議院運営委員会 第13号
- 発言数
- 81 件
- 登壇者
- 12 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1958/07/07
会議録
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 まず、運輸審議会委員の任命同意に関する件を議題といたします。 まず、政府より説明を聴取します。
○政府委員(中馬辰猪君) 運輸審議会委員の任命についてお願いいたします。 運輸審議会委員青盛忠雄君は、六月十二日任期満了となりましたので再任し、同日、任期満了となりました同審議会委員有澤滋君の後任に川俣清音君を、また、三月三十一日、同審議会委員を辞任いたしました深水六郎君の後任として青柳一郎君を任命いたしたく、運輸省設置法第九条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。 なお、両君の履歴につきましては、お手元に配付いたした通りでございます。何とぞよろしくお願いいたします。
○島村軍次君 簡単に御質疑申し上げます。 有澤滋氏の後任に川俣清音氏を、それから深水六郎氏の後任に青柳一郎氏を御推薦になっておりますが、第九条の、広い経験と高い識見を有するということに対する、両氏をお選びになりました内容について承わりたいと思います。
○政府委員(中馬辰猪君) お答えいたします。 本委員会委員というものは、ただ単に運輸行政のみでなく、広い国民的な立場に立って、あらゆる経験と識見を持っておるという意味において、両君を推薦したわけでございます。
○島村軍次君 選考の方針が、広い意味の学識経験者ということであろうと思います。そこで、どういう職務を代表するというようなことでお二人をお選びになったのか、ただいまの説明では抽象的でありますから、もう少し具体的に承わりたいと思います。
○政府委員(中馬辰猪君) お答えします。 いかなる立場を代表するかという御質問でございますけれども、そういう特別の立場を代表するという意味ではなくて、先ほど申し上げたように、あらゆる問題等についての深い識見を持っているという意味で、御推薦を申し上げたわけでございます。
○島村軍次君 率直に申し上げますと、この御両氏の経歴を見ますると、さきの衆議院解散によって不幸落選された方のようであります。そうして一は社会党所属であり、一は自民党所属であります。そういう人が適任かどうかということは別といたしまして、落選の憂き目を見られた人を、従来、審議会委員に任命するの慣例があったかどうか。それからもう一つは、同じ元衆議院であった人でも、たとえば深水六郎氏は参議院の席を持たれておったことがある。従って、まず第一点は、そういう慣例があったかどうかということと、それから第二点は、各政党へあらかじめ運輸省の方から内交渉でもされて、御推薦を御依頼になったかどうか。なお、同じく政党へ御諮問とか、あるいは内相談でもされた場合におきましては、衆議院のみならず、参議院についても同様なことをおやりになりましたかどうか、その三点について聞かしていただきたいと思います。
○政府委員(中馬辰猪君) 川俣清音君は、御指摘の通り、今回の総選挙で落選をされた方でございますけれども、青柳一郎君は落選をされた方ではございません。昭和二十四年から三十年まで、国会に席がございましたけれども、今回の選挙においては立候補をされておりません。第二に、政党についての下交渉があったかどうかということでありましたけれども、政党に対しては、そういう下交渉をいたしたことはございません。また、深水六郎君の後任としての青柳一郎君が、前任者が参議院であるし、後任者が元衆議院であるという点についての御質問であろうと思いますけれども、最初から申し上げたように、参議院の代表とか、衆議院の代表とか、そういう気持で推薦をしたことはないつもりであります。
○島村軍次君 なお検討を要することでありますから、本日は私の質問はその程度にして、次回まで持ち越し、ほかに御質疑がもしあれば別ですけれども、そういうことにお願いいたします。
○斎藤昇君 ちょっとお尋ねいたしますが、運輸省設置法によりますと、政党の役員はこういう委員になれないことは確かです。川俣清音君は政党の役員をやっておられませんか、あるいは、おられたけれども、おやめになったのですか、そういういきさつをちょっと。
○政府委員(中馬辰猪君) 官房長の方からお答えいたしたいと思います。
○政府委員(朝田靜夫君) ただいまのところ、履歴書をいただいてわれわれの調査をいたしましたところでは、政党の役員ということは聞いておりません。もしそういうことが後に起りました場合には、ただいま御指摘の通り、運輸省設置法に基きまして、政党の役員を辞任していただいた上で任命は取り運びたいと、こういうふうに考えております。
