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24回国会参議院1956/03/07

議院運営委員会 第24号

発言数
37
登壇者
8
会派数
3
開催日
1956/03/07

会議録

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。  まず、緊急質問に関する件を議題に供します。

芥川治事務総長

○事務総長(芥川治君) 日本社会党曽弥釜君から、マーシャル群島における水爆実験に関する緊急質問の御要求が出ております。  所要時間は十五分。要求大臣は総理大臣、外務大臣であります。  無所属クラブの千田正君から、エニウエトクにおける核兵器の実験が及ぼす影響に関する緊急質問が出ております。  所要時間は十分。要求大臣は総理大臣、外務大臣、農林大臣、厚生大臣、大蔵大臣であります。  以上であります。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 本緊急質問を行うことに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。     —————————————

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に、選挙制度調査会委員任命につき本院の議決を求めるの件。  前会政府側から説明を聴取した後、各派にお持ち帰り願ったのでありますが、本件の取扱い、いかがいたしますか。

寺本廣作自由民主党

○寺本広作君 政府に一つお伺いいたします。  今までの選挙制度調査会委員の任命によると、この委員の衆参の割当は、総数九名のうち、今までは衆議院が六名、参議院が三名だつたのです。今度の案によれば、衆議院が七名、参議院が二名、こうなっている。最初六名、三名と割当てられておられたのは、何かやはり衆参の比率ということを一応考えられておるのではないでしょうか。今度衆議院が七名になり、参議院が二名になるということになると、非常に衆参の均衡が失われることになると思いますが、そこら、何か政府のお考えがあればお伺いしたい。

早川崇自由民主党自治政務次官

○政府委員(早川崇君) 特に参議院衆議院という振り分けではなくて、そのときも党派の関係を中心に割り当てたものでありますから、このたび社会党の中田参議院議員が委員をやめられましたので、島上君にお願いする、こういうことになったのであります。

寺本廣作自由民主党

○寺本広作君 衆参の割り振りで考えられたのではなく、党派の関係で数がきまった、こういうことでありますが、社会党さんに伺わなければならぬような結果になってしまうわけでありますが、党派の関係を見ますと、今までは自由党四名、社会党四名、緑風会一名、こうなっていますね。それでこの比率は今度も変っておらぬわけですが、その内訳を見ると、自由民主党は衆議院が三名、参議院が一名、社会党は今までは衆議院が三名、参議院が一名、三対一、三対一、参議院の緑風会が一名。社会党が今度の案では、全部衆議院に譲られるということになっておるようですが、選挙制度調査会、これは衆議院の小選挙区の問題だけでなく、選挙法の改正全般に亘る問題を審議するという場合に、参議院の社会党は全然発言の機会がなくなるように思いますが、そこいらの事情伺わせていただければ……。

藤田進日本社会党

○藤田進君 寺本委員のただいま御意見もありましたように、私どもも、これが衆参両院にそれぞれ当初一定の比率で配分されたものについて、党がそうきめたのではないだろうかという点も検討いたしましたが、ただいま政府の方の答弁の通り、党派に割り振りをし、党派の中においてそれぞれ適当に衆参両院を考慮せられた結果、ただいま言われたような六対三の比率に各党ともなつたということで、今回の選挙制度調査会の中心課題でありますものは小選挙区のことでございます。私の方としては政府のさような委員会を置く場合には、最も党内でも適当な人を送るのが至当であろうという見地から、党の選挙制度の特別対策委員会という委員会の委員長をいたしておりまする者の方が非常に適任だという結論になりまして、衆参にこだわらずに、これが後任は島上善五郎君を後任に推したのであります。  発言の機会云々の問題でございますが、これは党といたしましては衆参両院共通して、それぞれ毎日のように会議を持っておりますから、その党内会議において、十分参議院の意向は反映し、島上君ほか社会党から出ております委員は、参議院の意向もそのまま持ち込むようにわれわれも努力いたしたいと思います。さように考えております。  なお、これは将来とも今のようなことに、衆参両院にこだわらずにいくかどうかについては、私ども参議院の側といたしましては、これは今回限りで、小選挙区等の問題、特に衆議院に直接関係があるということもありますので、できるだけ将来については、これを先例としないで、勿論党内における主張といたしましては、参議院から出すという態度で、その話し合いもついております。

