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25回国会参議院1956/12/04

内閣委員会 第6号

発言数
38
登壇者
6
会派数
2
開催日
1956/12/04

会議録

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) これより内閣委員会を開会いたします。  委員の変更について御報告をいたします。十二月一日付高田なほ子君及び秋山長道君が辞任され、その補欠に大矢正君及び森下政一君がそれぞれ選任されました。十二月三日付野本品吉君、横川正市君及び大矢正君が辞任され、佐野廣君、松本治一郎君及び片岡文重君がそれぞれその補欠に選任されました。本日付森下政一君及び佐野廣君が辞任され、その補欠に秋山長造君及び大野木秀次郎君が選任されました。  以上御報告いたします。     —————————————

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) まず、理事補欠互選の件を議題に供します。理事の秋山長造君が一時委員を辞任されましたのに伴いまして、本委員会の理事が一名欠員となりましたので、この際その補欠互選を行いたいと存じます。互選は、便宜その指名を委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) 御異議ないと認め、理事に秋山長造君を指名します。     —————————————

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) 次に、国の防衛に関する調査を議題に供します。本件に関し、当局から提出資料の御説明を願います。

林一夫防衛庁防衛局長

○説明員(林一夫君) お手元にお渡しいたしました、ドラゴン・フライ演習に参加した航空自衛隊の行動の概要について御説明申し上げます。  第一は、ドラゴン・フライ演習の目的でございます。ドラゴン・フライ演習は、防空組織の総合訓練を自的としたものであります。これは、米極東空軍が毎年恒例的に行うものでございます。航空自衛隊が参加したのは今回が最初でございます。一行目に「総会訓練」とありますのは、「総合訓練」と御訂正願います。  次に演習の期間でございますが、この演習は、十一月の五日十六時に開始しまして、十一月八日十五時三十分に終りました。  次に指揮系統でございます。指揮系統は、日米それぞれの指揮系統によって行われておりまして、日本側の指揮系統は源田空将、これに瀬戸山将補、参加の現地部隊の系統によって指揮系統が行われたのでございます。  参加しました航空機の機種は、航空自衛隊の航空機は、第二航空団の一部でございましてF86F、これと臨時築城派遣隊の一部でありまするT33A、T33Aの方は目標機としまして参加した。F86Fこの方は要撃機として参加いたしました。T33Aと申しますのは、御承知のように、ジェットの練習機でございまして、F86Fというのは戦闘機、実用機の方であります。これが要撃機並びに目標機として参加いたしたのでございます。  行動の範囲でございますか、参加しました自衛隊の航空機は、九州及び中国地方の空域、それと北海道の中央部以南及び本州北部の空域で行動いたしました。この区域において演習に参加したのでございます。  参加しました航空機の数は、これはF86Fジェット戦闘機は六機、T33Aジェット練習機の方は一日延べ十機でございます。  以上がドラゴン・フライに参加しました航空自衛隊の行動の概要でございます。  次に、週刊新潮に記載されましたPR映画のことで先日御質問がありまして、資料の御提出の御要求があったのでございますが、この件につきましては、防衛庁は全然関係いたしておりません。御了承願います。

