内閣委員会 第57号
- 発言数
- 20 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1956/05/31
会議録
○委員長(青木一男君) これより開会いたします。 委員変更についてお知らせいたします。 本日小幡治和君が辞任されまして、その補欠に青柳秀夫君が選任されました。 —————————————
○委員長(青木一男君) 次に御報告いたします。農林水産委員会との連合審査会は戸叶委員長と協議の上、取りやめることにいたしました。 —————————————
○委員長(青木一男君) 次に、農林省設置法の一部を改正する法律案を議題として質疑を行います。
○島村軍次君 現在の改良局にある普及員制度は、今回の改正によりまして、本省内においても、あるいはまた府県の段階においても、名称の変更があるかないか、及び今回の改正によってその業務の内容が変更があるかどうか、つまり提案理由を拝見いたしますると、「農山漁村の総合的な振興をはかるための対策を」ということになっておるようでありますので、末端までの概要についての農林省の考え方を一応承わっておきたいと思うのです。
○政府委員(大石武一君) お答えいたします。このたび改良局を廃止いたしまして、振興局を作るのでございまして、いわゆる改良局という名前はなくなるわけでございますが、改良普及員というものは、これは一切名前も変えないし、これを存続させて発展させる方針でございます。お話しの通りに、この振興局におきましては、適産による新農山漁村の建設ということが仕事の中心でございますが、このような新農山漁村の振興をはかる根本的なものは、何と申しましても、農業技術の改良普及ということが根本になると思います。従いましてこの重大な責務をになっております普及員制度というものは、今後ますます発展させる方針でございまして、いやしくも、これを縮小したり、権限を小さくいたすことは一切いたさない方針でございます。
○島村軍次君 農林省の御方針の大要はわかりましたが、そこで農業経営の改善、農業生産の増進、改善の事務ということも、この理由のうちにあげられ、さらに農業移民及び農業用小水力発電の助成の事務をも振興局が所管する、こういうことになっておりますが、はたして振興局の設置によって、これらの問題に対する新しい構想というものはどういう点にありますか、一応御所見を承わりたいと思います。
○政府委員(谷垣專一君) 小水力の発電等の助成及び海外移住等の関係、これらの仕事は、農業用の小水力の問題になりますと、従来、現在のところ経済局の方で担当をいたしております事業の一部でございます、及び農業者の海外移住に関しましての募集、選考、教育等の問題は、これは現在農地局の所管に属しておる事業でございます。で、それらのものをこのたび振興局の方に移しましたのは、この農業用の小水力の問題にいたしましても、これは農山漁村の総合的な開発、農家経世の改善という問題に結びつけまして、その基本的な一つとして取り上げる方がより効果があろう、こういう観点から、その事業並びにそれに付属いたしまして現在従事しておりまするところの人員を振興局の方に移しましたような次第でございます。なお、農業移民の問題に関しましては、これは村のいろいろな振興計画をいたしました場合に、いろいろの議論、いろいろな問題点があろうかと思いますが、やはり重要な問題といたしまして、雇用の問題が出てこようかと存じます。雇用の問題をいろいろと解決いたします一つのかつ重々な策といたしまして、国内の移民あるいは海外に対しまする若い諸君の移民の問題等が出てくるのであろうと感ぜられるわけであります。内地の移民に関しましては、これは御存じの通りに、現在農地局の開拓政策といたしてやっておるわけでございまするが、海外移民の問題に関しましては、これはむしろ観点をそのような農村の総合的な開発と申しまするか、振興計画の一つの部門といたしましてやっていくということが、海外あるいは外務省等との協力からみましてより有効ではないか、こういうような観点から、振興局の方に移しましたような次第でございます。村の、農山漁村の、要するに振興計画の一環といたしまして、そのようなものを一緒にやることがよいのではないかと、かような考え方でございます。
○島村軍次君 それでは本案につきましては、私はまだ多分の質疑を持っておりますが、諸般の情勢を考慮いたしまして、この際二つだけ希望を申し上げて質疑を打ち切ることにいたします。 第一点は、今回の改正の案によりますと、振興局は従来の改良局を母体とし、それに多少の他の局の所管事務を合せたにすぎないというので、せっかく提案されました振興局の名称についてはなお研究の余地があると思うのであります。なんとなれば、おおよそ農村振興の問題は全般に関することであって、しかも現に扱われておる農業経済局の仕事も、これは重要な振興計画の一つになるのであろうと思います。ことに金融及び各種の団体等の事務を扱われる経済局もやはり農業振興の一環であることはこれは論を待たないところであります。