P政策ポータルPOLICY PORTALウォッチ
26回国会参議院1957/05/13

議院運営委員会 第38号

発言数
57
登壇者
11
会派数
2
開催日
1957/05/13

会議録

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。  まず、議院運営小委員の補欠選任の件を議題に供します。

宮坂完孝参議院事務局参事(委員部長)

○参事(宮坂完孝君) 自由民主党から、議院運営小委員は田中茂穂君が推薦されました。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ただいま報告の通り決することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。   —————————————

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に、漁港審議会委員の任命同意に関する件を議題に供します。  御質疑のある方は順次御発言を願います。

小酒井義男日本社会党

○小酒井義男君 漁港審議会委員の任命について、先回、当委員会で政府から御説明があったのですが、この手続について若干疑義を持つわけなんで、この点について、何かその後、水産庁の方の政府委員から御説明があれば伺いたいと思います。

岡井正男水産庁長官

○政府委員(岡井正男君) 今回御承認を得る手続をとるに至りましたが、その間非常に遅延いたしまして、この前も御説明申し上げたのでございまするが、この前の説明が言葉が足らず、非常につたない御説明を申し上げまして、誤解、あるいはまたお叱りをこうむりました点につきましては恐縮しごくに存じます。全く私の方の至らざるために非常に遅延いたしまして、会期末に御承認をいただくような、ぶざまなことをいたしました点は重々おわび申し上げます。将来はこういうことのないように気をつけたいと思いますので、どうぞよろしく御承認をお願い申し上げたいと存ずる次第でございます。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 他に御発言もなければ、政府要求の通り、鮫島茂君ほか七名を漁港審議会委員に任命することにつき同意を与えることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決定します。   —————————————

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に、原子力委員会委員の任命同意に関する件を議題に供します。  政府側から先に説明を聞いたのでありまするが、御質疑があれば順次御発言を願います。

藤田進日本社会党

○藤田進君 政府はどなたでございますか。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 内閣官房副長官と、それから説明員として、原子力局政策課長島村君が見えております。

藤田進日本社会党

○藤田進君 答弁者が適当であるかどうか、聞いてみなきゃわからないが、これは主としてどなたが御答弁なさるのでありますか、副長官でありますか。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 副長官でございます。

藤田進日本社会党

○藤田進君 この前、委員の辞任については、とかく伝えられていたわけですが、当時、武山あるいは東海といったような、原子力研究に関する問題が、委員会の議を経ないで、しばしば行政府、大臣等が各地で放言をする。またそれのみでなくて、行政委員会である原子力委員会の議題になり、あるいは従って結論もないのに、担当大臣が結論を出すとか、いわば委員会と所管大臣との間にそごを来たし、円滑を欠いて、ついにその職務を完遂することが不可能であるというような素地が内在しつつ辞任に至ったというのが、当時の、少くとも発表された限りでは、内容であったように思われるのですが、慰留はされたようですけれども、ついにおやめになって、今度の補欠選任と、こういうふうになった。これらのいきさつについて、政府の、どういう経緯であったか、その見方を聞きたいのであります。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) 当時、この原子力担当の国務大臣と、それから委員会との間に意見の相違があって、武山問題等につきまして玉意見の相違があるというふうなことが一部報道されたのでありまするが、実際問題といたしましては、そうした事実はございませんで、原子力委員長たる国務大臣と、それからまた委員会との関係というものは、きわめて円満に、すべての事項につきましては審議を進めて参っておったのでありまして、そうしたような事実は全然ないのでございます。  それから湯川博士が辞任をされましたのは、これは前から湯川博士が、非常に健康上の問題から、十分に委員会にも出席ができないのでまことに残念である、職責を十分に全うできないのはまことに申しわけない。で、この際自分の健康の点についても十分に考えて、他に適当な人がおるならば、かわってほしいというような御意向がかねがねあったのであります。まあ政府側といたしましても、かような得がたきりっぱな委員でございますので、何とかして一つ御留任を願って、今後、原子力行政のために十分に一つ御尽力をいただきたい、こういう趣旨から、再三御留任をお願いいたしたのでありまするが、どうしても健康上の理由で、実際問題として出席ができないので、一つあしからずということで、政府側といたしましても、やむを得ず湯川委員の辞任を承認せざるを得なくなったという事情でございまして、決して、こうした原子力担当大臣と原子力委員会との意見の相違であるとか、そうした問題は全然ございません。これは湯川先生としての一応の一身上の事由からいたしまして、強い辞任の気持をお持ちになっておるのでございまして、さような事情でございますので、やむを得ず辞任を承認せざるを得なくなった、かような事情でございますので、この点は一つ御了解願っておきたいと思います。

