議院運営委員会 閉会後第6号
- 発言数
- 62 件
- 登壇者
- 7 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1956/11/10
会議録
○委員長(石原幹市郎君) ただいまより議院運営委員会を開会いたします。 臨時国会もいよいよ来たる十二日に召集されることになりましたが、それに関連しまして、今国会における提出予定案件その他につきまして、まず官房長官から御説明を願いたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) 政府が現在、今度の臨時国会に提出を一応予定しておりまするのは、法律案件は四件でございます。 一つは外務省の設置法問題、それからもう一つは、日ソ交渉が承認せられますれば、それに伴いまして、外交機関の設置に関する法律案、この二件が外務省から出る予定でございます。 それからもう一つは、大蔵省関係でございまするが、本年の作柄が相当いいのでありまするので、食糧管理特別会計における最高借入限度を増額しなければ、政府の米の買付に支障を来たすことになりますので、その最高限度を増加することについての食管特別会計の改正法案、それからあとは、四分利付仏貨公債の処理に関する法律案につきまして、これは日本国政府と仏国の債券所持者との間に成立しておるところの問題でございまするが、これの処理に関する法律案を出さなければならぬ、こう思っております。 それから条約案件は七件でございますが、これは日本国とソビエト社会主義共和国連邦との間の共同宣言、それからいわゆる通商に関する議定書、それからいわゆる漁業協約に関する問題、それから海難救助に関する問題、それからその次には、特殊核物資に関する日米貸借協定、いわゆる原子力の協定の問題、それから関税及び貿易に関する一般協定の譲許の追加に関する第六議定書というのがございまして、これと、それから国際小麦協定と、この七件を予定いたしておる次第でございます。 そのほかに議決を求める件は、大蔵省関係におきましては、国有財産法の第十三条二項の規定に基く国会の議決を求める件、これは皇居内の仮宮殿、北の間その他の施設に対して設けられた工作物を、皇室用財産として取得に関する議決でございます。 それからもう一つは、いわゆるスト規制法といわれる電気事業及び石炭鉱業における争議行為の方法の規制に関する法律附則第二項の規定に基き、同法を存続させる旨国会の議決を求めるの件、以上でございます。 なお、国会の承認並びに議決を要する準備案件として、これは一つは、日銀政策委員の任期が来ましたのに対する補充の問題、それからもう一つは、文化財保護委員会の委員の任期が来ましたのでこれの補充の件、それから事後承認を求めるものは十数件ございますが、以上でございます。
○藤田進君 官房長官に若干御質疑をいたしたいと思いますが、今度の十二日召集になっておる第二十五国会は、詔書その他内閣総理大臣等の文書で見ますと、日ソ交渉の結果に関する事柄等が主体になって、今種々提案をなされていることが言われておりますけれども、それ自体は日ソ国交回復並びにこれに伴う関連しての事項だと思うのですが、しかし昭和三十一年七月十一日付で、日本社会党所属の議員から、また参議院の所定の数を整えて、社会党所属の参議院議員がそれぞれ憲法第五十三条による要求をして、すみやかにその国会を召集すべしということでありまして、その中にも日ソ国交回復に関する問題、プライス報告に関する沖繩の問題、健康保険赤字の対策、公務員給与改訂に関する方策、その他緊急事項、こういう理由書を付して要求がなされていたのですが、今度のこの国会は政府としては、政府の必要、すなわち議員の要求というよりも政府の必要というものが主体で、たまたまそのために憲法五十三条による議員の開会要求というものが消化されていく、こういうお考えなのか、要求したもの、また政府が必要とする案件、相ともにこの際一括して議会を召集したという、そういう解釈なのか、まず、今次第二十五臨時国会のその召集の動機等に対する件について明確にしていただきたい。
○説明員(根本龍太郎君) ただいま御指摘になりました成規の手続によって召集を要請せられた、これに対応するという点と、それから同時に政府が緊急の法案として、ぜひこの国会で出したいものと、二つを合わせてこの臨時国会の召集が決定されたと、こう解釈しておる次第でございます。
○藤田進君 そういたしますと、社会党議員が両院において要求いたしました緊急事項の中には、九州あるいは本州等を襲った風水害、それから北海道を中心として東北地方等における冷害、こういう緊急措置、加えて健康保険の赤字対策あるいは公務員の給与に関する人事院勧告が出ている、一連の国家財政に関係を持つ案件について今度の臨時国会を要求しているが、この点はやはり要求しているその内容を政府としても審議する必要がありとしたのか、なしとしたのか、いずれにせよ、議員要求のものも含まれているのだということになれば、今までいろいろ報道されていて、まだ本院には正確に直接公式に来ていないのですが、総理ほか、大臣の本会議における説明を求めてきているということが伝えられているが、こういう関連から今伝えられているところが総理と外務大臣だと思いますが、議員が要求した今の一連の補正予算を必要とするであろう膨大な冷災害、その他これが対策について大蔵大臣の所信の表明というものがないやにも聞く、この間の事情を説明していただきたい。
