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29回国会参議院1958/09/11

議院運営委員会 閉会後第3号

発言数
23
登壇者
5
会派数
2
開催日
1958/09/11

会議録

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) これより委員会を開会いたします。  本日の審議を願う案件は、臨時国会の召集に関する問題でございます。  臨時国会の召集期日につきましては、先般、政府、与党におきまして、九月二十九日と決定した旨報道されたのでありますが、本日、官房長官の御出席を願いましたので、召集期日につきまして御説明を願うとともに、あわせて臨時国会に提出を予定される案件につきまして、概略御説明を願い、質疑を行うことにいたしたいと思います。  それでは官房長官から御説明を願います。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) ただいま委員長からお話がありましたが、臨時国会の召集を九月中にいたしたいということで、日取りを九月の二十九日ということに内定をいたしております。しかし、まだ閣議で正式に決定はいたしておりません。私どもの予定といたしましては、九月の十九日ころの閣議で正式に決定いたしたい、こういう予定をいたしております。  そこで、臨時国会に提出する法律案等について御説明申し上げたいと思うわけでありますが、臨時国会の会期のこともありますが、会期等は国会で、おきめ願うことになりますので、私どもは会期について、どうこうということはありませんが、希望といたしましては、約四十日ぐらいを希望しておるわけであります。というのは、通常国会になりますと、参議院議員の選挙がありますので、通常国会に提出すべきものでも、できるだけ臨時国会に提出して御審議を願いたい、こういう予定をいたしておるわけであります。  ただいまのところ、臨時国会に提出することにしておりまする法律案、条約等については、法律案二十四件、条約四件があります。それから第二に、臨時国会に提出する方向で目下検討中の法律案が十五件あります。第三に、臨時国会に提出するかどうか、なお検討中のものといたしましては、法律案として一件程度、条約で六件程度あるわけであります。なお、両院の承認を求める人事案件がございますが、今のところ約十件程度見込んでおりまして、この委員会にもお諮り願わなければならないものがあります。法律案等も御説明いたしますか。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 何かありませすか、プリントしたものは。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) まだ決定していないものですから、大体出そうというものを書いたものでございます。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) それでは概略の御説明を願って、あとで、まとまりましたら刷りものにでもしてお届け願うということにして、大体の御予定だけを……。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) 臨時国会に提出を予定しておる法律案は二十四件でありますが、一つは憲法調査会法の一部改正案、これは憲法調査会の事務が非常に多くなりましたので、人を少しふやそうという内容であります。それから私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部改正案——独禁法の改正法律案であります。それから一般職の職員の給与に関する法律の一部改正案、これは御承知の期末手当の問題であります。それから風俗営業取締法の一部改正案、これは深夜喫茶等に関連する法律であります。それから既成市街地における工業等の制限に関する法律案、これはこの法律案の通りであります。なお、地方財政法及び地方財政再建促進特別措置法の一部改正案、それから新市町村建設促進法の一部改正案、それから奄美群島復興特別措置法の一部改正案、それに科学技術会議設置法案、これは前に提出いたして審議未了になった法律案であります。  それから接収金属等の処理に関する法律案、これも審議未了になった法律案であります。それから国家公務員のための国設宿舎に関する法律の一部改正案、それに学校教育法等の一部改正案、それから学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案、国民健康保険法案、国民健康保険法施行法案、今申し上げた四つは、前の通常国会で審議未了になった法律案であります。