P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
29回国会参議院1958/06/27

議院運営委員会 第8号

発言数
68
登壇者
11
会派数
3
開催日
1958/06/27

会議録

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) これより議院運営委員会を開きます。  ちょっと出席者の都合もありますので、国立国会図書館の経過報告に関する件を最初に議題といたします。  国立国会図書館法第十一条の規定によりますと、両議院の議院運営委員会は、図書館の経過に関する館長の報告、図書館の管理上館長の定める諸規程、図書館の予算及びその他の事務について審査し、議院運営委員長は、その結果をその議院に報告することになっておりますが、これより審査をいたしますのは、右のうちの図書館の経過に関する館長の報告についてであります。  館長より御報告を願います。

金森徳次郎国立国会図書館長

○国立国会図書館長(金森徳次郎君) 昭和三十二年の四月から昭和三十三年の三月に至りまする一年間の国立国会図書館の業務の動き方につきまして御報告をいたしたいと思います。お手元に、この年度の業務経過の資料は差し上げてございまして、主たるものは、その数字に表われておるものでございまするから、一応それは数字にまかせることにいたしまして、その数字に表われ得ないもの、そのほか二、三の重要と思いまするところを御説明申し上げまして、あとは御質問にお答えしたいと思います。  第一に、この図書館の本務であります国会に対する奉仕の概況でございますが、私どもの方の奉仕は、一番主要なる仕事は、調査及び立法考査局と国会分館が担任しておりまして、ここにおきまして必要なる事項の主たる部分を担任をしておるわけであります。まあ、こまかいことは省略をいたしまして、いろいろの資料を備えて、いろいろの調査を進めて努力をいたしております。  この年度内に調査及び立法考査局におきまして御依頼を受けた調査の件数は二千六百八十二件でございます。この中味は大小いろいろございまするが、近年の傾向といたしまして、大体、複雑多岐になりまして、程度の高いものが多いようでございます。多くは諸外国の事例を求められることになっております。三十二年度中におきましての依頼調査の若干の例をあげますると、主要各国の議会関係及び行政、司法関係の立法例、各国の諸条約例、各国の産業、経済の実情、社会保障制度の現状、労働問題及び国内の法律制度の分析、経済、社会問題の実情というふうなものの分析でございますが、ただ、一つの特殊な現象といたしまして、きわめて少数ではございまするけれども、議員立法の準備の奉仕として、もちろん法律案そのものを作るわけではございませんが、ただ、さような具体的な法律案ができるとすれば、いかなる要目が必要であるか。こういうような意味の議員立法奉仕とでも申しますか、そういう議案要領の作成ということが、この年度において現われてきておるわけでございます。  次に、私どもの方の図書館は、各府県の議会図書館においてのいろいろな立法考査事業と関連を持っておりますが、それと少し違いますが、本年度は、沖縄の政府の立法院から、数名の図書館員がわれわれの方に派遣されて参りまして、実務の研修がしたいということで、必要なる知識の助言をいたしました。  それから次に、国際関係におきましてセミナーを開催いたしましたことは、かねがねいろいろの機会に申し上げてきておるのでございます。が、三十二年十一月四日から十一日までに、ユネスコ及びアジア文化財団の援助を得まして、インド・太平洋地域の出版物国際交換及び書誌に関するセミナーを主催いたしました。参加者は、この地域に存在しておるほとんどすべての国から一名ないし二名が出て参りまして、日本の側の参加者も合わせて二十一カ国、約四十名の人々が集まり、相当込み入った問題を討議いたしました。将来に対して相当の影響があることと思っております。  それから次に、図書館の本建築の進捗状況を御説明申し上げまするが、昭和二十九年度以来、第一回、第二回、漸次建築を進めて参りましたが、本年度、この年度は第四回目の建築工事でございまして、所定の計画に従いまして、予算の許す限り努力をして参りました。ここで、ただいまの状況といたしましては、書庫棟の、本箱に当ります建物の第一期の鉄骨工事が全部を完成いたしまして、そうして、その一番下の階の下半部の鉄筋コンクリート打ちを行いました。事務棟は、これに引続きまして、東の棟と南の棟との基礎の鉄骨を組み立てました。また、その一部の鉄筋コンクリート打ちをも行なっておりまして、予定の通り昭和三十三年三月二十五日に完了しました。これによりまして、書庫棟は四階まで鉄骨が完成いたしたわけでございます。  なお、次に国立国会図書館と外部との連携の問題でございます。大体今までは、いろいろ業務の都合で外部に影響力を及ぼす、もちろん外部に力を及ぼすというのは語弊がございまするが、外部との連携を十分にするという点が不十分でありましたが、ことしから、外部に対しまして連携を完備するという方向の努力をいたしまして、それは昭和三十三年の三月二十七日に、国会図書館と専門図書館との連携強化に関する研究集会を開きまして、多くの人、合計百二十人の人が集まってこの問題を討議いたしました。  それから、さらに今まで、まだ十分にできませんでした新収洋書の総合目録というものの刊行も緒につきました。これは外国から新しく日本に入ってきまする西洋の書物を、各大学の図書館等にいろいろと分散して散在しておりまするが、これを一目瞭然とさせておくことによって、日本の調査する人々は非常な利益を受けるのでございまするが、なかなか思うようにいっておりません。カードでは、ある程度整備しておりまするけれども、印刷したものになっていなかったのでございます。この年度に、初めてそのおもなるものを印刷に付しまして、各利用者がこれを活用するという方向に進んだ、あるいは進みかけたという方が正しいのでございまするが、そういう方向に進みました。  以上が経過の中の目ぼしい点でございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 何か御質疑がありましたらお願いいたします。――ほかに御発言もなければ、本報告を承認することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。     ―――――――――――――

