議院運営委員会 第3号
- 発言数
- 53 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1957/01/29
会議録
○椎熊委員長 これより会議を開きます。 本日御協議申し上げる案件は、お手元に配付してあるもののほか、なお報告事項等がありますが、とりあえず順序を追うて御協議願います。 まず第一の問題は、特別委員会設置の件でございます。先刻理事会を開きましたところ、旧来までの国会では、海外同胞、公職選挙法、科学技術、国土総合開発、この四つの特別委員会がございましたが、本日の理事会では、与党側自由民主党では、旧来通りこの四つの特別委員会を設置すべしとの主張でありました。社会党側は、国土総合開発は認めるが、その他は一切設置すべからずという意見で、両党間の意見の一致を見ません。そこで、なお各党問に折衝を重ねられまして、できれば両党一致の上で結論を出したいと思いますので、本日のところ、これを留保いたします。 —————————————
○椎熊委員長 次は明日の開会式の件でございます。開会式は一月三十日午後一時でございますが、この日、ちょうど自由民主党の重光さんの葬儀が二時からございいますので、正午参集、午後一時きっかりに開会式を行いたい。そうすると、重光さんの葬式にも間に合うということで、理事会でも御了承を願いました。さよう決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 さよう決定いたします。 次いで、この開会式の式辞でございます。お手元に配付してございますが、これは先般、案文を作りまして、参議院の了解を得なければならないので、参議院に回付してございましたが、参議院でも議運を開いて、当方から提示いたしました式辞について、異論がない、これでよろしいという返事でございました。よって、慣例による両院の議運の協議会は開かなくてよろしいということでございますから、その通り決定するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
○椎熊委員長 それでは、式辞は決定いたしました。 ————————————— 第二十六回国会開会式式辞 天皇陛下の御臨席を仰ぎ、第二十六回国会の開会式を承げるにあたり、衆議院及び参議院を代表して、式辞を申し述べます。 今や、わが国は、国際連合に加盟し、世界平和と人類福祉のため、国際連合憲章の理想達成に、重大な責任を持つにあたり、各般の体制を整備充実し、諸施策の推進に万全を期すべき緊要な時機にあることを痛感いたすものであります。 われわれは、このときに際し、外、いよいよ、友邦との交諮を厚くして、その信頼を高め、内、ますます、国民生活の安定向上に努め、国運の興隆を図らなければなりません。 ここに、開会式を行うにあたり、われわれに負荷された重大な使命にかんがみ、日本国憲法の精神を体し、おのおの、その最善を尽して任務を遂行し、もって、国民の委託に応えようとするものであります。 —————————————
○椎熊委員長 次は国務大臣の演説に関する件でございます。先般当委員会に、内閣官房長官においで願ってお尋ねいたしましたところ、三十日までには、予算書を提出することができる模様だということでありましたが、その後いろいろの事情で、政府の予算提出がおくれたようでございます。そこで、官房長官がお見えですから、いつごろ予算を提出することができるか、御言明を願いたいと思います。内閣官房長官石田博英君。
○石田(博)政府委員 先日の本委員会において、おそくも三十日には予算案を提出いたしたいということを申し上げたのでありますが、その後予算案の編成に手間取りまして、大べへん前言と違って申しわけがないのでございますけれども、三十日には提出いたすことが不可能な事情になりました。二日には間違いなく提出できると思っております。まことに前言と違った点は、深くおわびを申し上げますが、御了承を願います。
○椎熊委員長 従いまして、ただいまの言明通り、二日に出すといたしまして、総理大臣の施政方針並びに予算に対する大蔵大臣、外務大臣、その他の政府側の演説が予定されておるのですが、この演説を二日にやるか、それとも別な日にするかということも御協灘を願います。