○説明員(根本龍太郎君) 今国会におきまして総理の所信表明はいたす予定でございます。なおまた外務大臣の外交に関する所信表明も行うように予定しております。まだ正式にはこれは決定いたしておりません。なお御指摘の災害あるいは冷害等に関する問題につきましては、すでに予備金支出その他行政措置でなし得ることは全面的に手配いたしておりまするので、なお、すでに災害関係については前からいろいろと特別立法をいたしておりまするので、今回政府といたしまして、今度の災害のために特別なる立法措置をいたす予定はございません。健康保険の問題につきましても、これは現在このために補正予算を組むという考えは持っていないのでございます。しかし国会において、こういう問題が議員において質問あるいはその他いろいろの審議をされるために必要なる措置を講ずることについては、当然これはなされることと思いまするので、その際において政府の所信を明らかにして、この国会における要請にこたえるつもりでございます。
○藤田進君 その点は、正式にはいつごろ当院に対しては申し入れされるのか、まだ何も連絡がないので、今聞いたのですが、それには所定のやはり手続、文書でおやりになっているわけですけれども、どういう予定なんでしょうか。
○説明員(根本龍太郎君) 大体政府の所信表明等に関する問題は、来週の定例閣議できめて申し入れをいたしたい、こういうふうに予定しております。
○藤田進君 そうしますと、私どもの立場は臨時国会を要求した側でもありますし、その後冷害の深刻さという新しい事情も出てきたしするので、外交問題に対して過去のこと、日ソ交渉の経過と結果について議会に報告をなさると、これは条約等の批准の提案説明よりは別途に取扱って、過去の問題についてその処理並びに結果について報告があるということであろうと思うのですが、その総理大臣なり外務大臣、特に今回は総理が現地に行って折衝したのであるから、最初の所信表明というものは、日ソ交渉に関する限りは重複するようにも、あるいは自画自賛を二人で特にやろうというふうにも見える。しかし一方議員要求である主たる項目の財政関係について、これも処理されてきておらぬで、るる補正予算に関しては政府と社会党の間に交渉が持たれたけれども、依然として国民の困っている救済については力こぶが入っていない。いないとすればいないとして、この臨時国会の眼目はやはり日ソ交渉と冷災害その他の赤字に対する対策ということであり、これを是認して、臨時国会は政府の必要性と議員の必要性と、この二つだという御答弁である以上は、率直に大蔵大臣はここで所信を表明すべきであると、われわれは過半の議運理事会の席にこれを提案して、与党議員を通じて政府に連絡をし、政府はこれにこたえてもらうと、こういうことであったわけですが、所信表明をする総理なり、外務というその立場と、そうしてその理由と、大蔵大臣の場合はそれをしないということについては、それほど冷害、災害その他の赤字対策等について問題を小さく考えているのか、それとも所信表明がしにくい何か事情があるのか、その間の事情を両方について比較しての説明を聞きたい。
○説明員(根本龍太郎君) 外務大臣の外交演説は、決して単に日ソ交渉の過去の経緯、その結果を御説明するのではなくして、御承知のように、最近の国際情勢が著しく動いておりまするので、これに関する所信を明らかにすると、こういう立場において外交演説をいたしたいと思っております。なお、日ソ交渉関係の提案理由はそれと別個に、別建てでこれはなされるべきものと考えておる次第でございます。 なお、大蔵大臣の所信、あるいは財政演説という点でございまするが、従来も補正予算か、そういうものを伴うとき以外はやっておりません。なお、大蔵大臣に対する所信の質問は、総理の所信表明に関連して御質問の場合においては明確にお答えいたしたい、こういうことでございまして、決して軽重を考えて、災害対策が軽視されるということではございません。
○藤田進君 今の御答弁によると、まあいずれ、この天下のもうすでに周知のこととして、鳩山内閣がいずれこの臨時国会中か臨時国会直後かに、与党の内部なり、内閣の内部ですでに退陣をなさるということが伝えられているし、これはもう単なる風評、うわさではない。従って退陣する内閣が将来に対する所信も何もないじゃないかというようなことを、一萬田大蔵大臣はたてに所信表明をしない、こういうことをわが党の代表に所信表明をすべきであるということの折衝の中で言ったようでありますが、しかし外務大臣に関する限りは、当面の国際情勢と将来にわたってこの見解なり所信の表明がなされるということであれば、事外交の問題と、事財政、国家財政との問題の違いはあっても、性格は同様なものであって、かような未曾有の冷害なり災害があって、しかも公務員に対しては人事院の勧告というものがあり、そういった一連の中で今国民の重大な関心になっておる、しかも三十二年度の予算編成期にも来ている、こういうときに、特に野党からぜひ所信表明の要求があり、あわせては臨時国会要求の眼目もそれにあったとするならば、すなおにこれはこたえられるべきであって、その所信に対して質疑があるとすれば質疑をする、これは総理、外務の場合と同様に、こうまあ考えられるわけですが、この点は先ほどの御答弁では、どうも補正予算を組まないのだから、こういう御説明のようですが、補正予算を組まなければ組まない事情については、国民にこの際本会議を通じて明らかにすべきであると考えます。