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 次に、かねて本委員会の議題になっておりました電波監理審議会委員の任命同意に関する件、日本電信電話公社経営委員会委員の任命承認に関する件、以上、二件を便宜一括議題にいたします。  御質疑のある方は御質疑を願います。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 私、この問題と同時に、全体的な委員の任命手続について一、二の点をただしたいと思います。  官房長官が御出席になっておりますから、官房長官にお尋ねしますが、事務的には、これは各省で人選を進められて出されておることと思う。やはり政府として、全体的な委員の人選を、総理大臣のお名前で行われることになりますので、統一したやはり見解があることであろうと思いますので、一、二点ただしたいと思いますが、まず第一点は、衆議院と参議院とにこれの承認を要求せられる手続は、同時に行われるのか、衆議院が先に行われるのか、その手続の方法を一つお尋ねしたい。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 衆議院に先に人事の手続を行うか、参議院に先に行うかということについて、一定の基準はないのでありまして、正式には同時に行うことに相なっております。ただ、今までの習慣と言いますか、そういう点がありまして、衆議院に先に出す例が相当ありますことは、私も承知しておりますが、正式には同時に行うという建前になっております。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 そうすると、そういう例があるとすれば、衆議院で先に承認をせられて、その後に参議院の方へ出されるということですか、どうなんですか。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 人事のことでありますので、ある程度の見通しと言いますか、見通しも考えなくちゃなりませんので、衆議院の方においていろいろ問題もあり、参議院の方等にもいろいろ問題もある場合もありますので、そういう事情等も勘案考慮いたしながら承認を求めるのが実情であります。別に前後等をつける考えはございません。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 私は人事の承認案件は、衆参同時にやはり行われるべきものではないかというふうに考えていたのですが、ただいま官房長官のお答えによりますと、衆議院がどうも先に重点的に取り扱われるように受け取らざるを得ないのですが、実は前の愛知官房長官の当時に、何か衆議院の議院運営委員会では、人事の問題について、参議院と違ったある種の約束がされておるようなうわさを実は聞いておりましたが、そういうことはおかしいと思って、実は官房長官に、そうじゃないんだという答弁が私はされるという期待をしてお尋ねしておったのですが、相変らず、衆議院がそういう点については何か重いウエートを持って扱われるというような、たとえば予算とかの扱いと同じようなふうの考え方で扱って行かれるような考え方のようですから、それは私間違っておるものと思うので、重ねてお尋ねいたします。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) ただいまお話のありましたように、衆議院の議運の方で、あらかじめ委員の選考については内示と言いますか、話を漏らしてくれないか、こういうような要求があったのであります。しかし御承知の通り、閣議で決定してからでなければ正式に提案はできませんから、閣議決定前に衆議院の方へ出すというようなことはすべきものではない、こう考えておりますので、正式に閣議決定前に、衆議院の方に先に出すというような取扱いは私どもいたしておりません。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 私は行政府で責任を持つ分野と、国会で責任をとる分野とやはり違うと思うのです。そういう点で、取扱い上非常に微妙なものがあると思いますから、あまり深くお尋ねはしませんが、どういう方法をとられるにしても、やはり衆議院と同じ方法で参議院の承認を求めるという手続はとられるべきだと思うのです。今後こうした問題については、参議院においても衆議院同様の取扱いをせられるのかどうか、その点明快な一つ方針を伺っておけばいいんです。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 衆議院と参議院で別個の取扱いをするという考えは全然持っておりません。また、率直に申し上げまして、問題になるような案件があります場合に、衆議院及び参議院の議運の委員長には、こういう人が話題になって、閣議は決定しておらぬけれども、一つ様子はどうでしょうか、こういう私的な話し合いをする場合もあります。しかし、これにつきましても、衆議院と参議院の方に区別をつけるというような考えは持っておりません。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 私的な見解でなしに、やはりここでは公的な見解を明らかに一つしておいていただきたいと思います。今後この人事案件の取扱いは、必ず衆議院と同じような扱いで参議院にも承認を求める手続をとると、こういうお答えのようでありますから、それを今後も責任をもって、一つそういう方法で進めてもらうように要望しておきます。  それから、この人事案件については、国会に承認を求めてこられてから、具体的な人名が上ってきたときに、それに対して承認をするしない、しないというようなことはなかなかできにくい問題もあります。それで、私はやはり委員会に出されて、いろいろその人の従来の出席とか、あるいはいろいろな点について問題になるような委員は国会に出さないというような、政府の方で十分慎重な人選を行われるべきだと思うのです。この参議院においても、従来からたびたび問題になるのですが、一応ここへ名前が出てきますと、今回は承認をせざるを得ぬであろうということになっておる。そうなると、いつでもそういうことが繰り返されたのじゃ困りますから、今後は一つ十分各省において、政府においても、ここへきて説明をすれば、それで問題なしに通って行くような人選を進めてもらいたいということを要望しておきます。  なお念のために申し上げておきますが、従来、官房長官がかわられるたびに、人事問題は一応問題になるのです。そのときに、委員が非常にたくさんの仕事を兼任しておられる例があるのですね。大体重要な委員は三、四の委員を兼ねるくらいが限界で、それ以上委員を兼ねるということは、実質上むずかしいであろうという答弁があって、今後の人選には、その点も考慮をして進められたいという要望を繰り返しております。そういう点についても十分検討をされた上で承認の手続を踏まれるように、これを要望をしておきます。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) ちょっと委員長から申し上げますが、ただいま官房長官が小酒井君の御質問に対してお話があった御趣旨はけっこうでありますが、まあ人事案件について、両院の承認または同意を求める場合には、これはいずれも建前は両院一致の議決になっております。その手続については、当然これは両院同じような手続で同時に行う。この点はこれは確認をしておきたいと思いますから、官房長官に。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) その通り今までいたしておりますし、今後もその通りにやるつもりでおります。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 今、委員長のおっしゃる通りですが、先ほど官房長官、過去において衆議院の承認を先に求めたことがしばしばあったとおっしゃいましたが、そういうことはないのじゃないですか。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) これはちょっと委員長として申し上げます。  政府の手続としては、これはどうしても同時にやり、またその効力としては、一致の議決があった場合に限る。これは当然なんであります。ただ、運営上の手順から申しまして、衆議院が先になるとか、参議院が先になるといったような場合はあり得るかと思います。その点を言っておられるのじゃなかろうかと思います。

