農林水産委員会 第44号
- 発言数
- 14 件
- 登壇者
- 2 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1957/05/17
会議録
○小枝委員長 これより会議を開きます。 これより請願の審査に入ります。今国会において本委員会に付託になりました請願は百八十件であります。以上の各請願は、昨日請願審査小委員会において審査をいたしましたので、この際小委員長より小委員会の経過並びに結果について報告を求めることにいたします。請願審査小委員長芳賀貢君。
○芳賀委員 ただいまより請願審査小委員会の審議の結果の大要を御報告申し上げます。 今会期中わが委員会に付託されました請願の総件数は百八十件でありましたが、その内訳を各庁、各局別に見ますと、まず農林経済局は十一件でありまして、その内容は農災法改正の請願を筆頭といたしまして、農業委員会法改正、冷害対策確立等でありましたが、農災法、農委法改正の請願は、いずれも改正法が過日成立いたしております関係上、議決不要の取扱いをいたしました。 次に振興局関係は計十二件でありましたが、そのおもなるものは無灯村の点灯工事費補助、積寒地帯農業振興促進、栃木県にビール麦育種試験場の設置、鹿屋市に国立ポンカン試験場設置、農業改良資金の利率引き下げ等に関する請願でありまして、これらはすべて妥当なものと認め、採択することといたしました。 次に農地局関係は五十二件でありましたが、その中では一方において農地法の厳正な施行について要請がありますと同時に、他方では解放農地の国家補償、または農地改革の行き過ぎ是正、農地法の一部改正を要求したものが相変らず相当件数に上っておりますことは注目を要するところであります。小委員会といたしましては、わが委員会がすでに堅持いたしておりまする農地改革成果保持の基本方針に従いまして、解放農地国家補償または農地法の改悪に関する請願はこの際一切不採択にすることに決定いたしたのであります。また農民相続審議会の設置、自作貯蓄組合の法制化、農地所有権及び地上権の確立を要請しております請願は、にわかに判定を下しがたい事情にありますので、今後検討することにして保留処分といたしたのであります。なおその他農地局関係といたしましては、開拓、干拓の促進、農業水利の促進、台風常襲地帯災害防除法の制定等を要請しておりますものは、いずれも採択し政府に注意を喚起することといたしました。 次に蚕糸局はわずか二件でありましたが、そのうち一件は東宇和蚕糸農協の乾繭施設を岩手県宮古市の地元に移管を要請したものは、今後の研究を待って採否を判断するこことし、今回はこれを保留することにいたしました。 次に畜産局関係は十五件でありまして、このうち地方競馬民営移管に関連したものが圧到的多数でありましたが、いずれもなお慎重審議を要しますので、保留といたしました。宝塚元競馬場用地の紛争問題に関連するものがありましたが、本件は目下裁判係属中であり、かつ国有財産に関連するものでありますので、委員会としては結論を出さないことが妥当と認め、保留といたしました。 また、ミツバチの入地許可手数料撤廃に関する請願がありましたが、これは地方財政に関係する事項でもありますので、この際結論を保留いたすことといたしました。 その他養鶏、乳牛等に関するものが若干ありましたが、これらはすべて採択いたしました。 次に、食糧庁関係では十七件でありましたが、このうち、テンサイ糖の廉価払い下げ、タバコ、砂糖の差益による配給米価の引き下げを要請したものを保留としたほかは、食管制度改正、農産物価格安定、農家に酒及び砂糖の特配、麦の払い下げ価格引き下げ等に関するものは、すべてこれを採択することにいたしました。 次は、林野庁関係二十四件でありましたが、このうち、野生鳥獣保護及び捕獲に関する法律案の制度及び国有林特別払い下げ、官行造林地解除に関する請願をいずれも慎重を要するものとして保留いたしましたほか、水源林造成、林道開さく営林署設置、竹林試験場設置に関するもの等はすべて妥当ものと認め、採択に決しました。 最後に、水産庁関係は四十八件でありまして、このうち、特別三種漁港指定、真珠区画漁業権改正、寒天業安定のための損失補償措置に関するものを保留し、宇治群島周辺海域に機船底びき網漁業進出反対に関する請願を議決不要といたしましたほかは、韓国抑留船員対策、漁業共済制度確立、水産金融、イワシ漁業不振対策、北洋サケマス、オットセイ、農薬被害対策、水産物価格安定対策、水質汚濁防止等に関するものは、すべて妥当なものでありまして、採択いたしたのであります。 