予算委員会 第1号
- 発言数
- 12 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 1
- 開催日
- 1957/11/04
会議録
○江崎委員長 これより会議を開きます。 この際一言ごあいさつを申し上げます。 山崎前委員長が憲法調査会委員に就任をされ、委員長を辞任いたしましたので、不肖私が、このたびはからずも予算委員長に選任せられ、その重責をになうことに相なったのであります。もとより不敏不徳、加うるに万事ふなれでございまするが、幸いに委員皆様方の御協力と御理解によりまして、委員会の円満なる運営に努め、大過なきを期して参りたいと存じます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。(拍手) —————————————
○江崎委員長 お諮りをいたします。理事小坂善太郎君より理事を辞任いたしたいとの申し出があります。これを許可するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、さように決しました。 つきましてはただいま辞任せられました理事の補欠一名及び委員の異動に伴う欠員三名並びに私の委員長就任に伴う欠員一名、計五名の補欠を選任いたしたいと存じまするが、これは先例によりまして委員長において指名するに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○江崎委員長 御異議なしと認めます。よって、理事に 今井 耕君 川崎 秀二君 重政 誠之君 田中 久雄君 橋本 龍伍君 を指名いたします。 —————————————
○江崎委員長 去る一日付託になりました昭和三十二年度一般会計予算補正(第1号)、同特別会計予算補正(特第3号)、同政府関係機関予算補正(機第2号)、以上三案を一括して議題といたします。 まず提案理由の説明を求めます。大蔵大臣一萬田尚登君。
○一萬田国務大臣 政府は今回、昭和三十二年度一般会計予算補正第一号、特別会計予算補正第三号及び政府関係機関予算補正第二号を国会に提出いたしましたが、ここに予算委員会の御審議をお願いするに当りまして、その概要を御説明いたしたいと存じます。 今回の予算補正は、中小企業金融対策を中心といたしまして、あわせて時期的な関係でぜひとも今国会において予算措置を講ずることが必要となって参りました事項につきまして編成いたしたものであります。 第一は、一般会計の予算補正でありますが、これは、過般来取り進めておりました国際復興開発銀行との借款交渉がごく最近に至りまして急速に進んで参りまして、その一部につきましては本年度内に借款が成立する見込みとなりましたので、借入元木額が七千五百万ドル、邦貨換算二百七十億円相当額に達するまで、政府が日本開発銀行の債務の保証を行い得ることについての規定を一般会計予算の総則に加えるものでございます。 第二は、特別会計の予算補正でありまして、これは昭和三十二年度特別会計予算の総則におきまして、本年度におきまして政府が結ふ輸出手形保険の契約限度額を八十億円と定められておりますか、最近におきまして輸出手形保険を必要といたします輸出が急に増しておる実情でありますので、この契約限度額を百六十億円に引き上げるため、特別会計の予算総則を改定するものでございます。 第三は、政府関係機関予算補正でございます。政府は、さきに国際収支改善緊急対策の一環といたしまして、国民金融公庫及び中小企業金融公庫に対しまして、第四・四半期借り入れ予定の政府資金の繰り上げ使用を行わしめ、一般の金融引き締めが中小企業に不当にしわ寄せされるごときことのないよう配慮いたしたのでございますが、今回、この繰り上げ分を補てんするのにあわせまして中小企業に対する年末金融対策に万全を期するため、両公庫に対する財政資金の供給を合計百七十億円増加することといたしました。すなわち、本年度における国民金融公庫の借入金限度額二百億円を二百七十億円に、同じく中小企業金融公庫の借入金限度額二百億円を三百億円に、それぞれ引き上げるため、政府関係機関予算につきまして所要の補正を行うものでございます。 以上、昭和三十二年度予算補正につきまして、その概略を申し述べましたがなお、政府委員をして若干説明を補足いたさせたいと存じます。なにとぞすみやかに御審議をお願いいたします。
○江崎委員長 次に補足説明を求めます。主計局長石原君。