柴谷要日本社会党

○柴谷要君 委員長の言われたことと、官房長官の最後に言われた、後段言われたことは違いますよ。それは過去の前例に従ってそういうこともあり得るということがあります。あなたのおっしゃるように、運営上の問題から先になったということには解せない。ですから、その点、後段だけ官房長官御訂正を願っておいた方がよろしいと思います。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 正式の提案は同時に行なっていますので、その間に区別はないことは、先ほど申し上げた通りであります。私ちょっと言葉が足りなかったのですが、衆議院の議運の方で、衆議院の方が先にきめて本会議に提出するという、結果的にそういう例がしばしばあったということを、御承知でありましょうが、申し上げたのにすぎないのであります。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) そこで今の、先ほど議題になりました電波監理審議会委員の任命同意と、それから日本電信電話公社経営委員会委員の任命、承認に関する件を二つ議題にいたしたいと思いますが、特に何か御発言がございましたら……。

小西英雄自由民主党

○小西英雄君 政府は大体、審議会の意見――答申案を尊重して大ていのことをやっておるように見受けております。こういうように参議院に持ってくる場合、衆議院との比率四対一という数字をよく見受けるのでありますが、そういう根拠は何ですか。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) ただいま議題になっておりませんので……。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 現在議題になっておる委員、これはいろいろ意見もあるのですが、出席率が悪いということなんですが、この前も言われたのですが、何か病気をやられたというような説明がありました。そういう事情でしたら、今後は出席はよくなるものと私どもは解釈して、一応承認を与えてよいと思います。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) そうしますと、ほかに御発言がなければ、ただいまの金子鋭君及び田上穣治君の電波監理審議会委員任命について同意を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認めまして、さよう決定いたします。  次に、新関八洲太郎君を日本電信電話公社経営委員会委員任命につき承認を与えることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定いたします。     ―――――――――――――

