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27回国会衆議院1957/11/12

逓信委員会 第4号

発言数
155
登壇者
12
会派数
2
開催日
1957/11/12

会議録

松井政吉日本社会党

○松井委員長 これより会議を開きます。  本日は請願の審査を行います。念のため請願審査の方法を申し上げます。まず各請願の紹介議員の御出席になっております場合は、その説明を聴取し、次に政府当局の所見を求め、議決につきましては最後に一括して行うことにいたします。なお紹介議員の出席のない願請の説明につきましては、請願文書表により専門員より説明いたきせることにいたします。  それでは順次審査を行います。日程第一、一本木簡易郵便局昇格に関する請願の審査を行います。紹介議員の出席がないのでありますから、専門員より説明をきせます。吉田専門員。

吉田弘苗専門員

○吉田専門員 一本木簡易郵便局昇格に関する請願、文書表番号第五五号、請願者、岩手県岩手郡滝沢村長沢目岩治郎外一名、紹介議員山本猛夫君。本請願の要旨は、岩手県岩手郡滝沢村一本木部落には、現在簡易郵便局が設置されているが、同部落は人口約三千人を数える密集地帯であり、加えて今年七月には陸上自衛隊のキャンプが完成し、約一千六百名の部隊移駐が完了したので、郵政業務もきわめて重要性を加えつつある。ついては、一本木簡易郵便局を無集配郵便局に昇格されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 第五十五号につきましてお答えいたします。一本木簡易郵便局にかえ無集配特定局を設置することは、設置標準には達しますが、該局における取扱い量が少いので、現状においては、早急なる実現は困難かと思われます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に委員諸君より質疑があれば承わります。――質疑がなければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第二、宝町に郵便局設置の請願を審査いたします。紹介議員の説明を願います。森本君。

森本靖日本社会党

○森本委員 本請願の請願者は高知市宝町四十七番地竹村義勝外二十三名の者でありまして、請願の趣旨は、高知市宝町に無集配郵便局設置の件であります。本請願の要旨は、高知市宝町は最近著しく発展しバスの運行が開始されたほか、あらゆる必要なる機関が続々として設置されつつあるが、いまだ最も必要を感じている郵便局の設置のないことは、まことに遺憾である。ついては、高知市宝町に郵便局を設置されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 二三二号についてお答えいたします。請願の地に無集配特定局を設置しますことは、設置標準には達しますが、他との振り合い上、現状においては早急なる実現は困難と思われます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 委員諸君より質疑があれば承わります。――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第三、高知無線野市受信所廃止に伴う用地払下げに関する請願の審査を行います。紹介議員の説明を願います。森本靖君。

森本靖日本社会党

○森本委員 請願者は高知県香美郡野市町藤村正義外二十三名の者でありまして、本請願の要旨は、高知県香美郡野市町に所在する高知無線野市受信所は、昭和十二年十月に旧陸軍航空無線用として建設された際、地元農民の所有する桑園五千七百余坪を半強制的に収用したのであるが、近く同受信所は廃止されるとのことであるので、その用地が不要になった場合には、旧土地所有者に払い下げられにいという切なる要望であります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 二三三号についてお答えいたします。現在野市受信所は、東京-高知間無線電信回線として使用中であり、高松中継機械化並びに大阪-高知間極超短波工事完成後、右回線は廃止の予定でありますが、同施設のその後の使用については目下検討中でありますから、将来とも使用しないことになりますれば、御趣旨に沿うようにいたしたいと存じます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 質疑はありませんか。――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第四、三原小学校西分校通学区域内に公衆電話架設の請願を審査いたします。森本靖君。

森本靖日本社会党

○森本委員 本請願者は高知県幡多郡三原村亀川 中平満洲外一名の者でありまして、本請願の要旨は、高知県幡多郡三原村西分校校下地区は、三原郵便局から地区の中心地点まで三・五キロ、最遠距離の民家まで八キロ、最短距離の民家まで二キロを距てる村の西部に位し、村役場、小、中学校等の各機関や国、県の出先機関のある村の中央部との間には大小三つの坂道があって、交通はきわめて不便で、急病人があって医者を呼ぶのに現在では三、四時間ないし半日を要し、また中間問屋との連絡にも円滑を欠くため、製炭業者のこうむる損失は多大なものがある。ついては、同地区内に農村委託公衆電話をぜひとも架設願いたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 二三四号につきましてお答えいたします。農村公衆電話は、無電話部落のうち享便戸数、公共施設の有無、もより公衆通話機関よりの距離等を考慮して設置しております。御要望の三原小学校西分校通学区域は、基準より見て他に先順位の部落が多数あり、予算の関係もあるので、直ちに御要望に沿うことは困難でありますが、来年度以降、他部落との均衡を考慮の上、できるだけ早い機会に設置したいと考えております。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に委員諸君より質疑があれば承わります。――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第五、土佐山田町に電報電話局設置の請願を審査いたします。森本靖君。

森本靖日本社会党

○森本委員 本請願者は、高知県香美部土佐山田町長 町先外一名の者でありまして、本請願の要旨は、高知県香美郡土佐山田町は、昭和二十九年六カ町村が合併して発足し、人口二万三千の新町となり、さらに周辺未合併町村の合体により拡大されんとする傾向にあるのみならず、同町は国鉄土佐山田駅を中心に地理的環境に恵まれ、若宮温泉、松茸山、杉田ダム等の観光地を有し、農、工、商の分布状況からしても将来ますます発展の素地を有しているが、通信施設はきわめて不備で、現在の通話状況は普通通話の場合数時間を要し、急報以外はほとんど役に立たない実情にあり、また電話加入希望者も多数あるが、市内の局内施設が伴わないため、実現不能となっている。ついては、土佐山田町に電報電話局を設置されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 二三五号についてお答えいたします。電報局、電話局の設置につきましては、現在全国には局舎が行き詰まり、電話の増設ができない局が多数あり、三十二年度末において約三百三十局と見込まれ、今後も毎年約七十局程度増加するものと見込まれますが、これらを一時に救済することは困難でありますので、局舎に余裕がある場合は、現局舎のままで増設をはかることといたしております。山田局は、加入者が現在三百名余りありますが、同局はなお三百名近くの加入者を収容できる余裕があり、当分の間現局のまま増設をはかることとしておりますので、早急に御要望に沿うことは困難であります。また市外通話につきましては、本年度におきまして高知との間に二回線を増設いたしましたので、相当改善されたものと考えられます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 質疑はありませんか。

森本靖日本社会党

○森本委員 この土佐山田町というのは、私の生まれた町でありまして、私にとっては非常に縁の深い町であります。そこで、この内容について特によく私は承知しておるわけでありますが、この山田町の山田郵便局の交換というのは、隣の局の片地郵便局の交換も、これは一年前に合併したところであります。それで交換も合併すると同時に郵政関係も、これはその隣の片地郵便局というものは、無集配局になってこれが統合した局であります。将来この山田町というものは非常に発展をしていく町でありまして、今も政務次官の答弁にありましたように、加入者においても三百幾ら現在すでにあるわけであります。あと三百幾らこれが収容するところのなにができるというふうな答弁がありましたけれども、これは現実にこの局舎の狭隘な点からいった場合には、あと三百もこれは収容するところの能力はありません。それからこの局舎は、この山田郵便局長の田中君個人の局舎でありまして、将来電報電話局舎をこれは独立をして建ててやっていかなければ、これ以上通信施設というものが発展をしていかないということはこれは明らかなところでありまして、ただ電電公社が先ほどの答弁にありましたように、現在の予算、それから計画、そういう面からして、これが早急には困難であるという答弁はうなづけます。うなづけますけれども、既設の電報電話局舎というものを新設をしていくということもこれは大事でありますけれども、現在の特定郵便局の中におけるこういうものは、三百以上の加入者があるというよりなところについては、これは早急的に私は考えていっていい問題じゃないか。これはたとえば私の選挙区であるとか、生まれたところであるという問題は別として、これはやはり電信電話の拡充計画、電電公社の将来の発展の計画という見地からいっても、ここらあたりには一つの電報電話局という単独のものができてもいい土地ではないかというふうに私は考えておるわけであります。そういう現実の情勢を私はよく見て知っておりまするので、その点についてはなお一つ十分に公社当局の方ではお考えを願いたいというように考えておるわけであります。特にそこで公社当局に私はちょっとお聞きしたいわけでありますが、こういうふうな特定郵便局でも相当詰まってきておるところがあるけれども、そういうものよりも現在の電報電話局としてすでに独立をしておる。そうしてその古い局舎というものを優先的にやっていく。それが済んでしまわぬ限りにおいては、こういう昇格というようなものについては考えておらぬ、現在はこういう方針ですか。