藤田進日本社会党

○藤田進君 私が今質疑をする真意は、湯川氏を引きとめて、この補欠の承認を求められていることについてどうこうと言うよりも、将来の原子力委員会の運営について、やはり何か得るものがあればという立場なんですが、それであれですか、政府は、湯川博士の辞任は健康が堪え得ないということであるし、政府もそれを認めたと、こういうことに聞えるわけですがね、どうなんですか。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) まあ政府といたしましては、なお湯川博士の今後の御尽力を切に希望いたしたのでございますが、どうしても健康上許されないという理由でございますので、政府側としましては、やむを得ずその辞任を承認せざるを得なくなったのでございます。

藤田進日本社会党

○藤田進君 いや、通り一ぺんのような……、これは副長官も忙しいのだから、これだけを研究するわけにはいかないでしょうからして、何かこうおざなりのように思うのですが、たしか当時、正力国務大臣が各地で言ったことに対して、原子力委員である湯川博士が、かなり、まあ憤慨とまではいかないでしょうが、人柄として。けれども、まあああいう人としては、かなり不本意な意味のことが新聞等にも発表されているし、引き続いてやめるということになった。その辞意を表明して後、湯川委員はアメリカに行かれたはずです。原子力委員に真にたえ得ない健康上の都合であるならば、いやしくも、日本から相当隔たっている、気候、風土、習慣の違うアメリカ等に行けないはずです。それが病名が何にしろ、常識的にですね。およそ、こういう場合に健康上の都合というのは、普通、日本においてはよく使われる言葉であって、実際は健康ではなくて他に理由がある場合が非常に多いんです。今のように辞意を表明して、天下にも。そして政府は、石川原子力委員その他直接なりで慰留されて、とうとうまあ辞意は固かったという結果になった。単に健康上の理由だけというのでは、その直後アメリカにも行けるというような実態から見ても、真に健康の都合だというふうにはこれは解せられないんですよ。しかも当時の日を追って……私は持ってきていないから、必要があれば持ってきますが、いきさつがあったはずです。何らいきさつもない、健康オンリーだと言われるが、私はその点は事実認識が相当違いはしないかと思うのです。

島村武久科学技術庁原子力局政策課長

○説明員(島村武久君) 私から申し上げるのは、はなはだ僭越でございますけれども、湯川委員の健康につきましてのお尋ねだけに限って私から御説明申し上げたいと思います。  かねて非常に御健康だというような方ではないわけでございますけれども、とにかく昨年から今年にかけましての間では、特に御病気のためにどうということはございませんでした。ところが本年に入りまして、この三月ごろから非常に、まあかねて持病ではおありになったのでございますけれども、胃のお痛みになることがひどくなりまして、委員会に出席を通知しておられながら、急に取りやめて欠席をなさらなければならぬというようなこともできて参りました。その後だんだんこれがひどくなられたそうでございまして、ずっと面会を謝絶されまして静養をされておられたわけでございます。この間、湯川先生からまた辞意の表明がございまして、委員会では藤岡委員がわざわざ京都まで慰留に行かれたわけでございますけれども、その際も胃痛がひどくて特別にお会いできなかったというような事情もあったわけでございます。委員会の委員長初め委員の空気も、ぜひ留任願いたいということでございましたけれども、そのような状況でございましたので、やむを得ないというように、御留任をあきらめざるを得ないというような立場になったわけでございます。従いまして、外国に行かれるほどの健康でありながら、健康上の理由ということはおかしいじゃないかというお尋ねでございますけれども、もつぱら最近の御病気の状況でございまして、昨年外国にいらっしゃいましたころと事情が違うものでございますから、その辺どうぞ御了承願います。

