議院運営委員会 第14号
- 発言数
- 35 件
- 登壇者
- 9 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1958/07/03
会議録
○江崎委員長 これより会議を開きます。 この際、星島議長から発言を求められております。
○星島議長 今国会の会期は明四日で終了することになっておりますが、先ほど自由民主党の村上国会対策委員長が私のところへ参られまして、この際、参議院における議案の審議の状況にかんがみて、会期を四日間くらい延長せられるよう取り計らわれたいとのお話がございましたので、当委員会におきまして、その協議をいただきたいと思うのであります。
○江崎委員長 ただいま星島議長から、会期延長に関する件について諮問がございましたから、会期延長の件について御協議をお願いいたします。
○荒舩委員 ただいま議長から、わが党の村上国会対策委員長より四日間ほど会期を延長願いたいという申し入れがあった旨御報告がございましたが、右のような次第でございまして、わが党は四日間会期の延長をお願いしたいと思います。
○池田(禎)委員 この国会は、御承知のようにわが社会党よりは、少くとも一カ月以上というところの要求が出されて、与党である自由民主党の方から、そんなに要らないじゃないか、二十日間でいいじゃないか、こういうお話があって、その両者の間をとったというよう形で、二十五日ということで出発したのでございます。私どもは、今日の状態から見て、しかもただいま参議院におきまして、学校管理職法案について、委員会の審査を省略して、本会議において委員長の中間報告を求めるの動議が可決されて、現にこれが審議されておるのでございまして、このときに当って、両院を構成する一方の衆議院が会期延長を提出されるということは、論理的に申しましても、また多数を持っておる自由民主党が、少数党の主張を退けて会期に制限をしたというようなことにかんがみましても、まことに不可解千万なことでありまして、どういう口の根をついたらそういう言葉が出るのであろうかと、ただただあぜんとせざるを得ないのであります。国会の審議の状況から見ますならば、こういうことは重大な悪例として残るものでありますから、われわれとしては同意はできないのであります。でき得るなら、私は自由民主党の国会対策委員長においでを願って、その議長に申し入れをなさった理由を伺いたいと思うのであります。 また、ただいま議長さんから四日間の会期の延長の申し入れがあったと報告されましたが、従来会期延長を行う場合は、各常任委員長をお呼びになって、御意見を聞かれるのが通例でありますが、そういうものは、今回はいかようになされたのでありましょうか、その点はあらためて議長さんに対してお尋ねをいたしたいと思います。
○星島議長 私といたしましては、当議院運営委員会に諮問をいたしまして、その諮問の御了承を得た上で常任委員長会議を開いて、また常任委員長会議の結果を待ちまして、参議院議長にも協議をいたしました上で、本会議にお諮りいたしたい、かように考えておる次第であります。
○池田(禎)委員 国会対策委員長は、どういう理由で会期延長を申し入れられましたか。
○村上勇君 参議院の審議の状態が、どうしても四日ばかり延期しなければ、重要な法案の通過が困難と思いましたので、正式に議長に延長の申し入れをいたした次第であります。
○山本(幸)委員 村上対策委員長にちょっとお尋ねいたしますが、あなたは今参議院の法案審議の関係で、会期中に法案が成立するのが困難だと思うから、こういう理由を申されたのですが、会期延長をされるなら、なぜ中間報告なんという無理なことをされるんです。まことに首尾一貫しておらぬですね。これはあなた方みたいな頭脳明晰な方だからおわかりだと思うが、会期を四日も延長を希望されるなら、中間報告というようなけちな手段をとって、しかも新聞が伝えているように、事はいずれにあろうとも、実質的には委員会の審査を完全にやらないで、趣旨説明だけをやって、いきなり中間報告を求めるというような、前例のない無謀な手続をとられることは首尾一貫しない。それは会期延長をする意思がないからやられたのであって、会期延長をする意思があるなら、何もあなたはそういうことをやられなくてもいいと思いますが、どういうわけですか。
○村上勇君 中間報告を求めた時期と、私が議長に会期延長をお願いした時期とは非常なずれがありまして、わずか二、三十分前、私は十一時ころお願いしたのであります。中間報告を求めたその理由とか、あるいはその経過等につきましては、むしろ参議院の方でお答えするのが当然だろうと思いますが、これをいろいろと申し上げますと、どちらにもその理論的な根拠があろうかと思いますので、その辺は、私からお答えすることは差し控えた方がいいと思っております。