○斎藤昇君 私はこういう委員の、しかも法律に書いてある欠格条項に該当しているかいないか、政務次官も御存じない。事務当局でも、これから調べて見て、もし該当しておれば辞任をすると。辞任をせられなかったらどうする。これはきわめていいかげんなと言いますか、こういうふうな点……。
○政府委員(中馬辰猪君) ただいま官房長の方からのお答えは、本人から履歴書をとって調査した結果では、政党の役員にはなっておらないということでございまして、調査がずさんであったということではないと思います。
○斎藤昇君 私はまことにおかしいと思う。大体この方が政界にあったということは御存じでしょう。政党の役員であったかどうかぐらいは調べられるのは当然だろうと思う。履歴書に書いてないからということで官房が出してきたのは不十分じゃないかと思うのです。私は与党でありますけれども、もう少しそういう点はしっかり調べてもらいたいと思いますけれども、後刻それじゃ御報告願いたい。
○柴谷要君 斎藤委員の御疑問ごもっともだと思う。しかし履歴書に書いてないことを、あるがごとく言うことはいけないと思う。私はかりに履歴書にそういう記載漏れがあるのであれば、これは履歴書が偽証だと思うから、その際、本人に追及すればいいと思う。履歴書というものは正しく書いてあると思う。ですから、政党の役員というものは、どこまでがその範囲とお考えになっておられるか。われわれの知る範囲では政党の役員ではないと、こう私は思うのです。川俣清音氏に御決定になったのは、あなた方の方の政府がおきめになったことですから、そういうことで、かりに事実記載漏れでもあった場合には、調査の結果現われたとすれば、官房長の言われるような処置でけっこうだと思うのです。
○斎藤昇君 誤解をしておられると思うのです。私は役員であるともないとも何とも言っていない。役員であるかどうかということを聞いているだけなんです。しかも履歴書には政党の役員であった場合には、履歴書に書いておられなくても何でもないわけです。ただ、そこまでお調べになっているかどうか。役員でないということになれば、それでよいのです。どちらか私もわかりませんから、どうなんですかと聞いてみただけのことなんです。履歴書がどうであるとかという意味ではないのです。後刻お調べを願いたいと思います。
○小林孝平君 ちょっと、この青柳さんは、過去に数回衆議院に出られたのですが、今回も私は衆議院議員であると思っておったところが、おやめになったというのですが、青柳さんは選挙区はどこでございますか。
○政府委員(中馬辰猪君) 山口県でございます。
○小林孝平君 山口県は一区ですか。あれは一区、二区いろいろあるでしょう。
○政府委員(中馬辰猪君) 総理と同じ選挙区です。
○小林孝平君 これは何か特別に、三回も衆議院議員になっておやめになるには、よほどの理由があったのじゃないかと思うのですね。そういうことは、この審議会の委員の選考に当っては相当資格として、何か本今が御健康に耐えられないというようなことでおやめになったとか、そういうことをお調べになったのじゃないですか、何か。というのは、この審議会の委員は月に二十日以上も出なければならないようになっておりますが、そういう点はどうなんですか、健康等は大丈夫なんですか。
○政府委員(中馬辰猪君) 健康等については全然懸念がございません。
○小林孝平君 参考に承わりますが、なかなか審議会委員の問題については、今、斎藤理事、島村理事からも御発言があったように、いろいろこまかくお聞きになりますので、私もお尋ねいたしますが、これはどういう関係で今回衆議院に立候補されなかったのですか。
○政府委員(中馬辰猪君) それは本人でなければわからぬと思いますけれども、政治家をおやめになったのだろうと思います。
○小林孝平君 私はこれは審議会委員は非常に重要な問題でありますので、こういう選考に当っては、どういう理由でおやめになったのかというようなこともお調べになって、御任命になるのが当然だろうと思うのです。だれが考えても、これを見ますとちょっとおかしい。私は衆議院議員だとばかり思っておったのです。そこでお尋ねいたしておるのですが、もう少しお調べにならなかったのですか。まあこれは、衆議院議員をやめるかわりに、今度、運輸審議会委員にするとか何とかということで、これはなったのですか。
○政府委員(中馬辰猪君) そういうことは全然ございません。
○小林孝平君 これは、全然なければ、なぜおやめになったか。今おわかりにならなければ、次回に一つお聞かせ願いたいと思います。何かちょっとおかしいですからね。
○委員長(安井謙君) 委員長からちょっと伺いますが、小林君の御質問は、今回立候補を断念せられた理由についてもう一回調べてほしい、こういう御要望でございますか。
