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第27回国会衆議院1957/11/11

外務委員会 第4号

発言数
23 件
登壇者
5 名
会派数
2
開催日
1957/11/11

会議録

野田武夫自由民主党

○野田委員長 これより会議を開きます。  在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑を許します——他に質疑はございませんか。御質疑がなければ、本案に対する質疑はこれにて終了いたしました。  本案については別に討論の通告もございませんので、直ちに採決いたします。  在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部を改正する法律案を原案の通り可決するに御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野田武夫自由民主党

○野田委員長 御異議なしと認めます。よって本案は原案の通り可決されました。  なお、本案に関する報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野田武夫自由民主党

○野田委員長 御異議がなければさように決定いたします。     —————————————

野田武夫自由民主党

○野田委員長 請願の審査に入りたいと思いますが、その前に、まず日程追加についてお諮りいたします。  一昨日付託になりました原水爆実験禁止等に関する請願、阿部五郎君紹介第五七九号外七十二件、及び本日付託されました原水爆実験禁止等に関する請願茜ケ久保重光君紹介第一一三四号外十八件を本日の日程に追加して審査いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野田武夫自由民主党

○野田委員長 御異議がなければ日程は追加されました。  これより請願の審査をいたしますが、本日の請願日程九十九件中九十六件は原水爆実験禁止等に関するものでありますので、この際一括して議題とし、まず出席紹介議員の説明を求めます。菊池義郎君。

菊池義郎自由民主党

○菊池委員 理由を説明いたします。  私たちは、日本政府が、世界各国、特にアジア・アフリカ諸国と共同して、原水爆実験の即時無条件禁止協定締結を国連総会に提案することを要求します。  第二、私たちは、日本政府が米国政府と日本への原子兵器持ち込み禁止協定を結ぶことを要求します。  それから、私たちは、日本政府及び国会が被爆医療法を被爆者の生活保障を含む援護法に改善し、被爆者の家族の援護を立法化することを要求します。  以上御説明申し上げます。

野田武夫自由民主党

○野田委員長 ただいまの各請願について政府側に御意見はありませんか。

松本瀧藏自由民主党外務政務次官

○松本政府委員 この問題につきましては外務大臣並びに総理大臣から十分意見を述べておりますので、これ以上つけ加えるところはございません。

野田武夫自由民主党

○野田委員長 御質疑はありませんか。——御質疑がなければ次に移ります。     —————————————

野田武夫自由民主党

○野田委員長 次の請願は、宝島に米軍基地設置反対に関する請願、難民及び労務者の渡米に関する請願、日韓漁業問題の早期解決に関する請願の三件であります。この三件の請願を一括議題とし、紹介議員の説明を求めたいと存じますが、紹介議員が見えておりませんので、これより専門員よりその趣旨の説明を求めます。佐藤専門員。

佐藤敏人専門員

○佐藤専門員 第一は宝島に米軍基地設置反対に関する請願であります。  宝島米軍基地施設については、昨年七月、沖繩米空軍による測量が実施されて以来、島民及び村当局は絶対反対を唱え、強く各方面の善処を訴えているので、左記事由によりこれが設置を阻止せられるよう、ここに鹿児島県議会全員一致の議決をもって請願申し上げる。  一、周囲三里に満たない本島にこの基地が設けられることにより、部落、学校の全部がキャンプ、飛行場、電探施設等に包囲されることとなり、島民は基地の中に追い込まれた形となって、教育、風教上大きな弊害を生じ、島民生活の自由が著しく束縛される。  二、宝島の人口は耕地面積に対して飽和状態にあり、大原キャンプ予定地の一帯は将来の開拓地として期待していたもので、その接収は島民生活の脅威である。  三、大原キャンプ地、電探施設山頂への自動車道路工事による泥水の海への流入は、島民唯一の漁場における魚族を放逐する結果となることは、県下甑島における永浜基地の例に徴しても明らかであり、島民生活の基礎を失う重大な現実問題となる。  四、その他水源保安林伐採は水源枯渇の問題を生じ、その他一連の施設は島民生活と純朴穏健な平和境の様相を一変し、幾多の損害と悪影響を招来する。  第二は難民及び労務者の渡米に関する請願であります。  難民救済移民法の失効により、米国政府の認定する保証書を所持する千数百名の移民申請者並びに課程を終了した五十四名の派米労務者は、今や米側との交渉成立を鶴首している現状にあり、これが解決は日米友好上重大な意義を持つものであり、なかんずく農村の振興には至大の影響があるので、渡米完遂について、早急に米国政府に対し要請し、所期の目的を達成せられるよう、ここに鹿児島県議会全員一致の議決をもって請願申し上げる。  第三は日韓漁業問題の早期解決に関する請願であります。  李ライン設定以来五年、日本漁船の公海における正当な操業が韓国の不法な武力行為によって脅かされ、多くの日本人漁夫が不実の罪に泣かされていることは、平和を希求する日本国民への圧迫を意味するものである。本県においては、韓国近海の漁場を失うことにより、年々六億円から八億円に及ぶ損害をこうむり、本県経済に多大の損失を招いている。しかも四十三名の県出身抑留船員は近く四たびの冬を迎えんとし、留守家族の窮状はその極に達している。よって政府におかれては、ここに平和の確保と人道的立場から決然立って日韓漁業問題の早期解決をはかられるよう、ここに鹿児島県議会全員一致の議決をもって請願申し上げる。  以上三件であります。

