議院運営委員会 第2号
- 発言数
- 46 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1957/01/21
会議録
○椎熊委員長 それでは、議院運営委員会を開会いたします。 お手元に本日御相談申し上げる案件をお配りしてございますが、内閣官房長官が出席してみえますので、時間の関係、参議院の議運の関係等がありますので、順序を変更いたしまして、第二十六通常国会の開会式に関する件を最初にお諮りいたします。 旧臘、当委員会におきましては、休会明け直後開会式をやろうという申し合せでございました。そこで開会式をいつにするかということで、いろいろ関係方面の都合等も聞き合せましたところ、理事会におきましては、大よそ二十八日くらいがよかろうではないか、これは決定的ではございませんが、そういう意見も多数ございました。 そこで、内閣の都合をお伺いするのですが、再開されますと、今通常国会の性格にかんがみ、なお慣例等によりまして、予算書の提出が国会になければ、重大なる審議の対象を失うことになります。また総理大臣、大蔵大臣、外務大臣、経企長官等の演説も聞き、質疑もしたいということにもならないので、問題は、政府におきましては来年度予算書をいつごろまでに提出できるのか、なるべく的確な御返事をちょうだいしたいのであります。内閣官房長官石田博英君。
○石田説明員 初めにちょっとごあいさつを申し上げます。このたび内閣官房長官を勤めることになりました。どうぞよろしくお願いいたします。 ただいま委員長からの御質問でありますが、御承知のように、今予算の政府原案を編成中であります。私どもの方で考えておりまする提出見込みは、三十日くらいまでには、おそくとも提出するようにいたしたいと思っておる次第であります。
○椎熊委員長 政府側の答弁として三十日に予算書を提出するということですが、各党の御意見は……。
○池田(禎)委員 今委員長からお話のあったように、与党では二十八日に開会式をやりたいというような希望があって、野党の方でも、これに対して特に異論を言うことはございません。ただ率直に承わったところ、予算の提出がおくれるということになると、開会式はずれるわ、国会の方はその間また空白状態を作るということは、これはどうも対外的に見てもあまり好ましい姿ではないと私は思います。われわれは、政府が旧臘成立したのですから、予算の提出がおくれるということは、必ずしもゆえなきではないと思っておりますが、その間食い違いのないように、これは野党として言うのではなくて、国会全体として私どもは求めておるのです。 そこで伺っては恐縮ですが、私どもはひどいことを言うならば、月を越すのではないかというような懸念もなしとしない。そうすると二十八日というのは、二日、二日くらいずらした方がかえって私はよくはないか、そうしないと、その間空白ができるのではないか、どうも平仄の合わぬような、格好の悪い姿が起るのではないか。私どもは二十八日ということに異論はございませんし、一日、二日延びることによって、さらにこれをとやかく言うことはない、こう思っておりますが、その点、官房長官の立場としてはできるだけ早く提出する、そういう考え方なりお気持は無理からぬところと思いますけれども、どうでしょうか、その点、もっと打ち割った話はございませんか。
○石田説明員 えらい思いやりのあるお言葉をちょうだいいたしまして恐縮でありますが、政府としましては、おそくとも三十日に出すように、目下努力中でございまして、そういうふうにできるのではないかという考え方でやっておるわけであります。
○野原委員 官房長官に質問があります。かりに三十日に予算書が提出されたとしまして、施政方針演説、これはできるだけ最短距離ということになろうかと思いますが、その翌日にでもできますか。
○石田説明員 三十日に提出できますと、その日でもできます。
○池田(禎)委員 これは官房長官に伺うよりも、むしろ事務的なことですけれども、大体最短距離でいって、印刷に一週間はかかるですね。今まで十日くらいかかっておるから、早くても七日や八日はかかる。そういうところから逆算すると、もし七日なら二十三日、だから、その点は考えておいてもらわなければならぬ。これは当然かかるのです。幾ら文句を言ってもしょうがない。ですから、これは事務的な言い方だけれども、逆算すると、二十三日には予算が整うかどうかという問題が出てくる。これは野党側から言うべきことではないかもしれぬけれども、何ぼか懸念があるのではないかと思う。
○野原委員 だから、私の意見ですが、官房長官の三十日くらいまでにはというのは、これは努力目標なんです。だから三十日にできるとは保証できないわけだ。努力して三十日、そうしてやはり印刷その他の関係もあるから、延びるかもわからぬ。こういうことを考えますと、努力されて三十日として、その前日の二十九日に開会式をやることに、議運としてはきめておく。その点そう間もあかないで進めていけるのではないか。私どもは開会式をやって、あまり問をあけることは困る。
