予算委員会 第2号
- 発言数
- 34 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1956/12/05
会議録
○委員長(苫米地義三君) ただいまより委員会を開会いたします。 まず、委員の異動について申し上げます。 十一月二十九日、森八三一君が辞任をいたされまして、河野謙三君が補欠として指名されました。十一月三十日、河野謙三君が辞任されまして、その補欠として森八三一君が指名されました。また本日、森下政一君、海野三朗君及び岡田宗司君が辞任されまして、その補欠として永岡光治君、荒木正三郎君及び東隆君がそれぞれ指名されました。 —————————————
○委員長(苫米地義三君) 次にお諮りいたします。 ただいまの委員の異動の結果、理事が二名欠けることになりましたので、この際、理事の補欠互選を行いたいと存じます。 理事の補欠互選の方法は成規の手続を省略し、その指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(苫米地義三君) 御異議ないと認めます。よって委員長は理事に天田勝正君及び森八三一君を指名いたします。
○吉田法晴君 質問を始めますが、十時から各大臣そろえて委員会を始めるというお約束で、今日に及んでおるわけです。その原則の点は今重ねて申しません。総理なしで始めますが、総理がいつごろにはこられるか、この見通しだけは一つ御報告を願っておかんと質問が始められぬというのが実情でございまして、見通しだけ……。
○委員長(苫米地義三君) 今官房長官に連絡をとっております。すぐわかると思います。 —————————————
○委員長(苫米地義三君) これより昭和三十一年度の予算の執行状況に関する調査を議題といたします。順次、質疑をお願いいたします。
○吉田法晴君 こまかいことはあとで同僚議員が質問をして下さると思いますが、予備費の使用状況は別途資料でもらっておりますが、災害、これは北海道、東北、北九州の災害、それから健康保険の赤字、それから給与、給与の点については別に伺いますが、年末手当等で補正予算を組まなければならぬ事態が生じておると考えますが、その災害について国が支出すべき金額、あるいは健康保険の赤字、それから今後考えられる年末手当、その他給事関係の経費、そういうものが幾らになり、それからこれに対して補正予算を組む考えであるかどうか、その辺、大蔵大臣にお伺いしたいと思います。
○国務大臣(一萬田尚登君) 御質問にお答え申し上げます。しかし数字的なことは後ほど政府委員から答弁させます。大体のことを申しますと、冷害も含めまして災害に対する対策費でありますが、これは幸いなことに、本年は例年に比べて災害は少うございました。昨年も少うございましたが、それに比べても本年は災害が少い、こういうことも幸いいたしまして、大体、予備費でまかなって十分だろうと思います。それからただいまお話の健康保険でありますが、これにつきましては、ただいま健康保険の再建につきまして別途法案を提出いたしてあります。御審議を仰ぎ、健康保険の赤字が解消するわけでございます。 それから給与の問題がありますが、これは人事院の勧告もあります。人事院の勧告は政府としてもむろん尊重いたすべきでありまして、ただいま検討を加えておるところでございます。そういうような次第でありますので、補正予算を今国会に提出するただいま必要もないと考えております。
○政府委員(森永貞一郎君) 予備費の使用状況につきましては、お手元に資料が差し上げてあるかと存じますが、そのうち災害関係で使用いたしました金額は公共事業災害復旧費の関係が約二十三億でございます。そのほかに冷災害、官庁災害復旧等十八億ございまして、合せまして本年度今までに支出いたしました災害関係の予備費の使用額は約四十億でございます。今後予備費から支出いたします予定の公共事業復旧費、その他災害関係約三十一億でございまして、幸いにして本年度の災害は例年に比較すれば軽微であったというような事情もございまして、北海道の冷災害等につきまして相当の措置を講じたつもりでございますが、それでもなお予備費の範囲内で足りる見込みでございますが、その観点から補正予算を必要とするような事情はないものと考えております。 健康保険の関係は御承知のように当初予算に三十億円の健康保険会計に対する繰り入れを計上いたしておりまして、これに健保の現状を打開するいろいろの方策の一環としての一般会計の援助ということでございましたが、関係法案の不成立によりまして今日に至っております。そこで政府といたしましても健保の現状をこのまま放置できませんので、昨日あらためて健康保険の会計の再建に関する法案が国会に提出せられたわけでございます。その法案の成立に伴いまして当初予算に計上されましたこの三十億も一般会計から健康保険会計に繰り入れることができることになるわけでございまして、この三十億並びに今回提出いたしました法案で、予定いたしておりまする諸種の措置によりまして何とか本年度も健康保険の会計の収支が切り抜けられているのではないかと考えられております。従いまして、その観点からも特に補正を必要とするような事情はないものと考えております。 給与の関係につきましてはただいま大蔵大臣から御答弁がございました通りでございます。