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 次に、国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件(肥料審議会委員)を議題といたします。  まず、政府より説明を求めます。

河本敏夫自由民主党経済企画政務次官

○政府委員(河本敏夫君) 今回、衆議院議員足立篤郎君、同重政誠之君、同じく永井勝次郎君、同じく三宅正一君及び参議院議員河野謙三君の五君を肥料審議会委員に任命いたしたく、国会法第三十九条但書の規定により両議院一致の議決を求めるため本件を提出いたしました。  肥料審議会は、経済企画庁設置法第十四条の規定により経済企画庁の付属機関として設置せられ、臨時肥料需給安定法第十六条の規定により、関係各大臣の諮問に応じ、肥料の需給の調整及び価格の安定並びに日本硫安輸出株式会社に対し、通商産業大臣がする処分その他の行為に関する重要な事項について調査審議するとともに、これらの重要事項について関係各大臣に建議する機関でありまして、委員は、肥料の生産業者、販売業者及び消費者をそれぞれ代表する者並びに学識経験のある者について内閣総理大臣が任命することになっております。  お手元の履歴書で御承知のように、永井君は、本年五月衆議院議員当選により自然退職となるまで、河野君は、本年一月参議院大蔵委員長に選任されるまで肥料審議会委員の職にあった者であります。また、足立君は、静岡県農業団体の理事、米価審議会委員、飼料需給安定審議会委員等の職にあった者であり、現に静岡県農業共済組合連合会会長の職にある者であります。また、重政君は、多年農林省に在職し、農林事務官等の職にあった者であり、三宅君は、日本農民組合中央委員、北海道開発審議会委員、社会保障制度審議会委員等の職にあった者でありまして、現に全国日本農民組合連合会代行委員の職にある者であります。  以上申し述べましたように、五君らは、いずれも肥料審議会委員として適任であると思います。何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 御質問ございましたら……。

小西英雄自由民主党

○小西英雄君 これまで政府は、大体、審議会の答申案を尊重して大ていのことをやってきたように私ども見受けられるのであります。それで、こういうふうに参議院に持ってきます場合、衆議院と参議院との割合が四対一という数字をよく見受けますが、その根拠は何でしょうか、こういうような人選について規則か何かあるのですか。

河本敏夫自由民主党経済企画政務次官

○政府委員(河本敏夫君) 昭和二十九年七月二十日、肥料審議会発足の当時は、国会閉会中のために、学識経験者委員としての国会議員五名の発令を行うに至りませんでしたので、欠員のまま発足いたし、正式に国会議員を委員として任命いたしたのは昭和三十年五月二十四日からでございます。その際、政府といたしましては、国会に対し、肥料に関する学識経験者としての適任者の推薦方をお願いいたし、その結果、国会側から自民党二名、社会党二名、緑風会一名の推薦を得ましたので、そのまま両院一致の議決を経て任命いたした次第でございます。その後、任期満了のつど、同様な手段によって後任者の任命を行なってきたのでございまして、別に法律上の根拠はございませんが、そういうふうな慣例に従ってやっておるのでございます。

小西英雄自由民主党

○小西英雄君 これを見ると、衆議院四名、参議院が一名ですが、各会派ということより参議院というものは別個の見解を持っておる。肥料問題についても、米価の問題についても、衆議院とそのときの情勢においていろいろな話し合いが進められるときがあるが、参議院というものは厳然として、解散ということには関係がないので、われわれは衆議院におけるいろいろな発言について、こちらで注意して、これは国民のためにならぬという場合に、特に発言する機会をわれわれ持ったのであります。そういう建前からすれば、参議院における四対一ということよりも、本質的に参議院を政府がもっと理解して――参議院の重要性をこれは欠いておるのじゃないかとわれわれは考えますが、ただ慣例において、衆議院がもと自民党が二名であったとか、そういうことなら、そういう議運でいろいろ論議する意味は非常に少くなるので、その点についてどういうお考え方でございますか。