藤田進日本社会党

○藤田進君 現在どこの病院に入院中ですか。

島村武久科学技術庁原子力局政策課長

○説明員(島村武久君) 御自宅で静養されております。

藤田進日本社会党

○藤田進君 湯川氏の辞任をしたいとの政府に対して意思表示があったのはいつですか。

島村武久科学技術庁原子力局政策課長

○説明員(島村武久君) 先ほどお尋ねもございましたように、湯川委員は、委員に就任されます当初から、必ずしも長く委員をお勤めになるおつもりではなかったように当時新聞でも伝えられておりました。ただ、わが国の原子力というものが、まあいわば挙国一致、いわゆる学界との協力のもとに進められねばならないのに、自分が委員を承諾しないということがあっては、いろいろ誤解も生むであろうというようなお気持から、できるだけ早く研究に没頭できるような地位になりたいというお考えであったようでございまして、先ほどもございましたように、昨年のたしか夏ごろでございますが、一度辞意を表明されたことがございますが、その際も、世間に伝えられる誤解をおそれられまして撤回されておりました。今度御健康上から辞意が表明されましたのは、たしか三月の十何日でございましたか、正確な日を記憶いたしませんが、三月の中旬でございまして、それまではずっと委員会にも出席せられておったわけでございます。

藤田進日本社会党

○藤田進君 藤岡委員が慰留に行かれたのはいつですか。

島村武久科学技術庁原子力局政策課長

○説明員(島村武久君) 三月の半ば以後の週でございまして、はっきり記憶いたしませんが、日曜日にかけてでございましたので、十六日の土曜あるいは二十三日の土曜のどちらかであったと記憶いたします。おそらく二十三日の土曜日から慰留に行かれたと記憶しております。

藤田進日本社会党

○藤田進君 どうも、客観的にこれは健康上慰留すべきでないとしたならばだれも行かないし、政府も慰留しなかったと思いますが、健康とは言いながら、真意はそこにはない。健康は、常勤でもないのだし、堪え得ることだし、しかも必要とする人物だしということで、慰留ということはあり得ると思うのですがね。昨年辞意を表明された動機も、ずっとやはり本人の意思としては、委員会の委員としてまあ続けたくないということであったことに……まあ撤回はされても、一応ですね、思われる。それでその間の事情は十分政府においても、ことに所管大臣が見えてないから、ぬかに釘か、そういうものか知らぬが、しかしやはり行政当局、所管大臣を中心に、やはりある程度行政委員会に対する態度としては反省されなければならぬと私は思うのです。健康上の理由だから、何らおれの方の手落ちもなければ何もないのだということでは、私はこの真相はない、当時のいきさつからしてですね。やはりまあ大臣も今度かわったわけですけれども、原子力平和利用、あるいは原子力発電所の輸入、その他いやしくもこの委員会と所管大臣との間にかなり時期的なズレ、内容のズレ、いろいろなものがあるように思われるわけです。その点はやはり、事務当局しか見えていないからだが、その間の運営を円滑にされて、もっとしっくりしたものになりませんと、他の委員会と違って、かなり重要性を帯びてきているし、委員の数も非常に少い委員会だし、委員相互間はもちろんだけれども、委員と所管大臣、いわば政府との間の円滑をもっとはかって行かれる必要があるのじゃないか。今の答弁にあるように、あくまでも健康上の理由だとして通されようとするならば、私はいろいろ傍証をあげて対決してもいいと思うのです。けれども健康上の理由というのは、表面の理由はそうであろうし、あわせて最近とみに健康を害しておるのだろうけれども、昨年の辞意をまず男として表明されてきたいきさつからすれば、以上申し上げたように他の不円滑な面があった、学者かたぎという、いわば自分の体内で消化できないものもあったろうし、両々相待ってやはりこういうことになったのだろうと思う。この点はやはり将来長く、かつ重要性を持って運営される委員会としては、十分反省をしておやりになる必要があるということを申し上げておきたいと思います。これについて、そうする必要があるのかないのか、はっきりしてもらいたい。必要があれば、宇田長官にやはり来てもらって、どういう心がまえなのか、最近だって、やはり宇田所管大臣との間にも、原子力の発電所の輸入についてもしっくりしてない面があると思う。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 一応、長官に聞いてみて、そういうことにします。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) ただいまのお話は、原子力委員会では毎週一回必ず国務大臣たる委員長が出席のもとに、非常に熱心に長時間にわたっていつも御審議を願っております。少くとも私どもの考え方としましては、国務大臣たる委員長と委員との間に意見の食い違いがあるとか、そうしたことはおそらく私はなかろうと考えておりますが、しかしさような御意見もございますので、十分に一つこの点は国務大臣たる委員長に、議運の委員会でこういうお話があったということを十分にお伝えいたしまして、善処していただくように私から一つお願いいたしたいと思っておりますので、御了承願います。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 速記をとめて。    〔速記中止〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 速記をつけて。ほかに御発言もなければ、兼重寛九郎君を原子力委員会委員に任命することに同意を与えることに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。   —————————————

