逓信委員会 第16号
- 発言数
- 37 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1958/04/03
会議録
○委員長(宮田重文君) ただいまより委員会を開会いたします。 まず、委員の変更について御報告いたします。 昨二日剱木亨弘君が辞任され、迫水久常君が選任されました。また、本日堀木鎌三君が辞任され、江藤智君が選任されました。 —————————————
○委員長(宮田重文君) 次に、本日は電波法の一部を改正する法律案について審査する予定でありましたが、都合により放送法の一部を改正する法律案を議題といたしたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(宮田重文君) 御異議ないと認め、さよう決定いたします。 それではこれより放送法の一部を改正する法律案に対し、質疑を行います。
○久保等君 速記をとめてもらってけっこうです。
○委員長(宮田重文君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(宮田重文君) 速記をつけて下さい。
○山田節男君 今、議題になりました放送法の一部改正案につきましては、これは過日本会議でも質問があったように、また、放送法の一部改正の内容からいっても、これは国民一般の利害から見て非常に重大な問題でありますから、この議題については、一つ予備審査をする前に、公聴会か、あるいは参考人を呼んで、一般の国民の世論を当委員会で聞くということが重要だと思うのです。この点を一つお諮り願いたいと思うのです。
○委員長(宮田重文君) ただいま山田委員から御発言がございましたが、そういう御希望の線に沿うていくということに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(宮田重文君) 御異議がございませんければ、さように取り進めて参りたいと思います。
○山田節男君 公聴会がいいか、あるいは参考人でいいかということを一つおきめ願って、それでやはりこれは慣例によりますと、本議題について賛成、反対、そういうものを大体こっちが目安をつけて呼ぶ人選の問題もあるわけです。ですから、公聴会にするか、参考人を呼んで意見を聞くようにするか、それをおきめ願って、あとは人選の問題、それについてお諮り願って、当委員会で一つ意見をきめていただきたいと思います。
○委員長(宮田重文君) この点について御意見ございますか。
○鈴木強君 山田委員の提案に私は賛成をいたします。特に、放送法の慎重なる審議を期するためにも、ぜひともこれは公聴会として意見を聞くようにしていただきたいと思います。そうしてその人選その他については、理事会に一任をいたしますから、理事会において慎重御検討の上御決定いただきたいと、こう思います。
○久保等君 それからなお、公聴会は私も賛成です。ただ、本案はまだ衆議院で審議中の過程だしするんですが、日時の問題がやはり問題だと思うんです。ですから、私はこれはまあ当然公聴会を開いて、十分に一つ御意見を賛否両論の立場からお聞きしたいと思うのですが、日時の問題については、これはまあ当然木審査に入ったときの適当な日時ということになるのだろうと思うのですが、何かそういったようなことについても、理事会で検討せられたのですか、別にそういったようなことはないのですか。
○委員長(宮田重文君) お答えいたしますが、理事会では、先ほど来いろいろ御懇談のうちにも、そういう問題にも触れて、実は公聴会がいいか、参考人がいいかというようなことについても、お話し合いをしたわけですが、そ際には、公聴会というと、まあ一週間前にそういう手続やらいろいろな必要もあると、それからまあ公聴会ほどのことでなくも、実質的には、公聴会にしても、参考人の形でも、御意見を聞く分にはそう大差ないのではないか、だから、この際は参考人を呼ぶという形にして、来週の定例日である火曜日に大体それを行なっていったらどうかと、こういうような御意見も出て、大体その線でおまかせ願えればというので、後ほど、そういうことも申し上げてみたいと、こう考えておったわけですが、その点について、一つ山田生色、いかがでしょうか。
○山田節男君 衆議院が参考人であるから——公聴会でなかったですね。ですから、参議院としましても、これは、問題は重要ですけれども、また、衆議院の方からこちらへ本審査になる議案も来ませんし、それからこちらが先議すべき電波法は御承知のような経過でありますから、その間の空白を埋めると言っちゃ語弊がありますが、衆議院にならって参議院も参考人の程度でやるということについて、私としても異議はないということを申し上げたのです。その点は、ですから公聴会にするか、あるいは参考人の意見を聞くか、そのことを一つお諮りになって、公聴会にするなら一週間ですか……。
○松平勇雄君 公聴会にするか、参考人にするかというような問題で、要するに、われわれ委員として審議をやっていく上に参考になることを聞けば私はいいじゃないかと思う。そういった意味において、私は、山田さんの意見もあった通り、早く聞くような方法をとられた方がいいと思う。私としては、権威ある人を参考人として呼んでいただきたいというような考えを持っておるのです。
