでありますが、これは距離は非常に短かいのでありますが、九段のところで共同溝を作った例があるのです。ところが、これが作ったとき入れたきりで、その後あまり利用されていないというようなようであります。これなんかなぜ利用されなかったのか、そういう点も研究をし、なるべく共同溝を作って便宜にするという方向に持っていくようにわれわれは調査を今後進めていきたいと考えております。

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 速記をとめて。   〔速記中止〕

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 速記をつけて。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 私は、これは非常に重要な問題だと思うのだが、吉岡さんがどうも直接自分でやる立場でない関係もあろうかと思うが、まあ俗な言葉で言うと、少しなまぬるいですね。これから十分研究していいことはいいとは思うが、研究をしてなんと言っているうちに、どんどん工事は進んでしまうし、それからまた、あそこはやったところだから、あそこは共同溝の必要はないという議論も出て来るのだと思うが、建設省の道路課においては関係があるのだが、関係者はいませんか。——これは対策協議会があるのだというのなら、計画局長なりなんなり、やはり本格的に乗り出してこれをやる決意があればできる。もっと率直に言うならば、共同溝というものを、震災直後作ったのが九段にあるかどうか知らぬが、作って、新しい試みとしてやってみるという気魂が出て来なければいつまでたってもやはり調査けっこうですということに終ると思うのです。こういう点、計画局長はどういうふうに考えておるのですか。

美馬郁夫建設省計画局長

○説明員(美馬郁夫君) ただいま道路の掘り返しの問題についていろいろお話がございましたが、この道路の掘り返し、あるいは下水道、ガス、電気その他電信電話、いろいろございますが、こういう問題が非常に乱雑になっておりますので、何とかしなければならぬというので、これは先週の次官会議でございましたが、ただいまお話もありましたこういう問題について、中央では関係各省が連綿協議会を設けますし、各出先におきましても、また府県におきましても、大都市におきましても、関係者が全部寄りまして協議会を作って、そうして今後の計画、これからの計画、従来の計画、そういうものについて、これは徹底的にはなかなかむずかしいとは思いますが、できるだけ一つやってみようじゃないか。ちょうどこの七月から国土建設週間という行事も始まりますので、この間にこの共同処理の問題等も一つの大きい運動といたしまして取り上げて、全国的にあるいは官庁方面へも自治体方面へも強く呼びかけていこうじゃないか、こういうふうな気持で私どもやっております。  それから、その次にお話がありました共同溝の問題でございますが、これも私ども非常にけっこうな問題でありまして、ぜひ今後この方針を徹底していきたいという気持は強く持っておりますが、何分にもやはり従来既設のもの、それからいろいろありまして、これを設けますのについて相当大きい経費も要しますので、そこらの点をどういうふうにするかなかなかむずかしい問題とは思いますが、いずれにいたしましても、この道路掘り返しを中心としますいろいろな地下埋設物の事業主体が今後歩調を合せていくような機運になって来ますと、この問題もいい方向に向って来るのではないか、こういうような気持でございます。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 これは、さっき大臣がおられたから大臣にお願いしておけばよかったのだが、やはり何かの機会を  つかまえないと、こういうものの実現は、先ほどから言うように、非常にけっこうな御意見です、私どももいいというように考えていますということで調査研究に終ってしまう。そういうことではなくて、一つ実現していこうという……、国土建設週間でも、あるいは建設省の何かの十周年記念とか、いろいろおやりになるそうだが、そういう中でもやはりやっていける一つのいい仕事だと考えるので、どうか一つ実現方に御努力願うように御要望申し上げておきます。  いま一つ、工業等制限に関する法律の経過は一体どうなっておるのか、これを一つ御指摘いただきたいと思います。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 工業等制限に関します法律につきましては、私どもの方では大体一案を考えまして、関係省といろいろ折衝をいたしたのであります。まあ大体考えの骨子といたしましては、東京都の区部くらいを制限の対象とする、それから新設、いわゆるもぐりの新設は困るのでございますが、新設を制限していくような考え方でどうだろう、そして対象のものは工場、学校、工場もあまり小さいいわゆる中小企業に属するものは制限をしない、まあ、そういうような考え方で、それぞれ関係省と折衝をいたしておるのでありますが、関係省間で多少意見等もありまして、まだ十分法律を提案するまでに、この前の国会には参りませんでしたので、延ばしたのでありますが、これは、この次の通常国会にはぜひ提案するということで、関係省と十分了解を得たいと考えております。