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に、中央更生保護審査会委員の任命同意に関する件並びに国会法第三十九条但書の規定による議決に関する件、これは更生保護事業審議会委員の任命に関する件でございます。  以上、二件を一括議題に供します。政府側から説明を求めます。

松平勇雄自由民主党法務政務次官

○政府委員(松平勇雄君) 中央更生保護審査会委員坂野千里君は、本年五月二十四日をもって三年の任期が満了ずることとなりましたが、同君の在任中の業績よりして最適任者であると考えられますので、再び同君を右審査会委員に任命いたしたく、犯罪者予防更生法第五条第一項の規定により、両議院の同意を求めるため本件を提出いたしました。  お手元の履歴書で御承知の通り、坂野君は、大正六年七月、東京帝国大学校律学科を卒業後、司法官試補を命ぜられ、その後、地方裁判所、控訴院及び大審院の各判検事、司法省の課長、部長、局長を歴任し、昭和二十年九月司法次官、同二十一年二月には東京控訴院長、同二十二年五月には東京高等裁判所判事となり、同裁判所長官代行を命ぜられましたが、同年九月退官して弁護士となりました。その後、解散団体財産売却理事会理事長に任命されました。同二十七年、右理事会廃止に伴い理事長の職を免ぜられ、同年九月、再び弁護士となりましたところ、同二十九年五月二十五日、中央更生保護審査会委員に任命され、同三十一年九月一日、推挙せられて同審査会の委員長となり、現在に至ったものであります。  以上申し述べましたように、同君は、多年司法部に奉職し、ことに刑事政策上の識見高く、同審査会の委員長としての業績も見るべきものあり、特赦、減刑、刑の執行の免除及び復権の実施について法務大臣に申し出をなし、並びに地方更生保護委員会がした決定につき、審査、決定をするための事務を行う同審査会委員としてきわめて適任であると存じます。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに同意されるようお願いいたします。  次に、更生保護事業審議会委員、衆議院議員の高橋禎一及び同委員の参議院議員宮城タマヨの両君は、いずれも本年六月三十日をもって右委員の任期二年が満了することになりますが、政府においては、両君を同審議会委員に再任いたしたく、両議院の一致の議決を求めるため、国会法第三十九条但書の規定により本件を提出いたしました。  更生保護事業審議会は、法務省設置法第十三条の規定に基き設置いたされたもので、法務大臣の諮問に応じて、更生保護事業の向上に関する重要事項について調査審議する機関でありまして、委員は、更生保護に関係のある行政機関の職員または学識経験のある者のうちから法務大臣が任命することになっております。  お手元の履歴書で御承知のように、高橋君は、日本大学専門部法律科を卒業後、昭和三年八月、検事に任ぜられ、以来、青森、仙台、大阪、明石、横須賀、東京及び水戸の各地方裁判所または区裁判所の検事を歴任し、同十九年一月、保護観察所補導官に兼ねて任ぜられ、水戸保護観察所長を命ぜられ、翌年二十年九月には東京控訴院検事に任ぜられました。同年十月退職し、同二十三年以来、四たび衆議院議員に当選、この間、防衛政務次官に任ぜられ、現に弁護士の職にあって、三十数年の長きにわたり司法関係の職に従事しておる者であります。  宮城君は、奈良女子高等師範学校卒業後、直ちに同校において教育に携わり、同九年三月、大原社会問題研究所に入所し、社会事業一般についての研究に当った後、同十二年一月から翌十三年四月に至るまで、文部省関係において社会教育、司法省関係において少年保護事業の研究のため米国に派遣され、次いで東京少年審判所の少年保護司に任命され、同十五年九月退職後は、もっぱら民間の司法保護事業家として斯界の事業のために尽瘁し、また昭和二十二年以来、引き続き参議院議員の職にあり、この間、更生保護事業審議会委員として、多年にわたり司法関係の職務に従事しているものであります。  以上申し述べましたように、両君は、いずれも更生保護に関する学識と豊富な経験を有しておりますので、昭和三十年七月一日、更生保護事業審議会委員に任命されたものでありまして、両君とも同審議会委員として最適任であると存じ、今回、政府において再び両君を同審議会委員に任命しようとするものであります。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) この件について御質疑のおありの方はどうぞ。