○委員長(苫米地義三君) ちょっと速記をとめて下さい。 午前十一時四十五分速記中止 —————・————— 午後零時十三分速記開始
○委員長(苫米地義三君) 速記を始めて。 総理の出席の事情につきまして、松本官房副長官から事情を、説明を聞きます。
○政府委員(松本瀧藏君) いろいろ御迷惑をおかけ申し上げましてまことに申しわけございません。いろいろ委員長からただいま事情を承わりまして、総理に二時にこちらにお出願いますように努力いたします。なるべく皆さんの御希望に沿うように努力いたしまして、万一健康上の事情でどうしても出られないというようなことがございましたならば、前もって委員長にそのことを御相談申し上げます。繰り返しますが、二時に出ていただくように、官房の方で努力させていただきます。
○森八三一君 総理が二時に御出席になるといたしますれば、それまで休憩を希望いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(苫米地義三君) それでは休憩いたします。 午後一零時十五分休憩 —————・————— 午後、五時二十九分開会
○委員長(苫米地義三君) それじゃ休憩前に引き続きまして会議を開きます。 鳩山総理が出席をしてもらうよう交渉しておりましたけれども、所労のために直接議場から帰ったということでありまして、非常に意外に存ずるのですが、その点に対しまして官房長官から事情を伺って善処したいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) 総理の本委員会に出席することは、昨日並びに本日私の方で連絡をとりました。けさも総理が、どうも疲労で寝ておりまして、非常に疲れておるからということで、実は御承知のように本院の本会議において討論採決の場合もだいぶおくれて参りました。それで御迷惑をかけた次第でありまするが、二時間半もあそこにおりましたところが、どうしてもきょうは疲労しておるからということで帰られたわけでございまして、そういう次第でございまして、まことに遺憾ながら本日は出席いたしかねるということでございまするので、御了承のほどをお願い申し上げる次第でございます。
○天田勝正君 きょう委員会が開かれるに至りました経過をここで長々述べますと、時間がかかりますけれども、どうも官房長官御存じないようでありますから、ごく簡単に申し上げますが、われわれは会期末に相成りますると、いろいろな案件が殺到いたして、これが他の委員会並びに本会議、こういう関連も出て参って、ますます委員会は開会不能に陥ると、こういうことを憂えたものでありますから、われわれ社会党といたしては、一時間でもすみやかにということから、おそくとも昨日、こういう要求を強くいたしたのであります。ところが与党並びに委員長のもとにおきまして、ここに見えておる根本官房長官等々と相談された結果、どうしても五日、本日でなければ政府側の出席が十分でないと、こういうことから強くきょうの開会を主張された。私どもは通常の議事の運営と違って、主客転倒の形で、われわれが一時間でもすみやかに会議を開くようにと、こういう要求で、まことに不可思議な事態であったわけでありますけれども、与党の切なる要望であり、委員長のお話でもありますので、これに従った。ところがけさに相成りますと、首相は所労のため出てこられないという、こういう事態が起きた。これは病気に対してはわれわれも同情はいたしますけれども、われわれとしては、少くとも開会以前において、そういう状況ならば、すみやかに政府側から連絡をされてしかるべきものだ、それが政治道義であろうと、こういうふうに考えたのであります。そこでまあいろいろごたごたがありましたが、結局政府側の出ない委員会では、この事柄からいたしてわれわれは質問をすることができないということで、いろいろ折衝の結果、午後二時ということになった。これまでには必ず努力をされるというお話があって、またも一歩退却ということで、これを了承して引き下った。ところがさらに今になりますると、実は議場内で委員長が官房長官と折衝されておる姿も私ども見ておって、今度こそは大丈夫であろうと、こういうふうに期待をいたしておりましたところが、これもまた無断で引き揚げてしまって、われわれの方から要求したところが、今のような説明をされる。はなはだもって不信もたび重なると言わざるを得ないのでありまして、私は今官房長官にとやかく質問をするつもりはありませんけれども、かような事態に、ただ報告をしたということであっては、委員長の私は職務が勤まりかねるのではないかと思います。そこで委員長はこういう事態になったのは、経過もよく御存じでありますから、どうされるのか、まずその意見を承わりたいと存じます。