重盛壽治日本社会党

○重盛壽治君 どうも、こういうことは一ぺん表へ出して、こういう方針だということになると、法律ができないうちに作っちゃおうじゃないかということで、今の狭い東京都内のらち内では、ここは必要だと思うところはほとんど作られてしまっておる。いわゆる後手を踏んでおるのじゃないかと私は思うのですが、首都圏なんかで考えて、工場を一つ三多摩からあるいは千葉、埼玉の方へ持っていこうなんていうようなことを考えて、その場合、東京都内の工場をどうしようかという場合に、許可をしない方針だというようなことを一ぺん口にすると、これはどんどん逆によけいできてしまう。その間は法律がないから処置できないというようなこともあろうかと考えております。まあ一つえらい落ちつかずにおやりになるのなら、至急におやりになっていただきたい、こう考えております。まだ、いろいろ質問がありますが、私ひとりおしゃべりをしておりますから、この辺で。

田中一日本社会党

○田中一君 三十三年度九千六百万円という公園整備の予算をとっておりますけれども、どこどこにこの補助金を分配しておりますか。——そこで、それは今手元になければ、一つ大体決定した金額と地区と、それから公園の名前ですね、その規模を大体出して下さい、資料として。

美馬郁夫建設省計画局長

○説明員(美馬郁夫君) 直轄の公園ですか。

田中一日本社会党

○田中一君 補助公園です。そこで伺いたいのですが、首都圏のグリーン・ベルトという思想は、実際にそれを法律できめて、現在あるものは温存しようとするのか、あるいけ新しくそうした環境を作ろうとするのか、どちらの方に今政府は考えておるのですか。首都圏で考えておる地域の状態はどうなっておりますか。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 近郊地帯の問題でありますが、これは、われわれとしては、できるだけ新しく緑地的な部分を相当とる。これは全面についてとる必要はありませんが、相当主要な部分についてとるということが、私はほんとうは必要だと思うのです。しかし、今までのところはまだ、遮断緑地等、相当国費で買い上げるというようなことも考えたのでありますが、それから、その他、民間においてそういう緑地的なところを買収するということも呼びかけてみたのでございますが、これがなかなか思う通り参りませんので、結果においては、あるいは現状を維持するという結果になると思う。われわれは、できるだけ理想としては積極的な施設をしたいと考えております。

田中一日本社会党

○田中一君 そうすると、希望としては、予算さえ、金さえあれば新しく造成しようと考えておるが、実態としては、現在あるものをそのまま温存して、それがグリーン・ベルトであるというようにきめざるを得ないのじゃないか、こういうことなんですか。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) われわれとしては、なるべく積極的な施設をやりたいということであります。

田中一日本社会党

○田中一君 積極的施設というのは、新しい地帯を造成しようということなんですか、それとも、現在民有地であるものを一応抑えて、あるいは変革を許さないということにしようというのか、どっちですか。

吉岡惠一首都圏整備委員会事務局長

○説明員(吉岡惠一君) 法制的に変革を許さないということで捉えることはしたくない。ただ、大きな集団住宅であるとか、あるいは工場というものについては、行政指導として押えていきたいと思います。こういうことであり  ます。

田中一日本社会党

○田中一君 私が常に言っておるように、現在首都圏が考えておる首都圏整備の構想に対しては、絶対反対しておるものなんです。もしも、いわゆる日本橋を、道路の基点を中心とする五十キロ以内の構想と、現在計画局がやっておる——ことに東京に例をとれば、東京都内という考え方から見れば、その十キロ円ですね、十キロの円の中を見ても、グリーン・ベルト的なそうした公園造成というものなんか、全然していない。私が今資料を出せと言ったのは、東京都内において、一体、新しく都市公園法という法律が出たのは御承知の通りです。都市公園的な、国民のいこいの場所を提供しようという考え方を、具体的に、あの法律ができてからどこに求めておるかということを指摘したいと思います。これはむろん、その都市公園というもののねらい方というものは、住宅問題にも通ずるわけです。いたずらにベッド・タウンといいますか、寝にいくような町を作るというようなことは、これは日本の現状から見ても試むべきものじゃない。具体的に伺いたいのは、東京都内において、三十三年度の予算で、首都圏としては、新しく造営しようというような意欲があるということを聞いておりますから、九千六百万円の予算のうち、東京都、いわゆる首都圏の中において、どういう予算を配分していこいの区域を、環境を作ろうとしておるかどうか、逆に今まであったいろいろなそうした環境をこわしておるのが、今の東京都の現状なんです。そこで、そういう点についてどういう考え方を計画局長は持っておるか、実態がどうなっておるか、それを伺いたいと思います。