緊急質問でやってくれれば、これに答える形をとるということは、これは議論の余地なく、政府としては軽く考えておると言わざるを得ない。日ソ交渉なり、当面の国際情勢については、率先して政府から議会を通じて国民の前に所信を明らかにすると判断をしたけれども、一連のそういう財政についてはそうまで考えない、必要性を考えない、聞かれればお答えをしようということは、どう考えてみても、従来の議院の扱いの慣行から見ても、これは軽く扱っていると見ざるを得ない。ところが、そうだとおっしゃればまたそれとしても、決して軽重の差はないのだという御答弁ならば、どうしてもこれは了解できない答弁です。なお再検討して、近き将来の問題だから、いずれ閣議でこの問題も一緒に大蔵大臣もどうする、大蔵大臣にも聞けるという御返答が願えれば、これ以上追及する必要はないが、どうしてもやらないということになれば、そこらをもう少し納得いくような説明を願いたいし、非常にこれはわれわれ参議院としては困る。依然として、大蔵大臣の所信表明を聞き、これに質疑をしたいという態度を変えるわけに参らぬ。その点さらに一つ突っ込んだ事情を説明していただきたい。
○説明員(根本龍太郎君) 今日までのところ、閣僚のいろいろ懇談はいたしておりまするけれども、大蔵大臣の財政演説はいたさないという立場をとっているのでありますが、せっかく本日も御要請もありまするので、次の閣議にはその旨をお伝えをいたしまして、その結果、さらにやるということになるか、まだはっきりいたしませんけれども、一応こちらの御要請の点は私の方から閣議に計らってみたいと考えております。
○藤田進君 この点は一つ努力をしていただきたいところですから、重ねて強く要求いたしておきます。 そこで、この臨時国会の会期は、今与野党間においても折衝が続けられつつあるわけで、ただいまの衆議院の情報等によると、かなり歩み寄りができたやにも私は聞いているわけですが、いずれにしても、政府なり与党はきわめて短期な会期にしようというふうにうかがえるわけです。しかるに、なるほど件数は七件、加えて議決事項数件とこれに承認事項が若干ということではありますが、しかし内容が非常に重要であるし、広範に影響を持つ問題ですからして、かなり慎重審議のためには日子を必要とすると思われる。それにスト規制法という天下世論のまっこうから反対しているものまで強引に出してくるという態度はとうてい納得いきませんが、いずれにしても、これらの案件をただ出すということのようですが、すでに明後日を控えておるわけだしいたしますので、この提出時期についてまずお伺いをいたしたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) 予定しておる案件四件は、できるだけ早く出したいと思いまして、十二日に出すものもあると存じております。それから条約案件も、これもなるべく早く、国会が開会されるとともに、その数日中に出したいと思っております。臨時案件は、これは若干それから数日おくれるかもしれませんけれども、これも順を追うて提出いたしたいと考えております。
○藤田進君 十二日に提出なされるという法案のうち、どれとどれということはわかりませんか。もっとこまかい御説明を願いたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) 法律案件のうち、外交機関の設置に関するものは、これは十二日に出したいと思っております。それから外務省設置法の問題は、これは若干もう少し検討すべき一、二の問題がありますので、これは数日おくれるのではないかと考えております。それから大蔵省関係の二つの方ですが、十三日か十四日、あるいは都合によっては十二日に出し得るかとも思っております。それからいわゆるスト規制法の問題も、これもできるだけ早く、あるいは十二日になるかもしれないと思っております。
○藤田進君 まあ法案の内容について、これは僕は時間の都合もありますからして、深く触れないとしても、たとえば議決を求めておいでになる法案の延長ですね、スト規制法の……。これなどの場合に、従来仲裁裁定等は政府がいやしくもその意思を示すべきでない、あげて立法府の側に自由にきめ得るような立場で、いかがいたしましょうということで出すということですが、今度のスト規制法の場合に、どういう態度でお出しになろうとするのか、その点について伺いたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) 今度のいわゆるスト規制法なるものは普通の法律と若干違いまして、これは議決を求める法律案でございますが、これを提出する場合において、存続の議決を求める場合と、廃止の要請をして議決を求める場合と、それから今御指摘になりましたように、これをどうすべきかというふうに出す場合と三つあると思います。現在政府といたしましては、これはどうすべきかというように一切を国会にゆだねるということでなく、存続について議決を求める、こういう態度で臨む予定になっております。