○椎熊委員長 どうですか、与党側は。
○福永(健)委員 それでは、皆さんの方で官房長官に質問をされて、今の開会式をどうするかということについては、官房長官がお帰りになってから……。
○椎熊委員長 それでは、この予算提出時期に関する政府の意見は明確になったようでありますが、官房長官これでお帰り願ってよろしゅうございましょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
○椎熊委員長 どうも御苦労さんでした。 それでは、あらためて開会式の日取りについて各党の御意見を伺います。福永さん、どうですか。
○福永(健)委員 懇談を願ったらどうでしょうか。
○椎熊委員長 それでは、速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○椎熊委員長 それでは速記を始めて。 御協議願う順序を、お手元に配付してあります順序書に戻しまして、第一の問題、これは昨年十二月二十三日、商工委員貝長御神田博君が国務大臣に任命されるにつきまして同君より商工委員長辞任の願いが提出されました。ついては、国会法第三十条により、役員の辞任は、開会中は議院の許可を得て、また閉会中は議長の許可を得て辞任することができることになっておりますが、自然休会中でありましたので、閉会中の取扱いに準じて議長において同日その辞任を許可いたしておいた次第でございます。右御了承を願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 御異議がございませんので、御了承願ったことに決定いたします。 —————————————
○椎熊委員長 次に、去る一月十六日、文教委員長より次の委員派遣承認申請がありました。自然休会中の委員派遣につきましては、その取扱いを議長及び委員長に御一任を願っておいた次第でありますので、来たる二十八日を予定される開会式までに必ず帰京するよう、特に昨二十日に出発していただきまして、承認いたしました次第でございます。派遣の目的は、国立大学の運営、特に文教委員会で常に問題になっております分校の実情に関する調査のため、派遣の委員の氏名は、第一班加藤精三君、自民党、辻原広市君、社会党、第二班は高村坂彦君、自民党、佐藤觀次郎君、社会党の二班編成で、各班二名となっております。派遣の期日は、第一班は七日間、第二班は四日間、派遣の地方は、第一班は広島、福岡、鹿児島の各県、第二班は新潟、富山の各県でございます。以上の通りでございます。すでに出発しておりますが、御了承を願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 それでは御了承を願ったことにいたします。 —————————————
○椎熊委員長 次に議員請暇の件、西村力弥君、三鍋義三君の両君は、フランスの教育状況視察のため一月十五日から二月二十日まで、三十七日間、請暇の願い出があり、すでに出発になっております。次は松村謙三君、竹山祐太郎君、右両君は東南アジア、中近東、濠州方面の政治経済、文化視察のため、一月二十三日から三月二十日まで五十七日間、請暇の願い出がございます。右許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 異議なしと認めます。さよう決定いたしました。 —————————————
○椎熊委員長 次は国土開先縦貫自動車道建設法案、第二十二国会衆議院法第二十六号で提出になっておりますが、第二十四国会には参議院送付になっております。この案件は現在、建設委員会に付託したのでありますが、付託の当初においても非常な議論がありまして、その後も国土開発特別委員会等において審議すべしとの非常な強力な意見のため、実質審議にはいまだ人っておらぬ、付託されたままになっておるのでございまして、これをこのまま放置するわけに参りませんから、先刻の理事会では、次回の議運までに各党の意見を確定してお持ち寄り願って、どの委員会に付託するかを御決定願いたい、こういうことでございました。 —————————————
○椎熊委員長 次は永年在職議員表彰の件でございます。犬養健君が昭和三十二年二月をもって在職二十五年に相なります。そこで、追って表彰決議の日を決定いたします。表彰文案等はお手元に配ってございますが、これらに対する案件は一切前例通りといたしたいと思います。問題は表彰決議の日でございますが、それをスムーズに、再開される適当な日を選んで、いずれ次会あたりで御相談を申し上げたいと思います —————————————
○椎熊委員長 次は永年在職議員表彰の件でございます。犬養健君が昭和三十二年二月をもって在職二十五年に相なります。そこで、追って表彰決議の日を決定いたします。表彰文案等はお手元に配ってございますが、これらに対する案件は一切前例通りといたしたいと思います。問題は表彰決議の日でございますが、それをスムーズに、再開される適当な日を選んで、いずれ次会あたりで御相談を申し上げたいと思います