真子伝次調達庁総務部長

○説明員(真子伝次君) 前回の委員会で御質問ございました点について、お手元にさし上げてございます資料に基いて御説明を申し上げます。  まず、防衛支出金の各年度別予算執行状況についてでございますが、これについて、繰越金がどうなっておるかということでございました。お手元にさし上げております執行状況表の一番下の段の計の数字、横に並べてあります数字をごらんいただきますと、各年度について、各欄の右へ三番目のところへ、それぞれ繰越額が掲げてございます。二十七年度が三十億七十七百七十六万七千円、こういう数字で、ごらんの通りでございます。この理由を一応御説明申し上げます。  各年度別について一々申し上げますと、非常に詳しくなりますので、最近の二十九年度、三十年度の分についてまず申し上げてみたいと思います。  大体各年度を通じて、ほぼ同じような理由でございますが、借料について申しますと、これもいろいろ多数のめんどうな契約がございますので、その相手方との契約かなかなか年度内にできませんで、うまく進行しなかったということ、それから不動産購入の意について申しますれば、買収価格、これが非常に問題でございまして、私どもの方で考えておるのと、所有者側の方で御希望なさるのと、非常に差が大きくて、どうしても相手方の同意が得られないということで手間取る、こういうことのために、購入が思うようにいかなかったというようなことが多いのでございます。それから返還財産補償、この点でございますが、返還財産の評価というのは、非常に手間がかかりますので、時日がかかるのでございまして、これを私どもが初めに計画しておったようになかなか進めていくことができなかった。相当努力はいたしましたが、それができなかったということのためにおくれたのであります。それから漁業補償についてであります。これは二十九年度の漁業補償費は、裁判所からの支払い停止があったというような事情がございます。それから、その次の事故補償の関係でございますが、これは御承知のように、行政協定第十八条に基いて、米側がその事故が公務上に基くものか、あるいは公務外であるかということを決定することになっておりまして、その決定に非常に時日を要したということがおもな理由でございます。それから特別損失補償でございますが、これは補助金に関係いたしまして、降雨のためまたは演習場の関係で工事が思うように進まなかったといったようなことの理由でございます。たとえば東富士の排水路補助費あるいは煤谷川改修補助あるいは金北山の用水施設の補助、こういったような関連においてそういうことが多かったのでございます。  次に昭和三十年度について申し上げますると、これも二十九年度におきますと同様、借料に関しましては、非常にこれが契約についていろいろめんどうなことがあって、相手方との契約が年度内にできなかったということがございますし、また、不動産購入については、買収金額について同意を得られなかった。また買収に関して、相手方との交渉中に出納の閉鎖になったというようなことがあり、また中間補償に関しては、駐留軍の演習などのために、現地に立ち入っていろいろ調査することができない、計画通りの処理ができないといったようなことがおもなる理由でございますし、それから返還財産補償につきましては、補償額において相手方の同意が得られなかった、たとえば郵船ビル等の大きなものでございます。次に、新規補償についてでございますが、なかなかその金額の決定にうまく至るまでに時間が手間取った、たとえば狭山の補助とか、あるいは笠取山、嶺岡山、こういったようなものなどにこの例が多いのでございます。それから特別損失の補償ですが、これも、先に申し上げましたような演習などの関係で、計画通りに調達庁が立ち入って調査することができない。それで、年度内に着工ができなかったというようなことが多いのでございます。  大体二十九、三十年と続いて申し上げましたような類似の事柄が二十七、二十八年などについても同様あるのでございます。  その次に、資料の、米軍側から要求された飛行場拡張の規模がどうかという点でございます。これは、一枚紙になっております用紙がございますが、横に数字が書いてございます。一通り読んでみますと、飛行場につきましては、立川、横田、小牧、新潟、木更津、伊丹、この六つでございまして、拡張前と拡張予定分を続けて申し上げますが、立川につきましては、現在滑走路が五千五百フィートでございます。それをさらに一千五百フィート延ばす。従いまして、それに要する土地が五万三千坪要る、こういうことでございます。横田につきましては、現在八千フィートのところを二千フィート延長する、それに要する面積が十五万坪、それから小牧につきましては、現在七千五百フィートのところを千五百フィートさらに延ばす、それに要する面積が二十三万坪、それから新潟につきましては現在六千フィート、それをさらに三千フィート延ばす、それに要する土地が二十二万三千坪、木更津につきましては、現在六千フィート、それをさらに二千五百フィート延ばす、そのために海面及び陸面において二十万八千坪必要とする、それから伊丹につきまして、現在六千フィートでありますのを、さらにそれに三千フィート延ばす、それに要する土地が二十二万三千坪要る、こういう内容でございます。  その次に、調達管理事務費につきまして、昭和三十二年度の予算要求の内容はどうかと、どういうことのためにそういうものが要るかと、こういう御質問の要旨でございましたので、その表を数字の上で一応お示し申し上げまして、差し上げてございます通りでございますが、その理由を口頭で申し上げますと、(項)調達労務世理事務費の昭和三十二年度の要求額は九億七千三百五十三万九千円でございまして、前年度の要求額が八億五百四十四万六千円で、これに比較しますと、一億六千八百九万三千円の増額となっております。そのおもなるものといたしましては、労務管理事務を地方公共団体に委託する経費の増が一億五千六百四十三万円、労務者の宿舎の施設費の増が千七十六万三千円などでございます。  以下、各科目について御説明申し上げますと、まず労務管理事務所の借料及び労務管理事務所修繕料、借料の方の昭和三十二年度の要求額は百七十七万九千円で、修繕料の方が百二十万五千円でございまして、前年度の要求額で借料が二百七十一万一千円、修繕料が百二十二万四千円で、これに比較しますると、おのおの借料において九十三万二千円、修繕料において一万九千円の減額となっております。これは、労務者の減少に伴う管理機構の縮小によりまして、労務管理事務所の廃止があったためでございます。その次に、調達労務者宿舎等の借料、調達労務者の宿舎の修繕料につきましては、この労務管理事務所の借料、修繕料の関係において申し上げましたと同様な事由によりまして、昭和三十二年度の要求額は、借料の方で二百十二万八千円、修繕料に関しまして三百九十一万七千円で、前年度の要求額は、借料が二百五十八万九千円、修繕料が四百三十二万五千円、これを比較しますと、おのおの借料において四十六万一千円、修繕料において四十万八千円の減額となっております。  また、調達労務管理事務地方公共団体委託費は、昭和三十二年度要求額九億四千三百五十五万九千円と、前年度の要求額七億八千七百十二万九千円を比較しますと、一億五千六百四十三万円の増額となります。そのおもな理由といたしましては、労務管理職員の人件費等の増が九千五百十万円及び労務者の離職対策に要する経費として二千四百二十七万六千円、また、労務紛争処理等に対する経費といたしまして三千七百四万六千円新規に計上したためでございます。  次に、労務管理事務所の施設費、調達労務者宿舎施設費の昭和三十二年度の要求額は、事務所施設につきまして四百九十三万八千円、宿舎施設費につきまして千六百一万三千円で、前年度要求額の事務所施設費の二百二十一万八千円、宿舎施設費の五百二十五万円に比較しますと、おのおの二百七十二万円と千七十六万三千円の増額でございます。これは、労務者の移動あるいは増員によりまして、これらのものに必要とする労務管理事務所あるいは調達労務者宿舎の新設、増設等を必要とするためでございます。  お手元に差し上げました資料に関係いたしまして、私の御説明申し上げることは以上です。