○藤田進君 その存続といっても、時限法として従来三カ年間で今日を迎えたわけですが、その存続にもいろいろあると思うのですね。その点はどういう、永久にというのか、なお向う三カ年間というのか、政府の意見はどういう内容ですか。
○説明員(根本龍太郎君) これはさらに時限立法にするという意味のことは考えておりません。あの法律におきましては、三年経過後において、これを存続するかいなかの議決を求める、その法律上の義務を課しておるのでありまして、政府はこれを存続するということの議決を求める、こういう立場に立っておる次第でございます。
○藤田進君 そうしますと、政府の附則の解釈は、存続するかいなかを求めるというのであるから、存続をするということであれば期限を付す余地は法律上ない、そういうふうにかたく考えられて、仕方なく単に存続すべきであるという意見なのか、法解釈は存続の場合に無期も有期もあるだろうが、しかし政府としては、この際それを無期限に延長するというふうに考えたというのか、そこはどういう議論でありますか。
○説明員(根本龍太郎君) 期限を切って存続するというようなことには政府としては考えていないのであります。
○藤田進君 それは要するに法の解釈上できないとおっしゃるのか、どうですかですね。
○説明員(根本龍太郎君) 法の解釈上できないというような議論ではなくして、これは存続すべきものなりという解釈でおる次第でございます。
○藤田進君 議院運営のこと以外はできるだけ委員会では避けたいと思いますが、さて、そこでまだ明確にそれがいつ出るということは、ほんの二、三については十二日ということで、あとあまりまだ固まっていないようでありますから、これはまた後刻適当な時期にお伺いしてみたいと思います。われわれも会期をきめますのに、これらの出てくる日時が明確でありませんと、特に重要な案件に関しては会期半ばに出されて来て、そしてあとわずかになって両院ともに審議がきわめて不徹底だということは許されないと思いますから、この点は十分政府でも考慮に入れておいていただきたいと思う。 ところで、まずそれは法案なりその他の案件でしょうが、今伝えられているのは、こういうものに加えて、さらに重大な案件を両院は持たにゃならぬ結果になるのではないか、それはいわゆる政変というか、内閣総辞職というか、鳩山内閣の退陣ということが、この臨時国会中に行われて、引き続いて首班指名というならば、これは重大な議決事項だと思います。これはやはり会期なり院の運営としては重大な要素になるわけで、この点につきましては、一つこの際明確にお答えをいただいて、各委員会活動等がなされる場合に、その執行機関である政府がいつなくなるかわらないというきわめて不安定なままに審議を進めるということは適当ではないように思いますが、この点内閣とされてはどういうスケジュールをお持ちになっているのか、お伺いいたします。
○説明員(根本龍太郎君) 政府としては現在この臨時国会中に総辞職とか、そういうことは考えておりません。
○藤田進君 そういたしますと、通常国会との間ごろというようなことになるわけですか。
○説明員(根本龍太郎君) この点はまだ政府与党の意思決定がいたしておりません。
○藤田進君 従来臨時国会召集に関して議運をもちましたところ、九月下旬を目途に、いや、いつだということでだんだん延びて、とうとう十一月十二日になって、官房長官の言われたのがどの程度延びるかというようなことになってしまって、われわれとしてもお答えをせっかくいただきながら、相当な推定を入れてものを判断しなければならなくなってしまうのですが、これは臨時国会に全然もう辞職するということはあり得ないのですか、与党等のいろいろの動きを新聞等で見ますと、最近そうではないようなだんだん雲行きになりつつあるように思いますし、これは十二月の劈頭に何か退陣をする、何月何日日切りでやるというようなことで、これはソ連から帰られたときも録音か何かで聞いたことがあるのですが、これらの事情から見ると絶対的なものですか、臨時国会中にはやらない、絶対にそういうことはないと……。
○説明員(根本龍太郎君) 現在、臨時国会中に総辞職するということは閣議で何ら議題になっておりません。従って現在そういうことは政府としては考えておらないと申し上げる次第であります。
○藤田進君 閣議できめるきめないということよりも、問題は、今の憲法上の総理の地位という点からして、閣議などというものはそんなに大きなウエートを持たないと思うのです。問題は与党の態度、これに関連する当面の鳩山総理の胸中にある。箱根からきょうお帰りになったかどうか知りませんが、いずれにしてもそこで想を練っておられたに違いない、党の領袖、長老が続々として箱根に行かれておるし、あわただしい動きを示しておる、構想もいよいよなって、心気を一変して朗らかな態度だったような、きょうの新聞に出るくらいに問題は展開しているのです。実際これは臨時国会をもって、われわれは国会の審議と何ら関係のない問題であれば、ここまで何も聞く必要はないのですけれども、この重大な一国の政権のやはり移動ということでありますし、院のやはり議事の日程にどう組むかということは、これは重大な要素になってくる、ことに全体の法案その他に直接時の内閣の態度というものは影響を持つわけでありますから、ただいまのところは、なるほどきょうは十日ですか、十日の三時四十五分現在では少くとも考えていない。一分違えばどうなるかわからないというようにも聞えるのですね。そうでなしに、もっと自信のあるものなら、臨時国会でないなら絶対ない。与党が何と言おうとも鳩山総理以下はやめないのだということなら、不信任でも通らない限りはそれはその通りなるわけですから、もう少し参議院の議院運営委員会に答弁する態度で答弁してもらいたい。