佐々木卓夫日本電信電話公社計画局長

○佐々木説明員 お答えいたします。実は先ほど政務次官の御答弁にもありましたように、現在の局舎でもすでに行き詰まっておるのが相当多数ございます。従いまして先般御審議願いました第二次五カ年計画の考え方といたしましては、こういった小局、特に現在委託局で磁石単式の交換方式をとっておるというようなものにつきましては、事情の許す限り方式が行き詰まるまでつなぎをつける、こういう考え方をいたしております。従いまして本件の関係でございますが、さらにまだ三百ほど増設ができる、これはただいまの先生のお話では、事実上無理であるというお話がございましたが、私の方の事務的な調査資料に基きますと、そういう結果になっていますので、なおその点につきましてはよく実情を調査いたしまして考えたい、かように考えております。

森本靖日本社会党

○森本委員 なお、長くなりますのでやめますが、あと三百できるというのは、それだけ局舎の狭隘な点がカバーできるという見通しだろうと思うのですが、ところがこれは私はよく知っておりますが、この交換室の隣に従業員の小さい食堂室があるわけであります。その食堂室をつぶせばなるほどできますけれども、特定郵便局でこの局は五十何人、五十五人だったと思いますが、とにかく従業員がおる大局であります。そうしてその交換室の隣にある食堂室というのは唯一の休憩室であります。それをつぶしてし預ったのでは、五十何人というところの特定局の従業員の厚生施設というものが全然ない、こういう結果になって、現在三百以上ここへっけるということは、ほとんど不可能に近いというふうに私は実際にこの目で年に十回くらい見ておるわけであります。よく知っておりますので、その点は十分再調査をお願いしたいということをつけ加えて、私のこの件についての質問を終ります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 他に質疑はありませんか――なければ、次に移ります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第六、片地地区に公衆電話架設の請願の審査をいたします。森本端君。

森本靖日本社会党

○森本委員 この請願者につきましては、高知県香美郡土佐山田町長町先氏でありますが、本請願の要旨は、高知県香美郡土佐山田町は、昭和二十九年に隣接片地、佐岡、大楠、明治、新改、山田等の町村を合併して設立し、旧村にはそれぞれ支所を設置して運営していたが、本年九月より支所を廃止したところ、片地地区(旧片地村)の字影山部落(四十四戸)と字間部落(五十八戸)にはまだ電話の設備がなく、行政上きわめて不便を感じているので、同地区に公衆電話を架設されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わしります。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 二三六号につきましてお答えいたします。御要望の片地地区に、農村公衆電話を設置することは、基準より見て他に先順位の部落が多数あり、予算の関係もありますので、直ちに御要望に沿うことは困難でございますが、来年度以降他部落との均衡を考慮いたしまして、できるだけ早い機会に設置いたしたいと考えております。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御質疑があれば承わります。――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第七、藤の川地区に公衆電話架設の請願を審査いたします。森本靖君。

森本靖日本社会党

○森本委員 本請願者は、高知県土佐清水市長福島克明氏でありまするが、本請願の要旨は、藤の川地区(藤の川、鉾の平、馬渕三部落)は、高知県土佐清水市の西端山間部に位置し、戸数九十五尺人口四百五十人で全戸、農業を営み、市役所まで二十五キロ、下川口市役所支所まで十八キロ、もより既設電話設置地点まで十二キロの辺地にあり、交通通信の不便不利は市内で最も恵まれず、市発足以来、幾たびか電話架設を計画しながら、市財政の貧弱なため、これが実現に至らず、関係者一同苦慮している次第である。ついては、藤の川地区に農村委託公衆電話を架設されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 第二三七号につきましてお答えいたします。御要望の藤の川地区に農村公衆電話を設置することは、基準より見て他に先順位の部落が多数あり、予算の関係もございますので、直ちに御要望に沿うことは困難でございますが、来年度以降他部落との均衡を考慮の上、できるだけ早い機会に設置いたしたいと考えております。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 質疑はありませんか――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第八、電話加入権の担保制度樹立促進に関する請願の審査を行います。紹介議員の出席がありませんので、専門員より説明いたさせます。

吉田弘苗専門員

○吉田専門員 電話加入権の担保制度樹立促進に関する請願、文書表第二三八号、請願者東京都北区上中里一丁目十四番地太田財政研究所長太田政記、紹介議員森三樹二君。本請願の要旨は、電話加入権の入質は、公衆電気通信法第三十八条の規定により禁止されているが、窮乏せる中小企業救済のため、これが入質を認める特例を早急に樹立するとともに、取扱い金融機関の範囲を広くし、低利をもつて受け付けるよう措置されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 二三八号につきましてお答えいたします。中小企業者の金融難緩和のための電話加入権の担保制度につきましては、これに関する法案を次期通常国会に提案いたしまして御審議を願う予定でおりますが、その内容につきましては、なお調整を要する点がありまして、現在関係各省と協議中でございます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御質疑があれば承わります。

早稻田柳右エ門自由民主党

○早稻田委員 本件については当委員会においてもしばしば問題になっておるわけでありますが、今政務次官のお答えだと、次期国会には法案を整備して提案するということで、関係者は非常に待っておることと存じますが、お差しつかえない限り、もう少し具体的に政府のお考えをお漏らし願えたらけっこうだと思います。

松田英一郵政事務官(大臣官房電気通信監理官)

○松田説明員 私からお答えさしていただきます。実はこの問題につきましては、私ども前々から検討をいたしておりました問題であります。通産省あるいは大蔵省の御関係の方とも幾たびか打ち合せして参ったのでございますが、なかなかはっきりした結論が得られませんでしたので、今日まで持ち越されたわけでございます。そこで従来はどちらかといいますと、この問題につきまして、むしろ通産省なり大蔵省なりが出すべき問題であるというふうに私どもは考えておりましたので、もちろんそれに対して大いに協力するつもりではおりましたけれども、そういう意味で事態は進展しなかったのでございますが、この委員会でもいろいろと問題を提起されましたし、私どもといたしましても、ただ通産省なり大蔵省なりがなかなか動いてくれないからというだけで、事態を見送るわけにもいかないというふうに考えましたので、今度は郵政省としましても積極的に出まして、そしてもちろん事柄は通産省、大蔵省と関係いたしておりますので、その方に対してむしろ積極的に働きかけていろいろと問題を解決して参りたい、こういう考えで今やっておる次第でございます。そこで私どもの考えといたしましては、この際電話の加入権というものに質権というものを認めまして、これが安全に担保に供せられると同時に、それに伴っての質権者あるいは質権の設定者であれば加入権者、そういった人たちの利益が不安定にならない、また公社としてもいろいろと事務上の問題、あるいは将来の電話の発展上の問題というものが阻害されないというようなことも考えまして、適当な制約をつけた、はっきりした形における質権ということに持って参りたいということで、いろいろと手続上の問題あるいは法律の制限の問題等を考えておる次第であります。その際に一番問題になりますのは、どういう場合に質権を設定せらるべきかということが問題でございますので、この点は私ども郵政省だけの一存だけではいきませんで、通産省あるいは大蔵省方面の、金融機関として、中小企業に対するいろいろな施策を考えている方面との連絡を緊密にとり、またむしろその考えとの関連において、この法案が処理されねばならないというふうに考えておりますので、この点におきまして私たちといたしましては、公社の電話の加入権を認めますときの事務取扱いの関係、あるいはその他の公社運営に対する影響から考えまして、これの加入権に対する質権というものを設定せられる場合のもとの金融関係というものは、特定されたものにして参りたいというふうに考えておるわけでございますけれども、その点が具体的にどういう解決を見ますか、この点は各省との連絡調整がとれませんと、ここではちょっと御答弁いたしかねるわけであります。

早稻田柳右エ門自由民主党

○早稻田委員 政府のお考えは質権設定に傾いておるようでありますが、これに対して電電公社の御意向を伺っておきたいと思います。

吉澤武雄日本電信電話公社理事(業務局長)

○吉澤説明員 ただいま松田監理官からお話が出たような次第でございまして、公社といたしましても、やはり中小企業の金融の措置として、電話加入権が安全かつまた事務上も将来の経営もこれによって支障を来たさない、こういう範囲ではやはり協力すべきである、こういう考えのもとにいろいろと意見を政府に申し上げておる次第でありまして、概略の条件とか、あるいはその方法とかいうものにつきましては、以上申し上げた線においてできるだけ御趣旨に浴いたい、こういう気持で今後も政府御当局の方に話し合いあるいは意見を申し上げて進めたい、このように思います。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 他に質疑はございませんか。――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第九、志村前野町に特定郵便局設置の請願を審査いたします。紹介議員の出席がございませんので、専門員より説明願います。吉田専門員。

