議院運営委員会 第12号
- 発言数
- 41 件
- 登壇者
- 14 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1958/07/04
会議録
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を開きます。 まず、会期延長に関する件を議題といたします。 事務総長から御報告願います。
○事務総長(河野義克君) 今朝十時二十分ごろ、衆議院の事務次長が私のところへ参りまして、議長の使いとして、衆議院としては、今期国会の会期を七月五日から七月八日まで四日間延長したいということで、参議院議長に協議を申し入れに伺いましたということでございます。私は議長に報告をいたして、議長といたしましては、すでに衆議院の協議があったのでありますから、規則に基いて、一時に常任委員長の懇談会を開きまして、各常任委員長から会期に関する御意見を伺ったわけであります。大ていの委員長は、特段に法案もなく、会期の延長も必要ではないと思うという御意見が多かったのでありますが、大蔵委員長からは、四日間ほど延長してほしい、また、外務委員長等からは議案等の関係で数日延長してほしいというような意見がございました。しかるところ、三時十四分に、衆議院の方から、衆議院としては会期を四日間延長することを議決したということで、ここに通知が参ったのであります。それで初めに連絡に参りましたとき、衆議院としては、午後一時ころに、なるべく本会議に上程したいということであるので、そのころまでに何分の御回答をわずらわしたいということであったのであります。私としましては、何分、参議院としては今朝まで会議をやっておったので、その運びに至るかどうか、できるだけの順序は踏んで見るということを申しておったわけであります。それで、先ほど申し上げたように、議長は常任委員長懇談会、また、議院運営委員会理事会にその旨を御報告したわけでありますが、議院運営委員会の開会まで至らぬうちに衆議院で会期の議決をした、かような経過をたどっております。 ここに、議院運営委員会に対して、その段を御報告申し上げます。
○委員長(安井謙君) ただいま総長から御報告の通りでございます。
○斎藤昇君 会期延長問題につきましては、衆議院からすでに協議を受け、こちらで、まだ議長からこちらの意向を向うに話をしていただく段階に至らないうちに、向うがすでに決定になりました。参議院としましては、参議院のあり方から、会期を延長すべきか、するとすれば幾日するか、あるいはしないかということを決定してしかるべきだろうと思います。つきましては、会期はまだ数時間残っておるわけでありまするから、その間に、参議院として審議をすべきものはするだけの最善の努力をしよう、しかるのちに会期をさらに延長する要ありやなしや、するとすれば、幾日延長すべきかということを決定するのが参議院のあり方として適当ではなかろうか。先ほどの理事会でもそういう意見が出、私もさように思っておるのでありまするので、しばらく参議院の議事の進行を見まして、参議院としての態度を後刻きめていただいたらどうであろうか、かように思います。
○阿部竹松君 斎藤理事のお話はわかりますが、まだ何時間かございますから、従って、委員会等も開催しておるので、議事進行状態とにらみ合せて再び審議するということもわかります。しかし、もう衆議院ではすでに本会議で議決してしまっているのですよ。これは総長に伺いますが、参議院で、その後の進行状態を見て、今度必要ありますとか、ありませんとか言って、衆議院できめたことはどうなりますか。
○事務総長(河野義克君) 国会の会期の延長は、両院一致の議決できまるのが建前でありまするから、現在の状況においては、法的に言えば、会期の延長はまだ確定していないということになると思います。それで、参議院が本日中に会期の延長をして、衆議院と同一日数の会期の延長をしますれば、そのように国会の会期は延長せられますし、異なる日数の延長を議決いたしますれば、衆議院の議決通りに国会法の規定によってなります。それから本日中に参議院が国会の会期の延長の議決をいたしません場合には、本日が完了したときに、参議院が議決しないときは云々という規定が生きてきて、初めて先刻された衆議院の議決が国会の議決として国会の会期が延長せられる、このように法律的にはなるわけでございます。実際的に衆議院の議決があった以上は、いかようであれ、その結果はこうだということは、実際論としてはそうでございますが、法律論として言えば、きょう、ただいまの段階としては、先ほど申し上げたような格好になると思います。