○説明員(根本龍太郎君) いろいろ御指摘がございましたけれども、この臨時国会中において総辞職するという考えは、まだ私は総理からも聞いておりません。なおまた閣議においてもそういうことを議題にいたしておりませんので、そのまま率直に私は申し上げておる次第でございます。
○阿具根登君 長官に一言御質問いたしますが、わが党から臨時国会の要請をやって、その後二回ここで議運を開いたと思うのです。そのときに長官は、議席の指定あるいはその他問題がたくさんあるので、これをいろいろ準備研究するに時間がかかるから遅れるのだと、こういう御答弁が私はあっておったと思うのです。そうすると、その準備は何もできておらないと思う。先ほどのお話では大蔵大臣の所信表明もやらない、こういうことをお聞きすれば、その当時の長官の答弁はみんなうそであったのかと、こう思わざるを得ないのですが、その点はどうですか。
○説明員(根本龍太郎君) この前の本委員会において申し上げたことと、現在申し上げておることは私は矛盾していないと思っております。大蔵大臣が所信を表明すべきかいなかということで見解の相違はございましょうけれども、大蔵大臣の所信の表明の準備ができないからということで延びたのではございません。これは全体の問題、特に日ソ交渉その他の問題とからんで、さらにまた御要請のあった点につきましても、政府が予備金支出その他で処理し得るものは処理しておりまするので、従いまして、先ほどお答え申し上げたように補正予算を組まない、こういう観点において現在のところ大蔵大臣の所信表明はいたさない、こういうふうに大蔵大臣も考えておりますし、他の閣僚もさように了承しておる次第でございます。
○阿具根登君 そうすれば、わが党から憲法で定められた所定の手続をして要請した臨時国会の召集の件について、全然これは考えておられずに、日ソ交渉の結果をもって臨時国会を開いた、こういう結果になったと思うのです。そうしなければ、何がここまで引き延ばされたかという問題は何もないではございませんか。われわれが議席の指定その他について、この日ソ交渉の終る前に開けということを要請しておったはずです。それをその要請について、いろいろ準備かれこれあるからできないということであったと思うのです。ところが準備かれこれはない、何にもない、日ソ交渉が済んだから開かなければならぬというならば、政府の考えだけであって議院の考えは全然入っておらない、こういうことにしか考えられないのですが、そうとするならば、今、長官の言われたのが正しいとすれば、なぜ今まで開かれなかったか、その理由を明らかにしていただきたい。ただいまのお答えでは日ソ交渉かれこれとおっしゃったから、われわれはそういう問題は別個に、その前に開くべきであるということを強く要請したはずです。その他に何かあったか。なかったとするならば、憲法五十三条で要請したわれわれの臨時国会の要請というものは一顧だにされなかった。いわゆる国会の与えられたわれわれ決議機関に対する非常な政府の、何というか手抜かりというのか、この前言いました決議機関に対して非常に軽視されておる、こういうことになると思うのですが、その点どうですか。
○説明員(根本龍太郎君) 臨時国会の開催の準備のためには諸般の手配をいたしまして、ようやく今度できましたし、さらにまた、ちょうど日ソ交渉の調印もできたと、従って先ほど藤田さんの御質問に対してお答えいたしましたように、これは院の要請と、ざらに政府の臨時国会における法律案と、こういうものがそろいましたので、今回召集の手続をいたしたと、こういうことでございます。
○阿具根登君 もうちょっと質問しますが、どうしてもわからないところは、私たちが要請したのは、院の構成と人事院勧告による給与の問題、風水害の問題、健康保険法の赤字の問題と、こういう問題が私は議題として要請されたものと思っております。そういたしますと、その当時は、院の構成だけでも開けという緑風会ざんから強い要請もあった。それに対して、社会党からかくかくの要請もあっておるから、準備かれこれでおそくなると言われたけれども、それはただ言いわけにすぎず、今日に至って何もされておらない。また、それが原因になっておるとは思われない。そうすると、議会の要請と政府の考え方、両方の考え方で今度の臨時国会を十二日から開くんだと言われるけれども、そういうふうに感じられないと、こういうふうにならざるを得ない。それでは社会党が要請しましたその他の点につきましては、その当時もこれは開かなくてもできるんだということを表明されておったはずなんです。それが今そのままの姿になっておるとするならば、何も顧慮されておらない。ただ政府の考え方だけで、日ソ交渉が終ったから臨時国会を開いて承認をもらうんだ、こういうことにだけしかならないと思うのですが、その他にあるとするならば、スト規制法の問題を政治的に取り上げられておる。これ以外に考えられないんですが、その点はいかがですか。