○椎熊委員長 次に追悼演説に関する件、青森県第一区選出議員小笠原八十美君が十二月二十七日逝去せられました。一月十日、議長において弔詞を贈呈してございます。弔詞の案文はお手元に配付してございますが、追悼演説を行う日及び演説者、弔慰金、議員一同からの香典等、前例通りにいたしたいと思います。弔辞演説者は、青森県におきましては反対党は第一区の淡谷悠藏君でございます。第二区にはございません。従って理事会では、第一区から出ております社会党の淡谷君にしていただこうということに話し合いがついておりますが、さよう決定してよろしゅうございますか。 〔「異議なし」呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 異議なしと認めまして、小笠原さんの弔辞演説は淡谷君に決定いたしました。この日取り等につきましては、次の運営委員会で適当な日を研究することにいたします。 —————————————
○椎熊委員長 次は国会法改正の件でございます。昨年来熱心に御検討を願って、いろいろ資料が事務当局において整備されておるようでございますが、今国会中にはどうしても改正を実現したいというのが運営委員会の一致した意見でございましたので、それぞれ休会中御検討願ったこととは思いますけれども、どうぞ各党においてはそれぞれ意見を取りまとめの上、ぜひとも今会期中に改正を実現いたしたい、こういうことでございます。 —————————————
○椎熊委員長 次に、特別委員会設置に関する件でございます。御承知の通り特別委員会は、その会期限り、特殊の事情によって、特殊の案件を扱うために、常任委員会では適当でないような問題を選んで設置してございます。前国会までは、海外同胞、公職選挙法、科学技術、国土総合開発の四特別委員会がございました。今国会におきましては、先刻の理事会では、海外同胞引揚の問題は海外同胞引揚、遺家族援護という問題で、残っておる問題は、引揚者の在外資産補償の問題等が、今国会で問題になるだけであります。しかしながら、これも厚生あるいは外務等において扱っても一向差しつかえない問題である。それから公職選挙法の問題は、選挙法改正というさしあたっての問題は、今のところなさそうではありますけれども、国勢調査後の人口移動などによりましては、そのつど選挙区等を検討しなければならぬような状況にもありますので、これの設置が必要かどうかということが問題になります。次は科学技術の特別委員会でございますが、これは自由民主党の方では、昨年来常設委員会にしてほしいという熱望があり、いまだ各党の意見が一致しておりません。国土総合開発は、ひとり北海道に限らず、全国各地を開発する意味において、これを存置すべしということに両党一致しておりますので、これには問題がないようでございます。そこで、以上、海外同胞、公職選挙法、科学技術の三特別委員会につきましては、なお各党急速に意見を取りまとめて、次の議運までに確定した意見を御提出願いまして、御協議の上、存廃についての意見を決定いたしたい。それでよろしゅうございますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 さよう決定いたします。 —————————————
○椎熊委員長 次に、図書館運営小委員長より発言を求められております。これを許します。
○園田委員 本日、図書館運営小委員会を開会いたしまして、明年度予算に関する審議をいたしました。図書館長金森徳次郎君より説明を承わり、いろいろ質疑をいたしまして、次のことを決定いたしました。その一つは、図書館の建築の予算の復活を要求いたしました。図書館の建築の予算が最小限度しか組まれないことは、いろいろ図書館の建築に支障を来たすばかりでなく、いろんな国費のむだづかいがあり、それに伴ういろんな問題等がありますので、さらにこの復活をやる。それから二つ目は、科学技術資料の収集整備でございますが、これは現在大蔵省と図書館の間に、科学技術庁に予算をやるか、図書館に予算をやるかについて留保になっておりますから、これは本日の小委員会において次のような決議をいたしました。 科学技術関係文献整備に関する決議 一、科学技術関係文献は、国立国会図書館に集中統一的に収集し、各省庁ならびに関係研究機関等はこれを利用すること。 但し、各省庁の事務に必要な文献は最少限に右と重複して収集することができる。 二、国立国会図書館は、右の使命を達成するために必要なる文献を収集し、これが活用に必要なすべての措置を講じ、わが国の科学技術振興の目的完遂に努めること。 三、政府は、右に関する充分なる予算措置を講ずること。右決議する。以上の通り、科学技術の資料収集の予算は、図書館にこれを組み、その予算をさらに増額をする。三つ目は、東南アジアの資料収集整備でございます。これは現在の予算で、どの省にもありません。