野田武夫自由民主党

○野田委員長 三件の請願の趣旨は以上の通りであります。政府側に御意見はありませんか。

松本瀧藏自由民主党外務政務次官

○松本政府委員 中にはまだよく私の方に通じてない請願もございますので、一応検討いたしまして善処したいと思います。その他につきましては別にこれという意見はございません。

戸叶里子日本社会党

○戸叶委員 請願の二番目に述べられました難民並びに労務者の渡米の問題でございますが、私ども日本各地の農村の方々が渡米させてもらうことは、決して異議あるものではございませんけれども、ただそういう形に、一つは難民救済移民法による移民と、それからいわゆる普通の派米移民と二通りあると思うのです。難民救済移民法による移民は、去年春初めて行われましたけれども、非常に大きな問題を起して、アメリカの新聞にも出たことは政府当局の方も御存じだと思います。その問題点は何かと言いますと、結局間に入った人が非常に暴利をむさぼったり、派米青年にいろいろな偽わりのことを言ったというようなことやら、あるいはまた船に乗ってから、あなた方はもしも言うことを聞かなければ、アメリカの兵隊になって働かされるのだぞというようなことで署名させられていたというので、アメリカに行ってそれがわかって逃げ出したというようなことも、私は当時アメリカにいて聞いたわけであります。ああいうふうなことが起きますと、日本とアメリカとの関係も悪くなるでしょうし、そういうふうにだまされて連れて行かれた青年の将来というものも私どもは非常に憂えるものでありまして、こういうことがないように政府は注意していただきたいと私は思うのです。そのときに帰って来ましてから私が外務省に行って聞きましたところによりますと、難民救済移民法による移民はもうあのとき限りであって、派米移民の方はこれからも続けられるのだ、こういうことを聞かされたのですけれども、難民救済移民法による移民というものもあるのかないのかを伺いたいと思います。

松本瀧藏自由民主党外務政務次官

○松本政府委員 難民救済の移民の問題に関しましては、これは今一応中止という形になっております。そのかわりに短期移民、さらにこれから交渉、検討を必要といたしますけれども、技術移民、こういうものを強化していこうということであります。御承知の通り、ただいまお話のありましたような問題は、私も、カリフォルニアでいろいろのケースも聞いております。ローカル・ケースも聞いておりますし、また全般の印象もいろいろ聞いて帰って参っております。さらに労働組合との問題、それからスポンサーとの問題、こういったものを今いろいろと調整いたしまして、さらに第二回、第三回の短期移民の制度が強化されるように目下交渉中であります。先ほどの例の問題に関しましては、これは私も十分検討して間違いのないようにしなければならぬということを痛切に感じております。

戸叶里子日本社会党

○戸叶委員 今の請願の趣旨は両方一緒にしたような趣旨だったと思うのです。結局それは請願者が御存じなかったんであろうと思いますので、この請願は結局この短期移民なり技術移民というものをもっと盛んにやってほしいというような趣旨だと思いますから、そういうふうに了解した上で賛成をしたいと思います。

野田武夫自由民主党

○野田委員長 他に御質疑はございませんか。——御質疑がなければ、これより各請願について採決いたします。  ただいま審査いたしました各請願は、採択の上、内閣に送付いたしたいと存じますが、御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野田武夫自由民主党

○野田委員長 御異議がなければ、さように決定いたします。  なおただいまの各請願に関する報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野田武夫自由民主党

○野田委員長 御異議がなければ、さように決定いたします。     —————————————

野田武夫自由民主党

○野田委員長 次に閉会中審査に関する件についてお諾りいたします。  本委員会といたしましては、今国会が閉会されてからも、国際情勢に関する件、国交回復に関する件、国際経済に関する件、賠償に関する件、以上の四件について継続して審査いたしたいと存じますので、その旨議長に申し入れたいと存じますが御異議はありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野田武夫自由民主党

○野田委員長 御異議がなければさように決定いたします。     —————————————

野田武夫自由民主党

○野田委員長 なお閉会中におきまして委員を派遣いたし、実情を聴取いたす必要が生じました場合におきましては、その人員の選定、派遣地、日数等につきましては、委員長に御一任いただきたいと存じますが、御異議ございませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

野田武夫自由民主党

○野田委員長 それではさよう取り計らいます。  次回は公報をもってお知らせいたすことにいたし、本日はこれをもって散会いたします。     午後一時五十二分散会

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