○阿部竹松君 そうしますと、衆議院では議決してもう散会してしまって、全部議員がばらばらになってしまったのですよ。そこを私どもは、まだ六時間か七時間、時間がありますから、進行状態とにらみ合せてということは、法的にも何らおかしくないし、当然、形式論としてはそうだけれども、現実の問題として、そういうことを論議するということは、幼稚園の生徒が論議するようなことであって、事実はもう四日間会期延長が決定せりというような問題になるのじゃないのですか、あまり歯の浮いたような話は抜きにしてやらなければおかしいですよ。そんな詰らぬことを、議運を何年もやっておった人間が全部集まっておるのですから、そんな子供だましみたいなことを言われぬで、もう衆議院をこれから集めてやろうというのは、とうてい不可能なんですから、そうすると、こっちは全部、委員会の法案が上ってやりますということは不可能なんです。そうすると、現実の問題として、あと六時間後には、衆議院の決定した効果が明確になるわけです。それをことさらに法理論とか、違法になりませんなどというような、赤ちゃんのおっしゃるようなことを言わぬ方がいい、ばからしいですよ。
○小林孝平君 それは議論としていろいろあると思います。私はこのものは決定——何もきまったことだから、あとの形式は必要はないという議論も成り立つと思うのです。そういう議論からいたしますと、国会の審議の相当部分は必要はないというような場合も私は起きてくると思うのです。形式と内容と異っていく場合もあると思うのです。そこで、今の問題を議論する前に、私はこの国会の運営から考えまして、何といっても中間報告のごとき非常なる処置は阻止しなければならぬ。これは昨日論議し尽しておるわけであります。と同時に、国会の会期をむやみに延長をするということもわれわれとしても全力をあげてこの阻止をしなければならぬ。特にわれわれ社会党としては、そういう立場をとってやってきたわけであります。ところが、そういう立場から言いますと、私は将来に、今回の問題は別といたしまして、将来にわたってこの中間報告を求める、あるいは国会の会期をむやみに延長する、特に今回の場合のごときは、左手でもって、中間報告のやり方でもって社会党のにぎりつぶし、右手では、さらに今度は会期延長でもって社会党に迫ってくる、こういうやり方を今後やって行けば、国会の運営というものはめちゃくちゃになる、こういう考え方から、何としても国会の運営を正常にするために、今回は中間報告あるいは異常な措置が行われたけれども、将来なるべくそういうことのないようにしたいという考えと同時に、会期の延長についても、私はそういう態度で臨みたいと考えておるのであります。そこで、衆議院は一方的に議決したのだから、もう意味はないのじゃないかという説も同僚の阿部君からありまして、これは従来においても、しばしば論議されました。論議をし尽した。もう衆議院において会期延長が行われていたのだから、参議院においての議決は実質上意味がないのだから、しない方がいいのじゃないか、しなくともいいのじゃないかという意見があるのですけれども、ともかく、そういう一応の形式はとる必要があるということで従来とってこられたのです。そこで、今回ももっぱらこの会期の延長は、参議院の国会審議の情勢から出てきた問題であって、何をやるとしても、この法律の上では衆議院が独断的にきめることができる問題ではあるけれども、参議院の情勢を十分しんしゃくし、意見を聞き、そうして行わるべきが当然であるのであって、そういうことを一方的に、参議院の情勢と別個に、勝手に国会の会期の延長をするということは私は不穏当であろうと思うのです。そこで、そういうことから考えまして、われわれは国会の会期の延長には反対してきたのでありますから、私はできるだけこの四日中に関係の審議を進めて、できるものなら、あるものは審議未了にし、あるものは通過させる、ともかく締めくくりを一応すべきが、いろいろの見方もあるけれども、そういう見方も成り立つということを考えるものであります。
○阿部竹松君 衆参両院がありまして、委員長御承知の通り、特別国会の四つか五つの法案のうち、一、二残っている分の重要案件と見られるのは、全部、参議院にあるわけなんです。従って延長するかどうかということについては、参議院の方がやっぱり主体的役割を果して、そうして実は四日まで上りません、一つ衆議院の方も同調して、会期延長してくれないかという話をするなら、僕は筋が通るし、きょう一時に議決が、参議院の進行状態をにらみ合せて、今晩九時になるか、十時になるかわかりませんけれども、そうして参議院の委員会の審議状態を見て待ってくれておるということであれば、私は話がわかる、そう思いますよ。しかしながら、向うさんの方に、委員長御承知の通り、ほとんど法案がないのですから。にもかかわらず、向うさんの方が議決してしまって、全部散会してしまっている。法案があるのはこちらの方なんですよ。こちらの方で一切きめなければならぬようなともかく問題があるにもかかわらず、こちらの方でも、大体、委員長御承知でしょう、あらゆる委員会できょうはきまりませんよ。あなたたちの方で中間報告やられれば別問題ですが、大蔵委員会等にかかっている経済基盤強化基金法案にしても、これはきまりませんよ。