○委員長(苫米地義三君) 委員長としては、はなはだ申しわけのない事態になったのであります。実はきょうの日にお願いしたのは、総理その他関係閣僚が出席ができるというように、きのうそれぞれ連絡をとりまして、で、大体大丈夫だというつもりできょう十時から開いたわけでございます。ところがきのうの所労と申しますか、総理は登院がおくれたというような事情がございまして、このことにつきましては、松本副長官から午前に説明をしてもらったわけでございますが、少くともこの日ソ共同宣言の議案が終りましたら、その後一時間でも総理が出席をしてもらえるということは、これは松本副長官も言われておりましたし、それから私は議場の中で官房長官にもお願いして、すぐその方の連絡もとってもらったわけです。ところがはからずもこういう事態になって、ほんとうに委員長としては申しわけがない、手落ちだと思うのでございますが、事ここに至ってはどうもやむを得ませんのですが、この処置についてはどうしたらいいかという点は、またあらためて御意見を伺いたいと思うのです。きょうはそういう事態であれば、総理大臣に対する御質疑はできないことになりましたことを非常に遺憾に存じます。
○天田勝正君 まあ委員長の人柄から私どもを一ぱいひっかけた、そういう悪い邪推を私は今現在でもしたくございません。しかし総理が所労はなはだしい、こういうことは信じたいといたしましても、普通の常識からして会期末最後の前日という状態になれば、これはいかに誠意を委員長が持たれ、また与党の理事さんが誠意を持たれて取り運びをなさったにいたしても、別の原因から委員会が開かれないという事態に立ち至るであろう。おそらく本日は日ソ共同宣言案が本会議にかかるということは、当時私どもが指摘したところでありまして、そうなれば、ますます開会しながら委員会の会議を進めることができないという事態に立ち至る。よって四日の方がしかるべきであるというのが、私どもの方の主張であった。ところがそれに対しては委員長もまた与党の理事の方々も、しかし新委員長として初めての委員会であるというゆえに、予算委員会らしい委員会を開きたい。すなわち政府側もここにずらりと並び、またわれわれ委員も、これは他院のことを申しては恐縮でありますけれども、われわれはできるだけ予算委員会らしい、いわゆる政局論をあまりやらない実質的な審議を一つしよう。こういうようなお話もあってですよ、そこで私どももいろいろ折衝の結果、新委員長としては無理からぬこととして、会派の中では結局開かないところに追い込まれはせんかという危惧もあったけれども、われわれ三名の理事が逆に会派の中を抑えるといいますか、取りまとめるというか、皆さんの意見に従ったという、こういう経過がある。それから繰り返すことになりますから省略いたしますが、けさからきょう、今ということになって参ったわけであります。そうすると、私は新しい、首相の所労はなはだしいというこのことには同情いたしますが、なぜに二回にわたっても事前に連絡をなされなかったか、これを遺憾に私は感じておるのです。 これまでは委員長に申し上げることでありますが、私が今委員長に言うたことによって、官房長官もおおよそ経過は御承知になったと思う。かねがね私は議運の理事をしておった当時も、よくこういうことがあって、事前に連絡して下さるならば、われわれとしてもうなずけるけれども、事が起きてしまってから、われわれが物事をただし、初めてかくかくと言われたのでは、われわれは会派に帰った場合に何とも言いようがない、こういうことであります。そこで私はこの際、官房長官から、どうして午前、午後二回にわたっても、事前になぜ連絡をなさらずして、われわれの方から連絡した結果、この約束違反というような形に立ち至ったのか、御釈明を願いたいと思う。