○池田(禎)委員 官房長官にちょっとお尋ねします。官房長官は、なかなか練達の士でありますが、冒頭に、前言が違ったことに対して遺憾の意を表されたので、これはわれわれとしてちょっとあっけない格好であります。あなたが、すみやかに前言の誤まりを指摘して、陳謝されたということに対しては、われわれこれを深く追及しようとは思っておりませんけれども、これは将来もあることでありますから、厳に慎しんでいただきたい。私ども、前回の委員会で、開会式を、二十八日に行いたいということだったが、すぐ施政方針の演説が行えるかどうか、たとえば予算の決定ありといえども、印刷等において相当の日数がかかるのじゃないか、そういうことも配慮して、開会式のあと、施政方針の演説をやることがおくれることは、あまり好ましいことではないから、そういう日数については注文はないけれども、ブランクのなからんようにということを、特に念を押しておいたのです。官房長官のお話によると、近ごろは印刷技術も大へん進んでおるということでございます。印刷技術の進歩があるにもかかわらず、こういうことになったということは、まことに遺憾にたえない。それで、二日に提出されるということならやむを得ませんけれども、聞くところによると、総理大臣はおかぜを召され、健康がすぐれないということが伝わっておりますが、総理の病状というか、かぜというものは、どういう状態にあるのか、私どもはその点を、演説の日を兼ねて伺いたいと思います。
○石田(博)政府委員 かぜでございますが、医者は、肺炎になる危険があるというふうに申しておりますので、今のところは非常に大事をとって、静養してもらっておるのであります。本日の午後になりますか、あるいは明朝か、いずれか、さらに診断をしていただきました結果、大体の見通しがつくのではないかと思っておりますが、漸次快方に向っておりまして、食欲も出て参っておるのであります。今のところは二日に演説をしてもらいたいと思っておりますけれども、病気のことでありますので、あるいは一両日延期をしていただかなければならぬかとも思っております。明確に申し上げられないのは非常に残念ですが……。
○野原委員 質問が前後しますけれども、私がお尋ねしたいことは、この通常国会は、これは官房長官御承知のように、本来予算国会なんです。そのために憲法上、通常国会としておる。従って、予算の提出がいつであるかということは、予算の成立と関連してくる。予算の審議と関連して、重大な問題になってくるのです。あなたは簡単に三十日が二日になりました、事情やむを得なかった、御了承を願います、こういうことですけれども、私どもは、何らその事情について正式に知らないわけなんです。きょうせっかくお越しになりましたから、どういうわけで二日に提出しなければならぬ事情になったのか、これは、御承知の通り慣例からいえば、衆議院の予算審議は、提出してから一ヵ月以上しの審議期間がなければ、十分な審議はできない。しかも今度は、石橋内閣としては相当思い切った、あなた方の抱負のこもった予算案が出されるやに聞いておりますので、三月三十一日までには、あるいは成立が不可能になるかもしれない。そういう重大なことでございますから、おくれた事情を、ここで正規に御説明を願いたい。まずその点を一つ……。
○石田(博)政府委員 おくれました事情は、当初政府が作りました予算編成方針に基きました作業が、当初の予定通りに進まないでおりましたために、予算編成に非常に大きな時間をとったのでございます。決して簡単に二日延びたと申し上げたのではなくて、前言と違った点は重々遺憾にも思いますし、本委員会に対して深くおわびをいたす次第でございます。
○野原委員 そういたしますと、当初立てた予算編成方針が、今回提出する予算編成方針とは相当食い違った、そ」の食い違い調整のためと、こう承わってよろしゅうございますね。
○石田(博)政府委員 一部訂正をいたしたのであります。
○野原委員 先ほども池田君から質問がありました点ですが、四日に施政方針演説をなさるということでございましたが、今官房長官からお聞きいたしますと、総理の健康は、あるいは思わしくないかもわからない、きょうの午後にならなければわからない。そういう事態になったら、これはそういう万やむを得ざる事態が起きた場合には、施政方針演説は、四日が、あるいはさらに延びるかもわからない、こういうことですか。