○石原政府委員 ただいま大臣から御説明のございました昭和三十二年度予算補正、一般会計の第一号、特別会計第三号、政府関係機関第二号、以上の議案につきまして、ごく簡単に補足説明をさせていただきます。 まず一般会計でございますが、御承知のように鉄綱でありますとか、電力でありますとか、国の重要産業が国際復興開発銀行、いわゆる世界銀行から借款をいたしまするのに、政府が元金、利子の支払いを保証いたすということがありまして、従来から御議決を得ましてやっておるわけでございます。今回も鉄鋼及び電力の一部につきまして、先ほど大臣から御説明がございましたように、本年度内に話し合いがつきまする可能性が高くなって参りましたので、今例予算総則の改正をお願いいたしまして、その関係の外貨債七千五百万ドル、これに当りまする元金、利子及び手数料の支払いを保証いたすその関係の補正をお願いいたしておるわけでございます。 第二は、特別会計でございますが、輸出保険の特別会計というものがございまして、これは八種類ほどございまして、そのうちの一つでありまする輸出手形の保険、これは信用状を伴いませんいわゆるDA手形、DP手形というものに属するわけでございますが、最近の海外におきます支払い条件の緩和というようなことに伴いまして、相当この額が増加をいたしておるわけであります。従いまして、今回補正をいたして、予算総則におきまする保険契約の限度を上げませんと、増加に対応し切れないという状況に相なりましたので、これまた予算総則の改正を行いまして、従来の八十億円という限度を百六十億円に引き上げるというのが第二点。 第三点は、政府関係機関でございますが、これはただいまも御説明がございましたように、国際収支の緊急改善対策ということによりまして、先ごろ貸付ベースといたしまして百三十億円の繰り上げを、中小企業金融公庫と国民金融公庫の両方において行なったわけであります。これに今回の年末金融の問題も加わりまして、合せて百七十億円の増加を政府機関であるこれらの両公庫に対しまして預金部から融資を増加いたしました。そういたしますと、国民金融公庫におきましては、従来預金部から二百億円の借り入れを予定いたしておりまして、合計六百八十六億円という貸付の予定をいたしておったのでありますが、今申し上げました資金運用部資金を七十億円追加いたしますと、これで融資が合計いたしまして七百八十億円、回収の増加も加わりまして、九十四億円の貸付増加ができる、こういう数字に国民金融公庫は相なるわけであります。また中小企業金融公庫におきましては、当初資金運用部から同じく借り入れ予定二百億でありまして、これに伴いまして四百十五億円の貸付予定でございましたが、資金運用部の資金を百億円追加いたしますので、これに回収の増加と合せまして、百三十三億円の貸付が増加できまして、四百十五億円の貸付予定が五百四十八億円に増加できる、こういうのが予算総則におきまして、おのおの両公庫の資金運用部から借り入れをいたします限度を引き上げました点であります。 なお、これらの融資の増加あるいは貸付の増加に伴いまして、両公庫におきましては、貸付金利息の収入が増加し、それに対して、預金部に支払います借入金の利息が増加いたします。また中小企業金融公庫におきましては、非常に多くの部分がいわゆる代理貸しに相なっておりますので、その関係で業務の委託手数料が増加いたしますが、これらをあわせまして、政府関係機関の予算の補正におきまして、おのおの収入支出の増加をいたしておるわけであります。国民金融公庫におきまして、収入で五億二千四百万円、支出で一億八千万円、中小企業金融公庫におきまして、収入が六億三百万円、支出が三億五千八百万円、これだけの収入支出の予算の補正をいたしまして、以上の収入の増加、支出の増加に対応するわけであります。 以上をもちまして、一般会計、特別会計、政府関係機関、三案の補正の御説明を終ります。
○江崎委員長 以上をもちまして、提案理由の説明は終りました。
○江崎委員長 山崎前委員長より発言を求められておりますので、これを許します。山崎君。
○山崎(巖)委員 過般、憲法調査会の発足と同時に予算委員長を辞任いたしました。在任中、ことに昭和三十二年度予算の審議に当りましては、皆様の非常なる御協力によりまして大過なきを得ましたことは、心から感激にたえません。今後ともよろしくお願いいたします。(拍手)
○江崎委員長 明日は午前十時より開会することといたしまして、本日はこれにて散会いたします。 午前十時三十五分散会