河本敏夫自由民主党経済企画政務次官

○政府委員(河本敏夫君) お説ごもっともでございます。従いまして、過去はそういうふうな慣例になっておりましたけれども、今後、政府といたしましては、参議院議員より一名ということを条件として推薦をお願いをしないというつもりでございます。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 今のお話は、大体どうしてこうなったかというと、これは発足の当時は、二大政党の対立の形になっておらなかったものですから、自由民主党、それから社会党は当時発足――新たに任命したときはもう統一しておったかもしれませんが、まだしておらなかった当時でございますから、それで衆議院においては左右両社会党、自由民主党、こういうことで任命され、従って人数があまり多くなるというので、参議院では各派代表というような意味で、緑風会を一名とされておるのであろうと思います。これは肥料審議会の前の米価審議会、先般、米価審議会の委員の承認を求められたとき、すでにこの問題があったのです。かねてから米価審議会の問題についても同様の問題があって、われわれは予算委員会、あるいは農林委員会で、ずいぶんこれをただしたとき、政府はその各派の代表を選んでおるのだから、衆議院において社会党、自由民主党、そういうものを出しておられるから、参議院では緑風会からお願いをする、こういう答弁をされておった、それで一貫してきたわけなのです。ところがその後、情勢が変りまして、衆議院においては二大政党の対立、参議院においても緑風会はありますけれども、左右社会党は統一し、自由民主党も統一して新たな政界の分野になりまして、従来の選考の方針を全然変えなければならぬことになっておったのです。それで本日のこの問題は、一昨日でございましたか、米価審議会の委員の承認を求めるときに、私は申し上げようと思ったのです。そうして、これをぜひ今回から変えてもらいたいということを申し上げようと思いましたけれども、米価の問題が非常に重要であって、また決定を急いでおるものですから黙っておったのです。そこで、今回はこの肥料の問題ですが、それと同じ方針でやっておるわけなのです。こういうことから考えますと、政府はその審議会を作り、国会議員をその委員にしておるけれども、それは形式的であって、審議会なんかあまり意見を尊重しない、また、現在の米価審議会の成り行きを見てもそうなのです。従来からずっとそうなんですが、今回もそうです。従って審議会などどうでもいいと考えているから、この委員の任命を従来通り、ずらずらと、何の考慮を払うことなく、同じやり方で承認を求めてきておるわけなのです。これを一つ見ても、この審議会全体のあり方というか、政府はこの際反省をする必要があるのではないか。私は先般の米価審議会のときも、どうせ審議会の意見を聞かないなら、審議会の委員の任命をそう急ぐ必要はないのではないか。従って承認も少し延ばしたらどうかと思ったのですけれども、まあ、あのときは一応われわれは賛成いたしましたが、今回またこういう同じことを繰り返しているのですが、その点について官房長官はどういうふうにお考えになりますか こういう人選のやり方だから従来しばしば問題になった。今回も電波監理委員会の委員の任命その他でいろいろと問題が起きたのも、こういう委員の選定について、非常におざなりな形式的な考え方をとっておるから、こういうことになるのだ。そうでないとお考えになるのですか。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) ただいまお話がありましたが、米価審議会の委員につきましては、今までの委員の選任までは参議院の委員はなかったわけで、しかし参議院の方で、参議院からも入れるべきだ、こういう御意向がございましたので、参議院から、この前の米価審議会委員からは二名をお願いすることになったのであります。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 ちょっと発言中ですけれども、今、官房長官がおっしゃっていることは全然違います。米価審議会の委員は、発足の当時から参議院は一名入っているのです。あなたはその程度のことですからだめなんです。その程度のことを考えておられるから、米価審議会などの意見がいつもいれられないのです。そんなものはどうでもいいと思っているから、今まで参議院議員は入っていなかったのだということを御説明になるような、そういう政府の態度だから、この審議会などというものはどうでもいい。あなたがこの前おいでになっていたら、米価審議会の委員は承認されないところだった。幸いにあなたがおいでにならなかったから承認されましたけれども、そういうことじゃ困ります。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 今のは間違いでした。一名であったのを、白井君でしたか、入るときに二名になった、こういう事実を申し上げたのでありまして、決して私が間違っておったからといって、審議会の委員の選考について非常に慎重を欠くとか、重要性を考えない、こういう意味には私は考えておりませんということを御了承願います。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 これは一名が二名になった、間違いであったとおっしゃいますけれども、これは本質的な問題であって、一人や二人という問題じゃないのです。政府がこの各種審議会の委員の任命に対する態度の問題なんです。心がまえの問題なんです。さらに、この審議会の性格の問題なんです。赤城さんは農林大臣をおやりになっておったが、この米価審議会というのは、農林行政全体から言えば、最も米審の運営というものは重要なものの一つなんですが、この構成も御存じない。これはしばしば国会で問題になった問題なんです。あなたの直接関係のある問題でも、その程度の御認識なんです。ましてやほかのものは形式的で、おざなりな提案の仕方をされておる。私は過去のことは問いませんけれども、この際反省されまして、この新たな国会の勢力分野に立脚して、米審の委員とか、この肥料審議会の委員を現実に即応できるような任命の仕方をしてもらいたいと思うのです。たとえば今肥料審議会委員の任命承認を求められておるものについては、参議院の各派の代表、衆議院の各派の代表、そういうふうにやっていただき、米審については、本年は任命をいたしましたから、来年は同様な方法でやっていただくということをお約束していただかなければ、われわれは承認はできないと思う。念のために申し上げますが、われわれは、ここに予定されておる方々が適任であるとか、不適任であるとかということを申し上げておるのじゃなくて、この根本的な問題を申し上げているのですから、官房長官、そういうふうに御言明いただけますか。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 委員の選考につきましては、お話の通り、この委員の重要性を……、これは法律に基いた委員でもありますので、きわめてお話のように慎重を期して参りたいと思います。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 慎重だけじゃだめなんです。現実に今肥料審議会など非常に不合理だ。不合理であるから、この際政府は改められて、この編成を変えられたらどうです。私はこういうことでは、われわれ同意ができないと思う。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 経済企画庁の政務次官からも御説明いたしましたように、今までの経過は、各党から、すなわち当時、民主党、自由党、それから左右社会党、緑風会、こういう政党が五つありましたので、それからそれぞれ一人ずつという経過をたどって踏襲してきたのでありますが、先ほどからお話がありまするように、政党の分野はその当時から変ってきている。政党の分野に従って政党から推薦をしていただく、その結果が衆議院と参議院に、どういう割り振りと申しますか、なるかということは、これは政党間でも相当お考え願えると思いまして、御趣旨に沿えるようにやっていきたい、こう思っております。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 大体いいんですけれども、いかにも人員の配分は各政党にまかされたような御発言を当時からされておりますけれども、これは違いまして、参議院に何人割り当てる、衆議院に何人割り当てるということは政府自体が決めることである。その内部で、今度はそれぞれ打ち合わせに入る、こういうことになるんで、そういうふうにおやりになるかどうか。それはもう確めるまでもないことでありますけれども、何しろ先ほど御答弁のように、参議院には今までなかったなどという御答弁をされるものですから、念のため、聞く必要はないんですけれども、念のためお尋ねいたします。そういうふうにおやりになるのですか。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 関連して。具体的に言いますと、五人のうち四人に対して参議院一名なんですね。学識経験者委員七名の中から国会議員が五名出ておるのですが、五名ということに限定されておることでもないのです。肥料審議会委員の場合ですよ。こういう点、やはりあるいは、たとえば五人にする場合に、衆参の関係を四対一ということでは少し片寄り過ぎるという印象を私は受ける。五人の場合はやはり三対二というような、そういうふうな人選をすべきようなことが考えられていいんじゃないかと思うのですが、それも含めて一つ御答弁願いたいと思います。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) そういう、そういうというか、今、小酒井さんのお話しのような基礎に立って人の推薦方をお願いしたい、こういうふうにわれわれとしてやっていきたいと思います。