○石田(博)政府委員 そういう意味ではありません。二日に提出いたしますが、二日に演説ができるように静養に努めておりますけれども、先ほど申したような状態であることを、あらかじめお含みをいただきたいと申し上げたのであります。
○池田(禎)委員 そこで官房長官に、あなたの方ではいつならぎりぎりでいいか、これをこの際言明していただいた方が、われわれとしてはわかりやすい。
○石田(博)政府委員 私どもは、三日の日は日曜でありますから、四日ならばかなり余裕が持てると思っておりますが、何分病気のことでありますから、私どもの方で、これを絶対動かさないという、そのとき必ずできるということを、明確にここで申し上げるというわけにいきませんが、四日にできないような事態のときには、できるだけ早く皆様方に御連絡申し上げたいと思っておりますけれども、それは万一という場合でありまして、四日ならば私の方は十分静養できるのじゃないか、こう考えておる次第であります。
○池田(禎)委員 そうすると、まあ私どもの解釈することは、二日に予算書を提出するから、総理の健康が、できればその日やりたいが、不可能な場合は四日にしてもらいたい、場合によっては、その四日も不可能な場合は御了承を願いたい、こういうふうにとっていいのですか。
○石田(博)政府委員 私どもの申し上げたのは、何しろ、場合によってはというのは、病気のことでありますから、という意味でありまして、四日にはぜひやりたいというつもりでおります。そうしてまた、ただいまの経過等から見て、できるのではないかと思っておる次第であります。
○池田(禎)委員 事柄が病気のことでありますから、私はその点について、何月何日どうしなければならぬ、こういうふうにきめつけるわけにはいかないとは思っております。しかし概観いたしまして予算編成上の政府の方針が大きく左右されたことは否定されない。変更を余儀なくされたことはいなめないのですから。そこで、政府の施政方針演説が、かりに二月四日とか、その辺になるというようなことになれば、本国会における予算審議について、われわれ野党といたしましては、十分審議すべきものはしなければならぬ、こういう態度でございますので、政府の提出上の遅延した貢めというものは、これは私は国会側にあるのじゃなくして、政府としても十分その点はお考えになって、われわれとしては尽すべきは尽したい、こういう考え方を持っておるということを、この際私は冒頭に申し上げておきたい、こう思っておる次第であります。
○野原委員 総理の健康が、今、官房長官のお話では、四日には施政演説が可能だろう、こういうことでございますけれども、この国会の勢頭に、三十日にあなたは予算は大丈夫出せると言明したが、私どもは危ないという予測があって、いるいろお尋ねしたわけです。自民党では大丈夫か、政府与党内で相当混乱しておるじゃないか。ところがあなたは、胸をたたかれたわけじゃないが、大丈夫だ。ところが、あなたのその大丈夫は、実に危っかしいものだということを、官房長官はこの国会勢頭において示した。だから、官房長官が四日に施政方針演説ができると言うても、これはどういう事態が起こって、健康上の事態ならいざ知らず、その他の事態で、できないかもしれないということを考えざるを得ない。従って、この次に出られて言明されるときには、もっと慎重なお考えの上で臨んでもらいたいということが一つ。これは要望です。 それからもう一つは、あなたはきのう正午、議長室において議長と話をすることはいいけれども、施政方針演説をいつやるか、予算提出をいつやるか、こういう議運の当面取り扱わなければならない問題を、他の場ですでに話されておる。私ども議運の委員としては、何だかこの議運の委員会というものは、そこで了解をとってきたものを、形式的に押しつけてくるような実は印象を受けておるわけです。このことは、かつて議運にもおられたあなたとしては、まことにおかしいと思うのです。だから、これはどこに相談するまでもない。勢頭、議長がいらっしゃるこの議運の席上において事情を説明されて、そうして、その他の了解はあとから取りつけるべきだと思うのですが、官房長官としては、そこら辺の見解をどう思っていらっしゃるか、承わりたい。