藤田進日本社会党

○藤田進君 これ以外の委員の任期について聞いておきたい。

福原忠男法務省保護局長

○政府委員(福原忠男君) お尋ねの更生保護事業審議会委員は十五名でございますが、その方々のそれぞれの任期は一定しておりません。一々申し上げますると、かなり複雑になっておりますが……。

藤田進日本社会党

○藤田進君 資料で出して下さい。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 資料として出して下さい。

福原忠男法務省保護局長

○政府委員(福原忠男君) 承知いたしました。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) それでは本件も前例に従いまして、一たん会派にお持ち帰りになった上、次回以降に審議することに御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう取り扱うことに決します。   —————————————

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に、議院周辺の整備に関する件を議題に供します。  本件は、議院周辺の駐留軍施設の移転の件につきまして、去る三月十四日の本委員会において、小瀧国務大臣及び今井調達庁長官に対して質疑を行いました後、一たんその取扱いを理事会に移すことになったのでありまするが、その後、政府側、調達庁当局としても、本委員会の意向を体して種々施策を立てられたのでありまするので、まず、その状況につきまして御報告を願うことにいたします。

今井久調達庁長官

○政府委員(今井久君) 先般、当委員会におきまして、議会周辺の住宅地区の整備につきまして御要望、御質疑がございました。私といたしまして、当時、御説明申し上げた通りに、米軍当局に対しまして、これら地区の住宅の返還移転を要望しておきましたことは、当時申し上げた通りでございます。返還を要望いたしますにつきましては、これらの住宅をば持って参りまする他の代替施設の土地につきまして、まず検討してみることが必要であると存じまして、その後直ちにこれらの土地につきまして検討して見たのでございます。私自身といたしましても、現在、麻布の六本木の地区にあります昔の麻布の連隊のありましたあとにありますハーディ・バラックスの地区、それから戸山ケ原にあります地区、それから代々木の旧練兵場のあとにありますワシントン・ハイツの地区、市ケ谷の司令部のありますところのパージング・ハイツの地区というような点につきまして詳細に検討いたしたのでございますが、これらの地区には十分代替施設として考えるべき余地がないのでございます。それで、さらに練馬区にありますところのいわゆる成増地区というところに、現在、米軍のグランド・ハイツという住宅地区がございますので、この地区並びに埼玉県に入りまして、朝霞に現在騎兵師団の一部隊がキャンプ・ドレイクという名称のもとに駐屯しておりますので、これらの地区をさらに検討いたして見ましたところ、これらの地区にはやや代替施設として考慮できる余地があるように存じましたので、これらの地区に、現在ありますところの国会周辺の住宅を将来において移すという計画のもとに、軍当局と折衝いたしたいという考えを持っている次第でございます。  この問題につきましては、先般も申し上げました通りに、私どもといたしましては、当初、予算等を予定しておりませんものですから、今後、本年度の予算といたしましては、できる限り現在の既定予算の中で出し得るかどうかという点について、さらに大蔵省とも折衝いたしまして、そうしてたとえ小部分でありましても、本年度着手できるように努力いたしたいという考えを持っている次第でございます。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ただいまの報告に対し何か御質疑があれば……。

藤田進日本社会党

○藤田進君 当委員会では、理事会等で協議の結果、ある種の意思を表明しようということになっているわけです。それは後刻、案文等も披露されるでしょうしいたしますが、国会周辺から移転をする場合に伴う諸般の経費等については、この際やはり節約をはかって行く方向で解決をしなければならない。三宅坂等にあるかまぼこ兵舎のようなものにいる人々が移設する場合には、やはり上級の住宅に入りたいという気持はわかるけれども、それが目的で移設をするのではないのであって、従来、調査の結果を見ると、まあ日本人並みのことは申し上げませんが、アメリカはアメリカの生活態様がありましょうし、生活水準もあろうけれども、しかしどう見ても、アメリカ本国における生活と彼此勘案して見た場合でも、家屋の面積にしろ、もう少し合理的に使い得る余地があるのではないかといったようなことも考えられるので、移設に際しては、やはり国費の節減ということを十分はかって、そうしてその移設の完成を見るようにしてもらいたいと思うわけです。移設の中に、この委員会できめようとするものの中には、直接それの表明を文書でしていないけれども、議会の意思によって移設をする、移転をするということならば、金は幾らでも取れるんだという誤解が駐留軍側にあるとすれば、これはそうではないのであって、十分国費の節減をはかりつつ、これが移設を完成してもらう、こういう趣旨ですから、管理者におかれても、その意を体して今後すみやかな処理をしてもらいたい、こう思うわけです。