○説明員(根本龍太郎君) 災害対策につきましては、すでに御承知のように予備金支出、その他行政措置でやり得るものは手配しております。なおまた、さらに人事院勧告に基く給与の問題、これの措置も十分検討いたしましたが、資料が十分に整わないために、今国会ではこれに関する法律案は出さない、そうしてごく一部でございましたが、御承知の寒冷地手当の問題は、これを措置しておる、こういうような状況で、一つ一つ具体的に検討の上準備を進めたつもりでございます。
○田畑金光君 新聞で見ますと、臨時国会を開かれると総理は所信表明の演説をなされると承わっておりますが、所信表明というのはどういうことですか、官房長官に承わります。
○説明員(根本龍太郎君) 総理の所信を明らかにするということでございます。
○田畑金光君 所信を明らかにするということは、まあ読んで字のごとくでありますが、今までいやしくも総理大臣が国会の冒頭において演説をなされるのに、所信表明というのはあまり聞いた覚えがないんですが、ことに今回は政局の転換等が伝えられるときです。一体これはどういうわけで施政方針演説とか、こういうことにならないのか、その違いを一つ聞かしてもらいたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) 所信表明という言葉を使いましたのは、吉田内閣においても一、二回あったと記憶しております。ただこれは臨時国会の場合は、おおむね所信表明という形をとっております。それから施政方針演説は、従来の慣例は、通常国会におきまして予算を提出し、それに関する万般の施政の方針を明らかにするという場合に使われておったものと解釈いたします。鳩山内閣におきましても、第一次、第二次にも、臨時国会のときには所信表明という言葉を使っておったと記憶しております。
○永岡光治君 今のに関連して。今のはあれじゃないですか、官房長官、総理がやめられるものだから、施政方針演説なんということをやらないで、それで所信の表明でしょうが。端的に表現したほうがいいでしょう。
○説明員(根本龍太郎君) 先ほど申した通り、所信表明という言葉は、吉田内閣のときも使っております。これは吉田さんが退陣するに当って言ったものではございません。臨時国会のときに使っております。
○田畑金光君 年度予算の提案等に伴って政府の万般の施策について演説するとき施政方針演説ということになるんだ、臨時国会の場合は通例所信の表現である、こういうようなことでありますが、しかし、いやしくも日本が日ソ共同宣言を中心として新しい平和態勢というか、外交方針が大きく前進するわけです。こういうようなときこそ、政府としては、当然国の向かうべき方向等について国民に明確な方針を打ち出すべきときだと思うのです。しかも日ソ共同宣言の問題だけじゃありません。東欧の問題、あるいは中近東の問題等を考えたとき、いやしくも政府の方針として、明確な日本のあるいは民族の行くべき方向を明かにすべき絶好な機会じゃないかと、こう思うのです。ことに、わが党は過去数カ月にわたって臨時国会の早期開会を要求して参っているわけです。このことはまた国民もこれを支持して参ったとわれわれは信じているのです。ことに今日の国際的な情勢あるいは今後の日本の外交問題等については、国民は挙げて政府の明確な方針を期待し、この国会を通じ明らかにすることを求めておると私たちは判断しているわけです。にもかかわらず、所信表明だなどというような、臨時国会を前にしているからそういうことになったのだということではなくして、これはわれわれとしては納得できぬが、もう少し客観的な情勢から見たとき、それは当然私は施政方針演説、そういうことになるべきだ、こう判断するわけです。でなければ、今、永岡君からも指摘されたように、すでに世間は、どうせ今の内閣はすぐつぶれるのだし、総辞職をするのだから、つぶれる内閣やあるいはすぐ退陣する総理が、おこがましくも施政方針演説等を国会でやることは、まことにこれこそ異例のことに属する、こういう判断で所信表明になったとわれわれは見ておるわけですが、もう少し一つ良心的な答弁を願いたい。
○説明員(根本龍太郎君) 先ほど言ったことで尽きております。
○田畑金光君 先ほど言った答弁に尽きているって、どの答弁で尽きているのか。
○説明員(根本龍太郎君) 私は先ほど申し上げたように、所信表明というのは、従来の例もあることでございますし、そこで総理の所信を表明することによって、ただいま御指摘になりました国際情勢に対する情勢判断も、大局においては申し上げられると思います。それから政治に対する所信も明かにいたしたいと思っております。なおまた、特に国際情勢の著しく動揺している今日については、外務大臣が外交演説をいたしまして、今御指摘の点も明かにする、こういうことを考えている次第でございます。