○石田(博)政府委員 本委員会におきまして、予算提出期日を申し上げたことが、事情が変って参りました。その変って参りましたことを本院の代表たる議長、それから本委員会の代表である運営委員長等に対して申し入れたのであります。それから同時に、社会党の方々に対しても、その事情を申し入れようということを考えたのでありますが、ちょうど議長室で一緒に会って、下さるというお話でありましたので、その際御一緒に申し上げました。それは、本委員会に議長及び運営委員長からお取次を願いたいと思ったことでございます。その後の、四日がよかろうとか、その他のことは、そのとき非公式に出た話でありまして、私の方から、そういうことをおきめ願いたいというようなことを申し出たのではございません。私の方では、予算書の提出がおくれるということと、それから総理の健康状態を御報告申し上げまして、御取次を願ったような次第でございます。
○野原委員 私の言うのは、当座の了解を求められる態度が、官房長官として円滑にやりたいということはよくわかりましたが、しかしながら、この種の国会の会議に関する問題あるいは議会運営に関する基本的な点は、やはり議運に勢頭かけるべきだ。議長と議運の委員長に申し入れることは了解いたします。そのあなたの申し入れに従って、議長はこの委員会に相談しておることですから。ところが、何だか会議の経過を見ますと、すでに党の了解をとって、お前らは形式的にここでやってもらえばいいのだというような印象を受ける。そういうようなことはしたくない。
○石田(博)政府委員 大へんな違いがあるので、一言申し上げておきたいと思います。党側の了解をとったとかいうようなことは、決して私は思ってもおりません。ただ事情を御説明申し上げたにとどまるのであります。
○椎熊委員長 野原君に申し上げますが、私もきのうの議長室の会議に列席いたしまして、今のような事情は聞きました。その際淺沼さんから、事情はよくわかった、しかし、こういう案件の扱いは、あげて議運で決定すべきものだから、先ばしって、ここでいつやるかということをきめても、議運からしっぺ返しを受けるような場合があるだろう、そういうことはきめないことにしようという、もっともな御注意もございまして、その会議では、どういう扱いをするということは一切きめておらぬのであって、ただ事情を官房長官が述べられたので、それを承わったにすぎない。あげて運営委員会にまかされておりますから、御了承を願います。
○井上委員 きわめて大事なことですから、一応はっきりしておきたいと思います。官房長官は新内閣のもとで、新しく予算の編成をするのでありますから、相当いろいろ御苦労なさっておいでになることは了承いたしますが、予算の編成権は内閣が持っております。予算編成の大綱をおきめになって、関係各省及び与党側と十分な連絡をおとりになって、すみやかに予算の編成をいたして、国会の審議に十分間に合うように努力をするのは政府の責任であります。それが、政府の予算編成方針の大綱がきまりまして、それを具体化するに当って、与党側との連絡が十分でなかったということのために、予算編成の大方針がきまっておりながら、いわゆる党側との折衝のために、実に一週間以上の日を費しておる。少なくとも政党内閣たるものが、かような一体ふしだらな予算の編成方針は、いまだかつてありません。われわれは、政府が予算編成の責任を持っておる以上は、すみやかに政府の責任において編成せられて、すみやかに国会の審議に待つべきであります。この国会提出がかようにおくれて、国会の審議がおくれますことについて、この責任は国会にあるのでなく、政府にありますから、これから予算を審議するに当って、国会が何か非常に審議がおくれて、予算の成立がかえって日を多くとり過ぎるような誤解をして、国会へのいわゆる政治的ないろいろな策動は一つおやめ願いたい。あくまで政府は、国会提出のおくれた責任を痛感をされなければなりませんが、その責任は痛感をしておりますか。この点だけ一点明確に、冒頭でありますから、ここではっきりしておかなければいけませんので、申し上げておきます。官房長官の御所見を伺います。
○石田(博)政府委員 冒頭申し上げましたように、三十日に必ず出すと申し上げたのでなく、三十日を目途として出したいと思っておると申し上げた。その言明と事態違ったことについての責任は感じております。