今井久調達庁長官

○政府委員(今井久君) ただいまの御要望、まことに私どもといたしましても十分考えなくちゃならぬ点であると思います。ただ、従来この移設をいたしました例等から考えまして、私どもが考えております以上に、いろいろ設備をしなければならぬことができておりまして、個々の面積等も相当なる坪数を要しているように聞いておる次第でございます。これらの点につきましては、建設省が実際の任に当られるのでございますが、私どもは米軍との折衝におきましては、ただいまお話の点等も十分考えに入れまして、できる限り実現をはかって、大いにこれが移設できるよう措置等を努力したいというふうに考えておる次第でございます。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 本件の取扱いにつきましては、理事会において協議いたしました結果、議院周辺の駐留軍施設の移転を促進するため、この際、本委員会の決議をもって政府を鞭撻すべきであるというふうに意見が一致したのであります。  御異議がなければ、理事会において意見の一致を見ました決議案を議題にいたしたいと思います。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) それではこれより決議案文を朗読いたします。  別に御発言もなければ、本決議案に賛成の諸君の挙手を求めます。    〔賛成者挙手〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 全会一致と認めます。よって本決議案は全会一致をもって可決せられました。  ただいま今井調達庁長官から、さらに発言を求められておりますので、これを許します。

今井久調達庁長官

○政府委員(今井久君) ただいま議院周辺の駐留軍施設移転に関しまして御決議が可決されました。政府といたしましては、これら施設の移転をはかりますために、御決議の趣旨にのっとりまして、すみやかに万全の措置を講ずることに十分努力いたしたいと考えております。   —————————————

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に、国立国会図書館の経過報告に関する件を議題に供します。  まず、本件の取扱い等につきまして私から一応御説明をいたします。  国立国会図書館法第十一条の規定によりますると、両議院の議院運営委員会は、図書館の経過に関する館長の報告、図書館の管理上館長の定める諸規程、図書館の予算及びその他の事務について審査し、議院運営委員長は、その結果をその院に報告することになっておりまするが、ただいま議題といたしましたのは、ここにいわゆる図書館の経過に関する館長の報告であります。本日は、館長、事故がございまして副館長が代理しておりますので、副館長より御報告を願います。  速記をとめて。    〔速記中止〕