吉田弘苗専門員

○吉田専門員 志村前野町に特定郵便局設置の請願、文書番号第四六五号、請願者東京都板橋区志村前野町千百七十五番地三上虎之助外二千七名、紹介議員佐藤榮作君。本請願の要旨は、東京都板橋区志村前野町は、東上線の中央に位置し、その人口密度は毎年増加の傾向を示し、諸会社、工場、都営アパート、住宅、商店等が存在しているが、郵便局が遠く、徒歩にて約十五分ないし二十分要し、住民は不便をきわめている。ついては、同町千百七十五番地に特定郵便局を設置されたいというのである。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 お答えいたします。第四六五号、請願の地に無集配特定局を設置すことは、最近局に近く、設置標準に達しないので実現は困難と思われますが、設置予定地を請願の地より北寄り志村前野町の中心付近とするときは、設置標準に達しその要が認められるので、将来他との振り合いを見まして設置方考慮することといたしたいと存じます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御質疑があれば承わります。

森本靖日本社会党

○森本委員 これはこの問題だけではありませんが、この請願の中で無集配局を設置してもらいたいというのがたくさん出ておるわけであります。そこであなたの方の答弁では現在基準に達しておるけれども、将来とくと考慮してやるという、これは通例の答弁でありますが、そこでちょっとお聞きしておきたいと思いますが、三十二年度の無集配局の設置の個数は幾らになっておりますか。それから来年度の予算要求としては何個になっておりますか。事務当局からでけっこうです。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 三十二年度は五十局を予定しております。来年度は二百局の設置に要する予算を要求しております。

森本靖日本社会党

○森本委員 そこで設置基準については従来と変りがございませんか。従来と変りがないということであれば、従来の設置基準をもう一回ここで明らかにしてもらいたいし、それから従来と変ったならば、変っておる基準を明らかにしてもらいたい。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 設置基準につきましては、従来と変りはございません。現在の標準は、局間距離が八百メートル以上、享便人口は六千人以上、こういうことになっております。ただし北海道等特別の地域につきましては、これより少し低い標準を用いております。今のは郵便区市内でございまして、市外は距離は二キロ以上、享便戸数四百戸であります。

森本靖日本社会党

○森本委員 この点は非常に大事な点でありますが、かりに市内で、局間八百メートル、六千人というのと、市外で二キロ、四百戸というのが、二つが競願した、そういう場合に大体市内の基準ではこれが第一位だ、市外についてはこれが第一位だ、その場合に一つしかないという場合にはどちらをおとりになりますか。  それからもう一点は、この中には入っておりませんが、都会地において戦災局で未復興局があります。こういうものについては特別の恩典を与えるというようなことを考えておりませんか。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 最初の御質問につきましては、市内、市外につきまして、実際の利用度が利用上どちらが重要であるかという点を勘案をいたしまして決定をいたしております。  それから次の御質問についてちょっと私聞き漏らしましたけれども……。

森本靖日本社会党

○森本委員 最初の問題についても、ちょっと今の答弁では納得がいきませんが、次の質問は、戦災によって局が焼かれて、局がなくなってそのままになっておる。そういうのは全国の都会にだいぶあるわけです。そういうものについては、それがたとい基準に合致しなくても、ある程度の恩典を与えてこれを開設するということを考えておるかどうか、こういうことです。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 戦災局等につきましても、ただいまの基準、利用度等を考えてやっておりまして、別にそれがために特典というようなことはただい京のところ考えておりません。

森本靖日本社会党

○森本委員 これは電話のときにも私はこの問題を申し上げまして、電話については、ある程度戦災で焼失したものについてはこれを優先的に考えていくということを言われたわけでありますが、これは郵便局においてもしかりでありまして、戦災でなくなってそれがそのままになっておる。ところがまわりが戦前と同じような形においてほとんど復興してきておる。そういう場合にこういうような基準の相違によってこれが復興ができないということになりますと、その住民が非常に一そうの不便を感、するというような点がある。その点については、私はもう一考政府当局としては考えてもらいたいということを要望しておきたいと思います。  それからもう一点は、市内と市外において基準が同一の場合は、利用度の高い方をやるという御答弁でありましたが、利用度の高い方をやるという御答弁でありますと、これは市外の方は全然だめですよ。それははっきり言って、市内においては八百メートルで六千人、市外において二キロで四百人のところにおいては、どんなにきか立ちをしたところで市外の場合が利用度の少いことは当然なんだ。だからそういう場合に利用度が多いとか少いとかいうことでなしに、これはやはりその人口に比例をしたところの利用度が多いか少いかということを考えていかないと、単に取扱い物数が多いか少いかということになってくると、ここで出てくるところの請願で市外地というものはほとんど、だめになってしまう。だからそういう点については、利用度が多いといっても、その利用度の多いというのはその人口に比例をして利用度が多いか少いかということをパーセンテージをとってやってもらいたい。そうしないと非常に大きな不公平が出てくることを私は強く考えるわけですが、その点については政府当局はどうですか。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 お答えをいたします。ただいまの私の説明が不十分で徹底しませんでしたことをおわび申し上げます。利用度が高いと申しましたのは、ただいま森本先生のおっしゃいましたように、単に利用数が絶対的に多いという意味ではございませんで、局間の距離なり、人口なり、また利用数とか、その一般利用住民の幅等も勘案いたしまして、その比例を見てきめていくわけでございます。

上林山榮吉自由民主党

○上林山委員 特定局設置に関連してお尋ねしておきたいのですが、特定局を設置する場合に、大体ここからここまでという一応の基準を郵政局等で示しますが、それはただいま御説明になった趣旨から亨便人口なり、あるいは交通の利便なり、あるいは局間の距離等を調査して、大体この辺でよかろうという一応の基準を示すわけだと思うのでありますが、その場合にそこに適当な土地がない、しかし亨便人口からいっても百メートルくらい離れたところに置くことがかえって便利である。局間の距離もかえってよい場合があり得るわけなんですが、そういう場合は、はなはだしくその指定した地域に離れていない以上、常識的に考えて区域を行政的に事務的に拡大して、そうしてこの辺でよかろうということを再指定をすることが適当かとわれわれは考えるのですが、最初の指定を窮屈にいつまでもお考えになるものであるかどうか、この点を伺っておきます。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 ただいま上林山先生からお話がございましたが、私どもといたしましては、これは一応の設置の標準でありまして、おっしゃる通り、そこに百メートルというような距離の違いがありましても、要はその郵便局が最もたやすく、かつ便利に利用されるということを中心として考えておりますので、そういう点につきましては個々の事情によって考慮いたしておるわけでございます。なおこの設置基準等につきましても、最近のいろいろな都市あるいは農村の発展状況等も勘案いたしまして、いろいろ研究してみたいと考えております。

上林山榮吉自由民主党

○上林山委員 明快なお答えがあったのでこれ以上私は質問をいたしませんが、要望として申し上げたい点は、今日市街地等においては、特に土地の事情というものが非常に窮屈でございます。御承知のように一応はこの辺に作ったらよいということでその辺を物色して熱心なる交渉をいたしますけれども、値段だけに限らずその他の窮屈な事情によって、どうしてもそこに場所がないことが多いわけです。しかし最初の基準から千メートルも二千メートルも離れたということになれば、これは常識の域を脱するわけですが、わずかに百メートルか二百メートル違うところで、しかも享便人口等から考えても便利な場合には、局長の御答弁の通り過去にとらわれず、ちゅうちょせずこういうことは解決すべきものであると私は思いますので、同じ御趣旨だとは思いますが念のために要望を申し上げておきたいと思います。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 他の質疑はございませんか。-なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に日程第一〇、荒巻に郵便局設置の請願を審査いたします。吉田専門員。