美馬郁夫建設省計画局長

○説明員(美馬郁夫君) 私、その点実はまだあまり詳しくないものでございますから、所管の施設課長から詳細に御説明いたします。

田中一日本社会党

○田中一君 そこで首都圏としては、現在密集地として住んでおる区域ですら、都市公園法という法律ができてもう二年になりますが、おそらく手を打っていないと思う。私は、世界の都市を見て、そうした区域は全部持っておるが、東京だけ持っていない。地方へ参りますと相当作りつつあります。名古屋なんか非常にいい環境の公園を作っています。原始公園的なものを作っています。札幌なんかでも、あれだけ広い周辺の土地がありながら、やはり都心に造園に相当な予算を使って、おそらくこれは国からも補助がいったと思いますけれども、作りつつある。これは何も五十キロなんか出張る必要なんにもないのです。で、今伺ってみると、なかなか金がないから、買おうと思っても売ってくれないというようなことを言っておりますけれども、買おうと思えばますます売らなくなるのです。当然ですよ。今日資本主義社会ですから、需要が多ければ多いだけ価値が上ってくるのですから。そんなことじゃ首都圏の考えているいい環境というものは求められないのです。だからもう少し具体的にですよ、あなた方の希望じゃなくて実際に仕事をしようとする東京都の意思というものと、あなたの力で計画されているものとが一つにならなければだめなわけなんですよ。でありますから、どういう形の——私は遠いところは言わないでいいのです、十キロないし二十キロ程度のものでいいのですが、まあ東の方は海ですからこれは関係ないからいい、少くとも東京都内におけるところの三多摩方面に対する考え方というものを、どういう程度に持っているのですか、基本的な態度です、事業は東京都がやっていくのですから。

水野岑首都圏整備委員会事務局計画第一部長

○説明員(水野岑君) ただいまの田中委員の御発言ごもっともでございますが、私どもも東京都のこの区部内でできるだけ公園を拡充していく、整備していくという方針で、私どもの計画におきましては、現在居住人口一人当り〇・三三坪程度でございますが、これを十カ年間に約二倍程度の〇・六坪くらいの公園が整備されるようにしていきたいというような、十カ年計画を実は樹立いたしておるのでございます。そこで十三年度におきましても、ぜひ国費の補助を増額いたしたいということで、予算の折衝の際に御承知のように、首都圏分につきましては項の内訳として明許をするということになっておりますので、その際に決定になりましたのが三十三年度は東京都への補助金が千二百九十万円でございまして、三十二年度には五千七百万円でございましたが、この五千七百万円のうち、五千万円と申しますのは神宮公園のオリンピックの拡充のための特別な経費でございますので、一般公園に対する補助金は七百万円、この七百万円が千二百九十万円ということで、相当三十二年度の実際上の補助金と比較いたしますと増額をみておるわけでございます。ところが私どもの計画は、いただきますところの千二百九十万円でももちろん足りないわけでございますが、三十二年度の実質的な補助金の七百万円と比較いたしますと、千二百九十万円、約二倍程度になっておる。それからなおまた東京都へも大いに督励をいたしまして、できるだけ公園を一つ作らそうじゃないか、そういうことで、東京都の単独事業で実は武蔵野公園というものを新設をいたしまして、これは約十万坪程度の公園でございます。これはちょうど府中と小金井の多磨墓地に接したところ、そこに武蔵野公園の新設をする、こういうようなことも東京都に話をいたしまして決定せしめ、今現に実施中でございます。で、ただいま申しました国費の千二百九十万円が三十三年度の予算でございますが、それに見合いまして、それから都単を入れまして東京都の公園整備を大いにやろうということで、三十三年度の東京都の予算といたしましては約三億五千万円程度の予算で公園整備を進めているような状況でございます。