島村軍次緑風会

○島村軍次君 具体的に言えば、結局、肥料審議会の学識経験者の数をふやすということも一つの考えじゃないか、考慮されるべきじゃないかという気持がしますがね。そういう問題も将来の問題としてお考えになれるかどうか、いかがですか、事務局に承わっておきます。

河本敏夫自由民主党経済企画政務次官

○政府委員(河本敏夫君) 審議会委員の構成は、当初、臨時肥料需給安定法の原案におきましては、学識経験者委員は二名以内といたしまして、国会議員を委員に加えることは考えられていなかったのでございますが、衆議院におきましては、学識経験者五名の増員が修正可決せられまして、また、参議院におかれましても衆議院の修正通り可決されたのでございます。なおその際、増員されました五名は国会議員をもって充てるよう強い要望がございましたので、政府は、以上のような国会側の要望を尊重いたしまして、学識経験者委員七名中耳名を国会議員から任命することにいたして現在に至っておるような次第でございます。従いまして、ただいまのところ増員ということは考えておりません。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 増員を考えておられぬということが答弁されたのですが、それでは先ほど官房長官に質問をしたように、衆参の数の点では考えるべき点があるということは、直接の担当の省としてお考えになりますか。

河本敏夫自由民主党経済企画政務次官

○政府委員(河本敏夫君) 先ほどちょっとお答えいたしましたように、今後、参議院から一名ということを条件として推薦をお願いする考えはありません。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 一名という考え方には固執しない、こういうことですか。