○小林孝平君 今質問しておるうちに、私はだんだん、何か新聞でかつて見たことのあるような気がしてきたのです。衆議院議員を今回立候補を断念されるに当っては、相当のいきさつがあったように思われる。しかも総理と同じ選挙区である。あの選挙区は総理の女婿の安倍君も立候補されるというようなことで、非常に微妙な……(「それは違う」と呼ぶ者あり)それはちょっと間違えましたが、ともかく非常にデリケートな問題があるように思いますので、次回までに調査して御報告願いたいと思います。
○委員長(安井謙君) 念のために伺っておきますが、青柳君はもう前から代議士ではないのでしょう。今回特にやめたというような事情ではなかったと思います。そうすると、御質問は、誤解されているのじゃないかと思います。 それじゃ、いろいろと御質疑もあるようでありまするから、運輸審議会の委員の任命等に関する件につきましては、一応会派にお持ち帰りを願い、明日、審議決定することにいたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、前回の本委員会におきまして御説明を聴取いたしました次の七件、すなわち、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(更生保護事業審議会委員)、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(海外移住審議会委員)、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(売春対策審議会委員)、国家公安委員会委員の任命同意に関する件、公正取引委員会委員の任命同意に関する件、日本銀行政策委員会委員の任命に関する件、日本放送協会経営委員会委員の任命同意に関する件。 以上、七件を便宜一括して議題といたします。 質疑のある方は御発言を願います。
○柴谷要君 一括ですから、国家公安委員の問題でちょっとお尋ねいたしますが、この末尾についております出席表でございますが、定例会の開催日数には五十五日と書かれております。今回任命しようとする金正委員は、五十五回中二十四回しか出席していない。この出席のない理由というものがおわかりになったら、ちょっとお伺いしたい。
○政府委員(佐藤朝生君) お答えいたします。 金正委員は関西にお住まいになっている関係上、そういうことはあり得るかと思いますが、関西にお住まいになっておりますので、この公安委員会の委員会には御出席になりませんが、関西におきまして、関西地方の公安委員のいろいろ連絡とか、そういうことに当っておられると思います。
○柴谷要君 国家公安委員を任命するのに、関西にいるから、九州にいるから、北海道にいるからというので、五十五回もあるのに二十四回ぐらいしか出ないでいいという理由がどこにあるのですか。
○政府委員(佐藤朝生君) もちろん全部の委員会に御出席になるのが望ましいことでございますが、ほかにも、そういう理由でなくて、いろいろの御都合で出席回数の少い方もございます。その程度で職責を全うするに十分であると思います。
○柴谷要君 五十五日の会議日数で二十四日出れば十分です、満足です。こういうことになるというと、五十五回、五十四回出ているような人はばかだということになるのですね。そういうことで、委員の任命が一度ならず二度も三度も反復されて任命されておるのだけれども、そういうことで国家公安委員の要職が勤まるとわれわれは考えられない。少くとも委員ともなれば、まあ三分の二ぐらい出席をして、その任務を遂行する、その責任と自覚を持たなければならないと僕は思う。その自覚がなかったり、責任感が足りないというならば、他に適任者は幾らでもいると思うのです。このような出席で、あくまでいいと総務副長官は考えておられるのか、心境を再度聞かせてもらいたい。重ねて言うけれども、これは実は自民党さんの方で言いたいところだろうけれども、非常に紳士の方方だから言わずにおる、その気持をわれわれは幾分か考えて発言をしておる。だから、これは過去のことを考えますというと、われわれの方から言うのはおかしいように思われるかもしれないけれども、僕らは、やはりこういうような重要な任務に携わっている人は百パーセント出席してもらいたい。けれども諸般の情勢があるだろうから、三分の二ぐらい出席している人は大体よい出席率ということで見のがしておるけれども、少くとも半数以下で事足れりというならば、はなはだもってけしからぬ話だ。再度その心境を聞かせてもらいたい。
○政府委員(佐藤朝生君) もちろん数多く出席されるのは望ましいのでございまして、今回任命される金正委員に対しましては、十分出席されるようにお願いしたいと思います。
○柴谷要君 これは定例会の出席のようですが、常時の連絡その他国家公安委員会委員としての会議出席等は出ておらぬけれども、国家公安委員としての会議は何回ぐらいやっておられるか、それに何回ぐらい出席しておられるか、それを一つ聞かしてもらいたい。