石原幹市郎自由民主党

○委員(石原幹市郎君) 速記をつけて。

中根秀雄国立国会図書館副館長

○国立国会図書館副館長(中根秀雄君)  昭和三十一年度の業務経過と申しますか、昭和三十一年四月から昭和三十二年三月に至るものでありますが、その間におきます国立国会図書館の業務につきまして、その経過の御報告を申し上げます。業務の細目につきましては、お手元に配付してありまする国立国会図書館業務経過報告資料というものがございまして、詳細に数字等を記載いたしておりますが、その中のおもなもの、あるいは数字の上に必ずしも表われなかった業務のおもなものにつきまして、経過の大要を御報告申し上げます。  まず、第一に申し上げますことは、国会に対する調査及び立法考査奉仕業務の充実についてでございます。国会に対する調査及び立法考査業務の重要性にかんがみまして、昭和三十年度におきまして、十四名の専門調査員を動員いたしましたのでありますが、三十一年度におきましては、その業務の中堅的任務をいたします人員の増加をはかりまして、十四名の中堅の調査員の増員をいたしまして、この業務の充実を期したのでございます。  それから第二番目に、科学技術文献の整備と地方センターの増設強化につきまして申し上げます。科学技術につきましては、従来力を入れておりましたが、この年度におきまして、図書資料六千冊余、マイクロフィルムにつきましては四百余リール、マイクロカードにつきましては四千六百枚余、マイクロプリントにつきましては四千余枚を増加いたしまして、専門の雑誌につきましては、さらに三百一タイトルを新しく増加いたしました。また、地方の学術文化、科学技術の振興に寄与いたしますために、従来、全国の主要都市、すなわち札幌、仙台、名古屋、大阪、福岡、この五カ所にPBリポートの科学技術文献センターを設置いたしまして、当館の科学技術資料を複写いたしまして、長期貸し出しをして、それぞれの地方の閲覧利用に供しておるのでありますが、この年度におきましては、大阪、仙台を増強しましたほか、さらに岡山を新設し、合計六カ所にセンターが設けられることになりました。  それから第三番目に、所管図書の活用について御報告申し上げたいと思います。この年度の末におきます当館の所管図書の数は、各支部図書館の分を合わせまして、総計四百六十一万余冊になりました。中央館だけでも九十九万余冊に相なりました。この年度にふえました分は、支部図書館を含めまして十二万冊余でございます。中央館だけで六万一千六百四十六冊の増加をいたしております。ところが、これらの蔵書のうちに、利用頻度の比較的低い児童図書が包含されておりますが、これらの図書につきましては、館外での閲覧につきまして強い要望もありましたので、この年度から大量長期にわたりまして特別の貸し出しを行うようにいたしました。年度中に二十六カ所の、大かたは公共の機関でございますが、貸し出しをいたしまして、児童図書の閲覧利用をはかったのでございます。  それから第四番目といたしまして、全国レファレンス・ワークの連絡協議会の開催につきまして御報告申し上げます。レファレンス・ワークは、戦後、ことに各図書館において行われるところでありまして、国会図書館におきましても、その改善増強に努力をいたし、この年度中に上野図書館の考査業務、中央館の考査業務等を統合いたしまして、一本化いたしまして、この業務の効率的運営をはかったのでございます。また、本年の三月には、全国の主要な都道府県立図書館、日本図書館協会、その他図書館の関係者を会同いたしまして、全国的にレファレンス、ワークを行うための連絡提携につきまして連絡会議を開きました。  それか円第五番目といたしまして、日米間の政府出版物交換に関する取りきめにつきまして御報告申し上げます。日本とアメリカ合衆国との間の政府出版物の交換は、従来、本館とアメリカの議会図書館との了解のもとに、いわば非公式な形で行われておりましたのでありますが、昭和三十一年九月、外務省におきまして公文の交換を行うようになりました。この取りきめによりまして、当館は、国立国会図書館は正式にアメリカとの政府出版物の日本におきまする交換当事者と相なったのでございます。  それから第六番目といたしまして、本建築の進行状況につきまして申し上げます。国立国会図書館の本建築の進行状況につきまして申し上げますと、新庁舎の基本計画が昭和三十年度の末、三十一年四月でございます。四月早々に委託者から提出をされまして、そこで五月初旬から両院の議院運営委員会の御承認を受けまして、建設省に対しまして、本建築の工事の実施設計と施行を依頼したのであります。建設省はこの依頼によりまして、大成建設と契約を締結いたしまして工事にかかりました。この年度中の工事は、主体工事にかかったのでございまして、書庫棟の基礎コンクリート打ち、基礎鉄骨、最下階の柱及びはり鉄骨の組み立て、書庫棟と事務棟との連結部の鉄骨の組み立て及びこれに関連する土工事でございまして、御承知のように、鋼材のはなはだしい入手困難等の事情が加わりまして、年度内完了が困難と相なりまして、二カ月の事故繰り越しをいたしております。大体この月一ぱいで残余の工程を完了することに相なっております。  最後に、七番目といたしまして、支部図書館の強化について御報告申し上げます。この年度中に、防衛庁の図書館と警察庁の図書館が新たに支部図書館と相なりまして、中央気象台の支部図書館が支部気象庁図書館と名称を変更されました。その結果、行政及び司法の各部門に置かれております支部図書館の数は二十八と相なりました。なお、この年度におきましては、当委員会の御援助もありまして、支部図書館関係の予算が、総額におきまして四百三十五万円余の増額をいたしまして、支部図書館の運営の活発化をはかることがで「きました。  以上、大体、年度中のおもな事項につきまして御報告申し上げましたが、図書館奉仕のいろいろの計数等につきましては、別途お手元に差し上げました資料にございますので、御質問によりまして説明をさせていただきたいと思います。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御質疑があればどうぞ……。  ちょっと速記をとめて。    〔速記中止〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 速記を始めて。  それでは本件につきましては、さらに明日御協議を願うことにいたしたいと思いますが、御異議ございませんか。    〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。  それでは暫時休憩いたします。    午後零時四十八分休憩    〔休憩後開会に至らなかった〕

国会会議録検索システムで原文を見る ↗