吉田弘苗専門員

○吉田専門員 荒巻に郵便局設置の請願(第四六六号)、請願者仙台市台ノ原郵便局設置期成同盟会長浅野喜代治、紹介議員愛知揆一君。本請願の要旨は、仙台市荒巻地区には仙台電話中継所、迎光園健康保健療養所、労働省東北労災病院、県警察学校、同警察機動隊並びにこれらの官公舎を初め引揚者住宅及び一般住宅が急速に建設され、同地区の戸数は三千余戸に及び、よって小学校建築も来年度に予定され、同校に収容せられるべき児童数は九百五十名の多きに達しているが、同地区には郵便局が設置されていないため、きわめて不便を感じている。ついては、仙台市荒巻に郵便局を設置されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 四六六号についてお答えいたします。請願の地に無集配特定局を設置することは、設置標準には達していますが、他との振り合い上、現状におきましては早急に実現は困難と思われます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御質疑はありませんか。-なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第一一、結核患者のラジオ聴取料免除に関する請願の審査を行います。吉田専門員。

吉田弘苗専門員

○吉田専門員 結核患者のラジオ聴収料免除に関する請願、文書表番号第八一七号、請願者東京都北多摩郡清瀬町下清水九戸六十二番地、日本患者同盟会長加藤昌計、紹介議員滝井義高君。本請願の要旨は、結核患者は他の疾病と比較して長期間の安静療養を必要とし、病床に伏すことを余儀なくされているが、ただラジオのみが唯一の慰めと励ましを与えている。ついては、肉体的、精神的さらに経済的にあえぎながら療養している結核患者に、ラジオの聴取料を免除されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 八一七号についてお答えいたします。結核療養者に対する放送受信料を免除されたいとの請願でございますが、御承知の通り生活困窮者に対する受信料の免除につきましては、日本放送協会受信料免除基準により全額免除を認めておりまして、結核病養老のうち特に生活上お気の毒な方には、その方法によっておおむね御趣旨に沿い得ているのではないかと存じます。しかしながらさらにこれ以上受信料免除の対象範囲を一拡大し、結核療養者全体に対する受信料を免除することは、一本放送協会の予算面への影響等から見まして、困難な実情にあるのではないかと存じます。なお請願の御趣旨は同協会へも連絡し、十分研究してもらうこととしたいと思います。

森本靖日本社会党

○森本委員 この件に関して、ちょっと関連して質問しておきにいと思いますが、ラジオの聴取料については、たとえばAならAの人が自分の家で一つのラジオを持っておる、そしてそこで聴取料を払っておる、それでその一家族、が全部それを聞いておる。ところがその人がたまたま病院に入院した、そこでまたラジオを一台持っておるという場合には、これは払う必要はないわけですね。

莊宏郵政事務官(電波監理局次長)

○莊説明員 ただいまのNHKの受信料の取り方といたしまして、世帯単位ということでやっております。一つの生活の場所における世帯ごとに取るということにいたしておりますので、全然別の病院で聞いておられるという場合には、おそらく新たな契約を求めるということにしておると考えます。

森本靖日本社会党

○森本委員 そういうことになると、たとえば国会議員の場合でも聞いておきたいのですが、選挙区に自分の家を持ってそこでラジオの受信料を出しておる、それがたまたまこっちの議員宿舎でも自分のラジオを持っておる、それから会館にもうラジオを持っておるという場合には、受信料はどうなりますか。

莊宏郵政事務官(電波監理局次長)

○莊説明員 方々に生活の場所をお持ちの方に対しては、それぞれの場所で契約を願っておるものと考えます。

森本靖日本社会党

○森本委員 だから私はこの病院の場合でも、その人が二カ月ないし三カ月、六カ月というものをその病院に入院する、そして病院の病棟で患者がそれぞれの部屋でラジオを聞いておるという場合、そういう点についてはたしか協会は拡大解釈をして、取ってないのじゃないかという気がするわけですが、その辺はお調べになったことがありますか。

莊宏郵政事務官(電波監理局次長)

○莊説明員 個々の具体的な場合についてはまだ詳細に聞いたことはございません。しかしながら受信規約を協会が作ります際の説明といたしましては、ある人が本宅を持っており、別に離れたところに別荘を持っているというような場合には、明らかに二つ取るという上誌を聞いております。

森本靖日本社会党

○森本委員 そうすると、たとえば議員の場合なんかでも、これは私は前から不審に思っているわけですが、自分のところの選挙区において一つ払っており、それから宿舎において一つの持っておる、会館に一つ持っておるという場合に、会館の場合は生活の基準でないからこれはかまわぬ、宿舎とそれから自分の国の方の家と、この二つといことになるわけでしょう。たしか会館の場合にはかまわないという解釈になると私は思うのですが、その点はどううですか。

莊宏郵政事務官(電波監理局次長)

○莊説明員 協会において、どのような受信規約の解釈をとっているかつまびらかにいたしませんが、臨時的な一時的なものであって、受信料をいただくのが社会常識に反するというようなものについては、協会としても契約を願っていないのであろう、こういうように考えております。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 ほかに御質疑はございませんか。――他になければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第一二、電信、電話管轄区域の統合等に関する請願の審査を行います。紹介議員の出席がございませんので、専門員より説明をきせます。

吉田弘苗専門員

○吉田専門員 電信、電話管轄区域の統合等に関する請願、文書表番号第七五四号、請願者富崎県日附市長井戸川一、紹介議員伊東岩男君。本請願の要旨は、町村合併による新市町村の建設計画と並行して、諸施設の統合、管轄区域の変更等が喫緊事となっているが、特に電話においては市内間の通話区域が統合されていないため著しく不合理があるので、これを行政区域に合致せしめるとともに、隣接市町村との即時通話を開通せしめられたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 七五四号につきましてお答えいたします。日南市内には日南局のほか、飲肥、東郷及び細田の三局がありましたが、町村合併の趣旨にのっとり、細田局以外の局につきましては、日南局の自動改式の際に日南局に合併し、現在日南局の加入区域となっておりますが、細田局につきましてもできるだけ早い機会に統合いたしたいと考えております。また市外通話の改善につきましても、本年度において宮崎との間を自動即時とするよう計画いたしておりまして、近く実施の予定であり、またその他の隣接市町村との市外通話につきましても、できるだけ待ち合せ時間の短縮をはかり、市外通話の改善を吐かる考えでございます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御質疑はありませんか。――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に日程第一三、郵便切手類及び印紙売さばき手数料引上げに関する請願、及びこれと同趣旨の日程第一七を一括して審査いたします。吉田専門員。

吉田弘苗専門員

○吉田専門員 郵便切手類及び印紙売さばき手数料引上げに関する請願、文書表番号第七五五号、請願者東京都世田谷区三軒茶屋町百七十六番地渡辺幸一、紹介議員松前重義君。本請願の要旨は、現行の郵便切手、収入印紙等の売りきばき手数料の規定は、明治四年にわが国の郵便制度が創設されて以来ほとんど一世紀近くも据え置かれているので、現在の経済情勢に即応するよう次記のように措置せられたいというのである。一、売りさばき手数料の引き上げについては、郵便切手類は買い受け月額に対し百分の十とし、印紙は買い受け月額十万円以下の金額については百分の六、十万円をこえる金額については百分の三とすること。二、売りきばき手数料の最高限度額現行百万円の制限を撤廃すること。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 七五五号、八四四号の両方を一括してお答えいたします。この請願のように、郵便切手類及び印紙の売りさばき手数料率を改めると、約十二億三千万円の支出増となり、現在の郵政財政のもとではとうていまかないがたく、また現行手数料率も他の類似業務の手数料と比較して、極端に低いとは認められないので、本件を受け入れることは困難であります。しかし売りさばき所における業務の円滑な運行を期するためには、適正な売りさばき手数料が支給されなければならないことは当然でございますので、この点におきまして現行料率を改正する必要があると認められ、目下これが改訂方を取り運び中でございます。

原茂日本社会党

○原(茂)委員 今の御答弁ですと、十二億の財源、がないからちょっとこれは不可能だと最初に不可能ときめて、しかしながら手数料、が少しく妥当でないから改正する意思がある、こういうことに結論がなると思うのですが、一体他の業種と比べて手数料、が低くないと思うというときの、ほかの手数料というのはどこと比較したのでしょうか、それが一つ。それからもう一つは、十二億というものが出てくるときの名売りさばき手数料の率、その基礎はどういうふうに計算したか。それからもう一点は、どうも妥当でない、財源上からも不可能だと思う、しかし多少考慮するというような意思がほのめかされたわけですが、その考慮する時期、どういうふうに改正するにしても、考慮する時期というものは一体いつを目標に考えておるか。この三点を……。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 お答え申し上げます。第一点は、他の方の手数料は一体どういうふうになっておるかということでございますのでお答え申し上げますが、たばこの方は八分ということになっております。国鉄の方は、これは交通公社にやる分でございますが、五分ということになっております。ただし団体については二分ということになっております。それから都電は、回数券で二分でございます。それから定期券の方は二・三分ということになっております。  第二番目に十二億を出した率でございますが、請願の中には、切手類は一律に一割、それから印紙売りさばきの方の手数料が月額十万円以下が六分、十万円以上が三分、最高限を付さない、こういうことになっております。この請願の趣旨で計算をいたしますと、ただいまの十二億何がし、こういう数字が出てくるわけでございます。  それから第三点にいつ改正をするか、こういうお話でございますが、三十三年度の予算に三億一千万円の要求がしてございます。これがもし国会の御承認を得られるということになりますれば、大体四月からということに考えております。