従いましてこの際むしろさような見地からいきますと、必ずしもこの振興局というものが政府の提案されておりまする名称に合致するかどらかということには非常な疑問があるのでありますが、せっかくの提案であり、かつまた農林省のいわゆる今回の新農村計画の遂行の一つの目標のもとに作られたという観点から賛成はいたしますが、将来この問題についてはもっと慎重な御検討を加えまして、農村の末端にふさわしく、かつまたわかりいい事務の執行と言いますか、わかりいい名前に御研究を願いたいということ、それから構想されましたいわゆる技術会議の問題については、この構想もきわめて適切であるのでありますが、大よそ技術会議は、少くとも将来の農村振興あるいはまた農村の技術の振興に当って、もっと総合的に新しいものが望ましいことは当然でありまして、この作文によれば相当の計画をお持ちになっておるようでありますが、ややともすると農村の末端においてこの計画が必ずしも政府の計画し、あるいはまた国民の望んでおる技術の総合的振興に合うかどうかということに対しては、今日までの経験に徴しまして、これまたさらに検討を要するものがあると思うのであります。従いまして私は第一に末端に混乱を起すというようなことのないことを望むとともに、せっかく作られました技術会議並びに振興局が、少くともその目標に向って将来裏づけのある施策がこれに伴ってきて、初めてその目的が達成されるということを強く要望いたしたいと思うのであります。以上の問題を希望申し上げまして質疑を終了することにいたします。
○委員長(青木一男君) 他に御発言もなければ、質疑は終局したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(青木一男君) 御異議ないと認め、これより討論に入ります。御意見のおありの方は賛否を明らかにしてお述べを願います。 別に御意見もなければ、討論を終局したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(青木一男君) 御異議ないと認めます。これより採決に入ります。 農林省設置法の一部を改正する法律案を問題に供します。本案を原案通り可決することに賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(青木一男君) 総員挙手、よって本案は全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。 本会議における口頭報告の内容、議長に提出すべき報告書の作成その他諸般の手続につきましては、慣例によりこれを委員長に御一任願うことといたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(青木一男君) 御異議ないと認めさよう決定いたしました。 報告書に多数意見者の御署名を願います。 多数意見者署名 野本 品吉 西郷吉之助 長島 銀藏 島村 軍次 青柳 秀夫 佐藤清一郎 木村篤太郎 豊田 雅孝 木島 虎藏 —————————————
○委員長(青木一男君) 委員の変更についてお知らせいたします。 井上清一君が辞任せられまして、その補欠に長島銀藏君が選任されました。 —————————————
○委員長(青木一男君) 次に、昭和二十三年六月三十日以前に給与事由の生じた恩給等の年額の改定に関する法律案を議題といたします。 質疑のおありの方は御発言を願います。別に御発言もなければ、質疑は終了したものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(青木一男君) 御異議ないと認めます。これより討論に入ります。御意見のある方は賛否を明らかにしてお述べを願います。別に御発言がなければ、討論はないものと認めて御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(青木一男君) 御異議ないと認めます。これより採決に入ります。昭和二十三年六月三十日以前に給与事由の生じた恩給等の年額改定に関する法律案を問題に供します。 本案を原案通り可決することに賛成の方の挙手を願います。 〔賛成者挙手〕
○委員長(青木一男君) 全員挙手、よって本案は全会一致をもって原案通り可決すべきものと決定いたしました。 本会議における口頭報告の内容、議長に提出すべき報告書の作成その他諸般の手続につきましては、慣例によりこれを委員長に御一任願うことといたしまして御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(青木一男君) 御異議ないと認め、さよう決定いたしました。 多数意見者の御署名を願います。 多数意見者署名 野本 品吉 長島 銀藏 西郷吉之助 島村 軍次 青柳 秀夫 佐藤清一郎 木村篤太郎 豊田 雅孝 木島 虎藏 —————————————
○委員長(青木一男君) 本日はこれにて散会いたします。 午後零時四十六分散会 ————・————