○光村甚助君 筋としては、衆議院からこちらへ法案が回ってきで、ある程度大臣と質疑応答を重ねて、そうしてわれわれは今度参考人にしろ、公聴会にしろ、意見を聞くのが筋道である。まだ衆議院で審査しておって、こちらでは審査も何もやっていないのに、いきなり参考人か公述人かしらないけれども、それを呼んできてやるというのは、私はまだその時期には至っていないと思う。少くとも、一回か二回は大臣に質疑応答をして、そうしてわれわれもある程度の知識を得て、そうして参考人や公述人に聞くというのが建前ですよ。いきなりぱっと参考人か何かを呼んできて聞くったって、これは私は審議上ちょっとおかしいと思うのですがね。
○委員長(宮田重文君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(宮田重文君) 速記をつげて。
○森中守義君 これはやはり理屈は理屈ではっきりさせてもらわなければ工合が悪いと思うのです。と申しますのは、電波法は参議院が先議になっております。だから、早く参議院で上げて衆議院に回さないと、今国会で上らぬ、どうかしますとね。それに対して、放送法は先議でもなければ本審査にもかかっていないのだから、何も公聴会だ、あるいは参考人だといって手回しよくする必要はないと思う。だから私は、社会党としては、正式の党政策審議会の通信部会できめ、それを役員会、議員総会を通じて、国会対策委を通じて与党の方に申し入れをしておりますから、だから、自民党の方で知った知らぬというふうなことは、あなたの方の内部の問題なんですから、国会対策委にそのことをよく相談していただいて、これをどうするかということを早くきめていただくことが、電波法の審議を促進することにもなるので、今、放送法の公聴会あるいは参考人ということをこの会議で議するよりは、電波法の扱いをまず最初に私はきめていただきたいと思うのです。そういう筋を通して、あとは理事会の方で一つ自由に裁量していただきたいと思います。
○委員長(宮田重文君) この際申し上げておきますが、あなたの方でも正式の手続をもって党と党との話し合いに持ち込んだとおっしゃるが、その正式の話の持ち込みというのは、あなたの方でおっしゃっているよりは時間が相当ずれております。私は、山田理事から言われて、こういう申し入れがあったのだが、お前の方は承知のはずだろうということを言われたのですが、私どもはちっとも知らなかった。それで衆議院の私の方の理事に聞いても知らなかった。そこで、そういう事実があるということを確めて、初めてあなたの方の理事から私の方の国会対策委員長にそういう申し入れをしていったという、こういう段階ですから、非常にずれております、実際においては。だから、そういう経過でありますので、われわれの方も、あなたの方の成規の手続をとったような手続をやはり踏まなくちゃならぬ段階も出て参りましようしいたしますから、そういうことでせっかく努力はいたしております。私は委員会の運営は、皆さんの御意向、与野党の御意見を理事会において取り入れながら運営をやっていくつもりで、与党の委員長でもなければ、野党の委員長でもありませんから、さよう御承知を願いたいと思います。
○光村甚助君 参議院は二大政党ではないのだけれども、党の方で正式に——私はきょう社会党の国会対策に出たんです。それで三宅さんに、電波法の審議の問題は、一体どうなっているんだ、あなたの方では取り下げを要求したそうだが、参議院の自民党の人たちは知らないと言っておりますが、それをはっきりしてくれと、私はきょう申し入れしたんです。そうしたらあそこで、渡辺惣蔵という国会対策……。
○委員長(宮田重文君) ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(宮田重文君) 速記をつけて。
○久保等君 その参考人か公聴会かという問題なんですが、理事会におまかせしてもいいというような御意見もあるのです。私、ただ日時の問題については、これはやはり政府の方でも、重要法律案で放送法にしろ電波法にしてもお考えになっておるようですが、放送法の問題については、これはまあ特に、非常に一般世論も関心を持っておる法律でもあるしするので、参考人にするか公聴会の形でやるかは、これはおまかせしてもいいと思う。ただ、いつやるかという日時の問題については、これはまあ本来、当然本審査になってからそういったような私は、やはり機会を持つことが普通のあり方だと思うのですよ。それで何か先ほど、火曜日にでもというお話があったようですが、私はこの日時については、考え方として、やはり本審査になってからやるということで、方法の問題については、これはおまかせしてもいいのですが、衆議院の審査の見通し等についても、私自体、あまりつまびらかにしておりませんですし、そこらをにらみ合せて、日時等の問題を決定願いたいと思います。そういう点を一つ十分に御勘案を願いたいと思う。
○山田節男君 今の電波法の一部改正、これは先議案件で、今の見通しは、これは自民党の方の国会対策で、今おろしてもいい、おろしたという話もあるくらいですから、そういうものが、来週の火曜日までまだ中四日ありますね、ですから、これを一つ何とかそれまでに決定していただいて、できればそれをやる。もし万一、その四日間に今のような話があっても、あなたの方の、参議院でこれはなかなかもめるという、そういうお考えがあるのならば、これはあるいはあすもあさっても片づかぬかもしらぬ。しかし、いずれにしても、会期が逼迫しているのですから、この先議案件の問題を、わが党の申し入れをどうされるかということについては、できるだけ早くきめてもらわなければこの審議は進まぬわけですね。ですから、どうでしょうか。ここに大臣がおられるが、大臣はそういうことを知っておられるか。全然関知しないとおっしゃるか。