それに、軽機械の輸出の振興に関する法律案、輸出入取引法の一部改正案、鉱山保安法の一部改正案、鉱業法の一部改正案、海上運送法の一部改正案、小型船海運組合法の施行に伴う関係法律の整理に関する法律案、郵政省設置法の一部改正案、これも審議未了になった法律案であります。それから放送法一部改正案、これも同様に審議未了になった法律案であります。それから最低賃金法案、これも審議未了になった法律案であります。  条約といたしましては四件、日本とポーランドとの通商条約、日米原子力一般協定、日英原子力の一般協定、日本とニュージーランドとの通商協定であります。  それから第二に申し上げた臨時国会に提出する方向で目下検討中のものがあります。これは栄典法案、国家行政組織法の一部改正案、この国家行政組織法の一部改正案は、審議会、委員会等で臨時に設けるものは、政令によって設けてもよろしいという案の内容であります。次に、地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日の特例に関する法律案、国家公務員等退職手当暫定措置法の一部改正案、社会教育法等の一部改正案、水質汚濁規制法案、これはいろいろ問題がありましたが、大体調整がつきましたので、検討中でありますが、結論に近づくと思います。それから工業汚水等の処理に関する法律案、河川法の一部改正案、酪農振興法の一部改正案、生鮮食料品卸売市場対策調査会設置法案、小売商業の振興に関する法律案、公共企業体職員等共済組合法の一部改正案、船舶職員法の一部改正案、鉄道と道路との交差に関する法律案、電波法の一部改正案であります。  それから第三に、臨時国会に提出するかどうか検討中のものがあります。法律案一件、塩専売法の一部改正案。条約として六件、関税及び貿易に関する一般協定の譲許の追加に関する議定書、ブラジル関係であります。関税及び貿易に関する一般協定の譲許の追加に関する議定書、スイスの関係であります。日米小包郵便改訂約定、目印郵便為替約定、日本・ラオス経済技術援助協定、日本・カンボジア経済技術援助協定、これらが提出するかどうか目下検討中のものであります。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 官房長官に、今の提出するかしないか検討中ということは、臨時国会に出すか、通常国会に出すかということを検討中ということですか、そうではなしに、通常国会にも臨時国会にも提出をしない場合もあるということになるのかどうなのか。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) ただいまお話しの、前のお話しの通りでありまして、通常国会には提出いたしたいと思っているのでありますが、通常国会よりも臨時国会に提出したいということで検討中の法律案、あるいは条約であります。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 それからもう一点ですが、四十日を政府として希望しておられるという会期であるのに、非常にたくさんの法律案が出てくるようですが、四十日という会期で、それらの法案が審議可能だというふうにお考えになっているんでしょうか。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) これは国会の運営上の問題でありますので、私ども的確な見通しができ得ないのでありますが、ただいまのところでは、四十日の会期中に御審議を終っていただきたいという期待のもとに、四十日程度を希望している次第であります。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 もし今、官房長官が説明をされたような法案が、臨時国会に全部出されるということになると、その会期の問題は、これは国会できめることですが、次の通常国会の召集にもいろいろ関連を持ってきますので、お尋ねをしておきたいのですが、臨時国会と通常国会の間で、政府が必要とする準備期間というのは、大体どのくらい必要だというふうにお考えになっているか、お尋ねします。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) 私の方では一カ月、三十日くらいの準備期間は必要だとは考えておりますけれども、参議院議員の選挙もありますので、参議院議員の選挙とのにらみ合せ、そういうことから召集の日取りも決定しなくちゃならぬということに相なろうかと思うのであります。そこで、九月の二十九日で約四十日ということになりますならば、十一月の八日ごろになりましょうか、上旬ということになりましょう。その間、通常国会の召集まで最小限二十日程度を必要とし、その後幾らか自然休会というものも見込んで、三十日以内の期間は予算編成、法律案の準備等に必要だ、こういうふうに感じているわけであります。