河本敏夫自由民主党経済企画政務次官

○政府委員(河本敏夫君) そうです。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 肥料審議会委員を参議院から出すということを目的にして論じておるのではないのです。私はこの数なんかほんとうはどうでもいいのです。政府の先ほど申し上げたような審議会に対する態度、考え方、その人選のやり方、その人選に対する態度、そういうものを実におざなりで何らの考慮を払わないでやっておられるということを申し上げておるのです。こういう態度だから、人事がいつも片寄ったり、あるいは不適正であったり、ここで問題になっても、なかなか承認を得られないというようなことになるのであって、そういう根本的な問題を政府に反省を求めたい、こういうことで先ほどから論じているのです。私は企画庁政務次官の答弁のような、きわめて事務的なお話しを、それも必要ではありますけれども、こういうことは目的でないのです。官房長官は本日の意見をよく聞いていただきまして、今後遺憾のないようにしていただきたい、こういうふうに考えます。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 御趣旨はよくわかりました。遺憾のないように人選をいたしたいと思います。

北村暢日本社会党

○北村暢君 一つ小林さんの質問と同じなんですけれども、政党の分野も変りまして、当時は政党によるより仕方がなかったから、そういう行き方もあったかもしれません。これが国会議員の代表だという選び方をするのか、それとも政党に割り振って、政党の出してきたものはそのまま認めるか、そこのところのけじめがはっきりしてないと思うのです。でありますから、国会議員の代表を出すということであるならば、国会の構成が非常に変ってきておるということになれば、その中において、やはり政府として、国会議員の代表が衆参を通じて適正に出されるということも、あらためてやはり慎重に考えてやられるべきである。こういう指導があってしかるべきでないか、こういうふうに感じますので、ここら辺のところの提案の趣旨がはっきりいたしませんので、そういう意味からいって、今後人事についてやはり慎重に、こういう点から見ると、やはり従来のありきたりの例に引っかかってやっているような感じがするように思います。そういう点を今後慎重にやっていただきたい、こういうことを要望しておきます。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 この承認の件は少し検討をしたいことも残っておりますので、次回以後に決定をせられますようお取扱いをお願いします。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) ただいま小酒井君の御発言もありました。本日は各会派からもいろいろ委員の人選に関する御意見の開陳があったようでございますが、政府におきましては、この点については将来いろいろ十分検討したい、こういうお考えのようでございますので、ここで採決するのはしばらく見合せて、次回以降において決定することにしたいと考えますが、御異議ありませんか。  〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 御異議ないと認めて、さよう決定いたします。     ―――――――――――――

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 私はこの機会に官房長官にお尋ねいたします。  一昨日の新聞紙上によりますと、赤城官房長官談といたしまして、この国会は七月の四日に終るのであるが、会期は延長しない、多少法案が審議未了になっても、この国会は延長しないという談話が出ております。私は国会の会期は官房長官あるいは政府がおきめになるのではなくて、この国会がきめるものだと思っておったのですが、どうも官房長官はその点非常にお考え違いかどうか知りませんが、そういう御発表になっておる。それはいいけれども、ともかく政府側としては会期の延長を要求しない、こういう考え方で御発表になったものだろうと思います。それは先般、国会法が改正になりまして、従来、無制限に国会の会期が一方的に政府与党の都合でやって、そのためしばしば国会が混乱した、こういう事態を防ぐために国会法の改正によって、通常国会においては一回、特別と臨時国会においては二回以上の会期の延長はできないという決定をやったわけであります。従って、官房長官はこの国会法の改正の精神を踏まえまして、そうして二十五日と会期をきめたから、しかも今回は選挙後の新たな特別国会において、政府の方が、与党側が過半数を占め、自由に会期をきめられる状態において二十五日ときめられている。こうきめられたのでありますが、そういう情勢を考慮され、国会法の改正の趣旨を考慮されて、ともかく四日まででこの国会は終るのだ、会期は延長を要求しないのだ、こういうふうに決意を披瀝されたものだろうと考えるのでありますが、念のためお伺いいたします。どういうお気持で発表されたのですか。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 今お話しの通り、国会の会期を特別国会できめ、あるいはこれを延長するかということは国会がおきめになることでありますので、政府としては、これを延長するとか、しないということに対して発言をすべきじゃないと私は考えております。たまたま新聞記者会見におきまして、会期は延長になるのかならないのかという質問がありましたので、会期は二十五日ということにきまっておる。今国会の会期について、それを延長するとか、しないとかということは、私としては言い得べき立場ではない。ただ、政府としては二十五日としてきまっている以上、会期内にすべて法案を議了していただくことが希望である。会期の延長なしに法案を議了していただくということが政府としての強い希望である、こういう意味のことを申し上げた次第であります。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 あの新聞は各紙一斉に、今、官房長官のおっしゃることと違うように報ぜられておるのです。会期は七月の四日までであって、この会期は延長しない。これは官房長官の言い過ぎでありましょうけれども、ともかく七月の四日までの会期だから、審議未了になってもやむを得ないのだ、そういうふうに発表になっておって、できるだけ審議をやってもらいたいというようなお話は出てこない。あなたはそんなことはおっしゃらないでも、当然なことで、そんなことを官房長官があらためておっしゃるまでもないことだろうと思うし、新聞記者がそんなことを、きまりきったことをあなたに尋ねるはずがない。変ったことをおっしゃったから記事になったのだろうと思う。念のために、その後いろいろ何か問題があって、官房長官つるし上げられて心境の変化を来たされたのですか。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 新聞にはありましたが、官房長官がつるし上げられて心境に変化を来たしたということはありません。新聞にちょっと出ましたが、誤伝であります。  それから、また、政府として法律案を提出して審議未了になってもいいのだ、こういうことは私の口からは、腹にも考えていませんし、そういうことは全然言っておりません。むしろ審議をして、みな可決してもらうことが私の希望でありますから、あの点につきましては、私の表明したことが十分伝わっていなかったかもしれませんが、逆のようにとられております。おわかりでしょうが、私は審議未了になってもいいという気持は全然持っておりませんし、そういうことを毛頭私は言っていない。表現の仕方が下手であったかどうかして、ああいう新聞記事になったのであります。