ですからもう六時間か七時間しかございませんから、ここに明確に、これは衆議院に同調して延長なら延長する、これでぶった切るならぶった切るということをやるのが、われわれは議運の委員としてのやはり同僚に対する懇切な懇切であるし、そう明確に委員会にもやっぱり意思表示をして、もう四日間のうちに真剣に討議して、四日間のうちに上げてしまうようにせいというのが、私たちの使命だと思うのです。また、だらだら一時間、二時間、委員長われわれを集めて、さあどうですかなんていうことを言うかもしれませんが、今やっている話をまたやらなければならぬのですから、僕たちの態度は会期延長反対なんですから、二時間後にもわれわれの態度は変りません。従って今明確にやられた方がいい。もう今子供だましみたいなことをやらぬ方がいい。
○椿繁夫君 私は結論は阿部委員が言われたのと同じですけれども、きのう文教委員長は、実質的な審議をやっていませんという中間報告がなされたにかかわらず、動議が出されて、本会議審査になってしまったわけでありますが、これは会期が本日限りということで、自民党の皆さん、どうしても成立させなければならぬという立場から、これはきめているものだと思うのです。ですから、法案をこちらで持っておりながら、衆議院の方に、こちらで会期延長の必要があるという相談を、主導権はこちらの自民党の皆さんがとられるべきはずのものが、とれないようなことになって、法案も何もない衆議院の方で会期延長を、こちらの方の意向も聞かないままにきめてしまった、全くこれは私は二院制度のあり方というものについて、参議院はあやまった道を歩んでおると思います。ですから、ここで一つ、今言われるように私どもこれ反対です。政府がお考えになっておる法律案が全部通らぬからといって、そうやたらに土俵を広げて行くというやり方にはこれは反対なんだ。あれほど筋を通して昨日おやりになったのだから、きょうは、やはり昨日の御方針のように、きょうだけしか会期はないものとして、参議院ではもう会期延長必要なしということで、各派一致の意見をここで出して、これは仕方がない、衆議院と議決が違いましても、そういうことで筋だけを通そうじゃありませんか。
○島村軍次君 阿部さんなり椿さんの御意見は、ごもっともだと思うのでありますが、私はここで、何を先に審議すべきかということを考えてみますと、参議院としては、会期の延長の問題の前に、昨日来上っておりまする二、三の重要な案件を本会議において決定した上で、その会期の延長を決定するという意見を理事会において提案いたしたのであります。故意に延ばそうという意味ではありませんから、斎藤さんの、しばらく保留ということに賛成いたしまして、しかし、それがどうもすでに衆議院で決定しておるのだから、なるべく早く定むべきだということに対しては私も同感でありますから、一応他の案件の説明を聞きまして、そして本会議終了後にするか、あるいは直ちに理事会を開いてやるか、その問題は、一応、社会党の理事者とも相談をするということで、まず、先に本日の、皆お待ちになっているのですから、本会議を先にやる。その間にわれわれ協議するということにいたしたいと思いますが、そういうふうにお諮り願ったらどうですか。
○椿繁夫君 それは議事のことは協議会でやって下さい。委員会は、会期の問題について委員長相談のために招集されたものと思います。ですから先ほど申しますように、これからその会期を衆議院に同調して延長すべきだという議論は、昨日からの経緯をずっと見ておりますと、どこにもなかろうと思う。その会期延長をやるつもりなら、昨日あのような強行策は、これはとらるべきはずのものでない。でありますから、この問題について結論を出して、そしてまだ七時間ばかりあるわけですから、その間に大蔵委員会の方なり、外務委員会なりの審議を促進していく。と同時に、本会議も議事協議会で十分御相談いただいて、そして進行させていただくということで、ばっと筋を通そうじゃありませんか。
○委員長(安井謙君) 今の椿君が言われるのは、そうすると、会期延長の問題は、いましばらく見送って……。
○椿繁夫君 反対なんですよ。そのための議運だろうと思いますから、ここで結論を出そうじゃありませんか。
○委員長(安井謙君) 出して、その結果進めるべきものはそれぞれの議案を進めるごとにしようと、こういうことですか。
○椿繁夫君 そういうことです。
○阿部竹松君 今、島村委員から出た農林水産委員会等から上っておるその議案を本会議で一刻も早くやるということには反対しませんよ。その後すぐ議事協議会が開かれるでしょうから、そこできめて上げていただきたい。ただ、会期をどうするかという問題については、私は斎藤委員の言うことに反対しませんけれども、それが衆議院できまらぬうちとか、また、一、二時間であるうちだったら僕は同調します。しかし、あと数時間あるのですから、集まって論議するより明々白々だから、それをきめることはここできめてほしい。詳細の問題は、これは理事者同士できめてやれることですからいいけれども、きめるやつはもう二時間後にきめても、今きめても大体同じ結論が出るということは、委員長おわかりでしょうから、ずばりずばりとやっていただきたい。
