議院運営委員会 第18号
- 発言数
- 36 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1956/12/12
会議録
○委員長(石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。 まず、日本政府代表及び日本政府代表顧問任命につき本院の議決を求めるの件を議題に供します。 官房長官より御説明を願います。
○政府委員(根本龍太郎君) アメリカ合衆国ニューヨークにおいて開催の国際連合第十一回総会に出席するための日本政府代表及び同日本政府代表顧問の任命につき両議院一致の議決を求めるために次の方々を御承認願いたいと思います。 佐藤 尚武 植原悦二郎 北村徳太郎 松岡 駒吉 岡田 宗司 黒川 武雄 今般、参議院議員佐藤尚武君をアメリカ合衆国ニューヨークにおいて開催の国際連合第十一回総会に出席するための日本政府代表に、また衆議院議員植原悦二郎、同じく北村徳太郎、同じく松岡駒吉、参議院議員岡田宗司、同じく黒川武雄の五君を同日本政府代表顧問に任命いたしたいので、外務公務員法第八条第三項の規定により、両議院一致の議決を求めるため本件を提出いたした次第でございます。 わが国は、かねてから国際連合に加盟を申請いたしておりましたが、今般アメリカ合衆国ニューヨークにおいて開催される国際連合第十一回総会において加盟を認められる見通しとなりましたので、ここに同総会に出席する日本政府代表及び同日本政府代表顧問を任命しようとするものであります。 右、六君の経歴については、お手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、いずれも同日本政府代表及び同じく日本政府代表顧問としてきわめて適任と存じますので、今回、政府において任命しようとするものであります。 何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決下さるようお願いいたします。
○藤田進君 若干の点をただしたいと思いますが、この政府代表並びに顧問についての日程、いつごろ出発していつごろ帰る。また聞くところによると、重光現外務大臣も行かれるということでありますが、この点もし日程が……会期もあと余すところ一日でございまして、次の通常国会は二十日からということになれば、通常国会の途中でお帰りになることもあると思うし、そうすると、外務大臣の場合に、内閣総辞職などがもしあるとすれば、その関係がどういうふうになるのか、たとえば外務大臣がやめたということになれば、そのまま議員としての資格が残る、そうすると、こういう承認を必要とするのか、しないのかといった点、それから特に今度は外務公務員法八条三項で承認を求められているが、従来、国会法三十九条であったこととの関係をお伺いいたします。
○政府委員(根本龍太郎君) 外務大臣が日本政府代表として行くということは過日決定しておるのでございますが、現在政局の問題について、はっきりとここで申し上げることはできない現状でございます。平常の場合において、まあ自民党の後継総裁が大会において決定せられる、そうして通常国会が二十日に開かれるわけでありますから、たとえ総辞職が十九日に行われたといたしましても、首班指名は二十日ないしは二十日以後ということになると思います。で、その際に新内閣ができた場合においては、その際にもし重光外務大臣が外務大臣をやめて一議員になったとき、そのときすぐ手配していいのではないか。あらかじめ外務大臣である人を、途中でどうということでやるということもどうかということで、そういう場合においては、そういう手続をとるのが穏当ではないか、こういうように解釈をいたしておるのでございます。 なお、また新内閣のときに続けて外務大臣になるかもこれははかられませんので、それを今から当然やめるものとしてやるということもどうかと思うし、手続も可能であるというようなことから、一応そういうような今度のような手配をいたした次第でございます。
○藤田進君 日程はどうですか。
○政府委員(根本龍太郎君) 日程は、外務大臣は明日から東京を出発して行こうということでございまして、それから他の顧問の方々は十五日の飛行機だということでございます。そうして今のところ、大体は十二月の二十六日には東京に帰るという予定だそうでございます。
