議院運営委員会 第19号
- 発言数
- 18 件
- 登壇者
- 5 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1956/12/19
会議録
○椎熊委員長 これより議院運営委員会を開会いたします。 昨日の委員会に引き続きまして、残っておった懸案を本日理事会で再検討いたしまして、ここに重大なる案件でございますから、記録に残しておきたいと思います。 これまで、第二十五国会に存続しておりました海外同胞引揚及び遺家族援護に関する調査特別委員会、公職選挙法改正に関する調査特別委員会、科学技術振興対策特別委員会、国土総合開発特別委員会、以上四つの特別委員会は、来二十六国会においても存置すべきやいなやについて、先般来検討しておりましたが、この四特別委員会とも、いろいろ各党論議がございましてたとえば海外同胞引揚のごときは、本年度中にソビエトあるいは韓国の抑留者等も帰るというような情勢にもありますし、ことには、来たる二十五日にはソビエトから最後の抑留者が帰るという事実もありますので、そこで賛否両論いろいろな観点から、意見が分れております。公職選挙法改正に関する調査特別委員会におきましては、継続審議に関する問題等、昨日なども委員会を開いたような状況ですが、政府与党においても、さらにまた社会党においても、特別に選挙法をこの国会で改正しようという意図は、今のところはないというような模様でございますので、これを存置するかどうかということについても議論がある。科学技術振興対策特別委員会につきましては、この特別委員会が取り扱っております審議の内容に関し、果してこういう特別委員会でやるべきか、あるいは内閣委員会の一部とすべきか、あるいはまた常任委員会にすべきかというような問題等もあるのであります。国土総合開発特別委員会におきましても、これも設置せられたる沿革にかんがみて、国土縦貫道路の問題など、当然この委員会で審査すべきであったという意見が多数ありますが、現実には建設委員会が扱っておるというような状況もありますので、それならこの委員会を存続する必要ありやいなや、このことについて党としても関心を深めておる問題でありますから、本日のところ、直ちに明日の召集劈頭決定するという段階には立ち至っておりません。そこで二十一日から自然休会になるわけでございますが、自然休会になるという状態は、自然休会中といえども、緊急を要する問題等がありますれば、いつでも開けるという状態であります。従って各般の状況を勘案いたしまして、明年一月二十一日議運を開いて、再開日その他についての御相談を申し上げたい。その一月二十一日までの間に、各党ただいま申し上げた特別委員会設置の件について御研究願って、案を持ち寄って、その日以後御相談を申し上げたい、こういうことでございます。さよう決定して御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 さよう決定いたします。
○池田(禎)委員 今の発言の中にありましたことは、私は蛇足は加えませんけれども、すでに衆議院で、当時の国務大臣や政府委員を除いた全員の全会一致で提出された国土縦貫自動車道路法というようなものが、四国会を経ており、しかも非常な政党間で重大な問題になって、すみやかに本国会では上げるのだといって、建設委員会に条件付で付託したものが、継続々々の連続です。前の臨時国会など、ただの一回も開かれたことがない。しかも継続審査、これなどは、国会みずからを冒涜するものであり、政党みずからの自殺行為です。私はそういうものは、必要ならば当然付託を変えるべきだ。唐突では困りますから、あなたの方におきまして一応御相談していただかないと、こんな乱暴なことは許されない。しかも歴代の建設委員長は、この委員会に来て、御趣旨に沿うということを言明しておるが、何ら実行されておらない。こういうことでは、私はこの委員会で案件の取扱いなどというものは、取り扱うこと自体が私は疑問が出てくる、こう思いますから、この点は十分一つ党において御相談願った上で、あなたが先ほど申されたように、もし残すとするならば、そういうところに付託変えをするということが私は必要だろうと思います。
○椎熊委員長 ただいま池田君の発言もございましたから、各党においてどうかその趣旨を尊重してもらいたいと思います。 —————————————
○椎熊委員長 次は、先般申し合せができまして、議長から各議員に丁重なる文書を添えてお知らせ申し上げました年末、年始のあいさつ状の件でございます。これを出してはならぬということに決定して、それぞれの党では代議士会等で、懇切丁寧に趣旨を伝えたはずであるにもかかわらず、いまだその趣旨が徹底しておらぬ向きもあるように承わりますので、明日は幸い召集日で、代議士会等もありますから、各党においては、徹底的にこのことを励行していただくことに御協力をお願いいたします。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 次は欠席者の問題ですが、無断欠席者が現在ますます多くなるような傾向があって、国会の品位上、はなはだおもしろくない。やむを得ず欠席なさろうとする方は、所定の手続をとっていただきたい。そのことを励行していただきたいと思います。 —————————————