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) ちょっと速記をやめて下さい。   〔速記中止〕

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) 速記を起して下さい。  それでは、五分間だけ休憩にいたします。    午後零時二分休憩      —————・—————    午後零時二十三分開会

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) これより委員会を再開いたします。  休憩前に引き続き、国の防衛に関する調査を議題に供します。森元治郎君から、委員外議員として発言を求められておりますが、これを許可することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) 異議ないと認めます。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) 委員長から、防衛庁当局にお願いをしてもらいたいのですが、百里原の飛行場設置計画——自分のうちがかかる、だれさんのうちがかかるとかかからないとかがわかるような現地の地図を一つ作ってもらいたいとお願いしてもらいたいのです。  続いて質問に移ります。時間がないそうですから、長官、簡単にやりますから、どうか明確にお願いをいたします。  茨城県には神ノ池と同じ百里がありますが、大へん近ごろ当局が気合いをかけてきまして、強行する方針のように感じられます。そこで、現地に流されている当局側の宣伝によりますと、一つ、百里が取れないようではどこも取れない、どの角度から見てもこんなうまい所はない。第二点は、反対が少い場合は強制収用ができると言っております。第三は、五、六年後には軍備ができるんだから、そのときつらい思いをしないように、こういうことを言っております。そこで防衛庁当局は、このような指令といいますか、宣伝を下僚に流して工作をなされておるのか、体のいい強迫、催眠術的誘導はやらないというお考えか、また、土地収用か、強制収用ができるのか、また、人数が少ければ、基本的人権、財産権、耕作権などは無視できるのでしょうか。お答えを願いたい。