小林孝平日本社会党

○小林孝平君 それはそうではない。そういうことを言うはずがないということと違うのです。あの国会法の改正は非常に重要な意義がある。あの会期を無制限に延長することによってしばしば国会の混乱が起きた。そこで、今回特にあの規定を与野党一致し、特に自由民主党としては都合が悪い場合もあったのですけれども進んで提案されたわけなんです、国会の混乱を防ぐために。従って、おそらく赤城さんといたしましては、この国会法の精神を考えれば、通過することを希望はするけれども、その通過を希望するよりも、国会法の精神によって七月四日までときまっておれば、審議未了になってもやむを得ない。七月四日で打ち切ることは国会法を守るゆえんであるというふうに赤城さんがお考えになるだろうと思って、われわれは大いにあの記事を感心して、さすが赤城さんだと思っておった。ところがこれが誤伝であるということであれば、赤城さんのおっしゃることは、だれが見ても間違えるようなことをときどきおっしゃる。あのときは、ある新聞はこう言う、ある新聞はこう言うというのではなくて、全部の新聞が同じように書いてある。あなたが今おっしゃったようなことを言われたならば、一つぐらいの新聞はあなたの真意を伝えただろうと思う。そういうことであれば、今後、官房長官の御答弁はわれわれよほど注意して蘭かないと、これはその真意を捕捉しがたいということになって、御答弁のいかんによっては、今後われわれの態度もまた考えなければならぬと、こう思うのです。どうですか。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○政府委員(赤城宗徳君) 誤伝と申し上げたのは、お言葉を返すようですが、私がつるし上げられて心境の変化を生じたのではないかという前段のお話がありましたが、そういうことが新聞にちょっと出ておりましたから、それは誤伝である、こう申し上げたのであります。  それからまた、会期の問題と審議の問題とのことにつきましては、先ほど申し上げましたように、会期も政府としては、これは国会のきめるべきことでありますが、政府といたしましては、会期の延長はなるたけしていただきたくない。同時にまた、審議の方も会期中に審議をしていただければいいということが真意であります。その意味において、少し違ったようなことが出ておりますが、これが真意であります。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 以上のようなことでございまするから、この程度にいたしまして、次の議題に移ります。     ―――――――――――――

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 社会保障制度審議会委員の推薦に関する件を議題にいたします。  事務総長の説明を求めます。

河野義克事務総長

○事務総長(河野義克君) さきに、内閣総理大臣から本院議長あてに、社会保障制度審議会委員である有馬英二君、高橋衛君、梶原茂嘉君が当委員としての任期が六月五日満了したので、後任者の推薦を願いたい旨の文書が参りました。  それで、議長としては、前任者の所属しておる会派から推薦があった草葉隆圓君、有馬英二君及び中山福藏君を社会保障制度審議会委員として内閣に推薦したいと考えておられますので、御了承を願います。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 本件につきましては、ただいま説明の通り決することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 御異議ないものと認め、さよう決定をいたします。  ほかに格別の御発言もなければ、本日はこれにて散会いたします。    午前十一時五十一分散会

国会会議録検索システムで原文を見る ↗