田中一日本社会党

○田中一君 私は今の吉祥寺、武蔵野間に云々というようなことになりますと、これは国民の負担というものは別に増大されるのです。そうしてそうした意味の政治的な配慮によって特定なだれかが利益を受けるのです。これはさまっておるものなんですよ。まあ第一の問題は私鉄がもうける、不当に利益を受ける、それから隣接するところの地主が不当な土地の値上りによって利益を受ける。水野君はそうじゃないでしょうけれども、あなたの方の政治的な立場にある方々は、そういう環境に公園を作ることによって何らかの形の報酬を受けないとは言えないのです。必然的に利益が与えられるのですよ。その周辺の土地価というものを一応何らかの押え方をしてそうして施設をするならばいざしらず、それは公園に行くための鉄道を国が作るなら別だ、あるいはその路線というものは全部国鉄公社なり、国鉄の路線に指定するということになるならこれは別です。その道路は全部専用道路にするというなら別です。そうじゃない、私はそういう形の政策をあなた方持っているから、そんなことならば都心に作っていただきたい。たとえばここの国会の向うにあるワシントン・ハイツ、あれなんかもし接収解除になればあすこにもお作りになりなさい。まあこれは皇居に近いから……。しいて言えば皇居なんか開放していいのです。たとえば青山の御所などは開放さすべきですよ。そういうものは、われわれ国民には指もつけられない。そうして都に寄付すると都は必ずそれを利潤を生むために使う。これが多いのです。湯島の岩崎公園、あれなんか今度都に寄付されたが、都は何に使っておるか、都民のために使っていやしない。たとえば白金の自然公園、あすこに今度は真中に道路を作ろうというような考え方を持っておる。都民の生命というものと、それから科学の発達に対応する経済的な利益というものと比べると、国民の生命力というものを犠牲にしてのみ造成されておるのが現状の都市計画なんですよ。私、都にくれてやっちゃいかぬと思うのです。そうして一方相当な距離に公園を作る。その周辺に不当に利潤を受けるというものが生れてくる。私は首都圏の思想に反対するのはその政治的な思想が反対なんです。工場誘致や何かということをやかましく言っても水もない、水道も工業用水もひいてもないところの武蔵野なんかに、だれが工場を持っくてるものですか。それが先決問題ですよ。うたっているだけなんですよ。都民の飲料水も満足にできないところに工場誘致なんか考えるべきものじゃないでしょう。考えられませんよ。今、重盛委員の質問をずっと聞いていると、これは常識です。水の方は、東京都民というものの絶対量が足りないのだから、小河内ができても足りないといっている、利根川から持ってくるということは、そんなことは今まで何年間その問題をやってもいまだに解決されない。そういう現状から見ても、首都圏のあり方というものは、思想的に根本的に考え直さなければならぬという前提に僕は立っているんです。社会党としてはずいぶんこれに対しては抵抗が強い。私は反対ですよ。これは今のような考え方をもって首都圏を作ろうということは、工場一つにしても産業構造上それを求める、工場がいくことが前提なんです。環境を作って工場を持ってくるんじゃないんです。工場がいかなければならないという必然性があるんですよ。水に近い、水が豊富だ……。先行するのは産業なんです。そうして東京都心というものが、それこそごった返すような人間の生命力というものをだんだん失わせるような施設しかない。これは問題です。この点について政府は九千六百万の支出というものがどうなっているか、東京都に今伺いましたが、今水野君から伺ったものが具体的に東京都はどういう仕事をしようとしているのか、それに便乗しているのが住宅公団というこの怪物なんです。住宅公団というものがそれに便乗して、都市を作るんじゃないんです。家を建てればいいという思想でもって四つの縮まった日本の領土を蚕食しているんです。日本中全部住宅になってしまう。あの思想でいきますと大都市周辺というものは、都市全部平面的な住宅になってしまいます。そこで中高層建築というものは一応三十二年度の予算から出ていますけれども、これは東京都内においてどういう形をもって昨年三十二年度は完成されてきたか、その点を一つ伺ってみたいと思います。