原茂日本社会党

○原(茂)委員 今の第一点で、その他との比較の中に説明がなかったのですが、ほかには最高制限額がないのじゃないかと私は思うのです。印紙、切手に関する限り、一万二千五百円というもので幾ら売ってもここで金額がとまってしまうというような制限があるわけですが、ほかには制限がないのじゃないかと思うので、が、これを教えていただきたい。  それから第二点の、十二億を出そうとしたときの計算というものの年度は三十年度を基準にした計算なのか、これは年度の計算基準があると思うのですが、それが一つ。  それから第三点に、三億一千万円を要求しているというのですが、この三億一千万円を出した基礎というのはどういうところにあるのですか。たとえば幾らまで何%、幾らまでは何%、こういうふうに三つの段階に分れていると思いますが、それをどういう内容で計算して三億一千万円を出したか、これを一つ……。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 第一点の最高額は、他の手数料についてはありません。従いまして私どもが現在考えておりまするところでは、この最高限はなくしたらどうかというように考えております。  それから第二点の十二億の計算の年度でございますが、これは私ちょっと手元に資料がございませんけれども、多分三十一年度を基礎にして考えておると思います。  それから第三点の三億という予算上の要求でございまするが、この点は、ただいまでは一万円までが六分、十万円までが三分、十円以上百万円までが一分ということになっておりまするけれども、それを総合いたしますると大体二・五分という平均率が出るわけでございます。これに対しまして私どもの方は総合いたしまして三分、その割り振りにつきましてもちょっと私ここで計算のこまかいところを持っておりませんが、大ざっぱに申し上げまして三分ということを大体に考えまして計算をいたしたわけであります。

原茂日本社会党

○原(茂)委員 今の第三点の説明を聞きますと、全般的に平均してこの値を出しているわけですが、実際の問題としては、三億一千万円の予算によってもしこの改正をしようということになると、今の一万円まであるいは十万円まで、十万円以上百万円までというふうに切った場合の一番小額の率を思い切って引き上げていかないと、この切手、印紙類の手数料改正の意義が死んでし願うわけです。そういう観点からして、今の御説明は概括的なものかどうかわかりませんが、そんな考え方でもしこの予算が通過した後に、政府の出してくる改正の料率というものが一律に〇・五%を引き上げるのだということになりますと、これは改正してもほとんど意味がない、こういうふうに考えますから、予算が通りましたあとその料率を三段階に分けてきめるときには、一番少い十万円なら十万円までいったときの率をどの程度に上げるかといったときは、金額の多いものよりは少いところに相当度大きなパーセンテージの引き上げを行うということに特に御考慮を願わないと、せっかくの御好意が無になるだろう、こういうふうに思います。今のもので平均して二・五%、それを三%にするのだということで、冬段階とも同じように〇・五%の引き上げというのでは、これはほとんどやってもやらないのと同じようになりますから、こういう点を特に考慮して、この原案というものをお作りになるときの料率改訂に関する御注意を今からお願いしておきたい。こういうことを一つ要望しておきます。

早稻田柳右エ門自由民主党

○早稻田委員 関連してちょっとお尋ねしておきますが、現在切手売りきばき所は全国で一体どれくらいありますか。さらにそれは人口何人当りに一軒という割合になっておるか。それからサービス時代でございますので、この売りさばき所をもっとふやしてもらいたい。最近たばこにしても電話にしてもどんどんふやしているが、古い規約に縛られて、何キロ以内でなければいけないとかなんとか、実にむずかしい許可条項になっておるようでございますが、私ども日曜あたりに切手を買おうと思っても、都内なんかなかなか買えない。だからこれはもっとどんどんふやして、サービスを基調とする本事業についてはもっとふやしてもらうことができないか、それから内規を改正する意思がないか、そういうような点について御説明を願いたい。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 ただいま切手売りさばき所の数は全国で七万九千八百十個所ございます。人口割合にいたしまして千百人に一人くらいに大体なると思います。  それから第二点の設置基準のことでございますが、現在の設置基準からいたしましても、ちょうど特定局の設置と同じように、相当全国的にまだ設置をしなければならないという個所がございます。従いましてそういう個所につきましては、いろいろの制約もありまするけれども、将来できるだけ多く設置していきたいというふうに考えておりますると同時に、設置基準につきましても特定局の設置と同様に一つ再検討をしてみたい、このように考えております。

森本靖日本社会党

○森本委員 この際でありますので、ちょっと聞いておきますが、その七万九千八百十と申しましたが、この郵便切手の売りきばき所については、私は今早稻田委員が言ったように、これは金のかからぬものでありますので、希望があれば、どんどん許可をしていっていいと思うのです。ところがその点について郵政当局としてもなぜ明らかにしないかと思うのは、郵便ポストを一緒につけなければ意味がない。これは壁かけでもあるいはポストでもどっちにしても、とにかく郵便ポストを一緒にしなければ意味がない。ところが郵便ポストを一緒にするということになりますと、現在の郵務局関係の定員においては、取り集めの回数等においても非常に困難がくるだろうということが考えられるわけですが、そこで現在の七万九千八百十というのは全部ポストと一緒についこおるものか、あるいはこの中で切手売りさばき所だけをやっておるものか何ぼあるのか、数字を一つ明らかにしてもらいたい。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 ただいま詳しい数字を持っておりませんので、後ほど御報告を申し上げまするが、大体いなかにおきましてはポストと売りさばき所はくっついておりますけれども、都会におきましては十メートルないし二十メートル、遠いのになると五十メートルばかり離れておるというのも相当あります。従いまして理想といたしましてはポストと売りさばき所が一緒になるということが非常に便利でございます。従いましてできるだけそういたしたいのでございまするが、ただいま森本先生のおっしゃいましたように、ポストを一つ置きますと、そこに取り集めという作業が伴いますもので、従いまして定員問題も関係しておる、こういうことに相なるわけでございます。

早稻田柳右エ門自由民主党

○早稻田委員 今伺うと千百人に一軒だ。郵便物が逐次輻湊している段階において、これはどこもあまりにも少な過ぎると思います。森本委員の申されたように、ポストと関係なしに、希望する者には私は許していいと思う。ここに請願に郵便切手の売りさばき所云々ということが出ておりますが、これも一応理屈はあると思う。しかしながら大体この種の事業は、その利益ということよりも、これを売りきばくということによって信用度が違ってくる、だからただでもやりたいという人が幾らでもあるのです。だから、これは数をふやせば科率の問題なんかは、こういう請願になって現われないと思う。何か特権のようにしているから、そこで欲が出てこういう請願になると私は思います。だから再検討に当りましては、一つ設置基準を緩和して、そうしてできる限り大衆に便宜をはかり得るような態勢にしていただきたいということを要望する次第であります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 他に質疑はございませんか。――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に日程第一四、平形町に特定郵便局設置の請願を審査いたします。吉田専門員。

吉田弘苗専門員

○吉田専門員 平形町に特定郵便局設置の請願、文書表番号第七五六号、請願者愛、媛県新居浜市平形町菅諦一、紹介議員松前車妻君。本請願の要旨は、愛媛県新居浜市平形町及び東雲町両地域は、同市商店繁華街の東方に位する住宅地帯であって、将来一そうの発展が期待されているが、郵便事業についてはやや立ちおくれて、遠く新居浜郵便局に依存している現状で、地域居住者の不利不便はまことに大である。ついては平形町に特定郵便局を設置されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を承わります。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 七五六号につきましてお答えいたします。請願の地に無集配特定局を設置することは、設置標準に達しその必要が認められますが、他に緊急度の高いものも多くございますので、将来他との振り合いを見まして考慮をいたしたいと存じます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 他に御質疑はございませんか。――なければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に日程第一五、日吉、梼原局間に電話架設の請願を審査いたします。森本靖君。