○政府委員(根本龍太郎君) 御承知のように、昨日から本日にかけまして、日ソ共同宣言の取扱いについて相当混乱したような状況でございまして、なおまたその他の案件で、絶えず私が社会党の方に、あるいは私どもの方、こういうふうに連絡しておったために、十全な措置ができなかったことはまことに遺憾にたえません。そこで予算委員会の方の出席の件は、主として官房副長官に依頼しておったのであります。この点が十分に私との間に連絡がとれなかったことと、それからまた、総理が御承知のような連日にわたりまして、御承知のように、総理は大体からだの都合のいい限りは、決して委員会その他に出てくることを拒否する人じゃないのです。ところが昨日も相当おそくまでかかっておった関係上、けさになってもう出てくるだろうと思っていたところ、おいでにならない、そのうちに本会議の状況が切迫したので、人を派してようやく来たと、こういうような状況でありますから、この点私どもの連絡の不十分であります。それから、今後につきましても、これは十分に気をつけまするけれども、何しろ総理が相当年配であると同時に、連日ほとんど外務委員会あるいは社労と、そちらにも引き続き呼ばれまして一生懸命やっているのが、急にがっかりからだが疲れてきたというような状況でございます。そういう状況でございますから、これは委員長に対しましては、まことに連絡が悪く、委員長があたかも、この問題について、社会党の方々に何か特別な意図のもとにやっているように誤解されるようなことがありますれば、これは全く委員長に対してお気の毒に存ずる次第であります。以上のような状況でございまして、本日のところどうも総理は出席いたしかねる状況でありますから、御了承願います。
○吉田法晴君 今総理の委員会出席のことは松本副長官にほとんどまかせておって云々というお話がございましたが、ほかのことは問いませんが、この予算委員会の要求について、官房長官として三日以来どういうように聞いておられましたか。また政府としてどういう態度であったかということを一つお伺いいたしたい。
○政府委員(根本龍太郎君) お答え申し上げます。御承知のように外務委員会の方は相当長くこれは要求されております。それからまた社労の方においても、いつこれがまた総理の出席を求められるかしれないというような態勢にあったことも事実でございます。従いまして、同じ院における数委員会から要求された場合において、これは従来の慣例といたしまして、与党の国会対策において勘案していただいて、われわれの方に連絡をしていただく、こういうことでございました。それで先ほど委員長からもお話がありましたが、四日の日にという要請は確かに私どもも聞いておりました。四日の日がそれで一番都合がよければ、私どもの方では議決後でございますが……、御承知のように外務委員会の方におきましては、どうしても四日の日には最後の質問並びに討論、採決に至るようになり、従ってこの問題はどうしても優先してもらわなければ困るということで、実は昨日これが、委員会が討論、採決が終り、またそのままに本会議にいきますれば、この五日の日は多分あくのではないか、こういうような総合判断が参議院側からわたしの方に参りましたので、それじゃその方がいいのではないかというような判断をいたした次第でございます。
○吉田法晴君 三日の日に十時から理事会をやりまして、三日のその理事会の模様に従って委員長から連絡をしたということであります。で、三日の連絡によってどういう工合に政府として、官房長官として予算委員会についてどういう態度でいこうとされたのか。それから四日について今外務委員会の点がお話にございましたが、三日の理事会でも、私どもは四日にしても、四日外務委員会に全部出られるわけではなかろう、だから四日の午前中等においても——これは四日の午後私自身が質疑をいたしましたから、外務委員会の都合をよく知っておりますが、四日に出られる時間もあるはずだ、こういう点をお話をいたしましたけれども、四日は出られんだろう、五日は朝から、十時から総理を初め全部について責任を持つことができる、こういうお話でございましたが、その辺の政府のそのときの委員長に述べられた答弁なり態度を一つ御釈明願いたい。
○政府委員(根本龍太郎君) お答え申し上げます。三日の日においても要望はお聞きしていますけれども、先ほどお答え申し上げたように、数個の委員会の方から要請があった場合、国会対策を中心といたしまして、与党の関係の理事の方その他の意見も総合して五日の日が一番、これは少し余裕を見てもその方が一番安全だろう、こういう判断でありましたから、それに従ったということでございます。決して他意ございません。
○吉田法晴君 他意があるとか何とかいうことを聞いておるわけではないので、四日については一応お話になりましたが、五日についてはどういう工合に委員長に答弁をされたか。政府としてどうするということを答弁されておったか。
○政府委員(根本龍太郎君) 先ほどお答え申し上げました通りに、五日の日には総理も出られるという態勢で私は手配いたしたのでございます。しかるところ、御承知のような非常な疲労のために出席できなかった、今日できなかった、こういうことでございます。