船田中自由民主党防衛庁長官

○国務大臣(船田中君) 百里原の飛行場を持ちたいということは、防衛庁の計画としてございます。しかし、これは他の基地の拡張あるいは飛行場の獲得等についても、しばしば機会あるごとに申し上げておりますように、十分地元の方々に了解を求め、御協力を願うようにして、摩擦の少いようにして、実現をはかって参りたいと考えております。ただいま森議員の御指摘になりましたようなことを下僚に命令したいということは全然ございません。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) 土地収用をかけるということは、だれもが聞いているようなんですが、これはできるんだと、わからなければ法務省へ行って聞いてみろというようなことを言っておるのですが、この点ちょっとお伺いをいたしたい。

船田中自由民主党防衛庁長官

○国務大臣(船田中君) 必要があれば、土地収用法の適用ということも可能ではあります。しかし、そういう強制手段を用いずして、できるだけ地元の御理解と御協力を得るように努めて、円満裏にこの問題を解決していくようにはかって参りたいと考えております。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) 次に、去る十一月二十一日に、水戸にトヨタ自動車という会社があります。そこへ反対者の一人を誘致派の二人がつき添って、これを見た人は、捕虜のようだと言っておりましたが、つき添って、そうしてこの会社へ連れて行った。そこには防衛庁の窪田事務官外経理関係の人がいて、誘致の第一歩の工作を始めております。出た人には日当三百円を支払っております。このようにして、どういう口実か知りませんが、連れて行かれた人は大槻と言いますが、この人の言葉によれば、砂川のような外国の基地と違って、日本の基地を作るのは強力にできるのだ、また、必ず土地収用法にかけると言っておったというので、非常に恐怖にかられておったと聞いております。このような、捕虜を連れて行くように、いやがる者を引っぱって工作をするということは適当でないと思いますが、いかがでしょう。

船田中自由民主党防衛庁長官

○国務大臣(船田中君) ただいま御指摘になりましたような事実は、私承知いたしておりません。十分調査いたしまして、もし御指摘のような事実がありますれば、その責任を究明するようにいたしたいと思いますが、おそらくさようなことはなかろうと思います。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) 次に、防衛庁当局は一体地元をどう御覧になっているか。私が伺ったところでは、小川町の当局が非常に積極的に賛成と、こういうように言っておりまするが、私が現地を公平に視察した結果によれば、誘致は、あそこに千町歩以上の土地を持っている大ボスの町長及び暴力団的な町会議員の二、三名が町会を牛耳って、誘致運動の最先端に立っておるだけで、町民というものは少しも動いていない。また、地元の誘致派といわれる農民たちは、開拓者は不良入植者、あるいはあそこに今あるところの深井戸不正事件に関係した連中が先達になっておるたけで、静かであると思うのですが、長官がお聞きになっている現地の空気はどんなものでしょうか。

船田中自由民主党防衛庁長官

○国務大臣(船田中君) 私の承知しておりますところでは、この飛行場の獲得については、防衛庁の係の者が行きまして、地元にそれぞれ話をつけつつありまして、大体順調に行っておるように私は聞いております。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) ところで、地元の新聞などから見ると、反対者が少いのだ、賛成者が多いと言いますが、どういう比率になっているか、どなたか適当な方がおられれば伺いたいと思います。私が聞いておるところでは、飛行場予定地内には民家六十四戸と聞いております。多分六十四戸のうちに、何戸が賛成、何戸が反対ということがおわかりになっていると思うのでありますが、政府委員の方でもけっこうであります。