森本靖日本社会党

○森本委員 この範畑瀬は日吉、梼原局に電話線を架設してもらいたいというもので、請願者は愛媛県北宇和郡日吉村長渡辺網雄外五十三名の方々であります。請願の要旨は、愛媛県北宇和の日吉村と高知の高岡の梼原村は地理的、経済的にも密接不可分関係にあるが電話においては両村間は三局中継で辛うじて通話区域となっている状態であり、普通通話で一時間ないし二時間を要するの、で、両村民の不利不便はまことに大であります。ついては日吉梼原両局間に電話線を架設されたいというのであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 政府の所見を承わります。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 第八四二号につきましてお答えいたします。梼原-日吉間の市外通話は現在一日六度数程度でありまして、直通回線を作成する基準に達しておりませんが、最近梼原 須崎間に一回線増設いたし、相当サービスの改善をはかっております。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御質疑があれば承わります。

森本靖日本社会党

○森本委員 これは日吉-梼原間に通話が六通話しかないというふうなことが最大の理由になっておるようでありますが、これは六通詰しかないのが当りまえなんです。というのは、この請願書の地図にも書いてありますように、この距離は直接やればわずか十キロか二十キロくらいのものだと思います。ところが今電話の迂回線はどういうことになっておるかというと、百キロ以上迂回しておるわけです。そういうことでは、それは非常に重要なところであっても六通話しかないのがほんとうであって、これは直通線がついたら何十通話になるということも事実なんです。そこに電気通信監理官で、元の松山の電気通信局長をやっておられた岩田さんもおられますが、よくこの地勢的な状況についてはおわかりだと思う。これはそういうような状況でありますので、単なる現在の通話度数その他を考えて、そういうことを机上内に考えたのでは大きな間違いである。その点は一つ現実をよく調査をして、その上において結論をつけるように、単なる向うからの机上的な事務的な資料によって判断を下すということのないように要望しておきたいと思うわけであります。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 他に質疑はございませんか。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 なければ、次に日程第一六、郡山郵便局に電話交換台増設の請願を審査いたします。上林山榮吉君。

上林山榮吉自由民主党

○上林山委員 日置郡郡山町は鹿児島市小山田町と境し、ことに町民の交通、産業、経済、日常生活は、ほとんど鹿児島市と離れることのできない実情のところでありますが、鹿児島市近郊に位する他の市町村に比べまして、はなはだしく通信網が整備していないわけなんです。しかもすでに電話の申し込みも二十八名に達しておるというようなところでございますが、すでに市町村合併促進によりまして、やがて鹿児島市に合併されるように、すでに線を引かれておるところであります。そういうところで、これが鹿児島市の他の近郊市町村に比べて、通信網がはなはだしく立ちおくれておるということはまことに遺憾である、こういうわけで、これは三十三年度中にぜひ着手をしていただきたい、これが私どもの請願の要旨でございます。おそくとも昭和三十三年度、できれば三十二年度の末期に、一つこれを完成していただきたい、こういうように考えておるのであります。これは先ほどの請願とははなはだしく高情が違っておりますので、その辺を一つ御勘案願いたいと思います。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 政府の御意見を承わります。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 八四三号についてお答えいたします。郡山局の電話を増設するためには交換台を増設しなければなりませんが、現在同様事情の局がほかにきわめて多数ありまして、予算の関係上、これを一挙に実施できない状況でありますので、緊急に必要な局から順次実施することといたしております。右の事情によりまして、郡山局につきましては直ちに御要望に沿うことは困難でございますが、今後の需要の状況を見ました上、できるだけ早く実施するよう努力いたしたいと思っております。

上林山榮吉自由民主党

○上林山委員 すぐはできないがきわめて近く勘案して何とかしょうという御意見でやるようでもあり、やらぬようでもあり、はっきりした御答弁でないようでございますが、かりに農村電話を一つ増設するにいたしましても、もう交換台が行き詰まっていて、その需要を満たすことができないわけなんです。しかもこれは先ほどから説明しておるように、鹿児島市の近郊なんですよ。決して山間僻地ではないわけなんで、そういうところが行き詰まっておるということは、われわれは五カ年計画の検討を、当局と協力してやっておるわけでありますが、果して五カ年計画というものが、そういうものを除外していいものかどうか、私はただいまの答弁には満足しない。これはどうも事務的な資料に基いて単にお答え願っておるとしか思えない。少くとも請願というものは、国民が国会につながる一つのきわめて重要な窓なんですね。よほどの事情でないと、請願などというものは出てこないのです。われわれ逓信委員会で、たったこれ一つを出しておるわけですが、これほど請願というものは羅列すべきものじゃないのです。少くとも盛り上る国民の切なる要望というものをここに取次をして、そしてこれの実現を期する政治的意図を含んでおるのですよ。いい意味の政治的意図を含んでおるわけなんで、単なる事務的な処理ということであれば、請願を扱う必要はない。だからこの点はもう一ぺん、政務次官はお気の毒ですから、ほかの方面の方でけっこうでありますが、もう少し具体的に答弁してもらいたいと思うのですが、実際これは御調査になったのですか、私は調査しているのじゃないだろうと思う。調査をしておられない。調査した御意見ならば、そういうような非常識な答弁ができるはずはないと思っておる。農村電話一つやるにしてもかけられないのですよ。だから地元が通信部あたりに要望しても、そういうことで個人の架設も団体の架設も農村電話の架設も何一つできないということなんだ、こういう局は数えるだけしかありませんよ、鹿児時県下には。それは九州地区だってそう何千何百とありはしない。そういうようなことで、少くとももう少し調査をきれて、これを早急に実現してもらわなければいかぬと思う。三十二年度に僕はやってもらいたいとほんとうは思っている。でなければ、別途にわれわれが方法を講じて、これはやらなければならぬということになるのですが、単なる質疑応答じゃなくて、僕はこの問題は真剣に考えておる。もう少し真剣にお答え願いたい。調査しましたか。

松田英一郵政事務官(大臣官房電気通信監理官)

○松田説明員 ただいまおしかりをこうむりましてまことに恐縮でございますが、この点につき恥しては、もちろん事柄は一応通信局でいろいろ処理をすべき事柄になっておりますけれども、私どももこの請願を承わりまして、いろいろと公社に、現地と連絡をとらせました結果、なかなか早急にというふうな段階にはきていないけれども、できるだけ早くやりたいというふうな状況のように、結果として考えましたので、ただいま政務次官から御答弁申し上げたような次第で、回答したわけでございますが、なお詳細につきましては、公社の方でその材料を持っておりますので、その方から答弁をしてもらいたいと思います。

佐々木卓夫日本電信電話公社計画局長

○佐々木説明員 御答弁申し上げます。ただいま調査したかというおしかりを受けたのでございますが、調査いたしました資料も出ておりますし、本件につきまして通信局の意向も持ち合せております。積滞の報告でございますが、本年三月末で積滞三名、十月一日現在で十名、こういう報告が参っておりますので、陳情書によりますと二十八名ということになっておるのでございます。その点につきましてはもう少し現地の実情を折り返し調査するつもりにいたしております。いずれにいたしましても予算その他の関係から、三十二年度内にはちょっと困難な事情にあるわけでございますが、三十三年度以降におきまして、特に三十三年度の予算成立ともにらみ合いまして、極力早い機会に御趣旨に沿うように措置いたしたい、このように考えております。

上林山榮吉自由民主党

○上林山委員 そういう答弁では満足しませんよ。今調査をしたと言っておるが、調査は不十分なんだ。ということは、これは幾ら申し込みをしても線がないのだから、交換台がないのだから申し込んでもだめですと言って局の方ではお断わりしておる。申し込まれても何にもなりませんよ。こういうことを今までは言われておったのです。それを私が耳にしたものだから、ほんとうに希望があるものならばみな希望を申し込んだ方がよろしいと言って、私がむしろ指導をしたのですよ。しかし電話は必要なんだけれども、申し込んだところで交換台がないから、局の方では断わって、一向にしてくれない。近く農村電話もとってもらおうとしておるのだが、その農村電話すら困難である。幾ら団体や個人が申し込んでもだめだ。しかも鹿児島に近く合併されるところなんだ。そういうことで、ほかの町村の電話事情に比較して非常に低きにあるのです。現在は二十人以上二十八人に申し込みがなっているだろうと思いますが、少くとももう少し誠意をもってやっていただかなければならぬと思うのです。そこで私はお尋ねしますが、これと同じようなところがたくさんあると言っておられます、が、これと同じスケールのところで、全国で幾ら、あるいは九州で幾ら、鹿児島県で幾らあるか、この三つの点を一つお示し願いたい。