○委員長(安井謙君) 申し上げます。実は、阿部君や椿君の御意見も非常にごもっともだと思うし、もっとはっきり申し上げますと、理事会におきましても、いろいろそういった議論も出ておりましたが、たまたま、かなり懸案になっている案件が二、三あって、各委員会からもこれを急がれておるし、参議院の方は、でき得る限り一方的にも審議を進めるという態勢の方が正しいのじゃないかという御意見がいろいろ出ました結果、各会派とも意見が一致をしたものですから、今、皆さんの言われる御意見は非常に私はごもっともだと思うのだが、あえて今のような御提案があったのだろうと思うのです。しかし、こういった議論がたくさん出ておりますから、ちょっと非常に簡単にきめますから、五分間ぐらいだけ休憩していただきたいと思います。
○光村甚助君 その前にちょっと参考に。あまり形式にこだわって、第一、本会議を開いてみて、今夜の八時か九時まで委員会をやってみたけれども、今の経済基盤の法案が上らないから、これならば衆議院の延長に同意しようと、こういう体裁を作らずに、きょうそれは上らないことはわかっているとか、上ることがわかっているとか、どちらかなんだと思うのです、あなたの方では委員長を持っておられるのだから。だから、体裁だけを整えずに、実をとるようにきめていただきたいと思うのです。
○委員長(安井謙君) よくわかっておりますが、これは、それぞれの会派の事情や何かもあって、ざっくばらんの話、どこかの会派だけが言っておったのではなくして、期せずして一致をした議論になったものですから、委員長としては、こういう計らいを実はしたわけなんでありまして、その点は御了承願います。
○柴谷要君 私は先ほどの斎藤理事の提案は、国会の審議上からいって正論だと思います。ところが、あなたのおっしゃったように、数時間まだあるから、大いに参議院は努力しよう、こういうお言葉には全く賛成なんです。あなたの答えが正しいと思う。ところが、きょう開かれた大蔵委員会は構成はしておる。委員長は前田さんです。こういう条件の中にいながら、政府当局者が一人も出ていないというので休憩をしなければならぬというような状態、そう言われますというと、あなたの理論は正しいけれども、そのようなことが実際において委員会において運営されておらないのです。いたずらに衆議院の方で国会の会期延長が議決がされるのを見通しておりますために、きょう数時間あるけれども、その間努力しようという熱意が一向に出ていないじゃないですか、これが国会の中における正常化でありますか。そういう現実の問題をわれわれは取り上げて、こういうものをなくしていかなければならぬということで、お互いが、われわれは夕べ寝ていないのですけれども、きょうも寝ずに朝早くから、この問題については、一つ大蔵委員会はできる限り審議を継続して、りっぱな結論を得て、本日中に終ろうじゃないかということで、お互いが話し合いをしながら努力をしてきた。ところが、そういう実情ですから、あなたのお説は正しい、ごりっぱでございます。われわれも支持をしたいのだが、現実にはそれに乗っていないということを一つ考慮のうちに入れて、これからの五分か十分かの休憩の中で、現実も織りまぜたところの結論というものを出してお諮りを願いたい。これを希望しておきます。
○委員長(安井謙君) それでは五分間休憩いたします。 午後四時五十九分休憩 ————・———— 午後五時十三分開会
○委員長(安井謙君) 議院運営委員会を再会いたします。
○斎藤昇君 私は先ほど、まあ各会派の御意向もそこらにあるのではなかろうかと、かようにそんたくいたして申し上げたのでございまするけれども、だいぶ時間もその後たちましたし、諸般の情勢から考えまして、私は先ほど申し上げましたのを撤回をいたしまして、常任委員長の会合では、大蔵委員長は、やはり四日を必要とするということをおっしゃっておられるようであります。この法案は相当重要な法案でございまするので、私の方としましては、四日間の会期延長をお願いをいたしたいと思います。提案をいたします。
○椿繁夫君 先ほども申しましたように、昨日来の議案全体の取扱いの経過から見まして、私ども、ただいま齋藤理事から御提案の会期延長がなされるものであれば、文教委員会のあのような実質審議を一回もやっていないようなものを委員会から取り上げて中間報告と称してこれを求める、さらに本会議の審査にして結論を出すというような、あのような経過から見ますというと、会期は当初の予定の通り本日をもって終了するものというふうに考えておりました。従って、この案件の残っておりまする委員会に対しましては、今朝来、この審議を促進するようにお互いに努力してきたところであります。なお、今後も数時間残っておりますから、それぞれ連絡をして、審議を促進いたしたいと思っております。そのようなゆえをもちまして、会期の延長に対しては私どもは反対であります。