○山本(幸)委員 村上さん、それはあなたはぼけるのがうまいかもしれぬけれども、こういう大ぜいの人が聞いておるんですから、与党の国会対策委員長らしい答弁をしてもらいたいと思うのです。ということは、会期がきょう限りならきょう限りで、なるほどそういう時間的な関係を考慮に入れて中間報告をしなければならない。従って、中間報告がどうも深夜にかかりそうな空気が夜になってわかったから、そういう関係で会期の延長を願うんだという理屈なら、これは非常によくわかります。会期はあしたの夜の十二時まであるのです。従って、そういうようなときに中間報告を求めておいて、そうして一日も時間があるにもかかわらず、きょう会期の延長をやるというのは、全く首尾一貫しておらぬ。あなたの答弁にしてはまずいですよ。ましてや、中間報告は参議院でおやりになっていることでと言うようなことは、冗談じゃないですよ、そんなことを言っておったら、新聞記者が笑いますよ。中間報告は、自民党が党議で決定して、参議院でやらしているのでしょう。私は、これは政党内閣として当然の手続だと思う。従って、参議院がやっているのではなしに、自民党からやらしているんだとおっしゃった方が、政党内閣らしいりっぱな態度だと思うのですが、どうですか。
○村上勇君 もう何でしょう……。
○池田(禎)委員 答えないというものを、口を割ってまで答えさせるわけにはいかぬけれども、あなた方こういう場面にわざわざ御出席なさっているのですから、これはお答えになるということが、議会政治の上からいってもやるべきことじゃなかろうか。あなたが言わぬというなら、何ともしようがないけれども……。
○村上勇君 ただいまの山本委員の御質問中、本日延長を申し入れたということは時期尚早じゃないかというような御意見でありますが、大体従来の慣例から見ましても、当日ということはなかなか困難でありまして、今ごろからお願いしておいた方が、私は最も適当な時期じゃないか、かように思っておるのでございます。
○佐々木(良)委員 与党の理事の方にお伺いいたしますけれども、いずれにいたしましても参議院に起った事態でありまして、本日は衆議院にはまだ何の事態も起っておらぬわけであります。どうして本日ここで持ち出すような運びになったのでございましょうか。
○荒舩委員 ただいま佐々木君の御意見ですが、会期末になりますと、会期延長の問題では、いつでも紛争が起ることが多いので、従って、一日前に穏やかに話し合いができるものなら話し合いをして、参議院の審議の状況にもかんがみまして、四日間延長してもらいたい、こういうことを、円満にいくために本日お願いをしておるような状態でございます。
○佐々木(良)委員 そうすると、本日は円満に、どちらがうまい理屈が通るか、十分お話し合いを願いたいと思いますが、よろしゅうございますか。
○荒舩委員 どうぞ、よろしゅうございます。しかし夜もふけておりますから、私の方は夜は寝る時間でございまして、昼間起きておるのでございます。なるべく夜を徹してやるというようなことは好まないので、御了承を願います。
○小林(進)委員 私は特に賢明な自民党の国会対策委員長に……委員長、呼んでもらうわけにいきませんか。それじゃ、私は与党側の理事にお伺いしたいのですが、ともかく、さっきも池田委員から御質問になりましたが、賢明な皆様方が先見の明あらずして、わが党がどうしても会期は、審議の状況を見れば一ヵ月を要すると言ったにもかかわらず、あなた方の方は二十日でいいということをおっしゃった。そこでようやく中間をとって二十五日にきまったのです。その賢明な与党が、最初の予定の二十日間を五日延ばしているにもかかわらず、今日にきて、またどうも足りなくて、われわれが最初に申し上げた一カ月に近い四日間を延長してもらいたいということは、あまりにも先の見通しがつかな過ぎるんじゃないか。一体、この重大な心境の変化を来たしました理由を、いま一回お示し願いたいと思います。
○荒舩委員 まことに小林君の御意見ごもっとものようでありますが、衆議院においてはおっしゃる通りでございます。参議院の審議においては、なかなか予想外の問題等もございまして、ついおくれてきたと思うのでございます。従って、参議院のこまかい説明をするまでもございませんが、たとえば文教委員長が雲隠れをした——という言葉を使うと、妥当であるかないかわかりませんが、そういうようなことで、予想外の審議の遅延をしてきていることは、小林君といえども御承知の通りでございます。このような事態がなければ、あるいはわが党の主張の二十五日で済んだかもしれません。しかしながら、思わざるそうした事態が起りましたために、審議がおくれてきたと思うのでございます。以上申し上げます。
