議院運営委員会 第9号
- 発言数
- 40 件
- 登壇者
- 8 名
- 会派数
- 3
- 開催日
- 1956/02/03
会議録
○委員長(石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。 まず常任委員の辞任及び補欠に関する件を議題に供します。
○参事(海保勇三君) 自民党から、文教委員の小西英雄君、農林水産委員の田中啓一君が辞任されまして、文教委員に田中啓一君、農林水産委員に小西英雄君を指名されたいという申し出がございます。 社会党から、商工委員の栗山良夫君、建設委員の藤田進君が辞任されまして、商工委員に藤田進君、建設委員に栗山良夫君を指名されたいという申し出がございます。
○委員長(石原幹市郎君) ただいま報告の通り決するに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○委員長(石原幹市郎君) 次に、今期国会における内閣の提出予定法案につきまして、先日資料も配っていただいたのですが、これより官房長官から、一応御説明を願いたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) 今国会に政府提出予定の法律案の総件数は、すでに国会に提出済みのものが十件ご父いまして、そのうち予算を伴う法律案が六件ございます。なお今日までに閣議決定いたしておりますが、印刷等の都合でまだおくれておりますものが十三件でございます。これはでき次第出す予定でございます。そのうち、予算関係が七件、その他六件になっております。以上のものを含めまして、百九十三件を予定いたしております。今後若干増減があると思われます。 なお、さきに御配付申し上げました件名調べのうち、削除するものが四件ございます。これは農林省の関係で、酪農振興法の一部を改正する法律案、それから家畜改良増殖法の一部を改正する法律案、日本中央競馬会法の一部を改正する法律案、それから食糧融資保証法案、これは削除いたすことになっております。 なお追加するものが四件ございまして、総理府関係におきまして、電源開発促進法の一部を改正する法律案、それから外務省関係で、外務公務員法等の一部を改正する法律案、その次に建設省関係で、治水事業法案、それからもう一つ、官庁営繕法の一部を改正する法律案、これが追加するものでございます。 次に、右の百九十三件のうち、予算を伴う法律案は五十八件でございます。配付済み資料には△じるしを付してありますが、そのうち中小企業金融公庫法の一部を改正する法律案は△じるしが落ちております。これは予算関係の法律案でございます。 次に、百九十三件のうちには、公職選挙法の一部を改正する法律案等、政府提出となるか議員提出になるか未定のものが数件含まれております。 それから予算を伴う法律案の提出時期は、御配付申し上げました資料にそれぞれ予定日を記載してある通りでありまして、原則として、二月十五日までには提出が可能となるように、各省及び法制局の努力を促しておるのでございます。ただし、原子力委員会に付議すべき三件がございまして、これは総理府関係の原子力研究所法案と原子燃料公社法案でございますが、これは原子力委員会のほうも通らなければなりません。もう一つ核原料物質開発促進法案、これは原子力委員会の会議に付さなければなりませんので、折衝を進めましたところ、若干おくれる見込みだということで、政府案ができましても、そちらの方の議決がおくれるようになりまするので、二月の下旬ごろになる予定ということでございます。それからもう一つ、売春取締法の問題がございます。これは委員会の設置法が最初できまして、それからそこに付議しなければなりませんので、それが三月上旬になるのではないかという見通しでございます。なお、予算を伴わない法律案は、全部で百三十五件を予定しておりまするが、このうち二月上旬に国会提出可能のものは二十件と見込まれております。二月中旬に提出可能のものが二十三件、二月下旬に提出可能のものが四十四件となっておりまして、提出が三月以降になると思われるものが大体三十六件ございます。未定が十二件。大体右のような状況でございます。なお内容の検討中である事情もありまするので、成案を得次第に提出をしたいと思っておりますものは、栄典法案、教育委員会制度の改正に関する法律案、それから自動車道法案等、これはまだ内容の要綱を決定しておりませんので、少しおくれるのではないかと考えておる次第でございます。 なお、条約は一応十三件を予定いたしておりまするが、今後情勢によりまして、若干ふえるかもしれないと思っておる次第でございます。 以上が、今国会における政府提出予定法案の大体の見通しでございます。