鬼丸勝之建設省住宅局長

○説明員(鬼丸勝之君) 中高層耐火建築物の融資につきましては、御承知のように三十二年度から正式には始まったわけでございます。三十二年度は第一年度でありましたために、住宅金融公庫におきましても、これの審査に非常に慎重を期しまして、当初はあまり希望がないような情勢でございましたが、だんだん趣旨が徹底いたしますにつれまして、非常に希望がふえて審査するにも大へんな手数がかかっておる。聞いておるところによりますると、五十三億でございましたか、融資額に対して二百五十億近い希望が出たというのが状況でございます。まあ公庫もこれをどうやってふるうかというようなことに相当な時日をかけまして慎重に選考いたしました結果、貸付の決定が非常におくれまして、去年の秋からぼつほつ選定しておるというのが状況でございますので、最近また東京都内におきまして決定した分はごく散発的に建ち上るであろうという状況でございます。

田中一日本社会党

○田中一君 中高層が一つの思想として出てきて、それが実施されて地代が相当縮減されております。そこで住宅公団が首都圏とタイ・アップしながら取得しようとする土地の問題ですが、住宅公団が発足以来今日まで年度別に見て、どういう地価の値上りを一つの地点で地価——の値上りといっては悪いかもしれません、あるいは安くなったところもあるかもしれませんから。地価の変動を来たしているということを首都圏でも考えているでしょう。考えているでしょうというのは、結局その調査もしないでやたらに伸ばそうという考えを持っておらぬと思います。さっき重盛委員が言っているように、またこれで発表すれば地価が上るのは当りまえです、今日の社会では。住宅公団発足以来、求めようとしたところの地価の実態の調査はどうなっているか、説明して下さい。

竹重貞藏日本住宅公団本所宅地部長

○参考人(竹重貞藏君) 住宅公団が発足しまして三年近くなるわけでございますが、ただいまのお話のように地価につきましては、一般的の地価も相当に上昇いたしております。全国的な調査によりますと、毎年一〇から二〇%余りぐらいの上昇になっているかと思うのでございますが、特に住宅公団が宅地開発または住宅を建設しましたものにつきましては、もっと大きな割合で上昇しているようでございます。はっきり上昇したところがどのような割合で上昇しているか、というような調査はいたしておりませんので、数字的に御説明するわけには参りませんですが、従いまして住宅公団が買収いたしております土地も、発足当時と現在と比べますとかなり上昇しているような実情でございます。

田中一日本社会党

○田中一君 上昇しているのじゃないのですよ。あなた方が値上げをきしているんですよ。住宅公団、住宅金融公庫等がつぶれてしまえば値上りはとまるのです。そうして一切が国が全部に対して住宅供給をするという建前になったらとまるのです。従って東京都住宅協会とか、住宅公団とか、金融公庫とか、あるいは住宅供給の営利会社がストップして、国が全部やるようになるとこれは値上りがない。なぜならば一応新しい平面的な土地を求めない。あるいは東京都の旧市内におけるところの比率が、一・七階というようなまだ低いものである。東京都内を高層化することによって、国が政府が国民をだましている十九万何千戸ということをいわないで、三十万作ったって土地の値上りはそうない。こうなるわけです。だからそれらの機関が土地の値上りを促進しているということにならざるを得ないのですね。それに拍車をかけるのが、またそれに値上りの路線を作るのは、首都圏の計画なんです。実施もできないのに、押えもきかないのに、それは計画だ、計画だといってぽんぽん打ち出して花火を上げている。国民はみんなこうなるのじゃなかろうか。まるで二、三年のうちにできるような気持でもって考えている。ところがそれはどうかというと、五年たとうが、十年たとうができそうもないことです、実際に考えてみれば。それがさもさも急にでき上るようなことをあえて言う。一連の政治の謀略なんです、あなた方がやっていることは。国民の生産というものを搾取する謀略です。私はこう言わざるを得ないのです。実際に住宅公団が買収という問題に対してどういう手を使って、どういう形でもって買収交渉をしているかという実態を一つ詳しく説明して下さい。