阿部竹松日本社会党

○阿部竹松君 いつも臨時国会でも何でも、あまり国会を開会したがらぬ岸内閣が、今回四十日も臨時国会をお開きになる、国会を開くどころか、閣議と官房長官はおっしゃったけれども、閣議も開かぬで、経済閣僚とか、その中へ河野さんとか、川島さんとか、二、三入って一切の物事をきめておられるそうですが、それほど会議を開きたくない岸内閣が、四十日も開かなければならぬという理由は、来年の選挙が一番の要素だと思うのですが、そこで、新聞その他には、官房長官の談話で、地方選挙は四月から始めますとか、参議院議員の選挙はいつから始めますなどと、それぞれ新聞記者が、うそを書いておらなければ、あなたは相当発表しているが、ここで正確に、地方自治体の何は何日から始まって何日で、参議院議員の選挙は何日だ、それを一つお知らせ願いたいと思うのです。それからもう一点は、これは私の聞き漏らしであればけっこうですが、前国会でも若干与野党で話し合いがなされておったILOの条約批准の問題、こういうことはどうなるのですか、さいぜんお話しがあれば議事録で拝見しますけれども。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) 臨時国会の召集日のことにつきましては、いろいろ話し合いといいますか、今お話しのようなことで内定はしているのであります。あまり早く閣議で決定して変更するようなことがあってもどうか、こう思っておりますので、まだ閣議の決定をいたしておらぬわけであります。  それから通常国会の問題、召集の日でありますが、御承知のように、参議院議員の半数の任期が来年五月二日に満了いたしますので、会期が任期にまたがらないようにいたしたい、そうして法律や予算の御審議を願いたい、こういうような予定から、さかのぼって百五十日間ということにいたしたいということになっておりまするし、同時に、十二月中に通常国会を開く、これが常例ということになっておりますので、十二月一日に通常国会の召集をいたしたい、こう予定しております。そういうことにいたしまして、参議院議員の選挙は、法律にも二つの方法がきまっておりまして、御承知のように、任期満了前三十日以内に行うということが原則でありますけれども、会期中に任期がまたがらないというような方針で、いろいろ検討いたしました結果は、参議院議員の選挙は五月三十一日、ちょうど日曜日になっておりますので、この日が適当ではないかというふうに考えておるわけであります。  それから四月中に行われる地方選挙は、なるべく一定にした方がよかろうというような方針のもとで、地方自治体——府県の首長及び議員の選挙の期日、及び五大市長及び議員の選挙の期日は四月の二十三日が適当ではないか。それから市町村の首長及び議員の選挙の期日は、いろいろ検討いたしました結果、四月の二十八日が適当ではないかということを、きのう各方面と相談をしておるわけでありますが、まだ決定的なわけではありません。  ILOの条約批准等の問題につきましては、各方面から、これを推進するようにという話もありますけれども、これにつきましては目下検討中で、まだ結論が出ておりません。以上であります。

阿部竹松日本社会党

○阿部竹松君 結論が出ておらないというならば、それでけっこうですが、新聞発表等になっておる倉石労働大臣のあれは、何ら閣議で論議されたものでもないし、まとまったものではない、こういうことなんですか、今、官房長官のお説を承わると。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) 閣議でまだこの問題について話題といいますか、話になっておりません。倉石大臣がどういうふうに言われたか、私も新聞を見るのを漏らしました。まだ話には出ておらないわけです。

斎藤昇自由民主党

○斎藤昇君 ただいま御説明を承わりますと、今度の臨時国会に提案される法律案は相当件数も多いようであります。中にも重要な案件が相当あるようであります。小酒井委員から御質問がありまして、四十日では短いのではなかろうかというふうなお話もありましたが、なるほど通常国会の開会日を予定をし、その準備を考えますと、そう多くの日数を臨時国会にさけないということになるわけであります。これは国会できめることであるわけでありますが、できるだけ早く上げるためには、やはり参議院先議を相当多くしていただいて、手回しよくやっていくということでありませんと、会期末に近づいて参議院にたくさん殺到してきたのでは、また会期延長々々ということが起り得るということがあります。つきましては、参議院先議のものをどういうようにお考えになっておられるか、また、こういう考え方についてどうお考え方になっておられますか、まだ具体的に、これは先議、これはどうということは、あるいはおきめになっておらないかもしれませんが、これらに対するお考え方、もし具体的に大体わかっておれば伺わしていただきたいと思います。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) ただいまのお説の通り、ぜひ会期中に提案した法律案等は御可決を願いたい、こういう考え方からいたしますならば、参議院先議の法律案も極力早くお出しいたしたい、こう考えております。まだどの法律案を参議院先議にお願いするかということはきまっておりません、法律案が全然出そろっておりませんから……。そこで、今のお話のように、短い期間に法律案の御審議、御可決を願うということにいたす関係上、法律の提出を早めたい。今まで会期の途中や会期末等に法律案を出した例もありますけれども、今回は私どもといたしましても、各省を督励して、会期の当初にほとんどの法律案が提出されるようにいたしたいと思っております。おくれても五日以内に出すということにはいたしております。大部分は劈頭に提案する、こういうことで各省等も督励し、法制局等におきましても準備を進めております。そういうことによって審議をめていただき、また、出ました法律案はできるだけ御可決願いたい、こういう方針で進んでおります。

