農林水産委員会 第60号
- 発言数
- 10 件
- 登壇者
- 4 名
- 会派数
- 2
- 開催日
- 1956/10/30
会議録
○村松委員長 これより会議を開きます。 農林漁業災害対策について調査を進めます。まず第十五号台風による農林漁業災害対策について、台風等による農林漁業災害に関する小委員長より報告を求めることにいたします。小委員長綱島正興君。
○綱島委員 農林水産委員会台風等による農林漁業災害に関する小委員会における台風第十五号等の農林漁業災害対策について、その審議の経過並びに結果につきまして御報告申し上げます。 去る九月二十五日から二十七日にかけて四国各県及び和歌山県、三重県等を襲った台風第十五号は、農林水産関係に大きな被害を与え、本委員会はさっそくこれが現地調査のために委員の派遣を決定いたしまして、十月十二日から二十日にわたる間、和歌山、愛媛、高知及び三重の四県について調査を行い、十月二十六日その報告を聴取いたしたのであります。 十月三十日に小委員会を開き、被害対策について種々検討いたしました結果、第十五号台風等の農林水産業の被害対策については、農林水産物及び施設の受けた被害の甚大であり、その対策の早急を要する実情にかんがみ、また被害の性格は本年度の冷害、第九号台風及び第十二号台風の被害事項にすべて含まれるものであるとの小委員各位の一致した意見が出ましたので、そのためこれらの被害対策はすでに十分審議が尽されておりますので、各項審議はこれを省略し、あらためて第十五号台風等の対策として具体的には各事項を示さないこととし、すべてこの対策は本年度の各災害についての対策の例に準じて、諸般の助成措置を講ずべきであるとの結論に達し、次のような小委員会の決定を見た次第であります。すなわち、 昭和三十一年旱害及び台風第十五号(十月二日豪雨を含む)による農林水産業被害対策に関する件 本年夏季において西南各地において発生した旱害及び九月二十五、二十六、二十七日に四国各県、和歌山県、三重県等を襲つた台風第十五号により、農地、農林業施設、水陸稲、蔬菜類、かきのり養殖施設、真珠筏等農林水産業の受けた被害は、本委員会の行つた調査の結果に徴するも、全く軽視できないものがある。 よつて、政府は、これらの災害に対しても、さきに本委員会が決定した本年度の冷害及び第九号、第十二号台風による農林水産業被害対策の例に準じ、諸般の助成措置を講ずべきである。 右決議する。 こういう結論を小委員会として得たのでございます。 右御報告申し上げます。
○村松委員長 ただいまの小委員長の御報告に対して、政府及び小委員に対する御質疑はございませんか。——御質疑はなしと認めます。 この際お諮りをいたします。ただいまの綱島小委員長の御報告の通り委員会におきまして、昭和三十一年旱害及び台風第十五号による農林水産業被害対策に関する件について決議を行いたいと存じます。その案文はお手元に配付いたしてある通りでありますので、この際朗読を省略して小委員会の結論を本委員会の決議といたしたいと存じますが、御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○村松委員長 御異議なしと認め、さように決定いたしました。 なお本決議の取扱いにつきましては委員長に御一任を願います。 —————————————
○村松委員長 次に麦類売り渡し価格について発言を求められておりますので、この際これを許します。山本幸一君。
○山本(幸)委員 過ぐる二十七日以来、麦類の売り渡し価格につきまして本委員会でいろいろ審議を重ねたのでありますが、その結果両党間でいろいろ協議をいたしまして、両党一致の意見によって次のような決議を行うことにいたしたのであります。この際その決議文を朗読いたしたいと思います。 麦類売渡し価格に関する件 最近の食糧事情に伴い、麦類の売渡し価格は、歩留り、対米比価との関係において適正を欠くものと認められ、そのため、実需者たる加工業者は、倒産相次ぐ実情にあり、その窮状は、誠に寒心にたえないところである。 仍つて政府は、速かに所定の手続を経て生産者価格に影響をあたえない方途を以つて、売渡し価格を適正に設定すべきである。 右決議する。 昭和三十一年十月三十日 衆議院農林水産委員会 このような決議をいたしましたので、よろしくお願いをいたします。
○村松委員長 ただいま山本委員御発言の両党共同提案の麦類売り渡し価格に関する件を本委員会の決議とするに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○村松委員長 御異議なしと認めてさように決定いたしました。なお本決議の取扱いにつきましては委員長に御一任を願いたいと存じます。 なおこの際政府において御発言があれば承わります。
○大石説明員 ただいまの御決議のうち台風第十五号による被害に対する御決議につきましては、十分に御趣旨を尊重いたしまして一生懸命努力いたします。 次にただいまの麦類の価格の問題でございますが、これもいろいろと手続はたくさんございますけれども、できるだけその手続を踏みまして、御趣旨を尊重してこれの実現方に努力いたす所存でございます。
○村松委員長 本日はこれにて散会いたします。 午後二時三分散会