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26回国会参議院1957/05/17

法務委員会 第22号

発言数
23
登壇者
4
会派数
2
開催日
1957/05/17

会議録

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) これより本日の会議を開きます。  委員の異動について報告いたします。本十七日付、草葉隆圓君辞任、大川光三君選任。同じく川村松助君辞任、田中啓一君選任。以上であります。   —————————————

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 議事の都合上、初めに継続審査及び継続調査についてお諮りいたします。恩赦法の一部を改正する法律案、幼児誘拐等処罰法案、刑法等の一部を改正する法律案、裁判所法等の一部を改正する法律案、以上四法律案、及び検察及び裁判の運営等に関する調査につきましては、本院規則第五十三条によりまして、閉会中においても、それぞれ継続審査及び継続調査をするよう取り計らうことにいたしたいと存じますが、さよう決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 御異議ないと認めます。要求書につきましては、いずれも委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 御異議ないと認めます。   —————————————

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 次に、委員派遣についてお諮りいたします。  裁判所法等の一部を改正する法律案並びに検察及び裁判の運営等に関する調査のために、お手元にお配りいたしました要綱により、閉会中、委員派遣を行うことにいたしたいと存じますが、さよう決定することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 御異議ないと認めます。つきましては、承認要求書及びその手続、実施期間、派遣委員の人選等については、いずれも委員長に御一任願いたいと思いますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 御異議ないと認めます。  それでは委員派遣につきましては、御希望等もございましょうから、今明日中に委員部の方にお申し越し願いたいと存じます。   —————————————

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) それでは本日の議題に入ります。  初めに、裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、両案を一括して議題といたします。  御質疑の方の御発言を願います。  別に御発言もないようでございますが、質疑は尽きたものと認めて御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 御異議ないと認めます。  それではこれより討論に入ります。両案について御意見のおありの方は、賛否を明らかにしてお述べを願います。

一松定吉自由民主党

○一松定吉君 私は、両案とも原案に賛成いたします。同時に、この際、一つ付帯決議をつけたいと存じます。  それはお手元に配ってありまする乙案の方で、本乙案を付帯決議とすることを御了承願いたいと思います。読み上げます。     附帯決議   裁判官に負荷される司法の使命の重要性にかんがみ、政府は、すみやかに次の諸点に留意し、裁判官の待遇を改善是正することに鋭意努力すべきである。  一、法曹一元の理想を推進するため、最高裁判所の裁判官の優遇策を措置し、特に普通恩給年限を国務大臣のそれとの均衡を得るように是正すること。  一、高等裁判所長官、地方並びに家庭各裁判所長その他経験年数等においてこれらの者に準ずる裁判官の報酬は、一般職の上位の職員の給与に比し、甚しく均衡を欠くにいたっているので、その報酬を相当程度引上げること。  一、その他下級裁判所の裁判官をして安んじて職務に専念さぜるため、その待遇策を検討し、実質給与の引上及び報酬体系の是正を計ること。   右決議する。  それからその次に、いま一つの付帯決議、これは検察官に対しまする方ですが、附帯決議検事長及び検事正その他経験年数等においてこれらの者に準ずる検察官の給与は、一般職の上位にある職員の給与に比し、甚しく均衡を欠くにいたっているので、政府は、これら検察官の職責の重要性にかんがみ、すみやかに、その待遇を是正する措置を講ずべきである。   右決議する。かような付帯決議をつけ加えることを動議として提出いたします。

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 他に御発言ございませんか。

棚橋小虎日本社会党

○棚橋小虎君 この両案に対し、並びに付帯決議案に対して賛成いたします。  この裁判官の給与というものが一般の行政官に比して非常に遜色があるということは、われわれふだん非常に遺憾に考えておるところでありまして、これは一日も早くその間に遜色のないように改善すべきものであると考えます。こういう意味におきまして、この両案並びに付帯決議に対して賛成をいたすものであります。

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 他に御意見がないようでありますから、討論は終局したものと認めて、これより採決に入ります。  裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案、検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案、両案全部を一括して問題に供します。  両案を内閣提出、衆議院送付案通り可決することに賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 全会一致であります。よって両案は、いずれも全会一致をもって衆議院送付案通り可決すべきものと決定いたしました。  次に、討論中に述べられました一松君提出の付帯決議案を一括して議題に供します。  一松君提出の付帯決議案二案を、いずれも本委員会の決議とすることに賛成の方の挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 全会一致でございます。よって両付帯決議案は、いずれも全会一致をもって本委員会の決議とすることに決定いたしました。  なお、本会議における口頭報告の内容、報告書の作成等につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 御異議ないと認めます。  それでは、両案を可とされた方は、順次御署名を願います。   多数意見者署名     雨森 常夫  田中 啓一     大川 光三  吉野 信次     辻 武壽   赤松 常子     宮城タマヨ  小林 英三     一松 定吉  河合 義一     棚橋 小虎  青山 正一     後藤 文夫

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) それから、ただいまの付帯決議につきまして、法務政務次官から御所見を承わりたいと存じます。

松平勇雄自由民主党法務政務次官

○政府委員(松平勇雄君) ただいま御決議になりました裁判官並びに検察官の報酬の問題に関する付帯決議に対しましては、政府といたしまして、なるべくすみやかに研究をいたしまして、御趣旨に沿うように努力をいたしたいと存じます。   —————————————

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 次に、請願第千八十二号、中国通商代表部員の入国滞在に関する請願を議題といたします。

棚橋小虎日本社会党

○棚橋小虎君 日本と中国との貿易の発展ということは、今日、日本国民がことごとく期待しているところであります。ことにまた、中国におきまして、世界各国が非常な競争を展開しているようなときに当りまして、わが国といたしましては、できるだけその日中貿易の発展を助長するような政策をとるべきだと考えるのでありまして、こういう意味におきまして、この中国の貿易業者がわが国に代表部を設置していくことに対しましては、私は最も適切な方法であると考えるのであります。しかるに、指紋を調査をするとか、いろいろそういうことのために、これが行き悩んでいるということは、非常に遺憾に考えるのでありまして、この請願を採択するということは、一番私は必要なことであると考えますので、ぜひ御採択を願いたいと考える次第であります。

一松定吉自由民主党

○一松定吉君 私は、この請願は、今、時期尚早である、かように考えている一人であります。なるほど棚橋委員の御意見は、理想としてはもっともであります。われわれもそういう意味においては賛成をいたすのでありますが、今、日本と中国との国交の回復もできてはおりませんし、この問題だけに限ってこういう措置をとるということは、少し私の考えでは、時期尚早であるから、もうしばらく時期を待って、適当な時にこれを実現すべきものであると、かように考えるのでありますから、これは採択すべきものでない、かように考えます。

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 他に御発言もなければ、これより本件について採択いたします。  請願第千八十二号を議院の会議に付するを要するものと決定することに賛成の方の御挙手を願います。    〔賛成者挙手〕

山本米治自由民主党

○委員長(山本米治君) 少数であります。よって本件請願は、議院の会議に付するを要しないものとすることに決定いたしました。  別に御発言もなければ、これにて散会いたします。    午後二時四十六分散会

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