○椎熊委員長 お諮りいたします。予算提出の時期が、前の委員会で官房長官が言われたのと、ずれて参りました。ただいま明らかになった点では二月二日。そこでお聞きの通りのような事情でございますが、先刻理事会では、二月四日に施政方針の演説を聞き、野党第一陣の質問を引き続きその日やる、その方が形の上からいいじゃないかという話が、理事会でございました。そこで、施政方針の演説並びに質問を四日から始めるということに決定してよろしゅうございますか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 御異議ないようですから、そういうふうにきめました。 そこで大臣の演説に対する買疑は、まだ正式に各党から出ておりませんが、社会党からは四名だそうであります。第一陣は鈴木茂三郎委員長だそうであります。これらに対する時間、順序等は、四日午前中の理事会、議運において確定したいと思います。それまでに各党で質疑者の届出を願います。 —————————————
○椎熊委員長 それでは関連して、お忙しいでしょうから、順序を変えまして、本国会に政府が提出を予定しておる案件について御説明を願います。
○石田(博)政府委員 お手元にお配りしてございます「第二十六回国会政府提出予定法律案、条約の件名調」というのをごらんいただきたいと思います。これは、件数その他詳細に記載してありますが、まだ閣議で別に決定をいたしたわけではございませんので、予定でございます。若干の変動のあることは御承知おきをいただきたいと存じます。それから継続審議になっております案件の取扱いも、まだ閣議で決定を見ておりませんので、決定を見次第、御報告申し上げたいと存じております。
○椎熊委員長 そこで政府に御注意申し上げたいのですが、継続審議は二十何件あるかと思いますが、これを早く整理してもらわないと、委員会等で扱うときに困ることが起ります。それから提出予定は二百四件で、非常に多いのです。これは審議期間が切迫してから出されたのでは、衆議院はもとよりのこと、参議院等においても、非常に迷惑ですから、案件は努めて早期に提出をお願いいたします。申し上げるまでもないことですが、特に御注意申し上げます。
○石田(博)政府委員 御趣旨の点は、極力そのように取り計らうつもりで、各省に対しましても、そのように通達いたしております。
○椎熊委員長 それでは官房長官はこれでよろしゅうございますか。—それではお帰り願います。 —————————————
○椎熊委員長 引き続き御相談申し上げます。 次は、国土開発縦貫自動車道建設法案というのが、第二十二国会以来本院に継続されておるのでありますが、目下案件は衆議院の建設委員会にございます。しかしながら、二十二国会以来今日まで、案の審議は一向に進展しておらないというところから、毎国会これが問題になっておりまして前に御相談申し上げました特別委員会の、国土総合開発特別委員会ができたならば、それに付託して審議させたらどうかという社会党側の意見でございます。しかし、これに対して、まだ自由民主党の方の意見が確定的ではございませんので、どの委員会に付託するかは、国土総合開発委員会設置と関連いたしまして、次会までに各党ともお考えおきを願います。本日は留保いたしまする —————————————
○椎熊委員長 次は追悼演説に関する件でございます。さきに故小笠原八十美君、青森県第一区選出、この小笠原君に対する追悼演説の件は、前の議運ですでに決定しておりまして、社会党の淡谷悠藏君にやってもらうことになっております。その通り決してよろしゅうございますか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 それでは、小笠原君に対する分は決定いたしました。 次に、大分県第二区選出議員重光葵君が、一月二十六日逝去せられました。弔詞案は別紙お手元に配付してございます。この弔辞演説につきましては、特に功労あった先輩政治家でありますので、自由民主党としても、党葬をやるというような点から、社会党にお願いして、しかるべき人に追悼演説をしてもらいたいという申し出がありましたところ、社会党においても、慎重に御考慮下さいまして、元議長松岡駒吉さんが追悼演説をなさるということであります。御了承を願います。弔慰金の支出、議員一同からの香典等は、一切前例通りにしたいと思います。院議をもって贈呈する弔詞の案文は、お手元にございます。一応事務総長から読んでいただきます。