大森頼雄防衛庁経理局施設課長

○説明員(大森頼雄君) ただいま計画しております、その中に入っておるのが六十四戸、移転を要するものを六十四戸と考えておりますが、これは今話し合いを進めておるのでございまして、このうちには、賛成だと言っておる人もありますし、どうしてもだめだというのもありますので、まだ少し数が変るかもしれません。大体現在私どもでわかっておりますのは、現地で折衝しております部隊からの報告では、直接関係あります百三十名の方のうちの約一割、九人か十人くらい、まだ御賛成がどうしても得られないらしく聞いておりますが、その他は大体話がついてきているように聞いております。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) 長官でなくてけっこうですが、初めはもっとかかるように聞いておったのですけれども、少し計画を変更した様子があると思うのですが、いかがでございましょうか。

大森頼雄防衛庁経理局施設課長

○説明員(大森頼雄君) 当初のは、やはり計画でございましたので、お話のように、今よりはもう少し広い範囲を調査いたしました。それで、やはりあの土地の地勢や何かいろいろと考え、それから地方の事情などを考えまして、大体今の範囲を計画してお話しておるので、当初計画したうちの一部分ははずれております。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) それでは、補償額の問題が、だいぶ賛成者が多いというので進めておるようですけれども、現地のいはらき新聞によれば、最高三百万円、最低百五十万円、平均二百三十五万円くらいと書いてあります。そして年内にも補償料は支払うと言っておりますが、政府委員でけっこうですから、いかがでしょうか。

大森頼雄防衛庁経理局施設課長

○説明員(大森頼雄君) 新聞にはそんなふうに出たということを私もちょっと聞いておりますけれども、値段は各人各人により違いまして、一人々々について、これが最後の売りますとか売りませんとかという話の一番のもとになる数字でございまして、一人々々が違っておりまして、それを一人々々について今、話し合いをしておるはずでございますので、新聞に出ておりましたのが、どの辺のところを想像されておるのか知りませんですが、今ここで、どの程度だということは、ちょっと申し上げにくいのでございます。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) ところが、この六十四戸のひっかかる所は、百里の開拓組合であります。ですから、ここの反別というのは、採草地その他を含めて二町四反歩平均であります。ですから、そんなに個人差というものはないと思うのですが、もう一度お伺いをいたします。

大森頼雄防衛庁経理局施設課長

○説明員(大森頼雄君) 今申しましたように、現地でその話をやっておるのでありまして、私も、大体のところは新聞などに言っております数字とそんなに違わないだろうと思っておりますけれども、具体的に予算がどうだとかこうだとかいうことは、今ここで申し上げられないと申したのであります。それから十二月末に払うとか何とか言っておりますのは、おそらく話がよくまとまれば、なるべく早く払うようにという要求を受けておりますので、こちらでは、できるだけ早くまとめて買いたいというふうにお話をしておると思っております。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) 反対派との折り合いがつかなくても、賛成した者の所から飛行場設置工事に着手するのか、その間の事情をお伺いいたします。

大森頼雄防衛庁経理局施設課長

○説明員(大森頼雄君) それは非常にむずかしい問題でございまして、工事でございますから、一部分を残してやるというようなことは、非常に全体から見てむずかしい問題でございますし、それから私たちの方針としましては、先ほど御説明いたしましたように、まだ十人ばかり、なかなか御賛成を得られない方もあるように聞いておりますけれども、これは、何としてもいろいろお願いをして、よくお話して、そうして見通しをつけてから……、もちろん用地を買いましてからあとで工事にかかるのでありまして、まだまとまらないうちから、すぐ着工するというようなことは考えておりません。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) あと二、三分しかないようですが、それから補償金は、いつごろ渡すようになりますか。もし賛成がはっきりして、取りきめができた場合には、すぐにでもお渡しになるのでしょうか。それから、その金額がどのくらいかということは、およそいつごろ公表ができる段階になりましょうか。単にお渡しする人だけが知っておるのか、われわれとしてもこれもぜひ知りたいと思うのですが、その時期を知りたいと思います。