○吉田法晴君 五日については十時から総理を初め要求された全閣僚について官房長官は出席させることができる、こういう答弁であった、そういう話であったということを私どもは聞いておる。それに相違ないかどうか。 それからもう一つ、きょうの実情は朝十時に開会をしようといたしまして、十時過ぎに全部そろったわけでありますが、その当時委員長は、十時に登院をしたということであったけれども、それは間違いであった、所労のために昼からになったら出てこれるかもしらん、日曜日も休まずにやっておるので非常に疲れておる、そこで昼になったら出てこられるだろう、それで二時には官房副長官も、出られるように取り計らいましょう、こういう話であった。それから私どもが委員長から聞きましたところでは、本会議の席上で委員長からもわざわざ官房長官に言って、本会議後この委員会に、一時間という限定がついておったかどうかは知りませんけれども、とにかく出ます。こういうお約束はあったように聞いております。ところが実際には、議場では官房長官やあるいは河野農相等が相談をしておられたようでありますけれども、官房長官と委員長との話し合いがあったにもかかわらず、黙って帰られた、こういうお話だと思うのですが、あるいは河野大臣が帰したかどうか知りませんけれども、根本官房長官は本会議後にはこの委員会に出席される、こういうことを政府を代表して委員長に答弁されたやに聞いておりますが、その辺の真偽のほどを一つ明確に御答弁を願いたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) お答え申し上げます。先ほど本日は全閣僚を出席させるというふうに私が約束したように言われましたが、そうではございません。私が申し上げたのは、全閣僚をそろえて出すということは困難かもしれない状況にありまして、そこででき得るだけ本委員会に要求された閣僚は出すように手配いたしますというふうに答えたのが、私の正確なるお答えでございます。 それから本日議場において委員長から申し入れのあったのは事実でございます。そこで、そのとき実はけさほどから疲労でこういうような状況になっておるから、申し入れは受け入れましたけれども、今日これから直ちに本会議終了後やり得るかちょっと保証しかねますけれども、できるだけその意図を体しまして努力いたしましょう、こう申したのが私の答弁でございます。
○委員長(苫米地義三君) 私からちょっと申し上げますが、五日の日には閣僚を要求する閣僚を全部そろえるというようなことを申し上げまして、それで昨日も閣議の席まで私参りまして、総理や大蔵大臣それから外務大臣にお願いし、それから官房長官にもその旨伝えたのです。それから正式にも要求いたしておりますから、私のやったことは大体尽しているつもりであったのです。今日は大丈夫御希望に沿えると、こういうつもりでおったところが、はからずもこういう事態になったことは非常に残念であります。私はふなれでありますからその方の関係かどうか知りませんが、非常に行き違いを来たしたことは残念でございます。そこで問題は今日はそういうふうであれば、あしたのことは官房長官はどういうようにお考えになりますか。
○政府委員(根本龍太郎君) お答え申し上げます。できるだけあすは出るよう総理にはお願いして、さらに秘書官を通じて言っておりますが、昨日の状況から見てはっきり出ると、これは私の体ではありませんから申しかねるのですが、できるだけ総理に短時間でも出ていただくようにさらに手配をいたしたいと思っております。
○吉田法晴君 これは事実を申し上げて、官房長官、政府の善処を求めるのであります。先ほど委員長がお話しになりましたように、四日は外務委員会の関係で一日出ることは困難である、で政府、官房長官と打ち合せた結果、五日十時から首相以下全要求大臣については全部そろえて当委員会の審議を願います——これはたとえ話でありますが、料理を食べようにも料理がそろわぬでは、委員長として初めての委員会の体裁が悪いから、全部そろえると、こういうお約束を委員長それから与党の全理事が保証をされた。これは明確にしておりますが、保証をされた、そうして今日の委員会になったわけであります。ですから先ほどもこれは私に話があったわけでありますけれども、本会議後開くということになってきて、そのいきさつは先ほどお話がございましたが、そうして約束をして開こうとしたところが、大臣は官房長官あるいは官房副長官その他にも言わないで出て行かれた。こういう点はこれは委員長に対する不信任の表示であり、あるいは委員会についての不信任の表示である、こういう話がございました。これは私どもの話でありますけれども、私は事実はそうだと思います。あれだけ、三日、四日はこれは困難だ、委員長が初めて委員会を開かれるのに十分委員会が開かれぬ、五日なら十時から要求大臣を全部そろえて委員会の審議に供することができるから、ぜひ五日にしてもらいたい、それは責任を持つ。