○鈴木事務総長 それでは朗読いたします。 元改進党総裁衆議院議員従二位勲一等重光葵君ハ我が憲政ノタメニ尽瘁シ屡々国務大臣ノ重任二就ク 多年我が国ノ外交ニ貢献シ至誠ヨク戦後ノ困難ナル対外関係ノ調整ニアタリ東奔西走力ヲ主権ノ回復ニ致スソノ功績マコトニ偉大ナリ 衆議院ハ君が長逝ヲ哀悼シ恭シク弔詞呈ス
○椎熊委員長 ただいまの朗読の通りでございます。よろしゅうございますか。 [「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 御異議ないようですから、原案の通り決定いたします。 —————————————
○椎熊委員長 次に御報告申しあげます。かつて本院で永年在職議員として表彰されました大口喜六先生が逝去せられました。先例等もありますので、本院から弔詞を贈ってございます。 —————————————
○椎熊委員長 次は昭和三十二年度の予算要求の件であります。御協議願います。本院関係の予算、訴追委員会及び弾劾裁判所予算について、庶務小委員長から報告願うことにいたします。
○長谷川(四)委員 それでは、けさほど庶務小委員会を開きまして事務総長の説明を聞いて協議いたしました。その決定いたしましたのは、本院関係、訴追委員会及び弾劾裁判所の予定経費要求についてでありまして、御報告を申し上げます。 昭和三十二年度における衆議院の歳出予定経費要求額は、十九億七千二百五十一万一千円でありまして、これを前年度予算額十八億五千六百六十五万三千円に比較いたしますと、一億千五百八十五万八千円の増加となっております。 次に、その内容を事項に区分して御説明申し上げます。まずその第一は、国会の運営に必要な経費でありまして、十八億二百七万一千円を計上してあります。これは議員、議員秘書及び職員の人件費、旅費、議案類印刷費、光熱及び水料、通信費、その他の事務費及び本館、議員会館、議員宿命等の維持に必要な経費でありまして、前年度予算に比して七千八百四十一万八千円の増加となっております。これは行政監察特別委員会の廃止により当然減少する経費千七百十七万七千円と、一般公務員に対し期末手当の増加等、給与の調整に伴い、議員、同秘書及び職員の給与調整に要する人件費七千四十九万八千円、新規人員増加に伴う経費七百二十三万五千円、並びに外国旅費、その他序費等の事務費に当然増加を必要とする経費千七百八十六万二千円、合計九千五百五十九万五千円との差額でありまして、議員秘書の手当は、一人月額千二百円を増しまして、二万三千百円を基礎として計算されております。また議員秘書の滞在手当は、名称を滞在雑費に改め、明年度から所得税の課税対象外として、非課税とせられることになっております。また永年在職議員及び元議長用のものとして自動車の購入に要する経費が六台分含まれておりまして、現在該当者の十二人のうち、まず半分を三十二年度に実現し、その他の分は、次年度においてさらにこれを実現いたしたいと存じております。 その第二は、衆議院営繕工事に必要な経費でありまして、一億六千三百四十四万円を計上いたしてあります。これは現在工事中の付属庁舎の増築費一億三千四十四万円、議場の冷房装置に要する初年度分経費二千三百万円、衆議院各所新営及び修繕費一千万円とでありまして、前年度予算に比し、三千七百四十四万円の増加となっております。これによりまして、現在建築中の庁舎は、エレベーター工事の一部を残しまして、来年度には完成し、使用ができ得ることに予定しております。議場の冷房装置に要する経費は、この工事が二年を要します関係で、その初年度分でありまして、三十三年度予算で残額全部を計上することに了解がついておりますので、三十三年度の夏には冷房ができると考えております。 なお、電気投票施設に要するものは、まだ国会法改正の結論が出ておりませんので、計上しませんでしたが、国会法改正の結論が出て、やることにきまった場合は、大蔵省ではこれを考慮するということになっております。 その第三は、国会予備金に必要な経費として、前年度と同額の七百万円を計上してあります。 以上の総計が十九億七千二百五十一万一千円となっており、その科目別金額はお手元に配付してあります印刷物の通りでありまして、その他は全く本年度同様でありますから、どうぞよろしくお願い申し上げます。 なお裁判官訴追委員会の要求額は、九百三十三万円でありまして、前年度予算額八百八十二万四千円に比較いたしますと、五十万六千円の増加となっております。