運輸委員会 第17号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1958/04/03
会議録
○理事(江藤智君) ただいまから運輸委員会を開会いたします。 本日は、運輸事情等に関する調査のうち、自動車行政に関する件を議題といたします。 御質疑のおありの方は、順次御発言を願います。
○大倉精一君 まず初めに、その以後の現地の進行の実情について、局長から御報告を願いたいと思う。
○理事(江藤智君) ちょっとお尋ねしますが、現地というのは新潟ですか。
○大倉精一君 ええ。
○政府委員(山内公猷君) 当委員会におきまして、参考人の御聴聞が行われましたあとの情勢でございますが、まず、一般的な経過を簡単に申し上げますと、この新潟市内の自家用トラックの違法使用という問題につきましては、当局といたしましては、かねてから道路運送法違反の点におきまして、関係者の反省を強く要望し、また取締りを行なってきたわけでございますが、その第一次といたしましては、まず無免許営業者六名の処分をいたしたわけでございます。次に、第二次といたしまして、三月の十三日の報告によりますと、十二名の聴聞を行いまして、十八日の報告によりますと、またそれに対して七名の処分をいたしております。その後も、現在なお監査を新潟陸運局は継続をいたしておる現状でございます。 また、問題になりました山田氏の新潟丸Y運輸という看板の問題でございますが、丸Yと申しますのは、まるの中にYというのを使っておりまして新潟マルY運輸という看板を堂々と掲げて無免許営業をやっておりましたということが、大倉委員会からいろいろ御指摘を受けたわけでございますが、これにつきましては、三月の二十日ごろに取りはずしたという報告が参っております。新潟陸運当局といたしましては、事後ももぐり運輸の監査を現在続行いたしておるわけでございまして、今後ももぐり営業と確認すれば厳重な処分をもって臨むという強い態度を持しておるわけであります。
○大倉精一君 先般参考人においでを願っていろいろお伺いしたのでありますが、その中で私は意外に思ったことが一つありますから、この際、運輸大臣にもお聞き取りを願いたいと思いますが、実は局長に新潟のこの事態になったそもそもの発端の事情についてお伺いしたのでありますが、局長はそれを知らなかったのですね。あなたの当委員会におけるところの発言によりますと、局長には、十分この事態のことをやるのがお前の試金石だからといって言い含めてやっておったということだったが、向うへ行った局長がこういう重大な問題の発端の事情を知らなかったということを聞いて、私は非常に意外に思ったのですが、さらに現地の局長を激励されまして、早くこの事態を解決するという方向に向う必要があると思うのでありますが、大臣として、さらに現地のこの問題の解決についてのあなたの御所信を御披瀝願いたいと思います。
○国務大臣(中村三之丞君) この新潟におけるもぐり運送に関する大倉委員の御発言、また、私が陸運当局に調査せしめたところによりましては、相当これは悪質であったということは、私は判断しておるのでございます。従いまして、先般新しい局長が赴任の際には、特にこの問題についてはやってもらいたいということを私は注意をいたしたのであります。そればかりか、昨年十二月にも、前局長に対しましては、私は電報をもって、参議院における運輸委員会の御発言等もあるから、十分調査するようにということを、私は所管大臣として念を入れておきました。その結果、新潟陸運局におきましては、警察その他の協力を得まして、ただいま自動車局長が御報告申し上げました通り、第一次、第二次、第三次にわたりまして処分を行なったのでございます、今後、こういうことが再発しないように努力をいたすのみならず、これは単に新潟の問題でなくして、全国の私は運輸行政として注意をし、また、こういうものが全国的に行われないように処置をとって参りたいと思うのでございまして、この新潟の事件が発端となって、国会における御発言、また、われわれの措置、運輸省の措置が適正に行われて、全国的にこういうもぐり運送が行われないようになりますならば、私どもとしまして幸いと存じますると同時に、一そう、そういうことのないように努力をいたさしめる決心でございます。
○大倉精一君 幸い大臣がさらに努力をされるということでありますので、非常にけっこうだと思うのですが、特にそれに関連しまして、先般の久保参考人の発言によりますと、現地の職員の数が非常に不足をしておる、こういう陳述がありました。すなわち昭和二十四年に比較をいたしまして、車両数は六倍強の増加になっておるにもかかわらず、人員というものは逆に減っておる、昭和二十四年には二百六十一名であったものが現在は百六十五名に逆に減っておる、こういう事情を報告を受けております。従って、今の大臣の努力をされるということに並行をして、現地職員の増強ということについても、さらに留意をしてもらわないというと、実はあがらぬと思うのですが、この事態に対する御所見はいかがですか。
○国務大臣(中村三之丞君) 私は、手不足であるけれども努力をしてもらいたいということは、この委員会でも申しました。しかし、根本的にはやはり手不足であるということも、これも原因としてあげなければなりませんから、今後はこれらの点につきましては、適切なる方法によりまして、そういうことによって法をもぐるものが多く出ないように私は処置をいたしたいと考えております。
○大倉精一君 手不足であっても努力すればやれるという先般来の御発言でありますけれども、これもやはり限度があると思うのです。でありますから、きょうは大蔵省は来ておりませんけれども、それに関連する予算措置というものも非常に大事だと思うのですが、大臣としてそういうものも御努力を願わなければならぬと思うのですが、重ねて一つお伺いいたします。
○国務大臣(中村三之丞君) 私は手不足であるがやってもらいたいということを申しましたが、今あなたの言われた限度のあることも、私もこれは認めざるを得ません。今後は、今の予算は計上されておるものは少いかもしれませんが、これらの配置転換などによって、事実的にこういうことのないように私は努める考えでおります。
○大倉精一君 新潟の問題に限らず、営業類似行為の問題につきましては、大臣から、今後とも断固としてこれを取り締って撲滅をはかっていく、こういう工合にただいまの御発言から受け取っておるのでありますが、この問題につきましては、今の私は大臣の発言を信頼して、今後随時事後の状況の報告があることとして、一応この問題に対する私の質問を終りたいと思います。
○理事(江藤智君) ちょっと速記をとめて。 〔速記中止〕
○理事(江藤智君) 速記をつけて下さい。 別に御質疑がなければ、これにて閉会いたします。 午前十一時十六分散会 ————・————