内閣委員会 第1号
- 発言数
- 7 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1958/02/06
会議録
○福永委員長 これより会議を開きます。 この際一言ごあいさつを申し上げます。私、このたびはからずも内閣委員長に就任いたしましたわけでございますが、委員各位の御協力と御鞭撻とによりまして、円満なる軍営を期して参りたいと存じます。何分よろしくお願い申し上げます。 —————————————
○福永委員長 国政調査承認要求に関する件についてお諮りをいたします。本会期中におきましても、前国会通り行政機構並びにその運営に関する事項、恩給及び法制一般に関する事項、国の防衛に関する事項、公務員の制度及び給与に関する事項といたしまして、この国政調査事項を議長の承認を得たいと存じますが、これに御異議はございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議なしと認めます。よってさように決定いたしました。 なお、その手続につきましては委員長においてしかるべく取り計らうよう御一任願えますでございましょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○福永委員長 御異議がないようでございますから、さように決定をいたします。 —————————————
○福永委員長 次に国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案を議題といたしまして、提案者から提案理由の説明を聴取いたしたいと存じます。小川半次君。 —————————————
○小川半次君 ただいま議題となりました国民の祝日に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨について御説明申し上げます。 そもそもこの法律は昭和二十三年七月芦田内閣の時代に制定せられたものであります。この法律の制定に先だって、同年一月、政府は総理庁審議室に命じて世論調査を行いましたが、その結果第一位は新年で九九・九%、第二位天皇誕生日の八六・七%、第三位建国の記念日八一・三%、第四位お盆八〇・一%、第五位平和を記念する日七一・八%など、約三十に及ぶ候補日があげられたのであります。この世論調査とほとんど時を同じゅうして、時事通信社でも世論調査を行なっております。 これらの世論調査の結果に基いて、国会の両院文化委員会は各方面の資料をできるだけ多く集め、また専門家の意見等を聞き、約半歳にわたって慎重審議を重ねて現行の祝日が決定されたのでありますが、その際一番問題となったのは建国の記念日で、その日をいつにするかということでありました。結局二月十一日を建国記念日とすることに両院文化委員会の多数が賛成されていたのでありますが、当時占領軍当局の強い反対があって、ついに建国の記念日は国民の圧倒的支持があったにもかかわらず、保留のやむなきに至ったのでありました。 講和条約成立後、独立いたしました後におきまして、再び建国の記念日を祝日に加えるべきだとの声がほうはいとして起って参りました。昭和二十七年四月には、読売新聞社で紀元節復活についての世論調査が行われ、賛成六三・七%、反対八・六%という結果を見たのであります。また二十九年の一月と二月の二回にわたってNHK放送文化研究所で行なった世論調査では紀元節復活の賛成者は八四・五%、八七・四%、反対六・一%、四・五%となり、三月十一日がよいという者が七四・二%、七三・三%という圧倒的な支持を得たのであります。 一方、国民の盛り上る紀元節奉祝国民大会は、二十九年以来引き続き行われ、年とともにその参加者は激増し、昨年のごときは各地において奉祝大会が盛大に行われたのであります。この国民の世論を尊重して、二月十一日を建国の記念日として国民こぞってお祝いする国民の祝日に追加したいというのが本案の主旨であります。 次に二月十一日を選んだ根拠としては、わが国の正史である日本書紀巻三に、「辛西春正月、庚辰朔天皇橿原宮に即位、是年を天皇元年となす」と明記されており、また明治に至りわが国が維新を断行し、近代国家としての体制を確立した際、すなわち明治五年十一月、神武天皇即位の年を日本紀元元年として、日本紀元を定められたことによるものであります。翌年三月、紀元節が国の祝祭日として決定せられ、神武天皇即位の日を太陽暦に換算した二月十一日をもってこの日に当てられたものであります。 この二月十一日は、正史の記載によれば、神武天皇が高千穂宮を出て東征せられ、各地を平定して大和に入られ、古代国家を建設し、橿原の宮において即位せられた日であって、建国の日とするには最もふさわしい日であります。 さらに明治以降、大正、昭和の三代にわたり、すでに七十余年の長い間国家の三大節の一つである紀元節として、国をあげて祝われてきた伝統と、抜きがたい国民の愛着とを持つ日であって、この日を生かすことが民意にこたえるゆえんであると存じます。 独立後、物質的方面の復興は著しいものがありますが、真の祖国復興は国民精神の覚醒、伝統の恢弘によらねばなりません。日本人が真に日本人としての自覚を持つことこそが喫緊の要務であり、この意味においても、建国記念の日を祝日とすることはきわめて意義深いものと存じます。 かかる趣旨のもとに第二十六通常国会に本案は議員立法として提案せられ、慎重審議の結果衆議院においては多数をもって可決せられたのであります。しかるに、参議院においては審議未了となったのであります。よって、ここにふたたび提案いたすことと相なりました。何とぞ慎重な御審議を賜わり、すみやかに可決せられることを望む次第であります。
○福永委員長 これにて提案理由の説明聴取は終りました。 次会は公報をもってお知らせすることといたしまして、本日はこれにて散会をいたします。 午前十一時三十一分散会