○小林(進)委員 われわれも参議院の問題は触れたくなかったのですけれども、今のお話で、われわれの同僚参議院議員が、何か皆さん方の御意思に反してじんぜん日を過ごしたような誤解を受ける御答弁がありましたので、あえてわれわれの方も申し上げなくてはならなくなったのでありますけれども、私ども参議院の状況を見て参りました。今月の一日から、わが参議院の方では、自民党あるいは緑風会さんにも話を通じて、文教委員会の理事会において審議の状況を話し合ったわけです。ところが、はからざりき、その理事会の申し出をあなた方の方で粉砕をされて、何でもいい、質問もしなければ何もしない、ともかく強引に多数決で上げてしまうという、まるで委員会の審議権を無視されるような行動があった。わが党の竹中委員長が、懇切丁寧に努めて、どうか御質問もして下さい、審議もして下さいと、一生懸命に頭を下げておるけれども、あなた方は審議のルールに乗らないで、審議もしなければ何もしない、とにかく多数決で押し切ろう、こういうことをおやりになったのである。われわれの方から言わせれば、むしろじんぜん日を過ごしたものは、われわれ社会党にあらずして自民党である、こういうことを申し上げなければならぬ。特に本日のごときは、あなた方はとうとう多数決の力で——わが党の参議院の言葉をもってすれば、多数決の暴力と言っておりましたが、これは暴力と言えるかどうか、定義の問題ですから、そういう論争は別にいたしましても、いわゆる多数決の暴力と称するもので、とうとう本会議場で中間報告なるものを求められたわけです。私は、これは国会法の五十六条の三の規定に基いて中間報告を求められたと思いますけれども、これによれば「各議院は、委員会の審査中の案件について特に必要があるときは、中間報告を求めることができる。前項の中間報告があった案件について、議院が特に緊急を要すると認めたときは、委員会の審査に期限を附け又は議院の会議において審議することができる。」とあります。この参議院の問題は、あなた方があしたじゅうにほんとうにおやりになりたいならば、そんな本会議場でやらぬでも、多数なんだから、委員会の審査に期限を付しておやりになってもよろしいものを、とうとう本会議場であなた方はおやりになった。これは当然会期を延長しないというあなた方の断固たる決意がなければ、こういう非常手段はとれるものじゃない。元帥どうですか。私は、武知先生はあなた方の方の元帥ですから、元帥と申しております。そういうことで、本会議場において委員会の審査を省略して中間報告を求めるということは、私は、会期はもう延長しない、そういう断固たる決意を持ってあなた方がおやりになったと思うんだ。そういうことを参議院でおやりになっておいて、衆議院の方へ持ってきて、四日間の会期延長をするなどということは、実にロジックも合わなければ、何か多数決にものをいわせて、衆議院と参議院をお互いに手玉にとって、おもちゃのようにしてからかっておられるような感じを受けるのです。これは決して言葉のあやじゃないんですよ。少数党の目から見ると、確かにやり方が傲慢に過ぎる。参議院の方には、委員会の審議も省略して、本会議で中間報告を求めて、何でもいい、会期も延長しないから、きょうは強引にやっちまおう。今度は衆議院の方は、お前たちの方は、会期の四日も延ばそう、そういうように手玉にとってからかってやるというようなふうでは、いかに多数決であって、私どもは与党の方に協力しようと思いましても、なかなかできない。願わくば、あなた方も賢明な方方だけでありますから、衆参両院合せて筋の通るような話を進めてもらいたい。これに対して御答弁を願いたいと思います。
○荒舩委員 ただいま小林君から参議院の状況についてるる御説明がありましたが、しかし、わが党といたしましては、多数なるがゆえに横暴をするというような考えは少しもありません。しかしながら、参議院の審議の状態から見まして、委員長が逃亡されてしまった、行方不明になったというような問題から、審議がおくれているということを、あくまでも私どもは考えているわけであります。そういうようなことがなければ、会期を延長しなくてもできたと思うのでございますが、遺憾ながらそういう事態が現に起っておったというようなことで、審議がおくれたんじゃないかと思います。 また、中間報告を求めるの問題等につきましては、詳細については、私ども国会対策に席を置きませんからよくわかりませんが、あるいは小林君の御意見のようなことがあったかもしれません。しかしながら、会期の延長をしようというようなことは、わが党として、まだ参議院の方で議題に上っていなかったかもしれません。