○藤田進君 そうすると、外務大臣——それは他の随員は別としても、その他の顧問は明日立つとも聞いておるのですが、そうしますと、十五日そろってこの五名はお立ちになりますか。
○政府委員(根本龍太郎君) 社会党の方から行かれる方は明日出られることができるそうであります。それから自民党の方は十五日と、これは飛行機の都合でそういうことになると思います。
○藤田進君 それは十三日に行くことか不適当なので、外務大臣は十三日というのですから、代表なり顧問ということになれば、佐藤さんはいつお立ちになるのか、この点を明らかにしてもらいたいし、あと三人乗れないというのなら、私の方で何ならちょっと聞いてみてもいいが、飛行機の都合で三人行けない、はあ、そうですかと言って官房長官は下って、飛行機会社との折衝はそれで引き下ったのですか。
○政府委員(根本龍太郎君) 佐藤尚武さんも十三日の予定だそうです。それから自民党の関係の方々は、大会の都合もあるでしょう、率直に申し上げますと。なお飛行機の都合もありまして、十五日にようよう行ける。そうでなければ、十六日か、十七日でなければ行けないというようなことでございまするから、これは向うで大体十七日か、十八日に総会が開かれるということでございまするので、それからまた引き続いてごあいさつなんかなさいまするので、最悪の事態においては十六日に立てば、それでも間に合うということだそうでございまするので、ここを出発する時間は全員が一緒でないということも、これはやむを得ないと考えている次第でございます。
○藤田進君 要するに十三日から二十六日までが外務省の関係予算で、ある人は政府代表、ある人々は顧問、こういうふうになって参りまして、まあ、帰りが十二月二十六日、たまたま通常国会なんだが、これは自然休会中になるかもしれない、しかし中には明けて帰る人もあるかもしれないが、要するに、政府が任命しようとする期間は十三日から二十六日までとみていいのですか。
○政府委員(根本龍太郎君) その通りでございます。二十六日までです。
○藤田進君 そうすると、重光さんがまた大臣になられても一時中断するわけなんですが、通常の場合は、そうしますと、途中で内閣総辞職をされる、そうして、まあ外務大臣は他の方が就任されるということになれば、二十六日まで政府代表だとすれば、政府代表に変りはないとして、手続としては次の通常国会に、内閣総辞職が十九日ならば、二十日ないしそれ以後に首班指名がなるとすれば、ここで首班が指名せられた以上内閣が引き継ぐわけですから、たとえば二十二日とか、二十三日とかそのころに、重光さんについては、衆議院議員としてのこういう国会法によるか、外務公務員法によるのか、いずれにせよ承認を求めてくるのか、こないのか、この点を念のために聞いておきたい。
○政府委員(根本龍太郎君) これはちょっと速記を……。
○委員長(石原幹市郎君) 速記をとめて。 〔速記中止〕
○委員長(石原幹市郎君) 速記をつけて。
○政府委員(根本龍太郎君) 重光大臣が政府代表として向うに行っている間に、もし政変などによって、重光大臣が大臣の地位を失った場合においてはどうなるかというような御質問でありまするが、それについては、通常国会が十二月二十日に召集されておりまするので、もし政変が行われるとしますれば、これは御承知のように首班指名が行われて初めてこれはできるわけであります。首班指名は通常国会に入ってから初めて行われるわけでございますから、そのときに、もし重光大臣が外務大臣でなくなるという場合においては、次の内閣において直ちに、政府代表としてまだ国連総会で仕事をする必要があるとするならば、その際においては議員としての手続をとることが順当であろうかと考えております。
○藤田進君 それから先ほどお尋ねいたしまして、まだお答えがないのですが、これはいつでも問題になっていて、ある程度統一されてきたと思うのです。つまり国会議員の身分を持つものが政府行政当局の何かになる場合、規定の定めるところによって国会法第三十九条で承認を求める、今回は外務公務員法の第八条第三項で求めて来ておられる、この区分けはどういうことなのか。
○政府委員(根本龍太郎君) 今御指摘になりました国会法というのは、これは一般法でございまして、それから今の外務公務員法はこれは特別法でございまして、今回は外交上の任務をもって、そうして国連の方に参ることになりますので、特別法の規定によって手続をとるのが実質上現実に合っておる、こういうことで、そういうふうな手配をいたした次第でございます。