○藤田進君 質疑をいたしますが、今度の場合、三月以降というのが非常に多いように思いますが、ことに参議院選挙等の関連もあって、会期の延長ということが従来とは違ってできないような情勢にあります。そこで、きわめて簡単かつ審議についても、与野党ともに問題のないようなものならば、おくれて出されても差しつかえないわけですが、この三十六件の中には、提出がおくれるだけに、内容においてもさらに問題となる。従って、その点の内容が、どういうものであるかということが第一点と、それから従来政府におかれては、政府の立場から見て特に重要な法案であるというふうにお考えになっておる点は、御指摘をいただいていたわけでありますが、院の側としても、そういうような重要法案については、直ちに委員会付託でなくて、本会議において提案理由の説明をしていただき、質疑を行なっておった。そういう点もあるので、重要法案と考えておられまする法案を逐次お示しいただきたいと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) 御指摘のように、今回の国会は、参議院の選挙等もありまして、でき得るだけ早期にすべての法案を提出するようにしておりますが、特に予算関係法案は、従来に比べて相当勉強したつもりでおります。 御指摘になりました三十六件の内容は、ただいま御説明申し上げた中で、大体尽きていると存じまするが、これは先ほども申し上げましたように、栄典法案とか教育委員会法案あるいはまた自動車道法案というような、その内容が現在きまってないものがございます。これは教育委員会法案等については、近く法律によって教育制度審議会の設置が行われますれば、それに基いて答申を得て、それからやるというような事情もございます。栄典法案の問題は、これは現在諮問機関が設けられて、そこで内容を検討中でございまするので、若干おくれるのではないかと考えておる次第でございます。なお選挙制度の問題についても、これまた現在審議会の方で研究が進められておりまして、その答申を得て初めて法制化されるというような状況でありまするので、これも若干おくれると思いまするが、あとは重要問題は、すべて予算に関係あるような問題でございます。 なお政治的に問題と思われまする問題は、すでに前国会におきまして、一応衆議院では通過して、あるいはこれが審議未了あるいはまたこれが日の目を見なかったような問題、すなわち国防会議構成法案あるいは憲法調査会法案、これらのものはできるだけ早く出す予定でございます。 なお重要法案と認められるものについて、委員会に直ちに付託せずに本会議で上程して、そこで説明するという問題につきましては、これはいろいろと国会対策委員会なり、あるいはまた議運等において、御協議の上きめられるものではないかと思いまするので、今政府から、これこれのものは本会議の方において、政府の提案理由を説明するということについては、いまだ決定いたしておらない次第でございます。
○藤田進君 第一の点、三十六件ですが、これは百九十三件中の三十六件であろうかと思いますが。
○政府委員(根本龍太郎君) そうです。
○藤田進君 これについて今資料がなければ、時間的な都合もあるから、後刻でけっこうです。この中で、ちょっと見ますと三月というものは一件か、どこかにあったように思います。これはほとんど二月で……。
○政府委員(根本龍太郎君) 予算関係はそうです。
○藤田進君 他は何も書いてないわけです。そこでこれを総理府以下いつ頃いつ頃というものをマークしていただきたいと思います。それがわかれば、今の中旬、下旬、三月以降というふうに分類できれば、三十六件がどれとどれだということがわかるわけであります。この点は一つ、さようにしていただきたいと思います。 それから第二の点は、いずれを本会議において提案理由の説明をいただけましょうかということを聞いているのではないのであります。お答えいただく便宜上、政府として特にこの百九十三件中重要であると思われるものですね。これは従来、政府においても指摘せられておりまして、吉田内閣以来、先国会でも言われたわけであります。そういう意味でお尋ねしたわけであります。ただ全部が重要だと言えば、それまででありますけれども、この点は政府において特に御検討になっていなければ、その旨をお聞きする以外にないわけでありますけれども、そういう意味でお尋ねしたわけですから、お答えいただきたい。
○政府委員(根本龍太郎君) 今御指摘になりました提出期日の入っていないものにつきましては、来週の初め頃までに大体何月の何何という程度で、一つ予定を作りまして、こちらに御通知申し上げたいと存じます。 なお、重要法案、待に重要法案ということでございまするが、これは見方もいろいろあろうと思いまして、現在のところ、今直ちに仕分けして申し上げる準備がございませんので、この次にでも一つ一応の、これはなかなかむずかしい問題でありまして、他のものは重要でないということを官房長官が言ったというようなことで言われると、またこれはなかなかむずかしい問題でありまして、いずれも重要法案でございまするが、どういうものでございましょうか、本会議で説明をするような重要ということでございましても、これは見方によっていろいろ違うではないかと思いまして、もう少し検討さしていただきたいと思うのでございます。
○藤田進君 それでは、他にも御質疑があるようでありますし、以上申し上げたように、いずれもまだ今の段階では、明確な提出期日もわかりませんし、ことに議員提出になるのか、政府提出になるのかというひよりを見ているような状態になっておる中に、かなり重要と思われるものがあるやに見受けられます。従ってこれらの点、早急にめどをつけていただきたいと思います。 それから、先ほどお願いしました各法案に対する提出見込みについては、至急に御提示いただくことをお願いして、私の質問を終ります。
○小林武治君 官房長官に一般的の要望をしておきまするが、いつも御承知のように参議院は、会期宋に法案が殺到する、こういうことで非常に迷惑するのでありますけれども、この中で相当参議院先議で出せる法案があると思うのでありますが、これが従来慣例的に、どうも衆議院に余分に出される、こういう傾向がありますが、できるだけ一つ差支えないものは、参議院先議で出す、こういうふうにぜひ取り計らっていただきたいと思うのですが如何ですか。