従って、あるいはそのために中間報告を行なったという事態があったかもしれないと思うのであります。しかしながら、現実にもう会期は明日一日でございます。従って、この段階におきましては、四日間延長されるというようなことも、これは一つ野党であります社会党さんにも円満に御承認をいただきまして、いつも会期の延長の問題でどうもごたごたして、思わしくないような事態が起ったというようなことは、この特別国会を境としてないように、明朗のうちに話し合いをつけて、そうして四日間でございますから、ぜひわが党の気持をくんでいただきまして、延長されんことをお願い申し上げます。
○佐々木(良)委員 荒舩さんのお言葉でございますけれども、今お話の中で、参議院のわが党の竹中君のことにつきまして、逃亡云々という言葉がありましたけれども、もし果してそういう事態であったとするならば、これは院を異にしております参議院において、しかるべき措置がとられるものだろうと私は思う。にもかかわらず、参議院では、ちゃんと筋が立って、今委員長として仕事も進んでいるわけでありますので、逃亡云々という言葉はちょっと聞きかねるわけでありますから、どういう理由と、どういう事実に基いてそういうお言葉が出たのか、承わりたいと存じます。
○荒舩委員 逃亡ということは、言葉が過ぎた、こうおっしゃられれば、あるいは姿をくらましたと表現してもいい。姿をくらますという言葉で悪ければ、雲隠れした、こう申し上げてもよろしいと思います。
○池田(禎)委員 私は与党の理事の御答弁について、どうしても納得いかない。繰り返して申しますならば、わが党が一カ月以上ということを要求したときに、あなた方は二十日間でやれる、それをさらに譲歩して、二十五日でやれるということで、あなた方の方は、絶対多数を持っている与党が国会運営に責任を持つのだ。従って、常任委員長も副議長も、ことごとく与党がとる。われ勝てり、われ自信を持って、責任を持って国会の運営をすると言ったのが、自由民主党の姿じゃありませんか。そういう多数の横暴、委員長、副議長の独占というようなことから、国会の中において法規通りの投票をもって行うというようなことで、これに二日間費した。このことは、横暴の事実がこういうことになって現われた。そういうことで時間を空費して、それがために会期を延長しなければならぬ、四日間ぐらいですからというのですが、本来なら、いやしくも三百名に近い多数を持っている自由民主党が、国会の運営について目測を誤まるなんということは、政治家として、責任政治のもとにおける政党として、大失敗です。おそらく前憲法時代だったら腹切りものです。今日新しい国会、新しい憲法だから、平気で乱発できるかもしれぬけれども、そういうことは、やはり責任政治のもとにおける公党としてのとるべき姿でない。少くとも会期というものは、何日間あるいは何百日間ときめられたら、与党なり政府は、その会期内において責任を持って通過せしむる用意と準備のもとに法案を出さるべきであって、自分たちがその見通しを誤まって、会期を幾たびか延長しなければならぬということは、政党として、政治家として、大なるミスです。八尺しかないところの土俵で相撲をとって、押し出されたから今度は土俵を広げよう、また押し出されたからまた広げよう、こういうことをやったのでは、これは議会政治のルールというものを根本的に破壊するものである。これはだれが考えてもそうなんです。国技館に参りますれば、あの土俵を割ったら、いかに横綱であろうと何であろうと、負けです。政党政治のルールにおいては、二十日間あるいは一カ月間と会期をきめたら、そのうちにおいて通すというのが、政党内閣の使命です。たとい一日といえども会期を延長するということは、重大な自分たちの目測の誤まりであり、自分たちの失敗である。それを自分たちの失敗、見通しの間違いはたなに上げて、四日間また延ばす。ちょうど相撲に負けて土俵をだんだん広げて、土俵を全国的に広げるような、そういうことをしたら、勝負はつかない。これは責任ある内閣のとるべき姿でありません。これは天下に醜を示すものでありまして、自由民主党というような、公党をもって任ずるところの政党であるなら、当然会期延長は撤回して、この会期の中において通過せざる法案は、あらためて次の国会に提出をして、国会の審議を仰ぐということが、民主政治のもとにおける当然のことであります。従いまして、社会党に同意を求める前に、まず少くとも自由民主党に対して、これを撤回なさるところの御相談を一つ重ねていただきたいということを、私はこの際申し入れをいたしたいと思うのであります。