これは期末手当の増額等、職員の給与調整に必要な経費の増加であります。 次に、裁判官弾劾裁判所の経費の要求額は七百二十八万三千円でありまして、前年度予算額六百七十三万五千円に比較しますと、五十四万八千円の増加となっておりまして、これまた訴追委員会の経費と同様に、職員の給与調整のため、特に必要な経費の増加でありますから、これもあわせてよろしくお願い申し上げます。 なお、この際ついでに、アパート宿舎の宿舎料、従来宿舎の料金値上げのことについても、小委員会の決定を御報告して御了承を願いたいと思うのであります。九段の増設宿舎のうち、アパート式二十四室が近く竣工いたしますので、この使用料を決定していただかなければなりません。お手元に配付した案は、大体公務員宿舎料の算定基準に基き算定いたしたものでありま“が、これによりますと、光熱水道料等を除きまして、一ヵ月千八百八十円となっております。 次に宿舎料の値上げについてでございますが、この問題については、昨年十一月十三日の庶務小委員会においても、アパート竣工の際、その使用料決定のとき、あわせて検討していただくことになっておりますので、これについて今までの経過を御説明申し上げますと、現在の議員宿舎料は、昨年五月二十九日の庶務小委員会において、一般公務員宿舎料が、昨年七月の、一日ら大体三割四分程度の値上げをすることに予定されているので、議員宿舎料についても、一応この割合で決定しておきまして、後日、公務員宿舎料の値上げが、この決定と異なった値上げになった場合には、その異なった値上ぼの比率に準じてこれを変更、実施することに決定して今日に至ったのであります。その後、公務員宿舎料については、予定の三割四分程度をはるかに越えて、大体本年度は十割程度の値上げを昨年七月一日から実施しております。従って、さきの庶務小委員会の決定もありますし、大蔵省からの要望もありますので、この際、公務員宿舎料並みの、現在宿舎料の五割程度の値上げをお願いいたし、実施期日は、公務員宿舎料値上げ期日の昨年七月一日に遡及しないで、来年度、すなわち四月一日の分から実施することに小委員会では決定いたしました。 それから九段の増設六室の分については、四号館と同様の料金をいただくことになっております。何とぞ御賛成下さいますようお願い申し上げます。 さらにアパート式宿舎の光熱水道料は、宿舎料とは別に、各自負担となっておりますので、この徴収方法は、歳費から差し引いていただくことに決定を見ましたので、あわせて御了承をお願いいたします。 以上であります。
○椎熊委員長 ただいまの庶務小委員長の報告について何か御発言はありませんか。—別に御発言がないようであります。それでは三十二年度予定経費要求については、いずれも小委員長の報告の通り決定いたして御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 異議なしと認めます、さよう決定いたしました。 —————————————
○椎熊委員長 続いて国立国会図書館の予算について御協議願いますが、この際、図書館運営小委員長より報告のため発言を求められております。荻野豊平君。
○荻野委員 本日午前中に図書館運営小委員会を開きまして、国立国会図書館の昭和三十二年度予定経費要求書について協議いたしましたが、その経過並びに結果につきまして、簡単に御報告申し上げます。 本予定経費要求書はお手元に配付の通りでありますが、その内容の概略を説明いたします。 昭和三十二年度国立国会図書館の予定経費要求額は、七億七千四百二十四万一千円であります。これを前年度予算額五億七千八百六十二万円に比較いたしますると、一億九千五百六十二万一千円の増加となります。 次に、その内容を事項ごとに申し上げますと、まず国立国会図書館の管理運営に必要な経費は、三億七千四百二十四万一千円であります。これを前年度予算額三億四千六十二万円に比較いたしますと、三千三百六十二万一千円の増加となります。この経費は、図書館の管理運営に要する人件費、事務費及び図書その他の資料購入費等であります。また、増加のおもなるものは、職員の給与改訂のための人件費、東南アジア関係資料収集のための図書購入費等であります。 次に、国立国会図書館営繕工事に必要な経費は四億円であります。これを前年度予算額二億三千八百万円に比較いたしますと、一億六千二百万円の増加となります。