○藤田進君 その点については議論はいたしませんが、政府の見解だけ……。 それで、きょうも理事会でいろいろ書類を拝見いたしますと、この顧問団には若干の何かがあるのだが、これを見たところアイウエオ順でもない、年令順でもないようだし、これは政府の方で、若干の序列というものをお考えになってからのこういうものだろうか、どうだろうか、いずれ官報に出てくるでしょうけれども、どういうことでこういうことになっておりますか。
○政府委員(根本龍太郎君) これはものを書くにはやっぱり順序というか、それはありますけれども、これは格式とか、あるいはまたその地位の高下によって書いたのではありません。これはアイウエオ順によって書いたものだそうであります。御了承願います。
○藤田進君 アイウエオ、カキクケコの岡田があとになったりしているから……。
○政府委員(根本龍太郎君) これは衆参院別なんです。
○藤田進君 院別なんですね。
○上林忠次君 私も一つ……。緑風会からは佐藤さんが今度代表で行かれることになっておりますが、今回の顧問団に緑風会の代表が出ていない。これはどういうふうなお考えなんですか。佐藤さんは十年ほど国連関係の仕事を熱心にやられていまして、これは個人として任命されたものと思いますが、それで顧問団に緑風会は欠かれているのじゃないかと思いますが、これはどういうわけですか。
○政府委員(根本龍太郎君) 佐藤尚武君は日本の国連協会の会長として、その地位におられて、なおまた従来国際会議において非常にりっぱな経歴と手腕を持っておられる、そういう意味においてお願いいたしたのであります。顧問の方については、これは端的に申しまして、政府からどなたかを指定するということではなく、これは党の方において、党同士の話をしていったのでございまするが、緑風会の方では御推薦がなかったと、こういうふうに聞いております。従いまして、今日ここにお願いした人たちが各党から推薦されて参りましたので、政府はそれをこちらに正式に手続をとったと、こういう状況でございまするから、よろしくお願いします。
○上林忠次君 緑風会の推薦がなかった、これは私聞いておりませんですが、これは会派へ行って聞こうと思います。こういうふうな国の代表として顧問団を作ってやって行く、この会議を円滑に運営して行くということには、やはり各会派がそろうて行かなければならぬと思いますので、その辺にまあ手落ちがあったならば、将来こういうことがないようによろしくお願い申し上げる次第でございます。
○政府委員(根本龍太郎君) よく承知しております。私の方は、私の方から直接各派にどなたを出していただきたいとか、こういうことじゃなく、これは従来、慣例上国会の各会派の首脳部、特に与党の方から申し入れをしてやっているのでございまするので、私はただいま申し上げたように承知して手配した次第でございます。
○委員長(石原幹市郎君) ほかに……。それでは日本政府代表に本院議員佐藤尚武君、同顧問に衆議院議員植原悦二郎君、北村徳太郎君及び松岡駒吉君、本院議員岡田宗司君及び黒川武雄君を任命することができる旨の議決をすることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。 —————————————
○委員長(石原幹市郎君) 次に、決議案の委員会審査省略要求の取扱いに関する件を議題に供します。
○事務総長(芥川治君) 小澤久太郎君ほか二名から 道路整備の促進に関する決議案が発議されました。印刷物でお手元にお配りしてある通りであります。 この決議案に対しまして、同じく小澤久太郎君ほか二名から、委員会の審査を省略されたいという御要求が出ております。 以上、御報告申し上げます。
○委員長(石原幹市郎君) 本決議案の委員会審査を省略することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。 —————————————
○委員長(石原幹市郎君) 次に、次回の本会議に関する件でございまするが、明十三日は定例日ではございませんが、会期の最終日でありまするので、先例によりまして本会議を開くことに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認め、さよう決します。 暫時休憩いたします。 午前十一時十八分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