斎藤昇自由民主党

○斎藤昇君 大体のお気持はわかりました。そして参議院先議を相当出したいというお話であります。いつもそういうお考えでありましても、あるいは予算に関係があるから、これはどうだからということで衆議院先議が相当多いのが、御承知の通り今までの例であります。予算に関係があるかないかという問題、これは予算に無関係というものはほとんどないわけでありまするからして、その辺はよく御勘案をいただきまして、くどいようでありまするけれども、参議院先議を相当多くしていただきたい。それでないと、短期間に上げるということは非常に困難になりはしないか、かように思いますので、強くお願いを申し上げておきます。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 それからもう一つ、人事案件の承認が非常にたくさんあるようですが、むろんこれは国会に諮りませんと、承認をするかしないかということはできないわけですが、しかし、休会中において議運の開かれたようなときには、報告のできるものぐらいは、こういう人事案件の任命なりをしたから、いずれ国会が開かれれば、承認をいただくことにしたいのだという報告ぐらいやっておかれた方がいいのじゃないかという気がするのですが、この点、官房長官どうなんでございましょう。

赤城宗徳自由民主党内閣官房長官

○説明員(赤城宗徳君) 御注意もありましたから、御報告申し上げておきたいと思います。  第一に、政府において後任者を決定または内定して案件の提出を予定しておるものでありますが、そのうち、両議院の事後承認をお願いしたいのは、この中に総理府の関係は公正取引委員会に一名、これは内閣総理大臣の任命になっております。これは三十三年九月の五日にきめました鈴木憲三君をきめてあるのであります。これは事後承認をお願いしたいと思うのであります。第二が、地方財政審議会に五名選んでおりますが、これは九月の十九日に任期満了となるわけであります。それから法務省関係では、公安審査委員会の委員三名、任期が来ましたので、これは九月の一日に、阿部眞之助君、挾間茂君、矢部貞治君を委員に再任いたしております。厚生省関係では、社会保険審査会委員、これは九月の一日にきめました。これは八月三十一日に任期が満了しました藤田宗一君の後任として赤松常子君、労働省関係では労働保険審査会委員、これが八月一日に花沢武夫君が任期満了しております。それから公共企業体等労働委員会委員、これは九月の十日に任期満了となるので、目下、労働省で推薦者を考慮いたしております。  第二に、両議院の同意を得る関係といたしましては、総理府の公正取引委員会委員、これは十月の二十五日に任期満了となりますが、これは臨時国会でお諮りをいたすことができるる思います。それから運輸省で運輸審議会委員の欠員があります。  それから、第三に、両議院の一致の議決を要するもので、これは農林省関係で蚕糸業振興審議会委員、これは小淵光平委員がなくなりまして、自然解消、それから参議院の関根久藏君が農林水産委員長となりましたので、これがかわっております。建設省関係で中央建築士審議会委員があります。  それから国会または各議院の指名選出等を求めるものがあります。国会の議決による指名、総理府で中央選挙管理委員会委員、それから参議院の指名をお願いする関係が、運輸省の鉄道建設審議会委員、これは十一月二十六日に、満了の谷口弥三郎君、こういうのが、今人事案件として考えられておる、これだけであります。

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 委員長からちょっと申し上げておきますが、よく人事案件で、手続上のそごから、ときどき必要以上のトラブルを起すことがあるようでありますから、なるべく早目に、理事会なり、委員会に御連絡を願うようにしていただきたいと思います。  ほかに御質問ございませんか。——それじゃ臨時国会の関係はこの程度にいたしまして、官房長官にお引きとりを願いたいと思います。   —————————————

安井謙自由民主党

○委員長(安井謙君) 次に、報告でありますが、国会図書館の運営に関する報告をいたしておきます。  去る七月九日の委員会におきまして、質疑、応答を重ね、その後、理事会におきまして、その取り扱いについて慎重に検討を加えて参ったのでありますが、特に昨日の理事会におきまして、図書館の奉仕の改善、いわゆるサービスの改善、科学技術関係文献の整備、科学技術情報センターとの関係、新館建築に伴う図書館の図書移転計画、春秋会の性格、これは予算業務内容、図書館法改正の問題等について、金森館長に対し質疑を行なった次第であります。本日さらにこの取り扱いについて協議をいたしました結果、当面の科学技術関係の問題について、なお理事会で検討を加えて、その結果等に基いて、次期国会において、必要なる小委員会を設置するというような措置も講ずることに意見が一致いたしました。  以上、御報告申し上げまして、今後の運営について、委員諸君の御了承を得たいと思います。  それではほかに格別の御発言がなければ、本日の委員会はこれをもって散会いたします。    午前十一時五十五分散会

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