経費の内容は、庁舎新営に要する工事費三億九千六百万円、事務費四百万円であります。 以上の通りでありますが、小委員会におきましては去る二十一日、科学技術関係文献の整備に関する件、図書館新館建築予算に関する件、及び東南アジア関係資料整備予算に関する件等について協議決定いたした次第もあり、本予算要求につきましては種々御意見がありましたが、その内容につきましては、速記録に記載してありますので、どうぞ御了承願いたいと思います。結論といたしましては、本予定経費要求書を了承すべきものと決定いたした次第であります。 なお、国立国会図書館法第二十八条の規定により、本予定経費要求書は、本委員会における審査に際しましては、勧告を付し、または付さないで、議長に送付することになっておりまするが、今回は勧告を付さないで議長に送付すべきものと決定いたした次第であります。 以上、簡単でありますが、御報告申し上げた次第でございます。どうぞよろしくお願いいたします。
○椎熊委員長 ただいまの図書館運営小委員長の御報告に何か御発言はございませんか。——別に御発言がないようであります。 それでは、本院、裁判官弾劾裁判所及び裁判官訴追委員会の昭和三十二年度予定経費要求書につきましては、お手元に配付の通り、また国立国会図書館の昭和三十二年度予定経費要求書につきましては、図書館運営小委員長の報告の通り、それぞれ了承するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 なお、裁判官弾劾裁判所及び裁判官訴追委員会の予算につきましては、裁判官弾劾法第四条の二の規定により、国立国会図書館の予算につきましては、ただいまの図書館運営小委員長より報告の通り、国立国会図書館法第二十八条の規定により、勧告を付し、または勧告を付さないで、議長に送付することになっておりまするが、今回はいずれも勧告を付さないで議長に送付いたすに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 —————————————
○椎熊委員長 なお、報告いたしたい案件が二、三あります。 去る二十二日に、裁判官訴追委員会委員長より、次の訴追委員派遣承認申請がありました。すなわち、派遣の目的は、裁判官訴追請求事件の実情調査のためで、派遣委員の氏名は、古島義英君、自民党、菊地養之輔君、社会党の二名であります。派遣地名は新潟市及び新潟県柏崎市で、派遣期間は一月二十六日より四日間となっております。つきましては、ただいま申し上げました通り、去る二十六日より委員を派遣いたしたいとの申請でありまして、当該裁判官の非違行為がすでに地方において一般に知られ、裁判所の信用をはなはだしく害しているので、緊急に実情を調査して、理非を明らかにいたしたいとのことでありますので、去る二十四日議長においてこれを承認いたしておいた次第であります。右、御了承を願います。 それから昨年本院において招待したトルコの議長並びに議員から、丁重なる礼状と、並びに本院に対する招請状が来ております。その招請状によりますと、適当な機会に適正な人数でトルコの国会に来てもらいたい、そうして賓客として御歓待申し上げたいということであります。そこで各党御相談の上、適当な時期、員数等、いずれ御相談申し上げまして、この紹請におこたえしたいと思っております。 次に、議員の異動がございました。長く無所属におりました小山亮君が、今般社会党へ入党せられたのであります。一月二十八日に淺沼書記長から益谷議長に届出がございました。 そこで、本日現在までの各党の所属議員数を御報告申し上げます。自由党主党二百九十七、日本社会党百五十二、小会派クラブ七、無所属二、欠員九、そういうことになっております。 それから明日は、先刻御相談申し上げた通り、開会式だけでございますが、三十一日特に本会議を開いて弔辞演説等をやりたいと思っております。
○井上委員 あさってですね。いいでしょう。
○椎熊委員長 それでは、三十一日は定刻から本会議を開きます。そのお二人の弔辞演説の先に、自由民主党の常任委員長の選考がきまれば、院の構成に関することでありますから、開会劈頭それをやりたいと思います。その日は午前十一時から講運の理事会、引き続き議運を開いて、日程その他こまかい点を御相談申し上げます。本日はそれだけでございます。 これをもって散会いたします。 午後一時二十分散会