○永岡光治君 先ほど質問したけれども、明確になっておりませんが、今度の臨時国会の開会の要求というのは、わが党から要求されておった大きな理由の中の一つは、政府は補正についてどういう考えでおるのかということについて、私たちはぜひ補正予算を組んでもらいたい、こういう強い要望であります。ところが今の官房長官の答弁によりますと、たとえば一つ冷災害に例をとりますならば、融資と予備金等で措置し得ると、こう考えておるというようなお話があったわけでありますが、いずれにいたしましても、公務員給与改訂等の問題、あるいは健康保険の赤字補てん等の問題もありまするし、当然補正予算について、まあ財政関係ですが、今の鳩山内閣は誠意をもってこれについて所信を披瀝するということでありますならば、私は大蔵大臣は堂々とこの所信を披瀝すべきだと考えますが、その点は官房長官どう考えておるでしょう。これはきわめて簡単な問題だと考えておるのですよ。
○説明員(根本龍太郎君) 先ほどお答え申し上げたように、冷災害の問題につきましては、行政措置並びに予備金支出、これによっておおむね所期の目的を達成するのではないかと考えておる次第であります。そういう理由におきまして、今回は補正予算は組まないという意向でございます。そういう観点から、大蔵大臣が特に総合的な財政演説をいたさない、こういう意図でございまして、関係閣僚もこれを了としておるので、現在のところ大蔵大臣の財政演説ということはいたさないということでありますが、来週の定例閣議ではさらにこの問題を私の方から伝達しまして、大蔵大臣に善処方を私から申し上げてみたいと思います。
○永岡光治君 善処方ということでありますが、これは国民の代表である国会の要望することでありますから、閣僚が了解するしないにかかわらず、政府としては当然国民の要望にこたえて、この財政についてどういう所信をもって政府が処置したのか、あるいは処置しようとしているかということについて、当然披瀝してしかるべきだと思います。とりわけ先ほど田畑君の質問の中に関連して、今答弁ざれたわけですが、外交方針等も総理が説明せずに外務大臣が演説をするそうでありまして、それほど私は外交問題と同様、この財政問題が軽視されてしかるべきじゃないと思っております。従ってぜひこれは大蔵大臣が本会議におきまして、とってきました措置、今後とろうとしているところの財政方針、こういうものを当然私は披瀝してしかるべきだと思っておりますので、強くこの点を要望いたしておきます。その点についてもう一度一つ官房長官の御決意のほどを伺いたいと思います。
○説明員(根本龍太郎君) 先ほども数回申し上げましたように、来週の定例閣議においてこれを閣議に諮って、政府の態度を最終的に決定しなければならぬと思っております。
○藤田進君 所信表明については、いずれ文書等によって公式な当院の議長あてに連絡はあると思いますが、それまでに官房長官に何べんも来てもらわなければならぬと思いますが、もしおわかりであればいつごろ来てもらえるか、衆議院との関係もありましょうし、それが一つと、もう一つの点は、先ほど所信表明の内容について列挙せられたわけですが、その場合、総理の所信表明の中に国民が非常に重大視している政局の問題、特に鳩山内閣の退陣がどういうふうになされるのかという時期的な点、こういうものは総理大臣として所信の中に述べられる予定になっておるのですか。
○説明員(根本龍太郎君) 総理の所信の表明の原稿はまだ確定しておりません。これは御承知のように、通常所信表明あるいは施政方針をやるその日に最後的にきめるのでございます。内容については一応今検討中でございます。従いまして、政局の問題について触れるかどうか、これはまだ総理と相談しておりません。それからいつ所信表明をするかということでございますが、できるだけ早くさしていただきたいと思っておりますが、従来の慣例によりますれば、院の構成ができまして、開会式が行われてからのちやるというのが慣例になっております。従いまして、開会式前にやるということは衆参両院とも従来の慣例から困難だろうと思います。政府としましては、開会式が終ったらできるだけすみやかに、でき得ればその当日でも行うことができるようにさしていただきたいものと考えております。
○戸叶武君 総理大臣の所信の表明についての原稿はまだできていないと今言っておりますが、とにかく十二日から開こうとして政府が進めておる以上は、基本方針というものは大体私はでき上っておると思うのです。この際、政府の希望で日ソ交渉を中心として臨時国会を開こうとせられておるようでありますが、当面しておる時局は、日ソ交渉だけではないと思います。日本の政府がこの国際的な危局に直面をして、いかなる態度を持っておるかということを表明をする能力がない政府が時局を担当することはできないと思います。これは国民が非常に心配をしておる点で、特に外交、財政の両面にわたっての所信というものが、総理大臣を通じてでもなされなければならないと思います。たとえばあのスエズ運河の問題にいたしましても、日本の不明瞭な態度というものに対しては、エジプトだけじゃなく、アラビア諸国、アジア諸民族が非常に不満を表明しております。ハンガリアの問題にしても所信の表明が必要なので、日本が国連に参加する前に、国連に参加してもその責任を果し得る能力をこの際示しておかなければ、国連加盟ということも意味がなくなるのであって、総理大臣は外務大臣だけにまかせないで、明確に国際社会にどう対応するかという態度を表明する必要があるのです。特に外務大臣は、今までの外務官僚としての通例からでしょうが、詳細に国際情勢の報告だけをやって、いつでも経綸を述べておりません。こんなような外務大臣は世界にもまれであります。