竹重貞藏日本住宅公団本所宅地部長

○参考人(竹重貞藏君) 私は住宅公団の宅地部長でございまして、私が主としてやっておりますことは、大団地の開発でございます。住宅公団といたしましては、大きな団地、何十万坪というような団地の開発と、それから直接建設いたします住宅敷地を買収する、こういう二つの面があるわけでございます。直接建設します土地の買収につきましては、直接の担当でございませんので、あまり詳しいことを御説明する力がないのでございますが、概括的に申し上げますると、大団地の方につきましては、都市計画的または地方計画的な観点から、開発をした方がいいというような地区を、候補地を求めまして、これに対しまして関係方面の意見を聞きまして、ことに首都圏計画の範囲内におきましては、先ほどから問題になりました近効地帯というようなものに関係しますような場合には、特に関係方面との連絡を密にいたしまして、差しつかえないということになりました地区につきまして、地元の人たちと懇談いたしまして土地の買収を進めておるわけであります。それ以外の一般の住宅の建設に当りましては、相手が売ってくれますところ、しかも適当な価格で買収できますところ、しかも住宅建設上適地であるというようなところを求めまして、折衝をしておるようなわけであります。

田中一日本社会党

○田中一君 首都圏で、たとえばグリーン・ベルトを作る、グリーン・ベルト地域として指定するために、それを保存するために土地の買収交渉をするという場合、住宅公団がやっている場合、地価等の話し合いはしつつあるのですか。それとも首都圏の場合には土地収用法等を使ってやろうという考えでいるのですか。買おうという交渉は、どういう形でやっておりますか。

水野岑首都圏整備委員会事務局計画第一部長

○説明員(水野岑君) 首都圏の場合におきまして、まず市街地開発区域の場合におきましては、先ほど御説明申し上げましたように、工場誘致の取得をいたすわけでございますが、この場合におきましては、地元の市町村長を通じまして交渉するということで、地元の市町村長が中心になって地主の方と値段の交渉をする。あくまでも話し合いで円満に一つ買収したいということで交渉を進めておるのでございます。近郊地帯内におきまして私ども公園を作りましたり、いろいろなそういう緑地的な施設を作りたいということで、いろいろ東京都やその他のものが買収するのをあっせんをいたしましたりなんかいたしておりますが、そういう場合におきましても、私どもといたしましては、できるだけ円満に、相談づくで土地を買収する、こういうような方針で、地元の市町村長を通じまして話し合いを進める、こういうような行き方をしておりまして、どうも初めから土地収用だということで強圧的な態度で臨む、こういうようなことでなしに、円満に一つ話し合いで土地を確保する、こういう行き方をしておるのでございます。

田中一日本社会党

○田中一君 その土地収用法が強圧的だという考え方を水野君が持っていると、あなたは法の精神というものを理解していないということになるのです。土地収用法というものは、決して国民の権利を奪おうという法律じゃないのですよ。話し合い話し合いといいながら、話し合いというものは、いかに安くだまして買おうかということなんです、あなたの思想は。土地収用法というものは、国民を不幸に陥れて国民をマイナスさせて、奪うものじゃないですよ、ここに、僕は、今の建設省の諸君、ことに土地収用法を行使できるところの諸君が、法律のほんとうの精神を理解していないことが大きな間違いだと思う。だから土地も値上げになるのです、話し合いでしょうとする価格で土地収用をしたらいいじゃないかということです。土地収用法を発動すると土地が安くなるのだという考え方を諸君が持っておれば、とんでもない、行政官としての法律の行使の間違った考え方を持っていると言わざるを得ないのです。国民の利益のために土地収用法を発動するのですよ。どうもそういう点において、僕はとてもたまらない気持がするのです、あなた方の考え方というものが。権力というものが土地収用法に結びつくと考えたら、大きな間違いです。国民のための土地収用法です。これについては、美馬君が土地収用法を主管している局長のはずだから、土地収用法に対してどういう考えを持っておるか伺いたい。

美馬郁夫建設省計画局長

○説明員(美馬郁夫君) 私まだよくわかりませんが、土地収用法は、先生のおっしゃるように、確かに権力法でもございませんし、どうしても事業主体が、土地を農民なりあるいは所有者から安くたたくためにおどしに使う法律でもないと思っております。それはあくまでも両方の立場において正しい話し合いをやりまして、そうしてどうしてもわけのわからぬ場合に、初めて国民から委託されたことに基いて、政府がやるというような思想であると思いまして、値切るための法律でも、また、たたくための法律でもありませんで、ですから私どもは土地収用法は最初に話し合いをして、それからやるというようなことでもございませんで、事柄の性質によりましては、最初から用意してもよいと思いますし、良識的な話し合いがつけば用意する必要はないと、こういうふうに考えております。はなはだ抽象的でありますか……。