○島村軍次君 今朝来、会期の延長の問題について、いろいろ論議がかわされたのでありますが、今回の特別国会におきまして、重要案件である経済基盤の法案に関しましては、委員長から承わるところによると、なお四日の会期の延長を要するという委員長懇談会における発言もあったのでありまして、審議に相当な慎重を要することはもちろんであります。かつまた重要な法案でありますから、委員長の発言の通り、会期を四日間延長することの斎藤氏の提案に賛成いたします。
○委員長(安井謙君) 各会派から、それぞれ御意見の開陳もあったようでありまするので、これより斎藤君の提案を採決したいと思います。 本動議に賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(安井謙君) 多数と認めます。よって会期は七月八日まで四日間延長することに決しました。 —————————————
○委員長(安井謙君) 次に、人事案件を議題にいたします。 国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(更生保護事業審議会委員)、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(海外移住審議会委員)、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(売春対策審議会委員)、国家公安委員会委員の任命同意に関する件、公正取引委員会の任命同意に関する件、日本銀行政策委員会委員の任命同意に関する件、日本放送協会経営委員会委員の任命同意に関する件。 以上、七件を、便宜、一括議題として政府より説明を聴取いたします。 まず、更生保護事業審議会委員につき説明を求めます。
○政府委員(木島虎藏君) 提出の理由を御説明申し上げます。 更生保護事業審議会委員高橋禎一君は、今回、衆議院議員に当選し、同審議会委員を退職したことになりましたので、同君を再び同委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により、両院一致の議決を求めるため本件を提出いたしたのでございます。 更生保護事業審議会は、法務省設置法第十三条の規定に基き設置されたものでございまして、法務大臣の諮問に応じて、更生保護事業の向上に関する重要事項について調査審議する機関でありまして、委員は、更生保護事業に関係のある行政機関の職員また学識経験のある者のうちから法務大臣が任命することになっておるのでございます。 お手元の履歴書で御承知のように、高橋君は、日本大学専門部法律科を卒業後、昭和三年八月検事に任ぜられ、以来、青森、仙台、大阪、明石、横須賀、東京、水戸の各地方裁判所及び区裁判所の検事を歴任し、同十九年一月、保護観察所補導官に兼ねて任ぜられ、水戸保護観察所長を命ぜられ、翌二十年九月には東京控訴院横車に補せられましたが、同年十月退職し、同二十三年以来、五たび衆議院議員に当選、この間、防衛政務次官に任ぜられましたが、昭和三十年七月及び昨年七月、両議院一致の議決を得て同審議会委員に任命され、また、現に弁護士の職にあるものでございます。 右に申し述べましたように、同君は、三十数年の長きにわたり、司法関係の職務に従事しているものでありまして、更生保護事業に関する学識と豊富な経験を有しておりますので、更生保護審議会委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。
○委員長(安井謙君) 次に、海外移住審議会委員、売春対策審議会委員、国家公安委員会委員及び公正取引委員会委員の四件について説明を求めますが、お手元に資料も回っておることでありますので、なるべく要点だけの説明に願います。
○政府委員(佐藤朝生君) 海外移住審議会委員の任命について御説明いたします。 衆議院議員小林絹治、同森清、同吉川兼光の三者を海外移住審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定によりまして、両議院一致の議決を求めるため、本件を提出いたしました。 お手元の履歴書で御承知のように、小林君は、大正五年アメリカ合衆国州立カリフォルニア大学政治科及び同大学院法科を卒業し、中央新聞主筆編集局長、満鉄参事、満鉄ニューヨーク事務所長、農林参与官、日本海外移住振興株式会社監査役等の職務にあったものであり、森君は、昭和十三年三月京都大学卒業後……。(「ちょっと説明中ですが、履歴のところは履歴書の通りですから略して下さい」「前歴等について何か御説明があれば」と呼ぶ者あり)
○委員長(安井謙君) 最も簡単にやって下さい。