○政府委員(根本龍太郎君) これは、いつも御要請がございまするので、実は一昨日も、この問題につきまして、政府と与党との関係、特に衆議院の委員会において実はいつも揉めまするので、事前に調整したいと思いましてやっております。まだ確定的なことを申し上げませんけれども、大体きのう、おとといまでに、私の方からお願いして調整してみたところ、まあ六、七十件くらいは参議院先議にしていただきたいということで、今その筋と一つ連絡いたしておりまするから、これがきまりますれば、その点を明かにいたしたいと、こう考えておる次第であります。
○小林武治君 今のその点については、きまりましたら、早く一つ、どういう法案をこちらに出すかということをお示し願いたいと思います。 それからなお、小さな問題でありますが、これはここに地方公務員法の一部を改正する法律案、こういうのが出ておりますが、これは現在われわれの継続審議になっておりますので、これをまた出されるのでしょうか。
○政府委員(根本龍太郎君) 今ちょっと、詳しいことはわかりませんが、おそらくそれとは関連あるかもしれませんが、内容を今承知しておりませんので、いずれ後刻調べて、こちらの方に御報告申し上げたいと存じます。
○小林武治君 その点は、一つ御注意申し上げておきますが、これはもう大体内容が同じものだと承知しておりますし、もし特に加えて提出なさるものがあれば、撤回なさったらいいかと思います。
○政府委員(根本龍太郎君) さようでございます。
○委員長(石原幹市郎君) 官房長官は、衆議院の予算委員会と議運に要求されておられまするので、この程度で官房長官はお帰りになってよろしゅうございましょうか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。
○藤田進君 今の説明に関連してですが、これはいずれこまかいことは、各会派、理事会でお話し合いいただきたいと存じますが、特に国において重要と認められるものについては、従来の関連通り話し合いの上で本会議における提案理由の説明をする、法的に委員会に付託しないように、議長においては、特に御配慮をいただき、またわれわれの方でも理事会等でなるべく早くめどをつけておきたいと思いますから、その点御要望しておきます。
○委員長(石原幹市郎君) 了承いたしました。 —————————————
○委員長(石原幹市郎君) それでは次に移りまして、委員派遣承認要求に関する件を議題に供します。
○参事(宮坂完孝君) 内閣委員長小柳牧衞君から委員派遣承認要求書が提出されております。 目的は、駐留軍基地、防衛施設及び国の出先機関等の実情を調査し、今期国会、本委員会に付託せられる防衛及び行政機構改革に関する法案の審査に資する。 派遣委員は、第一班島村軍次君、野本品吉君、木下源吾君。 第二班は、小柳牧衞君、千葉信君、堀眞琴君。 派遣地は、第一班新潟県、群馬県。 第二班神奈川県。 期間は、第一班が二月六日から二月十一日まで六日間。 第二班が二月八日から二月九日まで二日間。 費用概算四万六千円になりまして現在額予算の範囲内であります。
○委員長(石原幹市郎君) 本要求書を承認することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○委員長(石原幹市郎君) 次に、裁判官弾劾裁判所裁判員の派遣承認申請に関する件を議題に供します。
○裁判官弾劾裁判所参事(隈井亨君) 御説明いたします。 当裁判所におきましては、裁判官高井住男に対する罷免訴追事件の公判審理に際しまして、来たる二月五日に埼玉県川口市所在の浦和地方法務局川口出張所内の実地検査を願うことになっておりますが、この検査に参議院側の裁判員中から長谷山行毅、竹下豐次のお二方を派遣いたしたいと存じますので、何とぞ御承認をいただきますよう、よろしく御審議願います。
○委員長(石原幹市郎君) 本申請に対し、承認を与えることに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○委員長(石原幹市郎君) 次に、社会保障制度審議会委員の推薦に関する件を議題に供します。
○参事(河野義克君) 去る二月一日、内閣総理大臣より本院議長あてに、社会保障制度審議会委員である小林政夫君が同委員を辞任したい旨の申し出があったので、後任者の推薦を願う旨の書類が参りました。議長といたしましては、同君所属の会派よりの推薦にかかる早川愼一君を後任として推薦いたしたいと思いますので、御了承願います。
○委員長(石原幹市郎君) ただいま御説明の通り決することに御異議ございませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○委員長(石原幹市郎君) 御異議ないと認めます。 —————————————
○委員長(石原幹市郎君) 次に、本委員会におきまして、委員長の指名に一任されました国会法等改正に関する小委員の任命を委員部長から報告いたします。
○参事(宮坂完孝君) 自由民主党石原幹市郎君、剱木亨弘君、宮田重文君。 社会党藤田進君、天田勝正君。 緑風会小林武治君。 以上であります。
○委員長(石原幹市郎君) 本日はこれにて散会いたします。 午前十一時十六分散会