田中一日本社会党

○田中一君 その地域を一つ指定をして、公共のために活用するのだと決定したならば、全部土地収用法をかけなさい、ことごとく。なるほど反訴といいますか、異議の申し立てがあったりなんかすることが、手続上一番長くて三年ぐらいかかるものがあるでしょう、三年ぐらいかかるものがあったとしても、その結果が日本国民のために利益だということで理解されれば、あとは全部土地収用法でやればあとは問題はない。あるダムの築造のためと記憶しておりますが、河川だったか、話し合いでもって知事のあっせんで買収した土地と、その一部分の人が今度裁判に持ち込んだ、土地収用法をかけてきたものだから。そうしたらば、裁判所の判定は話し合いで買った値段よりも高く裁判所は決定したという判例があるのです、つい最近の例です、そういう判例があるのです。いかに権力を持っておる行政官が、土地収用法というものを悪用して、国民をいじめておるかということがわかるのですよ。私は全部それをやってみろと思うのですよ。ということは、事業の決定なんです、当然これは公共のために今度はこういう用途に使うのだという決定なんです。これは動かすことができないのですよ、日本国が立憲国である限り。それをしないで、話し合いという美名のもとに国民をいじめるという考え方、これは水野君の考え方を根本的に変えてもらわなければ、水野君は適格者じゃないと思う。言葉のあやで今ちょっとすべったのだと思うけれども、これは何も区画整理しかり、河川の場合もそれから道路の場合もしかりです。住宅公団も団地計画をもってやるならば土地収用法を発動できるんじゃないか、私は合理的に合法的にきめたものに対しては住宅公団にも協力してあげております。それは住宅公団よく知っているはずです。しかしながらその考え方に対しては思想的に反対です。しかし合法的にきめたものは、決定は決定ですからそうさせてあげているけれども、今後そういう形でもって買収問題に向っていったならば、国民はますます決定というものに対して服さなくなりますよ。それが混乱を生んでいるのが現在の各買収問題に対する現われなんですよ。まあこうしてあなた方は日本を混乱させてそのうちに自衛隊の鉄砲弾をほんとうに国民に向けようという気持があるのかもしれぬけれども、私はそれはとるべきものじゃないと思う。これは首都圏の問題に対しては長い間僕はあなた方に対して苦言ばかり呈してきておりますけれども、きょうの重盛君の質問に対する答弁を聞いていますと、一つ一つ妥当なものをやっていない、抽象的なものです。事業の主体というものは地方が持っている、ただ首都圏というものはアドバルーンを、それも国民のおどかしのアドバルーンみたいなものを上げて進んで行く、実態はどうかというとちっとも進んでいない、それに便乗して住宅公団があとの方からえっちらおっちら歩きながらうまい汁を吸っている。そうしているうちに、国民との戦いだから金があるやつが喜んでうまい汁を大部分吸っている、これが首都圏の現状です。この際、三十四年度は新しい局長なり大臣なりが来たのだから、一つそうしたものを根本的に考え方を改めて、あらゆる現象を考えて考え方を改めて出発することが望ましいと思うのです。住宅局長などは今の中高層都市の再開発ということに対して熱意をあげて、土地は一つも要りませんというくらいな気持になれば、もう少し国民が安心する。同時に計画局長は都心に公園を作る、まず今あるものは決してそれをいこいの場以外のものに使わせない、法律では二割程度建築物はやっていいということになっておるけれども、これすら行政指導をやって最小必要限度にとどめて、そうしていい環境を都心に作る、いい環境を都心に作ることによって地方へ出ようという者がなくなってくるのです。住宅局長は都心にある程度の高層化したところの住宅を作るということによって、不当なる利益を受ける者が数々あるということを考えたならば、それより先にまず都心に公園を作りなさい、都心の整備をなさい、そうしてリクリエーションとして、週末なら週末に行くところとして大公園を、自然公園を作るという考え方にならなくてはならぬ。名古屋の自然公園なんというものは、これは最もいいものです。そういうものを作っている。東京だけが政治の圧力に屈して、行政的なほんとうの効果を現わしてないというところにあなた方自身が気がついていると思う。  きょうは幸い首都圏の問題で、重盛君の質問を聞きながら、いろいろな問題が伏在している。それにはまず第一にあなた方の、行政官の頭の問題です。行政官が法律に対するところの正しい国民的な認識を持つことが大事です。そこから出発しなければ国民との相剋というものはますます深まっていくばかりです、買収の問題に対して。買収ということで私権を、今の法律できめられている権利をとれるのじゃないかという不安から、土地価というものはますます上るばかりです、今の考え方を持っているならば。そうして国民との間にも抵抗が強くなる。私は、まあこれだけ言ってまだまだ足りないけれども、また何かの機会に言いますけれども、今のような考え方を吉岡さん持ったのじゃだめです。これは一つ首都圏としても、住宅局としても、計画局、それに便乗する住宅公団等がもっと国民の立場から、正しい認識のもとに、漁民の問題等を解決して、どうにもならぬような海面を埋めてもやっていくようにしなければならぬ。岩沢君が行っちゃったけれども、岩沢君が重役している高速度道路などというのは、あのお堀を全部埋めちゃう。くさいくさいと言うけれども、水を流さないからくさいのであって、あそこを埋めてあそこへ建物を作るとか、一小公園をつぶしていくとか、そういう悪い政治をやめなさい。一生懸命いい環境を悪くするのが今のあなた方の指導じゃないか、ここまで僕は極言するわけです。私も死んだら自分の屋敷を全部寄付しようと思うけれども、また変なものになると困るからこれはやめようか……、(笑声)四百坪ですが、そう思っている。みんな合理的な国民のためのうちにしないでやられる傾向がある。そこで一つ計画局長お願いしたいのだけれども、戦後東京都に寄付した私有財産、庭園等はどういう形になっておるか、実態調べをしていただきたい。それから地方都市においてもそうしたものを調べればすぐわかると思う、これはあなた方の調査の一つのテーマです。  それから住宅公団で、首都圏も参画してもいいけれども、住宅公団で、できれば今まで発足以来三年、あなた方の求められていた土地の値上りというものはどういう形で上ってきたか。あなたは自然に上ったと言うけれども、とんでもない、あなた方が上げているのだ。自然に上ったのじゃない、あなた方が上げているのです。政府の政治が上げているのです。だからそれの実態を調べて下さい。これは住宅局長としても当然すべきことだと思うから、これは当然やって下さい。資料を出して下さい。私、これで終ります……。  じゃ、今の九千六百万円の用途と補助の交付先と計画を一つ説明して下さい。