寺本廣作自由民主党

○寺本広作君 政府の考え方並びに社会党の考え方はよく承わりました。  当面の選挙制度改正に重点を置かれて、社会党の方で参議院の従来の割り振りも、党の全体の立場から衆議院に譲られたということでございますが、われわれとしては、私の方からは参議院の代表も出していることでございます。十分こちらの意見を反映させたいと、こう思います。なお答申が出てきた場合には委員において十分審議する機会もあると思いますから、私の方としては、以上の政府並びに社会党から言われたような事情を了承して、この案を承認したいと思います。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) ほかに御発言もなければ、それでは衆議院議員島上善五郎君が選挙制度調査会委員に就任することができる旨の議決をすることに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。     —————————————

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 次に、売春対策審議会委員任命につき本院の議決を求めるの件を議題に供します。田中官房副長官から御説明を願います。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) 今回衆議院議員神近市子、同じく田中伊三次、同じく中山マサ、同じく松岡松平、同じく山本粂吉、同じく吉田賢一及び参議院議員井上清一、同じく一松定吉、同じく藤原道子及び宮城タマヨの十君を売春対策審議会委員に任命いたしたく、今回国会法第三十九条但書の規定により両院の一致の議決を求めるため本件を提出いたしました。  売春対策審議会は、総理府設置法第十五条の規定により総理府の付属機関として設置され、内閣総理大臣または関係各大臣の諮問に応じて売春対策に関する重要事項を調査審議する機関でありまして、委員は関係行政機関の職員、最高裁判所の職員及び売春対策に関し識見のある者につき内閣総理大臣が任命することになっております。  右十君は、その経歴についてはお手元の履歴書で御承知願いたいと存じますが、いずれも右審議会委員として、きわめて適任と存ぜられますので、今回政府において任命しようとするものであります。  何とぞ慎重御審議の上、すみやかに議決されるようお願いいたします。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御質疑のある方は……。

小林武治緑風会

○小林武治君 この審議会は、法律では特に国会議員を入れろと、こういう規定がないのでありますが、どういう事情で国会議員を入れるようになったか、その説明をしていただきたい。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) この売春対策審議会を設置する際に、売春対策審議会設置法というものを設けまして、その設置法によりまして、委員会の機構であるとか、そのほか構成その他につきまして詳しく規定をいたそうかと思っておったのでありまするが、その際に、その中に、当然国会議員の皆様方に委員として御協力をいただく意味におきまして、そのこともうたう予定でおったのでございますが、いろいろ協議いたしました結果、売春対策審議会設置法ということになりますると、非常にどうも大げさにもなりまするので、総理府設置法の一部改正ということで、内閣に売春対策審議会委員を置くということにいたしまして、その審議会の詳細は政令に委任をいたしましたので、その結果、今回の同意を求めることになったのであります。  それからなお両院の議員の方々に、委員会にお入り願って本問題について御検討を願う趣旨は、この審議会は、法律を作ってそれで解散するというのでなくて、さらに今後この売春問題につきまして、いろいろ政府からの諮問にお答えを願うし、また個々具体的な問題について、いろいろ御審議を願う場合もございますので、国会側との連絡を十分に密にしておくという点につきましても、ぜひ御協力をいただきたい。それからまた、いろいろ法案審議の場合におきましても、できる限り国会側の意思をこの中に十分生かしていきたい、かような趣旨から、議員の方方に委員を御委嘱申し上げまして御協力をいただく、こういう趣旨でこの十名の方々に委員を御委嘱申し上げたいと、こういう趣旨でございます。

小林武治緑風会

○小林武治君 今のお話のように、そんなに国会議員を入れてもらいたければ、初めから法律に書いておけばいいじゃないかというように思うのですが、なぜこそこそするような格好にしたのですか。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) まあ、こそこそやっておるわけではございませんで、最初から政府といたしましては、国会議員に御協力を願うということを絶えず委員会におきましても発言いたしておりますし、また法務委員会との話し合いにおきましても、国会議員を入れてはどうだろうかということをいろいろ御趣旨を伺ったのでありますが、全体として、やはり国会議員が入った方がいいのじゃないかというようなお話もございますし、また従来政府におきまして、たとえば海外移住審議会というのも、政令でやはり国会議員にお入り願っている、これと同じようなケースもございますので、できるだけ一つ御協力いただきたいと、かように希望する次第でございます。

小林武治緑風会

○小林武治君 売春対策に関し識見があるとは、どんな識見か。それから国会議員以外でどういう方を入れるか。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) この売春問題というのは、今社会問題として相当論議せられまするし、またこれは、人権尊重の問題でもございまするし、婦人を保護更生させねばならぬというような、いろいろな社会問題があるのでありまして、そういう点から、これらの点について十分に一つ論議をしていただく方々にお入りを願う。そういう意味におきまして、売春問題について識見のある方々に一つお入りを願って、十分御協議を願いたい、こういう趣旨でございます。