そういう事務官僚的なやり方でなくて、この時局に対応して、日本の政府はいかなる所信を持っていくかという態度を世界に表明すると同時に、国民に方向づけることが必要で、当然これは準備されておると思うのですが、それと関連して、外務大臣は出すが大蔵大臣は出さぬというわからぬことを言っておりますが、これは北海道の冷害だけの問題じゃないと思います。イギリスがスエズ問題を起したのでも、御承知のように貿易の行き詰まり、ポンドの危機、そういうものを背景として、あそこに無理なやり方で作り上げようとした日本の満州事変を思わせるようなものがあるので、当然これに対処するには、単なる外交的な技術上の問題じゃなくて、世界の変動に対処して、日本の政治、経済をどう持っていくかということを、時局に当面して当然大蔵大臣から表明されるべきであり、特にまた冷害問題は、非常に北海道をまま子扱いするように冷淡に取扱っておりますが、私どもの見る限りにおいて、今までの二十八年、二十九年の冷害程度のものじゃありません。あのときにはあの問題を中心として、この臨時国会は開かれていることは御承知の通りです。それにもかかわらず、融資と予備金の行政措置で問題は片づくというようなやり方は、北海道の人たちをして、非常に政府のやり方が、遠隔の地であるから冷淡だという印象を私は与えるのではないかと思うのです。この財政的な裏づけというものが非常に大切でありまして、これから冬に向って、私は北海道を中心として非常な深刻な私は危機が到来すると思うのです。二十八年、二十九年、それに続く今年の大冷害です。普通の冷害と違っているのです。積み重ねられたこの災害に対して、絶望的な状態で、この北海道の人たちはもがいているのです。そういう問題に対して、非常に政府の態度というものがよそよそしく、冷淡で、何か現実の政治的かけ引きを中心として焦慮されているようですが、そういう点から言って、この総理大臣の所信表明の内容にいかなるものを盛り上げるか、その骨格をやはり示してもらいたい。 それから、これは外務大臣の説明だけでよしとするのでなくして、日ソ交渉そのものすらも外務大臣を排除して、鳩山、河野君が登場しているような始末で、国際的に見れば、日ソ交渉以上に深刻な問題がエジプト、ハンガリアに起きているので、そういう問題に対して、一国の総理大臣たるものが明確な所信が表明できないようでは役に立たない、そういう点をはっきりしてもらいたい。 それと、この際大蔵大臣の所信の表明というものは、冷害問題だけじゃない。この国際危局に対応するのは外交的なかけ引きだけではないので、この外交的な危機の基盤をなすところの経済的な不安というような動揺に対して、日本の大蔵大臣がいかなる財政金融政策を持っているかという所信を示すことなしに、日本の財界やその他におけるところの影響というものを私は食いとめることはできないと思うのです。この点はっきり示してもらいたい。
○説明員(根本龍太郎君) 総理の所信表明の中にこれこれの問題を含むべきだという御意見は十分拝聴いたしました。従来施政方針並びに政府の所信を表明するに当って、議運その他においてあらかじめ御相談をしておるという例もございませんし、これはそういう内容については、所信表明がなされてからいろいろ御批判を承わることと思いますし、政府といたしましては、十分今お示しの点は考慮いたしまして、所信表明等も考えるべきであると存じている次第であります。
○戸叶武君 それで今の総理大臣がやる施政方針と、今度やろうとする所信表明の何か内容がはっきり区別されるように思われる点は、とにかくこの時局を担当するだけの確信を持って総理大臣が施政方針をやるのでなくて、とにかくすぐ総理大臣が退陣するのだから、とりあえず、自分が今までやったことだけの結末をつけるという狭い範囲内で所信表明に出られているというような傾向が非常に強いのですが、そういう根本さんの今までの説明を聞く限りにおいては、当面今まで鳩山内閣がやったその跡始末のための、退陣のためのしりぬぐいの臨時国会という印象しか強く受けないのですが、そうとってよろしゅうございますか。
○説明員(根本龍太郎君) 政府はさようには考えておりません。この臨時国会において、政府の現在までやったこと並びに今日当面の問題になっている諸事件について、政府の所信を明らかにするという態度になっている次第であります。
○藤田進君 まだ案件の重要なものについていつお出しになるか、その他についても明確でないものがありますから、本日のところは、これで官房長官に関する限りは終りまして、他の点に移っていただいて、適当なときにまたやったらいかがかと思いますが。
○委員長(石原幹市郎君) ちょっと藤田君に申し上げますが、衆議院の方の例の合同理事会の関係もありますので、適当な機会になるべく早くこの議運を終了したいと思います。
○藤田進君 ですから、明日は日曜日ですから、どうなるか理事会で相談する、それから十二日等についての議席の配置の問題については、特に会期の問題については、開会されて常任委員長を集め、議長が諸般の手続をとられるでしょうが、その間のその他の問題についてもはっきり相談するという意味で、本日はこの程度で、他のこともあるので官房長官の関係は……。
○委員長(石原幹市郎君) ちょっと休憩。 午後四時十七分休憩 〔休憩後開会に至らなかった〕