佐々木卓夫日本電信電話公社計画局長

○佐々木説明員 ちょっとただいま手元に資料を持ち合せておりませんので、十一級局というふうになっておりますが、この程度の局が全国で何局あるか、その需要状況がどういうふうになっておるかということをここでは答弁できないのでありますが、全国的な需要充足の趨勢からいいまして、一応窓口に出ておる積滞申し込みの大体三〇%程度年度に充足しておるというのが、全国の状況でございます。このような規模の局の類似のケースは何局あるかということは、ただいま手元に資料がございませんので、もし必要がありますならば調査いたしまして、後ほどお答えきしていただきたいと思います。

上林山榮吉自由民主党

○上林山委員 もう一ぺんお伺いいたしますが、今のこれに関する答弁は私は満足していない。まだ調査も不十分です。今の答弁では、三十三年度になったら、場合によってはやるようにしてもいいという程度の結論のようですが、その程度ですか。

佐々木卓夫日本電信電話公社計画局長

○佐々木説明員 三十三年度では何とかやりたいというふうに考えております。

森本靖日本社会党

○森本委員 ちょっと関連してお聞きしたいのですが、これは磁石式のところですか、それで磁石式のところで加入者が現在何個あるのですか。

佐々木卓夫日本電信電話公社計画局長

○佐々木説明員 もちろん磁石式でございまして、現在加入者が二十三名でございます。

森本靖日本社会党

○森本委員 これは上林山委員が言っておるのは、私はもっともだと思うのです。磁石式で二十三のところとすると、大体交換機が五十台あるいは三十回線の交換機だろうと思うのですが、そういうことになればあと五十台の交換機に取りかえたらよろしいのでありますから、それほど政治的に云々する大きな問題ではないのでありますので、その点は公社当局あたりも十分に考えてやっていけば、私はできると思います。ただこの点について、そういう点で賛成をいたすのでありますけれども、具体的には十一級局においても、あるいはそれ以上の局においても、それ以下の局においても、かなり全国的に積滞数もあるし、実際の問題としても、すでに百台の交換機にさらに存台の交換機を設置せよというような要望のところもあるのでありますので、そういう点については全国的に公平な立場においてやっていただきたいということを申すわけでありますけれども、こういうふうなところの局については、そうあなたの方で問題とせずに、どんどん進めていってもいいと思います。その点は公社当局も頭を働かして、十分にやっていただきたいと思います。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 他になければ、次に移ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 日程第一八、南外山東原に無集配特定郵便局設置の請願を審査いたします。早稻田柳右エ門君。

早稻田柳右エ門自由民主党

○早稻田委員 本請願は、愛知県小牧市大字南外山東原一八四五番地塚原春兼、小牧市長加藤諦進、小牧市議会議長稲山国幸以下数名の者が請願いたしておりますが、御承知のようにここは小牧飛行場の正門前でございます。近時急激な発展をいたしておりますので、ぜひ無集配特定郵便局を急速に設置願いたいというお願いでございます。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に政府の所見を伺います。最上政府委員。

最上英子自由民主党郵政政務次官

○最上政府委員 八四五号につきましてお答えいたします。請願の地に無集配特定局を設置することは設置標準に達し、その要が認められますが、他に緊急度合いの高いのも多くありますので、将来他との振り合いを見て考慮することといたしたいと存じます。

早稻田柳右エ門自由民主党

○早稻田委員 今他に緊急の度合いの高いものがあるからあと回しだということですが、緊急度合いの高いというのは、どういう基準で定められておるか。これは事務当局から伺っておきたい。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 大体享便の人口にいたしまして八千から一万くらいのところが相当残っておるわけでございます。それで御承知のように、ただいままでは年間五十局ということになっておりまして、その大部分が東京あるいは大阪という、ただいま申し上げましたように一万以上の享便人口のあるようなところに回されておりまするが、幸いもし二百局程度の局が増設されるということに相なりますれば、できるだけこういう必要度のところに回していきたいというふうに考えます。

早稻田柳右エ門自由民主党

○早稻田委員 実はこの請願地は、小牧飛行場の正門前でございます。今基準が八千名とおっしゃたが、この書類によりますと、戸数がこの付近だけで九百戸、人口九千名、さらにこの付近に学校が四校ございまして、この生徒数は二万余に及んでおる、こう書いてございます。申すまでもありませんが、小牧飛行場は中部日本ただ一つの空の玄関であります。先般飛行場も整備いたしまして、まきに国際飛行場としてスタートしたわけでございますが、私から言わしむれば、こういう空の玄関である飛行場のごときは、請願人がなくても、郵政当局が進んで郵便局を設置するというのが妥当ではなかろうかと思う。羽田飛行場には構内に郵便局が設置せられておりますが、小牧飛行場にはまだそういう措置がとられていないようであります。距離を調べてみますと、小牧飛行場のあるところから付近の郵便局が、一番近いところで小牧郵便局が三・八キロ、その次が北里郵便局が四キロ、鷹来郵便局が四・三キロ、勝川郵便局が四・八キロ、豊山郵便局が四・六キロ、味美郵便局が三・五キロというふうになっておりまして、設置基準の距離の関係からいっても、当然設置さるべきところであると私は思います。しかも飛行場を中、心として今米軍がどんどん引き上げておりますので、全国各地からこの付近には各種商工業者が集中して参りました。さらに小牧市においても、ここに大住宅を建設することに相なりまして、すでに土地の設定などもいたしており、また地元においては区画整理をいたしまして、大都市を形成せんといたしておる重要な土地でございます。従って私は設置必要慶という点から言えば、全国有数の地ではなかろうかと考えております。さような状況にあるが、この請願を出しましたのがまだ日が浅いので、十分御調査ができていないのじゃないかと思いますが、どうぞ一つこれは至急御調査をいただきまして、この請願が実現するように特段の御配慮を希望いたしまして、この請願の紹介といたす次第でございます。

上林山榮吉自由民主党

○上林山委員 関連して一点だけ伺っておきたいのですが、従来は東京や大阪が特定局の設置に急であったために、他の地方には薄かった。今回幸いにして二百局ができれば、そういうような問題も相当解決されるであろう、こういうようなお話のようですが、そこでまず具体的に伺いたいのは、東京、大阪のようなところの享便人口がかりに一万と仮定する。それからその他の地方都市、農村を含むわけですが、そういうところの享便人口がかりに六千なり七千であった、こう仮定する場合は、今後も享便人口という点から言えば、大都会が一万であるからそちらの方を優先的に局の設置をしていくのだ、まあそういう需要を満たしてから、幾らか余ったらそれを全国に少しずつばらまこう、こういう基本的な御方針かどうか、これは大臣答弁にもなるかと思うので、事務局では少し無理じゃないかとも思いますけれども、そういうようなお考えを今後も持っていかれるのかどうか、これが第一点。  それから第二点は、早稻田委員が言われるように、現在はかりに享便人口が八千である、だがやがて都市計画なりその他で人口が著しくここ一、二年の間にふえる見込みのあるところ、そういう潜在人口というものは全然含んで設置基準をお考えになっていないのか、現在八千であるから八千だ、こういうふうに機械的におきめになるのか。しかしこれはあくまでも五年後、十年後というのを見通せというのは無理ですけれども、あと一年や二年の間の人口の増殖ということは、これは注意をすればわかる点だと思うのです。そういう点はどういうふうに、取り扱っておるものか、そこまで注意してやっておられるのか、この二点をまず伺っておきたいと思います。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 全く事務的な御答弁になるかもしれませんので、その点はお断わりをしておきまするが、第一点の都市並びに市外地の局の割り振りについてはどうか、こういうようなお話でございますが、私どもといたしましては、これは単に享便人員云々ということだけでなく、その利用の緊要度というものを他の標準から考えまして、設置基準をきめておるわけでございます。先ほど森本先生にお答え申し上げた通り、都市の享便人口が非常に多い、絶対数が多いというだけで、その方に局を多く回すというようなことは考えておりません。また今後もそのようにやっていきたいというように考えております。ただし東京あるいは大阪付近の人口が非常に急激に増しまして、この方の利用の要望、郵便局設置の要望が非常に強い、こういうような関係からいたしまして、ともすれば従来はその方に相当同数がいった。これはただ同数が参りましても、たとえば東京郵政局管内におきましてはほかに市外地なり農村地帯もあるわけでございまするので、今後はそのようなことも考慮いたしまして、できるだけ公平な立場から設置をしていくように指導をいたしたいというふうに考えております。  第二点の潜在人口をどのように考えるかというお話でございますが、現在非常に設置同数も少いのでございまして、現在の利用者の希望をどうして満たすかという点に私ども実は頭が追われておるわけでございまして、はなはだ遺憾ながらこの潜在人口というものにつきまして、現在考慮いたしておらない状況でございます。しかし先ほど申し上げましたように、設置基準等につきましては、今後は社会情勢等も相当変って参っておりますので、再検討をこの面につきましても加えていきたい、このように考えおりますので、御了承願いたいと思います。