○委員長(宮田重文君) ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(宮田重文君) 速記つけて。
○鈴木強君 議事進行について。私は委員長に協力します。それで、今までの経過は、きょうの委員会は、ラジオの物品税の問題と公聴会を開く問題についてやりたいということで、私たちはそれを了承しておりますから、これはもう両党の理事の間でお話があることですから、われわれはそれについて協力をいたします。それについて発言をしておりますが、今の電波法の扱い方については、まだいろいろ問題がある。きょうはまだここでははっきりせぬと思うのです。ですから、これについては、委員長が一つ責任を持って善処していただき、できるだけすみやかに本委員会の審議に上るようにしていただきたいということをお願いして、私は、公聴会か参考人か、まあいろいろ意見を委員長からお諮りがありましたから、明確に、衆議院はどうあっても、重要な法案であるので、私は、公聴会として開いていただきたい。それがやはり一番私はいいと思いますから、そういう提案をしたわけです。ですから、その問題を一つきめていただくことと、それから時期については、松平委員の方から、本審査になったときにこれをやった方がよかろうという御意見がありましたから、私はそれに賛成します。従って、公聴会を開くか開かないか、開くときまれば、公聴会にするか……そこは公聴会の形にするか参考人の形でやるか、いずれにしろこれをきめていただいて、そうして、どっちにしても、それでは開催の時期を本審査になってやるか、あるいは事前にやるか、こういうことに分れると思いますから、これは意見が、松平委員の方からは参考人ということになっておりますから、採決をしてきめて下さい。議事進行について、私は提案いたします。
○委員長(宮田重文君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(宮田重文君) 速記つけて。 放送法の一部を改正する法律案について、公聴会を開くか、参考人にするか、これらの点について、理事会に御一任をいただきたいと思いますし、なお、その人選等についても、御一任をいただいて進めて参りたい、日時等についても同様、できるだげ皆さんの御趣旨を尊重しながら協議したいと思いますから、御一任をいただきたいと思います。御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(宮田重文君) 異議なしと認めます。 —————————————
○委員長(宮田重文君) それから、テレビジョン受像機及びラジオ受信機に対する物品税の引き下げについて、逓信委員会の決議として、大蔵委員会に申し入れをするということをおまかせいただいておりましたが、これについての案文も大体できておるのでございますが、これは少し検討を要するところも、御承知のようにこの前御意見が出て、ありますので、この申し入れの案文は、決定後皆さんにお諮り申し上げて、それからにいたしますか、それとも……。
○鈴木強君 それは委員長、理事におまかせしますから、よろしくお願いいたします。
○山田節男君 今の案文があるでしょう。私、ちょっと拝見しましたが、ちょっと披露していただいて……。
○委員長(宮田重文君) それでは、現在の案文——多少文字を変えたいという点もございますが、一応現在の案文を朗読してみます。 テレビジョン受像機及びラジオ受信機に対する物品税引き下げについて 本件に関しては屡屡貴委員会の配意を煩して参ったところであるが、現行テレビジョン課税率は、十七吋以上百分の三十、十四吋以下百分の二十但し昭和三十三年六月三十日までは百分の十七となっている。テレビジョンは単なる娯楽用奢侈品ではなく、その利用されている分野は工業用テレビジョン、医学用、教育等極めて広く、今や国民の必需品化した状態にあることは御承知の如くである。 昨秋政府は日本放送協会及び民間放送に対し多数のテレビジョン放送局を免許し、今明日中に六十八局が業務開始の運びとなっておる。従って視聴者は全国的に普及する情勢にあるので、受像機の廉価な供給をなす必要があり、また、量産態勢を整えつつあるテレビジョン工業の発達を助長するためにも相当程度普及するまで国民普及型である十四吋以下の課税率を昭和三十三年七月以降も百分の十七に据置くよう適当の措置を講ぜられたい。次に、ラジオについては、現行課税率丁類は百分の二十、乙類はオールウエーヴ以外であって、受信用真空管五個以下のものは百分の五となっている。 由来受信機に対する課税基準を球数におくことはトランジスターの発達した今日議論の多いところであって、今後根本的の検討により適正なる基準を設定せらるべきものであるが、さしあたり、音質も良く、殊に外国電波の混信を排除するに最も利点を有するFM放送には最低七球以上を必要とするので、これを普及徹底せしむるために、乙類の真空管五個以下を七個以下と改正のことに適宜の措置をとられるよう逓信委員会の決議を経て右二件につぎ貴委員会の格段の配慮を要請する。 と、こういうことで、まあ一応案文を作ってみたわけですが、大体の要旨はこれでよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(宮田重文君) それでは、これを整理いたしまして申し入れることにいたしますから、さよう御了承願いたいと思います。 それでは本日は、これをもって散会いたします。 午後零時四十六分散会