○政府委員(佐藤朝生君) お三人は履歴書の通りの履歴でございます。いずれも海外移住につきまして広い学識と豊富な経験を有するもので、海外移住審議会委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御可決されるようお願いいたします。 次に、売春対策審議会委員の任命について御説明いたします。 売春対策審議会委員であった衆議院議員榊近市子、同島村一郎、同世耕弘一、同中山マサ、同山下春江の五君は、今回、衆議院議員に当選いたしました。同審議会委員を退職したことになりまして、また、衆議院議員吉田賢一、参議院議員佐野広の二君は、六月三十日同審議会委員を辞任いたしましたので、その後任として神近市子、島村一郎、世耕弘一、中山マサ、山下春江の五君を再任し、新たに猪俣浩三、草葉隆圓の両君を任命いたしたいので、本件を提出いたした次第でございます。 経歴につきましては、お手元の履歴書でごらん願いたいと存じますが、いずれも売春対策審議会委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに可決されるようお願いいたします。 次に、国家公安委員会委員の任命について御説明いたします。 国家公安委員会委員金正米吉君は、六月三十日任期満了となりましたので、同君を再任いたしたく、警察法第七条第一項の規定に基き、本件を提出いたした次第でございます。 国家公安委員会の委員の資格要件については、申し上げるまでもございませんが、金正君は、履歴書の通りでございまして、その経歴から見まして、警察法第五条に規定されております任務を遂行する国家公安委員会委員として適任であると存じますので、すみやかに御同意されるようお願いいたします。 次に、公正取引委員会委員の任命について御説明いたします。 公正取引委員会委員山本茂君は六月二十二日辞任いたしましたので、その後任として高坂正雄君を任命いたしたく、法律の規定によりまして、本件を提出いたした次第でございます。 高坂君の履歴書はお手元に配付してあります通りでございまして、その経歴から見まして、法律または経済に関する学識経験を有しますので、公正取引委員会委員として適任であると存じます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されますようお願いいたします。
○委員長(安井謙君) 次に、日本銀行政策委員会委員の関係について説明を求めます。
○政府委員(鈴木俊一君) 日本銀行政策委員会委員原邦造君が三月三十日に死亡いたしましたので、その後任として大屋敷君を同委員会委員に任命いたしたく、日本銀行法第十三条ノ四第三項の規定により、両議院の同意を求めるため、本件を提出いたしました。 御承知のごとく、日本銀行政策委員会の委員は、日本銀行総裁、大蔵省及び経済企画庁を代表しまする委員のほかには、金融業を代表する二人、商工業を代表する者一人、農業を代表する者一人ということになっておりまして、原邦造氏は商工業を代表する委員であったわけでございまして今回お手元の履歴書で御承知下さいますように、大屋敦君は、商二業方面を代表する当委員会の委員として、すぐれた経験と識見を有すると認められまして、提案をいたした次第でございます。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されますようお願いいたします。
○委員長(安井謙君) 次に、日本放送協会経営委員会委員の関係について説明を求めます。
○政府委員(廣瀬正雄君) 日本放送協会経営委員会委員遠藤後一君は、六月二十二日任期満了となりました。その後任として岩本正樹君を、また、同日任期満了となりました同委員会委員佐々木長治、三輪常次郎の両君を再び同委員会委員に、さらに、三月二十一日死亡いたしました同委員会委員俵田明君の後任といたしまして八木宗十郎君を、それぞれ任命いたしたく、放送法第十六条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため、本件を提出いたしました。 お手元の履歴書で御承知のように、岩本君は、大正八年六月大学卒業後、同大学の助手を経て助教授となりましたが……(「省略」と呼ぶ者あり)それでは履歴につきましてはプリントを差し上げてありますので、何とぞ慎重御審議の上、すみやかに御可決あらんことをお願いいたします。
○小酒井義男君 人事案件は、一つ次回の委員会で質疑をして、その上で承認の可否をきめるようにお取り計らいを願います。
○委員長(安井謙君) 御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(安井謙君) 御異議がなければ、さよう取り計らいをいたしまます。 ほかに御発言もなければ、この委員会は暫時休憩といたしまして、本会議終了後、特別の問題がなければ、このまま散会といたします。 それでは休憩いたします。 午後五時二十八分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