○山村(新)委員 ただいま社会党の理事の池田さんから、自由民主党として、会期のことについて目測の誤まりがあったという点についての力説がなされております。私の方で、もし目測の誤まりがあったといたしますならで、委員長選挙の際におけるああいう堂々めぐりのような、ややこしい戦術を、良識のある社会党がよもや展開するとは考えておらなかった。いま一つは、参議院における審議の過程において……静かにして下さい。参議院の審議の過程において、実際において……。
○江崎委員長 御静粛に願います。
○山村(新)委員 荒船君がおっしゃったように、逃亡と思われるほどの、委員長の行方不明の問題が惹起されるほど、実際においては審議を一つもはかどらせなかったというような非常識なことを、よもや良識のある社会党でおやりになろうという点について、目測の誤まりがあったとすれば、そこに目測の誤まりがあったと考えてもよろしいと思う。あなた方は最初三十日の会期の要求をせられ、われわれは二十日を要求いたしました。その間に、池田さんがいつもおっしゃられるように、民主政治というものは話し合いの政治であるという建前から、二十五日というものを一応決定いたしまして、今回の会期が決定されたわけです。ところが、その二十五日において、要するに今までの国会において前例のなかったような、十六の委員長の一人々々の選任というような問題を展開されましたこと自体から考えますと、あの委員長の選挙の始まったときに、私としては、少くとも四日や五日というものはどうしても延ばさなくてはならないということを見通されるのが、いやしも議運の理事としての賢明な策でないかと思うのでございます。そういう点から言いますときに、きょう、わが党の村上国会対策委員長が、参議院の模様を勘案いたしまして、十分にあらゆる角度から検討いたしまして、どうしても四日間くらいは延ばしてもらいたいということを要求して参ったことは、私は当然のことだろうと思うのでございます。われわれといたしましても、いたずらに会期を延ばすということは、それだけよけいに費用がかかるわけでありますから、なるべく最小限度においての会期内において、いろいろな議案の審議をしたいという建前から、せっかく社会党の諸君が、三十日で十分ゆっくりおやりなさいというものを、二十五日でけっこうです、二十五日の方が、国の費用も五日間でも節約されるという建前から、実は二十五日というものを主張したのでありまして、これは決して悪意があってのことでありません。むしろこの会期の延長をせざるを得なくなった原因というものは、社会党の諸君が無理に、いわゆる遵法闘争というふうな形のもとにおきまして、いやがらせの議会闘争をしたことが原因であるということを考えますときに、むしろ社会党の諸君がその非を悟られまして、やはり村上国会対策委員長から申し込みがありましたように、四日間くらいの延長というものがやむを得ないということは、おそらく良識のある、特に議運の皆様方は、心中におきましては大体お考えになっているんじゃないかと思いますから、党内のいろいろな情勢もございましょうけれども、この際は一つわが党の申し入れのように、四日間でもって会期の延長に同調されんことを望む次第であります。
○池田(禎)委員 ただいま山村君の発言の中で、委員長選挙等におけるという言葉がありましたが、これはあなたの党の副総裁大野伴睦君が、多数を握ったのであるから国会の運営はわれわれの責任でやるのだ、法規に従って、国会法に基いてやろうじゃないかということを、あなたの党の幹部がお答えになった。私どもは国会法の法規に従って、これは何ら違法にあらず、法に従いましてこの選挙をやったのでありまして、社会党がこの点について、とやこうのことを言われる筋合いは毛頭ございません。私どもが乱闘をし、あるいは演壇を占領いたしまして議事を妨害したというなら、これは世間に対して、私ども自身のこうむるところの非難の責任はあるでしょうけれども、法規に従いまして、しかもあなたの方で、われわれは多数を持っているから、国会の運営は責任を持つのだ、おれたちがやるのだから、君らは文句があったら法規に従ってこいと、堂々と申されたことに従ってやったのであって、この点は、いやしくも社会党に関する限り、この委員長選挙に対する非難は、私どもが法律の中にあらざることを適用してやったというならともかく、とにもかくにも、国会法に定めるところによってやったものでありますから、この点は十分御訂正を願いたい。さらにまた私の言わんとするところは、私どもは三十日間を主張し、あなたの方は二十日間を主張しましたが、一たん会期が厳として二十五日間ときまったならば、その会期の中で上げなければならぬ。いかなる天下の悪法といえども、きまったらこれに従わなければならぬ。