○椎熊委員長 次は先般の国会において、 自民、社会両党は、二大政党下の国会運営につき、過去を反省し、国会運営の能率的正常化をはかるため、次期国会において次のような諸点につき、国会法の改正その他所要の措置を講ずることとし、両党においてすみやかにその具体的成案を得ること。 一、議長の権威を高めるための措置 二、懲罰事犯取扱いの措置 三、両党の対立紛争の場合の措置 四、会期延長案の取扱いの措置 五、国会運営能率化のため、議運委 員会のあり方についての再検討これらが申し合せとなって、できたのであります。先般来の運営委員会では、この両党首会談の申し合せの趣旨を尊重いたしまして、それぞれ研究して参りました。本日は、旧来からわれわれも研究いたして参りました国会法の改正、衆議院規則等の諸問題につきまして、事務当局にお願いして、両党間のほぼ意見の一致を見た点を文書にして、参考までにお手元に配布いたし、本日の理事会で詳細な説明をお伺いいたしたのであります。つきましては、このほかに、懲罰に関する問題等は、すでに前国会中に文書をもって配付してございます。新たなる問題といたしましては、電気投票装置に関する問題、これらの問題がございますが、これらはいずれも重大な案件でございますので、休会中十分な御研究を願いまして、来国会中には必ず結論に達し、国会法を適正に改正していきたい、こういう申し合せが、先刻の理事会でも満場一致でできておりますから、どうぞ、それらの点につきまして、十分の御研究をお願いしたいと思います。
○井上委員 ただいまあなたの発言中に、事務当局から出された問題点は、両党の意見が大体一致を見たような印象を受けるような発言をされておりますが、あの問題点の中には、相当両党でさらに検討を要する問題がありますし、どこまで具体的に制限をするかどうかということについても、もう少し広い角度から研究等もしてみなければならぬ点もありますので、事務当局から出された案も一つの参考といたしまして、十分休会中に両党で検討して持ち寄る、こういうことにお願いしたいと思います。
○椎熊委員長 その通りでございます。私の先刻の発言に、用語上不備な点があったかと思われますが、趣旨は井上さんが言われたのと同趣旨でございますから、その趣旨に従って、休会中御研究を願います —————————————
○椎熊委員長 この際、旧来ありました海外同胞引揚の委員長原健三郎君が出席されておりますので、来たる二十五日ソビエトから引揚者がございましてこれを国会代表として出迎えに出たいという申し出がございます。原君から説明していただきます。原健三郎君。
○原健三郎君 実は、来たる二十五日にソ連から千三十四名の引き揚げの方方が着きます。それで、従来ずっと引揚委員会でお出迎えしておったのでありますが、特別委員会はきょうで期限が切れてしまいますので、正規の出迎えができなくなってしまいました。そこで、できることなら明日でも特別委員会を作っていただけますならば、これは正式に行けますので、自民党の私どもの党の幹部に相談いたしましたところ、作ることには何ら異存はない、社会党も異存がないように理事の方から聞いております。それで、できることなら明日でも作っていただけたら、これに越したことはございません。
○椎熊委員長 ちょっと速記をとめて下さい。 〔速記中止〕
○椎熊委員長 速記を始めて。そうすると、ただいま旧来の海外引揚委員長原君の説明がありましたが、今回は衆議院から代表として出迎えに出るということにして、その人数等は旧来の前例にならう、あまり多数だと同意できかねますから、適当にやっていただきます。
○原健三郎君 特にもう一つ申し上げたいのは、当日、ソ連地区でなくなられた人がたくさんございますので、引き揚げてきた人の意向も参酌して、一緒になって慰霊祭を盛大にやりたい。当衆議院の議長も行かれるそうです。両陛下から、お供物をいただくとか、特別の盛大な慰霊祭も行いたい、こういうことでございます。それで五、六名程度でよろしゅうございますか。
○長谷川(四)委員 委員長一人、社会党二人、自民党から二人、五人ですね。
○椎熊委員長 それでは、大体お聞きの通りでございますから、前例よりやや人数が多くなる場合があるかもしれませんが、特別の場合でございますから、御了承を願います。員数その他、だれが行くかということにつきましては、委員長に御一任を願います。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○椎熊委員長 それでは、そういうことに決定いたします。 —————————————
○椎熊委員長 明日は二十六国会の召集日でございます。午前十時参集でございます。午前十時から議運の理事会並びに議運を開きまして、適当な時刻に本会議を開く。議席の指定その他は、昨日の委員会できめた通りですけれども、ここに新例として、明日鳩山総理大臣は辞職されるということでございますが、本会議において指名された総理大臣ですから、本会議を通じて引退の言葉を申し上げたい、そういうことでございます。社会党からは特に委員長鈴木茂三郎先生が立って、送別の辞を述べられるということでございます。これは全く本院としては新制に属することでございます。両党とも、まことにいい例だということで、満場賛成でございます。それが終りましてから、おそらく総理大臣の指名選挙が行われることになるであろうと思います。それらの問題については、明日の委員会で御相談申し上げることにいたします。 本日はこれをもって散会いたします。 午後一時六分散会