しかし今日の状態から見て、東南アジアの資料収集をし、国会及び国民一般に公開することはきわめて緊要なことでございますから、この資料の整備のための予算を増額せよ、以上二点の要請と、さらに一つの決議でございます。なおこれは全会一致で、図書館については、参議院の予算でもない、衆議院の予算でもない、国会の予算である。それが先般参議院では議運を開いて、大蔵当局を招致して予算折衝をしておるということである。そういうことをしないで、全部本日きまった意見を中心にして、国会の意見として、衆議院の議運の委員長は参議院の議運の委員長と協議せられて、国会としての意見を政府並びに関係当局に申し入れをしていただきたい。そうして右三点の実現を期したい、かように決定いたしましたので、よろしくお願いいたします。
○椎熊委員長 ただいまの小委員長の発言について御意見がありますか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
○椎熊委員長 それでは図書館運営小委員長の説明はこれを了承し、そのうち科学技術関係文献整備に関する決議案は、小委員会の決定通り本委員会において決議いたしたいと思いますが、これを決議して関係方面に送付するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
○椎熊委員長 それでは、小委員会の決定通り、本委員会で決議するということになりました。その措置については、園田君発言の通りにいたします。なお諸般の手続につきましては、委員長並びに図書館運営小委員長に御一任を願いたいと思います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 さよう決定いたします。 —————————————
○椎熊委員長 次に、国立国会図書館羽衣の問使用についてお諮りいたします。金森図書館長より、国会図書館の職員の採用試験場として、一月三十一日及び二月十三日の両日、赤坂の図書館の羽衣の間を使用したいので、御承認願いたいとの申請がありました。本件については図書館長の申請通りこれを許可するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 異議なしと認めまして、申請通りこれを許可するに決定いたしました。 —————————————
○椎熊委員長 次に、庶務小委員長より発言を求められております。これを許します。長谷川君。
○長谷川(四)委員 いろいろ御協力を願いました宿舎が、大体今月六室入れますし、二月末、三月初旬までには、さらにアパート式のが二十四室が入れることになります。そういたしますと、現在会館に泊っておる方々は全部解決がつくことになります。会館の寝泊りということは、今までは特別の事情で許しておったわけでございますので、これができますれば、今後は会館の寝泊りだけは一切社会党の方も禁止してもらいたいと思います。これはきまっておることですから、諮る必要もないと思いますが、そのかわり、私の方も、割当とかなんとか言わないで、お宅の方の、会館に泊っておる方々が優先的に入れるようにいたしますから、どうか御協力をお願いいたします。
○椎熊委員長 それでは、小委員長の報告はこれを了承するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
○椎熊委員長 異議なしと認めます。さよう決定いたします。 —————————————
○椎熊委員長 それから、開会式の件でございますが、今、与党の方で相談中でございますけれども、大体二十八日ではどうかというのを、社会党は予算の関係もあるから、三十日ではどうかという意見で、今、連絡に行っておるわけでございますが、三十日は宮中において、孝明天皇祭が午前十時からとり行われますので、午後でなければ開会式が行われない。そういう都合があるとすれば、当初の予定通り、二十八日でどうですか。
○池田(禎)委員 そのことについて特別こっちは文句を言う筋合いはない。親切で言っておるのだから。
○福永(健)委員 三十日の午後ではどうですか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり]
○椎熊委員長 それではお諮りいたします。開会式は宮中の都合等をも勘案いたしまして、三十日午後一時から開くことにいたしたいと思いますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 そこで、これは一応の決定でありまして、この議運では大体その意見の一致を見ましたから、私から参議院の議運の委員長に連絡をとって、両院の意見が一致した場合、本ぎまりになります。ですから、その他大きな変化があれば、さらに議運を開いて御相談申し上げます。 それでは本日はこれだけでございますが、理事の諸君には、予算のこまかい説明等を代表して聞いていただきたいので、しばらくお残りを願います。運営委員会はこれをもって散会いたします。 午後零時三十六分散会