小林武治緑風会

○小林武治君 国会議員以外で識見のある方は、どういう方がお入りになりますか。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) これは、まだ全部きまってはおりませんが、従来本問題について、いろいろと非常に関心を持って、またみずからもこういう問題について、何とか社会の矯正をやりたいというような非常に強い希望を持っておる方々にお願いしようと思いまして、いろいろ評論家であるとか、あるいはそういった本問題について非常に関心を持っておる方々等にお入り願ったらどうか。人選のことは、まだ全部決定をいたしておりませんので、一両日中に大体きまるようにとり進めたいと考えております。

小林武治緑風会

○小林武治君 私が、国会議員以外の委員の人のことを伺っておるのは、その人を参考としまして、国会議員がどういう識見を持っておる、まことに対応するけっこうな人であるかどうかということを、こういうことを判断したいから、国会議員以外の識見のある方方を伺っておるのです。  まだ全部きまっておらないと言うが、どういう方々か、わかっておるのを一つあげてもらいたい。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) まあ大学の教授等で、こうした問題についていろいろ法律的に御検討を願うような人々であるとか、そのほか弁護士等をやっておるとか、そういうような方々が、だいぶ入るのじゃないかと思いますが、まだ全部きまっておりませんので、今ここで何の何がしということは、はっきりしておりませんので、その点は申し上げかねます。

小林武治緑風会

○小林武治君 重ねて申し上げますが、われわれが、国会議員が識見のある適格者かどうかということを判断するためにも、議員以外の一般の人を伺うのは参考になるというふうに思うのでありますが、今の法律家とか学者とか、そういうようなことでは、それだけでは私も納得いたしかねるのでありますが、いやしくも国会議員を国会の承認を求めるのに、他の委員の選定がきまっておらないというのはあまりにもこれは、ちょっと合点がいかないと思います。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) まだ御本人との交渉の過程にもございますので、今明日中に大体全部きめられると考えておりますので、その上で一つ、一斉に政府といたしましては発表をいたしたいと、こう考えておりますので、まあその点、御了承願いたいと思います。

藤田進日本社会党

○藤田進君 これは、審議会の出発はいつごろの目途でおられるか伺います。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) 国会議員の皆さん方の両院の御同意を得ますと同時に、今御質問のありました民間委員の方々の大体の顔ぶれ等が全部今明日中に決定いたしますので、決定次第同時にこれを発表いたしまして、そうしてさっそく審議会の発足をいたしたい、かように考えております。  従いましてまあ来週早々には審議会を発足させたい、こういう考えでございます。

藤田進日本社会党

○藤田進君 そうしますと、今小林委員からも指摘されましたが、今明日中にきまれば、政府として発令されるまでの内定でもいいし、できればその内定の段階で、他の十五名の委員について資料として御提出を要求いたします。

天田勝正日本社会党

○天田勝正君 別の事柄を聞きたいと思いますが、実は意地悪くとられては困るのですが、この問題だけでなしに、官庁の用語に関する問題ですから、お聞きしたいと思うんですが、この配付の履歴書の中に、中山マサさんと宮城タマヨさん御両名がおられて、このお二人とも、実は名前はかたかなになっております。それにさらに、ひらがながついている。これは一体、まあ官庁用語全般に関する問題ですが、わざわざどうも事をむずかしくしたような気が私どもとしてはするわけで、まあ確かに、小学校で一番初めにひらがなを教えるに違いありませんけれども、さればといって、かたかなも教えるのであって、それを二つ並べて書くというのは、どういう根拠からきているのか、この点御説明願いたいと思います。

田中榮一内閣官房副長官

○政府委員(田中榮一君) それは、私もよくわからないのでございますが、何か聞きますと、従来こういう慣例になっておると思いますが、しかし確かに、これはあまりにしゃくし定木になり過ぎておりますので、この点は一つ改めたいと思っております。

天田勝正日本社会党

○天田勝正君 この問題についてはいいです。

藤田進日本社会党

○藤田進君 本件の資料も要求いたしましたし、恒例によって会派に持ち帰りまして、次会に持ち越すようなことにしていただきたいと思います。

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 藤田君の発言の通り、会派にお持ち帰り願った上で、次会にさらに審議することに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 異議ないと認めます。  これにて一応休憩いたしますが、特に御連絡を申し上げない限り、本会議の散会とともに、本委員会も休憩のまま散会いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕

石原幹市郎自由民主党

○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。  休憩いたします。    午前十一時三分休憩   〔休憩後開会に至らなかった〕

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