○政府委員(佐藤朝生君) お答えいたします。臨時会はこのほかございまして、それには相当出席されているものと承知しております。
○柴谷要君 臨時会は相当出席しているものと思いますというが、記録はないのですか、臨時会は何回ぐらい開かれて、何回出席したという明白な記録はないのですか、それをあったら一つ聞かしてもらいたい。
○小酒井義男君 こういう重要な委員会の何について、思いますとか、きわめて答弁が不明確ですね。やはりもっとはっきりした答弁がなければ、これはこの問題に限らず、承認しろといってもなかなかむずかしいです。
○政府委員(佐藤朝生君) 最近は臨時会はあまり開いておりません。
○柴谷要君 それでは全く前段の答弁はおかしいじゃないですか。臨時会には多く出ているでしょう。ところが、第二段目に追及されれば、臨時会は開いておりません。そんなあいまいなことで重要な国家公安委員の任命に同意するわけにはいきませんよ。よって本件は保留にしてもらいたい。
○斎藤昇君 これはあれでしょう、臨時会も公安委員会を開かれた場合には、この回数の中に入っているのでしょう。そうして今お聞きになっておられるのは、ここに書いてあるように、公安委員としていろいろな会議に出席をされる、たとえば関東地区で府県の公安委員の集まりがあるとか、全国の何があるとか、関西であるとか、九州であるとか、そういうところにも公安委員として御出席を願うけれども、それは含んでいない、こういう趣旨ではないのですか。
○政府委員(佐藤朝生君) 大体そういう趣旨であります。
○柴谷要君 それならば、この後段の出席率のここのところの書き方がまずいですよ。いいですか、備考欄にちゃんと書いてある。「本表は、毎週木曜日に開催されている定例会議出席状況であって、常時の連絡その他国家公安委員会委員としての会議出席等は含まない。」、こうなっている。ですから国家公安委員会委員として会議をした場合は別だというのです。だから、その出席はどうかと聞けば、最初のうちは相当出席されておりますと言い、再度追及すれば、最近は臨時会を開いておりません。そういう答弁で、明白に出席の状況がわれわれ委員に知らしめられないならば、本委員の任命については保留にしてもらいたい。
○委員長(安井謙君) 警察庁の方から具体的に説明があれば発言を認めます。
○説明員(大津英男君) 金正委員の出席につきましては、お配りしてありますようなことでございますが、定例会は木曜日に開かれておりまするが、このほか臨時会が特に開かれる場合もございますが、その数はこのうちに含まれておりません。ただし、最近におきましては臨時会は開かれておられないのでございます。それから先ほどもお話が出ましたのでございますが、いろいろの人事の案件その他につきまして、特に急に連絡を申し上げなければならないというふうな意味で、いろいろ御連絡をそのつど申し上げるということもございまするし、それから国家公安委員としまして、各府県の公安委員に連絡ということの意味もありまして、関西方面で九州のブロック、あるいは四国のブロックというふうに、管区ごとの公安委員の連絡協議会等がございまする際に、金正委員が関西方面にお住まいでありますので、その方面には特に出席せられまして、そういうために国家公安委員会に出席できないというふうな場合も非常に多いということでございます。
○柴谷要君 私は最も会議等に責任を持ち、りっぱにやり通しておる一つの事例を申し上げてみたい。というのは、われわれ議員の中で任命されております裁判官訴追委員会というものがある。この委員会が休会中に開かれる。それが急遽開かれるので変更の手配をする。しかし、これは旅費も何も伴っておりませんけれども、北海道から、自民党の先生でありますが、苫米地先生は飛行機で飛んでくる。必ず委員会に出席されて、そうして飛行機で帰られる。いつ何どきでも、苫米地先生などは委員である限りにおいてはそのようなことをやっておる。こういうりっぱな責任を完遂するような先生がたくさんある。ところが、年をきめられて公安委員に任命されておりながら、五十数回もあるのに二十四回くらいしか出ておらぬ。その理由づけを、大阪に用事があるから、そちらの方の用事をやっているということで会議に出ないならば、私は国家公安委員は一名少くしてもいいんじゃないか。やはり国費を使っておるのだから、もっと出席のできる人を任命する必要がありますよ。これはお互いにこういうことは言いたくないと思うので、自重されておると思うけれども、やはり一応言わなければ、こういうようなことがいつまでも続いておる。前回、国家公安委員の任命の際にも、特に出席の悪い委員については、本委員会において注意してあるはずです。もっと出席をよくしてもらいたい。こういうことは前に申し上げておらないならばいざ知らず、前に十分申し上げておるにもかかわらず、依然としてこのような出席の状態があるということは十分考えてもらいたい。皆さんがこれに同意されるというならば、少数でいつまでがんばっておってもやむを得ませんので、御決定をいただくだけのことですが、このことだけは明確に申し上げて、自後、善処してもらいたいと思います。私どもはどうしても同意できない。こういう考えであります。