かくて、請願日程中第一ないし第三、第六ないし第一六、第一九、第二一、第二四ないし第二六、第二八、第二九、第三三ないし第四八、第五二ないし第五四、第五七、第五九、第六〇、第六三ないし第六九、第七一、第七二、第七五ないし第七七、第八〇、第八二ないし第九一、第九三ないし第九九、第一〇二ないし第一〇八、第一一一ないし第一一九、第一二三ないし第一二七、第一二九ないし第一三一、第一三五ないし第一三八、第一四〇ないし第一四八、第一五三、第一五四、第一五五、第一五七、第一五八、第一六二ないし第一六六、第一六八ないし第一七一及び第一七三ないし第一七八の各請願は、いずれも採択の上内閣に送付すべきものと決し、第四、第五、第一七、第一八、第二〇、第四九ないし第五一、第五八、第九二、第一〇〇、第一一〇、第一三二、第一三九、第一四九及び第一六一の各請願は、いずれも議院の議決を要しないものとしました。なお、第二二、第六一及び第一二〇の各請願は、その趣旨について不適当な点を認めまして、不採択と決した次第でございます。 なお、その他の請願は、その趣旨について、なお検討を要すべきものと認め、採否を留保いたした次第であります。 以上をもちまして、請願審査小委員会の報告を終ります。
○小枝委員長 お諮りいたします。ただいまの小委員長の報告の通り決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小枝委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。なお、ただいま決定いたしました各請願の委員会報告書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小枝委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。なお、すでに御承知のことと存じますが、本委員会に参考のため送付されました陳情書は、農業災害補償制度改正等に関する陳情書外百八件であります。右念のため報告いたします。—————————————
○小枝委員長 この際お諮りいたします。明日の委員会において愛知用水公団の事業進捗状況について説明を聴取する予定でありますが、その際愛知用水公団の関係者を参考人として出頭を求め、その説明を聴取することにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小枝委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 なお、参考人の選定につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小枝委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 —————————————
○小枝委員長 閉会中審査に関する件についてお諮りいたします。会期も明日をもって終了いたしますが、閉会中におきましても、農林水産業の種々の問題につきまして引き続き審査または調査を行う必要があると考えられますので、この際昭和二十九年度までの災害にかかる農林水産業施設の災害復旧事業の実施についての善後措置に関する法律案、並びに一、食糧及び肥料に関する件、一、畜産及び蚕糸に関する件、一、農地及び林野に関する件、一、漁港、漁船及び漁業制度に関する件、一、公海漁業、沿岸及び内水面漁業に関する件、一、農林業団体及び水産業団体に関する件、一、農業災害及び漁業災害に関する件、一、農林水産金融に関する件、以上の案件につきまして閉会中も審査をいたしたい旨議長に申し出たいと存じますが、御異ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小枝委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 —————————————
○小枝委員長 次に、閉会中の委員派遣の件についてお諮りいたします。ただいま議長に申し出ることにいたしました事項が院議により本委員会に付託になりました場合は、その審査のため現地調査の必要が起ることも予想されますので、その際すべて委員長に御一任願い、議長に委員派遣の承認を求めることにいたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小枝委員長 御異議なしと認め、さよう取り計らいます。 なお、お諮りいたします。閉会中審査案件の調査のため、さきに設置いたしました水産に関する小委員会及び食糧に関する小委員会は、閉会中も引き続き存置することとし、その所管に属する事項について調たしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小枝委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 なおこの際お諮りいたしますが、閉会中小委員または小委員長に欠員が生じました場合は、その補欠選任につきましてはすべて委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○小枝委員長 御異議なしと認め、さよう決定いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後五時二分散会