大森頼雄防衛庁経理局施設課長

○説明員(大森頼雄君) できるだけ早くということで、ずいぶん延びておりますので、現地の方に私の方は督励しておるのでありますが、幾日という見当は、私の方では早くと希望しておるのでございますが、なかなかむずかしいというふうに聞いておりましたし、できれば一年内にまとめたいと思っておるのでありますけれども、先ほども申しておりますように、反対派の方のまだお話し合いが非常におくれておりますので、今ここで期日ははっきりと申し上げかねると思います。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) もう一つ、長官にお伺いいたしたいのですが、どうも平らで広い所を見ると、飛行場なんということを考え出す悪いくせがあるのですが、ジェット機なんだということで、むやみに広い長い滑走路、飛行場を作りたがるのですが、どんなものでしょう。ただ長く広くというのでなくて、科学兵器の進歩する段階では、もっと短かくならなければならぬ、おそらく私は、十年後にはああいう長い滑走路、なんというものは要らなくなる時期がくる、そういうことも一つ見越されてやられた方がよろしいのじゃないか。今は取り上げ、十年もたったら、またそれは要らなくなったからお前に返すでは、あまりにだらしがない。もう少し科学兵器の発達とも、化学工業の発達とも見合って、ああいうものはやめられるのが適当だと思うのですが、いかがでしょう。

船田中自由民主党防衛庁長官

○国務大臣(船田中君) 飛行場は、最近の飛行機の発達、ことにジェット・エンジンの飛行機を使うようになりましてから、相当滑走路を長くしなければならぬというのは、これは実際にそういう必要がございます。もちろん今、森議員も御指摘になりましたように、十年、十五年先になりましたならば、直上する飛行機というようなものも実用化するかと思いますけれども、それに至るまでの相当長い期間がまだ必要でありまして、従来大体日本の飛行場は、いずこも五千ないし六千フィートくらいしかありません。従ってこれを七千あるいは七千五百フィート——最低七千五百フィートくらいにしなければならぬというのが、これは絶対に今、日本では必要でございまして、もしそれがあまりに短かいということになりますれば、せっかく飛行場がありましても、新しい飛行機を使うことができないということになりますので、土地の所有者あるいは利害関係者の方々には、まことに御迷惑千万でございますが、ぜひ国家のため一つ犠牲を払っていただきたいと考えております。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) ただ地図の件ですが、これらをもう少しわれわれがわかるように、地図をこしらえてもらうように、一つお願いします。

大森頼雄防衛庁経理局施設課長

○説明員(大森頼雄君) 今の地図でございますが、私今申しましたように、私の方のはこんな所がほしいという、大体の数字でやっておりますが、賛成いただけない人もあったりしまして、あるいはもう少し、ついでだから買ってもらわなければいかぬという人もあって、いろいろなことがございまして、はっきりした何も、誰の土地がどうだというような図面をちょっと差し上げかねるのでございます。

森元治郎日本社会党

○委員外議員(森元治郎君) わかりました。

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) それでは、これで暫時休憩いたします。    午後零時四十一分休憩      —————・—————    午後二時十七分開会

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) 休憩前に引き続き、委員会を再開いたします。  国家公務員制度及び恩給に関する調査のうち、公務員の給与に関する件を議題に供します。ちょっと速記を中止して下さい。    午後二時十八分懇談会に移る      —————・—————    午後三時十四分懇談会を終る

亀田得治日本社会党

○委員長(亀田得治君) これにて懇談会を閉じます。  本日はこれをもって散会いたします。    午後三時十五分散会      —————・—————

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