木村英夫建設省計画局施設課長

○説明員(木村英夫君) 都市公園法が施行になりましたのは三十一年の十月十五日でございます。三十二年度の公園関係の補助は全部合せまして一億三千七百九十万円、そのうち首都圏内に補助いたしましたものが六千五百万円、三十三年度は一億三千五百万円でございまして、そのうち首都圏内に補助いたしましたものが三千万円になっております。  なお東京二十三区内の公園関係に補助いたしましたものは、三十二年度におきましては七カ所で五千六百六十万円でございます。三十三年度は五カ所で千二百九十万円になっております。三十三年度が少くなっておりますのは、三十二年度に明治公園、明治競技場のところの家屋の移転に五千万円出しておりますので、その点で三十二年度が非常に多くなっているのでございます。

田中一日本社会党

○田中一君 具体的にそれは整備というのは、修繕とか補修とかいう形のものを主体にしたわけですか、新設がありますか。

木村英夫建設省計画局施設課長

○説明員(木村英夫君) 大体補助いたしておりますのは、修繕のようなものでなしに新設の場合でございます。新設の場合に用地買収をいたします場合と、新しく拡張いたしましてそれに整備いたします場合と、二つございます。原則は補修については出しておりません。

田中一日本社会党

○田中一君 それは一つ首都圏の内部のやつ全部明細を資料として出して下さい。

木村英夫建設省計画局施設課長

○説明員(木村英夫君) はい。

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 速記をとめて。   〔速記中止〕

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 速記を始めて。  本日はこの程度で散会いたしたいと思いますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

上林忠次緑風会

○委員長(上林忠次君) 御異議ないと認め、これにて散会いたします。    午後三時二十四分散会

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