官房長官と打ち合わせた上で責任を持つ、こういうことで朝来の委員会を始めた。しかもその十時からの委員会が午前中は出席ができない。それから二時という話でございましたが、二時からはもとよりできない。本会議が終ったらそれでは委員会をやりましょう、そうして、まあ疲れているから時間をきょうは限ってくれというお話ですが、それもけっこうでしょう、こういうことで始めました。ところが委員長にも、あるいは理事にも、官房長官その他にも断わりなしに帰られた。それでは委員長、与党の理事さんの面目もまるつぶれだ。委員会に対してもこれは政府としての甚だ大きな不信である。参議院の予算委員会、あるいは参議院に対するこれは重大な不信であるし、軽視である。こういうお話がございましたから、委員長からの釈明、あるいは理事等の釈明はこれは今まで聞いて参りました。あなたの釈明も聞いたわけでありますけれども、その点は今後において十分たださなければならぬ、こう考えますので、その点は十分一つお含みおきの上、今後の総理あるいは大臣の出席については責任を一つ持ってもらいたい。
○政府委員(根本龍太郎君) ただいま料理も全部そろわなければ食えないというようなお話でございますが、西洋料理も支那料理も一品ずつ出してやはりこれは食うこともあるのです。まあ、たとえ話ですから、私もたとえ話を申し上げますが、全閣僚そろわなければやらないという慣例は今まで私は存じておりません。これはやはりこちらの要請に従って全閣僚が他の方の委員会等もございますることでございましょうから、衆議院でありましても全閣僚そろわなければやれないということはございませんので、ぜひその点は御了承していただかないと、先ほど言ったことについて、官房長官は黙っておったから了承したのだから、全部そろわなければやれないというふうにまた言われると困りますので、一言釈明いたします。
○天田勝正君 関連ですが、官房長官は、料理もそろえるとか——まあ、たとえもよくない、たとえもよくないことをわれわれの方が言ったというふうに解釈されて、今のように御答弁になった、そのことは私どもが言ったのではございますから、これははっきり申し上げておきます。与党の理事さんが料理を全部そろえる、料理がそろわなければあなた方は食べることはできないでしょう、そう言ったのですよ。そのたとえが悪いならばわれわれでないということを申し上げておきます。それはけしからぬ。 それから発言をもらったついでに申し上げますが、先ほど松本副長官のここにおける答弁においても、今委員長のお話を聞いて初めて私知りましたと、こういう前提でお話された。実にこれはけしからぬ答弁で、それじゃまるで政府に連絡が取ってないのじゃないかという気もしたのでありますけれども、しかし一応ものをまとめる場合に、一つ一つ一々の言葉をあげ足取りのようにやっていたのではいかがかと思って私は遠慮した、遠慮したけれども、遺憾しごくであった。さらにまたこれも与党の理事の方にお話ししましたけれども、与党席の中から総理が病気だというのではやむを得ぬじゃないかといったような放言があって、あたかも病人いじめのようにわれわれがやっていると、こういうような感じを持っていることは甚だ遺憾なんです。理事の各位は、これは私どもの要求、あのときの主張というものが全く無理からぬことだということは、皆さん認めておられました。おられたから放言も私は聞き流した。そうすると、与党の委員の中でも、われわれと与党の理事の方との折衝は全く通じておらないということを感ぜざるを得ないのであって、私どもは、われわれがただただ与党の要求によって引き下ってきたにもかかわらず、逆にわれわれが無理をしているのだというような受け取り方ははなはだ聞えませんから、私はこの点は遺憾の意を表しておきます。 そこで、しかしそういってもだんだん言い合っておれば時間が長く延びるばかりであります。それでやはり一定のところで幕を引く時というものもありますから、私は今日のところはこの程度で散会して、さらに今吉田理事からも、今後の都合等の話もございましたので、それらを含んで、今度こそはすっかり委員長のもとにおいて、私は、今後どうするかという取りまとめの相談をいたしてもらいたい、こういうことを希望いたしまして、きょうはこれで散会ということにしていただくことを希望いたします。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○委員長(苫米地義三君) それではただいま天田委員からの提案のように、きょうはこれで散会をいたしまして、あらためて理事会を開いて、善後の措置を講じたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 午後六時一分散会