○委員長(安井謙君) なお、他の委員について御発言がございますか。
○小酒井義男君 日本銀行の政策委員会の委員ですが、この委員の俸給が変ったのですが、これはどういう理由で増額をされたのか、一つ御説明願いたいと思います。
○政府委員(鈴木俊一君) 日本銀行の政策委員の俸給が、大体、日本銀行の役員並みということに相なっておりまして、俸給の方は副総裁と同額でございます。手当の方は理事、幹事並みになっておりますが、従って両方合せますと、月額二十一万何がしということになります。これは一般の公務員の給与に比較いたしますと相当高いのでございますが、国策会社あるいは国で出資しております銀行その他との均衡上、そのような形になっております。
○小酒井義男君 従来からも、いろいろな政府関係の委員の中でも、従来においても非常に高額だという印象を私どもは受けております。今回また増額をされておるのですが、これらの委員になられる方は相当な地位の人ですから、経済的な必要はそれほどないと思うのです。ただ、今、副長官の言われたように、重要な問題を審議するからということですが、それだけで、非常にほかの関係を離れた金額で、これだけきめられておるということは、果して妥当かどうかということについて、私は今の説明だけでは十分納得をしかねるのですが、何かつけ加えて、われわれが納得するような説明がありませんか。
○政府委員(鈴木俊一君) 日本銀行の政策委員会の任命委員の給与は今申し上げた通りでございますが、それは日本銀行の一般職員との権衡の問題もございまして、政策委員会の委員は、日本銀行のいわば意思を決定いたします機関でございまして、従って常勤職という建前にこれは相なっておりまして、そういう関係から、先ほど申し上げましたように、日本銀行の副総裁並みの扱いに相なっているのであります。ところが、この日本銀行の役員の給与は、本年の四月一日から引き上げられております。これは特別職の一般公務員の給与が引き上げられた等の時期の関連もございますが、日本銀行内部におきまして、一般の職員と役員との給与の関係が、やはり一般職員の給与引き上げがございましたために、役員よりも高くなるというような状況になりまして、日本銀行の役員の給与を本年四月一日から引き上げたわけでございます。さような関係で、これに準じておりまする政策委員会の委員の給与も従って引き上げられた、かようになっているわけでございまして、副総裁と同じように政策委員会の委員の給与を扱うかどうかという点に、あるいは問題があろうかと存じますけれども、今申し上げましたような職分の重要性、また常勤職というようなことからいたしまして、今日まで副総裁と同格に扱われているような次第でございます。
○小酒井義男君 官房長官がいらっしゃるようですが、関連して一つお伺いしておきたいのですが、前の国会でたしか、科学関係の審議会の委員をきめるという問題が出たときに、その委員には国会議員は除外するというふうに最初なっておったのを、衆議院の方で、国会議員は除外しないというふうに変えられたことがあったように記憶しているんです。そうしますと、現在の各種の審議会等の委員について国会議員を除外しているものと、しておらないものとの関連が出てくるのじゃないかと思うんです。そういう点から、行政管理庁では審議会の再検討をするということを、この前も長官はこの委員会の席上で答弁をしておられますが、それに並行して、国会議員を除外することの可否について、やはり検討する必要が出てくるのじゃないかと思います。そういうことをお考えになっているかどうか、お尋ねしておきたいと思います。
○政府委員(赤城宗徳君) いろいろの審議会の存廃等につきましては、今お話のように、行政管理庁を中心として検討をしたいと思っておりますが、この際、国会議員を入れるべき審議会、あるいはまた入れては適当でなかろうというような審議会等もあると思います。そういうことを含んで検討をいたしたい、こう考えております。
○小酒井義男君 国会議員と言いましたが、政党役員の問題も含んでおりますわけですから、まあ検討を続けて行く方針だということでありますから、一つそういう点、同じような性格の審議会なり、いろいろな委員会で、一つは政党役員なり、国会議員なりが除外されている。ある委員会では、それが除外されておらないというようなことがあってはならぬと思いますから、これを一つ御検討をいただきたいことを要望をして私の質問を終ります。