上林山榮吉自由民主党

○上林山委員 事務当局の一応の答弁としては、現段階においてはそういうふうに言われる以外に方法はないだろう、こういうように考えるのでありますから、この問題は郵政事業を根本的にどういう方向に持っていくかという重大な問題にも関連するので、適当な機会に大臣から答弁をきれるように御連絡を願っておきたい、こういうように私は考えるのであります。  そこでただいまの御答弁の中に、享便人口も考えるには考えるけれども、それは大して考えていないのだ、それよりも緊急度ということを他の角度から考えているのだ、こういうような御答弁があったのでございますが、享便人口というものをあまり重く考えないで、他の方面での緊急度というものを多分に考えておるのだという意味は、局と局の距離の問題とかいうようなことは、これはわれわれでもわかっておることなんだが、それ以外に他の角度から重要な緊急度を考えておるというのは、一体どういうことでございましょうか。  それから第二点の、私が言う潜在的な人口というのは、先ほどから申し上げておる通りここ一、二年の後の人口増殖の見通しということなので、これが五年後とか十伍後まで見通せということは私は申し上げておるわけではないので、そういうものを、先ほど早稻田委員も言われたように、現在は享便人口は八千であるけれども、やがて一万にもなり得る場所である、ここ一、二年後にはそういうふうになる場所である、こういうことは行政的に御注意になることが親切なやり方ではないか、設置基準というものを勘案するときに、それを考えることが公平なやり方なのだ、こういうふうに考えるのであります。  それから大都市偏重主義を改めようということを言われておるからこれ以上申し上げませんが、大都市が特定局を急速に作らなければならなかった理由の一つは、これは戦災復旧ということがその重点であったはずです。戦争が済んで十二年、まだ大都市の需要は満たしていないけれども、もうこの辺で全国的な視野に立って一つお考えになる必要がある、これは局の設置の必要なことは、地方都市でも地方農村でも非常なる熱心な希望があるのです。それをそういうような最高方針をよほどあらゆる角度から御検討になって修正をしていただかぬと、私は郵政事業が全国的視野に立っている、こういう点から考えて少し公平を欠くのじゃないか、もうこの際は切りかえていい時期じゃないか、こういうように考えるので、一つこの点は真剣に御検討が願いたい。またお答えができる点があるならばお答え願いたい。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 特定局の設置基準につきましては、ちょっと私の説明の不十分なところがございましてまことに恐縮でございました。私が申し上げましたのは、都市と農村の設置基準について差を設けておるということを申し上けたわけでございます。都会につきましては距離が八百メートルでございますが、市外地につきましては二キロ、また農村等につきましては享便人口は四百戸でございますが、大体二千というようなところが標準になっていますけれども、都会地はこれは六千というように、このような設置基準の差異をそこに設けておる。そのほかにもう一点、私ども最近は単に享便人口ばかりではなく、通信力というものをある程度考慮を加えていかなければならぬ、このように考えておるわけでございまして、そういう点を私申し上げた次第でございます。また潜在人口または都市、地方の振り合い等の問題につきましては、今後設置標準等につきまして再検討を加えまして、御趣旨の方向にできるだけ考慮していきたいというふうに事務当局では考えております。

森本靖日本社会党

○森本委員 この問題はいつの国会のときでも出て、これはしょっちゅう必要と思うわけでございますが、私はこの際要望しておきたいのは、これから先の請願の審査のときにもはっきり出てきますので申し上げておきたいと思いますが、いわゆる切手売りさばきの引き上げに関する問題とか、こういう政治的な問題は別として、たとえば郵便局を設置せよとかあるいは交換機をどこそこにこしらえてもらいたいとか、あるいは電話をどこそこへつけてもらいたいとか、こういう請願が出た場合、これはいつも政府の政務次官の答弁が木で鼻をくくったような、これはその他の均衡を考えて云々という答弁ばかりで、それでいつも質疑応答をやってよけいにおそくなるわけです。だからこういうものについては一応郵政当局は郵政当局なりの事務的な考え方があろうと思うから、それを一応政務次官、大臣の決裁を経てここで答弁をするわけですから、そういう問題についてはあまり遠慮なく、やはり簡明率直にこれは本年はできる、本年はできないけれどもさらに次の年については考えていこうというふうな、あまりおざなりでないはっきりした答弁を願っていくならば、この請願の審議というものは非常に早いと思うのです。その点を今後一つ十分に私は考えてもらいたいと思う。これはいつも同じような答弁を繰り返しているので、結局はこの委員会というものが長くなる、こういうことになりますので、これは政務次官というよりも、私は事務当局でこの答弁要旨をこしらえる方に特に注文をしておきたいと思うわけでございます。それからもう一つ、これは郵務局長に聞いておきたいと思いますが、今度新しく郵務局長になられて、もっとも現在まで郵政局長等もやられておりますので、十分に内容は御承知かと思いますけれども、この特定郵便局の設置問題というのがいつも問題になりますけれども、これはいつも考えるのにおかしいと思うことは、三十二年度の予算で決定したことが、実際にこれが決定をせられるのは三十三年の三月に決定をせられるというのが、従来の郵政省のしきたりであります。これは非常におかしげなしきたりでありまして、三十二年度に決定をされたものについては、三十二年度の予算が通ったら直ちにこれの審議を開始して、その六月なり五月に決定をするのが当然だろうと思う。ところがこれが一年もおくれまして、三十二年度の予算で通ったものは三十三年の三月にならぬと決定をされない。そこで一年ずつおくれてちぐはぐな結果になっておるわけでありますが、これはどうしても次の年度の予算にも関連がありますし、三十二年度の予算については三十二年度の予算が通って実行計画を組んだ場合に、直ちに実施ができるような準備をしてもらいたい。今後そういう正常の方向に切りかえてもらいたいということを強く要望しておきたいと思いますが、この点についてはどうですか、事務当局の御意見は。

板野學郵政事務官(郵務局長)

○板野説明員 全く御同感でございまして、私どもといたしましてもできるだけというよりも、この年度内に片づけるように今後事務の促進をはかりたいと考えております。

松井政吉日本社会党

○松井委員長 他に質疑はありませんか。――なければ、これにて請願日程全部についての審査は一応終了いたしました。なお本日の請願についての委員会の決定は次会に譲ります。     ―――――――――――――

松井政吉日本社会党

○松井委員長 次に閉会中の審査に関する件についてお諮りいたします。当委員会といたしましては閉会中もなおその審査を進めたいと存じますので、閉会中審査案件を議長に申し出ることとし、次の件を閉会中審査の案件といたしたいと存じます。郵政事業に関する件、郵政監察に関する件、電気通信に関する件、電波監理及び放送に関する件、以上四件といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御異議なしと認め、よってさよう決定いたしました。なおその手続等につきましては委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御異議なしと認め、さよう、取り計らうことにいたします。なおこれらの閉会中の審査案件が本委員会に付託となりました場合には、委員を現地に派遣して実情を調査する必要も起ると予想されますので、委員派遣に関する承認申請その他の手続につきましても委員長に御一任願いたいと存じますが、これに御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御異議がなければさよう取り計らいます。  次に閉会中審査小委員会設置の件についてお諮りいたします。閉会中審査案件が本委員会に付託されました場合、これが調査のため閉会中審査小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御異議がなければ、閉会中審査小委員会を設置することに決定いたします。  なお右小委員会の小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御異議なしと認め、委員長において次の通り御指名いたします。   小泉 純也君  上林山榮吉君  竹内 俊吉君  橋本登美三郎君 廣瀬 正雄君  甲稲田柳右エ門君   原   茂君  松前 重義君   森本  靖君  以上に私を加え、以上十名といたし、なお小委員長は小委員会を開いて決定いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松井政吉日本社会党

○松井委員長 さよう決定いたします。  なお右閉会中審査小委員及び小委員長の異動に伴う補欠選任につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

松井政吉日本社会党

○松井委員長 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。  次会は明後十四日午前十時より理事会、十時三十分より委員会を開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後零時四十九分散会

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