国会が両院の議決をもって、多数をもって日数を決定したならば、私はその会期の中において、政府、与党は責任を持って審議を終了せしめるというのが、当然今日の議会政治におけるルールなんです。従って、国会法の中におきましても、会期の延長は、通常国会、特別国会、段階に分けて、延長について制限をいたすというような特例を作っているのもここにある。無制限にしているんじゃない。ここにきめられた期間の中において、審議をするというのが民主政治の要諦なんです。このことを私は繰り返して申すならば、与党たるものが、会期が足りなくなったから延長するということは、ほんとうを言うなら、これは天下に醜を示すものである。これは国民が見ても、だれが見ても、自分の不明を謝さなければならぬ。突発事故があったというならともかく、あなた方が、衆議院におきまして四百六十七人が自由民主党の代議士なら、相手がありませんからこれは何でもきまります。マージャンであれ、碁であれ、一人で何でもできます。議会政治は相手があるのでありますから、当然相手の出方によってきまるのであります。そういうことであるから、延ばさなければならないということは、これは三百代言的な言辞であって、少くとも民主的な議会における発言としては、私は同意をいたしかねるものがありますから、この際、特に私自身の発言をいたしておきます。
○山村(新)委員 ただいま池田君から、いわゆる十六の委員長選挙の問題は、決して違法でないということを力説されましての反駁論がございましたが、私は決してこれが違法であるということを申し上げたのじゃない。少くとも今までの常任委員長選挙について、一人々々の委員長の選挙を堂々めぐりでやったという前例がない。少くともこういうふうな、いわゆる非常識な、今まで前例のないようなことが展開されるということは考えておらなかったから、われわれは二十五日で足りると思っておった。あなた方は表面上は合法的であると言いますけれども、先ほど小林君が多数の暴力と申されましたが、見方によれば、少数の暴力である。どれだけの時間を空費し、どれだけの国費を使ったかということは、その当時の新聞が論じている通りです。従って、私どもといたしましては、そういうよけいな時間を費したがために、どうしても四日間程度は延ばさなければならないということを論じたのでございまして、あなた方がおとりになった態度が、決して違法であるとは申し上げませんが、少くとも常識的な態度でなかったということは、国民の全部が知っているということを申し上げたのであります。従って、われわれとしては、どうしても四日間というものは必要であるということを、再度強調いたすわけであります。
○池田(禎)委員 時間もだいぶ経過いたして参りましたので、本委員会を続行するについては、それぞれの処置が行われようかと思いますが、この際、星島議長にお尋ねをいたしておきたいことがあります。従来国会におきましては、国会の審議が深夜に及び、あるいは暁国会というようなことがなきにしもあらずでありました。しかし、これは国会運営の上から申しましても、きわめて不適当なことでありまして、こういうことは絶対に繰り返してはならないということを、常に本委員会において主張して参ったところであります。しかるところ、本日もこの状態から見ますならば、これは何らかの措置を講じなければならぬと思うのでありますが、私はそういう悪例をとらず、正常なもとにおいて国会の運営、審議がされることが、最も望ましいことと考えるのでありますが、議長はこの際、本会議はやはり定例にして、深夜にやるとか暁にやるとか、そういうことの悪例をとらざるようなお考えがあるであろうかどうか、こういうことを一言お尋ね申しておきます。
○星島議長 ただいまの御質問に対しまして、深夜国会か開くというようなことは、議長としては、はなはだ好ましくないのであります。ことに本日は、そのような考えは持っておりませんから、この点はどうぞさように御了承を願います。
○江崎委員長 それでは、本日は時間の関係上この程度にいたし、明日午前零時五分より引き続き開会することといたし、これにて散会いたします。
○江崎委員長 ちょっとお諮りいたします。ただいま……御静粛に願います。——御静粛に願います。ただいま委員長から、明日午前零時五分より引き続き開会することにいたしたい旨宣告をいたしましたが、労議として採決に問われたいという意見が池田君より出ております。これを採決いたします。 明日午前零時五分より開くことに賛成の諸君は挙手を願います。
○江崎委員長 挙手多数。よって、さよう決定いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後十一時五十四分散会