○政府委員(赤城宗徳君) いろいろの法律の中で、政党の役員を除外するか除外しないかということは、法律の問題としても再々問題になったことは申すまでもないと思います。この問題につきましては、何か政党の役員が欠格者のような、何と言いますか、悪い者扱いにされるような法律の規定などもありますので、御承知のように、そういう点で、政党の役員を除外しないというようなことが法律の中でも出てきておるわけであります。でありますので、法律の中に政党の役員を入れるか入れないかということが相当問題にもなり、また、今まで大体としては政党の役員を入れないということでありましたが、法律によっては政党の役員を除外しないということにも相なっておるわけであります。総合的に検討いたしたいと思います。
○小酒井義男君 ちょっとしばらく休憩を願えませんか。
○委員長(安井謙君) それでは、本人事の決定に際しまして、社会党の方でちょっと休憩の御要望がありますので、短時間休憩いたしまして、引き続いて決定をいたしたいと思います。休憩いたします。 午前十一時四十二分休憩 ————・———— 午前十一時四十四分開会
○委員長(安井謙君) それでは、委員会を再開いたします。
○小酒井義男君 いろいろ個々の委員の出欠等については意見もありますし、柴谷委員からも発言があると思いますが、やはりそういう出席の悪い従来の実績を持った委員を任命する際には、十分、任命をする以上は、そういう点は是正をしてもらうというようなことを政府の方へ要請をして、そうして新しく任命した際には、責任をもって任務が実行してもらえるんだ、そういう確信のもとに、一つこの委員会の委員を任命されることを、私は政府に対して要望をしておきたいと思います。
○柴谷要君 先ほど、私は国家公安委員の任命については保留という発言をいたしましたけれども、大かた各委員のお考えも、この際、会期末も迫っておるし、これの任命を終りたいという御意思のようでありますので、特に私は、ただいま小酒井理事から御発言がありましたように、任命に当っては慎重を期してもらうことと同時に、委員としての自覚に立って十分出席をしてもらうということを、特にお願いして本問題の任命をお願いしたいと思います。
○小酒井義男君 先ほど、運輸審議会委員については次回ということになっておりますので、その他の委員を任命するということに私どもは同意をいたします。
○委員長(安井謙君) 委員長からも政府に申し上げておきますが、委員の出欠等につきまして、お聞きの通りの非常に強い御意見の開陳がありましたので、今後とも、この委員会の委員の任命あるいは運営等につきましては、十分この点について御留意を願いたいと思います。では、順次採決をいたします。 まず、衆議院議員、高橋禎一君が更生保護事業審議会委員に就任することができる旨議決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、衆議院議員小林絹治君、森清君及び吉川兼光君が海外移住審議会委員に就任することができる旨議決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、衆議院議員猪俣浩三君、神近市子君、島村一郎君、世耕弘一君、中山マサ君、山下春江君及び参議院議員草葉陸圓君が売春対策審議会委員に就任することができる旨議決することに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。
○委員長(安井謙君) 次に、金正米吉君の国家公安委員会委員任命について同意を与えることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、高坂正雄君の公正取引委員会委員任命について同意を与えることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、大屋敦君の日本銀行政策委員会委員任命について同意を与えることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、岩本正樹君、佐々木長治君、三輪常次郎君及び八木宗十郎君の日本放送協会経営委員会委員任命について同意を与えることに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。 以上でございます。 なお、念のためでありますが、運 輸審議会委員の任命に関する件につ いては、一応、各会派にお持ち帰り 願い、明日決定することにいたした いと思います。 本日の案件は以上の通りでございます。 ほかに御発言もなければ、本会議の終るまでは暫時休憩といたしまして特別の事情がなければ、そのまま散会といたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議ないと認めます。それでは暫時休憩いたします。 午前十一時四十九分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